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人を動かす[超]書き方トレーニング 劇的な成果が手に入る驚異の作文術

人を動かす[超]書き方トレーニング 劇的な成果が手に入る驚異の作文術 人を動かす[超]書き方トレーニング 劇的な成果が手に入る驚異の作文術
苫米地 英人

ソフトバンククリエイティブ  2011-11-16
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文章はなかなか難しい。この書評をしている時でさえもそう思ってしまう。文章と一言でいってもビジネス文書もあれば、小説といったものまで存在しており、書き方はそれぞれ異なる。本書はあくまで「ビジネス文書」や「論文」といった文章の上達方法を中心としているが、小説や新聞の文章、そして「国語教育」のあり方について伝授している。

第一章「あなたの文章に「再現性」はあるか?」
「再現性」というのは簡単にいうと、自分で「見る」「聞く」「考える」ことで得た情報を文章や映像によって表すことを指す。その「再現性」を強く出せるかどうか、これはビジネス文書や小論文のみならず、文芸作品も「情景」という観点から共通して言える。

第二章「あなたの世界観や知識を上手に伝えるには?」
どのような文章であれ「伝える」ことが大切である。その「伝える」ために「分かりやすく書く」ための方法として「抽象」「具体」と相対するものを使って「読み手」に興味を持たせつつ、全体像を映し出せるようなものに仕上げることが大切である。

第三章「論理的な文章の書き方」
「論理的」な文章を書く方法であるが、よく使われる「三段論法」は使われていない。むしろそれを批判しつつ、あまり聞き慣れない「トゥルーミンロジック」と「BQR論理」という方法にて紹介している。

第四章「小論文・エントリーシート・自己PRの書き方」
第三章までの理論をもとに小論文、エントリーシート、履歴書の自己PRといったものの書き方を紹介している。就職活動や転職活動のシーズンがこれから始まる人にとってはうってつけであり、自分自身や自分の考えることをアピールするための方法として全焼までの方法がもっとも通用しやすく、かつ実践しやすいとも言える。

第五章「小説の書き方」
小説はビジネス文書や小論文のように論理的な文章が通用するほど一筋縄では行かない。私自身も短編小説おいくつか書くことがあるのだが、毎回のように苦戦している現状がある。それ自体個人的な楽しみであるため、誰が困るわけでもないのだが。
本章はその「小説」を書く前の心構えや著者自身の体験からの「書く方法」について伝授している。

第六章「新聞の文章は参考になるか?」
大学生から社会人になってから間もない頃までは新聞を購読していたのだが、最近は解約し、読むときも不定期となった。理由は簡単で新聞そのものの情報が思想ばかりで、情報を伝えるという信用ができなくなったからである。
(もっと言うと書評が掲載している毎週日曜に購読しているくらいである)
とはいえ新聞は情報のみならず、文体として学べることもたくさんある。そういう意味では文章、ひいては新聞は侮れないと言える。

第七章「日本の国語教育を考える」
これまでの日本の国語教育では論理や文章表現よりも「読解」といったことに重きを置かれており「書く」ことの重要性が蔑ろにされ、さらに「語句」に対する教育も軽視されているについて著者は憂いている。

第八章「書くために「感性」を磨け」
文章を書くことと「感性を磨く」ことは共通しないように思える。しかしその文章でも「人を動かす」ためにはその「感性」は必要であるのだという。その「感性」を磨く為にはどうすれば良いのか、本章ではあまりふれられていないのだが自分の感動する文章を見つける。もしくは演劇や芝居を見るなど様々な「体験」をする事によって磨かれる。

文章は生き物である。論点ばかり追いかけて、情報だけ乗せるのも文章であるが、文章はそれだけでは成り立たないのもまた一つの解である。文章は生き物であり、一文だけで人の心を奮い立たせることも、逆に鎮めることも可能である。その文章をいかにコントロールするか、本書で学び、実践し、自らの血肉にする事が必要であるのではないのだろうか。

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