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2011年2月

ぐっとくる?

ぐっとくる? ぐっとくる?
安田 佳生

サンマーク出版  2011-02-14
売り上げランキング : 79652

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私たちの世代は「嫌消費世代」と呼ばれているが、少し角度を変えて考えてみると、消費志向が厳しく高くなっている何よりの証拠といっても過言ではない。
「モノを大量に、かつ安価に作れば売れる」という考え方が変わり、高価でも自らの主観で「ぐっとくる」ものが売れている。
本書はその「ぐっとくる」ような商品、サービスがなぜ「選ばれる」のか、「法則」という形にして表している。

1章「日本人が出した答え」
日本人の消費志向は世代とともに変わりつつある。人によっては「進化」や「退化」という言葉で形容するかもしれないが。
日本の消費指数が減少していったり、増加していったりしていることで日本の消費は悪化した、もしくは改善したと一喜一憂しているのは余りに滑稽である。
日本人は「買わなくなった」という声もあるのだが、消費者一人一人の消費志向は違っているが、最近はそれが顕著になっているだけである。

2章「顧客の新事実」
では顧客の購買意欲はどのように変わっていったのだろうか。単純に書くと、高度経済成長期には「安さ」や「量の多さ」というのが重点に置かれていた。しかし、バブル景気前後になると、安価志向から、より高級に、かつより個性的になっていった。「ブランド」が流行してきたのもそのためである。
売り手はよく「買い手を意識して」というような言葉を使っているようだが、これも使いようの一つである。
「万人に受けるもの」は決してあり得ないことであり、ニッチなものでも「ターゲット」を絞らなければ誰も振り向かない。

3章「イメージではなく、コトバで伝える」
「口コミ」は販売促進や広告でも使われる機会はある。しかしそれは、人と人との会話の中で出てきた話題でしかなく、具体性にも欠けるものがあるのだという。
顧客に伝える方法は相手にイメージさせるよりも「コトバ」を使って伝えることによってブランドとなり、顧客も自然についていくという。「キャッチコピー」もその一つであり、コトバ一つで販売促進の道具にも使える。ましてや「消費」に関してシビアになっている今だからでこそ、コトバを使って「ぐっとくる」ようなモノを生み出すことこそ、日本人でしかできない日本人に対する購買力強化の要素になるのかもしれない。

マーケティングや商品の品質とともに、私たちの消費観も進化している。その中で商品そのものの魅力だけではなく、付加価値をつける重要性も問われてきている今、「ぐっとくる」ものが大きな要素となっていることがよくわかる。本書はそのことを教えてくれる。

上司取扱説明書―MBA流ボスマネの極意

上司取扱説明書―MBA流ボスマネの極意 上司取扱説明書―MBA流ボスマネの極意
藤野 祐美

同友館  2011-01
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著者の藤野様より献本御礼。
私たちが新人の頃から必ずといっても言いほど「上司」がいる。自分の一存で決められず、人事、もしくは上司の一存によって決まることが多い。そうなってくると誰が上司になるかもわからない。「上司を取り替えてくれ!」というようなことだって珍しくない。
本書は上司に対して不満を持っている人たちに対してどのようなことをしたらよいのか、というのを教えてくれる一冊である。

1章「なんでこの人が上司なの?」
「うちの上司を何とかしてください!」
そう言って人事に泣きつく人、もしくは社長を始め上司の上の上司に泣きつく人も少なくはない。ある人は会社をやめたり、あるいは違う部署に移るよう懇願したりする人もいる。しかし上司はあなたが願っただけでは変わらない。むしろ上司に限らずあなたの一存で他人が変わることはないということを認識した方がよいだろう。

2章「ポスマネマスターへの道 第一ステップ「まずは気持ちの整理から」」
私の周りにも上司に対する悪口を言う人は少なくない。しかし、上司の悪口を言っても何も始まらない。上司が替わらないのであれば「上司を使いこなす」という考えにシフトしていくこと。本書ではそう言っているのかもしれない。
というのは上司と部下の気持ちや価値観などは違って当たり前である。育った環境も違えば、経験してきたことも違ってきているのだから。

3章「ポスマネマスターへの道 第二ステップ「実は知らない上司の姿」」
上司をマネジメントする、本書では「ボスマネ(ボス・マネジメント)」と言われているが、それを行う前にまず「上司を理解する」必要がある。どうして彼(彼女)が私の上司なのか、上司はどのような人間なのか。さすがにプライベートまで知り尽くすことはできないものの、本章では大きく分けて6つの分類に分けて、上司のパターンを提示している。
一昨年出版された「一流の部下力」についても触れられているが上司のパターンを知ることによって、部下はどのように振る舞えば良いのかについて書かれている。
「一流の部下力」と本書の違いは「上司ストレスへの解放」と言う所にある。

4章「ポスマネマスターへの道 第三ステップ「ポスマネの主役はあなたです」」
「ボスマネ」を行えるのは部下である「自分自身」にあることを説いた章である。
本章の始めには「ボスマネ度チェック」があり、その中で、どれだけボスマネができているのかをチェックすることができる。できなかった所、もしくは足りなかった所をチェックするのには最適である。
ほかにもボスマネを学ぶところがたくさんあるということについても書かれているが、ドラえもんからでも学べる所は印象的だった。

5章「ポスマネマスターへの道 第四ステップ「バカにできない上司との相性」」
上司の立場からして、「良い部下」というのには2種類あるという。一つは相性の良い部下、もう一つはどうでも「良い」部下である。自分にとって「都合の良い」部下もあるが、その場合は後者に当たるといえる。
上司でも人間である。人間にも好き嫌いが存在しており、その中で仕事ができても人間的に好かない部下も存在する。しかし、上司との相性をよくするためには部下である自分が上司に対する接し方を変える必要がある。

6章「ポスマネマスターへの道 第五ステップ「こんな時どうする!? 試練を乗り越えるには」」
上司との相性が試される所であろう。仕事の場においても、会社的な苦境を強いられたとき、プロジェクトでもトラブルを抱えてしまった時こそ、上司の力や上司・部下の相性が問われてくる。解決の仕方ややりとり一つで、相互の信頼感が上がったり、逆に下がる場合もある。

3章でも書いたように、本書は上司との相性を近づける「部下力」に近い部分がある。上司は自らの一存で変わらないのであれば上司に対するアプローチや考え方を変える必要がある。ビジネス書にある思考法や仕事術というよりも、一種の「処世術」という位置づけがあるのかもしれない。

ラスト・ファンタジー

LAST Fantasy LAST Fantasy
鈴井 貴之

幻冬舎  2010-12
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「TEAM-NACS」を始め多くの芸能人が所属をしている「CREATIVE OFFICE CUE」である傍ら、「水曜どうでしょう」で「ミスター」として活躍し、映画監督や放送作家などを行っている鈴井貴之の小説デビュー作と言える一冊である。

巻頭と巻末には故郷である北海道赤平市を背景に、自らのエッセイも綴っている。ミスターと言えば「水曜どうでしょう」もさることながら北海道のバラエティ番組界では大きな旋風を吹かせている。例えば「おにぎりあたためますか」や「1×8いこうよ!」などの番組がそうである。

本書を読んでの直接の感想はミスターがつくったドラマや映画はいくつか見たことあるが(「銀のエンゼル」など)、それとよく似たような雰囲気を醸していた。
「もしも本書の中にある作品がドラマになったら…」
と言う考えもした一冊だった。

入浴剤、入れる派? 入れない派?

ブログネタ: 入浴剤、入れる派? 入れない派?参加数拍手

春の陽気が近づいていても、まだまだ寒さが残っている季節です。

今回のネタは「入浴剤、入れる派? 入れない派?」というもの。

私はかならず入れますね。

ちなみに実家、及び大学の下宿には風呂場はなく、銭湯に行くしかありませんでした。そのため「入浴剤を入れると気持ち良いのか」など入浴剤に対する憧れはいっそう強くなりました。

とはいえ湯船につかる時がそれほど多くないですが、つかる時は必ず入浴剤を入れることにします。

あぁ花粉症…。何か対策してる?

ブログネタ: あぁ花粉症…。何か対策してる?参加数拍手

もう至る所では花粉がやってきて、猛威をふるう準備をしていることでしょう。昨年の夏は記録的な猛暑でしたから、今年の花粉は去年のそれをは比べものにならないほど。

だからでこそ対策を…と言いたい所ですが、私は花粉対策といっても「スギ花粉」の対策と言うよりも、ヒノキやシラカバの花粉に罹りやすかったので、その対策をちょっと紹介します。

とは言っても「甜茶」を紹介する程度ですが。。。

「甜茶」は元々甘みのあるお茶として知られており、鼻やのどなどに聞くお茶として有名です。そうなると花粉症にはもってこいのお茶とも言えるでしょう。

現在は甜茶飴を買う程度ですが、大学生の頃は花粉症に罹りやすかったため、甜茶のティーバッグを買い、つくっていたものです。


@nifty×BIGLOBE花粉情報

20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方

20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方 20代の自分を取り戻す 理想のカラダのつくり方
阿部 貴弘

中経出版  2011-01-26
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知人である阿部氏の一冊である。著者は現在パーソナルトレーナーや健康スポーツ講師として活躍している。肩書きにあるとおり健康やスポーツにまつわる仕事をしていることから本書は健康にまつわる一冊となっている。
多忙や不規則なことが多い時代だからでこそ、「健康」に関して向き合う必要のあるこの時代、理想とかけ離れている現状をみると「もう二度と戻れない」という絶望感をもってしまう人もいる。ましてやがんばろうと思って意気込んで実践をした結果、夢半ばであきらめてしまう人もいる。
本書はまず自分のカラダと向き合いながらトレーニング、食事、調整を行いながら理想のカラダに近づけるかを教えてくれる。

第1章「まずは自分のカラダと向き合おう」
理想を描く前に、目の前にある現実と向き合うことが第一歩である。少なくとも年一回行っている健康診断の結果をみるのも良いが、なんと言っても現在を知る方がよい。現在の体重・体脂肪率などはヘルスメーターがあり、血圧や心拍数は血圧計、胴囲であればメジャーがある。また「体型」であれば全身鏡があると今の体型がどのような形なのかよくわかる。測るだけことによって「今」の状態がわかるし、現に測るだけでダイエットになった人もいる。

第2章「カラダづくりはプランで9割決まる」
現在がわかれば、今度は理想までの距離とそれに近づけるためのプロセスづくり、つまり「プラン」を立てる所に入る。しかしその「プラン」を立てることからダイエットをあきらめる、つまり破綻してしまうことが多い。最初はなるべくこれまでの生活に近い形、軽めの運動や食事抑制をすることから始める。そして著者の提唱する健康法の最も大きな特色が「1日の水摂取量は「30ml × 自分の体重」を心がける」ところにある。私も現在はミネラル・ウォーターでその分を毎日飲むことを心がけている。

第3章「理想のカラダを取り戻すトレーニング」
いよいよ次は「トレーニング」である。トレーニングとは言ってもランニングや腹筋背筋といった激しい運動ではなく、スロトレやドローインといった軽いながらも有酸素・無酸素を変え備えた運動から、普段運動をする習慣をつける事から始める。

第4章「自分を変える食事の取り方」
次は食事である。ダイエットとは言っても極端な食事制限ではなく、バランスを保つ食生活にシフトしていくことが大切である。とりわけ食物繊維は身体の循環に最も重要な要素としてあげられている。朝早くに出社し、終電間際に帰宅する人でも、食生活一つ気をつければ理想の身体に近づけることもでき、かつ毎日「疲れた」というように溜息をするような事も減る。

第5章「疲れとストレスをなくす休養と調整」
運動と食事がくると、今度は休養・調整に入る。おそらく私にとって一番の課題はここである。運動でも身体を慣らすための「調整」もあれば、睡眠やストレスをどのようにコントロールしていくのかも大事な要素となる。
本章で最も提唱しているのは「サウナ」であるが、著者は現在テルマリウムにまつわる会社にも勤めているため、サウナの特性が最もわかりやすく、且つ詳しく書かれている。

第6章「一流に学ぶメンタルタフネス」
一流の人はメンタルに関しても興味を持っており、それぞれトレーニングやコントロールを行いながら、常に高いメンタル力を保っている。著者はインタビューやセミナーなどの中で数多くの「一流」の人を見てきた。その結晶の一つがここにある。

健康に関する本はいくつか読んだことはあるのだが、本書ほどより実践的、かつ無理なくやれる本はなかなかない。運動や食事のダイエット法ではなく、あくまで「健康」を重視しているため、今までダイエット本ばかり読んできた方や、運動をあまりしていない人にはもってこいの一冊である。

F1 バーレーンGP中止が決定

F1 バーレーンGP中止を主催者が発表

2011年のF1開幕戦に予定されていたバーレーンGPの主催者が、レースの中止を発表した。

バーレーンでは、反政府デモが激化し、治安部隊と衝突。今も騒乱状態が続いている。3月3日(木)からは、バーレーンで合同テストが予定されていたが、チーム側が21日(月)にテストの中止を決断し、レースの中止決定も時間の問題だとみられていた(F1 TopNewsJPより)。

起るべくして起ってしまいましたね。昨今の中東情勢からして、主催者は賢明な判断を下したと言えるでしょう。現にドライバーの方々も開催に関しては消極的であったし、F1のボスであるバーニー・エクレストンも最初は開催すると意気込んでいたものの、沈静化するどころかデモが激化していることから中止に傾いていました。

ちなみに完全に中止というわけではなく、シーズン後半戦に延期する可能性があるという記事もありますが、ただでさえ年間20戦のスケジュールを組んでおり、約1~2週間に1戦というタイトなスケジュールとなっているため、延期して開催される可能性は低いでしょう。

開幕戦は2年ぶりにオーストラリアとなりました。それに期待するしかないです。

小沢一郎50の謎を解く

小沢一郎50の謎を解く (文春新書) 小沢一郎50の謎を解く (文春新書)
後藤 謙次

文藝春秋  2010-06
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現在、政治資金規制法などの罪で強制起訴を受けている小沢一郎、しかし最近の政治の歴史を書くに書かせない人物の一人である。自民党で田中角栄の薫陶を受け、徐々に発言力を強め、幹事長まで上り詰めた。その後自民党を離れ、新進党・自由党と渡り、現在は玉石混交である民主党に合流した。選挙戦にも強く、民主党を政権与党に仕立て上げたのも彼の影響が強い。

本書は小沢一郎について30年の歳月にも渡って取材を行い続けてきた記者が小沢一郎について「50の謎」という形で記した一冊である。確か違う著者であったが「田中角栄研究」といった本があった。これは長年の取材データのなかで田中角栄の表と裏を隅々まで研究してきた本である。本書はその小沢一郎版と言うべき一冊とあるが、まさか「新書」という形で出てくる、と考えると要所でしか記述することができないように思える。ちなみに「田中角栄研究」は文庫本で上下巻合わせて約900ページにも及ぶ大作である。

30年以上の膨大なデータがあるとするならば、「小沢一郎研究」と題して数百ページにも及ぶ大作があってもいいのではないかと考えてしまう。もしそれが出てくるとするならば、本書は抜粋版という位置づけの方がベターだと考える。

1通のちょっと変わった手紙で、新規客が殺到する! 集団感染マーケティング

1通のちょっと変わった手紙で、新規客が殺到する! 集団感染マーケティング 1通のちょっと変わった手紙で、新規客が殺到する! 集団感染マーケティング
杉村 晶孝

ダイヤモンド社  2010-10-29
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著者の杉村様より献本御礼。
よく、「サクラ」といった言葉をよく聞くが、口コミなどにより顧客が群がり、繁盛していくというようなことをいっている。しかし「サクラ」は一気に開花し華やかになるのだが、散るのも早い。
本書は「手紙」を使った手法であり、低コストながら、新聞広告よりも遙かに強い効果を生み出すことのできるマーケティング手法であるが、最初に書いた「サクラ」を使う方法とは違い、効果が強く、かつ持続できるという、耳を疑うようだが、企業での実践例も数多くあり、その効果は確かなものといえる。ではその方法とはいったい何なのか見てみよう。

第1章「「売れる言葉」で商品の見せ方を変えなさい」
「ネーミング」や「キャッチコピー」一つで売り上げは大きく左右される。これは「言葉のマエストロ」でも知られる中山マコト氏のマーケティングでも大きく表れている。
言葉といって甘くみてはいけない。言葉一つで顧客の連想が強く働き、それが購買へとつながることが多い。

第2章「「権威」を使って、あなた自身を演出しなさい」
日本らしいといえば日本らしいものの一つとして「権威主義」というのがある。本章ではそれを逆手に取り、泊をつけることで集客を広げるというものである。
「権威」と言っても「〜教授推薦」というようなものではなく、「ブランド」をつけるための方法としての「権威」といった方が良い。
本章を読んで面白いことを思い出した。「宮内庁御用達」という言葉をご存じだろうか。これは天皇家、もしくは宮内庁に従事する方々がよくご注文をするというところを指しているが、これが「権威」として使っている企業もある。効果は定かではないものの、それが徐々に広まって皇居近くの店々は「宮内庁御用達」の看板を使いだしたといわれている。本当に御用達ではなくても、である。

※ 少し詳しく語ると「宮内庁御用達」の制度は戦前〜戦後間もない時期までは明確に決められていたものの、昭和33年以降はその制度が廃止され、御用達の言葉の意味はほとんどない。

第3章「「集団感染」するターゲットを見つける」
「マーケティング」をするので、当然「ターゲット」を見つける必要がある。しかし今までのマーケティングのターゲットをとらえ方は「何十代」、「男か女か」「どのような職業に就いている人か」というように絞り混みを行うことが定跡だった。
しかし本書は「1人」をターゲットにして、そこから地引き網漁の如く群集を引き寄せるという方法を伝授している。そのやり方の一つとして「タウンページ」があるのだという。

第4章「あの手この手で「集団感染」させる」
チラシやDM、メルマガによる集団感染広告の作り方について伝授している。やり方もなかなか面白く、とりわけ「ドロボウ新聞」は面白く、かつ「痛快!」と言える。

第5章「黙っていても儲かる「仕組み」をつくる」
「仕組み」づくりは様々であるが、言葉による「仕組み」
づくりは数多くある。本章では前章までに紹介されたマーケティング方法を展開しながら「場」をつくることについて伝授している。

今までの「マーケティング」とは大きく異なるためか、インパクトは非常に強かった。「集団感染」を実践しやすい形にできているだけあって、これからの広告の在り方がかわるのではないかと思ってしまう。本書は実践に向きやすく、かつ広告の考え方ががらりと変わる衝撃の一冊である。

40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則

40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則 40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則
大塚 寿

ダイヤモンド社  2011-02-18
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ダイヤモンド社 市川様より献本御礼。
本書はどちらかというと30代の為にかかれているように見えるが、40代になるまでにはもう少し先がある20代にも同じように読むべき一冊といえる。「後悔しない50のリスト」とあるが、著者自身の後悔したものをリスト化している、「〜するべきだった」というような形で。

第1章「この10年で何より大切にしたいこと」
40代は実力や社内政治のうまさの差によって役職が大きく左右される年代である。管理職止まりやヒラ止まりな人もいれば、重役にまで上り詰める人もいる。
ましてや社内外の人たちに振り回されやすいのも、この年代である。本章では攻めと守り、仕事と家庭、さらには優先順位の「バランス」の取り方の重要性について教えてくれる。

第2章「プレイングマネジャーとして本当に必要なこと」
管理職を始め「プレイングマネジャー」になるひとが少なくない年代が40代に多い。築き上げてきた社内外の人脈やノウハウを使って、会社、もしくは自分のために役立てていくのもこの年代である。過去に何をやってきたのか、これから何をしていくのかを明確にしていくのも大切な要素としてある。

第3章「忙しいだけで終わらせないために工夫すること」
40代に限ったことではないが、より責任の重い職になればなるほど忙しさは格段に違ってくる。仕事などによって時間が短く感じるのもこの時期である。そのときこそ「時間の使い方」「取捨選択」がものをいう。

第4章「人生を左右する「人付き合い」で知っておくべきこと」
人脈に限らず、人付き合いの多いのも40代の特色の一つである。人付き合いによって「取捨選択」をするのも一つだが、もっとも「失敗できない立場」にいるということも忘れてはならない。これまでは「数」で人脈を集めることが主とされてきたが、それなりに多くなってくると「敵」もできてくるようになり、やがて孤立する立場にまでなってしまう。そのときこそ「助けてくれる人」、もしくは「絶対的な支持者」を持つことがいかに大切か、というのを教えてくれる。

第5章「年相応に学ぶべきこと」
「死ぬまで勉強です」というある噺家が言った言葉だが、社会人でも同じことが言える。しかし今まで積み上げてきた経験をいかにして生かすのか、というところの勉強という意義が40代には多いという。教養や社外での経験、一見無駄のように見えるが意外なところで役立つということを忘れてはならない。

第6章「会社・社会と向き合い続けるために考えておくべきこと」
社会人人生の総決算に近づくのも40代であるが、その中でどのような生き方をしたらよいのか、出世のあり方などが紹介されている。

まるで他人事のように書いたのだが、本書は最初にも書いたとおり、40代に限らず、30代・20代にとっても効果のある一冊である。相手の失敗を反面教師として自らはどのように仕事や人付き合い、さらには家庭などをどのようにしたらよいのか、シミュレーションをしながら実践をしていくことによって40代になったときには自分では気づかないほど変わることができる。本書は数多くの「失敗」から「反面教師」として学ぶべきことが散りばめられている。

消費税をどうするか―再分配と負担の視点から

消費税をどうするか―再分配と負担の視点から (岩波新書) 消費税をどうするか―再分配と負担の視点から (岩波新書)
小此木 潔

岩波書店  2009-09-18
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消費税を増税するかの論議が急がれている今日この頃である。過去の政治政策による赤字国債も増え続け、現在では約950兆円にも上るほどである。そのためか国債の格付けランクも下がり、IMFからも赤字解消の督促まで上がっている始末である。

さて本書である。消費税は1989年、ちょうど平成に入った頃に導入され、銀行ショックなどあった1997年にも5%に引き上げられている。しかしそれから14年の間に消費税の変動は行われていない。国民の生活に直結していることもあり「地雷」、もしくは「最終手段」として手をつけることができなかった要因もある。

赤字国債解消や格差是正など財政面の課題が多く挙がるなかで消費税の増税はなかなかできないでいた。それどころか数多くの減税や公共福祉、ハコモノ政策などによって赤字国債はふくれあがっていった。

ではどのような財政再建をすべきか。消費税増税をすべきか。緊縮政策を行うべきか。ふくれあがった借金を解消するためには政治だけではなく、政治家を選ぶわたしたちにも課せられている大きな課題である。

クビサの代役はハイドフェルド、そして開幕戦のバーレーンは…

まずはこのニュースから…、

ロータス・ルノー ハイドフェルドの起用を正式発表

ロータス・ルノーGPは、2011年シーズンに向けてニック・ハイドフェルドをロベルト・クビサの代役として起用することを正式に発表した。ハイドフェルドは水曜日の午後にチームと契約を交わし、クビサに代わってレースドライバーを務めることになった。 (GPUpdate.netより抜粋)

私から見たら「妥当」といえる起用です。クビサもロータス・ルノーをしょって立つドライバーなだけに、損失も大きい。クビサに変わるような速さと強さを持つドライバーも限られてきます。ベテランながら安定的な走行で、時には表彰台に立てる強さも持つハイドフェルドなので、強さはクビサには劣るものの安定感でカバーしてくれることでしょう。

正直な感想としてはセナを起用して「ロータス・ルノーにセナ再び」と見たかったのですが…、さすがに話題負けしてしまう可能性が高いですね。

クビサは昨日あたりに8時間の手術を終えたそうです。一日も早い復帰を期待するしかないでしょう。

次はちょっと気がかりなこと。

バーレーンでのGP2レースが中止

バーレーンでは、GP2アジアシリーズのラウンド3と4が今週末と3月13日に予定されていたが、チュニジアやエジプトの政権崩壊に端を発したデモに対する警戒が強まったため、GP2シリーズの主催者は木曜日に今週末のレースの中止を発表した。 (GPUpdate.netより抜粋)

エジプトやチュニジアの大規模でもがバーレーンでも起っているそうです。バーレーンの首都であるマナマでも警官隊との衝突によって死者まで出しています。

そんな中F1の登竜門の一つであるGP2アジアシリーズのバーレーンGPの中止が発表されました。

F1でもF1界のボスであるバーニー・エクレストンやレッドブルのボスであるクリスチャン・ホーナーが懸念を表明しているほどでした。

開幕戦の1週間前にもバーレーンでシーズン前最後の公式テストがあります。

これが現実にならなければいいのですが…。

ギンガ

ギンガ (P-Vine BOOks) ギンガ (P-Vine BOOks)
山本精一

ブルース・インターアクションズ  2009-01-16
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小説を読むと不思議な感覚に見舞われるが、本書は今までの小説の中でも最も不思議な一冊と言える。関西から世界へ、そして世界から関西へと移るバンドの物語であるが、風変わりさはまさに良い意味での「奇天烈」な作品と言える。

確か、内容にも「訳のわからない狂気」と言う言葉があったのだが、まさにその通りと言えよう。むしろその「狂気」がロックに、そして音楽に昇華させていると言った方が良いのかもしれない。時折歌詞も盛り込まれており、それが狂気を増幅させているような気がしてならない。

ただちょっと気になったのが、本書はフィクションなのかどうかという錯覚を持ってしまった所にある。一人称である「私」が時折著者自身のことを指しているように思ってしまった。もしかしたらフィクションと自らの感情を混同しながらも本書を描ききった、そのような感じが本書を読みながら見えてきた。

横綱の品格

横綱の品格 (ベースボール・マガジン社新書) 横綱の品格 (ベースボール・マガジン社新書)
双葉山

ベースボールマガジン社  2008-01
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今年の始め、横綱白鵬が連勝を重ね、双葉山の記録した69連勝を更新するのではないか、と囁かれ始めた。しかし記録は稀勢の里に敗れ連勝は63でストップしてしまった。69連勝の壁の厚さというのを感じさせた印象だった。その双葉山も前人未踏の70連勝にならなかったとき、師と仰ぐ安岡正篤に打電した、「未だ木鶏たりえず」も名言としてあげられている。

本書は横綱としてどうあるべきかを説いているように見えるタイトルであるが、むしろ双葉山自身の自伝という印象がある。しかし自らの人生を回顧している文章を見ると、八百長問題にある今の角界、そして力士たちはどうあるべきかを見せてくれているようだった。まるで「俺の背中を見ろ」と言うように。

ちょうど本書がでたときは朝青龍問題が起こっていた時期だけに「横綱の品格」そのものが問われたのは言うまでもないのだが、本書のタイトルはその波に乗りたいという気持ちが編集の段階で表れているように見える。復刻元が「相撲求道録」であるため、横綱としての相撲の求め方の模範を示しているのかもしれないが。伝説の大横綱と言われる双葉山だからこう言える、という思惑なのだろうかと考えてしまう。

2011年大胆ヒット予測~5人のビジネス書ベストセラー作家が2011年を生き抜くビジネスサバイバル術を伝授! 感想

2月12日は「『2011年大胆ヒット予測』~5人のビジネス書ベストセラー作家が2011年を生き抜くビジネスサバイバル術を伝授!~」に参加いたしました

テーマは2011年のトレンドや経済やビジネスを徹底的に予想していこうという文字通りの企画、と同時に小山さんが主催する勉強会「SYNAPSE(シナプス)」の特別版として、有名ビジネス著者さんらがそれぞれプレゼン&パネルディスカッションを行う形式でした。では感想を短めに。

Ⅰ.原尻淳一

原尻さんはメインテリトリーである音楽業界とマーケティングについてのプレゼンでした。タイムオーバーで結論こそは聞けませんでしたが、業界やマーケティングのあり方がよくわかるプレゼンでした。

Ⅱ.午堂登紀雄

午堂さんは「立ち位置と時間軸」が印象的でした。他にもホームグラウンドとも言えるマネー市場などにも言及しておりました。

Ⅲ.千葉智之

今回はちばともさん自身の「三大ヒット予測」のプレゼンでした。とりわけ三つ目はこれから注視していかなければいけませんね(笑)。

Ⅳ.村井瑞枝

「図で考えるとすべてまとまる」で有名な村井さんらしく昨年のキーポイントを図解で示してくれました。見事にわかりやすく、かつ「痛快!」と言えるプレゼンでした。

Ⅴ.小山龍介

どのように予想するのか・・・と思いきや講演、というよりもなんと「ライブ」でした。まさか10分間のプレゼンをこういう風に使うとは…。

他にもグッドプレスの編集者や日経ビジネスアソシエの編集者、さらには慶應義塾大学准教授の金正勲(キン・ジョンフン)氏も登壇され、時にはためになり、時には大爆笑のイベントでした。

今回登壇された皆様、ためになるお話、本当にありがとうございました!

ツイッターノミクス

ツイッターノミクス TwitterNomics ツイッターノミクス TwitterNomics
タラ・ハント 津田 大介(解説) 村井 章子

文藝春秋  2010-03-11
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本書を取り上げる時期が遅かったせいか、今となってはFacebookが大いに取り上げられる傾向にある。ウェブ社会の潮流は非常に速いことが窺える。しかしソーシャルツールとしての「Twitter」も隆盛が続いているだけに本書を取り上げるのも一興であろう。
本書は前書である「ウィキノミクス」の続編にあたる一冊でTwitterがもたらす社会の変化について論じつつ、これまで北米で起こっている現象をTwitterとともにみている。章立てが余りにも多いため当ブログでは印象に残った章を抜粋して取り上げることにする。

第1章「ウッフィーって何?」
最初の章には本書のキーワードの一つである「ウッフィー」の定義について取り上げている。
では「ウッフィー」とは何か。簡単に言えば「ソーシャル・キャピタリスト」の別名のことであり、ソーシャルネットワーク、例えばTwitterやFacebookのネットワークを通じて口コミにより人気や話題を作り、広めていく人たちのことを指している。それを一言で言ったのが「ウッフィー」である。

第3章「デルは、商品に対する不満も公開した」
本章を読んでいる時にふと思いついたのがユニクロの戦略として1995年に悪口を投稿したら100万円当たるというキャンペーンをしたことである。当時のユニクロは成長期真っただ中と言われる時期であるが、くすぶる不満に応えるためあえてこのキャンペーンを行ったという。その結果問題点や不満が顕在化することに成功し、商品の改良にも成功することができている。
では本章で取り上げられているデルはどのような形をとったのだろうか。特別な戦略は行っておらず、むしろブログを広告塔として従来は使っていた。しかし度重なるユーザ不満がブログのコメントの形で公開され、やがて炎上していった。それが売り上げやシェアに大きな影響を受けた。しかしメディア戦略チームはそれを真摯に読み、(コメント上で)対話することによって不満の芽を潰していった。

第7章「ウォルマートの失敗に学ぶ」
「ウォルマートの失敗」というと連想するのは2000年代初頭にウォルマートの日本進出を行ったのだが、僅か2・3年で失敗し、日本から撤退したことである。「安さ」では圧倒的な力を誇っていたウォルマートであるが、日本人独特の消費志向を読みとることができず、話題をかっさらっただけで日本市場への拡大への目論見は崩れ落ちた。
本章ではウォルマートのなりすましによる失敗についての事例を取り上げている。企業がTwitterを使って企業宣伝をすることは数多くある。しかしソーシャルネットワークは一度信頼を失ってしまうとなかなかその信頼取り戻しづらいが、それはメディアよりもすぐに伝搬しやすいためなおさらである。
その悪例としてウォルマートのなりすましであるが、架空のユーザ(顧客)を装って広告をしたことにより、すぐに糾弾される。その糾弾の範囲もソーシャルネットワークのみならず、リアルにも影響を及ぼしているのだからソーシャルネットワークのリスクは大きい。

第8章「アップルはなぜ人をわくわくさせるのか」
私の周りには「エヴァンジェリスト」と呼ばれる人が結構いる。「エヴァンジェリスト」とはアップル社製品をこよなく愛し、愛用する人達のことを指している。
どうやらアップルにまつわる製品には人をわくわくさせるものがあるらしいが、なぜわくわくされるのだろうか。斬新なデザインや機能などがあるのではないかと考えてしまう。
それはハッピーにするような商品にすること、さらにフロー体験させるようなものとなっていることにある。ちなみに本章はわくわくするようなヒントを11取り上げられており、一つ一つ事例を取り上げているが、モレスキンやアップルがでていることを考えると私の周りでよく使われるツールがその11の中には入っている。なんたる偶然か。

第9章「無秩序をあえて歓迎する」
Twitterはオープンかつ公序良俗に反しない、あるいは角の誹謗中傷を行わない限り自由な発信と議論が許されている。そのことによって思いもしなかったアイデアや情報にありつけることができ、経営が上向きになった会社も少なくない。

昨年、一昨年はソーシャルメディア革命と呼ばれるような1・2年だった。最近ではFacebookが台頭としていることから実名でのコミュニケーションも多くなる。日本では「匿名天国」と呼ばれるウェブであるが、Twitter共々ウェブに大きなうねりを作っていくに違いない。

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法 人生がときめく片づけの魔法
近藤 麻理恵

サンマーク出版  2010-12-27
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著者とは昨年の12月に行われた「日本タイトルだけ大賞2010」でお会いしたばかりである。ちょうどそのときに著書を拝見したが、面白かったせいか発売日に購入した。
ではなにが面白かったのか、それは本章とともに見ていくことにしているが、まず言っておかなければならないのが、ありとあらゆる「整理術」や「片づけ術」とははっきり違うところが本書にはある、といっておきたい。

第1章「片づけても、片づけても、片づかないのはなぜ?」
著者は「片づけコンサルタント」として片づけ教室を開いている他、片づけに関する相談などを行っている。
さて、「片づけ」が得意な人でも、いったん片づいても日が経つとまた散らかっている状態に戻っている。そしてまた片づけるという繰り返しをしていることに悩む人が多いことだろう。本書で売りに出しているところの一つとして、「リバウンドしない」が挙げられている。リバウンドしないためには片づけの考え方を帰る必要があるとしている。たとえば「片づけ」を「祭り」と喩えることや、「モノ別」に片づけることなどがある。

第2章「まずは「捨てる」を終わらせる」
今までの「片づけ術」として大きく違う点、それは「ときめき」があるかどうかで捨てるもの・残すものを判断することにある。しかしそれが第一優先ではなく、むしろ「捨てる」「捨てない」の判断がしづらいものに関してもっとも有効であることを著者は言っている。

第3章「「モノ別」に片づけるとこんなにうまくいく」
ここからいよいよ具体的な「片づけ術」に入る。
第1章で取り上げた「モノ別」をまずは行う。第一優先として取り上げられるのが「衣類」。今までの片づけではもっとも厄介なものに分類されたものである。私も一昨年の大掃除で衣類が捨てられず、新たに衣類を買ってしまうとタンスがかさばってしまい、四苦八苦した経験がある。その衣類をすべて並べながらも「ときめく」かどうかで捨てるものを選択するという。他にも衣類ではたたみ方から、書籍や書類、小物に至るまでの整理術が紹介されている。

第4章「人生がキラキラ輝く「ときめき収納レッスン」」
捨てるのが終わったら次は収納である。おそらくこれを間違えてしまうとまた散らかってしまう、いわゆる「リバウンド」が起こりやすいところだろう。
収納を分散しないところから始まり、モノを大切にする心まで説いている。最後のモノを大切にするというところでスポーツを例に題しているが、阪神、メジャーリーグ、そして日本ハムと渡った元プロ野球選手の新庄剛志氏はプロに入団してから引退するまでずっと同じグローブを使い続けたのは有名な話である。かく言う私も時計や鉛筆立てなどは10年以上使っている。モノを大切にする重要性というのを改めて学んだ。

第5章「人生がドラマチックに変わる片づけの魔法」
片づけをすると色々な「変化」を生み出すことができる。これはベストセラーとなった「そうじ術」でも同じことを言っている。過去を引きずることが無くなったり、心が身軽になったり、なぜか体重まで軽くなったりするなど多様である。
本書の後書きに病院に搬送されたエピソードが記載されている、まさかと思ったがよくよくみると著者らしいユニークな理由で病院に搬送されたという。呼んだときには一瞬吹いてしまったが。

中学3年から今まで長い間「片づけ」にまつわる研究の結晶がここにすべて詰まっている印象があった。本書は片づけ術の中では「異端」、かつユニークであり、愉快に片づけができる一冊と言える。私も本書を読んで年末の大掃除をやったが、思った以上に片づけられた。とりわけ衣類と電化製品を片づけることには大いに役立った。

新左翼とロスジェネ

新左翼とロスジェネ (集英社新書 488C) 新左翼とロスジェネ (集英社新書 488C)
鈴木 英生

集英社  2009-04-17
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「左翼」という言葉が隆盛したのは1960年代後半から1070年代にかけてである。ちょうどそのときは「60年代安保」や「大学紛争」が起こった時期と重なる。
「左翼」というと、日本赤軍も思い出すがついこの前に永田洋子死刑囚が獄中で亡くなり、日本赤軍にまつわる事件は終わったという声があるが、私はこういう時こそ日本赤軍とは何だったのだろうか、左翼とは何かを考える必要がある。
戦後最長の好景気と言われた時代には「格差」の問題が起こり、ピークを迎えたのは2008年頃、ちょうど本書にも取り上げられている「蟹工船」がリバイバルヒットした時代である。
戦後間もない頃から今まで活躍が続いている「新左翼」の存在とは何か、本書はそれを歴史とともに解き明かしている。

第一章「「蟹工船」、希望は戦争」
「「丸山眞男をひっぱたきたい」、31歳フリーター。希望は、戦争。」
このフレーズを思い出さずにはいられない。「ロスジェネ(ロスト・ジェネレーション)」を象徴するような言葉である。これはオピニオン誌の「論座」に投稿された論文のタイトルである。
「新左翼」とはいったい何なのだろうか、既存の「左翼」との違いとはいったい何なのか、そして戦後間もない
頃の「新左翼」、そして「貧困」に喘いでいる現在の「新左翼」とはどのような違いがあるのか、本章では現代の「新左翼」を見ている。次章以降は既存の左翼など「左翼の歴史」を読み解いている。

第二章「新左翼前史、戦前〜50年代」
戦前は「治安維持法」などがあり、共産党などの「左翼」の組織は検閲の的だった。「蟹工船」の作者である小林多喜二も治安維持法で逮捕され、特高に虐殺された。
アンダーグラウンドの中で活動せざるを得なくなった左翼組織の中には後に共産党議長に長らく勤めることとなる宮本顕治もいた。
「治安維持法」がなくなり、表沙汰でも共産党の活躍ができるようになってから表だった事件として1952年の「血のメーデー事件」がある。

第三章「黎明期から60年安保へ 58〜65年」
国家的に封殺された左翼組織は戦後とともに隆盛を始めた。「血のメーデー事件」はそれを象徴として表れている。その後革命組織と呼ばれる組織は乱立した。
本章では60年安保とともに、革命組織の一つである「ブント」を取り上げている。

第四章「頂点 叛逆する全共闘 61〜69年」
「団塊の世代」は別名「全共闘世代」と呼ばれる。ちょうど大学生だった時代には60年安保や大学紛争が合った時代であり、そのなかで革命組織に入り、既存の権力に武器を持って立ち向かうことを美学としていた。いわゆる「叛逆(はんぎゃく)」が美学として受け止められていながらも、当時の政治に対して「武器」をもって立ち上がるといったことが「正義」だととらえられていたのかもしれない。

第五章「自己否定 解体する全共闘 68〜69年」
革命組織は分裂を重ねながらも革命運動を続けていった。しかし、糾弾の矛先は次第に変化していき、既存の左翼にですら批判の対象となった。リベラルとして知られる丸山眞男でさえ批判の対象となり、戦後平和の象徴でとして立命館大学にある「きけ わだつみのこえ」の像が学連によって破壊される事件もあった。

第六章「極北 内ゲバとその果てへ 69〜73年」
さらに左翼運動は組織の内部抗争、いわゆる「内ゲバ」の様相を呈してきた。他社否定、及び自己否定により、内ゲバとなり、それが「襲撃事件」という形で表れ、死者もでるほどのものにまでなった。
本章の後半には日本赤軍のことについても取り上げられている。

第七章「自己否定から少数者の運動へ 74年〜現在」
一昨年に「菊の御紋章と火炎ビン―「ひめゆりの塔」「伊勢神宮」が燃えた「昭和50年」」という本を取り上げたとき、東アジア反日武装戦線「狼」を取り上げた。本章ではその組織について取り上げられている。

第八章「「消滅」した新左翼 78年〜現在」
全共闘世代による「新左翼」の最後の運動というと「成田空港管制塔占拠事件」がある。本章ではその事件のその後の展開と、「全共闘」と呼ばれた世代の現在についてを考察している。

今と昔の「新左翼」の違いとはいったい何なのか。単純なところで言うと、武装蜂起しているところと言論蜂起しているところ、もう少し突っ込んで見ると、「革命」そのものか、「格差」からの打開といったところにあるのかもしれない。
主義・思想の変遷はなかなか読み解くのは難しいものの、歴史とともにそれを「知る」面白みはある。本書を読んでそう思った。

「きれいごと」を言い合っても世の中は変わらない

「きれいごと」を言い合っても世の中は変わらない 「きれいごと」を言い合っても世の中は変わらない
宋 文洲

生産性出版  2011-02-02
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株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。
社内外問わず「きれいごと」を言う人は必ずいる。政治のニュースでも「きれいごと」を言う人がほとんどであり、辟易をしてしまう。
しかしその「きれいごと」が体をなしているのかというと、ほとんど見あたらない。むしろ口と行動に齟齬があるようにしか見えない。
本書はきれいごとを言うような日本の政財界について苦言を呈するとともに、中国・韓国・日本と三国を見てきた著者がどのように東アジアのマーケットを渡り歩けばよいのかについての提言を示している。

第一章「体験と立ち位置の違いによって見えたこと、気づいたこと」
日本と中国、韓国は隣国同士であるが、互いにいがみ合っている。日本と韓国、日本と中国に関しては数十年前からニュースでも歴史でも取り沙汰されていたが、韓国と中国に関するいがみ合いは最近になって表面化している(サッカーのニュースで取り上げられている)。
それはさておき、著者が中国からみて、韓国から見て、日本から見た印象の三つについて語っている。なんと言っても中国や韓国を主観に置きながら、他国を見ているところは日本人ではなかなかできないことで、これからのビジネスはどのように行けば良いのかという座標軸にもできる。

第二章「中国を理解するための糸口」
中国人、もしくは中国のことを「華僑」呼ばれている。たしか「新華僑」や「老華僑」という呼ばれ方は池袋チャイナタウンに関して論じた本を取り上げたところで使われたのは記憶に新しい。

第三章「日本と中国の成長過程を考える」
「成長過程」といっても様々なものがあり、本章では経済成長と言うべきか、それとも企業成長と言うべきか少し判断がしづらい。むしろ本章ではその両方を言っているのかもしれない。
中国の銀行や不動産、さらには投資にまつわることなど「マネー」のところについて日本と比較をしている。とりわけ不動産にまつわる審査は日本に比べて「甘い」という指摘があったのだが、不動産にまつわる審査については私もわからなかったので興味深かった。
さらに製造業や社会全体についても論じられている。

第四章「本質や原理・原則はどこの国でも変わらない」
本書のタイトルにある「きれいごと〜」の議論の中心は本章にある。
ふと思ったのだが、「きれいごと」を言うこともあるのだが、それ以上に建前ばかりで実行に移していない人ばかりで、支持を集められていない政治家が多いことを考えると、日本の政治の現状を嘆かずにはいられない。
本章では著者の前書にまつわるエピソードも含めて、日本企業の現状についても体験談とともにふれている。個人的には少し過激で面白いと感じた。

第五章「東アジアマーケットでの新しい可能性を考える」
「戦後最長の好景気」と呼ばれた頃は、日本企業のアジア進出がめざましかったのに対し、最近では企業撤退や進出を白紙に戻す企業もでている。次第に企業も後込みして内向きになっている表れといえる。中でもF1ドライバーの小林可夢偉が日本企業の支援が少ないことについて取り上げたことは非常に的を射ている。
本章では日本の思いこみなど企業にまつわる「固定概念」を論じている。とりわけ「資源がない」という思いこみについては共感を覚えており、最近では「メタンハイドレード」の研究や、「発電床」にまつわる研究も行っており、それらは産業化に向けた取り組みも進んでいる。資源もさることながら海外に向けて太刀打ちできる、もしくはリードできる技術や可能性は数多くある。

日本・韓国・中国とそれぞれ特性の違う国々であるが、欧米諸国をはじめとした国々は混同している現状があると著者は指摘している。国々の違いを理解しながらも本質とは何かを求めないといけない。建前だけのビジネスや政治はもうすでに成り立たない。これは政治や企業経営に関わる人たちだけではなく、私たちも考えなくてはいけないことである。

サブプライムから世界恐慌へ 新自由主義の終焉とこれからの世界

サブプライムから世界恐慌へ 新自由主義の終焉とこれからの世界 サブプライムから世界恐慌へ 新自由主義の終焉とこれからの世界
伊藤誠

青土社  2009-07-24
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サブプライムローンの焦げ付き問題が発生したのは2007年夏頃、世界恐慌こと「リーマン・ショック」が起こったのは2008年秋だった。その頃からか経済は急速に衰退し、資本主義のあり方も問われだした。本書はそれの要因について様々な考察を行った一冊である。

結論からいうと「社会主義」が誕生するだろうといっているが、日本は元々「民主主義」は標榜しているものの、「社会主義」のような国家形態だった。当ブログで何度も紹介しているがソ連の最後の最高指導者となったゴルバチョフは「日本は最も成功した社会主義国家」といわれたことは有名である。

現に政権交代は起こっているが消費指数や物価高は過去10年以上、多少の値上がりはあったもののそれほど変わっていない。かつて東京は世界で最も物価が高いといわれていたのだが、今ではパリやニューヨークなどに追い抜かれており、先進国の首都と比べると、「比較的安価」にものが買えるようになっていた話もある。

さらにいうと本書では経済を取り扱っているが、日本の政治でも検察やマスコミのある種の「独裁」によって、歪曲しているような印象を受ける。まるで「社会主義」というよりも、マスコミなどが作り出す「空気」が支配している国になっているように思えてならない。

残念な努力

残念な努力 残念な努力
美崎 栄一郎

青志社  2011-01-20
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著者はこれまでノート術や仕事術に関する本を読に送り出してきたのだが、本書ほど「異色」といえるような本を出版したことはなかったように思えてならない。
「残念な〜」は山崎将志氏の仕事習慣思考法でベストセラーとなり、ビジネス書界でも流行語のように扱われるようになった。本書はそれに便乗しながらも著者自身が見たり、聞いたり、体験してきた「残念」なものをビジネスの視点から取り上げられている。

第1章「「ノート」に関する残念な努力」
著者の処女作のノート術がベストセラーとなり、他人のノートを見る機会が多くなった。その結晶に「実践編」の本も出版されたほどである。
その中で著者は幾多もの「残念」なノートを見てきた。自警列にノートをまとめるだけだったり、メモをすることをしないような行動はかっこいいと思っていたり、文章をびっしり書くようなノートにも出会ったのだという。
ノートはその人の性格が現れているようにも見える。もしかしたら私もその「残念」の中に入っているかもしれない、と思って本章をめくっている。

第2章「「サービス」に関する残念な努力」
電車やタクシー、レンタルビデオショップから居酒屋などの残念なサービスについて取り上げられている。居酒屋など飲食店についての残念なエピソードについては、「言葉のマエストロ」で知られる中山マコト氏が詳しく(かつ痛快に)書かれており、かつ満員電車については寺田寅彦の本でも書かれている(80年以上も満員電車はあるそうだ)。

第3章「「時間」に関する残念な努力」
始業時間を変えなかったり、夜中や明朝といった皆が寝ている時間帯にメールを送ろうとしている。待ち合わせの時間を突如変更するような人など「時間」にまつわる「残念」なエピソードを取り上げている。
時間を守ることは社会人としての基本といわれているが、そもそもその時間は何のために決めていたのか、あるいは始業時間も何のためなのか、というところまで切り込んでいかなければいけないように思える。
時間でお金を買うこともできるが、お金を時間で買うこともできる。物を黙って盗むのは犯罪であるが、時間を盗んでも何の罪も問われない。このような矛盾がなぜ起こり得ているのかと考えさせられる章である。

第4章「「企画」に関する残念な努力」
仕事についての残念エピソードを取り上げているが、システムエンジニアとしても、他のシステムを便乗するような残念なシステムに何度も遭遇し、開発に携わったことがある。また本についても大ブレイクした本に便乗するようなものも数多く存在する。最たるものというと「もしドラ」の便乗本が多数でていることにある。

第5章「「人間関係」に関する残念な努力」
人間関係と一括りで言っても社内の人間関係から、社外の人間関係に至るまで、様々な「残念」について取り上げられているが、印象的だったのが「親友100人」を「ウソだ!」と切り捨てた人の努力についてである。私も著者と何度も交流をしているが、著者の周りには数多くの友人がいる。著者の処女作を出版したときには無償で広告のポップや鞄など作ったひともおり、それが支えとなりベストセラーとなった。ほかにも様々なエピソードがあるが、その批判をした者に言いたい。是非一度著者にあってみたら良い、と。

残念なエピソードも交えながら、著者も自ら「残念」といいながら自虐をしている。本書を読んでいくとつくづく渡しも「残念」だなと思う節はいろいろある。では、どこか等が「残念」で、どこからがそうではないのかというのを考えさせられる。もしかしたらいろいろな要素を総合したところで、残念なのか、そうでないのかの伏線があるのかもしれない。

こちらあみ子

こちらあみ子 こちらあみ子
今村 夏子

筑摩書房  2011-01-10
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本書は第26回太宰治賞を受賞した作品を含めた短編集である。ちなみに賞を受賞した作品名はそれではなく「あたらしい娘」というタイトルだった。

個人的にタイトルと内容を照らし合わせると改題したあとの「こちらあみ子」の方がしっくりと来る。理由は簡単で、主人公が「あみ子」であるだけに、タイトルと内容にギャップもなく読むことができる。

さて、内容はと言うと、あみ子の小学校〜中学校の間の不思議な体験を描いている。舞台はどこなのだかはわからないが、方言からして広島周辺のような気もしてならない。会話も広島弁が織り込まれているためである。

あみ子は普通の子どもとは少し違っている、言葉を換えると「少しずれている」と言った方が正しいのかもしれないが、その「ずれ」があみ子の不思議な体験となっていったように思う。

他にも、「ピクニック」という作品も取り上げられている。

クビサ ラリーでのクラッシュで多発骨折

クビサ ラリーでのクラッシュで多発骨折

クビサ 2011年シーズンの戦線離脱が確定的

シーズン前の中でも最も衝撃的なニュースが飛び込んできました。ルノーのクビサがラリーレース中に大クラッシュし、右腕や足を始め数カ所に骨折をしたそうです。

クビサとクラッシュというと4年前のあのクラッシュを呼び起こしてしまいます。

この時は軽い怪我で済み、1戦休んだだけだったのですが、今回はそうにはいきません。かの「ロータス・ルノー」復活1年目と言われるシーズンをすべて棒に振ると言うことが確定的になるくらいの大怪我となるからです。

ただ、不幸中の幸いはあります。手の切断手術はどうにか回避ができたと言うことで、そのことでクビサのレース人生が断たれると言うことは回避できました。

とはいえ予断は許さない状況で、今後の情報にも注意しなければなりません。

大クラッシュを経ても復活してくる、「不死鳥」の如く蘇って欲しい、そう願わずにはいられません。

大銀杏を結いながら

大銀杏を結いながら 大銀杏を結いながら
武田 葉月 床寿

PHP研究所  2008-08-30
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昨日の昼に、大相撲春場所の中止が正式に決まった。八百長問題から端を発した一連の不祥事による中止は史上初であり、それ以外の理由での中止は戦後間もない時の中止(1946年夏場所)以来の事である。よく「相撲は国技」と言われているのだが、実際にそう名付けられた理由としては深い理由付け、例えば法律に制定されているような確固たる証拠はなく、相撲の聖地として「両国国技館」という名にしたと言うことからつけられたと言う程度でしかない(領国が建てられる前も「蔵前国技館」が舞台だった)。

それに朝青龍をはじめ、野球賭博や八百長など不祥事や品格にまつわる問題は今に始まったことではなく、大横綱と呼ばれる大鵬も1965年に拳銃を密輸入していた事件もあれば、北の富士の豪快エピソードもあれば、双羽黒の廃業(親方との諍いが原因)もある。不祥事やしがらみなどが根深い中、信頼の回復は長期にわたるだけではなく、非常に難しい。

さて、本書は歴代の横綱・大関の大銀杏を結い上げてきた特等床山である床寿氏自らのエピソードを綴った一冊である。この道50年にも及ぶ床山人生の中で幾多もの力士を結ってきた中で、床山にしか知らないエピソードや大銀杏の結い方に至るまで、TVや生で相撲を観るだけでは良くわからない所関しても綴っているため、勉強になるだけではなく、相撲の奥深さというのが窺える。

同時に床寿氏はこの騒動、そして春場所の中止についてどのように思っているのだろうか、と読んでいてふと考えてしまった。

[書類・手帳・ノート・ノマド]の文具術 楽しんで仕事の効率をあげる!

[書類・手帳・ノート・ノマド]の文具術 楽しんで仕事の効率をあげる! [書類・手帳・ノート・ノマド]の文具術 楽しんで仕事の効率をあげる!
美崎 栄一郎

ダイヤモンド社  2011-01-28
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ダイヤモンド社様より献本御礼。
文具にまつわるビジネス書も最近では増えてきている。その中でこだわりの文具を手に入れたり、それを使ったり、使った文具についてシェアをしたりすることができる。「文房具朝食会」のコミュニティまで作られているところを考えると、仕事やそれ以外の場でも「こだわり」を持つことの重要性を見出そうとしているのが窺える。
本書はノート術や仕事術など数多くのビジネス書を世に送り出した美崎氏の文房具についてのこだわりを紹介している。楽しく、かつ効率的な仕事をもたらすための文房具たちがたくさん詰まっている。

第1章「情報整理の文具術」
仕事の場では数多くの情報が流れては、その中で仕事を進めていたり、整理をする。
「情報整理」として役立つものというと、私の中ではクリアファイルや付箋などが挙げられる。本章でもそれらの紹介もあるのだが、クリアファイルや付箋の種類も様々でありつつ、TPOによって使い方を細かに変えている。
ほかにもインデックスやマスキングテープなどが紹介されている。

第2章「ノートと組み合わせる文具術」
著者の処女作である「ノート術」とコラボレーションをした文房具の紹介であるが、そこは「文房具」術であるので、文房具にスポットを当てている。
マーキングやスクラップ、ペンホルダーなどがあるが、私の中でもっとも印象に残ったのが複数のノートを持ち歩くためのカバーである。
仕事柄打ち合わせもあり、時には技術的なことに関しても聞かれることが多いため、会議と普段の仕事にまつわるノートを2種類持ち歩く。持ち運びも面倒になるときがある。本章で紹介されているものを持ち歩くと、面倒になるものも便利に(?)持ち歩ける。是非試してみたい。

第3章「仕事を楽しくする文具術」
ここでは「HACKS!」を彷彿とさせるように、仕事をより効率的に、かつ仕事を楽しくする文具を紹介しているが、もっとも注目されるのが「レゴブロック」である。「自作」をする愉しさと、それを使う愉しさもある。元々「「どこでもオフィス」仕事術」で「iPhoneスタンド」として紹介されていたが、著者はそれをさらにカスタマイズして文具代や収納道具としている。

第4章「作業効率をアップさせる文具術」
次は「効率化」に重点を置いた文具術である。おそらく本書の中で本章ほど、自分の仕事環境に合わせてカスタマイズできるなと思った章はないと考える。
一つには机が狭く、その中でデスクトップパソコンがある。その環境の中でスペースを活用することが課題だっただけに大いに役立てるツールもある。
ほかにも議事録や時間管理、タグ付けといったものまでそろっている。

第5章「いつでもどこでもノマド文具術」
主に出張機会の多い人や固定の仕事場を持たない人にとってはうってつけの章である。はさみや消しゴムなどの文房具から、充電器、ガジェット、さらには絆創膏や靴まであるのも特徴的である。
ほかにも交通費の精算に便利なツールもある。

第6章「コミュニケーションを円滑にする文具術」
「文具でコミュニケーション?」と訝しがる人もいるようだが、文房具もコミュニケーションのスパイスとなる格好の道具の一つである。メモ帳にしても、名刺、切手に至るまで紹介されている。

文房具は会社から支給されるもので満足と思っている人もいると思うが、文房具こそ仕事の効率を高めたり、楽しくさせたりできる手段であり、道具である。また自分の費用だけでいろいろ試すことができる。その中で自分の仕事スタイルを確立させることができる。文房具の奥深さはそこにあるのではないだろうか、と本書を読んでそう思った。

好きなことに、バカになる

好きなことに、バカになる 好きなことに、バカになる
細野 秀雄

サンマーク出版  2010-03-19
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最近はバカとか、残念とかネガティブな言葉を使う本が増えてきているように思える。「バカ」であればポジティブにとらえられることもできるが、「残念」はあまりにも、という考えであるが、北海道に住んでいた時は、この方を思い出してしまう。

それはさておき、人には誰しも「好きなこと」というのがある。その好きなことに背けて好きでもないこと、嫌いなことに集中しすぎてしまい、好きなことをやる時にはバテてしまっている。

一度だけの人生である。どうせだったら「好きなことをとことんやろう」と言うのが本書である。著者はセラミックスなどの金属を長年研究し続けてきている。良い言葉で言えば、「現代の錬金術師」や「金属の専門家」、少し悪い言葉で言えば「金属バカ」である。

「バカ」という言葉は結構ネガティブにとらわれがちになってしまうが、本書のように好きなことに関して、周りから「バカ」と呼ばれてもひたむきに好きなことに邁進するという意味で使われている。その結果新たな発見が生まれ、論文で数多くの賞を受賞することができた。

さらにこれからの日本において、どのような金属が必要なのかを見いだすことができた。
会社の場では「好き」だけで仕事をすることはできないが、好きなことを、あるいは仕事を持つことも必要なのではないかと思った。

節分に豆まきする?

ブログネタ: 節分に豆まきする? 参加数拍手

昨日は節分。「鬼は外、福は内」といって豆をまいたり、恵方に向けて恵方巻きを食べる(まるかぶり)と言ったことを毎年やっていました。

しかし、今年は…仕事も結構あったため、帰ってきたのは日が変わってから。しかも豆も買っていなかったので今年はお預けでした。

ただ、恵方巻きは昼ご飯に食べたのでそれは続けられたと言うのはありますが。

節分の豆まきは、食品スーパーでも宣伝されているように室町時代から伝えられており、史料も残っているのだそうです。しかし恵方巻きの起源は様々な説があり、どれも信憑性や史料の明瞭性に欠けるものが多く、実際にどのようにして始まったのか不明なのだそうですが。

邪気を払ったり、鬼を追い払ったりすると言われていますが、これ(↓)でまいたら強力なんじゃないかと邪推してしまいました。

ちなみに私はまずやりません。さすがに。

iPadバカ タブレットにとり憑かれた男の究極の活用術

iPadバカ タブレットにとり憑かれた男の究極の活用術 iPadバカ タブレットにとり憑かれた男の究極の活用術
美崎 栄一郎

アスコム  2011-01-19
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著者はiPadが日本で発売されたと同時に2台購入している。一つはWi-Fi版、もう一つはWi-Fi+3G版である。時には仕事に、プライベートに、そして家族団らんの時にいろいろとiPadを使っており、まさに「iPad」にとりつかれたといってもいいほど過言ではない。本書はiPadにとりつかれた著者が800種類以上ものアプリを駆使して仕事、プライベート、それぞれの使い方について伝授をした一冊である。

第1章「iPadバカのフォルダー&マルチタスク活用術」
iPadの凄い所として仕事だけではなく、家族でも楽しめる所にある。家族で楽しむ所は第8章に任せることにして、ここでは「整理術」や「タスク活用」に宛てられている。整理術では「フォルダー」を使い、アプリだらけにせずキャパシティーを残したり、マルチタスクによって複数のアプリを跨って仕事をすることができる。

第2章「絶対外せないiPadバカの7つ道具」
本書では「クラウド」を「きんとうん」と喩えている。どこでも同じように情報を手に入れることができ、仕事をすることができる。それを叶えさせるための7つ道具を紹介している。主にGmailやEvernote、Twitter、そして最近注目を集めているDropboxなどが挙げられている。

第3章「iPadバカの書類整理術」
iPadはpdfも見ることができる。確かある雑誌で電子書籍の自炊に最も適していると書かれた雑誌があった。自炊している本はもちろんpdfファイルで見られる。そう考えると、pdfを使いこなさないわけにはいかない。書類を電子化し、どのように見る、または使うのか示されている。
驚いたのが「pdf」用の閲覧アプリはいくつかあるのだが、著者はそれを複数使っている事にある。読むだけの物、もしくは読んだ所をコメントしたり、メモしたりすることのできる物まで様々である。

第4章「iPadバカの時間&タスク管理術」
iPadではスケジュール管理やタスク管理もお手のものである。GoogleカレンダーやGmailTasksをはじめiPad独自のアプリと連動させたり、複数のアプリを使い、特性を生かしながら使用したりすることで情報の「きんとうん」に乗りながら仕事を行うことができる。

第5章「iPadバカのノート術」
ノートの記録にも優れているのがiPad。とりわけ過去のノートを閲覧するとなるとどこに何を書いたのかわからなくなってしまうことさえある。ここでのノート術は「記録を呼び起こす」という使い方のノート術である。書くことの「ノート術」は処女作にある「結果を出すノート」が詳しい。
他にもノート術の一つとしてwebページや新聞記事のスクラップの仕方についても記載されている。

第6章「iPadバカのプレゼン術」
現在iPadは、それなりに浸透はしているものの、まだまだ「珍しい」と思っている人も少なくない。珍しいガジェットでプレゼンをするだけでもインパクトはあるが、やはり機能も豊富にあるだけに使い倒さない訳にはいかない。代表例としてウェブサイトや写真、動画を駆使したプレゼン方法、もしくは資料の作り方まで示している。

第7章「外出先でもiPadバカ」
むしろ外出先の方がiPadの威力は増すのではないかとつくづく感じている。ノマド仕事術よろしく、会社にいなくとも移動中や喫茶店など少しあいた時間帯で仕事を済ませるという時にうってつけだからである。それの幅を広げるためにあるのが本章と言えるかもしれない。例えばネットプリントやマップ、さらにはぐるなびなどの外食情報などが挙げられる。

第8章「家族を愛し、趣味を楽しむiPadバカ」
マンガや動画、ゲーム、フォトパネルなど多様なアプリがiPadにはある。最初にも書いたが著者はiPadを2台持っているが、一つは仕事用、もう一つは家族用に購入しているという。家族がiPadを使ってどのように愉しんでいるのかがよくわかる。

昨年の春から出たiPadは仕事や読書、遊びなど様々な所で「革命」を起こしている。iPadに限らず様々なガジェットに関して言えることなのだが、ガジェットの機能をすべてとは言わなくとも、ウォークマンだけ、電子書籍プラットフォームだけと言うのだけではもったいない。仕事に遊びにと試してみることでiPadの価値は数倍にも数十倍にもなる。

B/W(ブラック オア ホワイト) 完全犯罪研究会

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清涼院流水

太田出版  2009-05-28
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物語は児童失踪事件から10年経った時から始まる。この事件とこの事件の犯人、そして「日本犯罪史上もっとも有名な被害者」の女性が交錯した作品となっている。

ミステリー小説の中でも、本書ほど戦慄の走った作品はない。むしろミステリーであり、推理モノであり、かつ所々ニーチェの引用も散りばめられている。難解なようでいて、謎を含みながらも描かれている。

さらに魅力的だったのは最後。おおよその推理小説やミステリーは解決してハッピーエンドに終わるパターンが多いが、本書はそれとは大きく違っており、「続編」があるのではないかというような終わり方をしている。まだまだ事件が起こる、恐怖はこれからだ、というような終わらせ方は著者の作品をもっと読みたくなる感情を引き立たせてくれる。

書いて生きていく プロ文章論

書いて生きていく プロ文章論 書いて生きていく プロ文章論
上阪 徹

ミシマ社  2010-11-26
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職業柄、文章を書く機会もあれば、書評や日記のプライベート上で書くこともたくさんある。もしかしたら書籍を書く機会もあれば、「書く」機会は格段に多くなる。
私はプロの文章家ではないものの、文章を書く機会はほぼ毎日とある。ましてやブログを運営行っており、かつ書評を公開している身なので、文章にまつわるこだわりもある。
本書はベストセラーとなった「プロ論」の著者が文章の書き方、取材の仕方、文筆家としてのあり方について自らの文筆家人生を基に記している。

第1章「その文章は誰が読む?」
当ブログでも一記事の分量は結構多い。
実際に誰に読んでもらうか、と言うのを予め意識しては書いているが「わかりやすく」書く、と言う意識はあまり持っていない。むしろそれ以上に読んでいくうちに引き込まれる、もしくは調べたくなる様な文章にすることを意識している。
それはなぜか、「知った気」になるのも然り、もう一度読んでみたいという思いを持たせることも然りとしてある。
では誰に読んでもらいたいか、という話に入る。当然「読書が好きな方(特にスミ箱にあるような本の好きな方)」「F1好きな方(笑)」である。

第2章「伝わる文章はここが違う」
文章を書いていくうちに無意識になってしまうのが「主観」ばかりに陥ってしまうことにある。これが結構罠にはまる。実際私も書評を書いているうちに「客観的なのか」、それとも「主観的なのか」という区別がつかなくなり、支離滅裂の文章になってしまった事が何度もあった。
書く前に展開をどのようにしたらよいのか、その時にどのような言葉を埋め込んだら良いのか、予めノートにメモをしておくと自分の思ったものを書くことができる。体験談や名言、エピソードについても時折織り交ぜると、文章の幅も広がっていく。

第3章「プロ文章家の心得」
書評を書いたあと、一昔前は読み返すことはほとんど無かったのだが、たまたまブログを読んだりすると誤字脱字だらけなのに愕然としてしまったことがある。それを反省材料として、誤字脱字は無いかチェックをする程度は行っている。
文章を読み返していくと、どこか表現で納得のいかない物もあり、それをやっては書き直すと言うこともしばしばある。また文章には100点満点はないが、青天井の様に成長することができる。成長するためには二つある。一つは「良い文章を書き写して真似をすること」、もう一つは「書き続けること」にある。

第4章「「話す」よりも「聞く」のが大事」
ここからは取材術と言った所に当たる。書評はあくまで本を読んでそこからエッセンスを拾いつつ、文章にしたためていく。
しかし本章ではあくまでインタビューやコミュニケーションと言った所に当たる。文章書くための取材のある人向けの所である。

第5章「プロの取材はこう行う」
こちらはより「取材」という分野に焦点を置いている。質問や聞きたいことを目的化することだけではなく、仕草、振る舞い、身なり、挨拶、さらに相手の性格に合わせたコミュニケーションをどのようにしたらよいのかまで説明されている。

第6章「「書く仕事」のキャリア作り」
ライターでも、作家でもれっきとした「仕事」である。仕事である以上「納期」が必要であり、場合によっては断る勇気も必要である。会社員として「あたりまえ」にあることも「書く仕事」に携わる人は同じようにある。しかし大概の作家は孤独との闘いを強いられている。周りの圧力があまりなく、時間にルーズになりがちだが、会社員以上に引き締めていかないと痛い目に遭う。

第7章「「職業文筆家」として生きる」
私も「職業文筆家」、いわゆる「作家」へのあこがれがある。とはいえ現在の仕事も楽しさもあり、書評をしていきながら自分の表現を伝えると言うことも一つの楽しみである。しかし「プロ」になると「楽しい」だけではやっていけない。ましてや生活もできなくなる。
しかし、毎日鬼瓦の様な表情で苦しくやるよりはましである。しかしプロである以上、文章や時間管理など気を遣う必要はある。本書はそれを訴えている。

一見、分厚くエッセンスも多そうに見えるものの、エッセンスは予想通りである反面、文章はそれほど多くなく、むしろはっきりとしているため、細かい文章が苦手な人にも読みやすいようにつくられている。それだけではなく、文章に携わっている自分にとってもグサリとくる所が多々あった。本書は教科書と言うよりも「自戒の書」というスタンスが自分には合っている。

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