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親のこと、私のことをノートに綴る 47歳からのエンディングデザイン

親のこと、私のことをノートに綴る    47歳からのエンディングデザイン (角川フォレスタ) 親のこと、私のことをノートに綴る    47歳からのエンディングデザイン (角川フォレスタ)
若尾 裕之

角川学芸出版  2013-03-23
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最近「就活」ならぬ「終活」が週刊誌を中心に取り上げられている。「終活」とは簡単に言うと、「死に方」「葬式」「墓」などのデザインを自分で行う活動のことを指す。「人生の終わり」というと、老境に差し掛かったときに準備をしたら良いのでは、という意見もあるが、いつ死ぬのかわからない。
そのことを印象付けられたのが「東日本大震災」である。明日大きな災害が起こるのかわからないし、そうでなくとも明日死ぬかわからない。
わからないからでこそ、今からでも人生の終わりについて真剣に考える必要がある。そこに本書がある。本書はその人生のエンディングデザインについて、人生の折り返し地点である、47歳からのエンディングについて取り上げているが、47歳に達していない人でも、その年齢を越えても役立つ一冊である。

第1部「そろそろ親のことを考えなきゃ」
第1章「新人類も避けて通れないこと」
人はいつか死ぬ。最初にも書いたように明日死んでもおかしくないと言っても過言ではない。だからでこそ「備え」としての終活は必要である。

第2章「お父さん、お母さんへの感謝の言葉」
当たり前のことだが、父と母の存在がなければ、自分自身は生まれていない。
「産んでくれてありがとう」という言葉だけでも感謝の言葉になる。これは死ぬ前でも、生きているときでも同様である。

第3章「まずは親のエンディングを考える」
親より先に亡くなることもあるのだが、大概は親が先に亡くなる。
その際に親のエンディングがどうであったか、どのような「終活」を行ってきたか知る必要がある。

第4章「お墓を建てるなら」
先祖代々続く墓があれば、本章のことを考える必要はないのだが、自分の代でお墓を建てるのであれば誰とはいるのか、デザインなど様々な観点から考える必要がある。

第5章「最期の瞬間まで美しく元気でいて欲しい」
最期の瞬間はどうありたいのか、ということを考えることはなかなかない。今あるときを一生懸命働いて、いざ退職すると、何もかも失うことになり、老け込み、惨めな最期を遂げてしまうこともある。本章ではその最期の瞬間まで元気であることの重要性とその実行法について取り上げている。

第2部「自分自身のエンディングデザイン」
第1章「自分のエンディングを考える」
この第2部では自分自身のエンディングの描き方について取り上げている。まずは自分自身の人生を振り返り、これまでの道をどう辿ったのかを振り返る。

第2章「自分のエンディングを考える意味」
その振り返りとともに「どのような死に方か」「何を残して死ぬのか」「もし人生最後の日だったら」という問いを考えることの意味について紹介している。

第3章「47歳からの意味」
本書のタイトルは「47歳」と設定してある。その意味を本書では紹介しているが、働き盛りの時から、後継者への後継ぎが始まる時の頃である。

第4章「あなたらしい生き方って何ですか?」
本章のタイトルのことを自分自身に問う。その上で何かやり残したことはないのか、そしてこれからやりたいことは何か、ということが見える。そしてそれを実行することによって多かれ少なかれ「変わる」きっかけになる。

第5章「相続をどうする?」
自分自身がこの世を去ったとき、必ず来るのが「相続」である。これは親の時でも同じであるのだが、その「相続」をめぐって争う、俗に言う「骨肉の争い」の状態に陥り、裁判になることさえある。
その相続についてどうするべきかを、相続税も含めて取り上げている。

第6章「子どもと配偶者に伝えたいこと」
自分が描いたエンディングを実行するのは子供や配偶者にある。それを見せるだけではなく、自分自身の死に方を見せるとともに、子供や配偶者にも一緒に考えるきっかけになる。

人はいつか死ぬ。それは避けようのない事実である。死と隣り合わせの状態で生きている中で、自分の人生はどうありたいのか、そして自分はどう死にたいのか、そして自分の死語どうありたいのか考える必要がある。
本書は死ぬ準備の側面もあれば、自分自身の「死」を考えつつ、生きることを見出す格好の一冊である。

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