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サボる時間術

サボる時間術 (日経プレミアシリーズ) サボる時間術 (日経プレミアシリーズ)
理央 周

日本経済新聞出版社  2011-09-09
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本書は時間術であるが、「サボる」というところでユニークさがある。しかし「サボる」という言葉を快く思わない人も多い。不謹慎とさえ思ってしまう人もいるのだろう。
しかし、サボる時間こそ「バッファ(余白)」と呼ばれ、かつ心身ともに余裕を持つことができる。そう考えると「サボる」こともやぶさかではない。
ではどのようにしたら「サボる」ことができるのか、そしてそもそも「サボる」ことの理由と概念は何なのかを本書にて紹介している。

第1章「まじめな人ほど「時間がない」と言う」
著者は起業するまでの25年間は会社員、さらにそのほとんどは海外に本社を置く、いわゆる「外資系」と呼ばれる会社に勤務した。
外資系会社の企業風土は給与は成果を上げた分だけ補償されるが、成果を上げなければ容易に解雇される。手を返せば、ある程度成果を上げれば定時で帰ることができる。
しかし日本はいくら「成果」を上げようとしても帰属意識が強く、社内の事情をよく知っている。残業や休出もよくやる、という形が多い。
一長一短であるがそういった後者になればなるほど「時間がない」「忙しい」と言う人が多いのだという。

第2章「どうすればサボれるのか」
そういったときに「サボる」という概念は最初にも言ったように、時間の「バッファ」を持つことで、緊急ではないが「重要」なことに没頭することができる。

第3章「その時間は「お値打ち」ですか?」
「時は金なり」という諺がある。
その「時」の価値は人それぞれであるが、その価値を上げるためにはその価値を上げる必要がある。そのため仕事に仕分けをする、大切な仕事を重点的に行うなどを紹介している。

第4章「午後4時45分、机の上はカバンだけ」
会社によって終業時間はまちまちであるが、本章では周魚時間を午後5時に見立てている。終業後5時になったら、残業が無ければ会社を出る時間となるが、会社の外に出た時、みなさんはなにをするのか。
とるに足らないような質問かもしれないが、これこそもっとも「重要」な質問である。というのはビジネスチャンスやアイデア、さらに成果のヒントになるものは意外なところや会話から出てくるのである。

第5章「なぜサボるのか」
サボる時間を作るのはよいが、「なぜ作るのか」という目的を持つことももっと大事である。仮に時間を作れたとしても、その用途が曖昧では、ただボーっと過ごしてしまい、その時間の価値はほぼ皆無と言っても良い。

「サボる」と言うのをネガティブにとらえてはいけない。むしろ「忙しすぎる」といわれている「日本人」が忘れていた大切なもの、そしてビジネスで重要なことを伝える一冊と言える。「忙しすぎる」からでこそ忘れていたもの、そして見落としていたものを気づかせてくれる、そのきっかけとなる一冊と言える。

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