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限界への挑戦―私の履歴書

限界への挑戦―私の履歴書 限界への挑戦―私の履歴書
江崎 玲於奈

日本経済新聞出版社  2007-09
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本書は日本経済新聞の「私の履歴書」に掲載されていたモノを書籍化したものである。1973年、半導体の実験により、ノーベル物理学賞を受賞した。日本人で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹を含め、物理学賞受賞者は6人いる。著者の人生とともに、研究者として、一人間としてどのように生きるべきかを本書は教えてくれる。ちなみに著者は現在横浜薬科大学の学長としてご活躍されている。

第一章「私の履歴書」
本章の冒頭には「ノーベル賞をとるために、してはいけないこと五箇条」を紹介している。(p.12より一部改変)

・「今までの行き掛かりにとらわれてはいけない」
・「大先生にのめり込んではいけない」
・「無用ながらくた情報に惑わされてはいけない」
・「戦うことを避けてはいけない」
・「好奇心と初々しい感性を失ってはいけない」

研究者としての五箇条であるが、これはビジネスに関しても通じるところがある。一つ目の「行き掛かり」は、会社の「しがらみ」にとらわれず、自ら「考える」こと、これは2つめのこととも通じている。情報過多の時代だからでこそ3つ目のことが生かされ、戦い抜くという4つ目も交渉やディベートにおいて生かされる。そして何よりも仕事にたいしてクリエイティブに行うに当たり5つ目が輝く。
著者は大学での教授の薫陶から物理学にのめり込み、そしてトランジスタとの出逢いから半導体へ、様々な学び、失敗、チャレンジを繰り返し、1973年にノーベル物理学賞を受賞した。

第二章「私とサイエンス」
この章は様々な講演、寄稿の中からサイエンスの歴史、サイエンスに関しての研究に関してピックアップしたところである。「サイエンス」と言うと、世界最先端といわれたり、さらには「理科離れ」と叫ばれたりしている。著者は大学の時、物理学との出逢いからサイエンスの道に突き進んだ。
本書のタイトルである「限界への挑戦」は本章のところで語られている。ノーベル賞を受賞している人は悪戦苦闘の繰り返し、研究し尽くすほど限界まで研究を重ねてきたことにより、新しい発見や成果を生み出すことができるのだという。
サイエンスのみならず、組織論や教育論に関しても言及している。

第三章「未来に生きる人たちへ」
ここでは著者自身からこれから生きていく私たちに向けてのメッセージである。「モノの自由」から「ココロの自由」となる一方で、これからの未来を明るく見ることのできない私たちはどうすべきか、大学の講演、入学式・卒業式の祝辞を取り上げている。

著者は今年で85歳となるが、現在も横浜薬科大学学長として後進の育成に心血を注いでいる。かつて物理学と出逢い、限界との挑戦を繰り広げながら新しい発見を続けてきた。その喜びと経験をこれからの世代のために、日本の発展のために尽力している。

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コメント

いつも参考にしております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。

>あろえさん。

コメントありがとうございます。

いつも参考にしていただきありがとうございます。

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