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虫と文明~螢のドレス・王様のハチミツ酒・カイガラムシのレコード

虫と文明: 螢のドレス・王様のハチミツ酒・カイガラムシのレコード 虫と文明: 螢のドレス・王様のハチミツ酒・カイガラムシのレコード
ギルバート・ワルドバウアー 屋代 通子

築地書館  2012-08-29
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冬の寒さが徐々に和らぎ、ソメイヨシノも満開になり、本格的な春の季節となった。これから冬眠した虫や動物も目覚め、活動を始めることだろう。ちなみに私は虫が大の苦手であるため、辟易してしまう。
とはいえ、虫が活動するシーズンはありとあらゆるところで人の好奇心や感情をそそる。それは少年時代に昆虫採集をしていたかのように。
その虫たちは文明とともに生き延びていった。むしろ人間と虫との共生があったからでこそ、虫は絶滅することなく続くことができ、人間も文明が栄えた。ビジネスでいう「Win-Win」の関係がそこにあったと言える訳である。
本書はそのメカニズムについてそれぞれの虫を紹介しながら解き明かしている。

第1章「人に好かれる昆虫たち」
最初にも書いたのだが、最近ではなくなっているものの、昆虫採集を趣味にしている方もおり、大人になってもそれを続けている人も少なくない。著名な人でいえば解剖学者の養老孟司氏であろう。
昆虫がいかにして人に好かれたのか。本章ではその理由を日本で親しまれている虫として「トンボ」や「蛍」「テントウムシ」を取り上げている。春の虫、というよりも、むしろ夏・秋の生き物である。

第2章「蚕と絹の世界」
高級生地として愛されている「シルク」。その歴史は中国大陸からヨーロッパまでの道のりで知られる「シルクロード」にもあるように歴史は長い。
その「シルク」は蚕という虫の繭(まゆ)が原料となる。その蚕は「シルクロード」にもあるように、おおよそ1500年以上にわたって、人間によって飼い慣らされてきた。中には野生の蚕も存在するのだが、ごく僅かと言える。

第3章「カイガラムシと赤い染料」
私の実家の近くに染工場がある。「染工場」は文字通り、布を様々な色に染める為の工場であり、半纏や暖簾、幟(のぼり)などがつくられる。そこで染められる原料は様々なものがあるのだが、「赤」となると「カイガラムシ」と呼ばれる虫が使われるという。
近世ヨーロッパ時代からスペインを中心に「美しい染料の元」として愛されてきた。

第4章「きらびやかな昆虫の宝石」
昆虫採集をする人にとっては採取した昆虫はまるで「宝石」のように見えるのだという。
また、そうでない人にとってもタイトルにもあるように「生きた宝石」のように見える昆虫存在する。たとえば映画「ハムナプトラ」シリーズで登場した「スカラベ」という虫がある。

第5章「ミツバチの作るろうそく」
ちょうど春の彼岸のシーズンとなり、墓参りのシーズンとも言える。お墓の前に花を添え、お線香を焚き、手を合わせる、というような光景も珍しくない。そうでないシーズンでも仏壇のある家では、毎日お線香を焚くだけではなく、ろうそくも灯すこともある。ほかにもろうそくは災害により停電が起こった場合の明かりとして使われることもある。
そのろうそくは現在、ハゼノキやウルシなどの植物からつくられるものもあるが、そのほかにもミツバチを使ってつくられたのだという。決してハチミツやローヤルゼリーをつくるだけがミツバチではない、ということを本章では教えてくれる。

第6章「蜂の生み出す紙、虫こぶのインク」
紙の歴史は紀元前に中国大陸における前漢時代のハ(さんずいに覇)橋麻紙が挙げられる。その中でも紀元前にはパピルスという葦の茎で紙を作り、使われていたという。ちなみに紙を英語でpaperと呼ぶのだが、その語源の説として「パピルス」からとられているという。但し、パピルスは正確には「紙」とは呼べないという。
パピルスのほかにも日本では危険な虫の一つとして有名なスズメバチも挙げられている。

第7章「時にはごちそうとなる昆虫たち」
日本では珍味としてザザムシやイナゴなどが食された。本章ではほかにも「フライドイモムシ」や「シロアリ」といったものも紹介されている。

第8章「ハチミツ物語」
第5章で紹介されたミツバチの話が再び登場する。程良い甘さがあり、世界中で愛されている。
ハチミツの歴史は非常に長く、古代エジプトの「第三王朝」のあたり、つまり5000年以上も前から使われていたのだという。古代哲学の「イリアド」や「オデュッセイア」にもミツバチやハチミツについて記載しているほどである。

第9章「昆虫医療」
今では考えられないことだが、かつては昆虫を使った医療方法も存在したという。たとえば、

・傷口の縫合にアリを使う
・敗血症を防ぐためにウジムシを使う
・肌荒れの手入れにハチミツを使う

といったものがある。ほかにもあるのだが、中にはみるだけでも想像できない療法も存在する。

第10章「コオロギのコーラス ノミのサーカス」
本章のタイトルのうち、前者はよくわかる。秋頃にコオロギがコーラスの如く、至る所で鳴いており、「秋」であることを気づかせてくれる。後者のノミはピョンピョンと跳ねるさまから「サーカス」とたとえられるのか、と思ったら、1950年代のニューヨークにて本当にサーカスで使ったことがあるのだという。

虫の世界は人間の想像している以上に奥が深い。「虫」というだけでも種類は数多い。その意味で「広く」、その生態を探っていっても、未だ解明されていないものもある。本書はその虫の世界の奥深さを見せてくれ、自らの虫に対する興味をそそらせてくれる。

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