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2010年11月

スマートフォン対決!iPhone派?Android派?

ブログネタ: スマートフォン対決!iPhone派?Android派?参加数拍手

久々のネタです。iPhoneが出始めてしばらく経ちましたが、Androidをはじめとした「スマートフォン」も広がりを見せています。今週の「週刊ダイヤモンド」でも特集が組まれたほど。

で、タイトルにあるお題ですがiPhone派かAndroid派かと言う質問ですね。

私としては「Android派」かなと。

iPhoneは周りに使っている人がほとんどですが、私は、と言うとあまりつ買う気がない。それ以前にソフトバンクに乗り換える。もしくは契約すると言う所がネックになります。最近ではDocomoもSIMフリーでiPhone市場に進出をすると言うニュースもありましたが、SIMカード、及びiPhone端末の値段を聞いて…あまり買う気になれず。

iPhoneだけがスマートフォンではないですし、最近ではGalaxy SやXperiaなど魅力的なスマートフォンもあります。

さらにauもis03と言った物も出ています。

スマートフォンの選び方も、人それぞれですかね。

東西豪農の明治維新―神奈川の左七郎と山口の勇蔵

東西豪農の明治維新―神奈川の左七郎と山口の勇蔵 (塙選書) 東西豪農の明治維新―神奈川の左七郎と山口の勇蔵 (塙選書)
渡辺 尚志

塙書房  2009-03
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明治維新はまさに「激動」と呼ばれた時代であった。新撰組や坂本龍馬、さらには薩長同盟など様々な人物が活躍し、約240年経った現在でも鮮烈な記憶を残し続けている。

さて本書はそのような所から少し離れた所、ちょうど農民にあたる人物たちがいかに幕末、そして明治維新を体験したのかについて神奈川の山口左七郎、山口の林勇蔵の2人を取り上げている。

前半は左七郎の生涯を取り上げているが、農業にまつわる日記、税や土地にまつわる訴訟、さらには「自由民権運動」にも関わっていた。「豪農」は農民の中でも最も上級階級の一つであり、政治との関わりもゼロではない。とりわけ士工農商とはっきりとした階級が崩れている事を考えると政治とのパイプもつくりやすい土壌になっていると言うのが窺える。

一方、林勇蔵は山口の豪農。山口と言えば長州の一部であり、吉田松陰が生まれ、育ち、とらえられた「野山獄」や「松下村塾」がつくられた所でも有名である。激動と言われた幕末の中心地の一つといえる所である。その場所で豪農をしていた勇蔵はどのような活躍を遂げたのだろうか。大きな物では、かつて「暴れ川」と呼ばれていた「椹野川(ふしのがわ)」の治水工事に関わっていた。当然治水工事をするためには豪農の資金のみではまかなえない。そこで井上馨や山県有朋らに働きかけ国から資金を調達すると言うような事を行った。

これまでの歴史は武士や藩士、貴族と言った人たちの視点が非常に多かったが、本書のように豪農について取り上げられた本はほとんど無い。その面を考えると希少であり、かつ貴重な一冊と言える。

リスクに背を向ける日本人

リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書) リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書)
山岸 俊男 メアリー C・ブリントン

講談社  2010-10-16
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本書を紹介する前にこの質問を投げかけたい。
「皆さんは「リスク」をどう思っているのか。もしその「リスク」のある状況に挑みたいか、それとも避けたいか」
その質問を投げたかったのには大きな理由がある。本書と通じるところがあるのだが、私たちの場合はたいがい、「リスクは避けるべき」という考えを持っている。その一方でアメリカなどではリスクのある道に突き進む人が多い。
日本人特有の傾向なのであるならば、なぜそのような傾向になってしまったのだろうか。本書は日米を代表する日本社会の研究者二人の対談で日本人特有の現状について迫りつつ、これから日本はどのような道に進めたらよいのかについて提言も行っている。

第一章「日本を覆う「リスク回避傾向」」
本章の最後にある「世界価値観調査」の「自分は冒険やリスクを求める人」という質問があり、それが当てはまらないという人は先進国・発展途上国併せて48カ国の中でもっとも高かった。

第二章「はしごを外された若者たち」
最近では「貧困」や「格差」、さらには「ワーキングプア」などが蔓延している。それに伴って深刻化しているのが、お金では表すことのできない「希望格差」である。日本人特有の勤勉さが失われ、それとともに働く意欲、レベルが低くなり、優秀な外国人が大量に雇われ、雇用する宛がなくなり、無気力化してしまった。
要因の一つとして、日本の雇用形態の変化やコミュニティの希薄化、さらには学校や企業単位のサポートがなくなってしまった、つまり「はしごを外された」状態となってしまった。

第三章「どこで自分を捜すのか?」
バブルが崩壊してから言われ始めたのかもしれないが、「自分探し」というのが使われ始めた。元サッカー日本代表の中田英寿もドイツワールドカップ以降、代表、そしてサッカー選手を引退し「自分探しの旅」と銘打って、世界中を放浪する旅に出ているという。
一時期ポジティブに使われていた「自分探し」であるが、その言葉に関して批判的な論者もいる。
日本では「自分探し」というのがもてはやされているが、アメリカでは「トライ&エラー」が使われているのだという。チャレンジをする、その中で失敗があるが、失敗から新たなものを学び、次のチャレンジに結びつけるというものである。

第四章「決められない日本人」
日本人には優柔不断な人が多いというのだろうか。むしろ縦社会にいる宿命なのだろうか、決断を上司など他人に降り、自らは責任を逃れるということが常としてある。自ら決められるのはたいがい、買い物や食事の注文くらいとなってしまっている。

第五章「空気とまわりの目」
日本人は協調や調和を重んじる社会といえる。それを象徴する言葉として「空気を読め」という言葉がある。しかし私は「空気を読め」という言葉が大嫌いである。「空気」というのはそもそも無機質なものであるのにも関わらず、あたかも空気が「独裁者」のように扱われているからである。
本章では他にも「いじめ」や「質問」など「空気」にまつわることについても言及している。

第六章「なぜ日本人は子どもを産まないのか?」
日本では「少子高齢化」が叫ばれているだけではなく、結婚も晩婚化が進んでいる。さらには結婚相手に巡り会えないということで「婚活」が出てきており、昨年は社会現象にまで発展した。最近では「非モテ」や「非婚」という言葉も出てきている。
その背景には「内向き」や「ひきこもり」というのがある。

第七章「グローバル化の意味」
格差や貧困が深刻化しているのか、昨年・一昨年とプロレタリア文学とマルクスの「資本論」に関する本が大量に出版された。とりわけ小林多喜二の「蟹工船」は80年以上前の作品であるにも関わらず爆発的に販売部数を伸ばしたとされる。
リーマン・ショックやサブプライムローンの焦げ付きにより資本主義のあり方が揺らいできており、マルクスの掲げる社会主義に関して共鳴したと言えるのだろうか。
しかしアメリカでは先行き不安な状態でも楽天的であるのだという。アメリカではないが、私が以前カナダに行った時、ちょうどイラク戦争やSARSの事がネックになっていたが、そのことに関して気にしていなかったと言うことを今でもはっきりと覚えている。

第八章「女性の能力を生かすには」
日本で、女性が活躍できる場は1985年の男女雇用機会均等法が施行された後、改善しつつある。しかし日本独特の風潮なのだろうか、未だ男女にまつわるポジションのあり方について進展はなされていない状況にある。

第九章「ジャパン・アズ・ナンバースリー」
日本はGDPでは世界第二位のポジションにいたのだが、中国の急速な発展によりその座を明け渡すのは時間の問題であるという見方が強い。やがて世界第三位になる日も近いと言われている。世界第三位になるといってネガティブになる必要がない。順位はあくまで比較因子でしかなく、それだけで一喜一憂したりするのは滑稽としか言いようがない。それ以上に日本には経済としても社会としてもやる必要がある。その一つが「行動すること」だと著者らは言う。

日本人は「内向き」「シャイ」といった傾向が強い。
江戸時代に「鎖国状態」にあったのだが、これは中国でも長年対外諸国との関係を絶ったのと同じことである。ほぼ同じ時期に鎖国が解かれたが、経済としてはもはや拮抗している。それどころか最近では中国が勢いづいている事実がある。日本もかつては高度経済成長で活気づいたときがあり、その息切れという人もいる。しかし対外諸国への鎖国はあったのだが、自分以外の誰かという所で心的な「鎖国」があるのではないかと本書をみて思った。その鎖国を解くためには自らその鎖をぶち破ることにあるのではないだろうか。

プロフェッショナルの5条件 ビジネスを勝ち抜く法則

プロフェッショナルの5条件 ビジネスを勝ち抜く法則 プロフェッショナルの5条件 ビジネスを勝ち抜く法則
ショーンK

朝日新聞出版  2009-05-20
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「プロフェッショナル」とはどういうことを意味しているのだろうか。そのことを考える所で「プロフェッショナル」という言葉の使われ方について少し挙げてみると、

・「プロフェッショナルの技術」
・「プロフェッショナル意識」

とある。いったんの休止期間はあったものの現在も放送されているNHK番組「プロフェッショナル 〜仕事の流儀〜」という番組で十代目柳家小三治がこう述べていたことを思い出す。

「はたからみるとね、凄いな、プロフェッショナルだな、と思う人もね、本人はそんなこと考えてないと思います。ただ、今やってることを必死にやってるだけなんですよ」

私はその言葉に共感を覚え、今でもこれが「プロフェッショナル」の意味に通じていると思う。
では本書はどうか、プロフェッショナルとして現場の最前線の人々を取り上げながら「プロフェッショナル」とは何か、「プロフェッショナル」としてどのような力を身につけたらよいのか、について

第1章「自問力」
自分なりに意見を持っていたり、自分でしかない力を得るためには常に「自問自答」を行っているという。
たとえば仕事の中で得た「気づき」を取り上げる。それだけでもたまれば大きな材料になるのだが、その「気づき」を次なる行動に昇華していくのかも重要となる。「自問自答」を行うためには「気づき」の他にも背景や状況など様々な材料が必要になる。そして「自問自答」を身につけることによって新たなスキルを身につけられたり、身につける必要性を見いだすことができるようになり、それが会社では身につけることのできない「ポータブルスキル」となる。

第2章「構想力」
次はアウトプットをしていく力というところに特化している。自ら得てきた情報を取捨選択しながら、ビジネスにまつわる問題を解決していくか、というのが問われる。「情報収集術」や「発送法」、「アウトプット術」など多岐にわたっている。

第3章「失敗力」
畑村洋太郎の専門とする学問に「失敗学」というのがある。これは数多くある事件や不祥事を失敗を系列化したマンダラを用いて失敗の構造を分析していくというものである。「いかにして失敗したのか」「何が要因なのか」というのが良くわかる。
「失敗」というと、常にネガティブなイメージがつきまとう。しかし業界のトップを走る人物は「失敗」についてどのような感覚でいるのだろうか。ズバリ失敗をする事によって新たな成功への糧にしていることにある。「トライ&エラー」を繰り返しながら日々突き進んでいる。

第4章「協創力」
当然のことであるがビジネスは一人では機能しない。かい社内のみならず、取引先や関係会社など会社外の人間tもコミットしていかないと成功には結びつかない。そのためには「協調性」だけではなく「ファシリテーション」や「プラットフォーム」といった言葉が重要視される。

第5章「愚直力」
最後は夢に向かって邁進する力と言った方が良いだろうか、それとも自ら決めたことを実行し続ける力なのだろうか。ともあれ決めたことを自分なりの解釈をせずに「愚直に」実行するというのが本章で言っていることだろう。本章では「夢」や「志」というのがあるが、ある言葉を思い出す。子供のように周りからの雑念を取り払いひたむきに、実行・行動し続けることが大事であるという。

言い忘れてしまったが本書は著者がパーソナリティーを務めているラジオ番組「Make IT 21」で取り上げられたものを選りすぐり、その中で感じた・考えた「プロフェッショナル」についてまとめている。その中で著者は大きく分けて「自問」「構想」「失敗」「協創」「愚直」にしている。プロフェッショナルとは著者に言わせると「自分で自分を意味づける力」だという。「自問」をする、構想を立て、るところからそのことが彷彿とさせられている気がした。

これから24時間でかならず成長する方法

これから24時間でかならず成長する方法 これから24時間でかならず成長する方法
生田 知久

中経出版  2010-10-30
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中経出版 竹村様より献本御礼。
本書のジャケットをみるとドラマで話題となった「24」を彷彿とさせるような一冊である。献本されたときに「ヘンテコな本です」といっていたので興味本位で本書を開くと、もうすでにカウントダウンが始まったかのようだった。「ヘンテコな本」というよりも「これまでとは一風変わった本」と言った方が正しいかもしれない。
この24時間の中でどのように変えていくのか、どのように成長するか、本書はそれを明かしてくれる。

1.「「問う」4時間」
「自問自答」という言葉がある。常に自分に足りないもの、どのように解決をしたらよいのかを「問い続ける」。
しかしどのように「問い続けたら」良いのかわからない人もいる。そのためには、
「私は○○○するために生きている」
というところから始めると思考が働き始める。
問い方にもいろいろあり、「5W1H」というのがあるほどである。最初の4時間は何が足りないのか、何を変えたいのか、何をやりたいのか、なぜやりたいのか考えることに終着をしてみようと言うところである。

2.「「考える」4時間」
ここでは「考え方」についての4時間トレーニングである。本書は1章ごと4時間で何をするのかというのを組み立てられている。1日がPDCAの循環であるとするならば、本書の実践をチェックリストでチェックを続けていくことによって、自らはわからないが他人からみたら明らかに成長していることに気づく。
さて本章に戻る。目的を作る、原因を調べる、目標までのプロセスを見いだす、実践をする、手段を見つける、フィードバックをする、その中で「考える」手段は数多くある。

3.「「決める」4時間」
自ら決められない人、つまり優柔不断な人がいる。サッカーの世界でも「決定力不足」の要因として優柔不断をあげる人がいるほどである。
ビジネスの場でも「決断」をする機会が数多くあり、組織の階層が高ければ高くなるほど「決断」の質と量が多くなる。
自分の人生は自分という名の会社の社長である。そのため決断するのは自分しかいない。自分自身の決断によって自分の行動や人生を切り拓いていかなければならない。

4.「「行動」の4時間」
成長をしていく上でもっともものを言うのが「行動」であろう。本書には掲載されていないが、相田みつをの名言に、
「とにかく具体的に動くことだよ。具体的に動けば具体的な答えがでるから」
という言葉がある。そのほかにも行動に関する名言があるように「行動」がいかに重要か、と言うことがよくわかる。
しかし行動をするとは言っても、工夫一つで行動へのモチベーションも起りやすくなり、具体性も広がってくる。例えば期限を決める、宣言をする、「見える化」するなどが挙げられる。

5.「「巻き込む」4時間」
「行動」の中で「宣言」をすると書いたが、手帳に刻む、と言うよりも人前で、もしくはブログやTwitterなど、インターネットを通じて不特定多数に宣言をすることによって行動・実現へのプレッシャー、もしくは起爆剤にもなる。さらには行動をする理由、行動の経過を「発信」し続けることによって他人を巻き込み、共感・共有を持たせる。そのことによって行動する、目標を達成する価値はどんどんと高まっていく。

6.「「学ぶ」4時間」
学ぶというと「机上で物事を覚える」ととらえている人が結構多い。学校教育ではそのような機会が多いからか、「学ぶ」と「机上で行う」と言うことを絶対的なイコールにしている。しかし社会人における勉強は机上とは限らない。本を媒介にしても、先輩からの直接のレクチャーでも、名言からでも「学び」は沢山ある。それを自らの行動や計画、夢に落とし込み、行動に移す。「学んで覚える」と言うよりも「学んで会得する」。「わかる」と言うよりも「変わる」ということ。人は絶えず「変化」をしていくからでこそ、「進化」があるのだ。

1日24時間ある。それはどのような人も同じような時間が流れる。24時間の中でどのように、そしていかにして変わるのか、あなたの意志次第である。本書はそのことを試されるような一冊である。

社会学の歴史

社会学の歴史 社会学の歴史
奥井 智之

東京大学出版会  2010-09
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「社会学」と一括りにしても、「思想学」「政治学」「民俗学」など様々な学問がある。「〜学」というと取っつきにくい印象があるが、その中で「社会学」はわりと取っつきやすい分野と言える。
では「社会学」はいったいどのような歴史を辿っていったのか、それが本書の根幹である。本書は社会学にまつわる有名な人物を中心に、社会学が辿った歴史について迫っている。

1章「アリアドネの糸」
本書では「社会学」のはしりとして、紀元前にさかのぼりアリストテレスが「人間はポリス的動物である」と定義づけたことから始まる。そこから大きく間があき、「社会」という言葉について触れられたのは近世ヨーロッパ時代、ちょうどホップズの「リヴァイアサン」が出た時代である。

2章「創始者の悲哀」
「社会学」の創始者はいったい誰なのか、本書ではオーギュスト・コントを取り上げている。正確に言うと「社会学」という言葉を初めて使った人物と言える。
コントは19世紀に活躍し社会学の前には数学や物理学など、現代で言う「理系」の学問を究め、その学問の中で進んだ歴史を「社会学」という学問にして完結させた。コントに関する研究者は少ないが、清水幾太郎が代表的人物としてあげられている。

3章「思想の革命家」
思想にまつわる革命は1・2章においてのホップズ、本書には掲載されていないがモンテスキュー、ルソーの思想によって「ピューリタン革命」や「フランス革命」となって具現化された。
しかし「思想の革命」はそうではなく、現在でもよく知られる思想家であるマルクスとエンゲルスのことを言っている。

4章「少数者の運命」
本章ではフロイトを取り上げているが、フロイトといえば「夢」など心理学的な分野ではあまりにも有名であるが、社会学についてはあまり取り上げられた文献はみたことがない。

5章「繊細な観察者」
「社会学」というと社会の傾向を分析したもの、どちらかというと各論的なもの、社会のあり方といった総論的なものなど多岐にわたる。
その中でジンメルは集団における社会から一歩外に出て客観的な視点で社会を見てきた人物である。各論的な観点から、社会学をみてきた人物とも言える。

6章「社会の伝道師」
本章ではデュルケームを取り上げているが、その中でも有名な著書として「自殺論」というのがある。昨今のニュースや世論をみてもかなり過激なタイトルと言える。
この自殺論では社会における「比較」やそれによる「死」に至るまで研究されており、「自殺」を機軸にして様々な統計により「自殺は社会的な要因」であると定義づけている。「自殺論」についてはタイトルの過激さからか一度呼んでみたいと思った。

7章「自由の擁護者」
時代は現代へと近づいていき、マックス・ウェーバーが取り上げられるようになってきた。いうまでもないが「職業における政治」など政治や社会思想において多大な影響を与えたウェーバーであるが、本書と少しはずれる内容としてウェーバーが苦しんでいたことについて紹介する。ウェーバーは母の束縛によりあまり「自由」を感じたことがなかったようである。そのことから「社会」や「政治」二まつわる理論を展開し、現代政治理論の巨人とまでなった。「不自由」と呼ばれる人生のなかから「自由」の理論を擁護するようになったのではと考える。
ウェーバーは第3章で述べたマルクスの「資本論」、とりわけ「唯物論」と言われる分野を徹底的に批判しながら宗教と社会を融合させた論理を持って「近代資本主義」の礎を築いた人物である。

8章「野外の研究者」
ここでは一人の研究者というよりも「シカゴ学派」という学派を紹介している。
舞台はいうまでもなく、アメリカであるが、今も昔もだがアメリカでは多くの移民を受け入れており、様々な人種・文化が根付いている。その一方で差別もあり、戦後間もないときには人種差別、さらに9.11前後では宗教差別が顕著に現れていた。
その中でシカゴ学派は「自我」や「都市」「生態」などアメリカからみた「社会学」を展開している。

9章「冷徹な分析家」
第二次世界対戦後、アメリカでは間をおくことなくソ連との冷戦や人種差別、ベトナム戦争などが起こった。「パクス・アメリカーナ(アメリカの平和)」が揺らぎ続けている中でパーソンズという人物が社会に関してウェーバーやパーソンズとは一線を画した分析を行ったことで知られている。

10章「オデュッセウスの旅」
本章では「文化的左翼」が冒頭に挙げられている。時代も戦後間もないとき、日本でも「六十年安保」や「大学紛争」が起こった時代である。その文化的にも社会的にも
「左翼」の活動が目立ったとき、シュッツという学者がフッサールの「現象学」という哲学の分野を社会学に昇華したものを提唱していった。

11章「シシュボスの石」
9・10章ではアメリカで展開された社会学であるが、ここではヨーロッパに戻りイギリスにおいての社会学がいかに展開されていったかについて書かれている。

12章「ヤヌスの顔」
最後は日本における社会学の歴史である。日本では哲学、社会学は開国して以降、研究され始めた分野である。
主な学者には福沢諭吉、柳田國男、清水幾太郎などが挙げられる。

最初にも書いたが社会学は比較的、どちらかというと私たちの生活に近いところにある学問と言える。しかし本書は学問としての歴史、さらに「社会学」の変遷というところが主である。私たちの生活にはあまり馴染みが薄い。しかし社会の歴史の裏の情景として「社会学」というのが息づいていることを考えると、「歴史を学ぶ」ということにもつながるのかもしれない。

エントリーシートで目にとまる 面接で「できる!」と思わせる 内定をもらえる人の会社研究術

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望月実 花房幸範

阪急コミュニケーションズ  2010-11-19
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著者の望月様より献本御礼。
就職活動戦線は年々厳しさを増すが、今年ほど厳しい時代はないといっても過言ではない。「失われた10年」の末期であった2002・2003年の就職難を凌ぐほどの厳しさだからである。10月末現在、11年卒の大卒の就職内定率が57.4%と過去最悪の数字となった。かと思えば、有効求人倍率は回復傾向にあり、人気企業の競争率が高い傾向にある用に思える。
私が就職活動を行ったのはちょうど3年前、サブプライムローンの焦げ付き問題が表面化し始めた頃であり、好景気も踊り場にさしかかった頃である。そのときの就活状況は今よりは良く、採用人数も軒並み多かったものの、選考基準が厳しく、大学と企業の認識のかい離が目立ったころである。

第1章「内定を取るための就活戦略」
例年、3年の秋頃から早い人では4年になる直前、遅い人では4年の冬ごろまで就職活動は続く。就職活動を行うに当たり、「自己分析」「履歴書・ES作成」「模擬面接」といったことをするであろう。とりわけ「就活術」の本もあれば、「就活塾」のような就活にまつわる術を身につける所まである。
しかし何よりもものを言うのが「業界研究」や「企業研究」といえる。就活を「結婚」や「お見合い」に例えると、「相手のことを知る」に他ならないのである。本書はその研究について次章以降詳しく述べられているが、本章ではそれ以外の就職活動の流れについての戦略方法について提示している。
就職活動は「学生」から「社会人」となるための練習であり、本番でもある。「学生気分」からいかに脱して「社会人」の心構えを身につけ、そして実践をしていくのかという意識に切り替える必要がある。
本章の中でもっともおすすめと言えるのがJMMを使ったトレーニングである。時事研究から文章力をつける所まで幅広く網羅されている。

第2章「会社研究のポイント」
「業界研究」や「会社研究」が大事であることはわかったが、具体的にどのようにやったらよいのかわからないという人も必ずいる。本章では「会社研究」の流れについて紹介している。
まず最初に行うところでは内定を決めた先輩からESをもらう所から始まる。大学の就職課でも過年度のESを管理している学校もあれば、ESの書き方の一例として紹介されている本もあるのでそれも手に入れてみるとよい。
呼んだ上で実際にESを書きながら不足している点、そして会社研究しなければならないところをブラッシュアップをしていく。
会社研究をしていくためには当然会社にまつわる情報を入手する。今となってはインターネットもあるのでニュースや会社概要、売上高、事業内容に至るまで情報が入手することができる。他にも新聞やEDINET、週刊誌、ブログ・ホームページなどでの会社研究について紹介されているが、詳細な研究を進めていくときには「日経テレコン」をおすすめする。個人で使用する場合は有料であるので注意してほしいが、大学や図書館では無料で使える所もある。日経テレコンは日経新聞に限らず日経にまつわる様々な情報が蓄積されているので、より詳細な部分の研究にはもってこいである。

第3章「就活人気企業を研究する」
さて、著者の本領と言える「人気企業」、とりわけ同業界の研究についてである。著者のご両人はともに公認会計士、そのため「有価証券報告書」のなどの分析から比較対象の会社の違いについて「どこが違うのか」という「目の付けどころ」も詳しく解説されている。本章で紹介されている人気企業を志望の人はもちろんのこと、業界によって「目のつけどころ」も異なるため志望業界の「目の付けどころ」に付いて学ぶことができる。同業他社との研究にも大いに役立つ。

昨今は「就職難」と言われている時代であり、内定へのハードルも高くなっている。その時代だからでこそ「学生気分」を脱し、「社会人」に形成できる時代なのではないかと私は考える。企業研究しかり、ES作成しかり、面接しかり、社会人になって身につけなければならない力がたくさん詰まっている。「就活がうまくいかない」と嘆くこと、昨今の社会状況のせいにすることは簡単である。それを声高に叫ぶことをあえてやらずに、自らの責任に転嫁して、本書を読んで、自分のやり方を見直し続けることで自らの道を切り拓ける。

ゆれるあなたに贈る言葉

ゆれるあなたに贈る言葉 ゆれるあなたに贈る言葉
今井 彰

小学館  2010-11-12
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(株)オトバンク 上田様より献本御礼。
本書は「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」にも携わった敏腕プロデューサーが自らのプロデューサー人生をもとにして、仕事や人間関係などで「ゆれる」人たちにメッセージを送った一冊である。
「プロジェクトX」は他に例外なく好きな番組の一つであった。著者も困難を乗り越えて活躍をした人物を何人もみていく中で、印象的な点、感じた点について13の贈る言葉にしてまとめてある。

贈る言葉① 人間関係か築けずゆれるあなたに
仕事は人間関係も要素の一つに入ってくる。しかし人間には様々な性格や嗜好などがあり、その中で生きている。集団主義である日本では多様な人間関係を画一化、あるいは同一化するような傾向にあり、「個性」というのが標榜されど、暗に否定されるケースも多い。その結果「集団に馴染めない」「人間関係に馴染めない」ということに陥ってしまう。
著者は「人間関係の大半は贅肉」と定義付けている。大事な人はともかくとしてよけいな人と人間関係を築くよりもキーマンを見つけることが大事であるとしている。

贈る言葉② つまらない仕事にゆれるあなたに
「仕事がつまらないのは誰のせい?」
「仕事がつまらない」という人の意見を聞くと必ず弘聞き返したくなる。私の仕事も何も考えることのない単純な「作業」はあるのだが、工夫一つでそういった仕事をおもしろくする方法を知っており、実践をしている。
実際に単調だと感じるのであれば視点を変えてみる、そのためには「知識」を蓄えることも大事である。

贈る言葉③ 人前でうまく話せずゆれるあなたに 前編
贈る言葉④ 人前でうまく話せずゆれるあなたに 後編
「人前で話す」となると得手不得手の人が必ずいる。私はどちらかというと「不得手」の部類に入る。大勢の人の前でプレゼンを行う、もしくは本業でも会議前はどうしても緊張してしまう。
プレゼンとは何か、コミュニケーションとは何か、「うまく話す」とは何か、私は今でもそのことについて模索をしている。
本章では「自分の言葉にすること」「話を変えないこと」などがあるが、とりわけ4章にあるエピソードは私の心にグサリと刺さったのが印象強い。

贈る言葉⑤ 悪魔のような上司に遭遇しゆれるあなたに
「人生いろいろ、人間もいろいろ」
確か数年前に小泉純一郎が国会でこのような答弁をして、物議を醸したことがある。これは国会に限らず、企業、社会でも同じことが言える。「天使のような上司」「悪魔のような上司」というような人がいても不自然ではない。
本章では実際に著者が携わった番組の裏話を中心にしており、非常に生々しかった、と同時に自らがもし上司の立場に立った場合、どのように部下に接していけばよいのかについても考えさせられる所であった。

贈る言葉⑥ こんなリーダーに仕えたいとゆれるあなたに
「どのように部下に接していけばよいのかについても考えさせられる」と言ったが本章でも同じことがいえる。しかし前章とはっきり違うのが、前章はあくまで「反面教師」として、本章では「教師」として学ぶことができることにある。

贈る言葉⑦ 仕事ができずにゆれるあなたに 前編
贈る言葉⑧ 仕事ができずにゆれるあなたに 後編
「仕事ができる」とは何を持って定義しているのか。
社会人になってまだ2年半しか経っていないのもあるのだが、未だにわからない。プロフェッショナルの意識を持つことか、それとも最高の質でもった成果を出し続けることなのか。
本章では「企画力」「面白がる力」、そして「集中力」を挙げている。「集中力」でもってぼやけたもの、そしてよけいなものを排除し、「面白がる力」によってユニークな企画を作っていく。方程式にすると、
「企画力」 = 「面白がる力」 + 「集中力」
と書ける。

贈る言葉⑨ 金が欲しいとゆれるあなたに
仕事でも、生活でも、人生においても「金」はつきまとう。企業経営になると「利益」や「費用」に関して気を使う必要があるのでなおさらである。
生活でも、私は独身なのでわからないが、妻子持ちになると費用もかさみ「仕事 = 生活」となる人も少なくない。
お金に関わるトラブルも考えるとなると「お金 = 悪魔」というように考えてしまう。私自身、社会人になる前はそのように考えてしまっていた。
しかしお金も使いようでは自己成長の道具にもなり、悪魔にもなる。「大物経済人の天国と地獄」にもあるのだが、「お金」一つで劇的に人生が変わると言うことを思い知らされた章である。

贈る言葉⑩ 困った部下にゆれるあなたに
私は、本業ではまだ下っ端であるので、部下がつくということはないのだが、後輩がつき、仕事について教えたことはある。「困った部下」というよりも「困った後輩」に出会った場合と置き換えて本章をみてみようと思う。
「困った後輩」という傾向には第5章にもある「悪魔のような〜」という人もいる。そのときにはどうしたらいいのか、というと同じく「逃げる」ということにあるのだが、本章では「別れる」としている。

贈る言葉⑪ プロジェクトの立ち上げにゆれるあなたに
プロジェクトの立ち上げに立ち会ったことは、1度もないのだが、プロジェクト途中で合流することは何度もあった。その中で様々な人間や価値観があること、あるいは指揮系統が複雑になっていることによって「船頭多くして船山に登る」ような状態になってしまう。SE業界では「デスマーチ」と呼ばれる要因にも挙げられている。
プロジェクトを成功させる、あるいは評価できる機軸は「結果」しかなく、その中でメンバーとどのように意志疎通を図るか、もしくはベクトルを統一させるのか、それは「使命感」がものをいう。

贈る言葉⑫ 会社を辞めるか否かゆれるあなたに
雇用形態は今と昔ではすでにはっきりとした違いがある。昔は「終身雇用」で、定年まで雇用が保障されていた。しかしバブルが崩壊してからはその保証がないどころか、再チャレンジもさせてもらえないというような暗い状況にある。
そのような状況下で「会社を辞めたい」という感情が向かし以上に出ているのは、顕著と言える。ではサラリーマンにとって、ビジネスマンにとって「会社」とはどのような存在なのだろうか。本章では「自己実現」、そして「自由」を実現する場所であるという。

贈る言葉⑬ 他人の出世にゆれるあなたに
会社には様々な人間がいるが、その中で最大の競争相手となるのは会社の「同期」の存在であろう。同期の中でもっとも早く出世できる人もいれば、遅れる人もいる。その出来レースに一喜一憂する人もいれば、私のように興味のない人もいる。一度きりの人生である。だからでこそ他人に比較されず、自分自身の人生を作っていった方がいいのではないかと本章は言っている。

「一度きりの人生」と書いたとき、現在全日本プロレスで活躍している船木誠勝の名言を思い出した。

「もし人生が二回あればお母さんの言う通りに高校へ行くけど、 一回しかないんだから自分の自由にさせてください。」

中学を卒業し、新日本プロレスに入門をしようと志した時に母に言った言葉である。
一度きりの人生である。迷いもあれば惑いもある。仕事・人生においてそのようなものがあったときに本書がぴったりと言える一冊である。

多民族化社会・日本

多民族化社会・日本 多民族化社会・日本
渡戸 一郎編著 井沢 泰樹編著

明石書店  2010-09-08
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人種差別にかんして撤廃が進んでいるが、法律などによる差別もあれば、民族対立、あるいは宗教対立による戦争もある。その中で日本はあらゆる民族と共生している。日本はかつて「単一民族」といった事を標榜していたのだが、実際は数多くの民族と共生していた時代があった。その名残からか、もしくは日本独特の文化・宗教観からか宗教的な対立や民族的な対立は他国と比べると目立たない。

さて、本書の話に入る。本書は他民族の共生の中で日本はどのような政策を行っていけばいいのかと言うことを実際の事例・データをまとめながら提言をしている。

最近では「外国人労働者」が増加しており、とりわけ中国など近隣諸国から出稼ぎに来る人も多い。さらに民主党が推し進めている「外国人参政権」のメカニズムについても言及している。「外国人参政権」についての意見はここで控えておくが、外国人参政権における他国の比較があると言うことは結構参考になる

逆算メモ術 ~結果を出している人の実践テクニック~

逆算メモ術 ~結果を出している人の実践テクニック~ (マイコミ新書) 逆算メモ術 ~結果を出している人の実践テクニック~ (マイコミ新書)
マイコミジャーナル編集部

毎日コミュニケーションズ  2010-10-23
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これまで「メモ」や「ノート」にまつわるノウハウ本が数多く出版された。実践しやすく、試行錯誤をすることによって自分なりのノート術やメモ術になる。
本書はノート術やメモ術を出版した著者、あるいは出版はしていないが独自のノート術やメモ術を持っている人に取材をして、様々メモ術について幅広く紹介している。
ちなみに本書は「マイコミジャーナル」で連載している「メモの極意」から印象に残った物を掲載している。

第1章「超基本、仕事がうまくいく簡単メモ術」
まずは仕事の「基礎の基礎」と言える所のメモ術についてを紹介している。新人の時、もしくは新しいプロジェクトに配属された時は会議の場に出ても発言はあまりできない。ノウハウや技術、さらにはプロジェクト独自の用語ややり方に関して不明な所が多いからである。
会議の議事録や会議の出席者を記録する、さらには電話や報告に関するメモや、仕事以外でもセミナーなどで仕事の新たなノウハウや実践をどのようにしたらいいのかについて紹介している。
本書ではメモやノート術で有名な美崎氏や午堂氏、奥野氏の他に元東北放送アナウンサーであり、スピーチコンサルタントの三橋泰介氏のメモ術についても紹介している。とりわけ三橋氏のメモ術は印象的だった。

第2章「多忙な人が質の高い仕事をするためのメモ術」
プロジェクトが盛り上がってくる、もしくはプロジェクト管理など上の立場になってくると行う仕事量も高くなる。それと同時に高い「質」の仕事も求められる。
仕事の順序もわかってくるようになるが、仕事の割り込みが入るなど流動的になってくることもある。そのためにToDoリストや進捗と言ったメモは欠かせない。他にも仕事での戦略といった「図解メモ」やメモ用ツールとして「ポメラ」も紹介されている。

第3章「アイデアをカタチにするためのメモ術」
アイデアは移ろいやすいもので思いついた物はすぐに忘れてしまいやすい。それを防止するために、メモにして残しておくのが良いが、具体的にどのようにして残していくか。
本章では前章・前々章に引き続き、奥野氏や美崎氏、さらに「図で考えるとすべてまとまる」でおなじみの村井瑞枝氏、さらには「404 Blog Not Found」で有名なdankogai氏こと、小飼弾氏のアイデア・メモ術について取り上げている。

第4章「相手の心をつかむメモ術」
本章の章題を見た時に、「インタビュー・メモ」の事を想像したのは私だけであろうか。本章は相手の心を掴む、顧客の心を掴む、もしくは話し相手の心を掴むと言った意味合いで「心をつかむ」と言っている。
まず顧客の心を掴むとなると「事業内容」や「コンセプト」と行ったメモ術、そして顧客になりそうな人、もしくはお近づきになりたい人にたいして心を掴ませるメールやスピーチのメモについて紹介している。
「メールで相手の心を掴む」というと浅野ヨシオ氏の独擅場と言える。

第5章「「気づき」を成果に変えるメモ術」
気づきは多ければ多いほど、改善やアイデアへの材料となる。しかし折角浮かんだ気づきも何かカタチにして残さなければ元も子もない。
感情から出てきた「気づき」、現状分析をする際に出てくる「気づき」はメモをすることでさらに大きな「気づき」や「材料」となる。

第6章「人生を豊かにするメモ術」
「「人生を豊かにする〜」はちょっと大袈裟だろう」と言う人もいるかもしれないが、人生戦略を立てる、もしくは1日の予定を立てる、1日・1ヶ月・1年の間に何をするのか、計画を立てる・修正すると言ったことを行うと、それを実行し続けることによって夢を叶えたり、充実した人生を送るのも夢ではない。

第7章「結果を出す人のメモは何が違うのか」
ここではマイコミジャーナル編集部の「まとめ」と言った所である。取材・連載をし続けて気づいたこと、「メモ」とは何か、結果を得るための「逆算」、それを行うためのツールとしてメモがあるのではないか。本書のタイトルの「逆算」はそこにつながるというわけだという。

「メモ術」のメドレーと言った方が正しいかもしれないが、目標を達成する、夢を叶える、相手の心を掴む、それぞれ「到達点」がある。その「到達点」に向けて確かな足跡を残す。単なる「備忘録」としてではなく、本当に役立つもの、連載し続け、そして数多く取材してきた中で得た物、それが「逆算」というタイトルになったのだろう。

不況は人災です! みんなで元気になる経済学・入門

不況は人災です! みんなで元気になる経済学・入門(双書Zero) 不況は人災です! みんなで元気になる経済学・入門(双書Zero)
松尾 匡

筑摩書房  2010-07-07
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今となっては「不況」と言う言葉が常態化している。「失われた10年」を乗り越え、ようやく好景気にさしかかった時も、世間の反応は冷やかであった。それからしばらくして「リーマン・ショック」が起こり再び不況の状態となってしまった。それからずっと景気は停滞状態にあり、先行きも不透明のままである。
しかしこの「不況」という状態は誰がもたらしたのかということが経済学者、もしくは評論家の間で議論される。しかし実際に不況はどのようにしてもたらされたのかというのはなかなか分からないところが多い。海外情勢なのだろうか、それとも世間の動きからというのか、どちらにしろ本書のタイトルにあるとおり「人災」に変わりはないのだが。
本書は景気、そして経済成長、不況のメカニズムについて迫るとともに、「ケインズ理論」を説明しながら新たな経済対策の在り方について提言を行った一冊である。

第1章「よーく考えよう、景気は大事だよ」
本章の章題をみると、何やら聞きなれたようなフレーズがあるようだが。
勘ぐりはここまでにしておいて、経済成長の左右など「景気」というのはたとえば「日経平均株価」しかり、「消費者物価指数」しかり、雇用状況しかり、様々なところに影響を及ぼしていいる。言うまでもなく「景気」は大事であるのだが、景気といっても数字や政府から見る「景気」や、街中で見る「景気」とあり、とりわけ2004年あたりの好景気ではそれらの認識の開きがあった。

第2章「二つの経済成長って?」
政府が掲げる「経済成長」の政策があるが、本章ではこの「経済成長」について「短期」と「長期」のある経済成長を「天井」と「現実」とに分けている。
ひとえに「経済成長」といっても、安定して成長できるわけではない。そこには様々な事柄が重なり、予想以上に経済成長するときもあれば、「リーマン・ショック」のように急激に停滞、もしくは後退するときもある。しかし政府は「天井」ばかり見つめる、もしくはその「天井」があたかも「青天井」のように見えるような成長を思っているのかと思ってしまう。

第3章「先の景気「回復」の原因とは?」
2003年から2007年の半ばまで長い好景気があった、大企業は軒並み最高益を更新し、投資業界も活気が出た。むしろある人物や団体によって大盛況になりすぎたといった方が良いか。
「戦後最長の好景気」と称されるようになった先の好景気であるが、私たちの生活にどのような状況をもたらしたのか、というと「ワーキングプア」や「格差」といったものでしかなかったという人もいるだろう。
経済成長は「需要」と「供給」で「需要」が上回ったときに成長するといわれているが、今回の経済成長がもたらされた要因として輸出高の成長と2003・2004年に行った「円売り」が挙げられている。

第4章「再び不況に転落した理由」
その好景気とともにやってきたのは、かつて急激な「原油高」があった。「第三次オイルショック」と言われる、アメリカやアラブ諸国を中心としたものと言われている。
さらに小麦も2008年に急激な高騰を見せていたのだが、これは経済とは少し違う要因で、最大生産国のオーストラリアで大干ばつが起こり、生産高が減少したことが要因とされている。
しかしこの好景気も「サブプライムローンの焦げ付き」により踊り場にさしかかり、拍車をかけたのは前述のショックである。

第5章「新しいケインズ理論の登場」
かつて「ケインズ理論」を実行した人物が何人かいるが、その中でも有名なのはフランクリン・ルーズヴェルトと高橋是清である。ともに1929年の「ブラック・サースデー」から発端となった世界恐慌時代に政治の最前線にいた人物である。ルーズヴェルトは有名な「ニューディール政策」によって雇用を創出したことでも知られている。
高橋は1929年の恐慌の他にも1927年に起った「昭和金融恐慌」でもイニシアチブな政策をとった。後者では「支払猶予措置」などを行い、庶民を安心させたほか、前者の世界恐慌の時にはリフレーション政策により世界最速で恐慌から脱出したとされている(実際にリフレ派の議論の中核としてこれが引き合いに出されているが)。
2009年あたりに、経済対策として学者や評論家の間では「ケインズ政策」を行うべきというようなことを言われていた。確か「リフレ派」と呼ばれる人物だったろうか。

第6章「金融緩和は誰の見方?」
本書は「金融緩和政策」というよりも、むしろ海外の政党が掲げる「雇用政策」や「経済成長戦略」の検証と言ったところが中心だった。

第7章「デフレ不況を克服する」
現在は「デフレ不況」と呼ばれる状態である。ではそこから脱却するにはどうしたらよいのか、という議論に入る。その中で本章では、これを掲げている。

・インフレ目標を立てる
・最低賃金を引き上げる
・福祉分野への投資の強化

1つ目が一番印象的である。もっとも「インフレ目標」は政府でも経済学者でも主張している人物が少ないからである。

不況になった要因はいろいろあるのだが、本書のタイトルにあるように「人災」であることに間違いはない。しかし
学者や評論家の一部には犯人探しや提言のイチャモンに執着をするものもいる。そうではなく、「人災」である以上犯人探しをする以前に、経済とは何なのか、成長をするためにはどうしたらよいかを探し、実行することが先決なのではないかと思った。

思惟の道としての現象学 超越論的媒体性と哲学の新たな方向

思惟の道としての現象学 超越論的媒体性と哲学の新たな方向 思惟の道としての現象学 超越論的媒体性と哲学の新たな方向
新田 義弘

以文社  2009-12-04
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本書は哲学の中でも「現象学」という分野を確立させた、エトムント・フッサールが生誕150周年を記念し、新たに「現象学」というのを見直すということから本書は上梓された。

そもそも「現象学」とは何なのだろうか、というところに入っていくが、もともと哲学は私たち、もしくは物体の「存在」の意義を問うことが多い中で現在起こっていること、いわば「現象」の観点から読み解いていく分野のことを示している。しかしその「現象」は哲学者それぞれ観点が違っており、「現象学」を学んでいる、もしくは研究をしている学者の分ほどある。

フッサールが出てくる以前に、「現象学」はあった。最近話題となっているヘーゲルが「精神現象学」というのを1807年に出版されたことから「現象学」という言葉は使われ始めた。しかし「現象学」そのものが多用され始めたのはフッサールの時代である。

そしてそのフッサールの「現象学」を発展させ「存在論」を導き出した哲学者がいる。ハイデッガーである。「ニーチェ」や「存在と時間」といった作品で有名である。

本書はフッサールやハイデッガーにまつわる論文、さらに公では明かされていない論文も取り上げられており、フッサールにまつわる研究が深部にまでいたっている。フッサールに関してそれなりに呼んでいる人であれば新たな発見ができる一冊であるが、哲学の初心者は最初に本書を読むことよりも、入門書を読んでから、本書に入ることをお勧めする。

スマート革命―自動車・家電・情報通信・住宅・流通にまで波及する500兆円市場

スマート革命―自動車・家電・情報通信・住宅・流通にまで波及する500兆円市場 スマート革命―自動車・家電・情報通信・住宅・流通にまで波及する500兆円市場
柏木 孝夫 日経エコロジー

日経BP社  2010-07-12
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日本政府や経済産業省が掲げる「新成長戦略」の一つとして「環境・エネルギー分野」の成長がある。その中で注目を集めているのが、本書で紹介する「スマート革命」と言うのがある。エネルギーインフラ、そこから派生して自動車や家電、情報通信と言った所まで「スマート化」を行おうというものである。「ものつくり」の分野では世界でもトップクラスと言われている日本であるが、最近では韓国やアメリカなどに後れを取っている現実がある。技術力を前面に押し出した新しい環境対策である。

現に京都議定書を締結している日本は90年に比べて二酸化炭素の量が9.0%(2007年度)も上回っているという。まさに「逆境」と言えるのだが、第二次世界大戦の焼け野原から奇跡的な経済成長を見せたという軌跡がある。それの再現とまでは行かなくても「スマート化」の波をつくる強さを日本は持っている、と言わせるような戦略を立てる必要があるのではないだろうか。

本書と少し話がそれるが、おそらくこれからの時代は「スマート」という言葉なくして語ることができないように思える。最近話題となっている「スマートフォン」然り、新たな電力ネットワークである「スマートグリッド」然り、「スマート」と言う言葉がよく使われる。「スマート(smart)」ととある辞書を引いてみると、

1 ((主に米))賢い, 利口な;〈演説・答弁などが〉才気のある, 機知に富んだ, 効果的な;(取引などで)抜け目のない.
2 〈人・話し方などが〉ずうずうしい, 生意気な, 小しゃくな
3 ((英))(身なりなどが)きちんと整った, さっそうとした;おしゃれな;(社交的に)洗練された, あかぬけした;上流の;流行の
(goo辞書より一部抜粋)

とある。おそらく1や3という意味合いで使われる「革命」と言えよう。

だれでも1日200回はウソをつく! ウソのつき方・つかれ方 知らなきゃ損する「ウソ大全」

だれでも1日200回はウソをつく! ウソのつき方・つかれ方 知らなきゃ損する「ウソ大全」 だれでも1日200回はウソをつく! ウソのつき方・つかれ方 知らなきゃ損する「ウソ大全」
クラウディア・マイヤー 畔上司

阪急コミュニケーションズ  2010-05-28
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思わず「嘘!!?」と想ってしまうようなタイトルである。

しかし1日に1回とまでは言わずとも生きている中で回数は問わずして嘘をついた事はある。それが無意識、もしくは意識的に行ったとしても、である。子どもの頃「嘘をついてはいけない」と教わった人も多いと思うが、悲しきかな大人になっていくうちに「嘘」という言葉で塗り固められた世界にはまることとなる。

ただ「嘘」を一括りにしても、人を騙す・陥れる・滅ぼすようなどちらかというと「たちの悪い嘘」もあれば、人を助ける・喜ばせると言うような嘘もある。

本書は嘘をつく心理、嘘の付き方から、「嘘」の歴史に至るまで、あらゆる「嘘」について紹介している。もしかしたら本書に書かれていることが「嘘」となったら笑いものであるが。

人に好かれる笑いの技術

人に好かれる笑いの技術 (アスキー新書 046) 人に好かれる笑いの技術 (アスキー新書 046)
鶴間 政行

アスキー  2008-01-10
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「言葉」や「笑い」というのはメカニズムがわかりにくく、奥が深い。でも私たちの考えている以上に面白い物がある。いくら論理的に、かつ明快に話しても相手に伝わらない物もあれば、支離滅裂なトークでもものすごく面白いものまである。
その差はいったい何なのだろうか。本書は欽ちゃんこと萩本欽一に師事し、「欽ドン」や「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」「SMAP×SMAP」などの番組を手がけた敏腕放送作家が笑いの技術について伝授した一冊である。

第一章「人気タレントのコミュニケーション力」
人気タレントになる理由はいったい何なのか。人気番組になる理由とはいったい何なのか。本章では放送作家の観点から人気番組がつくられるプロセスについて迫っている。欽ちゃんを師事したようにコサキンからはじまり、SMAP、タモリの人気が続くわけについても分析されている。

第二章「私が欽ちゃんに教えられたこと」
私が本書を読んで一番面白かった所である。お笑い界、ひいては芸能界の「大将」と呼ばれる人物が萩本欽一である。かつては「コント55号」で一世を風靡し、その後も司会やコント番組で不動の地位と人気を手に入れた。最近では茨城ゴールデンゴールズという球団を設立し、野球界活性に一役を買ったこと、さらに24時間マラソンに挑戦したことでも知られている。
「笑い」「おもしろさ」、そしてあらゆる物にチャレンジをしていく「挑戦心」、「運」と多岐にわたっている。

第三章「オマケのある毎日を過ごす方法」
「オマケ」というと「グリコ」を思い出してしまう。
それはさておき、笑いのネタを引き出すためにはありとあらゆる情報を取りに行かなく必要がある。さらにその得た情報を発想や仮定を持って面白くさせる。面白かった物は捨てながらもさらに面白い物を探し、つくっていく。そのことによって「笑い」というオマケが生まれるという物である。

第四章「コミュニケーションでウケる技術!?」
では「コミュニケーション」と笑いをどのようにコラボレーションをしていけば良いのかに移る。初めて会う人に向けてどのような質問を投げかけたら良いのか、相槌の打ち方など会話のヴァリエーションも広がる。

「笑い」から得られるコミュニケーションには不思議な物がある。「コミュニケーション術」というと「聴き方」や「話し方」という技術にフォーカスされる傾向にあるのだが、このようにユーモアに富みながらも、自分も相手にも「笑い」を織り交ぜながらのコミュニケーションは大きな潤滑油になる。「笑い」の力は不思議でありながら、その力は大きい。そう感じた一冊であった。

F1 アブダビGP ヴェッテルが今季5勝目、23歳4ヶ月で最年少ワールドチャンピオン達成!!

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round19_final

4強決戦は今回の優勝以上に白熱したものでした。今回はヴェッテルのポール・トゥ・ウィンだったのですが、チャンピオン争いはその後ろのアロンソやウェーバーの順位次第で違ってくるからです。

アロンソはピット戦略ミス、そして終始ルノーのペドロフに押さえ込まれるという事態で、順位を落とし続け、7位フィニッシュ。予選3番手で速さは見せていたのですが、戦略ミスやオーバーテイクのミスが祟ってしまった、何よりもそれによりアロンソが終盤焦っていた所が印象的でした。2005・2006年とチャンピオンを取っている人間でも不利な状況になると心が乱れてしまうのですね。

一方ウェーバーはアロンソをオーバーテイクできず、終始淡々とした展開で8位フィニッシュ。

今回のキーマンはルノーのペドロフといえます。ペドロフは自分よりも速いアロンソを終始押さえ込む活躍を見せました。これまではクビサに大きく遅れを取ってしまい、あわや今シーズン限りでシートを失ってしまうという噂も囁かれていましたが、ポイントも獲得し、そして今回の最終戦ではチャンピオンに関わる戦いに大きく関わってきただけに、評価は大きく高くなると思います。ルノー残留に向けて大きなプラスになったのではないでしょうか。

ヴェッテルは今回自分の仕事をし、後は天命を待つという所でしたが、その天命にも報われハミルトンの持つ最年少記録を更新し、23歳4ヶ月でワールドチャンピオンとなりました!!デビュー当時からチャンピオン候補と囁かれ、2008年ではトロロッソの車で初ポール、ポール・トゥ・ウィンを飾りました。2009年はチャンピオンこそは逃したものの、チャンピオン争いに関わる活躍を見せました。

今年のヴェッテルは途中、ミスも多くチャンピオンも遠のくのではないかと囁かれていました。しかし彼はあきらめませんでした。ヨーロッパラウンドの後、日本・ブラジル・アブダビと着実に優勝を勝ち取り着実にポイントを重ねました。そして何よりも今シーズン10PPと速さも見せつけました。四つ巴となる重要なレースを物にした強さはこれから大きな活躍をする糧となると思います。

チャンピオンの可能性を失ったバトンはスタートでアロンソをパスし、ハミルトンがヴェッテルをオーバーテイクできるよう専念させるサポートとして活躍しました。途中ヴェッテルのピットでラップリーダーとなりましたが、さすがレッドブル、と言うのを見せつけられたような気がします。10数秒のリードを持っていたのですが、ヴェッテルの速さでバトンがピットに入った時にはもうすでに8秒ほどにまでなってしまっていました。

可夢偉は途中3位にいたのですが、クビサやハミルトンに抜かれる始末でしたが、途中バリチェロやヴェッテルにオーバーテイクを仕掛けようとする活躍がありました。ピット戦略ミスが響いたのでしょうか、アブダビで2年連続ポイント獲得までには至りませんでした。

これまでずっとタイヤサプライヤーをになってきたブリジストンはこれで最後のレースでした。タイヤの観点からレース展開も教えてくれるなど、F1の戦いに大きな花を添えたと言っても過言ではありません。逆にそれがもう聞けなくなる、浜島氏の分析も聞けなくなるとちょっと寂しい気がします。ますは「お疲れ様」と言い、そして「また戻ってきてください」と言いたいですね。

今シーズンはまさに「混戦」という言葉が似合うと思います。新ポイントシステムとなり、去年の様な展開となれば、ミハエルの黄金時代の様に早い段階でチャンピオンが決まるのではないかと言われたのですが、思った以上に混戦となり、本当に面白いシーズンとなりました。

そして最終戦、ミスも多くチャンスも取り逃すことも多かったヴェッテルですが、最後の最後で着実に活躍し、大逆転。最年少チャンピオン、「凄い!」という言葉と「おめでとう!」という言葉しか浮かびませんでしたね。

おめでとう、ヴェッテル!

今シーズンの心残りとしては今回のレースが生放送にならなかったこと、そして日本GPが6年ぶりに生放送から外れたことが悔しかったですね(日本GPは冠スポンサーから外れた+決勝の時間帯が大きなネックになったようですが)。

今シーズンの総括は…、ベストレースの紹介とともに年末になると思います。そして来シーズンまでの間はストーブリーグなど随時ブログにupしようとおもいます。

昭和史を動かしたアメリカ情報機関

昭和史を動かしたアメリカ情報機関 (平凡社新書) 昭和史を動かしたアメリカ情報機関 (平凡社新書)
有馬 哲夫

平凡社  2009-01
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本書のタイトルにある「アメリカ情報機関」はご存じの方も多いが「CIA」のことである。CIAができたのは1947年の時であり、それまではOSS(戦略事務局)やCIG(中央情報グループ)を経て、国家安全保障法により誕生している。本書で紹介するのはCIAになる前後の諜報活動の考察であるが、便宜上「CIA」に統一している。

第一章「「ルーズヴェルトの陰謀」はあったのか」
ここでは1941年12月8日に起こった「真珠湾攻撃」にまつわることについての考察である。
日本が宣戦布告をせずに奇襲攻撃をしたと言われているが、その中でも様々な憶測があり、外務省内でアメリカに宣戦布告をするのを遅れたという説もあれば、フランクリン・ルーズヴェルトの陰謀だという説まである。
特に後者に関する陰謀について少し書く必要がある。ルーズヴェルトは好戦的であったのだが、大統領に就任する時の約束にて、決してアメリカ側から戦争を仕掛けないと約束をしてしまった。そのため、陰謀を起こしてでも相手側から戦争を仕掛けるという事実を作らなければいけなかった。

第二章「天皇制はいかに残されたのか」
一昨年の秋から冬にかけて東京裁判のことについていろいろと読んできたのだが、その中で不思議に思ったのが「天皇存置」の方針を固めた。それがマッカーサーの指令となり、東京裁判の場で形となった。
しかしアメリカ内でも天皇に処罰を与えろという声もあった中で、アメリカ政府の方針で「天皇存置」を決定するよう暗躍したのはCIA、とりわけジョセフ・グルーという人物であったという。本章ではグルーが行った工作についてを事細かに紹介している。

第三章「ポツダム宣言受諾に導いた対日心理戦」
ポツダム宣言は7月26日にでたが、日本政府・軍部はこれを無視した。その後広島・長崎に原爆が落とされ、ロシアが日ロ中立条約を破棄し、北方領土に侵攻したことからポツダム宣言を受諾したと言われている。
しかしそのポツダム宣言受諾にもCIAが関わっていたとされている。本章ではそれに関わったエリス・ザガリアスとONI(海軍情報局)について書かれている。

第四章「終戦を早めたダレス工作」
終戦工作は日米問わずして行われていた。日本では広田弘毅がソ連を介して終戦工作を行おうとしたのだが失敗し、軍部に圧力をかけられ、首相だった小磯国昭も(ミョウビン)を介して終戦工作を行おうとしたが、当時の外相である重光葵に強硬に反対され頓挫した。
しかし本書で紹介する「ダレス工作」は唯一成功した例としてある。そのダレス工作で関わりを持つ人物として「東郷茂徳」がいる。

第五章「戦後史の影の演出者」
ここでは参謀二部について綴っている。「参謀二部」は、GHQによる日本占領政策において、政治の分野で暗躍した。ちなみに政治の分野で暗躍をしたのは「参謀二部」だけではなく「民政局」も関わりがあったのだが、両者は対立しながら政治的な工作を行ったとして知られている。
特に「民政局」では左派を支援し、「参謀二部」では右派を支援したという方が分かりやすいかもしれない。

第六章「テレビはいかにして日本に導入されたのか」
日本に初めてTVが導入されたのは1950年前後である。当時TVは高価で「高嶺の花」と呼ばれるものであった。そのTVの誕生についてもCIAの工作があった。本章では著者の前作である「原発・正力・CIA」や「日本テレビとCIA」というのがあるが、それにCIAの暗躍を中心としたものとなっている。

歴史の裏には必ず何らかの形で暗躍する人物や団体がいる。本書はアメリカの諜報機関の第二次世界大戦前後の暗躍についてフォーカスされているが、それらにおける深部について考察されている本はいくつかあるものの、CIAについて書かれている本はなかなかないので為になる一冊といえる。

F1 アブダビGP ヴェッテルがシーズン2桁PPを達成!! そして優勝予想

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round19_qualifer

ヴェッテルのPPは今シーズン10回目、年間2桁PP獲得は2001年のミハエル・シューマッハ(フェラーリ・11回)以来9年ぶり、史上7人目(他にナイジェル・マンセル、アイルトン・セナ(3回達成)、アラン・プロスト、ミハエル・シューマッハ、ミカ・ハッキネン、ジャック・ヴィルヌーブ)の快挙です。チャンピオンを獲得するために優勝しかありませんが、昨年優勝したサーキットで再び表彰台の中心に立つことができるか、あるいはレッドブルのためにウェーバーに優勝を譲るのか、注目が集まりそうです。

レッドブルの2台はどちらもタイトルの可能性を残していますが、現在ランキング2位のウェーバーは5番手、逆転チャンピオンを獲得するには不利なポジションといえますが…。

アロンソは3番手で、チャンピオン確定のためには、ハミルトンをオーバーテイクする必要がありますが、スタートの飛び込み、そしてどこで仕掛けるかというのも大きな鍵となりそうです。

チャンピオンを獲得するには優勝するしかないハミルトンは2番手。ヴェッテルをいかに料理していくか、注目です。

可夢偉は12番手からのスタート、地上波では「日本人記録」とありましたが、これは2004年に佐藤琢磨が記録したシーズン獲得ポイントのことを行っています。琢磨が獲得したときは34ポイント、現在可夢偉が獲得しているのは32ポイント、記録と並ぶには9位、記録を更新するには8位以上必要です。新ポイントシステムになった今、ポイント記録を更新するのは形式上容易ですが、果たして可夢偉は記録を更新するのでしょうか。

さて、優勝予想と行きましょう。

本命:ヴェッテル

対抗:アロンソ

要注意:ハミルトン、ウェーバー

鍵となるのはマクラーレンの2台、2位のハミルトンが3位のアロンソを抑えることができるか、さらにハミルトンはヴェッテルをオーバーテイクする必要があります。ヴェッテルも優勝する可能性大ですが、それではチャンピオンになれません。アロンソとウェーバーの順位も大きく関わってきます。なので単なる今回の優勝というよりも「チャンピオンの争い」、と言う所でどのような順位にいたらよいのか、と言うのが見えてきます。参考までにそれぞれのドライバーがチャンピオンになる条件について掲載致します(GPUpdate.netより一部改変)。

<アロンソがタイトルを獲得する条件>
アロンソ2位以上
アロンソ3位、ウェーバー2位以下
アロンソ4位、ウェーバー2位以下
アロンソ5位、ウェーバー2位以下、ヴェッテル2位以下
アロンソ6位、ウェーバー3位以下、ヴェッテル2位以下
アロンソ7位、ウェーバー4位以下、ヴェッテル2位以下
アロンソ8位、ウェーバー4位以下、ヴェッテル2位以下
アロンソ9位、ウェーバー5位以下、ヴェッテル3位以下
アロンソ10位、ウェーバー6位以下、ヴェッテル3位以下
アロンソノーポイント、ウェーバー6位以下、ヴェッテル3位以下、ハミルトン2位以下

<ウェーバーがタイトルを獲得する条件>
ウェーバー1位、アロンソ3位以下
ウェーバー2位、アロンソ6位以下、ヴェッテル2位以下
ウェーバー3位、アロンソ7位以下、ヴェッテル2位以下
ウェーバー4位、アロンソ9位以下、ヴェッテル2位以下
ウェーバー5位、アロンソ10位以下、ヴェッテル3位以下

<ヴェッテルがタイトルを獲得する条件>
ヴェッテル1位、アロンソ5位以下
ヴェッテル2位、アロンソ9位以下、ウェーバー5位以下

<ハミルトンがタイトルを獲得する条件>
ハミルトン1位、アロンソ11位以下、ウェーバー6位以下、ヴェッテル3位以下

今回の予選順位のまま決勝に行けばアロンソがタイトル獲得となります。その状況の場合、ヴェッテルはもはや神頼みとしか言いようがありません。優勝するだけなので後はアロンソが5位以下にならなければチャンピオンにならないからです。

特にウェーバーは5番手という不利なポジションからどこまで追い上げていくのかが今回最も注目といえるでしょう。何せ、順位が上がることによってチャンピオンの可能性の状況も大きく変わりますから。

ともあれ、目が離せなくなりました!!

F1 アブダビGP フリー走行3回目結果

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round19_free3

初日と同じくヴェッテルがトップタイムをマークしました。さらに2番手にはウェーバーと、レッドブルの速さを見せつけたフリー走行となりました。

さて予選はどうなるでしょうか。

F1 アブダビGP フリー走行1・2回目結果

今年の3月14日から開幕した2010年のF1シーズンもいよいよ最後となりました。約8ヶ月19戦に及んだ予想でしたが、混戦模様となった今シーズンも、ドライバーズタイトルは今回で決まります(コンストラクターズはすでにレッドブルが獲得)。

早速フリー走行1・2回目結果の結果を見てみましょう。(「F1通信」より)

1回目

Round19_free1

2回目

Round19_free2

逆転王座を狙うヴェッテルとハミルトンが1回目、2回目とトップタイムを出しました。トップタイムを出さなかった時でもそれぞれ2番手につけている事を考えると、予選Q3ではタイムとしてもかなり拮抗したものとなりそうです。ウェーバーやアロンソもそれに付けているため激しさは増すでしょう。

4強以外で活躍をしていたのはルノーのクビサ。1・2回目とも5番手とコンスタントに良いタイムを刻んでいます。予選でも同様の活躍ができると、チャンピオン争いのキーマンと言える様な活躍になってくるのかもしれません。

さて、PP予想と行きましょう。

本命:ヴェッテル

対抗:ウェーバー

要注意:アロンソ、ハミルトン

レッドブルの速さは別格とまで呼べる所にありますが、ここ最近ではヴェッテルの調子も良いのでおそらくPPを獲得するのではないかと思います。ウェーバーもランキング2位でチャンピオンの可能性も残っているので黙ってはいないでしょう。

予選からかなり白熱した戦いになっていくと思います。目が離せませんね。

災害防衛論

災害防衛論 (集英社新書 (0416)) 災害防衛論 (集英社新書 (0416))
広瀬 弘忠

集英社  2007-11-16
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地震や台風、火山噴火など日本は毎年のように何らかの災害が起ると言われている。自然災害である以上、食い止めるというのは至難の業であるが、災害から身を守るという事は少なくともできる。
「災害大国」と呼ばれる日本の中では「災害防衛」は無くてはならない物であるが、その重要性について知らない所も多い。本書は想像を絶する災害から自らの身を守るために、「災害防衛」についてどのような考え方が必要か解き明かしている。

第一章「鉄壁の災害防衛戦を築く」
普段私たちに入ってくる情報、テレビや新聞、インターネットなどあるが、「真実」と呼ばれる情報の中には多かれ少なかれ「偏見」が入り込んでいる。
当然その「偏見」を取り去る必要はあるのだが、その取り去るプロセスでも個々人の「偏見」がつきまとう。そう考えると「偏見」は完全に取り去ることは不可能なのだろうか、とつくづく思う。
本章では情報における「偏見」から入り、「防災」の配分についての考察を行っている。
地震を例に引き出しているが、「緊急地震速報」といった予知情報に重視するよりももっと「災害が起った」ときから現状に回復する力を強くし、災害への予防と回復力のバランスを取ることが大切であるとしている。

第二章「災害をビンのなかの魔神とする」
災害を「ビンの中の魔神」と喩えているが、おそらくアラビアンナイトに出てくるような話か、それとも「ハクション大魔王」か、と連想してしまう。
それはさておき、タイトルの喩えは結構しっくりいく物である。というのは昨年の春から冬にかけて叫ばれてきた豚インフルエンザパンデミックしかり、ハリケーン・カトリーナしかり、と突然やってきて猛威を振るう。それはいつ頃起るか私たちにはわからない。
私たちができる事は常に身近な「災害情報」を仕入れていくこと、そしてそこから防災とは何かを「能動的」に準備をすることも一つである。

第三章「災害をはねかえし、災害からはねかえる力」
第一章から度々強調して使われている言葉がある。本書の根幹となる単語となる「災害弾力性」である。「災害弾力性」とはいったい何なのかというと、

・災害に出会ってもプラスに転じさせる力
・災害を最小限に抑える力
・災害による破壊から速やかに回復する力

とある(p.130より抜粋)。簡単に言えば「災害=恐怖」という考えから脱却し、楽観的につきあいながらも、もしあってしまった時にとっさに回復させることにあるという。

第四章「過酷な災害に生き残る」
それを言っても災害は過酷なものである。その過酷な災害は一度会った身になってみないとわからないものである。ここでは自らの「防災」とは少し変わって国家的な「防災」について分析をしていく。
本章で引き合いに出されているのはフェルディナンド・マゼランである。彼は世界で初めて世界一周を成し遂げた人物であるが、気性が激しく「独裁者」と言われることもあったという。しかし大きな決断、もしくは世界的な偉業を達成する時はある程度無くてはならないものだと著者は主張している(ただし、リスクも甚大である)。
「独裁的」とまでは行かなくても災害には、地震や台風といった国益を損ねかねない自然災害も少なくない。その災害の中で協議を進めていく、状況を注視するといったのらりくらりとした方法にひた走るばかりでは、災害から速く立ち直ることができない、と言っている。

第五章「情報を収集し、分析し、判断する力をみがく」
最も情報を集めることは重要なことであるが、情報収集・分析・決断は普段の仕事のそれよりも迅速に行って行かなければ、人命に関わる。

本書は実践編ではなく、あくまで「災害防衛論」という理論編である。災害はいつ起るかわからない今、実践的なことが多い中で、このような理論にも触れる事も大切である。本書を読んでそう思った。

北の後継者 キム・ジョンウン

北の後継者キムジョンウン (中公新書ラクレ) 北の後継者キムジョンウン (中公新書ラクレ)
藤本 健二

中央公論新社  2010-10
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(株)オトバンク 上田様より献本御礼。
すでにメディアでは金正日の後継者は金正恩と報道されている。しかしこの後継者問題も5年(所によって10年)も報道され続けた。憶測も多かったようだが、正恩体制となった所で拉致問題や核問題、さらには人権と言った所まで日本が北朝鮮に対して強い姿勢で臨まなければならないことは変わらない。
さて、本書はメディアでは「金正日の料理人」としてテレビに、雑誌にと引っ張りだこである藤井健二氏が見た金正恩、北朝鮮について自らの体験を元に綴っている。

第1章「ジョンウン大将、ついに姿を現す」
藤井氏と金正恩が初めて会ったのは、正恩が8歳の時だったという。最初は嫌悪、敵視しかなかったのだが、金正日から遊び相手に指名され、正恩と会う機会が増えた。会っていくうちに打ち解けていくようになり、学んだり、遊んだり、色々と話をするようになった。

第2章「金正日ファミリーの実像」
ここでは金正日ファミリーのそれぞれについて著者が見た印象をもとに記されている。特に金正日には妻が2人いる。本章ではその妻の実像が中心に描かれていたように思える。

第3章「なぜ三男が後継者なのか」
後継者問題についてつくづく思ったのが、取り上げられるのは長男の金正男と三男の金正恩であった。しかし次男(キム・ジョンチョル)は後継者の「こ」の時も無かった。少なくとも私が見た限りは、である。資質がないのか、それとも身体が優れないのか、と言う考えもあったのだが、実際に後継者候補から外された理由は明らかになっていない。
著者は、後継者は三男と前々から思っていたそうであるが、直に随所でリーダーシップを見せていたと綴っている。

第4章「ジョンウン体勢を支える側近たち」
すでに金正恩が後継者になる、と言うことを前提にして、側近の選定も進んでいると言うが、本章では側近中の側近と言える人物、「後見人」を紹介している。その名は張成沢。本章では彼の経歴、人柄を余す所無く綴っている。金正日や金正恩しかわからない人に取っては、その周りの人物について知ることも重要なことの一つである。そう考えると本章が最も重要な情報源の一つといえる。

第5章「核、拉致、処刑」
北朝鮮と対外諸国との関係の中で外せないのは「核」問題。日本や韓国ではひときわ取り上げられている「拉致」問題。さらにはそれほど多く取り上げられていないのだが、欧米では問題視され始めている「死刑」などの人権問題が北朝鮮にはある。最も国内でも体制批判が「暗に」ではあるものの噴出しているのも確かである。正恩体制となった場合、それらの問題がどのように進展していくのかが問われる。

第6章「北朝鮮はどこへ向かうのか」
金日成から金正日、そして金正恩と継がれて行っている政権、親族が実権を持ち続ける、と言うことは北朝鮮ではなく色々な国でもある。かつてそのような体制だった国もある。北朝鮮は国際社会から見ても孤立している国であるが、西欧諸国に留学をしたことがある正恩はどのような方向に進むのか注目を集めている。
最初に書いた親族への実権移譲、さらに息子の西欧留学で共通するのが台湾である。戦後、蒋介石によって独裁体制が築かれたが、何人か体制が変わった後、息子である蒋経国が実権を握った。その蒋経国は若い頃にソ連で共産主義を留学した経験を持ち、さらにシベリア抑留も経験したと言われている。しかし共産主義に走るどころか、長く続いた戒厳令も解除するなどリベラルな方向へと進んでいった経緯がある。正恩はその轍をたどっていくのだろうか。

これから北朝鮮はどうなっていくのか、正恩体制となって進展はあるのだろうか、北朝鮮のこれからを中止するだけではなく、拉致問題を中心に交渉のイニシアチブを日本は取る必要があるのではないのだろうか。

サポートさん

サポートさん サポートさん
日向 蓬

集英社  2008-08-05
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本書は「マゼンダ100」や「ヘヴンリー」といった作品で有名な日向蓮氏の短編集である。その中でもサポートや後輩など華麗に輝く主人公の裏方、つまり影にあたる人物についてスポットを当てた作品である。
確か「裏方には裏方の美学がある」という言葉を聞いたことがあるのだが、まさにその美学について伝えようとしているように思えた。
かくいう私も吹奏楽ではチューバ、オーケストラではコントラバスと「音楽の面」で裏方を務めた(?)人である。それも相まってか、サポートや後輩といった所に妙な関心を持ってしまう。本書もその一つと言える。
「サポート」という言葉にとらわれず、「一途な女」「ワタルくん」「紳士協定」などアットホームでありながら、独特な表現を醸してくれる。

速読しないで1冊読める! 10分間リーディング

10分間リーディング 10分間リーディング
鹿田 尚樹

ダイヤモンド社  2010-10-29
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書評仲間である鹿田氏であるが、昨年の11月に「大事なことは すべて記録しなさい」という本が上梓された。その本はとにかくブログなどから得た「記録」について、が中心であったが、本書はもう一つのホームグラウンドといえる「読書」について紹介している。
よほど速読の力を身につけないと10分読めない、10分だと読んだことにならないのでは、と考える人も多いことだろう。しかし「読書」に対する考え方をシフトすると、いとも簡単に10分で読めるのである。しかし「速読」はしない。これが大きな鍵である。

Part1「10分間リーディング 速読せずに速く読める「本の読み方」」
かつて著者もそうだったが、私も読書は一字一句読まなければならないものだと思い込んでいた。しかし読書のスタイルは人それぞれで、一字一句読まなければならない人もいれば、鹿田氏のように「探す」という考えもある。
私もその考え方に似ている。小さい頃からそこそこ読書はしていたが、本格的に読書好きになったのは大学3年生の冬、ちょうど就職活動の時期だった。Mixiの自己紹介でも書いたのだが、小樽から札幌まで行く電車の中で何もすることが無くて、読書をしてみようと思い立った。ただ一字一句読むだけでは味気ないので、かいつまんで読むようになった。そこからブログなどに派生していった事は、当ブログでも何度か書いた。

Part2「10分間レコーディング 速く読んでも忘れない「記録のルール」」
鹿田氏の勉強会も参加しただけではなく、勉強会やパーティーなどで鹿田氏とお会いする機会がある。その中で触れられていたのが「読書ノート」である。感銘した所を抜粋したり、感想を書いた物をはがき、もしくはファイリングをする事によって自分だけの読書記録を作る。そこから何を実践していくか、ブログで何を書いていこうかと言うのを、あたかも引き出しの様にできる。

Part3「ノマドリーディング いつでも、どこでも、読書しやすい環境を手に入れる」
「ノマド」は仕事においても最近言われ始めたことであるが、ここでは読書のアウトプット・インプットとしての「ノマド」について紹介している。
本書の中では「iPhone」を読書記録として使っている事を紹介しているが、確か鹿田氏のブログで原稿執筆のためにポメラを使っていると言うのを聞いたことがあるのだが、もしかしてiPhoneは読書様に、ポメラは原稿執筆用に分けたのかと勘ぐってしまう。

Part4「ワンランク上を目指すReading3.0 学んだことを、発信する「知的生産のルール」」
読書はinput・outputによって成り立つのだが、そこからさらに読書を広げる所で「Reading3.0」を取り上げている。何をやるのかというと「読書会」である。私も今年の1月から本格的に読書会に参加し始めた。それから約10数回の読書会に参加をしたのだが、一人でやる読書&書評とはひときわ違った体験や学びがあった。読書を介して人の輪、そして学びの輪ができることによって読書の醍醐味がさらに深くなる。

「読書」を一括りにしても単に「黙読」をするだけではない。読書から「書評」へ、読書から「読書会」を介して、学びの輪を作る。「読書」は様々な可能性を秘めている。

F1 ブラジルGP レッドブル1-2フィニッシュでコンストラクターズタイトル獲得!! ドライバーズタイトルにも最後の望みをつなげた!!

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round18_final

残り2戦の最初はヴェッテルが決めて今季4勝目を挙げました。ウェーバーも2位に入り、どちらもチャンピオンの可能性を残したという結果でした。コンストラクターズはこの1-2フィニッシュで最終戦を残して確定させたので、後はドライバーズタイトルを残すのみとなりました。

で、ドライバーズランキングは以下の通り(5位まで)。

1.アロンソ    246pt
2.ウェーバー    238pt
3.ヴェッテル    231pt
4.ハミルトン    222pt
5.バトン    199pt

アロンソは無難に3位フィニッシュ。ランキングもトップを維持して最終戦のアブダビに望みをつなげました。とにかく表彰台に立てさえすればチャンピオンを手にすることができるので、予選では上位グリッドを狙い、表彰台を狙って淡々とした走りを見せればチャンピオンになります。確か2006年もそういったことがありましたね。その再現となるでしょうか。

ハミルトンは辛うじてですが望みをつなげました。しかしトップとの差は24ポイント。アロンソがリタイアしても、ウェーバーやヴェッテルもいることを考えると絶望的ですね。奇跡を信じるしかありません。

予選後、武装強盗集団に襲われそうになったという事件で難を逃れたバトンですが、奇跡は叶わず、ここでタイトル争いから脱落してしまいました。

可夢偉は予選12番手、決勝でも立ち上がりは15位と苦しみましたが、終盤はやってくれましたね。10位フィニッシュで連続してポイント獲得となりました。同じく下位に沈んだマッサ戸は違い、オーバーテイクショーを見せ、存在感を見せつけたと言っても過言ではありません。チーム残留は決まっていますが、それ以上に上位のチームに移籍ということも後々あるのではないかと思わせる様な走りでした。

次戦は最終戦、ドバイ・アブダビ!! ドライバーズタイトルは誰の手に!!?

F1 ブラジルGP この結末を誰が予想できた!? ヒュルケンベルグが初PP獲得!! そして優勝予想

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round18_qualifer

雨の予選の中だったのですが、予想通りに近い展開だったのですが、最後の最後で…ヒュルケンベルグがトップタイムをマークしました。しかも残り5秒で(その後もう1回アタックして、タイムを更新しました)。

雨の予選とは言いましたが、Q3は雨は降っておらず、むしろ曇りの状態で、路面も乾き始めていたので、今回の予選は「速さ」だけではなく、「ドライタイヤへの交換タイミング」も一つの鍵となっていたのかもしれません。

ヒュルケンベルグにPPを奪われたとはいえ、レッドブルの速さは健在でした。ヴェッテルがフロントロー、ウェーバーも3番手に付けています。

ランキングトップのアロンソは5番手で決勝ではハミルトンやレッドブル勢に追いつけるかどうかにも注目です。

さて優勝予想と行きましょう。

本命:ウェーバー

対抗:ヴェッテル

要注意:アロンソ、ハミルトン

決勝の予報は雨。それを考えると、前の韓国GPばりに波乱が起る予感があります。6年連続でチャンピオンが決まる舞台となるか、あるいは最終戦、アブダビに持ち越されるのか、目が離せない展開となりそうです。

F1 ブラジルGP フリー走行3回目結果

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round18_free3

雨の中の状況ながら、クビサがトップタイムをマークしました。ヴェッテルやハミルトン、さらに母国GPとなるマッサが続いています。

予選は日本時間で午前1時から、どうなるでしょうか。

あと、最初に書いていなかったのですが、山本左近は今戦出走なしだそうです。理由が知りたい所ですが…。

F1 ブラジルGP フリー走行1・2回目結果 そして PP予想

いよいよ今年のF1サーカスも終盤戦に入っていきました。ブラジルGPは2005年から5年連続してチャンピオンが決まった場所でもあります。母国GPになるドライバーも多く、バリチェロ、マッサ、セナがいます。過去のドライバーでもネルソン・ピケやアイルトン・セナといったチャンピオンも輩出しているほどの、F1王国の一つでもあります。

さてフリー走行1・2回目結果を見てみましょう。(「F1通信」より)

1回目

Round18_free1

2回目

Round18_free2

レッドブルの速さは圧倒的でした。1・2回目ともにヴェッテルがトップタイム、ウェーバーが2番手を確保しました。アロンソは1回目の終盤、ストップしてしまいましたが、2回目はレッドブル勢に喰らいつくという結果でした。

さてPP予想と行きましょう。

本命:ヴェッテル

対抗:ウェーバー

要注意:アロンソ、ハミルトン

速さを決める戦いであればレッドブル勢が圧倒するでしょう。

1カ所限定「どこでもドア」、行き先はどこにする?

ブログネタ: 1カ所限定「どこでもドア」、行き先はどこにする?参加数拍手

最近は全く見ませんが、ドラえもんはお気に入りのアニメでした。そういえばドラえもんの声優が大山のぶ代だったときでしたか。

さて、今回のネタは「1カ所限定「どこでもドア」、行き先はどこにする?」ですが…、選択肢が…、

・「職場・学校」
・「実家」
・「あの人の家」
・「思い出の旅先」
・そのほか

の5つ。私は…というと「そのほか」を選びました。

で、どこに行きたいかと言うと、「森の中」ですね。

理由は…、リラックスしたり、癒しが欲しいから、ですね。

職場や学校でお腹が「ぐぅぅ~」…! どうする?

ブログネタ: 職場や学校でお腹が「ぐぅぅ~」…! どうする?参加数拍手

最近、仕事も佳境に入っていて、なかなかまともに書評ができませんが、今回は仕事のなかでのことについてのネタをやっていこうと思います。

題名にあるとおりですが、仕事や学校の場で少なくとも1回はこういった体験をしたかと思います。何か口に含みたいと思ったことあるでしょう。

私の場合は空腹になったらまずは「飲み物を飲む」ですかね。その後はひたすら我慢しかないでしょう。

場合によって間食ができる機会があると思いますが、ダイエット中の人にとっては魔が差してしまう時。その時は「するめ」や「ガム」があるとそれだけでも違います。特に「するめ」はカロリーや腹持ちの点でおすすめです。ただし臭いにご用心。

やさしい精神医学入門

やさしい精神医学入門 (角川選書) やさしい精神医学入門 (角川選書)
岩波 明

角川学芸出版  2010-08-25
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精神医学が認知されだしたのはごく最近のことである。この言葉が使われ始めたのは19世紀になってからであるが、実際に精神分析が行われるようになった時は1850年頃、それ以降、ブロイラーやフロイトなど精神分析の権威も生まれてきた。

日本では精神科という医療のカテゴリーができた1950年あたりに形作られたが、東京裁判において思想家の大川周明が精神的疾患(後に梅毒と判明)により免罪となった所を考えると戦前・戦中でも精神医学について何らかの研究はあったように思われる(実際の歴史については史料が無いため何とも言えないが)。

話を現在に戻すと、日本では精神疾患患者は減少している一方で精神疾患の入院患者数は世界でもトップクラスだという。さらに「精神医学」でも「おまえは精神病院に行け」や「精神科の通院歴がある」など偏見・差別的な表現を用いることに使われることも少なくない。

さて、本書の話に移るが、これまで「精神医学」の歴史や日本の現状について述べてきたが、具体的に「精神医学」とはいったい何なのか。どのような人が診断、カウンセリング、治療まで行っていく課程、病状を見分ける基準など「精神医学」と一括りにしてもわからない所は結構多い。

本書はめくるめく精神医学のイロハについてケーススタディとともにわかりやすく書かれている。医学的なことよりも現状とともに述べられているので「医学」と言うよりも「社会学」の観点から読める一冊である。

一番長持ちしている服を教えて!

ブログネタ: 一番長持ちしている服を教えて!参加数拍手

新しい服は買いたいけれど、なかなか捨てられず取っておくと言うことはあると思います。事実私もその一人です。

何年も着ている服はいくつかありますが、今までで最も長持ちしている服と言うと…、中学時代のジャージ(笑)。

私の自宅には無いのですが、実家にはまだあるそうです。もう12年(汗)。今でも残っているというと…、しぶとい(現在は親の管理下にあるため、自分でもどこにあるのかわからない)。

「女子勉本出版記念パーティー」 感想

一昨日はsugiyuzuさんら有志の主催による「女子勉本出版記念パーティー」に参加致しました。

今年の9月15日に勉子さんが「世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド」の出版を記念してのパーティーで、青山の「フィアットカフェ」で行われました。

ちょうどこの日は台風14号が接近したとか、しなかったとかで鉄道のダイヤが大幅に乱れていたそうで…危ないと思い約1時間半ほど前に青山に到着。

近くのカフェでちょっと物書きして、会場に到着。

台風の心配にもかかわらず、参加者も多く、かつアットホームな会でした。

本日主役の勉子さんは「雨女」と言うことをカミングアウトしたそうですが…、今回は「雨以上」のものを呼んできました(笑)。

勉子さんと言えば「4コマ」で有名ですが会場はその4コマに出てくる勉子さんが壁一面に貼られていました。

勉子さんの出版に対する思い、そしてとてもブログには書けないような出版裏話までとびだし、本当に面白かったです。

今回この会を主催した、sugiyuzuさんをはじめ有志の皆様、勉子さん、名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!

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