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魂のゆくえ アースマラソン766Days

魂のゆくえ アースマラソン766Days (ワニプラス) 魂のゆくえ アースマラソン766Days (ワニプラス)
間 寛平

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吉本興業の芸人として有名である間寛平氏が2008年12月から2011年1月にかけて地球一周をマラソンとヨットでまわる、「アースマラソン」を立ち上げた。本人曰く「目立ちたいから」という理由であるが、フルマラソンどころか245.3Kmもの距離を走るスパルタスロンを3度完走するほどの実力を持っていることから、「アースマラソン」を考案し、実行したのかもしれない。
本書は766日続いたアースマラソンの記録を著者の観点から綴っている。

第1章「夢の始まり【大阪~鴨川 太平洋横断】」
アースマラソンのはじまりは2008年12月17日に大阪のNGK(なんばグランド花月)からスタートした。そのときには同じ吉本の先輩や後輩をはじめ、ファンも集まり、後輩である明石家さんまの号砲でスタートとなった。そこから千葉の鴨川まで1週間かけて走り、ヨットで日本を出た。
出航したのは2009年の元日。わたしもその顛末はTVのワイドショーで観たことがある。
そして間寛平による「本当」のアースマラソンが始まった。そして2ヶ月の航行を経てアメリカ・ロサンゼルスに降り立った。

第2章「遙かなるニューヨーク【ロサンゼルス~ニューヨーク】」
ロサンゼルスからニューヨークまでのことを綴っている、いわゆるアメリカの西端と東端を横断するマラソンであるが、横断するまでの約4ヶ月もかかったが、その中でオリンピック招致大使もあった。その中での最たる出来事は親友である忌野清志郎の訃報であった。間氏は自らのブログで哀悼の意を示し、そして涙を流しながら走り続けた。

第3章「ヨーロッパの光と影【大西洋横断 ユーラシア大陸横断へ】」
ニューヨークを出航し、大西洋を渡り、ヨーロッパ大陸へと渡った。ヨーロッパの中で足の激痛もあれば、2016年オリンピック開催地決定、そして紛争地へとユーラシア大陸の西側を渡っていった。

第4章「見果てぬ夢が叶うまで【トルコ~トルクメニスタン サンフランシスコ】」
ヨーロッパから中東諸国に渡り、シルクロードに渡るまでのことを綴っている。アースマラソンの中で最も危険と呼ばれる地域でアースマラソン2年目を迎えた。危険地域の恐怖の他にもさらにここでは別の恐怖があった。2010年始めに「前立腺ガン」が発覚したのである。

第5章「激走! シルクロード【トルクメニスタン~中国・青島】」
中東大陸から中国に向けて動き出す。ユーラシア大陸横断もいよいよ後半に入っていった。イランを脱出した後の灼熱地獄、そして少し前に書いた「キルギス動乱」の中心地での事件などが綴られている。ようやく中国に辿り着き、ユーラシア大陸横断を達成した。

エピローグ「東に向かって、西から戻る【中国・青島~大阪】」
2009年元旦に鴨川から太平洋を渡り、その2年後の1月4日に日本海から日本に戻った。2年ぶりの帰国となり、1月21日、766日続いたアースマラソンも完走を果たした。

間寛平氏が766日にも及ぶアースマラソンは何だったのだろうか、アースマラソンにまつわる本はいくつかあるものの、実際に走った人が感じたこと、思いなどがありのままに綴られている。マラソン、戦争、病気、それぞれの国など感じたことは数え切れないものであったのかもしれない。そして観ている私たちはこのアースマラソンで何を感じ取ったのか、それは私たちにしか知らないものなのかもしれない。

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