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2010年10月

100円ショップの会計学

100円ショップの会計学-決算書で読む「儲け」のからくり  (祥伝社新書 (130)) 100円ショップの会計学-決算書で読む「儲け」のからくり  (祥伝社新書 (130))
増田 茂行

祥伝社  2008-10-24
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普段よく足を運ぶ「100円ショップ」があるが、いろいろな品物がそろっていることで有名である。しかも値段もほとんどが「100円」でとてもお得である。しかし「会計」から見て「100円ショップ」はどのような特徴があるのかについてはこれまで紹介されていなかった。本書は「会計学」という立場から「100円ショップ」について分析を行っている。

第1章「「100円ショップ」は"数"で勝負する」
「100円ショップ」ができたのはいつ頃なのだろうか。少し調べてみると、常に「100円」という「常設店舗(ダイソーなどの)」ができたのは1991年だという。それまではデパートやスーパーなどで期間・商品限定の「100円均一」と言ったものが主流であった。
「100円ショップ」の魅力というと、「安さ」と「品ぞろえ」といったところにある。普段あまり見かけないモノまで「100円ショップ」ではまかなってくれるので、日常でも、特別なイベントをするのでも、新しい趣味を探す時でも、いろいろな面で役に立つ。
その100円ショップの勝負は商品の「質」や「単価」よりも「品ぞろえ」などの「数」に重点を置いている、「単価」を上げるよりも、「数量」をのばした方が、より買い物客のレパートリーも広がり、多くの売り上げを計上できるという考えからである。

第2章「重要なのは、単品あたりの利益ではない」
100円ショップに行く度に不思議と思うのが「原価はどうなっているのか?」、「単品あたりの利益はどうなっているのか?」という疑問である。買っているときはあまり意識をしないのだが、高級そうな商品を見るとふと疑問に思ってしまう。
数で勝負する「100円ショップ」では利益は全体でも受ける、つまり目玉商品でもうける、ターゲットを絞るというよりも、むしろいかに「全体的」にもうけるかが鍵としている。これは「バイキングレストラン」も同じことが言えるという。

第3章「生き残るには、100円以外の商品も必須」
100円ショップの中には「210円」など、100円以外の商品もいくつかある。ダイソーやローソン100ではよく見かける。
「100円ショップ」と標榜しておいて詐欺ではないか、とお思いがちだが、「100円以外」の商品をおくことにより、次なる売り上げ戦略がある。それは「100円ショップ」ではできない戦略である「単価アップ」による戦略である。
販売戦略に関してはここではあまり説明しないが、消費者の立場としては「100円」の商品がほとんどある中で、「100円以外」の商品はどこか高級感を漂わせる。それが魅力でついつい買ってしまう。

第4章「「高級バー」より「立ち飲み屋」のほうが資金繰りが楽!?」
ここでは会計の用語で言うと「売り掛け」「買い掛け」の話になる。クレジットカードで買い物をするのと同じように、取引をした瞬間に現金をはらうのではなく、取引をして一定期間がすぎた後に現金を支払ったり、受け取ったりすることである。
実際に高級バーであれば「ボトルキープ」や「クレジットカード」といったことが、立ち飲み屋よりも多い。売り掛けや買い掛けや商売を行っている以上、そのことは当たり前にあるのだが、押さえることも行わなければ「黒字倒産」ということにもなりかねない。

第5章「同じ「100円ショップ」でも異なる財務諸表」
具体的な財務諸表の話に入っていく。本書では「九九プラス」と「キャンドゥ」の2社の財務諸表を例に出して比較を行っている。この2社とも100円ショップであるが主要としている分野が違っており、九九プラスでは「食料品」、キャンドゥでは「雑貨」がある。

第6章「財務会計知識を実践で生かす−あなたのお店の財務諸表をつくる−」
最後は、もしも自分が店を持っているときに財務諸表をどのように作るのかという「実践編」である。店を持っていなくても「小遣い帳」を、「財務諸表」にして作ってみることもできる。

「100円ショップ」を会計の観点から見るというのは、今までなかったことであるが、財務諸表を見ると「100円ショップ」にしかできない「強み」、たとえば「品ぞろえ」や「数」というのを学び取ることのできる一冊であった。

ミネラルウォーター・ショック―ペットボトルがもたらす水ビジネスの悪夢

ミネラルウォーター・ショック---ペットボトルがもたらす水ビジネスの悪夢 ミネラルウォーター・ショック---ペットボトルがもたらす水ビジネスの悪夢
エリザベス・ロイト 矢羽野 薫

河出書房新社  2010-06-17
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私たちがごく当たり前に飲んでいる「ミネラル・ウォーター」。健康的になりたい、おいしい水を飲みたいと言う願望からできたモノのように思えるが、その中で「水」ビジネスの熾烈な戦いについてはあまり知られていない。さらにこの「水」ビジネスが環境問題の面で悪影響を及ぼしているのもあまり知られていない。

悪影響を及ぼす要因の一つにはペットボトルがある。これの原材料には原油が使われるのはすでにわかっている事だろう。もう一つは「水」そのものである。これがあまり知られていないことであるが、「水」によってどのような影響を及ぼすのか。さらに見てみると一つには「地盤沈下」。地下水の使いすぎにより地盤沈下の起った所もある。さらに河川やわき水も使われるため、水資源の枯渇や水不足により汚染物質に耐えきれなくなるような状態にもなる。

環境問題のことを考えると話は尽きないが、ミネラル・ウォーターの歴史について少し見てみようと思う。実際に「水」をビジネスにしているのは主に商社であるが、ミネラル・ウォーターのビジネスをはじめたのも商社である。1884年に三菱財閥が買収した大阪の銀山から炭酸水を瓶に詰めて売ったことから、である(実際の販売元は飲料メーカーであるが)。
ミネラル・ウォーターへの需要が止まらない限り終わることはないのだが、ミネラル・ウォーターの裏側を私たちは知る必要がある。本書はそれを教えてくれる。

「書店」vs「ネット」、あなたはどっちで本を買う?

ブログネタ: 「書店」vs「ネット」、あなたはどっちで本を買う?参加数拍手

ブログでも書評をやっているせいか、本を買う機会が多い私ですが、その本をどこで買うのかと言うのが今回のネタです。

「書店」と「ネット」。私のいる業界(?)では「リアル」と「ネット」と読んだりもしますが。

専ら、本を手に入れるのは「書店」ですね。

ジャケット買いや中身を吟味しながら買うなどができますので。ネットだとタイトルとジャケットしかないので、実際に立ち読みはしたが、書店で思いとどまったような本を買う時用に使う程度です。

「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち

「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち 「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち
松田 久一

東洋経済新報社  2009-11-13
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高度経済成長、そしてバブル景気と「モノの消費」によって大きな経済成長を続けてきた。「モノの消費」によって経済が動いているが、最近私たちの世代には「消費」を極端にいやがる傾向にあるという。その人たちのことを「嫌消費世代」と呼ばれている。
年収200万円に満たない人が大半を占めている事を考えると、「消費したくない」と言うよりも「消費できない」という考えもあるのかもしれない。しかしそのような状況下でも毎月数万円ずつ貯金をする人もいる。

なぜ、私たちの世代は「消費」を嫌うのだろうか。その大きな要因として「失われた10年」が大きく関わってくる。「失われた10年」の中で日本の雇用形態や消費形態が大きく変わり、親世代もお金を節約するようになっていった。「もったいない」と言う言葉がごくあたりまえに浸透しきっていた頃とも言える。ちょうどその頃は小学生〜中学生と親の背中を見ている時であり、「嫌消費」の考えの根幹がそこで生まれたのかもしれない。

「嫌消費」にまつわる批判も多いが、とりわけ多いのが「世代間」の議論である。いわゆる「俗流若者論」と呼ばれるような「近頃の若い者は〜」という論調で代表されるものがある。本章では世代論に関しての言及は行っているが、考察までであれば許容できるが、それが特定の世代に関する批判であるとするならばある種の差別としか言いようがない。
それはさておき、最近では「FREE」という戦略も出てきており、経済的にも変化が起っていることは間違いない。「「嫌消費」世代をいかに目を向けるか」と言うのがどの業界でも大きな課題と言えるだろう。

ハイタッチ

ハイタッチ ハイタッチ
山元 賢治

日本経済新聞出版社  2010-09-25
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(株)オトバンク 上田様より献本御礼
本書のタイトルは非常にユニークと言える。「ハイタッチ」というとバレーボールやサッカー、バスケットボールの試合でよく見かける行為であるが、これとビジネスとどのように関係するのかというのはなかなか考えさせられるが…、本書のタイトル「ハイタッチ」については第6章に記載しているのでそこで説明する。
本書は働く喜び、成功、価値を高めるためにどのような心構えが必要か、方法と言うよりも心構えと言う所にフォーカスしながら、日本オラクル、アップルジャパンと渡り歩いた方が私たちの世代に向けて送るメッセージを1冊にまとめている。

第1章「面接で選ばれる人・選ばれない人」
就職活動を過去に行った方、そして現在就職活動を行っている方は「社長面接」を受けた人はどのくらいいるのだろうか。私は1度経験している。しかもそれは今もはっきりと覚えている。あまりにも散々すぎたので。
それはさておき、社長は社内外問わず様々な人と出逢う。その中でどのような人がリーダーになれるのか、「優秀」というだけで終わってしまうのか、よくわかるのだという。

第2章「日本で働くということ」
今、日本の労働状況はどうだろうか、ものつくりはどうだろうか。昨今のメディアでは悲観的に見る所が多い。しかし「日本でしかできない」「日本の方が優れている」技術、働き方、モノ、コトに至るまで色々とある、とりわけ「品質」へのこだわりは世界でもトップレベルである。
その一方で治さなくてはいけない所もある。過度な集団意識やパワーシステムにより、発言しなくなったり、できなくなったりすること、違う価値観を否定したり排除したりする傾向が強い。さらにアメリカなどのやり方を猿真似する所にも言及している。

第3章「とんがった成功を収めるには」
業界問わずとも「変化」というのがある。とりわけIT業界はその変化の速さは他の業界に比べても著しく速い。
その中でいかに時代を読み取り、これからのトレンドや技術を先取りしていくのかについて提唱をしている。

第4章「変わらない価値①:夢、動機、計画」
常に変わっていく時代の中で「変わらないもの」はある。私たちの世代は社会人になったばかり、あるいはこれから社会人の人生を歩み始める人もいる。その中で会社や職業が変わっていく人もいるかもしれず、あるいは同じ会社でも価値観が180度変化をするような場合もある。その中でも不変の力、考え方があり、それを身につけていく必要があると著者は考えている。本章から第6章までは変わらない価値について述べている。「リーダーとしての成功パターン」と標榜しているが、実りある社会人人生を渡って行くにあたって必要なものとしてとらえてみると良い。
まずは仕事における目標や考えの根幹といえる「夢」や「動機」にある。この仕事に就く前、そう就職活動をしている時にどのような社会人になりたいか描いたことがある人が多いことだろう。それが大きな夢であり、動機にもなる。

第5章「変わらない価値②:仕事、ビジネス」
業界や技術は絶えず変化をしていくが、ビジネスマインドなどの基礎的な心構え、そして理解・知識・思考といった所について述べている。とりわけ業界は市場や、ビジネスモデルの微細な所は絶えず変化をしていくが概要的な部分などの大まかな所はほとんど変わらない。

第6章「変わらない価値③:スキル、知識」
スキルにしても知識にしても「学び続けていくこと」が必要である。落語の世界でも八代目桂文楽六代目三遊亭圓生が「死ぬまで勉強です」という言葉を残しているが、社会人でも同じコトが言える。
そして本書のタイトルである「ハイタッチ」というのはいったい何なのかと言う所に入るが、本書では、

「より高い思いやりや心配りを持って、人にもっと深く接すること」(p.183より)

としている。頭上でタッチをすると言うのとは違えど、互いに心配りや接し方という点では似ている部分も多いように思える。

他にも「評価」「人間関係・パートナー」「体力」など「変わらないもの」は沢山ある。これから社会人を迎える人も、なったばかりの人はこれから何を身につければ良いのかわからない。社会人生活を初めて2年半経つ私でもわからない所は多い。本書はそのような世代の人たちがどのようなものを身につけたらよいのかを教えてくれる道標の一冊と言える。

目覚めよ!借金世代の若者たち

目覚めよ!借金世代の若者たち 目覚めよ!借金世代の若者たち
アーニャ カメネッツ Anya Kamenetz

清流出版  2009-06
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日本では「非正規雇用」や「貧困」など、「働く」ことに関して大きな不安を抱えている。しかしアメリカでも同じような状況、いやそれ以上にひどい状況となっている。アメリカでは大卒でも就職できないのみならず、大学の教育ローン、保険無加入などお金が入らないばかりか、借金にまみれるという有様である。このような世代を「借金世代」と言われている。本書は借金世代の傾向、そして政府や制度を批判しながら、この本を読んでいる若者たちにむけて「立ち上がれ!」と鼓舞した一冊である。

日本で「若者たちが立ち上がった」と言うことが実際に起ったのは60年代後半、ちょうど「60年安保」や「大学紛争」というのが起った時代であった。「若者論」と言うよりも「思想」という言葉が大きく揺れ動き、やがて激動の時代になっていった。その時の「若者」は現在の「団塊の世代」と呼ばれる人たちである。別名「全共闘世代」と呼ばれるのもそのためである。

話が大きくそれてしまったが、今こそ私たち若者世代が「立ち上がる」ことが必要であると著者は言う。ただし武器を持って立ち上がるというわけではない。日本もアメリカも「民主主義国家」である。何をやったらよいのか、すぐ見つけられる。そう、政治に参画することである。1枚の投票用紙からでも参加することができる。ある程度の年齢であれば自ら立候補をすることができる。自らの考えと思いで日本を変える。その意志と思い、そして行動に結びつけることが大切である。

すごい人脈は昼1時間で作られる アライアンス・ランチの教科書

すごい人脈は昼1時間で作られる アライアンス・ランチの教科書 すごい人脈は昼1時間で作られる アライアンス・ランチの教科書
平野敦士カール

徳間書店  2010-09-25
売り上げランキング : 33100

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「アライアンス」シリーズで有名であり、現在BBT大学で教授を勤めている平野敦士カール氏が前書の中で語っていた「アライアンス・ランチ」があるが、本書はそれに特化した一冊である。
それを語る前に「アライアンス」とは何かについて書く必要がある。「アライアンス」とは、

「連合。提携。同盟。」(goo辞書より)

とある。これまでは仕事やブランディング、人間関係についてのところで簡単に説明されていたのみであったが本書は、「アライアンス・ランチ」の技法、心構え、ガイドマップに至るまで網羅されている。

第1章「「アライアンス・ランチ」はなぜ必要か」
昼休み1時間の時間帯で行われる「アライアンス・ランチ」はリラックスした雰囲気の中で「リアル・コミュニケーション」を行うことによって、短い時間帯で最大の情報や人脈を得ることができるという。
新聞やTV、インターネットという媒体では得ることのできない、リアルで新鮮で、かつ真新しい情報を得るのにも役立つ。

第2章「「アライアンス・ランチ」はどんな人とするべきか」
前章で「アライアンス・ランチ」の有用性は分かったが、では実際に誰から誘ったらよいのか、迷う人も多いことだろう。そのためにまずは「半径3メートル」の人を誘うことを薦めている。いきなり面識のない人からではなく仲間内や取引先から始めてみることによって、すんなり入り口に入っていけるようにする、それから段階を踏み続けていくことが大切である。

第3章「「ぜひ会いたい」と思われる「アライアンス・ランチ」の誘い方」
場数を踏んでいったら、いよいよ今度は「会いたい人」に対して誘ってみる。しかしどのようにやったらよいのか。
ここで本章である。「会いたい人」の中にはエグゼクティブクラスの人もおり、その人たちは1分・1時間の時間も暇がないほどである。
そのため相手を誘うタイミングとして「1ヶ月前」というのを目安にしている。そしてお誘いのメールについても書き方から署名欄に至るまで細かくアドバイスをしている。

第4章「欠点をカバーしてくれる「アライアンス・ランチの名店」の選び方」
誘う側にたてば「店選び」や、場合によっては「メニューの選定」も気を遣う必要がある。相手側に対しても気遣う必要があるが、どのような店を選べばよいのか、ここでも迷うときがある。しかし本書の巻末に「ビジネスに使える名店60」を掲載している。

第5章「いざ当日!「アライアンス・ランチ」の作法」
ここでは当日の振る舞い、手みやげ、コミュニケーションについてのやり方について紹介している。
その中で特に印象的だったのが「MECE(ミッシー)」である。「MECE(Mutually Exclusive and Collective Exhaustive)」は元々マッキンゼーが生み出した思考ツールのことであり、クライアントの抱える問題を、いかに解決をしていくのかについて使われる。マッキンゼーには問題解決のプロセスについて「MECE」に則っているかをみる機関まであると言われている。

わずか1時間の時間で効率的に人脈を形成しながらも、情報を引き出せるのかと言うのがよくわかる。本書の前に何度か私もそういった形式のランチはやったことはあり、得られるものも多かった。本書は初心者でも、経験者でもさらに実践できることの多い一冊と言える。

F1 韓国GP 完走15台のサバイバルレースの中、アロンソが今季5勝目!! ドライバーズランキングもトップに立つ!!

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round17_final

地上波の放送がまだなので…と言いたい所ですが、放送が深夜1時50分からのスタートなので、今回は地上は放送前ですが詳細をお伝え致します。

今回のレースは3年前の富士を見ているかのようでした。状況は全く違いますが…。

その状況の中でこのレースを制したのはアロンソでした。しかもレッドブル2台はともにリタイアを喫したため、ドライバーズランキングもトップに躍り出ました。

波乱に強いハミルトンもここ数戦のノーポイントを払拭する2位フィニッシュ、チャンピオン争いに望みをつなげました。

一方、ランキングトップに立っていたウェーバーは19周目にクラッシュ、今回PPを獲得したヴェッテルもエンジンブローでリタイアとなってしまいました。ラスト3戦でチャンピオン争いを優位にしたいと思っていた所での不運でした。

バトンはピットミスとスピンにより、まさかのノーポイント。ランキングでもトップとの差が42ポイントに広がり、タイトル争いも絶望的な結果となってしまいました。

その波乱の中で可夢偉は8位フィニッシュ、チームメートのハイドフェルドも9位フィニッシュとダブルポイントを獲得致しました。波乱の状況でも冷静な走りで見事なポイント獲得でした。

次戦は2週間後、ブラジル・インテルラゴス!!

F1 韓国GP ヴェッテルが2戦連続PP獲得!! そして優勝予想

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round17_qualifer

※地上の放送が3:45からという時間なので今回は放送前ですが詳細を記載致します。

顔ぶれからして日本GPの決勝と同じトップ3でした。順当と言えば順当といえますが、とはいえヴェッテルは今期のPPは9回目、速さを見せつけましたね。序盤~中盤にかけて速さを見せていたレッドブルですが、終盤にかけてもそれはいかんなく発揮しています。

アロンソもそれに喰らいつく活躍を見せ3位、その後ろにハミルトンも付けています。

ディフェンディングチャンピオンのバトンは7位と出遅れてしまいましたが、決勝での巻き返しに期待と言う所です。

可夢偉も12番手、Q3進出こそなりませんでしたが、決勝では前戦の日本GP同様の活躍に期待です。

さて、優勝予想と行きましょう。

本命:ヴェッテル

対抗:ウェーバー

要注意:アロンソ、ハミルトン

正直言いますと、今の路面がレースまで持ってくれるかどうかわかりません。もしかしたらそれによっての大波乱レースになるのかもしれません。さらに雨の確率も50%とありますので、ただでさえ路面が滑りやすいコースなのにさらに雨が降ると、本当にどうなるかわからないと言うレースになりそうです。

F1 韓国GP フリー走行3回目結果

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round17_free3

今回はクビサが勢いに乗っていました。前日の1回目では路面が滑りやすかったのですが、走行を重ねていくうちに路面状態も良くなっている様子です。

F1 韓国GP フリー走行1・2回目結果 そして PP予想

日本GP直後まで開催が危ぶまれていた韓国GPですが約1週間半まえにようやく開催することが決まりました。しかし開催直前、ましてや開催中でも工事は終わることが無く、ようやくサーキットの舗装が完了したばかりと言うような状態です。

サーキットも会場も整っていない状況下でどのようなレースになるのか注目ですが、それ以上に心配されているのが集客。予想を大きく下回る売れ行きだったというニュースもあります(販促が大きな要因だったように思えますが)。

ともあれ初開催の韓国GP、初日の結果を見てみましょう。(「F1通信」より)

1回目

Round17_free1

2回目

Round17_free2

1回目はハミルトン、2回目はウェーバーとチャンピオン争いに絡んでいる2人がトップタイムでした。1回目はほぼ全車が路面確認や路面慣らしといった感触で走っている印象でした。

新たに舗装されたばかりで路面は汚れており、砂埃も舞い、滑りやすいなど最悪の状況でした。それでもアタックを続けながら無事に初日を終えることができたと言う印象が強かったです。土曜日にもフリー走行と予選がありますが、従来とは違い不安要素のある1日だったようです。

さてPP予想と行きましょう。

本命:ウェーバー

対抗:ハミルトン

要注意:ヴェッテル、アロンソ

手堅い走りをするウェーバーか、波乱の戦いに強いハミルトンのPPになるだろうと思いますが、予選自体大きな波乱がありそうです。

ジャージ姿で、どこまでなら行ける?

ブログネタ: ジャージ姿で、どこまでなら行ける?参加数拍手

私の家にも1・2着ほどジャージがありますが、使うのは主に冬です。北海道にいた頃は秋や春でも使っていましたが、主に「寒さ対策」と言うことで使っています。

で、今回のネタはジャージ姿でどこまで行けるかというもの。せいぜいゴミ出しまでです。

私はゴミ出しまでですが、ある番組ではここまでやってました…。正直真似できません…。

日本人の選択―総選挙の戦後史

日本人の選択―総選挙の戦後史 (平凡社新書) 日本人の選択―総選挙の戦後史 (平凡社新書)
林 信吾 葛岡 智恭

平凡社  2007-06
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今年の7月に参議院通常選挙が、昨年の8月には衆議院総選挙が行われた。そして来年には統一地方選挙が行われる。

ここのところほぼ毎年のように選挙が行われるが、国民・県民などそれぞれの「声」が一枚の投票用紙と化す。一票の投票用紙が重なり「国民の声」や「国民の選択」となり、日本の政治に届くという。

選挙制度自体は1889年にあったのだが(当時は直接国税を条件にした制限選挙だった)、本書では戦後行われた選挙、すなわち「国民の選択」の変遷について、を追っている。
明治時代に選挙制度ができてから様々な変遷はあったものの「民主主義」というのが保たれていた時代であった。ただし「表向きでは」である。

なぜそのことが言えるのかというと「55年体制」という言葉が大きく関わる。学校の授業でも出てくる言葉であるが「55年体制」は自由民主党が政権を担い、日本社会党や共産党などが野党に断ち続けていた体制のことをいう。政党的な政治交代は1993年まで38年もの間行われておらず、政党単位の政権交代は実現されなかった。では「55年体制」の中でどのような「政権交代」が行われていたのか。

簡単に言えば自民党内の「派閥争い」による交代のことを指していた。当時の衆院選では「中選挙区制」を採用しており、自民党内でも複数の候補者を出し、選挙によって派閥争いが行われていた。

1993年の政権交代を機に選挙の方式を変え、衆院選では「小選挙区・比例代表並立制」となったが、自民党はわずか2年で政権に復帰した。しかし最初にも書いた2009年の衆院選でまた政権が交代された。

自民党から民主党へと政権のキャスティングボートが渡ったのだが、今年の参院選では自民党が力を取り戻しつつある。

民主党政権の地盤が揺れ出し、他の党が勢力を強める中、「国民の選択」がますます重要視される時代が来る。その中で私たちは政治に関してもっと興味を示す必要があるのではないだろうか。

梅棹忠夫に挑む

梅棹忠夫に挑む 梅棹忠夫に挑む
石毛 直道

中央公論新社  2008-12
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生態学者であり、民俗学者でもあり、そして何より「知の技法」の元祖とも言われた梅棹忠夫氏は今年の7月3日に老衰で逝去された。民俗学や生態学特有のフィールドワークを生かしながら「知的生産の技術」が誕生し、40年を迎えようとしていたときに本書が生まれた。本書は「知の技法の巨人」と言われる梅棹忠夫氏の米寿を記念して、シンポジウムを通して生態学、民俗学、そして知の技法について様々な角度から問いかける(と言うより挑む?)一冊である。

第一部では梅棹忠夫氏の生い立ちと学問のアプローチの変遷について、を綴っている。

第二部ではいよいよシンポジウムを通した梅棹氏の研究、対談を通じて梅棹理論の神髄について迫る。

最後の第三部では梅棹氏自らが文明、学問、そして自らのことについて語ったものである。

本書を通じて「知的生産の技術」ではあまり出てこなかった梅棹氏の思想が浮き彫りとなった野と同時に対談を通じているので梅棹氏の肉声が文章から出てくるような気がした。
本書を読みながらこの話を聞いたことがある。今から12年前の1998年、映画評論家の淀川長治が逝去されたときのお別れの会にて、黒柳徹子氏が「アフリカの国ではお年寄りが亡くなると、大きな図書館が一つ消えたようなものだと言われています。淀川先生はまさにその一人でした(「映画少年・淀川長治」より一部改変)」と語っている。

梅棹氏の死はまさにその言葉が似合っていたのかもしれない。

昆虫食古今東西

本書は日本のみならず世界各国の昆虫食を集めた一冊である。

日本で昆虫食として有名なのが「イナゴの佃煮」や「蜂の子」などが挙げられる。しかし他にも食用の昆虫もあり、私の中でも知らないものが沢山ある。

では日本以外ではどのように食べられているのか。例えば韓国では「ポンデギ」が有名である。「ポンデギ」とは蚕のさなぎをゆでたり、蒸したりして味付けをしたもので非常に独特なにおいをしている。あまりの強烈さに日本では罰ゲームとして使われることが多いが、本場の韓国ではおつまみとして人気である。

他にも中国を始め世界各国の昆虫食が紹介されていたのだが、本書を見るとアフリカ大陸が最も多かったように思える。

昆虫食で一番強烈だったのは本書には掲載されていないが、中国かどこかに「サソリの躍り食い」というのをTVにて見たことがある。サソリと言えば尻尾に毒を持っていることで知られているが、その毒性のある尻尾を先に切り離して食べるのだという。

昆虫は前述のように毒性のあるものから、栄養価の高いものまである。ゲテモノの様に思えるが意外と食べられているものまである。昆虫に関して好奇心の旺盛な人、珍しい食べ物を知りたい人にはもってこいの一冊である。

カレーライスは何口派?

ブログネタ: カレーライスは何口派?参加数拍手

カレーライスと言えば子どもから大人まで問わず好物の一つとして挙げられます。ちなみに私も好物の一つです。

カレーとは行っても最近では「スープカレー」など種類が多彩になってきているのも魅力の一つ。

今回のネタは何口派?というもの。

私はどちらかというと「激辛」ですね。

中辛や辛口だと味気がないので、激辛を食べるとカレーライスを食べているという感覚になるからですね。

大人の算数

大人の算数 大人の算数
岡部 恒治

梧桐書院  2010-07-15
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「大人の・・・」はある意味危険な響きの様に思える。
タイトルの感想は置いといて、かつて学校で学んだ算数の授業があるが、現在の社会において役に立つとは言えない。しかしそういう時代だからでこそ、学校で学んだときの算数や数学を解いてみると新たな発見をすることが多い。本書は「毎日小学生新聞」で連載されていたものを書き直しながら、大人のために、新たな発見を見いだすための算数の授業を展開している。

第1章「直観と計算で図形の面積を求める」
図形には様々なものがあるが、三角形や台形を簡単に解いてみるやり方を見つけるという直観や計算で解いてみると言う所である。
本章では少し難しい三角形の問題をまとめたり、一箇所にしたりと様々な方法がある。

第2章「複雑な図形を大胆に、簡単に理解する」
「複雑な図形」と言っても前章と同じように様々である。本章では階段状のような図形や三角形ができるパズルのような図形まで登場する。

第3章「図形の性質をトイレットペーパーで学ぶ」
次は三角形や四角形から離れて円柱の話に入る。トイレットペーパーの長さというとスーパーでは30mや50mなどある。本章ではトイレットペーパーを4つ並べたときの円周、縛り方によっての長さや角度についてが中心となっている。

第4章「角度の本質を「エンピツまわし」で見抜く」
何もしていないときにふと無意識にやるものの代表としてあげられるのが「エンピツ回し」である。そのエンピツ回しについて「算数」の観点で計算してみようというものである。しかしエンピツ回しとは行ってもそれを行うときの回転量ばかりではなく、あらゆる図形をエンピツ回しで計算するというものまであるという。たかが「エンピツ回し」といっても侮れないと感じた。

第5章「マッチ棒パズルで図形と数の関係を考える」
マッチ棒というと「頭の体操」など、思考の柔軟性を解くための問題でよく使う。漢字やアルファベットなどをつくることで有名であるが、本書は「算数」のことについて書かれているので、図形をつくることを本章では教えている。
本章ではマッチ棒に限らず、「ケーニッヒスベルグの橋」に関するものや一筆書きの図形についても掲載している。

第6章「モチを切り分けて図形の法則をあばく」
これまでは「平面」に関するものばかりであったが、最後は「立体」である。モチの切り分けについて体積を求めるものから、複雑な切り方による体積についてまである。

図形の問題が多いものの、これまで学校にて「公式」でもって解いてきた私たちにとっては、思考の幅が広げられる、そして苦労して図形を説いていった懐かしさに浸ることのできる一冊と言える。

ラーメンで好きな味は?

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私の出身地は北海道旭川市。旭川といえば醤油ラーメンがメジャーと言われています。

今回のネタは「好きなラーメンの味は」と言うもの。

私は、塩ラーメンですかね。

F1 韓国GPが正式決定!

韓国GP開催が正式決定

FIAは、韓国GPの開催を正式に承認した。月曜日と火曜日にFIAのF1レースディレクターであるチャーリー・ホワイティングがトラックの検査を行い、開催まで2週間をきった今日、ついにゴーサインが出された。 (gpupdate.netより一部抜粋)

開催されるかどうか、正直言って危ういと言う噂が立っていましたが、ようやく開催される運びとなりました。韓国としての信用もありますが、それ以上にチャンピオン争いにも大きく影響しているだけに、逆転チャンピオンを狙っているヴェッテル、アロンソ、ハミルトン、そしてバトンにとっては大きなチャンスになります。

さて、約1週間後に開催される韓国GP、どのような展開になるのか、楽しみですね。

秋に食べたい“炊き込みご飯”といえば?

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昨日書きましたが、秋には「○○の秋」と形容される季節です。

今回は「食欲の秋」にちなんで、「炊き込みご飯」についてのネタ記事です。

炊き込みご飯、挙げてみると、

・かやくご飯(五目ご飯)
・栗ご飯
・さつまいもご飯
・まつたけご飯(きのこご飯)

と様々です。

ちなみに私は五目ご飯。色とりどりの野菜や肉を愉しむことができるからです。

皆様はどの「炊き込みご飯」が好きですか?

「○○の秋」といえば?

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今回のテーマは「「○○の秋」といえば?」です。

「読書」「食欲」「スポーツ」「行楽」などさまざまですね。

ネタとしては上記の四択で、私は「読書」を選びましたが…、最近はあまり読めていない方です。むしろ「仕事の秋」と言うような様相を見せています。

しかし、なぜ「○○の秋」と言われるのでしょうか?

私なりに考えたのですが、夏は暑く、読書やスポーツをしてもバテることがあります。過ごしやすい気温になったときにいざ始めやすいということから「○○の秋」となったのではないでしょうか。

地球滅亡まであと1週間だと分かったら何をする?

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最近、仕事もあってかまともに書評ができていない蔵前です。今回3連休でしたが、どこ吹く風でずっと仕事でした。

なので、しばらくはこういったネタ記事が多くなってしまいそうです。予めご了承ください。

さて、今回のお題は「地球滅亡まであと1週間だとわかったら何をする?」です。

時間術に関する書評を行っているときに、つくづく思うことがあります。

「明日世界が滅びるのであれば私は何をするか?」

それと結構似ています。ただ、今回は1週間と言うことなので…、と考えてもなかなか出てきませんね。「やりたいことをやる」と言うのが本音ですね。例えば…、

・読みたかった本を読む

・遊ぶ

・旅をする

・海外へ行く

・オシャレをする...etc

などやりたいことが沢山ありますね。一概にどれかを決めることはできませんが…。

F1 日本GP ヴェッテルが2年連続ポール・トゥ・ウィン獲得!! 可夢偉も母国で7位入賞!!

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

予選

Round16_qualifer

決勝

Round16_final

レッドブルが速かったと言うよりもヴェッテルには鈴鹿との相性が良かったと言う方が印象深かったように思えました。

実は本日は残念ながら仕事のためTVで観戦することができませんでしたが、予選は昼休みにネットで結果を見ました。そして決勝の結果は家に帰ってから見ました。

今日はレッドブルが強さを見せつけ、ヴェッテルも速かった印象ですが、それ以上に印象的だったのはウェーバーが2位フィニッシュをしたこと。

ウェーバーは他のGPでは優勝や表彰台を獲得するほど強かったのですが、日本GPは非常に相性が悪く、2007年の富士でもトップで走行していたのがクラッシュに遭いリタイアする始末。最高でも4位入賞で、優勝はおろか1度も表彰台に上ったことがありません。そのことが理由かどうかわかりませんが日本嫌いになっており、インタビューでも公言をしていたほど。しかし今回の表彰台獲得で払拭できたのかもしれません。

可夢偉は予選13番手からのスタートでしたが、見事な追い上げを見せて7位フィニッシュ。終盤にはチームメートのハイドフェルドをオーバーテイクしたのは圧巻でした。

次戦は2週間後、韓国・霊岩…だが、現在本当に開催されるのか?といったところ。

F1 日本GP フリー走行3回目結果 そして優勝予想中止のお知らせ

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round16_free3

見てわかるとおり、今回のフリー走行は2台がタイムを出したに過ぎませんでした。朝から雨であり、路面も冷たく、とてもセッションどころではなかったと言うことです。

さらに雨はやまず、この日行われる予定だった予選も、日曜の朝10時に順延することとなりました。

予選・決勝が同日に行われるのは2004年以来、しかも場所は同じ鈴鹿でした。その時は台風の影響もあってのことでしたが…。

このため、当ブログでは今回に限り、優勝予想を取りやめ、PP予想をそのまま優勝予想に置き換えます。

日曜日の鈴鹿は朝まで雨。ただ、決勝の行われる昼は晴れる見込みです。

F1 日本GP フリー走行1・2回目結果 そしてPP予想

いよいよやって参りました…と言いたい所ですが、私事の関係で今回は結果と予想を簡単に述べるだけに致します。

それでは結果です。(「F1通信」より)

1回目

Round16_free1

2回目

Round16_free2

1・2回目ともレッドブル勢が1-2でした。マクラーレンのハミルトンのクラッシュもありました。

さてPP予想と行きましょう。

本命:ヴェッテル

対抗:アロンソ

要注意:ウェーバー、バトン

インテグレーティブ・シンキング

インテグレーティブ・シンキング インテグレーティブ・シンキング
ロジャー マーティン 村井 章子

日本経済新聞出版社  2009-08-22
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ビジネス書の分野として独立してカテゴリーとしてあげられているもので「思考法」というのがある。よく取り上げられるものとして、「ロジカル・シンキング」「ラテラル・シンキング」「クリティカル・シンキング」などが挙げられる。
しかし本書はあまり聞きなれない考え方である。「インテグレーティブ」とはいったい何なのか、そしてその考え方は今まである考え方とはどこが違うのか、本書はめくるめく「インテグレーティブ・シンキング」の世界について迫っている。

第1章「二者択一を避ける」
「インテグレーティブ」は直訳すると「統合」といい、相反する、もしくは類似する「モノ」や「コト」について、を並立させ、互いのよいところを探り入れながら最適解を探すと言うものである。情報が多様化、複雑化していくことにより、二者択一は起こりにくいのだが、より簡素に考えるべく二者択一にしやすい傾向にある。しかし「インテグレーティブ・シンキング」はそれはもっとも避けなければならないとしている。

第2章「セカンドベストは選ばない」
「インテグレーティブ・シンキング」はあくまで「最適解」を求めるといったが、それがすでにある「二者択一」の中でか、自らの経験の中でか、あるいは様々な情報を並立しながら良い所取りしていくかで最適解は大きく変わる。
本章の章題にある「セカンドベスト」は二者択一や経験則から「消極的選択」になることが多くなる。しかし「インテグレーティブ・シンキング」はすでにある選択しを省き、複雑な除法を細部にまで分析を行い、最適解を見つけるので選択肢の縛りを作らない。
先ほど「並行」に考えるとあったが、考えてみると「ラテラル・シンキング」にも通じてる部分がある様に思える。

第3章「ファクトリー・セッティングから自由になる」
情報があたかも洪水のような量で流れてくる。その時代だからでこそ取捨選択はなくてはならないモノの一つであるが、やり方を一つ間違ってしまうと考え方まで違ってしまい、思考の対立を引き起こすことにつながる。簡単に言うと間違った情報の取捨選択をする事によって事象の解釈を間違えてしまうということである。
「インテグレーティブ・シンキング」は既成のものにとらわれず、洪水のような情報を並行させながら最適解を見つける。情報の並行がもっとも根気がいるが、最適解を見つける上でもっとも重要な作業であることは間違いない。

第4章「複雑さを愛する」
ロジカル・シンキングやラテラル・シンキングとの大きな違いは「複雑なモノは複雑に受け止める」ことにある。最近では「難しいモノをわかりやすく」といった考え方や手法が好まれる傾向にあるが、その「単純化」にも大きな落とし穴がある。理由は簡単で「複雑な要素」を「単純」にする事により、数多くある要素が置いてけぼりになってしまう、そのことにより明確な最適解を出すことが非常に難しくなるのだという。

第5章「インテグレーティブ・シンキングを身につける」
ロジカル・シンキングやラテラル・シンキングと同じように「インテグレーティブ・シンキング」も一朝一夕では身に付かない。むしろ「インテグレーティブ・シンキング」は目の付けどころ、手段、経験を蓄積しながらフィードバックを繰り返すことによって力を付けていくため、身につけるともなると他の考え方よりも時間がかかってしまうのが欠点の一つとして挙げられる。

第6章「達人の楽観的な視点」
「インテグレーティブ・シンキング」はジャック・ウェルチをはじめ米国の経済界で活躍しているリーダーたちによって愛されている思考法である。彼らはそのような思考の「達人」と言われるが、その特徴とはいったい何なのか、本章と次章に分けて紹介をしている。本章では「視点」についてフォーカスをしている。大きく分けて6つであるが、その6つでも「内への視点」「外への視点」と2つに分けている。一部紹介をすると(p.140より抜粋)、

<外への視点>
・既存のモデルは絶対ではない
・対立するモデルの存在は問題解決にとって有益である

<内への視点>
・複雑さの中にこそ答はある
が挙げられる。

第7章「達人の強力な武器」
「インテグレーティブ・シンキング」にはツールがないのかという思いもあったのだが、ツールはあった。本章では思考ツールを3つ紹介している。ここではツールを3つ紹介するだけにとどめておく。
・発想推論
・因果モデリング
・共感型質問
この言葉をみて「何なのか」と見えた方もいるが、他のビジネス書にて扱っているものも多いので見つけるのは容易である。

第8章「計画的な経験の蓄積」
「インテグレーティブ・シンキング」の中で思考材料の一つにある「経験」であるが経験の積み重ねを間違えてしまうと、考え方の破綻につながりかねない。計画的に蓄積していくことを提唱している。

ロジカル・シンキングやラテラル・シンキングとの大きな違いは「単純化」や「専門化」せず、「複雑なモノは複雑」にとらえることにある。わかりづらい様に見えるが、数多くある要素も核心的な最適解を見いだすための材料となることさえある。「並行」して考えることは「ラテラル・シンキング」とにているが異なる事象をありのままにとらえられるからでこそ既存にとらわれない考え方をすることができるからである。すでに米国のリーダーには浸透している考え方であるが、「わかりやすさ」が重宝されている日本では浸透するかというと疑わしい。しかし私としては斬新であり、進化や革新を続けていかなければいけない時代にはうってつけの考え方であるため、浸透した方がいいと考えているが。

ラジオはAM派? FM派?

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今は、ラジオが無いので何とも言えませんが、中学~大学の頃は良くラジオを聞いていました。

中学の頃は特にFMで、大学の頃はAMが多かったと思います。

FMでは地元の番組を中心に、AMではもっぱらオールナイトニッポンを聞くことが多かったですね。

最近ではラジオやテレビと言うよりもポッドキャストを聞いたりしています。勉強にも娯楽にもなり、好きな時間に聞くことができるのが利点です。

不可能は、可能になる

不可能は、可能になる 不可能は、可能になる
古田 貴之

PHP研究所  2010-09-11
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もしもあなたが「一生、車椅子」という宣告を受けたらどう反応するのか。私だと目の前が真っ暗になる。散歩も車椅子でなければ行けないし、バリアフリーが進んでいるとはいえ、電車や車などの移動でも一苦労がある。そしてなんといっても、形は違えど職場に復帰できるかどうかわからない。
本書の著者は14歳の時に脊髄にウィルスが入り、「一生、車椅子」の宣告を受けた。絶望に打ちひしがれていたが、そこからロボット研究への情熱につながった。
本書は難病にかかり、車椅子となった人がロボット研究にまつわるエピソードについてかかれている。

第一章「社会から不自由をなくしたい」
健全な人でも、何か障害を抱えている人でも「不自由」と感じるときは何度かある。私も不自由と感じることは幾度となくある。
不自由と感じることの多かった著者は数多くのロボットを造りながら、技術革新をしていくことによる「社会の不自由」を取り払おうと考えている。

第二章「本質は見えない部分にある」
「物事の本質」は見えているようで実は見えていないという。実際に見聞きした情報の中にも自分の持っている思考で解きほぐしながら本質を見つけていく。
著者が初めて見たロボットは「鉄腕アトム」。ロボットとはいえどアニメ上の架空ロボットである。しかしアトムによって著者のロボットへの興味が芽生え始めた。

第三章「人を動かす」
ロボットへの興味は日に日にふくれあがり、大学は工学専攻、そしてロボットに関する研究と、ロボットづくりへの道を歩き出した。
次から次へとロボット研究に没頭していくが、その中で仲間の重要性を知り、チームの重要性を知った。

第四章「挫折はあきらめた瞬間に訪れる」
「挫折」は最大の屈辱であり、最高のチャンスである。一般的に「挫折」というと「大失敗」といったイメージがあるが、著者はそれとは違い「あきらめ」が生じた瞬間に訪れるものとしている。挫折と言うよりも、「あきらめず」にロボット研究に勤しみながら数多くのロボットを製作してきた。そして現在は最初にも述べたように千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター(furo)の所長を務めながら、ロボット研究を続けている。

誰もが一度は「不可能だ」と投げ出すときがある。しかし、著者は「あきらめる」ことを乗り越え、そして「障害」という大きな壁にもめげず、子どもの頃から追い続けているものを今でも追い続けている。「あきらめ」は誰でもできる。しかし「あきらめず」乗り越えることが後にどれだけ大きな宝に変えることができる。本書はそれを教えてくれる。

ヘーゲルを総理大臣に!

ヘーゲルを総理大臣に! ヘーゲルを総理大臣に!
小川 仁志

講談社  2010-09-22
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(株)オトバンク 上田様より献本御礼。
それにしてもインパクトの強いタイトルである。何せ哲学者であるへーゲルが政治における要職中の要職に付いているのだから。「政治哲学」という学問があるが、その理論や哲学を政治の場において実践することができるかと考えると難しい印象を持つ。
本書では「もし」という前提で「へーゲルが総理大臣になったらどうなるか」という事を想像した一冊である。

第Ⅰ部「みんなのつぶやき<対話編>」
第1章「貧乏人は救うべきか?」
実際にへーゲルは哲学者であり、伝統のあるベルリン大学の総長をつとめ、プロイセン国家の政治にも関わったことがある。
史実はさておき、まずは貧乏人を救うこと、これは「格差解消」や「ベーシック・インカム」といった分野に関わる。資本主義のシステムがある以上、「格差」があるのは至極当然のことである。もし「格差が絶対にない社会」になるとしたら、社会主義や共産主義など「資本主義そのもの」を脱却しないといけない。

第2章「なぜ働くのか?」
ここでは「労働観」に関わる。最近では「働く」ということについて考える本が出ている。労働観の歴史といった本も存在するが、ここでは現代に置き換えてみることにする。へーゲルは「働くことは生きること」ととらえている。

第3章「欲求を満たすことがいいことなのか?」
欲求には様々なものがあり、「トイレに行きたい」といった生理的欲求から、夢を実現したい自己実現欲求まである。これはあまりにも有名な「マズローの自己実現理論」である。
金に対する欲求や地位・名誉、そして幸福に対する欲求について本章では述べている。

第4章「個人はちっぽけか?」
「個人」とはいっても、哲学的に語られる「人間論」や「存在」といったものではなく、社会における「個人の権利」、つまり日本国憲法などで保証されている権利についての議論である。

第5章「まともな人間でないとダメなのか?」
「まともな人間」とは何か。常識的なことをきちんと守れる人のことを指しているのか、それとも犯罪を犯さない人のことをいっているのか、その基準は人それぞれであり、一概に言うのは難しい。

第6章「家族に意味なんてあるのか?」
家族のことについての議論であるが、本書と内容がはずれるが、中国や韓国では儒教の教えなどで「家族主義」が心としているという。
日本も儒教による教えがある以上、「家族」の議論は起こりうると言える。

第7章「地域のおつき合いは必要なのか?」
少しスケールを広げて「地域」についての議論である。最近ではセキュリティや価値観の多様化によって「地域づきあい」が希薄化し、孤独死が社会問題化している。

第8章「国家なんているのか?」
「愛国心」に関しての議論であるが、「愛国心」に関しては他にも様々なところで書評をしたことがある。その中で特筆だったのは三島由紀夫のエピソードである。「愛国心のかたまり」と言われているが、そもそも本人は「愛国心」に関しては批判しており、自分自身は相思相愛の「愛」ではなく、一方的な愛である「恋」であるとしており、「恋国心」であると主張したことを思い出した。

第9章「政治にかかわる必要があるのか?」
今年の7月には参議院選挙、昨年には衆議院総選挙があった。「議会民主制」の賜物であるが、投票によって決められる、あるいは多数決によって決められるのが「民主主義」かというとそうではない。社会主義や共産主義の国でも制限はあるものの「選挙」や「議決」といったものはある。
では「民主主義」とは何か。元々国民の意見が反映されるように作られている政治システムである。

第10章「僕らは本当に自由なのか?」
「自由論」はこれまで多くの哲学者が語られてきたのだが、結局のところ「自由」とは何かという結論は見つかっていない。実際に「自由」はどのような意味か、「自由」はどこに存在するのか、「自由」の反対は何なのかなど、「自由」について考えるべき論題は数多くある。

第Ⅱ部「もしへーゲルが総理大臣なら<講義編>」
第11章「認め合うこと」
第Ⅰ部ではつぶやきをもとに様々なことについて議論をするという形式であったが、今度はつぶやきや議論をもとに本書のタイトルにある「もしもへーゲルが総理大臣になったら」、日本はこうなる、あるいはこうするといったことを掲げている。
本章では権利や労働、個人や地域のつぶやきをふまえ、権利の相互承認をつくること、簡単に言うと章題にある「認めあい」のことを言っている。

第12章「つながること」
地域のつながり、そして倫理といったところに通じる分野である。昨今では「品格」が叫ばれており、さらに「地域間の疎遠」も言われている。その中でかつて持っていた「つながり」、それも「形式的」ではなく、心も通わせるほどのつながりを持つことが大切であるとしている。

第13章「生きること」
ここでは「生きること」というよりも、「民主主義」の在り方についてのことを言っている。次のエピローグとつながるのだが、日本では昨年の8月に16年ぶりとなる政権交代を果たした。しかし経済も外交もいっこうによくなる兆しを見せておらず、日本の政治システムそのものが問われているといっても過言ではない。

「もしもへーゲルが総理大臣になったら」という形であったのだが、へーゲルの論考と日本の現状とをみながらどのような社会を築くべきかというのがよくわかる一冊である。へーゲルの哲学は、他の哲学者と同じように難解として知られている。日本の社会をへーゲルによって変えるという奇想天外な発想であるが、それがかえってへーゲルの持つ哲学を分かりやすく読み解くことができる様に思えた。

愛妻家大田さんとビズリーチ南さんとの対談イベント「ゼロからやって感動する瞬間を」 感想

昨日はマレさん主催の愛妻家大田さんとビズリーチ南さんとの対談イベント「ゼロからやって感動する瞬間を」に参加致しました。

今回、愛妻家大田さんの他に、アメリカの大学から投資銀行を経て、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスの創業メンバーに名を連ね、現在は(株)ビズリーチ代表取締役の南壮一郎さんが登壇されました。

経歴からして圧倒されるほどでしたが、講演を聴くとさらに凄い内容でした。これについてはtwitterのハッシュタグ「#aisai373」にて。

簡単な感想ですが、やりたいこと・なりたいことを書き出し、そこから「軸」を創っていく、創っていくだけではなく、そこから行動に移すことが重要であると、

とりわけ南さんの行動力は…まさに「凄い」の一言に尽きます。と同時に、数多くの実績やチャンスを得ている人は、不安や恐怖と言うことを考えず、まさに「行動」をすると言うことを改めて気づかされました。

ちなみに南さんは年末に処女作を出版されるそうです。どのような本になるのかも楽しみです。

今回講演された南さん、南さんとともにトークセッションを行った大田さん、主催者のマレさん、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!!

世界における人間

世界における人間 (グルントヴィ哲学・教育・学会論集) 世界における人間 (グルントヴィ哲学・教育・学会論集)
N.F.S. グルントヴィ Nikolaj Frederik Severin Grundtvig

風媒社  2010-07
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「人間とは何か?」

この論題は哲学という学問が存在し始めた時代、約2500年以上も前から問われ続けており、多くの哲学者がそれぞれの証明によって定義づけられてきた。それだけではなく、哲学から派生した科学や生物学、さらには「脳」やスピリチュアルといった角度からも定義づけられるようになった。しかし共通する答えは定まっておらず、結局のところ「人間とは何か?」ということへの明確な答えはない。
本書は時間、条件、関係、詩情にいたるところから「人間」について考察を行っている。

第一章「時空における人間」
「時空」というと大それたもののように思えるが、ここでは「時間」「空間」「創造」言ったところから「人間」をみている。

第二章「人間の条件」
人間そのものと言うよりもむしろ、人間のことについて読みとく「哲学」についての条件、そして人間本来ある「ユーモア」の条件が中心であった。

第三章「人間の身体的条件」
身体はどちらかというと「哲学」というよりも「生物学」といった形あるところの学問に関わる。では「哲学」は人間のどこの部分に関わるか。「人間」そのものに関わる中で特に、「精神」や「心」といったところに関わる。
しかし「身体」と「精神」は論考において分離することはよくあるが、私たちの活動の中では自らの意思でもって身体を動かしている。そのことから「身体的条件」がついたのではないかと考えられる。

第四章「人間の精神的条件」
人間の根幹に関わるのが「精神」や「魂」など、どちらかというと内なる部分にある。
しかし人間にも他の動物にも、大小の違いはあれども「精神」や「魂」といったものは存在する。そうであるとした場合人間にしかない「精神的条件」とはいったい何なのだろうか。

第五章「人間の自己自身にたいする関係」
本章ではどちらかというと「哲学」よりも「宗教」の分野に関わる。というのは人間の良心や精神、そして人種の違いによるもので新約聖書を引用している箇所があるためである。

第六章「詩情、学問、歴史」
学問や歴史は、哲学や人間そのものの歴史や学問に限らず、「歴史」「学問」それぞれの概念について考察を行っている。
本章の中でひときわ目立ったのは「詩情」である。「詩情」という言葉をとある時点で開いてみると(「goo辞書」より)、

1 詩にみられるような趣。詩的な情景。「―あふれる夏の高原」
2 詩に表現されている気分。詩のおもしろみ。「―を解する」
3 詩を作りたくなるような気持ち。「―をそそる」

となる。「詩」というとある種の感情と言われるのだが、動物の持っている「感情」とは違い独特の言葉でもって表されている所を見ると人間にしか持っていないとも言える。

本書は人間について身体や精神などに分割しながら、読み解いた一冊であるが、他に「人間とは何か」について読み解いた本の中で、とりわけ際だったものがなかったように思えた。

天ぷらを食べるときは、天つゆ派? 塩派?

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料理で天ぷらをつくることはできないのですが、外食で天ぷらを食べる機会は時々あります。良く和食店に行くと天つゆで出るか、塩で出るかと店によってそれぞれですが、大概は塩で出てくることが多いようです。

揚げたてはつゆにくぐらすよりも本来の味を愉しませるという考えからきているかもしれません。

さて今回のネタは「天ぷらを食べるとき」。

私はというとだんぜん「塩」ですね。

天つゆでも良いのですが、塩で食べた方が素材本来の味を愉しむことができるからです。

先端医療の社会学

先端医療の社会学 (世界思想ゼミナール) 先端医療の社会学 (世界思想ゼミナール)
佐藤 純一

世界思想社  2010-07-17
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医療技術の進化は著しい。特に最新鋭の医療を駆使して病を治療する技術のこと、そして最近叫ばれている病を治療する技術のことを「先端医療」という。医学に関して「時代の最先端」を行くという観点からも「先端医療」と解釈することができる。
「先端医療」と「社会学」、医療にまつわることであれば社会背景や倫理は避けて通れないほど共通性が強く、技術論や学問としての「医学」では罷り通れないことが多い。本書は接点の強い医療の中から「先端医療」を社会学的にいくつかの分野に分けて考察を行っている。

第1章「脳死と臓器移植」
日本で臓器移植が始まったのはごく最近で1997年10月に「臓器移植法」が施行されてからのことである。しかし臓器移植の認知度は芳しくなく、ドナーカードの登録率も少ない。
それだけではなく、臓器移植による自らの意思を求めること、さらには人間の体の定義(「人間機械論」という定義もある)についても医療や倫理の観点から議論されている。

第2章「出生前診断と選択的人工妊娠中絶」
前者はあまり聞きなれないので少し解説を行う。「出生前診断」は生まれてくる子供(胎児)がどのような病や障害をもって生まれてくるかというのを診断する方法である。障害や病をもって生まれてくるとなると、ふつうに生まれた胎児よりも子育てリスクは大きくなる。それをくい止めるために事前に診断を行い、章題の後者にある妊娠中絶を行うかどうかの判断材料にする。
出生前診断は妊娠中絶の議論よりも、むしろ「備え」という観点からあった方がよい。自分たちの子供のために予めどの子が産まれてくるのかについて知るほうが、生まれてから障害があるということを聞かされる前に身構えることができるからである。
人工妊娠中絶に関しては医学・倫理・宗教など議論の的となる学問が多岐にわたってしまい、複雑なものであるため、ここでは割愛する。

第3章「新遺伝学」
遺伝というと、たとえば生活習慣病、さらには伝染病のかかり易さなどに関わることが多い。
では「新遺伝学」というのはどのような学問なのか、そして「新」と言われているのだから「旧」もあるがそれはどのような学問なのか。こうまとめてみた。
「旧遺伝学」・・・遺伝的な因子を考慮せずDNAの表面的なところしか見ない
「新遺伝学」・・・遺伝の因子を考慮し、染色体単位で構造を読み解く学問。
これらの学問が発達することにより「遺伝子組み換え」の技術も生まれ、現在では食品などの分野にも浸透している。しかしこれにも懸念があり「生物災害(バイオハザード)」が起こると懸念する声もあり、モラトリアムとして医療や食品で規制する動きも強い。

第4章「生活習慣病」
本書の中でもっとも身近な分野といえる。
ガンや心筋梗塞、もっと身近なもので高血圧やメタボリックシンドロームに至るまで生活習慣からくる病はある。
しかし「生活習慣病」は本来「病気」のカテゴリーには入らない(ましてや「メタボリックシンドローム」は病気ではない)。
しかし、高血圧や高脂血症などの基となることととらえ、予め予防(というよりも治療)をするという考えから「病気」と呼ぶ人も少なくない。
「生活習慣病」の名が呼ばれ始めたのは1990年代になってからで、ちょうどガンでの死亡率がもっとも高くなった時である。

第5章「ホスピス」
「ホスピス」は最近いわれ始めた医療用語の一つである。終末期ケア(ターミナルケア)を行うための使節を指す、本章では「ホスピス緩和ケア」と呼ばれている。「ホスピス」の語源は聖クリストファー・ホスピスからとったものである。
ホスピスは無理な延命をせず、痛みを伴わない治療や死になるよう対処するというが、本人の意思に関係なく「倫理」や「宗教」的な観点からの議論が絶えない。

第6章「インフォームド・コンセント」
「インフォームド・コンセント」も先端医療の一つであり、医師が患者にたいして治療に関わる情報を提供をしたり、提案をしたりするものである。それにより患者はどのような治療を行えばよいのかについて自らの意思でえらぶことができ、自分の意思や体に見合った治療を行うことができる。ここでは議論というよりも「法制化」についての考察を行っている。

第7章「倫理委員会による研究審査」
これは本章を読んで初めて知ったことであるが医療研究には分野ごとに「倫理委員会」というのが設けられているそうである。これは医療に限らず工学や企業に至るまで設けられている。「倫理」の重要性が高まった表れと言えるが、最近のニュースと直結するところで「品格」や「倫理」の重要性はわかるが、その言葉があたかも「錦の旗」の様に扱われてしまい、言葉が独り歩きしてしまっているようでならない。

日本に限らず、世界的にも医療は進化を続けている。その進化の中で、今日の社会情勢や倫理などを鑑みて医療は進化を続けていく、そのことを考えると本書にある「先端医療」と「社会学」について考察を行う必要があることから本書が出版されたのではなかろうか。

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