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子どもの声を社会へ――子どもオンブズの挑戦

子どもの声を社会へ――子どもオンブズの挑戦 (岩波新書) 子どもの声を社会へ――子どもオンブズの挑戦 (岩波新書)
桜井 智恵子

岩波書店  2012-02-22
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「子どもに人権はいらない」
2008年1月27日放送分のに「たかじんのそこまで言って委員会」にて政治評論家の三宅久之氏の発言である。その言葉に関して賛否はどうかというのはここで控えておくが、子どもに人権は必要なのか、というのはこのときから考え始めた。
本書の話に移り、その子どもの人権を守る、そして子どもの声を社会に反映させる「オンブズマン」の役割を担うのが兵庫県川西市に存在する。名付けて「子どもの人権オンブズパーソン」と言われる制度であるが、子どもの声を関係者を通じて問題を解決・提言をする機関である。本書はその制度のあらましと役割を紹介するとともに、子どもと社会の重要性を解き明かしている。

第1章「子どもの人権オンブズパーソンという制度」
この「子どもの人権オンブズパーソン」制度はいつ、どうして始まったのだろうか。
始まったのは1995年の時であるがその前に日本が国連の「子どもの権利条約」を批准したときがきっかけである。兵庫県川西市ではいち早く実行を起こしてきたのだが、他の市町村や国は批准していながらも制度確立に消極的であり、かついじめや虐待が社会問題化するほどにまでなり、2010年に国連の「子どもの権利委員会」から「勧告」を受けるようになった。
そのオンブズパーソンでは、「権利条約」を実行しながらも、子どもと大人との戦い、と言うよりも「対話」を使って衝突を解決する役割を担っている。

第2章「関係に働きかける」
大人と子ども、教師と生徒、あるいは子ども同士など様々な「関係」があり、その中にある「対立」や「いざこざ」なども起こる。その対立やいざこざをいかに回避・解決をはかる為の「働きかけ」を行うのかを事例とともに紹介している。

第3章「社会に働きかける」
生活保護や年金など様々なことを「社会」や「国」のせいにすることもあるのだが、すべてを「国」のせいにするような人も中にはいる。自分自身や内輪に働きかければ解決するようなものまで「国」にやらせようとしている。あたかも「モンスター・ペアレント」の如く。
それはさておき、悩みを聞きながら、様々な関係を「働きかけ」を行うなかで、社会に働きかける必要なものも出てくる。ここで言う「社会に対する働きかけ」は国の制度改正を求めるばかりではなく、世界中の「オンブズマン」が集まり、問題を共有、解決をはかっていくことについても紹介されており、国独特の問題にさせず、世界的に子どもの声を聞き、働きかける活動を紹介している。

第4章「問題のつくられ方」
子どもの中でどのような「問題」が作られていくのだろうか。それは第2章の中で述べてきた「人間関係」によるものだろうか、あるいは今の教育制度によるものだろうか、あるいは自分自身の「心の闇」に関係しているのか、それは人それぞれにある。
本書を読んで思う節がある。それは今「生きづらい」社会であるが、悩みを打ち明けることのできる機関は多い。しかし他人に自分の悩みを打ち明けられるほどの信頼や安心感が私たちの中に現れず、結局悩みは自分の胸の中にしまってしまい、それが自殺や鬱などの心の病に陥っているのではないかと言うことである。
それは子どもだけなのか、というとそうではなく今現役バリバリと働いている大人にも共通することにある。

子どもは親の背中をみて育つ。しかしその親も忙しさなどから子どもを見向きしない人もいるから困りものである。そのような状況の中で子どもたちに「安心」を与える為の役割、「心の世紀」と呼ばれる中、本書で紹介された制度はより重要さを増すだろう。

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