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2011年3月

先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!

先生、カエルが脱皮してその皮を食べています! 先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!
小林朋道

築地書館  2010-04-17
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本書のタイトルを見て少し驚いた。というのは蛇やトカゲが脱皮するのはわかるが、カエルも脱皮すること、そしてその皮を食べることに、である。生体の神秘はつくづくおく深く、かつ面白味を感じてしまう。
本書はカエルばかりではなく、ヤギ、カニ、カラス、イタチなど様々な動物の行動、そして人間の奇怪(?) な行動に至るまで面白おかしく考察を行っている。

「ヒキガエルも脱皮する、そして皮を食べるのだ」
本書のタイトルを見て、必ず思うことがある。

「なぜカエルは脱皮して、その皮を食べるのか」

本章ではその「なぜ」について実際にヒキガエルが多く棲む所に赴き、生態を観察、さらに実験をしながら「なぜ」について解き明かしている。

「ヤギの脱走と講義の両立をさせる方法」
奇妙なタイトルかもしれないが、著者が実際に体験した「事件(?)」である。講義の為の準備が終わった直後にヤギが逃げ出したと言うところから事件は始まる。しかし著者の機転は凄く、脱走した理由、そして生態を実地で講義するという形に切り替えたのである。
著者だからでこそ、といえるような機転と「事件」を講義に結びつけたところに驚き、かつ賞賛をしてしまう。

「海辺のスナガニにちょっと魅せられて」
著者は現在、鳥取環境大学にて教鞭を執っている。鳥取きてまず思いつくのが一つ。そう、「鳥取砂丘」である。本章ではその鳥取砂丘を舞台にして「スナガニ」の生態を追っている。スナガニは初めて聞くし、見たこともない。しかし写真を見ると目がかなりかわいい。そう思えるのは私だけだろうか。

「カラスよ、それは濡れ衣というものだ!」
カラスと言えば日本どこにいてもいる。しかも朝から晩まで鳴き声がなり止まず、かつゴミあさりまでするのでいやな存在といえるのだが、本章ではそんなカラスの子どもを助けた時のエピソードを綴っている。
本章のエピソードを見てふと思いついたのだが、秋頃になると「カラス注意」という張り紙をよく見る。これはカラスの卵が孵化し、カラスの赤ちゃんが産まれる。そのとき親カラスは赤ちゃんを守るために必要以上に警戒をするという。時には人間にも襲う危険性があるため「カラス注意」の張り紙が貼られる。その原因と本章のエピソード、メカニズムが少し似ているかもしれない。

「春の田んぼでホオジロがイタチを追いかける!」
「食物連鎖」という言葉があるとおり、生物には弱肉強食の仕組みが成り立っている。
本章では「ホオジロ」と「イタチ」の二匹の生態をもとに紹介している。

「NHKのスタジオのテーブルの上を歩きまわった三匹のイモリ」
私も本章のものとは少し違うのだが、ある勉強会にて壁を歩き回った二匹のゴキブリについて知っている。夏頃に出てくるタフですばしっこいものではなく、ジャングルで主に見かける大人しいゴキブリである(名前は忘れてしまいましたが…)。
私事はさておき、NHKの番組にてイモリが歩き回るというのも驚きであるが、それをさせた著者も凄いと感じたところである。

「ペガサスのように柵を跳び越えて逃げ出すヤギの話」
2章に続いてまたヤギの話であるが、今度は少し驚いた。なんとヤギが柵を跳び越えて逃げ出すというエピソードである。「柵を跳び越える」というところに驚きを感じた。

「動物の行動」をここまで面白く書かれている一冊を私は見たことがない。ただ面白いだけではない。動物の生態について「知りたい!」と思わせるような表現がふんだんに使われており、本書で紹介されている動物についてどんどんと知りたくなる。本書は笑いと興味を引き立たせてくれる絶好の一冊である。

自転車会議

自転車会議 自転車会議
疋田 智 片山 右京 今中 大介 勝間 和代 谷垣 禎一

PHP研究所  2009-09-05
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最近「自転車」がブームとなっている。運動もできるだけではなく、交通手段として費用がかからないと言うのが大きい。先々週の東日本大震災が起こった時には首都圏の自転車店では自転車の購買が殺到し、即納できないという声もあったのだという。翌週になると自転車の在庫も少なくなっている自転車店も見かけるほどにまでなってしまった。
本書は自転車の魅力と文化の発展について自転車についてゆかりのある人物が議論をした一冊である。

第1章「自転車の楽しいところ便利なところ」
私も大学に入学する前までは雪の多い時期を除いて自転車を使っていた。それ以降はいっさい自転車に乗っていない。それはなぜか。大学生の時は坂だらけの街であり、自転車を使ったとしても、押しながら帰ったとしても負担になることが多い。ましてや下り坂だと、交通事故になりかねないため乗らなくなった。で、現在はというと、交通網がかなり良いところにあるため、自転車を使う必要がなくなってしまったことに尽きる。
最近になって私の住んでいる所の周りでも面白いところが出てきており、また自転車に乗ってみようと画策中である。
高校までの中で持っている「自転車の魅力」とはいったい何か、と考えると私の中では「活動範囲の広がるツール」の一種である。休みの日には昼頃から日が暮れるまで自転車を運転しながら色々な所に言っていたことを思い出す。

第2章「自転車文化、これからどうなる、どうする」
自転車文化はいつ頃から生まれたのだろうか。
自転車そのものが生まれたのは1817年、ドイツのカール・フォン・ドライスの発明によって誕生した。日本にやってきたのは1870年、ちょうど文明開化が起こった時期であり、当時は「ペニー・ファージング」と呼ばれる、前輪が巨大な自転車が誕生した時期でもあった。その時日本では「自転車」と呼ばれず、ペニー・ファージングの形から「だるま車」と呼ばれていた。今の自転車の形となったのはそれから約20年後の事である。
現在では自転車の使用が増えている一方で、自転車を取り巻く環境は、様々な「規制」によって、できる範囲が狭まっている。
他にも首都圏などでは「駐輪」する場所が限られていること、さらには「駐輪」のモラルに関しても頭を悩ませている。

第3章「日本の政治を動かそう」
「自転車」と「政治」、一見してあまり接点がないように思えるのだが、自転車が道路交通法上「車両」として扱われている以上、自転車も法律に従わなければならない。
本章では「自転車税」や「自動車専用道路」にまつわる議論がされている。「自動車専用道路」についてはサイクリングとは違った趣があるため賛成である。
本章の後半には自民党総裁の谷垣禎一氏へのインタビューが取り上げられている。自転車連盟の会長であり、財務大臣に就任したての頃には「自転車」について取り上げられていた。昨年頃には自転車で事故を起こして、大怪我をしまったこともある。

自転車は交通手段であり、活動範囲を広げる道具であり、かつ運動にもなる。怪我や夜道、雨などのリスクはあるとは言えど、自転車の魅力は最初に書いたような「機能」としての観点ではなく、「ロマン」といった心的な要素もある。
自転車の可能性は無限にある。本書を読んでそう思えた。

殺して忘れる社会―ゼロ年代「高度情報化」のジレンマ

殺して忘れる社会---ゼロ年代「高度情報化」のジレンマ 殺して忘れる社会---ゼロ年代「高度情報化」のジレンマ
武田 徹

河出書房新社  2010-11-17
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インターネットなど情報技術の高度化が著しい。情報もこれまでとは大きく変貌している。
本書のタイトルの「殺す」は情報社会の中で人格が「無視」されること、「否定」されることを指している。決して拳銃やナイフで直接殺めると言うことではない。
「ペンは剣より強し」という言葉があるのだが、情報の中ではまさに「ペン」以上の強さをもっている。たった一言で人格を殺してしまうと、急速な勢いで周囲にその情報が拡散されてしまうからである。
本書はネットが急速に成長している時代の中でのメディアや社会について綴っている。:

第1章「ネットのルールと街の掟」
ここ最近になって「コミュニティの希薄化」と言った言葉が飛び出すようになった。しかしそれはリアル、現実の場にて行われているだけであって、ネット上ではmixiなどSNSを介したバーチャルのコミュニティも増加していると言う声もある。
「リアル」と「バーチャル」違いがあるとは言えど「コミュニティ」が作られていると言うところでは共通点がある。
もっと言うと今回の震災では「twitter」や「mixi」といった「バーチャル」のコミュニティが大いに役立っている。安否情報はもちろんのこと、救援物資や義援金などが集まったのもそれが一助となった。

第2章「マスメディアの没落、ジャーナリズムの黄昏」
震災の中、民間とNHKと言ったTVを媒介としたマスメディアの対応について評価が分かれた。震災が起こる前は批判の的となっていたNHKでは安否情報を中心に放送を続けていたことにより評価があがった。反対に民放ではしきりに惨状を伝えるだけではなく、政府や東電批判ばかりに集中してしまい、非難の声がますます強まっていった。
この震災で「ジャーナリズムとは何か?」と言うことを考えさせられた。

第3章「多様化せず、格差化する社会」
このごろ「格差」という言葉をよく聞く。主に「所得格差」のことを「格差」と指すようである。
「格差は悪なのか?」
と言う問いもあるが、それは政治的にも党によって分かれている。イデオロギー自体がそもそも違っている為それは致し方ない。
しかし「格差」に関して疑問に思ったのが、なぜ最近になって叫ばれたのか、バブルや高度経済成長の時にも「格差」はあったのにも関わらず、叫ばれなかった理由は何か。おそらく「心」にあるのかもしれない。

第4章「リスク社会を生きる」
リスクはどのような状況でもつきものである。しかし日本人は「リスク」に対して激しく忌避しており、「安全」や「安心」と言う言葉に対して極端にすがりつく。
高度経済成長、そしてバブルにかけて、ニュータウンやインフラの開発が進んでいるが、急速な発展により「大地震」などのリスクを被ってしまった。16年前の阪神淡路大震災がそれに当たる。

第5章「新たな「核論」のために」
「核」と言うと、「核兵器」のことを連想してしまうのだが、本章では「原子力」についての議論を行っている。現在では福島第一原発の事故がしきりに取り上げられている。アメリカで起こった「スリーマイル原発事故」を凌ぐほどの規模であることから、日本の原発神話が失墜した、と言う声もある。
おそらく「反原発」や「脱原発」の声が大きくなってくるのだが、「原子力」を一度に廃止することは、原子力発電を凌ぐほどの発電量で、かつ危険性の少ない発明技術が誕生し、発展しない限り不可能である。
「原子力」安全神話は崩れてしまっているが、その原子力のリスクを私たちはどこまで受け入れられるのか、試されているのかもしれない。

第6章「テクノロジーに飼い慣らされないために」
エジソンの言葉にこういう言葉がある。

「機械は生活を便利にした、将来はもっと便利になるだろう。しかし、用心しなくては人間が機械に使われるようになってしまう。」

今し方、携帯電話やパソコンを始め様々なものが進化している。私たちはそれを飼い慣らす立場にいるのだが、あまりの進化のし過ぎように私たちが逆に隷属してしまうこともある。
ガジェットを使いこなしている私も自戒しなければならない章である。

本書は2000年代の批判と反省を込めた一冊であるが、当時の状況と現在の状況では大きく変わっている、というよりも2000年代とは何か、と言うよりも2000年代の遺産が現在どうであるか、と言うのを考えさせられたような気がする。

「ビミョーな人」とつきあう技術  ことごとく期待を裏切る「あの人」の正体

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小倉広

アスコム  2011-03-17
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著者の小倉様より献本御礼。
最近では「残念」や「ビミョー」などと言ったネガティブイメージを持つ言葉が散見する。それを脱するための本も数多く出ており、ベストセラーになった本もある。
本書の著者である小倉氏は自らの失敗から仕事術やリーダー術と言った本を出版するだけではなく、コンサルティングも行っている。本書はコンサルティングを行っていく中で見聞きした「ビミョーな人」の傾向と扱い方について伝授している。

第1章「飲み会で王様のように振る舞うビミョーな人」
年度末に近づくと異動する人の壮行会や退職する人への送別会なども増えていく。それ以外にも年末年始には忘年会や新年会があり、部課やプロジェクト単位での飲み会もある。
その中で鍋奉行や本章のタイトルにあるように「王様」の様に振る舞う人もいる。
本章では上司にしろ、部下にしろ一癖ある人からどのようなコミュニケーションをしたらよいのかなどについての提言を行っている。

第2章「一流のコピー取りと三流のコピー取りの違い」
阪急グループの創業者である小林一三は幾多もの名言を残している。中でも代表的なものは、

「下足番を命じられたら、日本一の下足番になれ。そうすればおまえを下足番にしてはおかぬ」

がある。本章のタイトルはまさにこの言葉が当てはまる。ちなみに本章でも取り上げられている。
新人の頃の仕事のほとんどは「単純作業」や「雑用」であろう。しかしその作業自体で今後の仕事への姿勢が問われていることは間違いない。一生下足番で終わるか、それともさらなる仕事へのステップアップになるのかがかかっている。
他にも優先順位、気配りと言ったところも提言されている。

第3章「オリーブの木が枯れたワケ」
オリーブではないが、私の周りに観葉植物を職場に持ち込みながら育てていた人がいたことを思い出す。仕事の話題とともに観葉植物についても話に花が咲いたことからコミュニケーションの道具の一つとなったのだが、習慣のバロメーターとなっているとは本章を読むまで私はわからなかった。
本章では「習慣術」にまつわる提言をしている。学びでも、仕事でも「習慣」と言う言葉は意識しなくても染み着く。それを意図的に変えるか、それとも気付かずに放置するかで、人生の価値は大きく違ってくる。

第4章「自分ができていないことを部下に教えてはいけないのか?」
本章はリーダー論ばかりではない。社長をはじめとした上司から、あるいは新人や部下からの「学び」について綴っている。
自らの経験ばかりに頼らず、相手によって考え方が変わったり、学びを得られたりするのだが、役職が異なっていると、ものを見る角度が変わり、様々な人とぶつかることによって自分も相手も成長につなげられる。
リーダーは仕事の善し悪しばかりではなく、「陰徳」など人間的な部分も求められる。それだけあって要求されるものは幅広く、それでいてハードルは高い。
そのことから本章ではリーダー論だけではなく、本当の意味で「色々なこと」を教えてくれる。

第5章「自分の心に火を灯せないビミョーな上司たち」
「やる気」「モチベーション」の火をつけるのはなかなか難しいが、他人要因、つまり人との出会いなどによってやる気が出るという。

本書は著者のメルマガ「人と組織の悩みが嘘のようにはれるコラム」で配信された550本のうち厳選された38本が収録されている。厳選しているだけあって、仕事における様々な場面で役立てる所も多かった様に思える。
私も著者の講演を聞いて、メルマガを登録し、配信される度に読んでいる一人であるが、仕事や組織に関して学ぶところがたくさんある。「ビミョー」と呼ばれる人から抜け出したいとき、仕事や組織などで悩んでいるときは購読されることをお勧めする。

2011年 F1オーストラリアGP ヴェッテルが開幕戦ポール・トゥ・ウィン!!

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round1_final

※ザウバーの2台は技術的違反のため失格。これによりマッサ以降順位が2つ繰り上がる。

今年はいつもの荒れたレースは鳴りを潜めて、淡々としたレース展開となりました。それにしてもヴェッテルの速さは次元が違いますね。最初の1周からすでに一人旅が始まっているくらいでした。

驚いたのはルノーのペドロフの3位表彰台。今年の初め頃にクビサが大怪我をしてしまったため、上位に入ることが難しいとされてきた中で「見事」という他ありません。

ザウバーの2台も良いレースでしたが、リアウィングがレギュレーション違反していることから失格となってしまいました。

次戦は2週間後、マレーシア・セパン!!

2011年 F1オーストラリアGP 開幕PPを奪取したのはヴェッテル!! そして優勝予想

結果は以下の通り。(「GPUpdate.net」より)

Pos. ドライバーコンストラクターズTimeLaps
1. セバスチャン・ヴェッテル レッドブル 01:23.529 16
2. ルイス・ハミルトン マクラーレン 01:24.307 19
3. マーク・ウェーバー レッドブル 01:24.395 15
4. ジェンソン・バトン マクラーレン 01:24.779 18
5. フェルナンド・アロンソ フェラーリ 01:24.974 19
6. ヴィタリー・ペトロフ ルノー 01:25.247 18
7. ニコ・ロズベルグ メルセデスGP 01:25.421 17
8. フェリペ・マッサ フェラーリ 01:25.599 18
9. 小林可夢偉 ザウバー 01:25.626 17
10. セバスチャン・ブエミ トロロッソ 01:27.066 15
11. ミハエル・シューマッハ メルセデスGP 01:25.971 13
12. ハイメ・アルグエルスアリ トロロッソ 01:26.103 11
13. セルジオ・ペレス ザウバー 01:26.108 9
14. ポール・ディ・レスタ フォースインディア 01:26.739 16
15. パストル・マルドナド ウィリアムズ 01:26.768 17
16. エイドリアン・スーティル フォースインディア 01:31.407 15
17. ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズ no time 12
18. ニック・ハイドフェルド ルノー 01:27.239 10
19. ヘイッキ・コヴァライネン ロータス 01:29.254 10
20. ヤルノ・トゥルーリ ロータス 01:29.342 12
21. ティモ・グロック ヴァージン 01:29.858 10
22. ジェローム・ダンブロシオ ヴァージン 01:30.822 8
23. ヴィタントニオ・リウッツィ HRT 01:32.978 11
24. ナレイン・カーティケヤン HRT 01:34.293 11

※ HRTの2台は107%ルールにより決勝での出走はできない。

「異次元の速さ」それをヴェッテルが体現させたと言うべき予選でした。Q3は10分のセッションでしたが、わずか4分で最速タイムをたたき出し、その後6分間、誰も更新できずにPP獲得となりました。

2番手以降はマクラーレンとレッドブル、アロンソが続いていますが速さの面ではヴェッテルが上を行っているようです。

しかし決勝は荒れたレースとして知られています。いくら速さに定評があるとは言えど、いきなりリタイアとなってしまっては元も子もありませんが。

それでは、優勝予想と行きましょう。

本命:ヴェッテル

対抗:ハミルトン

要注意:ウェーバー、アロンソ

ディフェンディングチャンピオンのヴェッテルにとってはここが正念場と言ったレースとなるでしょう。速さはNo.1ですが、昨年は自らもミスが多く、勝てるレースをフイにしてしまったと言うケースもありました。自ら獲得したPPを生かして優勝するレースを続けていけば連覇は間違いないと思いますが。

一方で波乱のレースに強いハミルトンも2番手につけています。ヴェッテルのミスがチャンスになる可能性もあるでしょう。

2011年 F1オーストラリアGP フリー走行3回目結果

結果は以下の通り(「F1通信」より)

Round1_free3

フリー走行1回目と同じくレッドブルが1-2となりました。レッドブルの速さは他を凌駕している様相です。

さて予選ではどうなるでしょうか。

2011年 F1オーストラリアGP フリー走行1・2回目結果

いよいよ2011年シーズンが始まりました。

過去最多の20戦……になるかと思いきや、バーレーンでは反政府デモが激化したことにより、延期となってしまいました。しかも現在では非常事態宣言も出されており、長期化の様相を見せていて、今年はできないのではないかと言う声もあります。もし中止となると昨年と同じく19戦。それでも多い方ですが。。。

それはさておき、開幕戦は荒れたGPの1つであるオーストラリア。毎年のように波乱の展開となるので、いきなり面白いレースになることは間違いないでしょう。

能書きはもうそれまでにしておいて、フリー走行1・2回目の結果といきましょう。(「F1通信」より)

1回目

Round1_free1

2回目

Round1_free2

1回目はレッドブルが1-2、2回目はマクラーレンが1-2を取りました。ただし1・2回目ともフェラーリのアロンソが3番手につけているので両チームとも油断ができません。昨年の4強が上位勢にひしめき合う戦いとなりそうですが、フリー走行からクラッシュもあるなど波乱の展開でした。画像を見たらよくわかるかもしれませんがno timeとなっている車も数台あります。

予選はどんな結果になるのでしょうか。

さて、予想といってみましょう。

本命:ヴェッテル

対抗:ハミルトン

要注意:ウェーバー、アロンソ

このフリー走行の結果ではなかなか予想は立てられませんが、速さで異ったらレッドブルが今年も圧倒的な強さを見せるでしょう。

昨年2桁PPを獲得したヴェッテルが今年も奪うのかと。

しかし決勝では速さで勝てるようなレースになりそうもありませんが。。。

ちょっと後書きになりますが、今回のGPでは多くのチームが日本に向けてメッセージをマシンに掲載していました。フェラーリは日本語で「ガンバレ!日本」と掲載しているそうです。

地震の被害で苦難に喘いでいるだけに、この激励は何者にも代え難いうれしさがあります。

はじめての政治哲学――「正しさ」をめぐる23の問い

はじめての政治哲学――「正しさ」をめぐる23の問い (講談社現代新書) はじめての政治哲学――「正しさ」をめぐる23の問い (講談社現代新書)
小川 仁志

講談社  2010-12-17
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ふだんの生活の中で「政治哲学」はあまりピンとこないかもしれない。しかし今日の政治では、この「政治哲学」は存在する。政党の根幹、理想がそれにあたる。
重要であることはわかったが「政治哲学」は理論的なものが多く取っつきにくいという人もいるかもしれない。そこで本書である。本書は「政治哲学」のイロハを「23の問い」という形で表している。

第1章「自由をめぐる論争」
今この話題を出すのはあまりよろしくないかもしれないが、東日本大震災では著名人を始め多くの人が義援金やボランティアなど何らかの形で支援を行っている。なにがいいたいのかというと「功利主義」のあり方である。自らを犠牲にして他人に対して利益を与える、「利他主義」ということをいっているのだが、これは道徳の範疇に入るかどうかというところを「哲学」「倫理学」の観点から見ている。ちなみに最初に取り上げた地震でのボランティアや義援金といったものは「功利主義」や「利他主義」の範疇としても挙げられる。
他にも人工妊娠中絶など「宗教」と「倫理」双方で論争の起こっている事柄についても取り上げている。

第2章「民主主義をめぐる論争」
政治家のあり方、議論の有用性について考察を行っているのだが、ここで連想するのは鹿児島県阿久根市の「専任決議」問題がとっさに出てくる。
「市長の独裁」と痛烈な批判を浴びたものだが、選挙に落選した竹原前市長は、後に某インタビューにて議会のあり方について疑問持ったのだという。議会が一種の「通過儀礼」という形に化してしまい、事実上の「出来レース」となってしまった。政治を変えるにはこのままではいけない、と竹原氏はその思いが募り、「専任決議」をしたという。方法論はまずかったとはいえ、阿久根市のみならず日本、地方共々の「議会」の在り方について考えさせられるような事件であったことは間違いない。
「話し合い」「議論」が主となっている今日の「民主主義」。そのあり方は本当に正しいのかということを今となっては考えさせられる。
そのことを考えると、本章で取り上げられていることはまさに「旬」と言える。

第3章「差異と平等をめぐる論争」
「平等論」や「差別」というのは今も昔もある。日本では「(所得や経済などの)格差」や「同和」「昔の身分」などの差別問題がある。差別をなくせという論者もいるのだが、人間は動物である。動物である以上何らかの形で「差」がある。それ故「差別」というのは自然と起こるものである。
ただ、本章を読んでいて少し思ったのが「宗教対立」や「民族対立」は日本では起こっていないと言うところがある。中東諸国では戦争や紛争にまでなるほどであるのにもかかわらず、である。本章では「マイノリティ」や「共存」といった概念が萌芽しているのではないかという。

第4章「共同体をめぐる論争」
「日本人とは何か」
本章では国家を含め、「日本」のことについて「共同体」を中心に論じている。
「共同体」を考えていくと最近では「核家族化」、「晩婚化」「離婚件数の増加」によってコミュニティが希薄になっているのではと言われている。

第5章「対立をめぐる論争」
国家にしても、個人にしても必ずと言ってもいいほど「対立」というのはある。本章ではその「対立」から起こる戦争の正当性、他国に手をさしのべる「グローバル主義」に関して考察を行っている。

本書を読んでいくと、政治哲学は決して「学術」の範疇に収まることはないと実感してしまう。政治哲学は入り口こそニュースにある事柄を引き合いに出すことができるため、おもしろさはある。しかしだんだんと見ていくうちに奥が深い、そういうような学問だなと本書を読んで思った。他の学問も同じだと言う意見もあるようだが、政治哲学はそれをなおさらだ、と私は思う。

エゴイスト

エゴイスト エゴイスト
浅田 マコト

小学館  2010-09-01
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「愛とは何か?」

本書を読んでそのことを私の胸に突きつけられた。親子愛、歪んだ愛、それぞれ形の違った「愛」が交錯していた。14歳という心的に「思春期」と呼ばれている時期に母が亡くなった男と、病に冒された母を抱える男の関わりの物語である。友情の物語というように見えるが最初に「歪んだ愛」と言ったような関係を持った両者。

「様々な感情が交錯している」と言う一言では片付けきれないほど数多くの感情が飛び交っているせいか、中身はとてつもなく濃かった。感情の交錯の中で、それぞれの「エゴイズム」にも気づかされると言うことから、著者は「エゴイスト」というタイトルをつけたのだろう。

文体の一つ一つから一つの感情が出るのは普通の小説であるが、本書は違う。本書は文体一つで二つも三つもの感情が出ている気がした。感動と言うよりも「愛」「親」「エゴ」など色々なことについて「考えさせられる」一冊だった。それらに悩み出した時に是非何度も読んでみたい。

人生を逆転する学校 情熱こそが人を動かす

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宮澤 保夫

角川グループパブリッシング  2011-03-12
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角川書店 岸山様より献本御礼
実業家が学校をつくる例は、今となってはそれほど珍しくなくなってしまった。有名なものでは前ワタミ会長で、東京都知事に立候補をしている渡邉美樹氏の「学校法人郁文館夢学園」が有名である。学校を建てるだけではなく、「夜スペ」で有名な杉並区立和田中学校の元校長である藤原和博氏が学校を運営すると言うのもある。
本書は「学習障害」を持つ子供たちのために塾や学校を立ち上げた男の自伝である。塾や学校を立ち上げた当時は、まだ最初に書いたような風潮はなかった。著者は民間で学校を作るという草分け的存在である。

第一章「日本で唯一の塾をつくる」
「日本初にして唯一の学校」を作る源流となったところである。「鶴ヶ峰セミナー(ツルセミ)」と呼ばれる塾を開いた。そこでは他の塾とは違い学力を上げるだけではなく「仲間を作る」「助け合う」「認める」といったことが盗聴であった。学校ではついていくことのできない人たちの「駆け込み寺」の役割を担うことができた。

第二章「日本で唯一の学校をつくる」
日本で始めてとなる「教育ベンチャー」がここから始まった。「ツルセミ」を運営していくうちに新たに「学校」をつくる構想が生まれた。それが「宮澤学園」である。
本章では宮澤学園創立までの紆余曲折を綴っている。官公庁との交渉から暴力団との交渉まで、奮闘を通り越して「激動」「死闘」というような状況を潜り抜けてきている所を見ると、宮澤学園の存在、もとい創立者である著者の凄さが印象づけられる。

第三章「闘う人生は10歳から始まった」
第二章をみただけでも著者の人生はまさに「闘い」だと疑う余地すらなかった。
とはいえ「闘う」といっても喧嘩をするわけではない。常に「逆境」や「「既存」という名の障害」と闘ってきたという意味で、「闘う」と言える。
著者はまさに「団塊世代」「全共闘世代」の一人である。そのことから「ベ平連」に入ったこと、さらには、チェ・ゲバラについても綴っている。

第四章「倒産、挫折、そして再起」
「宮澤学園」は軌道に乗り始め、ビジネス領域の幅を広げようとした。ちょうどそのころは「バブル景気」といわれた時代である。
しかし、その時代の中で部下の謀反という「急転直下」の出来事が起こった。不幸中の幸い立ったのは学園そのものを閉鎖させなかったことにあったが、多額の借金を背負ってしまった。債権者との闘いもあり、まさに「辛酸」を舐めさせられたといえる時代であった。
仲間に匿われながら自分自身を見つめ直し、99年に「星槎グループ」を北海道芦別市に作った。

第五章「日本で唯一。学校の中に町をつくる」
私は北海道出身であるが、「星槎グループ」の存在は本書で初めて知った。「星槎グループ」は幼稚園から大学まで不登校や発達障害などの生徒を対象にした学園である。その星嵯グループの中で大胆なアイデアや決断を下しながら日々新たな風を運んでくる。「逆転」の発想と校風は今でも根付いている。

「反骨の教育実業家」
本書を読んでいくうちに著者の印象をこう思ってしまった。「学校はこうあるべきだ」という固定観念を次々と打ち破り続け、今の教育ではできないことを模索し続けてきている著者の人生が強く映えた一冊であった。

図解vs文章―ビジネスにはどちらが強い?どちらが役立つ?

図解vs文章―ビジネスにはどちらが強い?どちらが役立つ? (ピンポイント選書) 図解vs文章―ビジネスにはどちらが強い?どちらが役立つ? (ピンポイント選書)
久恒 啓一 樋口 裕一

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最近では「図解」で考える本もあれば、図解によるプレゼン術もある。わかりやすさという観点から「図解」の技術が重宝されるが、文章も同じように重宝されている。わかりやすさだけではなく、解釈のしやすさ、さらにはボリュームといったところでもよりどりみどりである。
「図解の達人」と「文章の達人」の対決、勝ち負けを問わずしてビジネスでどのように役立つか、というのがよくわかるという点で本書は興味深い。それでは、

「図解」Vs「文章」の時間無制限一本勝負、始め!!

1章「久垣啓一流 「図解ビジネス文書」の極意」
先攻の久垣氏の「図解」術である。
今日では様々な問題や課題を企業や国では抱えている。あまりにも複雑すぎて「文章」ではとてもまかないきれない。そんな状況の中で救世主となるのが「図解」である。
図解では「全体」を捉えることが可能であり、かつ文章を起こすための骨組みを構築するために使われることもある。より「抽象的」なもの、全体的に物事を見るのには最適である。

2章「樋口裕一流 「ビジネス小論文」の極意」
後攻の樋口氏の「文章」術である。
企業によっては「小論文」を作らせるところも少なくない。新人研修によっては毎日のように小論文を課している企業もあるのだとか。
最近ではPowerPointなどを利用して図にしてプレゼンテーションをするというものが主流となっているが、報告書や企画書のほとんどは文章にて作られる。
では文章では図解とは違ってどのような特徴があるのか。「論理」という組み立ては図解でも文章でも同じような特長はある。しかし「他社への配慮」や「細部」と言った所では図解よりも文章では勝っている。

3章「対決演習! 同じ素材を図解に、文章にしてみると?」
本章では2008年夏に掲載された朝日新聞の社説を「図解」「文章」にして書き直したものである。1章・2章で紹介した特長が一つのテーマで「図解」「文章」にすることによって浮き彫りとなる。

4章「対決対談! 図解と文章、どちらが強い? どちらが役に立つ?」
いよいよ最後は直接対決…ではなく、両者の対談である。文章にも図解にもそれぞれの特長を持っている。「いいとこ取り」をすることによって、抽象的に理解できながら具体的な所にまで踏み込める着地点まで至ったのだという。

4章にも書いたとおり、図解にも文章にも良い所がある。ビジネス文書にもTPOによって図解に重きを置いた方が良いか、文章に重きを置いた方が良いかというのを使い分ける必要がある。

で、結果は
「図解」Vs「文章」両者リングアウト引き分け。

と言った所か。

テレビで売り上げ100倍にする私の方法

テレビで売り上げ100倍にする私の方法 (講談社BIZ) テレビで売り上げ100倍にする私の方法 (講談社BIZ)
野呂 エイシロウ

講談社  2009-07-07
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最近では「テレビ離れ」と叫ばれているものの、まだまだテレビの力は大きい。友人・知人がTV出演をするとなると、本の売れ行きも大きく変わる。
本書はテレビを利用して売り上げを100倍あげる方法を放送作家の視点から伝授した一冊である。

第1章「お金なんて要りません! PRで毎月1億円の広告効果を生む方法」
最近では巨大看板の広告が見られなくなり、新宿や池袋などでは「広告募集」とかかれた巨大看板が目に付く。企業は軒並みgoogleなどに広告を移し、広告のコストパフォーマンスを上げようと躍起になっている。
このような状況の中で活躍できる広告こそ「PR」である。TVCMと区別が付かない人がいるかもしれないので、ここでは簡単に説明する。「PR」は「パブリック・リレーションズ」の略であり、CMのようにお金を払って情報を流すのではなく、費用をかけず、番組内で商品などをアピールすることを言う。CMのように素通りする事が少ないため、費用をかけず、かつ確実にアピールすることができる。
しかしPRは簡単にできるようなものではない。その時代に合わせたもの、またはTV局が目を引くほど強烈なインパクトを持つようなものではないと採用されない。
本書ではTV番組内でPRできるもの、そしてPRで売り上げに直結する方法を紹介しているが、その具体的なことについては次章からになる。

第2章「放送作家がこっそり教えるテレビに出る18の技」
本章から具体的な「コツ」について伝授している。ごく簡単にできることから、TV局の側から立ったものについても書かれている。特に後者のことに関してはなかなか刺激的であった。

第3章「物語でわかる成功する戦略的PRのプロセス」
ここでは前章までに紹介された方法を物語りでもって、どのようにPRに結びつけていくかをフィクションの形で例示している。

「テレビ離れ」と言われるが、テレビの力は未だに衰えていない。だからでこそ広告効果の高い「PR」を使わない手はない。いかに費用を押さえながらも、効果的なPRを行っていけばいいのかがよくわかる一冊である。

鈴木邦男の読書術―言論派「右」翼の原点

鈴木邦男の読書術―言論派「右」翼の原点 鈴木邦男の読書術―言論派「右」翼の原点
鈴木 邦男

彩流社  2010-04
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右翼団体「一水会」の顧問であり、ジャーナリストの鈴木邦男氏の一冊である。鈴木氏は右派の中でも「異端」と言える存在である。その大きな所以なのが、愛国心を分析したり、元日本共産党幹部と対談本を出版したり、左派寄りの発言をすることもある。
その一方で「読書家」として知られており、月に30冊以上読む事を長年続けている。読む本のジャンルも幅広いが、その中でどの本と出逢いながら考えを醸成していったのだろうか。

第1章「出会いと別れの読書術」
読書とともに人との出逢いもある。本書は読書を通じて雨宮処凜や高野悦子、見沢知廉らの出逢いのエピソードについて綴っている。
あるページにて著者のことを調べてみたら「プロレス評論家」という肩書きもあった。本章の後半には中島らも氏のエピソードとともにプロレスについても語っている。

第2章「大作を読み通す読書術」
大作と呼ばれる作品は様々であるが、日本の中で最大と言われる大作は故・栗本薫氏の「グイン・サーガ」であろう。本編で130巻、別冊で21巻もある。一部抜粋であるが、マンガやアニメにもなったほどである。
それはさておき、著者は44冊ある「三島由紀夫全集」をはじめ、「人生劇場」(全11巻)、「大菩薩峠」(全41巻)などの読書録を綴っている。

第3章「読書戦争・ちくま編」
筑摩書房の本を通じた思想体系を中心に、脚本家の高木尋士氏との対談を行っている。著者の読書体系や第1章で紹介した見沢知廉の代表的な作品の一つである「天皇ごっこ」(高木氏の脚本で舞台化された)などにも言及している。

第4章「行動派のための読書術」
ここでは著者が行っている読書術について述べている。本書のタイトルが「読書術」であるが、「読書術」というタイトルにふさわしいところと言える。
ちなみに本章の内容は1980年に「行動派のための読書術」の第一章を復刻・加筆した形で記載されているという。ビジネスとは違い「思想(活動)家」「評論家」という視点からどのように読むことができるのかがよくわかる。さらに「行動」もあくまで「思想活動」という点での「行動家」としての読書である。

第5章「何を読んだか―1900年・2000年・2009年」
最初にも書いたとおり著者はジャンルを問わず幅広く読んでいる。それを体現しているのが本章の読書録である。90年・2000年・2009年と3つの年に読んだ本をジャンル別に紹介しているが、紹介されているタイトルだけでもその時代背景や傾向がよくわかる。

著者は読書を糧に政治活動や評論家などの活動に広げている。著者の読書録を見ると、「読書は侮ることができない」ということをひしひしと感じる。

「インド式」インテリジェンス-教育・ビジネス・政治を輝かせる多彩性の力

「インド式」インテリジェンス-教育・ビジネス・政治を輝かせる多彩性の力 (祥伝社新書141) 「インド式」インテリジェンス-教育・ビジネス・政治を輝かせる多彩性の力 (祥伝社新書141)
須田 アルナローラ

祥伝社  2009-01-30
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昨今では「BRICs」が世界経済を席巻している。とりわけ有名なのが、先頃GDPで世界第2位となった中国があげられる。人口も世界第一位であり、いよいよ「眠れる獅子」が目醒めたと言える。しかしその中国も高齢化がすすみ「老大国」と言われて久しい。
そして中国と並ぶ大国がもう一つ、それがインドである。約11億人もの人口を抱えているだけではなく、人口増加率も中国を遙かにしのいでいる。インドが世界第一位になるのも時間の問題である。
人口論はここまでにしておいて、本書は知られざるインドの教育と国民性をインド、及び日本での労働経験を持つ人が、それぞれの違いと体験談を交えながら記している。

第1章「「インド式」インテリジェンスの原点」
本書の前書きにはインド人には「多彩性」があると書かれている。インドの公用語はヒンディー語や英語をはじめ22もある。ほかにも東西南北の地域によって文化が異なるとあるが、おそらく発祥から異なっているという考えもできる。
しかし少し考えてみると日本の公用語は一つしかないものの、宗教的には「八百万の神」がいると信じられており、そのことからか宗教的にはかなりおおらかである。そのことを考えるとインドもそうだが、日本にも「多彩性」があるのではないかとも考えられる。

第2章「多彩性を支える「インド式教育」」
「インド式教育」の特長として「かけ算の暗記」がある。これは日本でも「九九」として行われているが、インドでは1×1から19×19まで暗記しなければならない。それが要因となったのかわからないが、バンガロールを中心にコンピュータの世界ではイニシアチブを取っている。コンピュータに関しては第3章にて詳しく述べることとする。
本章を読んでいくうちに「暗記」といった「詰め込み式」の教育から、先生を尊敬するといったことまであるが、日本でも通じている所もあるのではないかと考えてしまう。

第3章「多彩性を知ればわかる「現代インドの謎」」
少し本職の話をしてみる。
日本のソフトウェア界、というよりシステム業では企業などからシステムを受注して、設計・製造するのだが、その中でもっともこだわっているのが「品質」である。設計や製造、テストに至るまでそれぞれの「基準」があり、それをクリアすることが条件として課せられている。それが「ガラパゴス化」と言われている要因とも言える。
一方のインドではどうなのかというと「品質」の意識はそれほど高くない。むしろ「同じものをつくる」のではなく「新しいものをつくる」「最新鋭のものをつくる」といった意識が高いという。
本章ではほかにも「目標意識」や「俯瞰」といったところがキーワードとして取り上げられている。

第4章「コスト・オブ・パーフェクション(美しさの対価)」
第3章の続きとなってしまうが、日本では品質に関してこだわっているのにも関わらず、先のみずほ銀行のように連日システムトラブルが起こるといったことがある。これはなぜか、一つは些細なミスも許さないというところ、もう一つは想定内の需要でしか受け入れてくれないことにある。おそらくみずほのシステムトラブルの原因は不明だがどちらかというと振り込み集中が原因と考える。もしそれが真因と考えると、あくまで私の推測であるが後者がその要因なのかもしれない。
それはさておき、本章では著者が来日する前の日本人像と、現実の日本人像のギャップについて綴る、いわば「体験記」といったところといえる。日本人の持つ美徳、そしてその反面にある「閉鎖性」が著者には見えていた。

第5章「「インド式」インテリジェンスが世界を救う」
インド人は「多彩性」があると言われているが、ほかにも全体の中から同じものを見つける鳥のような目を持っている。全体の中から真実を見るいわば「俯瞰性」があるといえる人たち、それがインド人と著者は表している。

インドという国は知っているが、国民性は、私自身あまりよくわからない。本書は日本とインドの違いを国民レベルにて教えてくれるため、どのような国民か、というのがよくわかる。同時に国民性がどのような歴史を辿って作られていったのかもよくわかる一冊である。

感動3.0 自分らしさのつくり方

感動3.0 自分らしさのつくり方 感動3.0 自分らしさのつくり方
平野 秀典

日本経済新聞出版社  2010-10-23
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本や音楽、美術や仕事など、様々な場で「感動」を味わうことができる。本書はその「感動」をさらに進化させたものであるが、それはいったいどのようなものなのだろうか。「感動3.0」とつくのだから「感動1.0」や「感動2.0」もある。それはいったいどのようなものなのかについても知る必要がある。

第1幕「信頼と絆の時代の関係性革命」
「1.0」「2.0」「3.0」と見てみると、フィリップ・コトラーのマーケティングやWebでも同じものが使われている。むしろマーケティングやWebがよく使われる。では「感動」ではどのようにして分けられているのか。

・「感動1.0」アプローチによる感動の初期段階。一方的に受ける
・「感動2.0」感動から新しいビジネスの接点をつなげるムーブメント
・「感動3.0」ビジネスの場で「共鳴」するような影響力で人を動かす

一方的なものから接点を持ち、そして「共鳴」することによって「感動」を大きな影響力とさせ、人を動かすこと。マーケティングやWebも進化したように、感動もまた進化をすると言うのである。

第2幕「ブランドウェイ 自分らしさのつくり方」
「感動3.0」のキーワードは「共鳴」にある。ではその「共鳴」とはいったい何なのか、どのように作ればよいのかを本章にて示している。
ここで著者の話に入るが、著者はビジネスマンの傍ら、舞台俳優として活動を津受けている。そのことから自分を「つくる」、「感動」するという事を見いだしていった。
具体的にどのようにやれば…という方法はそれほど記載していないのだが、「表現力」や「輝き」などが挙げられる。

第3幕「感動3.0の実践 ブランドを輝かせるハートスキル」
ビジネス書には時間管理や文書など「やりがい」や「形」のあるスキルは存在するが、「感動」ほど実感しにくいスキルは少ない。話や仕事においても「緩急」、根幹となる「言葉」、そのことによって顧客を「喜ばせ」「感動させる」、感動によって「共鳴」が起き、新たな購買につながる。

「安ければ売れる」「場数を踏めば売れる」という考えが崩れている今、仕事という考えは大きく変わりつつある。その中で本書は「共鳴」で持って顧客に訴える。一方的ではなく顧客の側にも仕事の舞台に立ってもらい、ともに感動を分かち合う。著者の言う「感動3.0」の在り方はそこにある。小手先の手法も様々あるのだが、仕事は演劇や音楽に喩えられることも考えると、仕事こそ「感動」を作れるものなのかもしれない、と本書を読んで思った。

日本改革宣言

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(株)スタジオビビ  乙丸様より献本御礼。
※本書はamazonや一般書店では販売されておりません。全国のファミリーマート、サークルKサンクスにて販売しております。
来月に投開票される予定の東京都知事選の候補者となるであろう一人に前宮崎県知事の東国原英夫氏が挙げられている。
宮崎県の1期4年間の実績を軸にアピールしたい所の中で本書が出版された。本書は宮崎県知事を勤めてきた中で日本の国政などを見たり議論したりすることができた。その中で国政への違和感とどのように変えていったらよいのかを本書でまとめている。そして東京都知事に立候補することは東国原氏はこう思ったのだろう。

「日本をどげんかせんといかん!」と。

1.「シガラミが日本を滅ぼす」
東国原氏が最初に手をつけたのは「シガラミ」からの脱却だった。知事を体験していく中で「地方交付税」という言葉が使われるようになってから官僚の既得権益が見えてきたのだという。

2.「閉塞感を打ち破れ!」
知事就任初年度から宮崎のPR大使として様々なメディアに出演した。これに関しては政策秘書であったクロマニヨン吉川(吉川敏夫)氏の「知事まさか今夜もピザですか 東国原宮崎県知事秘書の365日」が詳しい。
本章で一番印象に残ったのは最初、「要望、クレーム、誹謗中傷はすべてに目を通した」ということである。「要望」はさることながら「クレーム」や「誹謗中傷」まで目を通すのはなかなかできない。東国原氏の人間性、と政治的使命感が強いことが窺える。

3.「シロウト革命」
東国原氏は県や市などの議会議員を務めずに初めて政治の世界に知事として初めて就いた。政治に関する勉強や研究は行ってきたが、実際の場で発揮するかどうかも未知数であった。
もう少し言うと宮崎県知事選では「保守分裂」や野党勢力も振るわなかったこともある。さらに「どげんかせんといかん!」という言葉が有権者の心に印象づけたとして東国原氏が当選となった。
無所属であり、どの党にも推薦などが無かったこともあり、「オール野党」状態で議会は始まった。そこから「シロウト」による革命が始まった。

4.「日本の誇り」
日本としての誇りの一つとして「逆境に負けない強さ」がある。本章で紹介されているように、宮崎では「口蹄疫」や「鳥インフルエンザ」があった。東国原氏はその苦しみとも闘いながら様々な逆境を乗り越えた。東国原氏も逆境に強い人であるが、これは日本人にも同じ事が言えるかもしれない。その大きな要因として現在進行形としてある「東日本大震災」にある。
国内最大規模にあるにも関わらず、わずかな希望や使命感をもって救助や復興にあたる姿はこれまでの災害や逆境を乗り越えて世界を驚かせた。それが今回体現されているのではないかと考える。

5.「苦渋の日々」
東国原氏が宮崎県知事に就任した直後から困難は始まった。第3章に書いたような「オール野党」もあるが、それ以上に「鳥インフルエンザ」が発生したところからである。
この「鳥インフルエンザ」は前例がない。県職員も及び腰であったが、「シロウト」の強さを前面に押し出し、現地を視察し、作戦を立て、実行していった。そこから前例は生まれ、組織を変えるのだという。

6.「リーダーに必要なもの」
ここではビジネスのリーダーと言うよりも政治的なリーダー、地方自治体では市長や知事と言った所、国政では首相に当たる人物像はどうあるべきかについて書かれている。しかしビジネスでも通じる所がある。

現在ニュースでは都知事候補を正式に表明していないものの、都知事に立候補するか、もしくはそれとは異なった場所から立候補をするのかもしれない。いずれにせよ、地方、もしくは国から日本を変えていこうという心は東国原氏にはある。その実行の場はどこか、彼の胸の内にあるが。

情報革命バブルの崩壊

情報革命バブルの崩壊 (文春新書) 情報革命バブルの崩壊 (文春新書)
山本 一郎

文藝春秋  2008-11
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情報革命はインターネットの隆盛とともに始まった。やがてWeb2.0が成長することによってインターネットはテレビや新聞などの既成メディアとは違い双方向のメディアが誕生することによって既存メディアを脅かす存在にまでなった。そのことによって新聞やテレビが無くなる時代がくるのではないかと言う意見も出てくるほどだった。しかしその反面「貧民の楽園」や「モラルがない」という意見もある。
本書は負の側面から情報革命の事を鑑みている一冊であるが、最後に昨今の状況も含めて情報革命の可能性についても触れてみることにする。

第一章「本当に、新聞はネットに読者を奪われたのか?」
「新聞離れ」という言葉が使われて久しい。新聞やTVも売り上げが右肩下がりとなり、ネットに跋扈されているのではないかと言う声もある。ネットによって読者に奪われたという意見もある。しかし新聞は本書が出されて1年半後にはiPadやiPhoneで見られるようになった。所謂「電子化」のサービスも行われるようになった。私も新聞は滅びることはないと考えてはいるものの、これまでのように紙媒体でずっと続くかというと首を傾げる。TVもまた然りである。続くが「変かを続けながら」というものが付け加えられる。

第二章「ネット空間はいつから貧民の楽園に成り下がってしまったのか」
ネットは単方向・双方向とともに様々な情報が流れ、「玉石混淆」という言葉が相応しいかもしれない。様々な情報を手に入れることができる反面、アダルトサイトや出会い系サイトに容易に入ることができるなど「ネット・リテラシー」が問われることもある。

第三章「情報革命バブルとマネーゲームの甘い関係」
ここでは2006年に起こった「ライブドア・ショック」の事について触れている。なぜ堀江貴文が逮捕されたのか、そして上場企業の欺瞞についても著者は指摘している。

第四章「ソフトバンクモバイル(SBM)で考える時価総額経営の終焉」
iPhoneを中心に急成長を遂げているソフトバンクモバイル。その一方で基地局不足によるユーザー不満も大きい。本章では急進しているソフトバンクモバイルの盲点と末路について指摘している。

第五章「「ネットの中立性」と「無料文化」の見直し」
ネットは中立的なのか、それとも偏向的なのかというと、双方で意見をすることができる、という点から「中立的」であるが、2chや掲示板などを見るに「空気」が支配されている考えからして「偏向的」な要素もはらんでいる。

ちょうど本書が出版されたのは「リーマン・ショック」が起こった時である。その時はWeb2.0時代の到来と言われ、YouTubeなどをはじめ双方向のメディアが注目を集め始めた。著者は「リーマン・ショック」によって元の秩序に戻ると考えていたのだが、それどころかさらなる形で進化をしている。
隆盛しているネットは現在、災害の中で互いに考え、一つになり、様々な意見を持ちながらも協力し合っている。それは日本のネットが日本古来から持っているものとが融合してこのような状態になったのではないかと考える。このことが一過性ではなく、様々な面で「助け合い」精神が増長できるようなものがあることを願うばかりである。

1億売るオンナの8つの習慣

1億売るオンナの8つの習慣 1億売るオンナの8つの習慣
太田彩子

かんき出版  2010-11-10
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本書のタイトルからしてインパクトが大きいように思えるが、本書は営業においてトップセールスを達成するための習慣について書かれている。あくまで「女性のため」とあるが、男性でも使えるエッセンスは多い。ではその中身を見てみよう。

第1章「インパクトは3倍 ファーストインプレッションの習慣」
「人は見た目が9割」とよく言われる。9割とまではいかないものの、第一印象のインパクトが強いと即断即決で受注が決まるというケースも少なくないのだという。
本章はそのエッセンスを伝授している。余談であるが、本書の特徴として重要なポイントは吹き出しや太字を使っている事が特徴としてあげられる。説明はその後に書かれているが、まず実践するものを挙げるとなると難しい本もあるが、実践をするものをリストアップしやすく作られている。
本の構成はここまでにしておいて、爪や顔、靴に至るまでの「身だしなみ」の事について紹介している。ビジネスマナーとしてあたりまえな事について多く触れられているが、それをすることによってどれだけ良い結果を生むことができるのかと言うことを教えてくれる。

第2章「受注につなげるアプローチの習慣」
次はアプローチの仕方である。ここでは「仮説」の使い方、寄り道トーク、「回数」の重要性などが紹介されている。

第3章「相手をハッとさせ、余韻を残す手紙&メールの習慣」
ビジネスの場ではすっかりあたりまえとなったメールであるが、本章では印象に残るメールの書き方、とりわけ相手に対して良い意味で心に残る様なメールの書き方、さらには便箋などの手書き文章に至るまで紹介されている。

第4章「共感を武器にする交渉の習慣」
「交渉」というとなにやらシビアな世界を想像してしまう。しかし本章では「共感」や「物語」を使って、相手の機嫌を損なわず、かつ様々な案を出すことによって顧客の選択肢を持つことができる。そのことによってやんわりと「No」と言わせられないような方法を教えてくれる。

第5章「あと一歩を積極的に進めるクロージングの習慣」
営業用語で「クロージング」という言葉がある。私は営業畑では無いためその用語は初めて聞くが、「契約が成立するよう、<お客の意思決定を促し商談を締めくくる>こと」を言う。簡単に言えば「商談成立」の事を指す。営業の上での最終段階と言える所であるが、そこで失敗してしまっては折角回数を重ねてコンタクトをやってきたものが台無しとなってしまう。
それを台無しにしないようにするための心構えについて、さらには失敗した時の心構えについても言及している。

第6章「生涯顧客を増やすための人付き合いの習慣」
営業をする上で「人付き合い」は重要な要素の一つである。本章では人脈術と言うよりも「人付き合い」と言う所にフォーカスをしているが、「人脈術」に関しても有用な物もある。例えば「GIVE×GIVE×GIVEの情報提供」などがそれにあたる。

第7章「自分のレベルを上げるためのモチベーションアップの習慣」
モチベーションは日々刻々と変化する。常に一定のモチベーションを保つのは非常に難しい。本章ではどのようにしてモチベーションを保つのか、と見てみるととにもかくにもまず「行動」すること、「情報」を集めることが基軸になっている。

第8章「1億売るオンナの中身! ビジネスアイテムの習慣」
最後はビジネスアイテムの紹介である。アラーム機能と言った「まさにビジネスアイテム」なものから、女性ならではのアイテムもある。

タイトルが強烈で「タイトル負け」の印象はあるのだが、著者も営業に関して辛酸を舐めた経験を多く持つ。その中で本書のように様々なノウハウを築いていった。本書を読み、実践する中で自分なりにカスタマイズをすることができる。本書は女性ばかりではなく、営業に苦しむ男性にも効果的なエッセンスが沢山ある。

明日以降の関東地方輪番停電実施ともう一つ…

明日14日以降しばらくの間、東京電力では「輪番停電」が実施されます。

私の自宅地域も範囲内なのでチェックを致しました。

東京の一部地域を除いて首都圏全域で行われる予定です。以下ニュース、及び停電範囲を記載しておきます。

※ここでは13日23時30分現在の情報を掲載しています。ニュースによると停電地域リストや発表資料に誤りがあったと言うことなので、あくまで「暫定」という形で掲載致します。正確な情報が入り次第追記、修正致します。

ニュース:http://gigazine.net/news/20110313_rolling_blackouts/

東京:http://www.tepco.co.jp/imes/tokyo.pdf
神奈川:http://www.tepco.co.jp/images/kanagawa.pdf
千葉:http://www.tepco.co.jp/images/chiba.pdf
埼玉:http://www.tepco.co.jp/images/saitama.pdf
群馬:http://www.tepco.co.jp/images/gunma.pdf
栃木:http://www.tepco.co.jp/images/tochigi.pdf
茨城:http://www.tepco.co.jp/images/ibaraki.pdf
静岡:http://www.tepco.co.jp/images/numazu.pdf
山梨:http://www.tepco.co.jp/images/yamanashi.pdf

NAVERまとめサイトではもっと詳細な情報が掲載されていました。

(3/14 6:23追記)

停電エリア検索システムを掲載致します。

お住まいの地域を検索をするとどのグループに属しているのかがわかります。

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そして、もう一つ個人的な事ですが、土曜・日曜と書評をお休み致しまして、地震情報を投稿してきましたが、明日(と言うよりも本日)より書評を再開致します。

と、同時に地震情報もできる限りお伝え致します。

ちなみに土曜・日曜と掲載致しました記事を今一度再掲致します。

【連絡網あり】東北地方・太平洋沖大地震

東日本大震災関連情報~「無力と微力の二人の天使」とともに~

よろしくお願いいたします。

東日本大震災関連情報~「無力と微力の二人の天使」とともに~

※東北地方・太平洋沖大地震の影響により、本日も予定を変更しまして、お送り致します。

大震災から今日で2日経ちましたが、まだ余震などが続いております。ニュースを見るたびに「何かしなくては…」という焦燥に駆られるだけではなく、自分の無力さを痛感してしまいます。

しかしネガティブにばかりなってはいられません。微力でありながらも情報提供をしたり、募金や物資を送る、あるいは節電をするなど色々な事はできます。それを少しでもやっていくことも私たちブロガーの役割ではないかと思います。

昨日投稿いたしました情報は以下のリンクにて再掲しておきます。

【連絡網あり】東北地方・太平洋沖大地震

さらに銀行や確定申告にまつわる事について友人のsugiyuzuさんが記載致しております。

【更新あり】東北地方の13日の銀行対応について

東日本大震災の確定申告期限延長

他にも東日本大震災に関して義援金や募金を募っております。いかにリンクを記載しておきます。

緊急災害募金(Yahoo!)

「東北地方太平洋沖地震」への義援金募集について(mixi)

【緊急募金】東北地方太平洋沖地震(T-SITE)

情報が入り次第随時追記致します。

話は変わりますが、最後に私が最も印象に残る詩を記載しておきます。

大学4年にこの詩を知っていたのですが、出典先はわかりませんでした。調べてみると「てんつくマン」さんからの出典だそうです。

私たちの今を映している、そのような気がした詩です。

てんつくマンさんの日記「無力と微力の二人の天使」より)

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「無力と微力の二人の天使」

その街に二人の天使が舞い降りた
その街に降りてから、天使は十月十日眠り続けた。

目を覚ますと、天使は自分が天使であることを忘れていた。
天使が舞い降りたその街は、ゴミだらけの街だった。

あまりにものゴミの多さや、人の心に
天使は悲しくなった。

一人の天使は自分を無力と呼び始めた。
一人の天使は自分を微力と呼び始めた。

無力の天使の口癖は
「私だけがゴミを拾ってもしょうがない」

微力の天使の口癖は
「私は私が出来ることをやってみるわ」

無力の天使は、ゴミだらけの街を見て絶望を感じて
街から目をそらして、毎日空をながめていた。

微力の天使は、一度は絶望を感じたものの
一日一個、ゴミを拾い始めた。

一年後、無力の天使は空の素晴らしさをいっぱい知った。
朝日の美しさ、夕日の美しさ、虹がかかった時の素晴らしさ。

一年後、微力の天使は微笑んだ。
街から365個のゴミが無くなった。

それから一年、
さらに無力の天使は、空の素晴らしさをいっぱい知った。
空や雲の変化を、面白いなと見つめていた。

その頃、微力の天使は毎日
「ありがとう」って言いながら毎日を過ごしていた。

それは、微力の仲間がいっぱい増えたから。
「一緒に拾うよ、私の力も微力だけど、一緒にゴミを拾うよ」
10人の微力達が一緒に拾った。
一年たったら3650個のゴミが無くなった。

それから、一年、
無力の天使は空の美しさだけでなく、
街の美しさにも気づき始めた。

街がピカピカになっていた。
なんと、街では1000人がゴミを拾っていて、
一年間で365000個のゴミが無くなって
大変の意味が変わっていたのです。

微力の天使は言いました。
「始めはゴミを拾うのは大変でした。」
「でも、今は拾うゴミを見つけるのが大変です。」

この街はある日から、ゴミを拾う人も増えたけど、
ゴミを捨てない人も増えたのです。

あの人が拾っているゴミは私が捨てたゴミ。
私はゴミを拾うことは出来ないけれど、
ゴミを捨てるのをやめよう。

微力の天使は誰も否定をしませんでした。
微力の天使は自分が出来ることをやっただけなのです。

無力の天使の心に変化が生まれました。
無力の天使の心から絶望が消えていったのです。
そして、無力の天使も「ありがとう」を言いました。

ゴミを拾ってくれてありがとう。
お礼に無力の天使は微力の天使に
空の美しさを教えてあげました。

次の日、二人の天使はゴミを拾いました。
正式には、ゴミを探すために歩きました。
しかし、ゴミは見つかりませんでした。

夕方になると、空がピンク色になりました。
素敵な空を見ながら、二人の天使は幸せを感じました。

ぴかぴかの街と、美しい空を見ながら
二人の天使は二つのことを学びました。

自分を無力という天使は言いました。

「あなたが動いてくれたから、
 この街は天国になったんだ
 天国は動いたら創れるんだね」

自分を微力という天使も言いました。

「私は下ばかり見ていたから空の美しさを知らなかった。
 でもあなたが空の美しさを教えてくれたから
 気づけたことがあるよ。
 それはすでにここは天国だということ」

今はすでに天国
そして、動けばさらに天国が増える。

二人の天使は少しだけ
自分の背中に翼があることに気づけました。

あなたは天使だよ。
あなたこそ天使だよ。

みんな天使だね。

この言葉を読んでいるあなたも天使。
そう、みんな天使。

【連絡網あり】東北地方・太平洋沖大地震

※東北地方・太平洋沖大地震の影響により、当ブログも予定を変更しまして、お送り致します。

昨日の14時46分頃から数度にわたって大きな地震がありました。その時間帯は仕事中でしたが、数分にもわたる揺れで、動けない状態でした。

オフィス内の花瓶やガラスが割れており、通路を歩くのにも危険な状態でした。揺れが収まった後に片付けをしようとしていた矢先、再び強い揺れが…。

仕事どころではありませんでした。電車もJRをはじめ私鉄では軒並み運転見合わせとなりました。

夜になって少しずつ運転が再開された路線が出てきはじめ、私鉄で私は家路につくことができました。

自宅も最悪ガラスの破片が散乱するような惨状を予想していたのですが、幸いにも本が数冊崩れ落ちていた程度で済みました。

ただ、昨日は軒並み運転見合わせが多かったためオフィスなどで家路につくことができず、一夜を過ごした方も多かったと言います。

余震が続いており、現在は自宅いる状況です。また停電実施もあるようです。
まだまだ予断の許さない状況が続いています。

----------------------------------------------------

今回の地震で東北地方を中心に甚大な被害に遭っております。交通情報をはじめ安否にまつわる様々な情報につきまして記載致します。

【交通情報】
<道路情報>
ケータイ:http://m.jarctic.or.jp
PC:http://www.jartic.or.jp/

<鉄道運行情報>
ケータイ:http://www.jikokuhyou.co.jp
PC:http://mainichi.jp/traffic/etc/a.html

<飛行機運行状況>
ケータイ:
JAL: http://www.jal.co.jp
ANA: http://www.ana.co.jp/m/dms_ply.html
PC:
JAL国内線: http://www.jal.co.jp/cms/other/ja/weather_info_dom.html
ANA国内線: http://fli.ana.co.jp/fs/domjpmenu:
<フェリー運行状況>
http://transit.goo.ne.jp/unkou/ferry.html
※ケータイ向けサービスがダウンしているところがあります。
※PC向けサイトのURLも参照してみてください。
伝言サービス】
※安否確認に使用してください。
災害用伝言ダイヤル「171」
◆被災者の方
1.伝言ダイヤル「171」を押す。
2.自宅の電話番号を押す。
3.伝言を録音する。

◆安否を確認したい方
1.伝言ダイヤル「171」を押す。
2.安否を確認したい方の電話番号を押す。
3.録音された伝言を再生する。

3月11日の東北地方太平洋沖地震で、NTT東日本は午後4時45分現在で東京、茨城、栃木、福島、山形、岩手、宮城方面、新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東)の計17都道県全域の公衆電話を無料開放した。

危険・警告NTTドコモのiモード災害用伝言板サービス

 iMenuトップの災害用伝言板リンクからアクセス。

 伝言板にメッセージ登録が可能なのは青森県、秋田県、宮城県、山形県、福島県。

 PCからメッセージを確認する場合はhttp://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi。

▼KDDIの災害用伝言板サービス

 EZwebトップメニューかauoneトップから災害用伝言板へアクセス。

 安否情報の確認はhttp://dengon.ezweb.ne.jp/

▼ソフトバンクモバイルの災害伝言板

 Yahoo!ケータイの災害用伝言板メニューかMy Softbankからアクセス。

 安否情報の確認はhttp://dengon.softbank.ne.jp/。

▼NTT東日本

 災害用伝言ダイヤル「171」と災害用ブロードバンド伝言板「web171」。

▼ウィルコムの災害用伝言板

 ウィルコム端末からのアクセスはhttp://dengon.clubh.ne.jp/。

 他社携帯やPCからのアクセスはhttp://dengon.willcom-inc.com/。

▼イー・モバイルの災害用伝言板

 アクセスは、ブックマーク(お気に入り)→EMnetサービス→災害用伝言板→災害用伝言板トップページ。

 安否確認はhttp://dengon.emnet.ne.jp/。

【電話にまつわる注意!】
【人命にかかわります!!】
・電話の使用は極力避けてください!
・非常の為の119番や110番がかかりづらくなっています
・安否の確認は災害用伝言ダイアル171番 またはツイッター・フェイスブックなどのネットの利用でお願いします

日本人のためのフェイスブック入門

日本人のためのフェイスブック入門 (Forest2545Shinsyo 29) 日本人のためのフェイスブック入門 (Forest2545Shinsyo 29)
松宮義仁

フォレスト出版  2011-01-07
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今や「Facebook(フェイスブック)」は世界で5億人ものユーザーを持つ世界最大のSNSサイトと成った。
その一方で日本でのユーザー数は約300万人ほどしかいない。これの大きな要因の一つとして「実名制」が挙げられる。これは「2ちゃんねる」をはじめとした「匿名」を使うことができる掲示板を使うことができることによって「実名」を使う事への抵抗感が強いこと、さらに個人情報保護やプライバシー情報保護などで必要以上に警戒されている事が挙げられる。
しかし、私も含めその周りの人たちは皆フェイスブックを利用している。私もフェイスブックを利用している中で色々な情報を得ることができたり、フェイスブックを通じてセミナーや勉強会に参加するようにもなった。
しかし、いざフェイスブックを使おうとなっても、使い方がわからない事が沢山出るだろう。フェイスブックユーザーである私でもわからない事は沢山あるのだから。
本書は「日本人の、日本人による、日本人のためのフェイスブック入門書」という位置づけで「フェイスブックとは何か」から、フェイスブックでビジネスをする方法に至るまで網羅されている。

第1章「アメリカ人とは違う日本人にとってのフェイスブック」
最初にも書いた「匿名性」と「実名性」の多さの根源は掲示板の他にも「ブログ」に多く現れている。当ブログも匿名でもって書いているわけであるが、会社や仕事の事情から匿名でしかネットに顔を出すことができないとするならばブログや掲示板の方が良いかもしれない。
しかし実名である方が、相手の素性もわかり、どのような人が見てくれるのかという点でフェイスブックは勝る。しかも長い感想を書かずに、興味のあった記事、好印象の人や記事に対して「いいね!」アイコンをクリックして意思表示する事も可能である。恥ずかしがり屋でも、文章が苦手でも「いいね!」というボタンだけでコミュニケーションが広がり、人脈に発展することもある。

第2章「人生を変える!友達を1000人つくる方法」
小学校に入った時に「友達100人作ろうね」と言われたことがあるだろう。しかし小学校によっては全校生徒が100人に満たない所があったりすると「嘘っぱちじゃないか」と毒づく人もいたことだろう。
しかし最近ではTwitterやフェイスブックを利用して友達を100人以上作ることができる様になった。とりわけフェイスブックでは、100人どころか1000人以上作ることができるのだという。
それを為すためにもテクニックが必要であるが、本章ではその術を紹介している。
第1章で紹介した「いいね!」から「ウォールへの書き込み」「動画投稿」「写真選び」「プロフィールづくり」に至るまで網羅されているが、これらを見ているとブログなどでも実践することができる。ましてやそれらをやることによって自分自身の「ブランディング」にも役立つことができる。

第3章「フェイスブックを使ってビジネスで儲ける具体的な方法」
Facebookは実名性があるため「ビジネス」として使われる事が多々ある。企業でも広告としてTwitterだけでなくフェイスブックのユーザーアカウントを取得する企業も増えている。
本章では企業の他にもフェイスブックを利用してビジネスを始める人に対して「ファンページ」や「コミュニティ」の立ち上げ方から継続の仕方を伝授している。

第4章「フェイスブックライフを快適にすごすための「マナー」&「プライバシー保護」」
まず「マナー」であるが、フェイスブックにも他のソーシャルメディアと同じく、マナーは存在する。本章では以下の3つを挙げている。

・決めつけない
・押しつけない
・批判しない

まるで「3ない運動」の様に見えるが、ソーシャルメディアに限らずコミュニケーションをする上でも重要な要素としてあげられるものばかりである。
そして最初にも書いた日本でフェイスブックが広まらない理由の一つである「プライバシー保護」に関しても本章にて言及している。フェイスブックのユーザー情報変更にてプライバシーの設定がある。その中でどこまでの範囲であれば情報を公開するのかを設定することができる。設定することによってさらけ出したくない情報を未然に隠すことが可能である。

世界的にも広がりを見せているフェイスブックであるが、日本ではまだ発展途上と言える感がある。既にフェイスブックにまつわる本は数多くあるのだが、フェイスブックを使いこなすことによって、今までのソーシャルメディアとは比較にならないほどの強いつながりを持つことができる。と同時に、日本でしかできないフェイスブックの使い方がもしかしたらあるのではないかという可能性も見いだすことができる。本書を読んでフェイスブックをやってみる事がその大きな第一歩である。

29歳からの人生戦略ノート

29歳からの人生戦略ノート 29歳からの人生戦略ノート
金田 博之

日本実業出版社  2011-02-17
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これまで数多くのノート術に関して読んできた。ノート術で共通しているものと言うと「過去」と「現在」を記録していくことにある。「過去」と言えばこれまで起こったことや考えたこと、「現在」は今思っていることややっていることなどを表す。記録をしていくことによってある程度脳にバッファ(余白)が生まれ、そこから新たな思考が入ることで相乗効果が生みやすいとされている。
しかし、本書は今までのそれとは少し違う。というのは自分の夢や目標、言わば「未来」に当たる部分も「ノート」を使って記録していることにある。未来も「記録」することによって次に自分のやるべき事も自ずと見えてくる。そしていつの間にか目標やビジョンを達成することができる。本書はそのような一冊である。

Part1「なぜ、人生には戦略とノートが必要なのか?」
「人生に戦略は必要」「人生に戦略は必要なし」と様々な意見はあるだろう。今回は「人生に戦略は必要」という所に目を向けてみる。
社会人になってからは与えられて仕事に集中していれば良いだけだが、30代に入ってくると次第に自分で仕事を回す、それだけではなく部下に仕事を与える役割もあり、重役クラスへの根回しなど担うようになってくる。中にはプロジェクトや部課のリーダーを任される人もいる。
本書のタイトルである「29歳」はまさにそのような時期の始まりと言える。その中で自分がやりたいこと、目指すべきものが見えてこなくなってしまいだすのもこの頃である。
そういった状況の中で自分はどうあるべきかの羅針盤を持つために「人生戦略ノート」は必要であるという。

Part2「今と将来のギャップを埋める「人生戦略ノート」」
「今と将来のギャップを埋める」となると目標と現実のギャップを見て、「自分は何をすべきか」を見つける、いわば「逆算式」がメジャーになっているのだが、著者はそれでは逆効果であり、むしろ現在を「積み上げながら」目標を達成することを推奨している。
本章では「人生戦略ノート」の概要について説明している。具体的な中身については次章以降紹介される。

Part3「たった1行からはじめる「成長日記」」
「千里の道も一歩から」の如く「ノートを使うのもまず一行から」と言うべきかもしれない。
自分の足跡を1行からでも書くとどこが原因なのか、そこから何をしたらよいのかを見いだしながらノートに書き足していく。そこから新たな目標を見いだし、それに向かって行動を起こす、行動した後、ノートでフィードバックを行い、次の目標策定につなげる。
いわゆる「PDCAサイクル」ができあがる。

Part4「自分だけの最強のビジネス書をつくる「虎の巻」」
行動やフィードバックをしていく中で、学んだものは少なくとも1つ以上ある。学んだものがそのまま「ノウハウ」になっていくわけである。本章はそのノウハウを「虎の巻」として、自らのビジネス書にまとめるような事を紹介している。
既存のビジネス書と大きく違う点は「進化する」ことにある。

Part5「不安をかき消す「ストレスノート」」
本書の中で「私もやったことがある」所である。しかし本章の内容とは少し違って、大学受験時、勉強中にでた負の感情をそのまま書き殴るというものをやっていただけのことである。ちなみに「この本」を実践した形をずっとやっている。
ちなみに本章はそのような形ではなく、ストレスであるエッセンスを抽出し、そこから原因や対処法を捻出していくという形である。

Part6「これからの5年で飛躍し続ける「人生計画ノート」」
経営でも「五カ年計画」というのがあるように、人生においても「五カ年計画」を立ててみよう、というのが本章の狙いである。多かれ少なかれ目標を決め、そこから得られるチャンスやリスク(本章では「恐怖」と表現している)をノートに表しながら計画に落とし込んでいく。本章では「SWOT分析」など経営学にまつわるものも出てくる。

Part7「計画倒れで終わらないための「実行約束ノート」」
緻密な計画を立てても、いざ実行してみると計画倒れに終わってしまう例は少なくない。私も元々は計画を立てる人間だったが、計画倒れが日常茶飯事となってしまい、結局やめてしまった過去がある。
計画を絵に描いた餅に終わらせないためにToDoリストやデッドラインをつくることによって計画倒れを未然に防ぐ。さらに仕事だけに終わらせないためにプライベートも予め予定をたてる事によって仕事もプライベートも充実するようにできる。

Part8「仕事とプライベートが充実する「ビジョン決定ノート」」
目標の先にあるのは自分の持っている「ビジョン」である。そのビジョンを持つためにも人生戦略を立てる、目標を立てる、そしてそれをノートに書きながら足跡をつけ、フィードバックをする。一朝一夕では目標もビジョンも達成することはできない。「継続」こそが大きな宝となる。

最初にも書いたとおり本書はこれまでのノート術とは違い、「未来」にフォーカスをしている。「私はまだ29歳にもなっていない」「もう30代だ」と言う世代にも「これからどうすればよいのか」「これからどうしたいのか」という考えはあることだろう。その人たちにも本書は有効である。

『29歳からの人生戦略ノート』出版記念講演会&サイン会 感想

5日に「『29歳からの人生戦略ノート』出版記念講演会&サイン会」のイベントに参加致しました。

「出版記念講演会」という名目ですが、形式はパーティーという形で、主催者の金田博之さんをはじめとした方々が10分弱講演をするというものでした。

金田さんの他にも、太田彩子さん松宮義仁さんらも登壇されました。その後サインもきっちりいただきました。

パーティー、及び講演の中で最も印象に残ったもの、それは金田さんのモチベーションと「思い」の強さがひしひしと伝わったことにあります。

近日中に書評を致しますが、これまで多く見てきた「ノート」術では「過去」や「現在」の足跡をつける、と言うのが多かったのですが、金田さんのノート術はまさに「未来」を描くために過去・現在・未来を記録している術なのだなと感じました。

ためになる話ばかりではなく、当ブログでも書けないような金田さんの裏話に大爆笑、とあっという間の2時間でした。

金田さん、太田さん、松宮さんをはじめ、登壇された皆様、名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!

そうか、こうやって木の家を建てるのか。 「200年住宅」と工務店選びの知恵

そうか、こうやって木の家を建てるのか。 「200年住宅」と工務店選びの知恵 そうか、こうやって木の家を建てるのか。 「200年住宅」と工務店選びの知恵
田鎖 郁男

小学館  2011-02-22
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(株)オトバンク 上田様より献本御礼。
いつ頃だったか、家庭を持って一軒家を買い、仕事と家族を両立すると言うような家族像があたかも固定観念のように広がった。
最近になっては晩婚化や核家族化によってアパートやマンションなどの需要が増えており、一戸建てへの需要が右肩下がりなのではないかと思ってしまう。確かに不況に陥っている今日では45年ぶりの低水準であったが、住宅ローンの減税やエコなどにより一戸建てへの需要は急速に落ちる気配はない。むしろこれから活性化していくのではないかとも考えてしまう。
本書は住宅業界の今後ではなく、むしろ「木の家の建て方」へのこだわり、誰でも一度はあこがれ、そして人生で最も大きな買い物になるだろう一軒家への選び方に至るまでの術に至るまで紹介している。

基礎編「15の知恵―木の家はこうやって建てた」
「200年住宅」となれば「長期優良住宅」と言われてもおかしくない。しかし日本ではそれが「あたりまえ」と言われている。現に神社や寺、城の多くがすでに200年どころか300年、500年、1000年と続いているものまである。日本人が持つ独特の建物づくりがそうさせている。
しかし戦後、正確に言えば文明開化の頃から欧米の技術が次々と日本に広がりを見せた。とりわけ戦後は住宅業界にもそういった波が押し寄せてきた。日本古来からある棟梁や大工の技術が衰え始めたのもこの時期である。
元々日本の住宅は四季折々に対応しながらも、済んでいる地域の気候に合わせた住宅を持つことによってそれを愉しむことができる様にできている。戦後から押し寄せた波、いわゆる「ハウスメーカー」によってそれが無くなり、全国津々浦々同じようなものが建てられているのだという。
ちょっと前置きが長くなってしまったが、本章ではそういった現状について指摘しながらも「木の家」を建てる15の知恵について紹介をしている。新しい概念もあるように見えるのだが、いずれもかつて日本が自然にやってきたことを再びやろうと言うような形である。「温故知新」をしながらも環境のために、自然と共生するために実践をする、そういった事であるのかもしれない。

実践編「25のスキル―成功する工務店の選び方」
最初にも言ったとおり、一戸建ての購入は人生の中で最も大きな買い物の一つである。だからでこそ「成功」というよりも、間違った選び方だけはしたくない。満足のいく家に住みたいというのは、一戸建てを購入する誰もが思っていることだろう。
本章では満足のいく一戸建てが購入できるような方法を25個のスキルとして紹介している。一戸建てを購入するには始めに「工務店選び」から入っていく必要がある。しかし工務店とはいっても様々であり、かつそれぞれの工務店にどのような強みがあるのか私たちはあまり見かけることはない。
工務店を知る術は色々とあるのだが、インターネットだけではなく、説明会や見学会に直接足を運んで情報を仕入れていくことが先決である。
そこから自分たちが建てたい家を整理しつつ、金銭面、さらには契約内容に至るまで注視していく必要がある。ここでは割愛していただくが、かつて欠陥住宅により、法廷闘争にまでなったケースもあったことから「自分の身は自分で守る」という考えは大切である。この期に及んでの「無知」は命取りとなる。

業者もお客も真剣勝負だからでこそ、というのもちょっと変かもしれないが、互いの考えをぶつけていく中で、そして日本独特の大工技術によって、日本の住宅は長く保たれるだけではなく、「自然との共生」を存分に楽しむことができる。本書は「これから一戸建てが欲しい」と言う人には是非読んでいただきたい一冊である。

花鯛

花鯛 花鯛
明川 哲也

文藝春秋  2008-07
売り上げランキング : 445925

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本書は短編集であるが、章立てがすべて海の生き物である。鯛は鯛でも「花鯛」はどのような鯛なのか。

花鯛の本当の名前は「チダイ」と呼ばれており、それを関東地方では「花鯛」と呼ばれている。血の色の様な鰓(えら)をもっていることから「チダイ」と名付けられているが、関東地方では桜や梅の花のようにきれいなことから「花鯛」と名付けられたという。主に房総半島で漁れる魚である。

本書のテーマとしてあげるとするならば「漁」と「家族愛」を挙げる。人生に躓いた男がチャンスを狙って海に出るところからストーリーは始まる。

魚の知識も学ぶことができるが、それ以上に家族愛の色が強い一冊である。魚釣りを通じて家族の絆が強まっていくことに感動を覚えた。あと余談だが本書を読むとなぜか刺身も食べたくなってしまう感情にも駆られてしまった。

会社は倒産体質――倒産リスクとの戦い方

会社は倒産体質――倒産リスクとの戦い方 (角川oneテーマ21) 会社は倒産体質――倒産リスクとの戦い方 (角川oneテーマ21)
木下 晃伸

角川書店(角川グループパブリッシング)  2009-10-10
売り上げランキング : 351719

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会社は存続年数の長短に問わず「倒産」というリスクが伴っている。これは紛れもない事実である。その証拠として日本最古の企業である「金剛組」を例に挙げると創業当時からずっと金剛一族が経営してきたが高度経済成長から続く熾烈な建設競争のあおりを受け経営危機に陥り、2005年に金剛一族の経営から、郄松コンストラクショングループの傘下として企業は存続されている。「倒産」する危険性があることは100年以上続いている企業でさえも例外では無いのである。
経営にはリスクはつきものであるが、本書はその「倒産リスク」をいかに分散することができるのか、という術を紹介している。

第一章「大企業も倒産する時代」
最初にも書いたとおり100年以上続いている老舗企業でも倒産のリスクは免れない。日本や世界のトップ企業もまた同じである。2008年秋の「リーマン・ブラザーズ」の経営破綻がその確固たる証拠である。
多額の負債を抱えての倒産は今も昔も多いのだが、会計上、珍しい「黒字倒産」も2008年にアーバン・コーポレーションで起こっている。
無借金経営であるとはいっても資金繰りが苦難であることには変わりはない。経営トップはあらゆる方向を見渡しながら決断を起こさなければならないが、「リスク」のおそれをなして決断できない、動けないといった後ろ向きの経営ばかりとなり、世界からも取り残される有様である。

第二章「会社をつぶさないために」

「現状維持では衰退する」

ウォルト・ディズニーの名言であるが本章もそれと同じようなことを言っている。
市場も絶えず成長や変化をしていく。企業もそれに応じた変化をするべきであるが、会社として、そして経営者としての「原点」を常に見据えていく必要がある。それを無くいてしまうと、糸の切れた凧の如く、無限の可能性に猛進して、取り返しのつかないことに陥ってしまう。

第三章「会社経営にはツボがある」
「これをやれば必ず経営はうまくいく」
仕事も同じであるが、この言葉ほど信用できないものはない。とはいえど経営に関してある程度抑えておくべき「ツボ」というのがあるそうだ。
付加価値や現物資産(会計上では「現金・預金」)が大事であり、カリスマ経営にどっぷりと頼らない経営姿勢が必要であると著者は主張している。

第四章「チーム力を改善せよ」
組織もまた市場と同じく絶えず変化を求められているものの、人材を含めてそうは変わらない。組織には相互の依存関係があり、一つでも変化を起こすとなると、多大なるコストやリスクが生じる。そのことによって組織そのものが崩壊に導く例も少なくない。

第五章「金融知識の欠如が死を招く」
昨年の1月に世界的に有名な経営コンサルタントの大前研一氏が「マネー力」を出版された。この本が出版された減少として日本人個人の資産運用からお金の使い方に至るまでの「マネー力」の減少を嘆いて出版されたのだろう。
しかし個人だけではなく、企業としてもそういった力は落ちていると著者は指摘している。

最初にも書いたとおり、倒産リスクはどこの企業にも存在する。そのリスクを受け止めつつ後ろ向きにならず、原点を鑑みつつ、成長を続けていくこと、それがすべてとは言えないが、本書を読んで最低限経営としてやるべき事はそこにあるのではないかと思った。

エレガントな象―続々葭の髄から

エレガントな象―続々葭の髄から (文春文庫) エレガントな象―続々葭の髄から (文春文庫)
阿川 弘之

文藝春秋  2010-04-09
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「昔の「古き良き日本語」を見ている様な気がした」

本書を読んだ直接的な感想である。著者は大正9年に生まれ、大東亜戦争を経験。その後志賀直哉に師事して作家としてデビューした。主に大東亜戦争などの戦記物が多いことで知られている。

本書は阿川氏のユーモアあふれるエッセイである。ちなみにこのタイトルは同じ作家の檀ふみ氏の事を言っている。「エレガント」と「エレファント」を捩っている所がなかなか面白い。

最近では増えてきているカタカナや外来語に関しても、本書にて独特の表現で扱き下ろしている。

著者自身の身の回りのことから縁深い人、さらには今日の社会問題に至るまでを独特な表現で表している所に新鮮味があった。

満足できない女たち アラフォーは何を求めているのか

1985年に男女雇用機会均等法が作られ女性の社会進出が始まってもう26年の歳月が流れようとしている。ヨーロッパに後れを取られているとはいえ、女性の社会進出は著しくあり、女性の上司や女社長といったことも珍しくなくなってきた。「バリキャリ」という言葉も出ているほどである。
そのことも一員としてあげられるが、晩婚化や少子化も起こっている。40代、つまり「アラフォー世代」での結婚や出産も増加している中、女性たちは何を求めているのだろうか。本書は「アラフォー」や「負け犬」と呼ばれた女性たちの現状とこれからについて迫っている。

第1章「均等法はできたけど」
本書が出た頃には既に、「アラフォー」という言葉が出てきており、流行語大賞にもなった。2008年春に放送されたドラマ「Around40〜注文の多いオンナたち〜」で誕生した言葉であり、「アラサー(Around30)」はもう少し前の2006年頃に誕生したと言われているが、広がりを見せたのは「アラフォー」が誕生した時と同じである。それが派生して「アラフィフ」などの言葉も誕生した。
晩婚化が進むにつれ「結婚適齢期」もだんだん後ろになっていき、さらには「クリスマスケーキ」の適齢期もどうやら39歳までと言われている。

第2章「やっぱり仕事が好き!」
結婚するよりもやりたいことをやりたい、仕事をしたいという女性も結構多い。「お局様」と呼ばれている世代でも結婚に対しての興味もなく仕事に向かいたいのだという。
結婚するよりも「自分」を出していきたい、「自分」を探したいというところから結婚よりも「仕事」に没頭をする、もしくはやりたいことを見つけている。

第3章「アラフォー結婚戦線異変あり!」
それでも結婚に対する願望を持つ「アラフォー」は多い。男性に恵まれないのか、と嘆きさえするのだが、そこで現れたのが「婚活」である。婚活で理想の夫と結婚をするという志はあったものの、難民のような状態になってしまったという人も少なくない。
結婚と言えば、他にも自分よりも一回り近く年下の男性と結婚する「年の差婚」というのも増えている。しかし離婚するのも早く、大概は「結婚観」「仕事観」など、「考え方」の相違によるものが多い。

第4章「アラフォー出産激増中!」
40代で出産をする女性も多い。ある程度精神的に余裕ができている年齢だからでこそ産めるというのだが、体力的にはどうなのか、と言うのが本章を読んでふと思ってしまった所である。

第5章「アラフォーマダムの憂鬱と野望」
アラフォー世代の多くは専業主婦であるが、「どちらかというと」専業主婦が多いという表現が合っている。最初にも書いたとおりシングルでも仕事に集中している「アラフォー世代」も多いと言うことを忘れてはならない。
本章では主婦であっても、バリキャリであっても、アラフォー世代の一つの共通点を挙げている。それは「自分」を証明することにある。

第6章「いつまで、現役?」
男性でも「働き盛り」である一方で後継者を決め、自らのノウハウを教える様になる頃である。女性もその例外ではない。「一生働き続ける」と言っても「体力の限界」というのが生じるも。現に健康や女性ホルモンに関してのことを本章では述べている。

「アラフォー世代の憂鬱」を明るいながら、悲哀をみせつつ描いている。「女は40になってからが勝負」そういった言葉が、現在の状況に似合うのかもしれない。

冒険としての社会科学

冒険としての社会科学 (洋泉社MC新書) 冒険としての社会科学 (洋泉社MC新書)
橋爪大三郎

洋泉社  2008-09-06
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当ブログは主に書評を行っているが、いくつかカテゴリーに分けての書評も行っている、ブログの左にあるカテゴリーを見ていただければ幸いだが、主に「人文」「社会科学」「理数系」「文芸・評論」「ビジネス」と分けている。私の読書傾向からこの5種類に分類しているが、私の所の「社会科学」は主に「社会問題」「政治」と言った本に分類している。前身の「蔵前トラック」でもそれらの類はずっと書評し続けているのでなじみ深いと言える。
では、そもそも学問における「社会科学」はいったいどのような学問なのだろうか。簡単に言えば、自分が今の「社会」に対してどのような見方をするのか、について考察を行っている学問である。その考えの中には「資本主義」や「社会主義」など小難しい物があるが、本書はそういった言葉は使わない。むしろ前知識もそれほど必要もなく、「社会の見方」というのを見ていく、それがあたかも「冒険」という形にして表しているのが本書である。

第一章「社会科学はこうして学ぶ」
しかし「社会」を見るための学問なのに、どうして「科学」が入るのかという疑問も生じる事だろう。では、どのような所に「科学」があるのだろうか。一説では「科学」は物体など形のあるものなどに対して客観的に考察を行う学問群である。客観的に見るベクトルを「社会」という一つの大賞にしているため「社会科学」と名付けられている。
とはいえ「社会科学」は「科学」ではないという批判もあり、心理学や考古学、経済学、政治学などがカテゴリー化してつくられたと言う方が現在の状況でしっくりくるのかもしれない。

第二章「日本国憲法はどこが美しいか」
本書が「社会科学」に関して局所的に考察を行っている所は2つある。一つは「日本国憲法」、もう一つは「マルクス主義」について述べている。
まずは「日本国憲法」の前編である。ここでは憲法の在り方、そして「憲法」はどうしてつくられたのか、歴史とともに追っている。
とはいえ「日本国憲法」という括りだけに収まらず、世界で「憲法」という概念が誕生したこと、さらにはその背景にまで至っている。
「日本国憲法」というと何かと「9条」にとらわれがちであるが、ここでは「自由」「権利」「義務」「責任」の在り方を考察している。

第三章「マルクス主義はどうしてダメになったか」
60年安保から70年代前半まで「社会科学」をやる人は皆マルクス主義者であったのだという。著者もその例外に漏れていなかった事をカミングアウトしている。「60年安保」や「大学紛争」を通じて現在の権力者に反発をすることによって、世界は変えられると信じ切っていた。さらに古い資本主義の在り方をこの手で変えようと志していたことも一つの要因と言える。
マルクス主義に飲まれていった人の中には「三菱重工爆破事件」「よど号ハイジャック事件」を起こした。
経済が右肩上がりに成長していくことによってマルクス主義は衰えを見せていったのだが、「貧困」や「格差」という言葉が出てき始めた頃からまた息吹を見せている。もしかしたらマルクス主義の栄枯盛衰は「貧・病・争」と大きく関係しているのではないかと勘ぐりさえする。

第四章「日本国憲法はどこがいかがわしいか」
最後は日本国憲法の負の側面について迫っている。話題である「9条」もわずかに触れられているが、主に第1条の天皇象徴制について論じている。かつて大日本帝国憲法では最高権限は天皇にあった。戦後、東京裁判を経て、天皇は象徴として憲法に記された。これは東京裁判の所で詳しく述べていたが、当初GHQは天皇を退位させる事、もしくは裁判の被告にすることを目論んでいた。しかし、いつの頃かわからないが、実効支配を強めるために天皇を利用することを考え東京裁判では免訴しようと暗躍をしたのである。

今となっては社会を客観的に見る本は山積するほどある。しかし戦前まではこの「社会科学」は思想犯として「特高」に捕まる対象とされるほど危険な学問であった。65年前から続く平和だからでこそ、今まで見えてこなかった「社会」の在り方を様々な角度で考察をしたり、論じたりすることができる。そう今だからでこそ、「冒険」ができるのだ、と。

タイガーマスク運動、どう思う?

ブログネタ: タイガーマスク運動、どう思う?参加数拍手

昨年末から、今年始めにかけて「伊達直人」という名前で各地の施設にランドセルなどを送るという出来事がありました。正直、「タイガーマスク」と言われると、実在する「初代タイガーマスク」、本名佐山聡氏がやっているのかと思ってしまいました。。

ちなみに佐山氏はこの出来事が起こる以前から慈善活動を積極的に進めており、プロレスを通じて社会を活性化するという信念の下で活躍されています。(現に2月にもチャリティーイベントを行っていました

暗い話題が多い中、こういった運動が続くことによってまだまだ発展途上の日本の慈善活動が活発になれば、とも思っています。


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情報があたかも濁流のように氾濫し、かつ複雑化している時代からでこそ「シンプル」に考える力が必要であるという。
しかし「シンプル」に、とは言っても単細胞のように考えろと言うのではなく、時には論理的に、時には水平的に「わかりやすく」かみ砕いていく事が重要である。そのことによって複雑に物事が絡んでいた物も解きほぐしていくことによって「シンプル」な答えを見いだしていくことができる。
本書は「ミスター円」と呼ばれる元財務官がシンプルに考え、そして生きる術について伝授している。

1.「常識をシンプルに戻せ」
かつてバブル時代の時には不動産の買い占めや贅沢といったものが、あたかも「常識」として捉えられていた。その「常識」も時代とともに変わるものであり、かつて「あたりまえ」と呼ばれていたものは、もはや「非常識」となっている。
では昨今の「常識」をシンプルに考えてみると、どのように取り戻すのだろうか。高級な物は買わず、安くて良いものを買う。そして形のある一流のものに囲まれるよりは、技術的、さらには精神的に豊かになることで充実した毎日を送ることができる。
そのことを考えると日本古来からある「侘び、寂び」の文化の原点に返るのではないかと現在の状況からして思った。

2.「生活をシンプルに戻せ」
1章で既に言ってしまったのだが、シンプルな生活の事について提唱している。確か三浦展氏の「シンプル族の反乱」という本を昨年の2月に書評をしたことを思い出す。
シンプル族の年齢層はどちらかというと私とほとんど近く、だいたい20代後半〜30代にかけてが多い。合理的でありながら伝統的なもの、そしてエコであり、何よりも「自然」を愛した生活をする人たちのことである。
本章で提唱している衣食住に関してもそれとほとんど近い。他にも仕事や学びに関する事についても言及している。

3.「ビジネスをシンプルに戻せ」
著者は現在、早稲田大学教授として教鞭を執っている身である。
そのことから本章では私たちのいる「会社」や「企業」のビジネスのみならず、「大学」の教育ビジネスまで網羅している。
師との出逢い、社会へ出て行くための「教育」、そして会社の在り方に至るまで書かれている。

4.「政治をシンプルに戻せ」
おそらく最も複雑な物が絡み合っているものというと「政治」を連想してしまう。国会ではいくつかの党があり、大きな党になるとその中で会派や派閥ができる。その利害関係が絡み合うことによって私たちがかなうような政治ができなくなる。喩えがあっているかどうかわからないが「船頭多くして船山に上る」と言う言葉が似合っているように思える。
では、複雑に絡み合った政治をシンプルにするにはどうしたら良いのか。一つは農業、もう一つは医療にヒントが隠されているようである。

5.「日本をシンプルに戻せ」
日本はどのような国になるのか、これは政治や経済のみならず、国民一人一人に課せられた課題と言っても過言ではない。
では、どのようにして「シンプル」に戻せばよいのか。外国人が持っている日本、もしくは日本人の印象を訪ね回ると良いかもしれない。
伝統工芸もあれば、日本にしかないユニークな文化や技術がある。江戸時代で育んだ文化や趣が外国人にとって珍しい物に他ならない。それぞれの「個性」を持つことも国の特色になる。ユニークさや珍しさをもっと増やしつつ、日本人の心を忘れないこと。これもまた一つの答えである。

「シンプル」と言っても様々な意味合いを持つ。しかし本書が捉えている「シンプル」とはいったい何なのだろうか。キーワードとしてあるのは「自然」と「原点回帰」という言葉が浮かぶ。「温故知新」という言葉もあるように日本はどのような道をたどればよいのか、自然を学ぶことと歴史を学ぶこと、そのことにあると本書を読んでそう思った。

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先日「ツイッターノミクス」について書いたとき「ウィキノミクス」の続編の位置づけといえる、と書いたことを覚えている。「ツイッターノミクス」がでる前に「ウィキノミクス」によるウェブ革命とはいったい何なのかについて、私はこれまで知らないでいた。当然「ウィキノミクス」は読んだことはなかった。
「ツイッターノミクス」が出る遙か前に「ウィキノミクス」が旋風を巻き起こした。その現象とはいったい何なのか、そしてそれはどのような効果をもたらしたのだろうか、本書とともに見ていこうと思う。章立てが多いため、当ブログではもっとも印象に残った章を5つ紹介する。

第1章「ウィキノミクス」
かつては「餅は餅屋」という諺が罷り通っていた時代があった。今となってはその言葉も徐々に形骸化しつつある。それは「ウィキペディア」をはじめとした「知」の共有化が始まったことにある。また個人単位で情報を発信する、玉石混交・匿名というリスクはあれど、「集合知」によって新たなものを共通していったり、作り出していったりするような者が生まれる。それが「ウィキノミクス」の大きな意味といえる。
「異業種のコラボレーション」や「Share」といったことが出てきていることはその象徴の一つである。

第4章「アイデアゴラ」
「アゴラ」というと上武大学教授の池田信夫氏ら多数の論壇者がプラットフォームの形にした論壇プラットフォームサイトを思い出す。
それはさておき、「アゴラ」というのは直訳すると「広場」という意味合いを持つ。古代ギリシャでは都市国家「ポリス」と言うのがあり、議会は専ら「アゴラ」という広場で市民とともに行われていた。そこから派生して「広場」、もしくは「議論する場」が「アゴラ」の意味合いとなっている。
「アイデアを出すための議論の場」と考えるとブレインストーミングなどを連想することができる。
ちなみに本章ではP&Gの実例を中心として「アイデアゴラ」の実用性について書かれている。

第7章「参加のプラットフォーム」
「ウィキペディア」をはじめとした「知」のコラボレーションの大きな特色には「参加型」や「双方向型」がある。
また後に出てくる「Twitter」に関しても様々な情報を迅速に伝えることができる一種の「参加型プラットフォーム」と言える。

第10章「コラボレーションの精神」
「ウィキノミクス」の大きな特色としての「共有」と「コラボレーション」、それは本書が出版された後でもだんだん大きくなっている。
異業種とのコラボレーション、「プラットフォーム」の合体というような現象は現に起こっており、これからますます進化を遂げていく。

第11章「ウィキノミクス攻略法を作ろう」
おそらく1章をわずか1ページで終わらせるような本は見たことがない。「ウィキノミクス」の現象は現時点で完璧な攻略法が無いに等しい。しかし「最適解」であれば得られる者があるし、ウィキノミクスガイドが現に存在する。その中で参加者各々の編纂によって変わってきている。自らウィキノミクスを使い、考え、そしてヒントや答えを書き込んでいくことで「ウィキノミクス」は進化もするし、面白くもなる。

本書は今から約4年前に出版されたものであるが、ドッグイヤーと言われるウェブにまつわる本の中では、些か古くささも感じさせないような一冊である。現に「ウィキノミクス」は存在しており、それはさらなる進化を続けている。本書を読んでそう確信できる。

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