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私に萌える女たち

私に萌える女たち 私に萌える女たち
米澤 泉

講談社  2010-09-30
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「私萌え」と呼ばれる人たちがいるのだという。ファッションやコスメのみならず、キャリアなどの中身や生きる道など「私らしく」生きるスタイルのことを指している。
本書はそのような女性の生き方はファッションやコスメなどのスタイルの変遷について追っている。

第1章「「何を着るか」と「どう生きるか」」
女性向けのファッション誌は10代~20代を対象にした若年層向けから30代、もしくは専業主婦やキャリアを対象にしたものもある。
女性向けのファッション誌が誕生したのは、1936年に宇野千代が編集長として刊行した「スタイル」が始まりとされているが、「anan」や「non-no」などの著名なファッション誌は1970年代から出てきており、その頃から女性のファッション志向が顕在化し始めたと言われても過言ではない。
本書はそのファッション誌の歴史とともに、ファッションがどの傾向にあるのかについて追っている。

第2章「上昇婚より自分婚」
女性に限らず、「結婚観」は人それぞれであり、かつ時代とともに変化している。
「上昇婚」とはいったい何なのか、簡単に言うと、「結婚」はゴールではなく、「結婚」をスタートとしてとらえる生き方を指す。主に「JJ」がそれを担っているが、そこから「GRAMOROUS」などが提唱する「自分らしい結婚」をする「自分婚」のスタイルへとシフトしている。

第3章「二五年後の雇用機会均等法」
俗に言う「男女雇用機会均等法」、正式名称は「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律」であるが、1985年に男女差別をなくすために元々「勤労婦人福祉法」を改正し、今の法律となった。
それをきっかけに女性の社会進出も広がりつつあり、古くからあった夫は戦場(仕事)へ、女は家事へ、という概念が崩れ、夫婦共働きの世帯も増えていった。
本章ではファッション誌のモデルで活躍した黒田知永子の半生とともに描いている。

第4章「キャリアと子道具」
出生率の減少が止まらないと言われているが、最近になってそれが歯止めの様相を見せている。女性誌でも「出産」に関してポジティブにとらえさせるような「FRAU」「BAZAAR」などで取り上げられており、キャリアとともに出産の良さと「ふさわしさ」と言うのを描かれていることを本章にて紹介している。

第5章「一生、「姫」で生きていく」
最近では40代・50代でも美しく生きる、という記事や本が取り上げられている。女性だからでこそ、と言うわけではないのだが「美しく」という考えを持つ方々に年齢なんか関係ない。本章のタイトルの如く「姫」として美しく生きる姿を描いている。

「美しくいたい」

これは多くの女性が抱いている生き方であろう。しかし「美しく生きる」スタイルは時代とともに変わっている。本書はその変遷も見ているのかもしれない。

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