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夫婦口論―二人で「老い」を生きる知恵

夫婦口論―二人で「老い」を生きる知恵 (扶桑社新書 100) 夫婦口論―二人で「老い」を生きる知恵 (扶桑社新書 100)
三浦 朱門 曾野 綾子

扶桑社  2011-09-01
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「口論」というと「口げんか」を連想してしまう。そうなってしまうと文壇の頂点に立つ夫婦が本で「夫婦ゲンカ」をしているのでは、と思ってしまう。
しかし、その夫婦げんかも他の夫婦とは違った味わいがある。まさに作家夫婦と言える様な口論なのかもしれない。
著書をあわせると100冊を軽く越え、総文字数でも1億字を越えるほどの文壇、もとい日本の文芸界を代表する夫婦が生き方、日本人、文化、宗教に至るまで幅広く語っている。夫婦であり、ともに作家であるせいか丁々発止のやりとりのなかに深みがあり、日本人として忘れているものを思い出させてくれる。さて、その口論の中身を見てみよう。

1.流されない生き方
このごろ「KY」という言葉が盛んに言われている。日本人として「和」を重んじる民族であるが、その方向がだんだん強制されるような風潮にある。
その風潮を抗し、流されない生き方とは何なのかを示している。

2.子供に何を教えるか
「集団教育」や「押しつけ教育」について批判をする論者がいる。しかしその「強制」や「押しつけ」があってこそ、自分自身の知らない「教養」を知ることができ、それに興味を知ることができれば、やがて深みとなる。

3.成熟した大人になるために
読書は人としての広がりと深みを増すことができる。読書で得た教養は薪となり、思考の火でもえさかる炎となり、様々な興味が燃えるように広がっていく。

4.自立した人生のすすめ
今、国民は政治に求めるものとして「社会保障」や「福祉」である。その一方で、増税となると、こぞって反対する。著者の一人である曾野氏は「くれない族」と定義しているが、本来であれば国に頼らずとも、自分の生計は自分で立てることが大切である。

5.よき日本人であれ
「愛国心」とは何か、「愛郷心」とは何か、日本人にとって、ヨーロッパ人にとっての「それら」のとらえ方は大きく異なる。日本人は愛国心や国民意識が希薄であると言われているが、「グローバル社会」と呼ばれるなかで日本人としての立ち位置とはどこにあるのかを解き明かしている。

6.国際社会で生き抜くために必要なこと
日本ほど物が豊かな国は少ない。むしろ明日の食事も保証されないような国が多い。「足るを知る」ことの幸せ、「生き延びる」ことの意識、国際貢献に関する意識について、夫婦で伝授している。

7.人生に必要なこと
人生には、万人に言えるような「答え」は用意していない。自分で探し、考え、築き上げてゆく。それを数十年という長い人生をかけて見つけていく。
しかし勇気や潔さを失い、負い目をかんじなくなった日本人は「個人主義」というよりも「利己的」な人、モンスター・ペアレントやペイシェントといった「自己中心」の人が出てきた。その状態から本来の「日本人」をいかにして生み出すかを示している。

8.宗教と人生
ご夫婦はそろってキリスト(カトリック)教徒である。夫婦のよき友人である遠藤周作氏もキリスト教であり、先日なくなられた安岡章太郎氏も遠藤周作氏の影響を受けキリスト教徒になったのは有名な話である。よく日本人は「無宗教」と言われるのだが、自分自身の生活の中に「仏教」や「神道」、あるいは「キリスト教」が根付いており、宗教意識が無くとも、宗教がある。

9.夫婦の生き方・哲学
著者ご夫婦は、すでに金婚を迎え、あと数年すると「ダイヤモンド婚」となるほど結婚歴の長さからわかること、見えてくる物が存在するという。未婚化・非婚化と叫ばれる社会の中で大いなる一石を投じたところと言える。

10.エピローグ―後生へのメッセージ
エピローグとして戦争のこと、国家のこと、人生のこと、そして幸福についてのメッセージを夫婦それぞれの観点から提言している。

冒頭で「丁々発止」と書いたのだが、まさにそのとおりと言える。お互い作家なのか、それとも結婚50年を越えてそれぞれの性格を知り尽くしているからでこそなのか、所々で原に落ちるようなところもあれば、思わず吹き出してしまうようなところもあった。これが文章の力なのか、それとも夫婦の力なのか、あるいはその両方が相乗効果として現れているのか定かではない。とはいえ自分の人生のなかで核心たるメッセージを残した一冊と言っても過言ではない。

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