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2010年4月

すし屋の常識・非常識

すし屋の常識・非常識 (朝日新書) すし屋の常識・非常識 (朝日新書)
重金 敦之

朝日新聞出版  2009-02-13
売り上げランキング : 40989

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本書を読んでいると最近寿司屋に行ったことないなとしみじみ思ってしまう。寿司や刺身が好きなのだが、最近ではそういったものを食べようと思うと億劫になってしまう(吝嗇の性なのだろうか)。
実際にすし屋に行ったことは数回しかなく、いずれも回転寿司店であり、本格的なすし屋に行ったことは一度もない。
したがって本書は自分のイメージと照らし合わせて見てみようと思う。

第一章「すし屋がたどって来た道」
日本の食文化の代表格として挙げられる「寿司」、本書では「江戸前寿司」のことを言っているのだが、江戸時代後期1820年代に誕生したと言われている(ただし諸説あり)。約180年と歴史は浅いとみてもいいのだが、その間に寿司の世界は様々な進化を遂げてきた。店の作法やスタイルも昔と今では完全に様変わりをしている。食べられるものも寿司ばかりではなく、お吸い物やみそ汁、さらにはプリンなどのデザートも用意されている。
そもそもすし屋の始まりは屋台であったというのは意外な話である。なぜならば生ものの魚を外で捌き、それを食すことになる。魚は足が速い(腐りやすい)ので衛生上良くないのではと考えたからである。ちなみにこれは第二章で鮪の話が出てくることで納得した。

第二章「すしだねの四季」
では納得した理由を言うと、寿司が誕生した当初、マグロは下魚と呼ばれており、現在のように高級なイメージとは程遠かった。当時のすしの食べ方にあった。江戸時代当時のすしは酢でしめることが一般的とされていた。外で食べると衛生的によろしくないというイメージがここで崩れる。当然の話であるが、冷蔵の技術がなかった時代の生ものの保存は酢でしめていた。その名残が現在の「酢飯」に生きていると思われる。マグロを酢でしめると身が白くなりぼろぼろとなってしまう。寿司のつくり方の進化ともにマグロは下魚から大衆魚になってきたのだが、現在では贅沢とされるトロが食べられ始めたのは戦後になってからの話である。
すし屋では四季折々の魚介類を食べられ、種類に合わせて季節感を口で嗜むことができるのだが、養殖技術や冷凍技術の発展により、それも薄れ始めている。

第三章「すし屋のプライドとお客のわがまま」
板前とお客というと板前の技術とお客の嗜好との対決のように思える。これはすし屋に対しても同じことが言えるのかもしれない。店はお客に最高の味を愉しむためにこだわりのネタを用意する。お客はお店のネタを期待してやってくるという構図である。
またすし屋ではかつて「炙り」は掟破りと言われていた時代があった。今となってはあたりまえにあるものでも、魚へのこだわりからきているという。そう考えるとわさびやしょうが、ねぎなどの薬味は必要なのかという考えにも似てくる。

第四章「すし屋は何処へ行く」
さて「すし屋」とは何なのかという根本的な論考に入る。寿司の文化を味わうため、魚と酢飯を愉しむため、すし屋の大将とお客とで寿司を愉しむ場…と色々考えると「寿司を食べる」だけが「すし屋」ではないことがわかる。しかしいつの頃からか「回転寿司」ができ、本来の「すし屋」のスタイルが大きく変化し、「レストラン」の一つに変化をしている。

日本のみならず、諸外国でも「寿司」の人気は高い。歴史とともに食に限らず様々な文化が進化するのは自然の道理である。しかし根幹となる歴史がどのようなものは見る必要があるのは私の中で重要なことである。本書は寿司屋の話であるが、世界的に印象が強いからでこそ、原点を知る必要があるのではないかというのをあらためて感じた一冊である。あと個人的にであるが、一度でいいのですし屋に足を運び寿司の味を嗜む必要性を実感した。

福沢諭吉 背広のすすめ

福沢諭吉 背広のすすめ (文春新書) 福沢諭吉 背広のすすめ (文春新書)
出石 尚三

文藝春秋  2008-12
売り上げランキング : 719539

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日本で始めて「スーツ」という概念が生まれたのは幕末のころ、長きにわたる「鎖国」が黒船の来襲により終焉を告げたことからである。
日本では「スーツ」のことを「背広」という言葉に置き換えることができる。おそらく「背広」を着たサラリーマンが「父親の背中」のように広く見せるためと勝手に推測してしまう。
ではなぜ日本では「背広」と呼ばれるようになったのか、「背広」とは何かと問われると著者同様私も考え込んでしまう。本書は「背広」の言葉と概念について福沢諭吉とともに考察を行っている。なぜ福沢諭吉なのかは三章にて詳しく説明する。

一章「誰が「背広」を日本に伝えたのか」
では改めて「背広」とは何なのかについて明治時代に三省堂書店が刊行された百科事典から紐解いている。「サックコート」として説明されているところに「背広」と書かれていたのである。しかしそれよりさかのぼった明治3年にはじめて「せびろ」ということばが誕生した。

二章「なぜ「せびろ」は明治三年に登場したのか」
今のような「背広」ではなく、ひらがなで「せびろ」と表記されていた。初めてその言葉を世に送り出したのは古川正雄、福沢諭吉と苦楽をともにした盟友であった。

三章「諭吉はなぜ洋服屋を開いたのか」
福沢諭吉は学問だけではなく、「背広」を広めるために情熱を燃やしたことについて知っている人は少ない。現在の慶応義塾が誕生した後、その構内に「衣服仕立局」というのを創設したところから端を発している。
明治の初期は「ぼしん戦争」をはじめ幕府と新政府とのいざこざもあり、その片づけに追われ、とても近代教育をするような状況ではなかった。そこで「洋学や洋服を学ぶとしたら慶応義塾」と言われるほどであったと「福翁自伝」の中で記されている。

四章「誰が「せびろ」を日本語にしたのか」
洋服や学問を広める為に奔走した諭吉であるが、明治3年に発疹チフスで病臥した。

五章「「せびろ」なのか「セビロ」なのか「背広」なのか」
「せびろ」という言い方は明治3年に、「背広」という言葉は明治末期にできたことはすでに書いた。では本章のタイトルにある「セビロ」は誰が言い始めただろうか。具体的には記されていなかったが明治20年代に尾崎紅葉らがそのように表記したからと著者は推測している。

六章「誰がはじめて「背広」と漢字で書いたのか」
では「背広」という漢字はいつ頃から表記され始めたのだろうか。「せびろ」という言葉が誕生した3年後、つまり明治6年に「防服裁縫初心伝」の中ででてきたとある。
明治維新以前から漢字とひらがなと親しんできたせいか、「セビロ」というカタカナ表記のほうが遅かった。

七章「なぜ「背広」の語源が分かっていないのか」
背広の語源については今もわかっていない。諸説はあるものの、核心となっていないからである。諸説ある語源の中には、最初に書いたようなものから紳士の国であるイギリスの通り(サヴィル・ロー)からきたもの、コートの名前(シビル・コート)からきたというものがある。

八章「「セビロ」は外来語なのか日本語なのか」
もう一つ説があり、軍服に対して軍人が着る私服の中に「シヴィル・クローズ」からきているという。「セビロ」というカタカナ表記はここからきているのではないかと唱える知識人もいた。

九章「「背広」と「スーツ」はどこが違うのか」
私の中でも気になっていたところである。本書の中身を紹介するまでは「背広=スーツ」だと思っていた。実際に意味は同じであるが、なぜこの2つの言葉が誕生したのだろうかと考えると答えられる人はほとんどいないと思う。
背広の語源は不明であるが、スーツは英語の「suit(スート)」からきた「和製英語」であることは明確である。

十章「明治天皇は背広を着たのだろうか」
明治天皇の「御真影」には軍服姿であり、明らかに洋服を召されていることがよくわかる。文明開化とともに明治天皇をはじめ、近代の日本を構築した人々は西洋服を積極的に召されたと言われている。本書には書かれていなかったが、もっとも西洋服着用に熱心だったのは榎本武揚である。明治政府ではきっての「洋服派」であると知られていた。

十一章「明治の洋服屋列伝」
明治時代の洋服屋といっても今のように全国津々浦々あるわけではなかった。幕末から急激に洋服を着られる用になったとはいえ、洋服を作る技術やノウハウが乏しかったからである。その洋服店の草分けとなったのは「山崎高等洋服店」があり、本章ではそれについて紹介している。その洋服店の跡地は現在の三越銀座店である。

十二章「はじめて背広を着た日本人は誰なのか」
本章のタイトルの答えは正直なところ定かではない。とはいえ、いくつかある諸説の中から3つ、本章ではとりあげられている。一番古いもので1826年にドイツの医者であるシーボルトが日本にやってきた時、接待を行った人物がオランダ商館長から譲り受けられ、着用したという説がある。鎖国状態にあり、西洋諸国を驚異と感じていた幕府はキリスト教を始め西洋のモノを着たり持ったりする事を堅く禁じていた。そのため日本で初めて背広を着たときがかなり遅くなった。

十三章「羅紗と背広と夏目漱石」
時代は幕末となり背広が広がりを見せていったが、外国さんの衣類は鎖国状態にあった時でも密かに広がりを見せていた。本章のタイトルにある「羅紗(らさ)」もそのひとつである。ちなみに「羅紗」は毛織物と言われており、非常に高価で幕府御用達であった。ちなみに町人などの階級では着ることを禁じたほど貴重なものであった。
続いて夏目漱石である。漱石は大学で英文学を学び、高校で英語の教師を務めたほどである。その漱石は英文学を学ぶためロンドンに留学をし、その地でスーツを仕立てたという。国文学であまりにも有名になっている漱石だが、英文を専攻し、背広にもこだわりを持っていたのは意外のように思える。

十四章「日本ではじめての洋服屋」
明治維新になる前に横浜で初めて開業された洋服屋の話についてである。「背広」という言葉がでる前だったというのには驚きであった。

十五章「背広と知性」
西洋服、背広や軍服に親しみを持っていたところは薩摩藩であるとみる。というのは幕末頃からイギリスと戦争を仕掛け、その後交流を深めていったことにある。そしてなによりも西郷隆盛が積極的にそれらを着用したことにある。

背広をはじめ西洋服が日本に伝来し、着用が始まったのは江戸時代末期から、そして「背広」という言葉が使われ始めた明治3年から約150年もの間親しまれていた。西洋では17世紀に軍人の私服として誕生したのだが、それから100年経って「西欧に追いつき追い越せ」というスローガンのあった日本に伝来した。
今となって背広を始め洋服は当たり前の如く着るが歴史を振り返ってみるのも一つなのかもしれない。その思いから私は本書を手に取った。

電子書籍の衝撃

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書) 電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)
佐々木 俊尚

ディスカヴァー・トゥエンティワン  2010-04-15
売り上げランキング : 48339

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今月の8日にアップルからiPadが発売された。もうすでにキンドルが出回り始め、いよいよ電子書籍時代の到来かと言われ始めてきたように思える。その中で紙媒体、出版業界では総売り上げが右肩下がりといわれ、いわゆる「活字離れ」「本離れ」というのが進んでいると叫ばれている。
本書は電子書籍が広がることによって、読書や出版、そして出版業界がどのように変わるかについて考察を行っている。

第1章「iPadとキンドルは、何を変えるのか?」
最初に書いたのだが、iPadがアメリカで発売されたのが4月8日のことである。日本で発売されるのは現時点で5月末になるだろうと言われている。amazonで発売しているキンドルは昨年の秋頃に発売され、全世界で広がりを見せている。日本では年末に発売されるだろうと言われている。
日本では日本語に対応した電子書籍はそれほど出回りを見せておらず、後れをとっているといっても過言ではない。その理由については第2章にて詳しく説明する。
電子書籍というと「iPad」や「キンドル」が中心のように思えるのだが、アメリカでは他に「ヌック」や「ソニーリーダー」が挙げられている。
電子書籍が出回りだすと、例えば青空文庫など今では廃れている作品を身近に読むことができ、どのような環境でも読むことができる。本章では「アンビエント化」と定義している。

第2章「電子ブック・プラットフォーム戦争」
日本でも今から12年前に電子出版を行う構想があった。その名は「電子出版コンソーシアム」であるが、これはわずか2年で頓挫してしまった。技術的な問題もいくつか抱えていたが、最大のネックとなったのは書店、出版社の「しがらみ」が強く、脱却させることができなかったためである。
これは現在の電子書籍や「Googleブック検索」の事柄に関してもいえることで、著作権や既存の紙媒体から変わることへの抵抗が異常であったこと、既得権益を侵す者を断固として締め出そうとしたものから生まれたといえる。
これは音楽業界にも似た例が存在するが、音楽ダウンロードについて成功を収めたところとしてiTunesが挙げられている。

第3章「セルフパブリッシングの時代へ」
今度は書き手の話に移る。今までは活字出版をするにも出版社経由で編集をいただいたり、さらには紙媒体にするために時間とコストを必要となったりした。
しかし電子書籍が誕生すると、そのコストもいらなくなる。ISBNコード申請やアカウント申請は必要であるが、WordやPDF、HTMLなどで書いた者をアップロードをすることによって誰でも簡単に出版をすることができる。ただし、自費出版に近いものであるため、PRをするにもテクニックや時間は紙媒体以上に必要であるリスクはあるが、これも音楽ダウンロードで起こっている新しいマーケティングスタイルがあり、そこから学べるところがある。

第4章「日本の出版文化はなぜダメになったのか」
「活字離れ」「読書離れ」と言われて久しいが、実はこの言葉は出版業界や新聞業界が売り上げが右肩下がりであることを理由に叫んでいる詭弁に近いものがあると言っていい。論拠として文部科学省が図書館で借りた本の冊数、また全国学校図書館協議会の統計でも小学生から高校生の平均読書数が増えているという結果が残っている。その一方で40代や50代の平均読書数は減少している。これも著者によるといわゆる「テレビ世代」と言われており、テレビ平均視聴時間も10・20代に比べて2倍近い差がある。
さらに言うと出版業界全体の売り上げが右肩下がりであるにも関わらず、出版点数は未だに増え続けている。その要因として挙げられるのが本に暗い出版業界やそれの取り次ぎを行っている流通業界にあるのではないかと主張している。

電子書籍はホワイトナイトとなるのか、あるいは出版業界を崩壊するウィルスとなるのかは置いといて、電子書籍が誕生することによって廃れていった良書が掘り起こされ、出版社と読者が双方向で発展をしていく大きな変化の表れといえる。
これから日本でも電子書籍の波はやってくる。これから読書がどのように変わっていくのか注視したいところである。

お役所バッシングはやめられない

お役所バッシングはやめられない (PHP新書) お役所バッシングはやめられない (PHP新書)
山本 直治

PHP研究所  2009-08-18
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日本ではTV番組に限らず、新聞や雑誌などで政府に刈らず様々な分野で「バッシング」というのが横行している。それが建設的であればやってもいいのだが、ある種メディアの自己満足や大将の首をとったような態度の用に見えて気持ち悪く感じる。私は新聞でもインターネットでニュースを観ているのだがバッシングばかりで逆に飽きられているのではと感じてしまう。
本書は役所バッシングに関しての本であるが、「バッシングリテラシー」という聞くに新しいが、バッシングが盛んに行われている日本にとってまさに学ぶべき分野の一つと言える。

第1章「こんなバッシングが役所の政策を歪めている」
本書は「お役所」、つまり霞ヶ関にいる「官僚」や地方の役所で働く公務員の人たちを痛烈に批判したことに違和感を覚えた著者が本書を出版したように思える。
様々なもの、ところで「批判」というのがあるのだが、批判の仕方によっては役所や組織を滅ぼしかねないものとなり、ひいては日本そのものを崩壊させてしまうものもある。

第2章「公務員へのバッシングも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」」
公務員へのバッシングも過度にやりすぎると公務員たちは身を滅ぼしてしまうか、もしくは批判慣れしてしまう。マゾヒストになってしまったのではないかと錯覚してしまう。ましてや公務員バッシングだけを生業としているひともいれば、それをし続けることによって「自己満足」する人もいる。そういった人たちを「困った奴」と言われかねない。

第3章「私たちはなぜ公務員ばかりバッシングするのか――知られていないだけで、民間だってひどいですよ」
それは確かに一理ある。公務員だって首になることや深夜になるまで汗水垂らして働く人もいれば大手の企業に毎日ぐうたらしている人もいる。例えば銀行や証券会社でも、タチの悪い人はいる。その人たちに批判をしたり、改革をしようとしたりしている人もいれば、政府や公務員バッシングばかりで目もくれない、それどころか「民=善」「官=悪」というでたらめな図式で考える人もいる。

第4章「建設的なお役所バッシングへの道ーーバッシングリテラシーを身につける国民の意識改革」
感情的な批判やバッシングばかりでは、それこそ「国民は三流」という烙印が際だってしまう。「適切な批判と監視」というのが大事であるが、いかんせん新聞やTVなどのメディアは騒ぎ、国民の感情を煽りたてるようなことを仕掛ける。情報は正確にというよりも感情に棹されず、かつ自ら疑う姿勢を持たなければ、自らの感情がメディアによってコントロールされてしまう。

第5章「是々非々の改革とは、愚直で泥臭いイバラの道」
改革をしなければならない矛先は何も政府や公務員だけではない。それらをメディアを通じてみている国民の側にも改革をしなければならないものがあるのではないかと思う。本章では公務員に対する監視の在り方について書かれており、批判すべき所は批判しながらも、一生懸命やっている公務員に対しては称賛すべきというスタンスを取っている。さらには民間企業では広がりを見せている「副業」も解禁して見てはという意見もある。

バッシングにも、というより「バッシングにこそ」リテラシーはあるべきではないかと本書を読んでつくづく思う。メディアの煽動にのまれ、感情的にあれこれ批判ばかりしてしまうようなことにならず、静観しながらも、自らの視点を大事にして物事を見据えていく大切さ、それを知った一冊である。

33歳からの時間のルール

33歳からの時間のルール (アスカビジネス) 33歳からの時間のルール (アスカビジネス)
柴田 英寿

明日香出版社  2010-04-07
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明日香出版社様より献本御礼
もはや時間術については数多くの本があり、いわば「レッド・オーシャン」と呼ばれるような存在である。では本書はどうなのかというと「33歳から」というくくりと「時間術」というくくりではある種の斬新な感じはある。
本書の著者はもっとも33歳の時に寝食を忘れ、充実を下敷きであったため、本書を出版したという。
ちなみに私は現在24歳である。33歳になるまであと8年もの歳月はある。本書を読む対象年齢ではないのではないかと思いもするが、自らもし33歳になったときどのようにして時間を使えばよいのか、シミュレーションができるとともに、「実際に33歳になるまでの練習」として実践をする価値はある。

第1章「「人生」と時間のルール」
人間は1日24時間誰でも平等に与えられている。それを自由に増やすこともできなければ、減らすこともできない。
33歳の時、自らはどのように生きたらよいのか迷い続ける日々であるのだが、仕事のみならず勉強にしても、遊びにしても見聞を広めていく時期であるという。
では20代はというと「仕事をがむしゃらに覚える時期」であり、職業人としてひたすら仕事に打ち込む時期と言っている。

第2章「「習慣」と時間のルール」
時間をいかにして使うのかは人それぞれであり、かつ永遠の課題といえる。
細切れ時間を使ったり、早起きにシフトをしたり、2つや3つ同時に仕事を行ったりなど方法は様々である。

第3章「「仕事」と時間のルール」
仕事は量と質ではかられるのだが、それと同時に完成についてもスピードと正確さが求められる。どちらも相対することばであるが、そのバランスをとるか、あるいは一極端にするのかというのもある。
本章ではいかに「早く」仕事を進めていけばいいのかを機軸にしている。
とりわけ印象的だったのが会議に置いて「議事速報」を出すことや「飲み会時間短縮術」がある。職業上会議の多い私にとって大きな実践価値を生んでくれるところである。

第4章「「上司・部下」と時間のルール」
ここでは、時間術というよりもタイミングや上司と部下の関係のあり方が中心である。

第5章「「顧客・商売」と時間のルール」
商談をする人にとっては格好の材料となるところである。なんといってもお客様と自分との時間調整や交渉といったところは自らの都合を列挙し、提案をするということを薦めている。ほかにもプレゼンや接待の薦めについても書かれている。

第6章「「自己投資」と時間のルール」
「死ぬまで勉強です」
これは落語の世界で八代目桂文楽や六代目三遊亭円生が常々語っていたことである。これは芸道の世界に限らずビジネス、ひいては人生においてもきわめて重要な言葉と言える。
20代の頃から仕事やそれに限らず人生のことについていろいろなことを覚えていく。「継続は力なり」という言葉もあるように自分を磨き続けることで、最初は小さくても、数年たっていくと大きな力となって返ってくる。
自分を鍛えるにも様々な種類がある。読書をする、映画を観るなどが挙げられる。

第7章「「目標達成」と時間のルール」
目標達成のために強制力を働かせることも一つの手段と言える。例えば自らこの目標を達成する宣言をすること、やらなければ損をするような仕組みをつくる。時間割や予定を作り自ら行動に移さざるを得ない状況をつくることで目標達成をすることを紹介している。

第8章「「お金」と時間のルール」
自らの仕事を時給で割り出すことは様々な本で紹介されているが、そのほかにも会社に頼らない「副業」についても紹介している。副業禁止としている企業は少なくないが、昨今の経済状況により、副業を許す企業もでてきた。ましてや不況の時代ほど起業をする人が多く、会社員でありながら、週末の時間を使って新しい事業を興す人もいる(「週末起業」という)。
ほかにも株式投資や不動産投資を行うと言った「不労所得」を持つことについても挙げている。お金に働いてもらうという感覚である。

第9章「「大切な人」と時間のルール」
恋人や両親、家族に限らず、様々な人との摩擦によって人は成長する。人間はそのような動物である。人との交流のためにはどのように時間をいたらよいのか、だけではなく、日本のため、地球のため・・・とスケールが大きくなっている。

「時間管理」はなかなか難しい。どのように実行を移せばよいのかについても人それぞれであり、解決方法も様々である。本書はあくまで33歳からという縛りにしたタイトルであるが、20代である私にとっても「議事速報」など参考になるものがある。

【Reading-Lab】「人生で大切なことはすべてプラスドライバーが教えてくれた by 原 マサヒコ」×「アーキテクト・カフェ」@汐留 感想

昨日は加藤たけしさん主催の「Reading- Lab(通称:リーラボ)」に参加いたしました。

「リーラボ」はもうすでに8回目の参加・・・すっかり病みつきになってしまいました(笑)。

今回のリーラボのゲストは「人生で大切なことはプラスドライバーで学んだ」の著者である原マサヒコさん。なんと今回は原さんも参加者と混ざって通常の読書紹介を行いました。ちなみに私がいたテーブルでは著者の方もいました。紹介とともにその人がどのような本を紹介したのでしょうか・・・。

村井瑞枝さん

「図でまとめれば仕事がうまくいく」の村井さんですが、昨日手に取った本を紹介しました。グロテスクな絵もありましたが、目を凝らしてみないと怖さがわからないものもあり、非常に興味深い本の紹介でした。
村井さんは美大出身のためか、本領発揮!の紹介だったのかもしれません。

マネー・ヘッタ・チャンさん

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何といってもヘッタ・チャンさんらしい選択でした。ヘッタ・チャンさんもそうですが、この本の著者であるJACKさんも「ひみつの学校」に参加しているだけあって、何か縁があるかもしれません。

原マサヒコさん

「リーラボで自分の本を紹介するのが夢だった」と本人は語っていました。今回ではその夢をかなえたということになります。本の紹介もそうですが、本に載せきれなかった話まで語ってくださいました。(ちなみに後半の講演にも触れられていない内容です)

他にも私のテーブルではこういった本が紹介されていました。

ちなみに私はというと、

ビジネス書以外という縛りにして紹介した一冊です(と言ってもある講演の時に買ったものですがね…)。戦争のことについて、特攻のことについて色々と紹介をいたしました。

後半は原マサヒコさんの講演でした。

本の内容というよりも、本が誕生した経緯についてが中心でした。何といっても出版までのエピソードと「もしドラ」の岩崎さんの話がツボでした。

最後には本書にもありましたアイルトン・セナの話にについても語られていました。F1の話をするとは本人からtwitterで知りましたが…これほどまでディープな内容になるとは思ってもいませんでした。

今回この会を主催した加藤さん、講師の原さん、本の紹介をしてくださった方々、そして名刺交換をしてくださったみなさま、本当にありがとうございました!!

就活の新常識!学生のうちに知っておきたい会計

就活の新常識!学生のうちに知っておきたい会計 就活の新常識!学生のうちに知っておきたい会計
望月実 花房幸範

阪急コミュニケーションズ  2010-04-16
売り上げランキング : 196248

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2011年度卒の就活もいよいよ大詰めとなっているだけに、平日には出勤しているとき、休日では勉強会に行くときにスーツを着た就活生を見かけることが多く見かける。その中では業界の話やエントリーシート、履歴書、面接の感想や企業のことについて仲間と会話していることを耳にする。しかし昨今の不況により、求人数も減少しているだけではなく、選考の基準も厳しくなっていき、卒業までに内定がでない人も昨年では数多くいる。その人たちはというと一方で卒業保留という形で再び就活を行っている人もいれば、卒業してハローワークなどで求人を探す人もいる。選り好みをしているのではという意見もあるのだが、実際にそうしていなくても就職できない人もいるということを忘れてはならない。
話がそれてしまったのでここで戻す。就活に知っておくこととして挙げられると業界のこと、会社のことなどが挙げられるが、判断材料として挙げられるのが「IR情報」がある。これは何なのかというと企業の財務諸表など会社の財務的な健康状態をみるツールとして挙げられている。しかし素人がいきなり財務諸表をみても訳のわからない勘定や金額をみて億劫になってしまう。本書は就活生のために、財務諸表などをどのように見たら良いのかについて公認会計士の視点から解き明かしている。

第1章「会計についての10の疑問」
ここでは会計にまつわる10の疑問を著者の2人が答えるという形式で説明している。私も高校・大学と会計を学んだ経験があるため、財務諸表の知識については少しは持っている。私の中で会計の財務諸表は色やキャラクターを見ているのと一緒で、この勘定科目はこの色やキャラクターだな、と連想しながら覚えていった。そのためか自分でも驚くほど早く覚えられた経験がある。
しかし数字が苦手な人は少なくないが、その人たちには決算説明会の動画を見ることを薦めている。

第2章「決算書の読み方を覚えよう」
「決算書」は4種類の財務諸表を一纏めにしたものである。「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュ・フロー計算書」「株主資本等変動計算書」がある。それぞれ企業の財務状態や収入・支出の流れなどを見るための者であるが、本章では決算書をどのように見たら良いのか基本的なことについてかかれている。

第3章「あこがれの会社を分析してみよう」
就活生であれば、業界分析や企業分析を行うことも少なくないことである。それらをどのようにして行えばよいのかについての本も少なくなく、やり方の知らない人たちにとっては藁にもすがる思いで手に取る。本書も企業分析のためという点では例外に漏れないが、財務諸表など会計を主軸においている本はそれほど多くない。むしろ会計で過去の状態を分析しながら、経営計画書などで未来を分析したり、競合他社と比較したり、さらにはビジネスモデルを分析するなど様々な方法が紹介されている。

第4章「就職活動に役立つ会社情報を入手する」
会計の研究についてはよくわかったが、実際に企業分析をするには、企業のHPをみる、OB訪問をするなどが挙げられるが、実際にどのような情報を入手したらよいのかについてわからない人も多い。実際に日経新聞を読んだり、企業が発行するレポートを読むことは大事であるが、大多数が行っている。大きな差が付くと言えばOB訪問や企業訪問など実際に自ら足を運んで、実際に働いている社会人に聞いてみることが面接やESなどで大きな価値となるのではと自らの就職活動を振り返りながら思った。

第5章「有価証券報告書の使い方を覚えよう」
今度は有価証券報告書である。有価証券報告書も財務状況を見ることができるのだが、企業やそこで行われている事業の状況を分析することができる為、会計以上に得られる情報は多い。おそらく企業の状況を見る中でこれ以上情報が集約されているツールはないと言える。本章では有価証券報告書の中で就活性はどのように読めばよいのかについて紹介されている。財務状況に限らず、会社のことについても学ぶことができる絶好の章である。

第6章「エコと会計」
最近では企業の環境活動が著しく「環境報告書」というのを発行している会社も少なくない。私も実際に大学のゼミの中で環境報告書を見る機会があるが、その中には企業の環境保護活動(社会貢献として)、やCO2排出量などについて説明されている。ちなみに「環境会計」というのもあり、環境活動に関して貨幣や物量単位で表したものである。
ほかにもCSR(企業の社会的責任)やSRI(社会的責任投資)についても説明されている。

第7章「社会人に必要な3つの数学力」
社会人になると数字を見る機会がある。例えば自らつとめている会社の売り上げや収益の状況を始め、部課毎の売り上げ状況などが挙げられる。
社会人として必要な「数字」はというと、本章によれば「ビジネス数字」「財務会計の数字」「管理会計の数字」を挙げている。「ビジネス数字」はビジネスにおいて問題解決や説得力の助力となる数字のことを言い、管理会計はビジネスを行うに当たっての会計のこと、財務会計は最初にもあるが決算の会計である。

最後に著者が就職をするにあたりどのように自己PRをしたのかについて紹介されている。大学のとき家庭教師をした経験を日々の業務になぞらえたPRを作り見事内定を勝ち取った。大学生のうちから様々な経験をすることは大切である。しかしそれをいかにして志望動機やPRと直結できるかは自らの考え次第である。

人生で大切なことはすべてプラスドライバーが教えてくれた

人生で大切なことはすべてプラスドライバーが教えてくれた 人生で大切なことはすべてプラスドライバーが教えてくれた
原 マサヒコ

経済界  2010-03-25
売り上げランキング : 83758

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本書はトヨタ技術オリンピックでNo.1を獲得した男の物語である。トヨタと言えば最近ではリコール問題でアメリカや日本、中国で批判の的にさらされている。また100年に1度の不況により約半世紀ぶりに営業損益が赤字転落を喫してしまった。

「世界のトヨタ」と呼ばれる地位が失墜する中、かんばん方式や「5回のなぜ」など様々な手法を生み出し、それが自動車業界シェア世界一にこぎつけた原動力と言っても過言ではない。

ちなみに本書のカバーを見ると「もしドラ」にかなりにているように思えるのだが、中身は著者自身の生い立ちと技術オリンピックNo.1に至るまでの実話の構成になっている。私たちの知らないトヨタの中身とそこで情熱を燃やした著者がいかに成長を遂げてきたのかがよくわかる。

整備工場の現場のなかでいじめや先輩の罵倒にもめげず、さらには色弱障害といったハンデも乗り越えていった男の姿がそこにはあった。

本書はおそらく自らの出来事や学んだことをありのままに書かれていると思う。そうでなければ、これほどあたかも自分事であるかのように錯覚させられる作品はなかった。
本書はそのトヨタの自動車工場から様々なことを学ぶことができたのだが、これらのことはビジネスに関しても、人生に関しても学ぶことができる。

まるで一つのレースで人生を学んでいるかのように、あっという間に読むことができ、あっという間に学ぶことのできる、そんな一冊である。

あなたはコーヒー派? 紅茶派?


ブログネタ: あなたはコーヒー派? 紅茶派?参加数拍手

私は断然コーヒー派です。

よほどのことではない限りほぼ毎日のように飲んでいます。

私にとってコーヒーは結構縁が深く、実家が喫茶店であるだけに小学校高学年の頃から続いています。

缶コーヒーやインスタントコーヒー、はたまたコーヒーショップのコーヒー、味は差はあるものの、気分でいろいろと楽しめるところも魅力です。

田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる!アタマがよくなる勉強会

田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる!アタマがよくなる勉強会 田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる!アタマがよくなる勉強会
茂木健一郎

アスコム  2010-03-20
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本書は茂木健一郎氏の作品のように思えるが、「朝まで生テレビ!」でおなじみのジャーナリスト、田原総一朗氏の対談形式にて勉強、記憶力、討論に至るまで幅広く議論されている。

レクチャー01「脳ブームは現代を勝ち抜くための革命原理である」
東北大学の川島隆太教授が先陣を切り「脳が良くなるトレーニング」シリーズが発売され、爆発的なブームを呼んだ。「脳ブーム」の走りはおそらくそこからきているのかもしれない。とはいえ「脳ブーム」となる前から仕事においてもプライベートにおいても「効率化」といったものが起こっていることから、「脳をいかに効率化するか」というところで必然的にブームとなったという見方もできる。
少し変な話になるが脳が良くなるからといって「脳トレ」を1回やっただけでは効果がない。同じトレーニング、違うトレーニングを交互に継続することによって初めて効果が期待できる。しかし人間は怠けたい動物であることを考えると「14歳から」とか「サルでもわかる〜」といった安易な本に行きがちになる。そしてそのことによって「わかったつもり」といった誤謬の認識が生まれてしまう。
「脳トレ」は想像以上にきつく、それを行うことによって「ドーパミン」という脳を活性化する物質を発生させる。それが「勉強する」のみならず「質問をする」など度胸のいるもの、さらには独自の勉強法や記録法を編み出すなど方法は様々である。

レクチャー02「「頭がいい」「悪い」とは、どういうことか」
「頭のいい人」「頭の悪い人」の定義は人それぞれである。「勉強のできる人」「情報処理能力が速い人」「論理的な人」と様々である。しかし私の定義する「頭のいい人」はちょっとずれているかもしれない。私にとって「頭のいい人」は「バカを装える人」である。理由は簡単である。自分が考えるのにも限界はある。当然限界を超えなくてはトレーニングならないが、それ以上に他人の思考を利用することも一つの手段である。そのことによって教えてもらえるばかりではなく、思考のクセを学ぶことができ、結果的に思考の幅が広がるという。それに知的に利口ぶる人よりも、バカである方が相手にとって教えがいもあるし、なんと言っても他人が助けてくれる。他人との距離も近くなるだけではなく、思考の幅も広がることを考えると一石二鳥になるからである。
本書では「頭のいい」定義は「文脈力」にあるという。今となってはブログやtwitterなど自分から情報を発信できるメディアを持つことができ、そこで文章を読んだり書いたりする機会が飛躍的に増えた。その中で文章の中にある時代や心情、本音などを見抜くことができる、文脈力、もとい「行間を読む力」というのが重要になってくると言う。

レクチャー03「よりよい人生のためには、ドーパミンがもっと必要だ」
ドーパミンを出す方法は様々であるが、簡単なもの、そのほかにも囲碁や将棋、麻雀などでは格下の相手と戦っても勉強になるものがあっても少ない。それ以前にドーパミンが出なくなる。
その一方で新たな発見やひらめきを得ることによってドーパミンが出ることがある。これは著者自身の幼少時代の体験談も例示している。

レクチャー04「脳にいい鍛え方、脳が若くなる秘訣」
ここでは「記憶力」の鍛え方について取り上げられている。最近ではパソコンの普及により物忘れの激しい若者が多いと言われているが、自分で覚えることなく外部、つまりパソコンや辞書に頼ることができるので自分で記憶する必要が無くなる。そして記憶することは必要でなくなるから、どんどん退化する。それはまるで人類の進化のようにそれの代償として退化するものがあるかように。
記憶力を取り戻すためにはどうしたらいいのか、簡単に言うと自ら反復練習をしたり、自らの頭で情報を処理する訓練をすることであるという。確か「プロフェッショナル 仕事の流儀」で噺家の十代目柳家小三治が取り上げられた際、小三治が茂木氏に自ら覚えた噺を忘れてしまっている、それを呼び起こすにはどうしたらいいのかと問うたことを思い出す。確かその場でも本章と同じことを言っていたと思う。

レクチャー05「遊ぶように仕事せよ――脳を最大限に活用する方法」
「仕事はゲームである」「仕事は本来楽しいものである」というとそれに対して激しく抵抗をする人が多い。しかし、その人に対して「これだけ続けられたのはなぜ?」と訊き返したくなる。
もっともすべてにおいて「意味」を見いだしながら仕事をすることほど意味のないものはない。私は商業高校のみでありながら大学進学のために受験勉強をした身であるが、
商業高校では体験できない発見もこの受験勉強の中で体験することができた。また一昨年から勉強会に参加し続けているが人と接したり、勉強をしたりする事が楽しいから、さらに書評も文章を書くことが楽しいからと列挙することができる。すべては「遊び」から「楽しみ」からきている。

レクチャー06「脳を刺激し、新しい発想を生む対話の力」
ここでは「対話のすすめ」といったところである。アイデアはひょんな所から出てくるわけであるが、それは対話をすることによって関連性を見いだすことの他に、議論をのさらなる深化、相手との距離を短縮させるなど様々な効果がある。コミュニケーション論で有名な齋藤孝氏も保母同じく、対話の重要性を説いていたと思う

レクチャー07「「聞く技術」よりも「さえぎる技術」」
「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」を視聴した方であればわかる人もいるのではないかと思う。田原総一朗は議論を遮ることで有名である。なぜか茂木氏はその遮り方に感動したという。「人の思考は十人十色」というのをつくづく思ってしまった。

レクチャー08「不確実な時代には、IQより感情の豊かさが必要だ」
茂木氏が脳科学者を選んだのも直感、かく言う私もSEや書評家を選び、志した理由も直感だった。裏付けの論理はもちろん必要であるが、それは後付けでもかまわない。

レクチャー09「脳を最大限に活用して、人生を自由に生きよう!」
脳を最大限に生かす技術、それは日本独特の人間関係力、とアメリカなど欧州で育まれた論理力にある。これらを本章では「ウェット」「ドライ」と使い分けている。

本書のタイトルは「アタマが良くなる勉強会」である。しかし勉強会とは言っても主催者の田原氏と講師の茂木氏だけの10時間にも及ぶ対話形式の「勉強会」と言うべきかもしれない。2人だけでぽつんとしていながら、中身は幅広く、深く議論しており、そうとう濃い内容のように思えた。

「ツキ」を引き寄せる洗脳術~自分を磨き上げる秘密のメソッド34~

「ツキ」を引き寄せる洗脳術~自分を磨き上げる秘密のメソッド34~ 「ツキ」を引き寄せる洗脳術~自分を磨き上げる秘密のメソッド34~
苫米地 英人 谷山彩子

三才ブックス  2010-04-08
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三才ブックス様より献本御礼。
「ツキ」というとみなさんはどのようなことを連想するのだろうか。
「宝くじ」という人、
「パチンコ」という人、
「ギャンブル」という人、それぞれである。しかし時々思うのが「ツキ」は果たして気まぐれなのかというとそうではない。この世に「ツキ」など存在せず、「成功のきっかけ」が見えていたかどうかという差が「ツキ」と勝手に読んでいたという。本書はその「きっかけ」をどのようにして掴んでいけばよいのか、どのように引き寄せるのかということが詰まっている。

Chapter.01「あなたは本当に必要な「ツキ」を逃している」
ある数学オタクが「私は奇跡を信じません」と言う人がいた。「奇跡」というのは確率論の中でももっとも低いことを言うことでそれを「奇跡」や「ラッキー」「ツイてる」と錯覚をしているという。
しかし本当にその「ツキ」や「可能性」「チャンス」を得るためにはどうしたら良いのか、それは「情報を探す」「情報を選ぶ」ということに尽きる。

Chapter.02「「ツキ」はあなた自身で引き寄せることができる」
「ツキ」は自分自身で引き寄せるものである。それは自分自身を磨くこともあるのだが、それに関連するのが「運の管理学」というのがある。「運」は天から巡ってくるものではなく、自分自身で掴みとるものである。それを為すためにどのようにしたらよいのかについて書かれた一冊である。本章どころか本書もそれを言っているのかもしれない。

Chapter.03「自分を変えることが「ツキ」を呼ぶ」
自分自身の生活習慣が慣例化しているところはいくつあるのだろうか。私は結構慣例化しているところが多いかもしれない。一つだけパターンを変えてみるだけでも、見えてくる視点が変わる。本章はそのことを言っているように思える。

Chapter.04「あなたはすでにツイている」
人生の通過点、目標点というものをつけるべきだという。本章ではそれを「フリーゴール」という。これは自分の意志でなりたい自分を明確にするというところからきている。

Chapter.05「未来のあなたがツイていれば 現在のあなたもツイている」
もし現在この時がツイていなかったとしたらあなたはどのように考えているのだろうか。「なぜ?」と過去を分析したがるのか。それとも「仕方ないな」と自暴自棄に陥るのか。
実際に現在の状況はあくまで「結果」にしか過ぎない。ではこれからどうしていこうかということから始める方が未来に向けての成功に向けて邁進できるのではないか。自分自身がどうありたいのか、どのようなゴールを目指すのか、それを決め、そこから前に向かって突き進んでいけば未来もそうだが、現在の自分でも充実感を持てるという。本章を読んでこんな名言を思い出した。

「もの寂しげに過去を見るな。それは二度と戻ってこないのだから。
抜け目なく現在を収めよ。それは汝だ。影のような未来に向かって進め。恐れず雄々しい勇気をもって」
(ロングフェロー「バイベリオン」より)

過去はもう二度と戻ってはこない。それに目を向けて後悔するよりもまだ見えない先の世界を邁進してゆく方が希望も成功もある。

Chapter.06「あなたが「ツキ」続けるためのメソッド」
「フリーゴール」とは自分のしたいことができることにある。それは成功体験を活用したり、イメージをしたりすることによって醸成される。ちょっと面白い話がある。私はプロ野球ファンである球団が2球団ある。一つは出身地である北海道が本拠地の「北海道日本ハムファイターズ」、そしてもう一つは今住んでいる神奈川の「横浜ベイスターズ」である。ファン歴で言ったら後者の方が長い。ベイスターズが12年前、38年ぶりとなるリーグ優勝と日本一を手にする前後に「マシンガン打線」で有名になった。これは監督(確か大矢監督だった時かな)が選手たちにイメージさせたことから、ヒットを量産するようになったと言われている。

「ツキ」も実力のうちと言われているが、それ以上に自分自身の気持ちの持ち方と生活習慣から来ることが本書や「運の管理学」から見てとれる。
「運やツキはめぐってくるものではなく自分から掴み取るもの」
そう言われているように私は思えた。

人生を変えたければ「休活」をしよう!

人生を変えたければ「休活」をしよう! 人生を変えたければ「休活」をしよう!
大田正文

サンマーク出版  2010-04-16
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株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。
みなさんは「休活」とは何なのかというのをご存じだろうか。
簡単に言えば「「休」日に勉強会や趣味のサークルなど第三の場で「活」動すること」を「休活」という。著者は「日経新聞を読む朝食会」「PDCA勉強会」など5つの勉強会を主催しているだけではなく、数多くの勉強会に参加しており、そのかず年間300にも上る。私も一昨年から休日に様々な勉強会に参加をしており、最近では休日の朝にも頻繁に勉強会に行くようになった。
昨今では「勉強会ブーム」といわれており、勉強会にまつわる本で言うと嶋ひろゆき氏や美崎栄一郎氏がすでに出版されている。本書はその中でも「休活」を中心に取り上げている。

第1章「肩書きなしでも勝負できる自分をつくる」
本省に入る前にこの質問をしたい。
「もし明日、自分の会社がなくなったらあなたはどうしますか」
おそらく多くの人は答えられないだろう。そうでなくても「会社」と「家庭」の往復だけでは、人生において彩りはまず生まれない。そのために何か始められることというと同じ趣味を持つサークルに参加をしたり、私のように勉強会に参加をしたりすると良い。休日は特別な事情がない限り仕事を忘れて、趣味や勉強に没頭ができる絶好の時に家でごろごろしていては時間の浪費につながってしまう。明日どうなるのかわからない今だからでこそ、社外の人との交流を行うことで、仕事においても、家庭においても、さらには勉強会においても予想もつかなかった発見やチャンスが巡ってくるわけである。

第2章「休日に「時間」をつくる」
休日はなんと言ってもどのように時間をつかうかは当人の自由である。しかし家庭を持っている人だとそのようには行かないケースもあるようだが。時間が自由に使えることだけあって、ごろごろして休みたいというのが誰しも思う本音と言ったところ(私もそうである)。
しかし休日だからと言って休んでばかりいては「仕事=人生」という感じがしてならない。そこでもう一つ質問をすると、
「もしもあなたは、余命があと1年しかないと知った時、その1年間はどのように使いますか?」
とある勉強会後のパーティーにて名刺交換をした方に言われた質問である。訊かれた私はというと「ドズン」という衝撃を受けたような気がした。自分の人生をどのように進んだら良いのかを真剣に考えたことがなかった。
むしろ勉強会に参加していること、多くの人と交流をしていることにヒントがあるのかもしれない。著者もそれに似たことを言われたことがあり、著者なりの見解を本章にて記している。
その他にも著者自身の土日での休活の流れを紹介している。

第3章「休日に「人脈」と「信用」をつくる」
休活は社外の人と交流ができる絶好の機会である。他にも平日の夜や朝もあるのだが、まとまった時間ということ、残業や早出のリスクを考えると、確保できる確率は高いと言ってもいい(休出のリスクはあるが)。
前述にもあるとおり人脈構築は何もビジネスばかりではなく、交流会や勉強会で構築することは十分可能である。私も社外の人たちの交流は勉強会や交流会がほとんどである。
交流を深めていくことによって様々な情報を得ることができる。それだけではなく、相手にとって有用な情報を提供をすることによって「give」の関係を保つことができる。
しかし交流の幅が広くなっていくと、ネットワークビジネスや宗教関係の人に出くわすことも多くなる。私もその勧誘をされた人の一人であるがそのときはきっぱりとお断りをした。
様々な行動をしていくうちに「信用」ができあがるが、構築されるのは非常に難しくても、崩れるのはほんの一瞬である。私も気をつけなければ。

第4章「休日に「経験」をつくる」
休活は仕事に限らず人生における経験の大きな糧になる。また時間の使い方によってその経験が何倍にも何十倍にもかえってくる。足し算で「1+1=2」ではなく「1+1=∞」二もなれば、使い方により「1+1=0.5」というような状態にもなる。

第5章「休日に「健康」と「家族の絆」をつくる」
休日だからでこそ、家族の絆や体のメンテナンスを行う機会が作れるという。自分の体は一つしかない。まだ私も経験していないのだが、家族がいたらその中でどのような生活を送れば良いのかというのも見えてくる。

著者はまさに「勉強会の達人」「休活の達人」と呼ぶべき人物である。休日のみならず、平日の夜でも勉強会に参加するなど、多彩な活動を続けられたからでこそ得られたものは多い。超・愛妻家の著者だからでこそ語ることのできる「休活」の良さがここにある。

F1 中国GP 雨の大波乱の中、バトンが今季2勝目獲得、さらにマクラーレン1-2フィニッシュ!!

結果は以下の通り。(F1通信より)

Round4_final

今シーズン4戦終わったわけですが、今戦ほど見せ場の多かったレースはなかったといっても良いかもしれません。

その中でマクラーレンが1-2フィニッシュで、バトンが今季2勝目を獲得しました。レッドブルもマクラーレンも速さはありましたが、勝因・敗因となったのはタイヤでした。

雨が降りながらも、小雨が続いた中で頻繁にピットストップが相次ぎ、トップを含め順位が目まぐるしく変わったレースでした。

その中でまさに「ギャンブル」ともいわれるような戦いがレース場でもピット上でもありました。(特にヴェッテルとハミルトンの戦いは凄かった…)

また雨ということあってマシンの挙動に四苦八苦したドライバーも多く、ハミルトン、ミハエルを中心にチャンピオン同士のオーバーテイク争いも頻繁に見られました。

その波乱の中でバトンは中盤以降トップを守りきりそのまま今季2勝目でした。雨と波乱というと2006年のハンガロリンクの初優勝もありますが、その時は14番手からコース上、そしてタイヤ戦略でもって逆転優勝をもぎ取りました。目まぐるしく変わる天候に強いという印象を植え付けさせたレースと感じました。

ミハエルがオーバーテイクされるシーンは印象づけられますね。世代交代が顕著に表れたように思えますが、7度のワールドチャンピオンの意地を見せたといっていいでしょうか、バトルでも必死に食い下がっていました。

可夢偉は今回は多重クラッシュに巻き込まれリタイア。マシンの戦闘力や信頼性と言い、多重クラッシュに巻き込まれるといい、何やらとり憑かれているように思えてなりません。次戦はいよいよヨーロッパラウンド、長いトンネルから脱する方法を、3週間の中で見つける他ありません。

次戦は3週間後、スペイン・バルセロナ!!

F1 中国GP ヴェッテルが今季3回目のPP獲得!! そして優勝予想

結果は以下の通り。(F1通信より)

Round4_qualifer

PP予想で「油断ならない」と言っていたヴェッテルが今季3度目のPP獲得、さらにレッドブル勢が今季2度目となるフロントロー独占となりました。

フリー走行ではマクラーレン勢が強かったのですが、予選ではマシンバランスに苦しみタイムが思うように伸びず、予選はレッドブル勢に軍配が上がりました。(マクラーレンはバトンが5番手、ハミルトンが6番手)

メルセデス勢はフリー走行のような順位とはなりませんでしたが、それでもレッドブルやアロンソに喰らいつくような勢い。

小林はQ2敗退…というより、マシンの強さが上位勢と比べてかなり劣っているといっても否めない状況でした。

さて優勝予想と行きましょう。

本命:ヴェッテル

対抗:アロンソ

要注意:ウェバー、バトン

上海はポール・トゥ・ウィンもそこあるところ。マシンの信頼性が前戦と同じようであればヴェッテルの優勝はほぼ確実とみていいと思います。ただ、その後ろには2度ワールドチャンピオンを取っているアロンソ、最初の1コーナーでどこまで追い上げるか注目といったところです。

F1 中国GP フリー走行3回目結果

結果は以下の通り。(F1通信より)

Round4_free3

初日はマクラーレン、メルセデス勢がトップを占めていましたが、レッドブル勢が1-3と勢いを増してきました。

さて、予選ではどうなるのでしょうか。

F1 中国GP フリー走行1・2回目結果 そしてPP予想

F1第4戦目は中国GPです。

バーレーン、オーストラリア、マレーシアと続いたアジア・オセアニア第1ラウンドもいよいよ最後。これが終わるといよいよ長いヨーロッパラウンドに入っていきます。ヨーロッパラウンドを有利に進めていきたいためにもこの中国GPでは結果を残して行きたいところでしょう。

さてフリー走行1・2回目の結果と行きましょう(F1通信より)。

1回目

Round4_free1

2回目

Round4_free2

マクラーレンとメルセデス勢が上位4位を独占といったところです。とりわけマクラーレンは1回目にバトン、2回目にハミルトンとトップタイムを叩き出しました。

さらにその下にはヴェッテル。コチラも前戦でようやく初勝利を手にしたことだけあって、上位4台にくらいつく勢いです。

日本の今日、明日の天気を見ても分かると思います、ましてや「AIR TEMP」を見ても分かると思いますが、非常に気温の低い中の走行でありながらブエミがクラッシュをきたすなどトラブル、さらにはハミルトンの蛇行走行でのドライバーたちの批判もあり、一波乱あったフリー走行でした。

さてPP予想と行きましょう。

本命:バトン

対抗:ハミルトン

要注意:ヴェッテル、ミハエル

本命というとしたら、速いマクラーレン勢、油断ならないのがヴェッテルといったところです。ミハエルもフリー走行は上位をキープしていたので、明日の予選ではPPはとれなくても3列目以内には食い込める予感がします。

プレイングマネジャーの教科書―結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策

プレイングマネジャーの教科書―結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策 プレイングマネジャーの教科書―結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策
田島 弓子

ダイヤモンド社  2010-04-09
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会社の場において、部や課を管理する立場でありながら、自ら営業や企画、開発に回ったりする人がいる。スポーツの世界ではそれほど多くないプレイングマネジャーも、企業においてプレイングマネジャーになる人は少なくない。人手の少ない会社であればむしろ多数派に回るだろう。
本書はそのようなプレイングマネジャーがどのように仕事や運営を進めていけばいいのか、17年間のサラリーマン生活、そのうち10年以上プレイングマネジャーを行ってきた著者が伝授している。

PART1「気が弱い人ほど「課長業(プレイングマネジャー)」はうまくいく!」
プレイングマネジャーになる人というと連想するのが「課長」である。自らの課を運営するばかりではなく、直属の上司もいれば、部下もいる。言わば板挟みの位置にいる。仕事力ばかりではなく、部下への指導力が問われるのも課長である。それだけに敬遠する人も多いが、最近の著書では前述が問われるだけにやりがいがあるという方もいる。
著者はなりたくない人、やる気がない、なる自身のない人ほど管理職になるべきだと提言している。確かに課長はなってみては分からないし、指導力についても先輩後輩の関係以上に力がつけられやすい。それ以前に自分が課長として適性があるかどうかについて、やってみないと分からないので、なりたくないなど思っているよりもむしろやってみてはいかがか、と考えてしまう。
プレイングマネジャーが求められるスキルとしてコミュニケーション力がある。とりわけプロジェクトにおける根回し、会議や会社の場における場回しについても機転の利いたコミュニケーションが取れるかどうかで結果が大きく変わってくる。プレイングマネジャーは「結果」という所に一番直結しているポジションに置かれているといっても過言ではない

PART2「5秒でできるコミュニケーション! 「初期投資ゼロ」の即効フレーズ」
では求められるコミュニケーションを鍛えるにはどうしたら良いのか。ほんの些細なことである。上司から挨拶をする、上司から部下へいつでも話せる雰囲気をつくる、忙しい場合でも必ず時間をつくる、悪い話でも部下が「報・連・相」できるような状況をつくる、「空気を読め」という言葉が盛んに言われているが、マネジャーは相手の顔色や空気を窺っていくばかりではなく、話しやすく、コミュニケーションを活発にさせる「空気をつくる」役割を担っているのではないかと考える。

PART3「コミュニケーションを仕組み化する」
「仕事の効率化」はとどまることを知らない。コミュニケーションにしても、仕事の進捗ややらなければいけないことについて仕組み化をしていく必要がある。しかし営業や会議、自分の仕事で手いっぱいになりがちで、部下にかまけることができない状態になってしまうことが多い。それを避けるために予めスケジューリングをする、そしてそれを「見える化」することによって、部下や上司はどのような時にその人に口頭で話をすることができるのかが分かる様になる。

PART4「クセモノ& 苦手な人対策「問題解決コミュニケーション」」
どのような会社にも「クセモノ」は存在する。特にクセモノの傾向によっては話の切り口を変えていく必要がある。本章ではそういった人たちに対し、どのようにして接したら良いのかが詰まっている。おそらく本書の中で最も肝となるところであると思う。プロジェクトや部課を纏めていくには個性豊かな部下とのコミュニケーション、とりわけ一クセ二クセある部下に対して、プロジェクト単位で動いていくためのコミュニケーションは必須だからである。

PART5「プレイングマネジャーのためのトラブル時のFAQ」
どうしようもない時こそリーダーの役割である、と以前あったセミナー誰かが言っていた。
もう一つある、社長は平常時、単なるお飾りでしかないが、危機的な状態に陥った時に初めて手腕が問われる、という人もいた。
プレイングマネジャーもまた然りである。本章ではどのようなトラブルがあり、それをいかにして解決に導いていけばいいのかについて書かれている。

プレイングマネジャーの仕事のほとんどが客先であれ、上司・部下であれ「コミュニケーション」である。人と人との接し方によって仕事の成果も、本書のタイトルにもあるとおりプロジェクトの結果も変わってくる。

志ん生の昭和

志ん生の昭和 (アスキー新書 121) 志ん生の昭和 (アスキー新書 121)
保田 武宏

アスキー・メディアワークス  2009-09-09
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落語界において「昭和の大名人」と呼ばれる人物は2人いる。一人は八代目桂文楽、そしてもう一人は本書で紹介する五代目古今亭志ん生である。両者とも芸の流儀が政局胆であり、文楽は全くといってもいいほど几帳面で、一字一句完璧に仕上げており、志ん生は江戸の言葉でいうと「ぞろっぺいな」と呼ばれる芸風、天衣無縫や「面白ければいい」というような印象である。しかしこれは売れない時代に苦心の末、磨きあげた芸風であり、緻密な芸はきっちりとしている。詳しい話は第三章で紹介する。
人生そのものが「落語」とも言える志ん生の波瀾万丈な人生と噺の四方山話などを綴ったのが本書である。

第一章「なめぐじ長屋」
志ん生の代名詞といえば数多く存在する。第一章のタイトルである「なめくじ長屋」は貧乏時代の代名詞といえる。
また落語の縁目でも「火焔太鼓」と「替り目」は本人の生きざまそのものを描いているように思える。とりわけ「火焔太鼓」は古典であるが、志ん生が数多くアレンジをしており、現在もそれが主流になっていることからある種「新作」と読んでもおかしくない。
この「なめくじ長屋」に住み始めたのが昭和3年、ちょうど世界恐慌のまっ只中にあった。ただでさえ貧乏をしていたのだが、とうとう家賃や借金も返せなくなり夜逃げしていたところに浅草の業平という所の長屋を借りることができた。しかも家賃はいらないという。これがかの有名な「なめくじ長屋」であるが実体は本章を読むとかなり生々しく描かれている。

第二章「火焔太鼓」
志ん生と正反対の芸風を持つ大名人、八代目桂文楽と志ん生は無二の親友であり、ともに
「孝ちゃん」(もしくは美濃部、志ん生の本名である美濃部孝蔵から)
「並河」(文楽の本名、並河益義から)
と呼び合った仲である。志ん生が貧乏をしていた一方で、文楽は真打ちになるとお座敷を転々とし、かなり稼いでいたという。その文楽の友情あってかつて文楽がいた落語陸会であった。そこから売れ出し始めたきっかけとなり、金原亭馬生、古今亭志ん生と襲名していった。
ようやく売れだしたのが昭和10年代であったが、このときに十八番としてよく知られる「火焔太鼓」を上げていた。しかし現在CDなどで残っているものはいずれも戦後担ってからのことであり、戦前に演じられたものは一つも残っていない。理由は簡単である。当時のSPレコードでは「火焔太鼓」ほど時間のかかる演目は録音しきれなかったからである。

第三章「ああ、満州」
志ん生は慰問のため、ようやく売れ始めた六代目三遊亭円生とともに満州に赴いた。その縁もあって、志ん生と円生は同じ時期に名人への道を突き進んだといってもいい。
最初に志ん生は緻密な芸をするという話をしたが、こういうエピソードである。志ん生が脳溢血で倒れ、奇跡的にカムバックしたときのことである。天衣無縫な芸は鳴りを潜めていた頃、唐茄子家政談を演じていたとき、そばで聞いていた三遊亭鳳楽に円生が「志ん生さんは巧いだろう」と言ったところにある。元々両者とも売れなかった時代が長く続いており、苦労や芸にかける精進も互いに知っていたためと思われる(「CDつきマガジン 隔週刊 落語 昭和の名人 決定版 全26巻(4) 六代目 三遊亭圓生(壱)」より)。

第四章「お直し」
志ん生は「賞」には興味がなかった。そこで賞に関わる会である、芸術祭に参加したときに、その場にふさわしくない噺をしようと画策したのである。画策した結果取り上げたのが「お直し」である。「お直し」は廓噺であり戦時中では「禁演落語」に選ばれたほどである。それを演じて志ん生h文部大臣生を受賞してしまった。当人も、
「女郎買いの噺に賞をくれるとは、大臣も粋なものだねえ(p.143より)」
と驚いたという。
そして脳溢血で倒れた後、いくつか高座に上がるが、体調が優れず引退同然となった。文楽が亡くなる10日前には2人でウィスキーを呑み交わし、いつか二人会をやろうと約束をしたという。現世の世界では、その夢は叶わなかったが、極楽浄土ではきっとその夢を叶えたのかもしれない。

落語鑑賞を趣味の一つとしている私であるが、志ん生の生きざまについては様々な文献を見ているためいくつかは知っている。しかし、本書は「貧乏だった」としかなかった志ん生の戦前が非常に詳しくかかれており、なかなか面白かった。

夢が現実化する「1枚図解」

夢が現実化する「1枚図解」 (アスカビジネス) 夢が現実化する「1枚図解」 (アスカビジネス)
池田 千恵

明日香出版社  2010-03-19
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著者の池田様より献本御礼。
「朝4時起きから〜」に続いて2冊目となる一冊であるが、著者の本業は「図解コンサルタント」という。その図解に関しての一冊であるが、今まである「図解思考」とは一線を画している。
今まではコンサルティングファームでいかにしたら分かりやすい図にして、プレゼンや思考をしていくのかということについてフォーカスしていたが、本書は「夢が現実化する」ということで「図解人生術」の種になるといえる。
著者の人生は1枚図解からすべてが始まったと言えることについてノウハウとともに明かしている。

1章「なぜ図解をすると夢が現実になるか」
図解することによって、文章の長い説明がどのように組み立てられているのか、なにが言いたいのか簡略かをすることができる。また図を書く方も考えをまとめることができるので物事においても、本質を見つけることができるようになる。また目標と現在自分がおかれている場所についても把握することができ、次はなにを行ったらよいのかを見いだしやすくなる。

2章「夢は図解で戦略的にかなえることができる」
大きな目標を達成していくためにはまず、小さな目標をこつこつと達成し続けることが大事である。夢を達成するために行うべきことをリストアップしていきながら、ではなにをなすべきかということを段階的に図式化していく。

3章「図解の前に覚えておきたいさまざまなコツ」
図で考える時間は、前著とつながるが朝がよいとしている。これは「朝4時起き」の効能とほとんど同じである。
ほかにも「言葉のにおい」を合わせることで図解をさらに分かりやすくすることについても書かれている。

4章「Purposeを使った図を書いてみよう」
著者における図解思考の根幹は「PPT」である。これはえい単語の頭文字からとってあり、

「Purpose」・・・目的
「Process」・・・過程
「Teamwork」・・・チームワーク

とある。本章ではまず「ゴール」にあたる。
目的を見いだすためには、まず自分がなにをしたいのか、何か打ち込めるものがあったのか、自分は何のために生きているのか、立ち位置など自分を知るにあたり棚卸しのできる図、たとえば「モチベーションチャート」「WHY・WHAT・HOWの木」などが取り上げられている。
新たなことをやりたい場合、転職をしたいときなどうってつけの機会も多い。もちろんそうでなくても目的の再確認にも使える。

5章「Processを使った図を書いてみよう」
ゴールが決まれば、今度はそこまで行く道のり、プロセスをどのように描いてば良いのかの図式化について紹介している。わたしの本職のSEでも完成までのプロセスとして「WBS(Work Breaktrue Structure)」というのもあれば、予定と実績を見比べるガントチャートというのもある。
本書はあくまで「夢を叶える」というのが前提にあるので、予定と実績を見る必要性は普段の仕事ほど多くはない。それ以上にTODOリストを造るのもあるが、中でも「have to → want toかけはしシート」は面白い。やるべきことが多いと心的に切迫してしまい、鬱病など精神的な病を引き起こす原因になりかねないのだが、「want to」と捉えることによって、やるべきことを自発的な行動に切り替えさせる、そして楽しく行うことによって、千里の長い道も一里歩んで行くような感覚になれる。

6章「Teamworkを使った図を書いてみよう」
図には考えるためのものと、伝えるためのものがある。図解思考、だけではなくプレゼンテーションの為、意識合わせの為に行うものもある。本章ではプレゼンテーションというよりもむしろ意識合わせ、や問題共有などチームワークをするためにどのような図で表したら良いのかということについて書かれている。

著者は様々な夢や目標を達成してきたわけであるが、その中の一つに「ゴクゴクの日」の制定がある。その日は5月9日。ゴロ合わせである。
その日に因んで東京の品川で「ゴクゴクの日 オフ会」というのが開催されます。私も昨年恵比寿で行われたオフ会に参加いたしましたが、おつまみとともに世界中のビールを呑むことができ、さらに参加者同士の会話もあり本当に楽しかったです。
今回はおつまみ大会というのもあり、ビールとともにおつまみも楽しむことができます。私も参加します。
詳細、お申し込みはこちら。

残業ゼロ! 時間と場所に縛られない クラウド仕事術

残業ゼロ! 時間と場所に縛られない クラウド仕事術 (アスカビジネス) 残業ゼロ! 時間と場所に縛られない クラウド仕事術 (アスカビジネス)
岡田 充弘

明日香出版社  2010-04-12
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明日香出版社様より献本御礼。
もはや「クラウド」と「仕事」、「生活」は切っても切れない存在にまでなった。それと同時に仕事や社会のスピードも飛躍的に早くなっていることは確かである。本書はその「クラウド」をいかにして仕事の場で用いていけば良いのか、実際に機能やツールなども交えて紹介をしている。

第1章「クラウド仕事術とは?」
「クラウド化」というのは既存の「クラウド」、たとえばインターネットなどを利用することによって仕事の変化に応じることができ、時代の波に乗りながら常に先のことを見据えることができる余裕がつくれる。
またインターネットが自分の仕事馬となるので、固定した机で仕事をすることがなくなる。早い話がインターネットやツールを用いるもの(パソコンなど)があれば喫茶店の中でも仕事をすることができる。

第2章「縛られず身軽に動く技術」
「縛られず」とあるが、今まで何が縛られていたのかというと、

・「何時から何時まで会社にいること」という時間的束縛
・「自分の席でしか仕事ができない」という場所的束縛
・「この資料がないと仕事ができない」という物的束縛

が挙げられる。それをいかにして束縛をはずせばいいのかについて、格好なものに「クラウド」がある。
「時間的束縛」については仕事を行っていく上で致し方亡いことであるが、時計やスケジュール管理ではITツールで一元管理をおこなうことができる。
「場所的束縛」についてはノートパソコンとインターネットを使える環境がどこでも仕事のできるフリーアドレスの環境にする事を提唱している。すでに行っている企業もあるのだが、悲しきかな管理が行き届かないという理由で見送っている企業も多い。
「物的束縛」はpdfや管理ソフトで電子化をすることによってよけいな紙を持つことを避けることができる。しかし、「セキュリティ」という言葉がまかり通っているせいか、行えない人も多い。「セキュリティ」は確かに大切なことであるが、その言葉を盾にした旧態依存を主張する人もいることは忘れてはならない。

第3章「仕事の「道具」を選ぶ技術」
パソコンは日々進化を遂げているが、高速環境に的左内パソコンの中で仕事をするのは、時間の無駄である、自分も人のことは言えず、3年前のパソコンをいつまでも使い続け、タイムロスをしている身である。それを反省し、新たなパソコンを購入した。お金はかかったものの、満足行く選択である。
私事はここまでにしておいて、高速環境のパソコンを使用するばかりではなく、携帯電話の機能をフル活用をする事もあれば、数少ない文具の選び方についても紹介している。

第4章「仕事の「場所」を選ぶ技術」
しごとをするためにも場所を選ぶことによって仕事の効率を上げたり、商談では自分も相手も落ち着いた雰囲気の中で行うこともできる。空間の大切さについて非常に共感できる。

第5章「ITツールを自在に操る技術」
「ITツール」を使いこなすとはいっても、全く新しいソフトを導入することばかりではない。既存のプロパティを変更したり、ショートカットキーを設定することによって仕事を何倍も早くすることが可能である。またフォルダの整理についても取り上げられている。

第6章「時間効率を3倍+αにする技術」
時間をいかにして使うべきかについては様々であり、デッドラインを設けたり、区切ったりするなど様々である。ビジネス所においても「時間術」というのは山ほどある。保証では、あくまでITツールを使用して、一元管理を行うことについて書かれている。とりわけメーラーでタスク管理をしたり、アイデアを記録する場所になるなどは印象的であった。

第7章「相手を動かすコミュニケーションの技術」
コミュニケーションをするにも、メールや会話など様々である。予定についてはスケジュールで管理をしたり、議論の内容については録音をして電子ファイル化するのも一つの手段である。
またIT化ではまかないきれないコミュニケーションもロジカルかつ例え話などユーモアやウィット感に富んだものがいいとしている。

第8章「昔ながらの会議を次世代化する技術」
おそらく「会議」は段取り、時間管理、コミュニケーションなど様々な力を結集しなければ質が上がらないものはない。それだけに会議の時間をいかにして実りのものにしていけばいいのかは非常に難しく、かつチームワークにも関わってくるものである。
本章では会議を行うにはどうしたら良いのかについてむしろITツールの紹介というよりも要領についてが詰まっている。

第9章「スベらないプロマネの技術」
目的、実績を管理するばかりではなく、Messengerを使うことによってコミュニケーションしながら作業を確認することについて紹介している。

最後に本書を出すきっかけ、むしろ最低限のものでいいと認識させられた事柄として「阪神・淡路大震災」を挙げている。家族は無事であったが自宅は全壊し持っているもののほとんどを失ってしまった。失ってしまうことによって得られるものや教訓がある。もし「阪神・淡路大震災」が起こっていなければ本書が生まれなかったと言えることを考えると、きっかけはいたる所にあるということを認識させられた一冊とも言える。

松下幸之助 危機の決断 伝説の熱海会談

松下幸之助 危機の決断 伝説の熱海会談 松下幸之助 危機の決断 伝説の熱海会談
横道 直

ゴマブックス  2009-02-27
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日本から世界にとどろかせる電機メーカーとして代表的な企業である松下電器産業(現:パナソニック)、そのそう業者は「経営の神様」と言われる松下幸之助であることは周知の事実である。松下幸之助の功績の一つとしてあるのが「熱海会談」である。本書はその熱海会談の顛末と、そこからそして2度目の世界恐慌をいかにして乗り越えるか、松下の歴史について熱海会談をベースにして書かれた一冊である。

第一章「伝説の熱海会談」
「熱海会談」が行われたのは1965年7月のことである。
ちょうどそのとき、東京オリンピックが終わり、それと同時にオリンピック景気が終演を告げ厳しい不況となった。大手電機メーカーは軒並み業績が伸び悩み、決算で赤字となった所がほとんどであった。松下もその例外に漏れず苦しんでいった。「経営の神様」の神通力が通じるのかといわれていたのだが代理店の松下本社と松下幸之助に対する不満が日に日に増大していった。そこで話の場を設けたのがその「熱海会談」である。
この会談は開始する日付と時間だけ設け、終了は設けなかった。代理店の思いの丈をぶちまけながらも、この現状を打破する術を模索したかったからと考える。代理店の不満や批判はすさまじいものであり、松下が干される様相を見せた。それがなんと2日も続き、3日目に突入した。
それでも苦情が続く中、松下幸之助はついにお詫びをした。喧嘩腰の空気から一変し会場は感涙に包まれた。そこから危機を脱し、大横綱とも言われる企業に成長をしていったという。当時すでに企業において横綱のポストにいた松下であるが、まわしを締め直し、大横綱へゆく道を歩み出した瞬間であった。

第二章「平成不況」
それから好景気やオイルショック、そしてバブル景気と続き、崩壊、「失われた10年」に突入した。この平成不況の中で最も割を喰らっていた、そして現在の不況下で喘いでいるのが町工場である。本章では東京都大田区にある町工場の現状を現地取材をもとに表わしている、言わばルポルタージュの所と言える。
日本の町工場は世界に轟かせることができるほど技術のレベルは高い。とりわけNASAで使う部品には町工場で作られたものがあるというのは有名な話である。

第三章「丁稚からナショナル誕生へ」
ここからは松下幸之助の生涯が綴られたところである。幼少の時に父の破産や経営の行き詰まりをきっかけに丁稚奉公となる。その時に商売のイロハに関して学び、電車に感動をして電気の道を志した。
その後電気会社に勤める傍ら、電球のソケットなど数多くの開発に取り組んだ。
後にパナソニックとなる「松下電気器具製作所」を創立した。

第四章「戦乱を駆け抜け高度成長期に」
会社を起こしたのは良かったものの、はじめから経営が軌道に乗っているわけではなかった。とりわけ危機に立たされたのは戦後間もない時、GHQから制限会社、さらには松下家が財閥指定され、幸之助自身も幹部とともに公職追放に遭った。それと同時に人間教育、倫理教育を重点に置いた「PHP研究所」を設立した。公職追放や制限会社の指定が解除されると社長職に戻り、東奔西走をしながらも、松下を大きくした。

第五章「昭和の終わり」
熱海会談が行われる前に、幸之助は65歳を機に社長を退任する決心をし、会長職に就き、後進の活躍を見守る立場となった。その矢先、第一章のことが起こり、経営、そして営業の第一線に戻らざるを得なくなった。本格的に引退をしたのはその15年後であった。そして、松下を大きくする傍ら、「日本の政治家は国民に尊敬をされていない」という危機感が募り、自ら政治家を育てようという思いから「松下政経塾」を設立した。現在では数多くの政治家を輩出し、その中でも国務大臣になっている人もいる。

「経営の神様」と言われる松下幸之助であるが、危機の脱し方という点で「熱海会談」というのがクローズアップされる。不況に転落した今だからでこそ、「熱海会談」から学ぶべきことがあるのではないかと私は思う。本書は出るべくして出た一冊であるが、残念ながら、熱海会談の部分をもう少し知りたかったという心残りがあった。3日間の懇談のあと、松下と代理店はどのような動きがあったのかがもっと知りたいからである。

無駄学

無駄学 (新潮選書) 無駄学 (新潮選書)
西成 活裕

新潮社  2008-11
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世の中には数多くの「無駄」が存在する。これはある人にとっては必要なことであっても、傍目から見たら「無駄」と思うものも含めて、である。世の中では「無駄」は排除すべきというのが一般論として挙げられているが、では「無駄」とはいったい何なのだろうかという問いに移る。
本書ほど「無駄」について科学を含めて多角的に論じたものはないと思うが、そもそも本書の著者である西成氏は渋滞にまつわる研究者であり、新潮選書で10年間の研究成果を1冊に結びつけた「渋滞学」というのを以前に上梓した。本書は渋滞学から派生した「無駄」というのを「無駄を排除する」という既成概念を取り払って、向かい合った一冊と言える。

第1章「無駄を科学する」
「もったいない」「無駄をしてしまった」というような思いをした人はほとんどであるが、ではいかにして「無駄」という言葉ができたのだろうか。著者は「渋滞」にまつわる研究をしていった中で「タイムロス」というのができ、それが「無駄」という図式ができた。
その無駄をなくすために「なぜなぜ思考」などいわゆる「論理」が重視されていく中で解決をしていくというのもあるが、本書では「直感」というのも重要視している。

第2章「無駄とは何か」
では「無駄」とはそもそもどのような意味なのだろうか。いつもの辞書を開いてみると

(1)しただけの効果や効用のないこと。役に立たないこと。また、そのさま。無益。
(2)むだぐち。
goo辞書より)

とある。つまりお金や命など「有効に使われていない」や「失ったとき」と言われている。では効率的に価値あるものを使っていくのか、目的化をしたり、最適な使い方を見出すことが「ムダとり」というものである。
お金にしても収入を得る「インプット」と支出の「アウトプット」をいかにして最適なものにするのか、本章では数式やグラフを用いて「学問」として考察を行っている。いわば「無駄」という言葉を科学的に定義をした所と言える。

第3章「無駄との真剣勝負」
「ムダとり」の歴史から本章は始まっている。産業革命が起こり、大量生産体制が始まった20世紀から始まったとされていることを考えると歴史は100年あるかないかといったところである。とりわけ「ムダとり」を積極的に進めていったのはフォードやトヨタの様に工業の生産ラインをどのようにしていくのかということからきている。有名どころでは「トヨタ生産方式(かんばん方式)」は経営学のテキストに掲載されるほどである。本章ではこの「かんばん方式」における「ムダ」の定義から方法に至るところについても言及をしている。

第4章「「ムダとり」最前線」
日本で「ムダ」を排除しない企業を探すのが難しいといってもいいほど「効率化」という名の「ムダ排除」を行っている。本章では著者自身が様々な企業に赴き、ユニークなムダ排除を行っている所について書かれている。

第5章「社会は無駄だらけ」
企業単位、個人単位でいくらを行ったとしても「無駄」というのはなくならない。しかも社会そのものの中に「無駄」というのがある。冷暖房、電気、支払い、コンピュータに至るまで様々な「無駄」が生じているのが本章で解る。
本章でもっとも共感をしたとところは「セキュリティ」に関してである。最近では騒がれている「セキュリティ」であるが、する必要のないところまで「セキュリティ」という言葉で罷り通っている様に思えてならない。それどころかこのままだと「セキュリティ」という言葉により、コミュニティの概念が崩壊される不安もある。

第6章「無駄と資本主義経済」
ではこの無駄をどのように解消をしていきながら、できるだけ無駄を排除した社会をどのように作っていけばいいのかについて提言を行っている所であるが、そのトピックが「食料問題」「資本主義」など世界的な規模にとらえているところである。
とりわけ「食料問題」の中で「精進料理」のすすめとしてとりあげてあるところが印象的である。元々日本人は意識していなくても「合理的」な生活を行っていた。それが海外の文化や概念が取り入れられたことにより、多くの無駄が生じたとも言える。江戸時代からある生活や概念を見直すというのも「無駄」を排除する一つの手段と言える。

「無駄」を排除するには、そもそも「無駄」とはいったい何なのかというのを見ていく必要がある。本書は「無駄」という概念を定義づけた上で、どのように排除をしていけば良いのかについて段階を踏んでいる。そもそも「無駄」とはいったい何なのかを見ていける格好の一冊である。

【Reading-Lab】「〈就活〉廃止論 ~会社に頼れない時代の仕事選び~ by 佐藤 孝治」×「アーキテクト・カフェ」@汐留 感想

昨日は加藤たけしさん主催の「Reading- Lab(通称:リーラボ)」に参加いたしました。

今年の1月より参加し始めたリーラボですが今回で7回目、すでにリーラボの常連であり、リーラボの魅力にどっぷりつかり始めてしまった私です。

今回はいつもとは違い、前半に著者の講演会、後半に読書会といった形で行われました。

前半は(株)JOBWEBの社長である佐藤孝治さんの講演でした。

佐藤さんはこの年の1月に「就活廃止論」という本を上梓されました。

今回「就活廃止論」を書くに至ったきっかけ、
就活を変革して社会がどのようになって欲しいのか、
私たちの世代が後世の世代に夢を持たせるような活動ができる社会をつくる重要性…

就活のみならず、学生と社会人の架け橋、架け橋と入っても学生の主体性など質を高めながら、社会人と触れ合うという機会を設けていることについて、感銘を受けたと同時に、では私たちは何をするべきかというのを問われた講演でした。

詳しい話についてはtwitterのハッシュタグ「#rljobweb」で見れるようになっています。

「就活廃止論」是非読みます。

そして、後半は読書会。今回、私のいたテーブルではこの本が取り上げられていました。

ちなみに私が取り上げたのは、

今週の火曜日に「電子書籍の危機」の出版講演で佐々木俊尚氏の講演を聞くことができました。佐々木氏の本はこれまでいくつかの本を上梓しており、私もいくつか書評いたしました。

今回は佐々木さんの本の中から、私のブログ運営と直結する本にこれを選びました。書評をやっていく人間ですので、書く工夫のみならずフレームワークやITツールの紹介なども語ることができて良かったです。

今回この会を主催した加藤さん、講師の佐藤さん、本の紹介をしてくださった方々、そして名刺交換をしてくださったみなさま、本当にありがとうございました!!

世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵

世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵 (PHP新書) 世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵 (PHP新書)
原口 泉

PHP研究所  2009-06-16
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幕末はまさに「激動」とも呼ばれていた時代とも言え、既存の概念、幕府などが崩壊されていく中で志士たちの活躍が目立った。欧米列強がアジア大陸へと侵攻していく中で日本はどうあるべきかを常に問われ続けた時代と言える。
一昨年に起こった「リーマン・ショック」を発端に元来あった資本主義の概念が崩壊され、「Free」などの新たな概念が想像していくのにもにている。その中で日本でも、昨年の8月に行われた衆議院総選挙によって、政権が民主党に交代したのも一つの「変化」と言える。
ある既存のものが崩壊、もしくは新たな技術が誕生したことにより、大きな変化を生じていく。本書は世界危機と言われている未曾有の混乱をいかにして乗り越えられていけばいいのかについて、幕末の混乱をいかにして解決をしていったのかについてヒントを与えた一冊と言える。

序章「南北戦争がなければ明治維新はなかった」
アメリカで「南北戦争」が起こったのは1861〜1865年の時である。ちょうどそのとき日本では幕末であった。この南北戦争と明治維新は関係がないように思えるのだが、南北戦争後のアメリカの情勢から日本と密接な関係が始まったといえる。というのは南北戦争終結後、南部を中心に荒廃してしまい、飢餓に悩まされた。そこで薩摩藩はアメリカ南部でよく取れる綿花を大量に買い入れイギリスなど欧州に高値で売り、資金を調達していった。それが倒幕の原動力となり、大政奉還に至ったという。
江戸末期に外国との縁が深かったと言えるのは薩摩藩だけであり、幕藩と外国とで戦争を行ったのも薩摩藩だけである(薩英戦争)。

第一章「島津斉彬の工業化と対外貿易政策」
薩摩藩といえば西郷隆盛や島津久光を思い浮かべる方も多いことであるが、もう一人対外貿易政策の先頭に立った人がいる。薩摩藩藩主である島津斉彬である。1842年に起こった阿片戦争を聞きつけ、対外貿易を中心とした工業境を目指していき、さらにジョン万次郎(中浜万次郎)から聞いたことで思いを深め、粛々と準備を進めていった。その後篤姫を送り込んだり、蝦夷地の開拓を進言したりなど逸話を残している。
斉彬の話が中心であったのだが、本章をよんで思ったのが、貿易と軍備と分野は違うが、吉田松陰の師匠である佐久間象山が海防の重要性を説いていったのもペリーが浦賀沖にやってきた時であることを考えると、倒幕とともに海外にも目を向けていったのかもしれない。

第二章「小松帯刀が坂本龍馬に託した世界進出」
薩摩藩でもう一つ有名な人物が存在した。小松帯刀である。帯刀は大河ドラマ「篤姫」が放送されるまで知っていた人は少ない(「龍馬伝」の岩崎弥太郎も同じであるが)。斉彬の遺志により対外貿易と工業化の推進をした。そんな中坂本龍馬が「池田屋事件」で志士に襲われ、師匠である勝海舟が失脚し、行き場を失ってしまった。龍馬らは帯刀と西郷隆盛とともに薩摩に向かった。そこで亀山杜中や海援隊が誕生したきっかけとも言える。著者の本の中に「龍馬を越えた男 小松帯刀」というのがあるが、本章ではそれを簡略した形で表していると考えられる。

第三章「大久保利通と岩崎弥太郎による海運興業」
今年話題となっている大河ドラマ「龍馬伝」というのがある。その中で岩崎弥太郎が取り上げられており、「(身なりが)汚すぎる」ということで話題となったのは有名な話である
龍馬と弥太郎の関係は海援隊にあり、弥太郎が経理を行った。龍馬の日記にも弥太郎は何度も登場しており、金庫番としての役割を担った。そのなかで経済の重要性を見抜き、明治維新の後に海運事業などを手がけ、現在の三菱グループの礎を作った人物となった。

第四章「松方正義と前田正名の工農対立」
松方正義は新政府下で資金繰りの役割を担った人物であり、薩摩藩にいたことから工業化を推進していった人物の一人でもあった。しかしそれに待ったをかけたのが前田正名で、正名はフランスで農業の重要性を学び、農業と工業を並立しながら、伝統工業を諸外国に売って国を潤そうと考えていた(興業意見)。二人は「宿命のライバル」といわれるほど対立していったのだが、国益を考えていた点では一緒であった。大久保利通は両者の考えを見抜いてあえて抜擢をしたのだろう。しかし西郷と大久保と同じように表舞台では対立しながらも私的には対立はなく、断絶するわけではなかったという。

第五章「五代友厚から渋沢栄一へ――日本実業界の飛躍」
日本の実業界、経済界を作った人物として二人が挙げられている。東の渋沢栄一、西の五代友厚である。五代は幕末に薩英戦争でイギリスに捕らえられ、釈放後もイギリスで貿易に従事しただけではなく、ベルギーやフランスに赴いた事でも知られている。グローバル化や資本主義を先立って行った。渋沢はご存じの通りであるが、日本実業界を大きく発展させた祖として有名である。

現在も経済的に世界危機といわれて久しいが、幕末も政治的に、経済的に混沌の時代であった。もしかしたら日本が植民地化するのではないかといわれるほどである。その中で政治、経済、国防を含めて薩摩藩を中心にどのような改革を行ったのかについて紹介されているが、現在の日本においてなにかしらのヒントがちりばめられているように思える。

第3回 新刊公開企画会議 (SK3) 感想

昨日は(株)実業之日本社主催の「第3回 新刊公開企画会議 (SK3)」、通称「ダダ本会議」に参加いたしました。

過去に2月・3月と参加しているため、もうすでに「皆勤」といえますね。

今回のテーマは「電子書籍」。

電子書籍といえば一昨日、アメリカでiPadが発売されました。日本人でも何人かは現地に赴くなどをして、実際に手に入れられた方もいるようです。iPadが世に出たことにより、電子書籍がますます身近なものになってくるのは間違いないことでしょう。

現に今回会場ではiPadやkindleもお目にかかれる、また実際にふれることができる機会がありました。

iPadが出たことにより、出版業界にかぎらず、本や新聞、雑誌がどのように読まれる概念、本質が変わっていく可能性を見出せた会でした。

詳細はtwitterのハッシュタグ「#dadabon」にて。

今回この会を主催した(株)実業之日本社の皆様、美崎さん、新城さん、林さん、ディスカッションに参加された皆様、そして今回名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

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来週の4月15日(木)に「ひみつの学校」が開催されます。

mixiはコチラ
http://mixi.jp/view_event.pl?id=51790688&comm_id=1724660

Web申込フォームはコチラ
http://kokucheese.com/event/index/1995/

場所は「きゅりあん」です。

テーマは「テレビショッピング(通販)の裏側ともう一つは…」

テレビショッピングの裏側を知り尽くした方が登壇されます。

ブログでもtwitterでも絶対に書けない、「ひみつの学校」に相応しい内容のものが盛りだくさんの講演となりそうです。

「もう一つは…」と書きましたが、もう一つにつきましては…調整中です。

告知ができ次第Upいたします。

常識と作法―一流の男になるために

常識と作法―一流の男になるために 常識と作法―一流の男になるために
藤田 公道

総和社  2010-02
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株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。
常識としても、作法にしても大人として身につけるべき一つとされている。日本人はそれができているかどうか一つで評価が変わっていく。常識や作法を知り、それを身につけ、守っていくことが日本人としての美徳と言われている。ではそれをどのようにして身につけたらよいのか、どのような心構えを持てばよいのかという事について書かれている一冊である。

第一章「何ごとにも謙虚な姿勢を」
「謙虚」という言葉をとある辞書で引いてみると、

ひかえめでつつましやかなさま。自分の能力・地位などにおごることなく、素直な態度で人に接するさま。goo辞書より)

とある。何といっても自分に対して素直になりながらも、常に前面に出ることがなく、しゃべり過ぎないことが何と言っても一流の男に必要なことという。
一昔前の男性の理想像として挙げられており、明治時代の軍人もそのようであったと言われている。

第二章「雑草のように力強く生きる」
今から11年前にある流行語が生まれた。その言葉は「雑草魂」という。かつて読売ジャイアンツの投手であり、現在はMLBで活躍をしている上原浩治が発したものである。上原は大阪体育大学を一浪して入学を果たした、その間は1年間野球もできなかったという(野球の練習はやっていないわけではなかったが、浪人生活の間は勉強やアルバイトをこなしながら行っていたという苦学生であった)。そのエピソードから自らの「雑草魂」が芽生え、大学リーグで活躍を果たし、逆指名で読売ジャイアンツに入団し、活躍をした。
本章ではありのままの自分を受け入れながら、どんなにつらいことが起きようとも平常心を保つなどの心得が記されている。雑草のように根強く生きる、それは本章の狙いである。

第三章「男として忘れてはならない人道上のルール」
謙虚や誠実というのは男性に限らず、私たち日本人として身につけておくべきものである。本章ではその道標として時世に棹されない心、腰を低くする(位置ではありません)こと、初心に帰ることなどが挙げられている。
ちなみに「初心に帰る」は、室町時代に世阿弥が「初心忘るるべからず」という言葉が有名であり、そこからきている。

第四章「男の価値は責任の重さにある」
「責任」という言葉は時として、自らを高めさせる強壮剤となるが、時として自らの心を壊してしまう劇薬にもなる。強壮剤か劇薬になる境目は「責任」を持った人の気持ちの持ちように表れるのではないかと考える。
本章ではその責任を持つことに対して、どのような心掛けを持てばいいのかが記されている。

第五章「円滑な人間関係をつくる」
人間関係の始まりは「挨拶」にあることを本章では教えてくれる。

第六章「志を高く、強い信念を持つ」
幕末の志士はそれぞれ日本を変えるという「志」をもって戦にもめげず、数多くの改革を成し遂げた。それが明治維新につながり、約150年経った今でも私たちの心に残り続けている。
「志」が高く、強ければ強いほど、自らの行動を掻き立てるだけではなく、他人からあこがれる存在にもなる。「志」や「信念」、そして自らの「これだけは譲れないもの」というのを持つことを本章では言っている。

第七章「人づくりで絆を深めよう」
第五章とほぼ似ているが、人間関係構築の最初にあいさつは必要であるが、それ以上に常日頃から感謝の気持ちを持つことこそが、人間関係を深める大きな要素になる。

第八章「男なら常に明日に目を向ける」
昨日より今日、今日より明日の方が輝かしくなれるような毎日を送る。創作意欲をわかせ、楽しみながら前向きに突き進むということを本章ではいっている。

一流の男になるための心がけというような一冊であるが、本来の日本人としてどうあるべきかというのを記したものともいえる。本来の日本人、本来の日本。本来の日本というと平沼赳夫や与謝野馨らが新党を立ち上げた。党名は「たちあがれ日本」という。保守政党が分裂をしながら本来の保守とは何なのかというのが考え直され始めたと同時に、保守にしても、革新にしても、本来の在り方はどうなるべきなのかというのが本格化される第一歩なのかもしれない。

【ひみつの学校】「社内情報や企業コミュニケーションに関わる人の重要な役割ってなあに?」 感想

昨日は美崎栄一郎さん主催の「ひみつの学校」に参加いたしました。

今回のテーマは「社内広報」。

今回は日本ケロッグ(株)の広報を担当している井出留美さんが登壇されました。現在行っている広報活動の話に限らず、会社の話などまさに「ひみつの学校」と言えるような内容ばかりでした。

井出さんの広報活動で、最も驚いたのが、広報室のニュースレターを書くにあたってのネタ探し、書き方、さらには情報のアウトプットの方法など、非常に気を使いながら、愉しんで書いているような印象でした。

広報が一度作っておしまいというのが多い広報誌や広報メールですが、何といっても広報のメールを出した後の返信が多いことを考えると、広報と営業や工場の人たちなど社員と広報が双方向で情報を出しあっていて、メールながらも活気があり、お互い楽しみながらGiveをしている印象でした。

今回この会を主催した美崎さん、講師の井出さん、そして名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

忙しすぎる人のための ビジネス本 読破術

忙しすぎる人のための ビジネス本 読破術 忙しすぎる人のための ビジネス本 読破術
本多正克

すばる舎  2009-08-20
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ビジネス書の価値が発揮されるのは、実際に実践をすることにある。仕事の上で何とかしたい、もしくは新しいスキルを持ちたい、効率的に、あるいは生産性を高めたいという人が藁もすがる思いで手に取るビジネス書、本の中身は様々であるが、どちらかというと簡易化したように思える。
本書は読書術の範疇に入るのだが、速読でも遅読でもましてや読書術でもない。ビジネス書を実践しやすくするためにいかにして「読破」をするのかという所にフォーカスをしている。

第1章「必要なページだけが見つかる本の使い方」
まずビジネス書を読む上で心がけることは「読む」のではなく、「使う」という考えを持つことである。著者の実体験をもとにどのように使ったらよいのかを示してくれるが、エピソードや出会った本によって本の読み方の変遷を辿っていくことができる。

第2章「本を使う仕組みをインプットせよ!」
読書のスタイルは人それぞれであり、これと言って「正解」というものは存在しない。読書スタイルを磨くために「読書術」の本を読みあさり、使い倒す人もいれば、全く読まずに自らの切り口で使い倒す人もいる。
本章では「本を読む仕組み」ではなく、本を買う、読む、実践することをひとまとめにした「使う仕組み」を紹介している。
私も読書やその後の実践スタイルは色々あるのだが、何といっても本の内容をすべて実践しようとせず、TPOを見てからどれを実践するのかを振り分けて、「実際にやってみる」姿勢を持ちながら実践を行っている。

第3章「本屋で「アイデアの種」に出会う技術」
「本を読む」ことにもつながると思うのだが、本は他人の脳を借りて考えるとも言える。著者の考え、仕事、人脈などを見ることができる。そしてそこからなるほどと思いながらも自ら取り入れてみることによって考え方も変わってくる。

第4章「パラパラスキャン「読破術」を可能にする3つの鍵」
「読破術」は実践を伴った術である。実践そのものが目的となってしまうと、見えないゴールを突き進む、迷いの森の中を悠然と闊歩する日々がずっと続くのと同じことである。何といっても最終的にはどうなりたいのか「目的」を立てることが先決である。
本章ではパラパラスキャンと題して、著者がどのようにして読書をし、実践するために使い倒しているのかを紹介している。読み方、さらにはマーキングに至るまで特長的である。

第5章「忙しすぎる人ほど相乗効果を生み出す読破術」

「一番多忙な人間が一番多くの時間を持つ」 by.アレクサンドル・ピネ
「時間の使い方の最も下手な者が、まずその短さについて苦情を言う」 by.ラ・ブリュイエール

この2つの名言にあるとおり、忙しい人ほど時間の使い方に工夫をしているだけではなく、隙間時間を使って読書を行っている。読破術にしても、この忙しさから学んだことが多かった。

ビジネス書をいかにして「使う」という所にフォーカスをしている。「読書術」でも「実践術」でもない「読破術」がここにある。ビジネス書は仕事において宝の山であるが、その「宝」をどのように使えば良いのかはビジネス書にヒントは隠されているのだが、答えはいくつも存在しており、自分に合った「最適解」を見つけることである。

数学力は国語力

数学力は国語力 数学力は国語力
齋藤 孝

集英社  2010-01-26
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一見不思議に思えるタイトルであるが、実際に考えてみると含蓄がつく。
国語において「論理的」というのは、元々数学における「論理数学」からきている。公式における証明について、様々な式をもって成り立つことを「論理」でもって明確にしなければならない。「論理的に話す」ことについても、数字や固有名詞などを入れることによって説得力が増すと言われているが、それと通底するものがあるかもしれない。
本書は国語においてどのように数学を使えばいいのかと言うことを、コミュニケーション論の教授の立場からあかしている。
オリエンテーション「目からうろこ/数学的モードチェンジのすすめ」
数学というと数と論理に支配されていることにより、冷淡な印象を持つ人も多いことである。しかし4年前に大ヒットした「国家の品格」の著者である藤原正彦氏も本来は数学者である。
論理的なことを話すうえで最初に大事なものは、話し方を組み立てるのではない。むしろ心揺さぶられるフレーズや言葉がなければ論理は「単なる積み木の山」でしかない。
心揺さぶられるフレーズや言葉に添えられ、そしてそれの言葉を強固なものにしていくために論理がある。論理は「添え物」ではあるが、言葉を増長させる上で最も大事な方法と言える。

第一講「数学的な問題管理/空白を埋める新発送の産婆術」
数学の問題は何も数ばかりではない。三角形や四角形といった平面図、円錐や三角柱などといった立体図、さらには直線や放物線といった関数などのグラフを証明するものもある。簡単言えば図や表にすることによって問題を解きやすくするようなもの、「図解思考」というものであるが、本章ではそれを説明している。自分の考えていること、そして様々な情報を図解化することによって、複雑になっていた思考や情報を概略化することができる。

第二講「関数的な構想力/見通すための欠かせない二つの「f」」
数学的なものには「関数」というのがある。直線や放物線などで引かれている線があると考えれば、少なからず数学を勉強をしてきた方であれば誰でもわかる。これを国語としてどのように当てはめていくのか不思議になるが、簡単に言えば「ジョバリの窓」や「マトリックス」というのを思い浮かべればおのずとわかる。物事の良い悪い、速い遅い、易い難いなどお互い相反するものをマトリックスにして、どのようなことを連想するのかを一目瞭然にした形で纏めることができる。

第三講「試験を離れた数学的発想/直感、ひらめき、別解、補助線」
数学の授業でも、簡単な解き方や公式、思いもよらない発想の仕方というも教えられることがある。数学にある本来の「最適」な考え方というのがそれである。これを国語における冗長的なもの、例えば散文やレトリックなど「論理」とはかけ離れたものからいかにそぎ落として、最適な文章や考え方、ストーリーを構築していけばいいのかについて書かれている。

第四講「数学的な発想の展開/国語の力と結びつけるために」
数字は論理的な説明の上で大事なものであり、何よりも説得力を持つ。ギリシャ人が数学を用いて凄味を定義したり、数学を用いてコミュニケーションをどのようにしていくのかについて記されている。

第四講にも書いてあったが古代ギリシャでは哲学や数学は理系や文系という区別がなかった。むしろ数学なのか、哲学なのかと区別がつかないほど学問同士でつながりを持っている。数学は国語でもあり哲学でもある、という考えは間違いはない。国語力を鍛えたい場合は国語ばかりではなく、数学にも目を向けてみると思いもよらないヒントが隠されている。本書はそれを教えてくれる。

【ディスカヴァーブッククラブ】「佐々木俊尚さん『電子書籍の衝撃』読書会」 感想

昨日は(株)ディスカバー・トゥエンティワン主催の「「電子書籍の衝撃」刊行イベント」に参加いたしました。

佐々木俊尚さんの著書は当ブログでもいくつか取り上げており、私も佐々木さんの講演を是非聴きたいと思っておりました。そこで今回の会が開催されると言うこともあり、参加いたしました。

ちなみにこれまでどれくらい佐々木さんの著書を取り上げたかというと…、

「ウェブ2.0は夢か現実か?」
http://kuramae-japan.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/20_0935.html
「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」
http://kuramae-japan.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_8e1e.html
「ブログ論壇の誕生」
http://kuramae-japan.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-1333.html
「3時間で「専門家」になる私の方法」
http://kuramae-japan.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/3-b1dd.html

結構多く取り上げてきました。もといITジャーナリズムに興味を持っていたためか、これらの本を好んで読んでいた気がします。

私情はここまでにして、今回のテーマは「電子書籍」について、さらにそれによっての書籍や新聞、雑誌におけるメディアについて講演されました。

タイトルにもあるとおり「電子書籍の衝撃」の出版を記念しての講演でした。もちろんこの本の内容についても語られていましたが、そこにも書かれていない内容もいくつかありました。

内容についてはtwitterのハッシュタグ「#denshi」にて質問を含めましてTL化されています。

電子書籍に限らず、佐々木さんのITメディアなど幅広い内容で腑に落ちる内容であり、かつQ&Aでは佐々木さんの斬り方が「見事!」という言葉しか浮かびませんでした。

佐々木さんに初めてお目にかかりましたが、味わい深い声でありながら、鋭い説明、内容であっという間の2時間でした。

今回この講演を主催した(株)ディスカバー・トゥエンティワンの皆様、講師の佐々木さん、そして名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

仕事は5年でやめなさい。

仕事は5年でやめなさい。 仕事は5年でやめなさい。
松田 公太

サンマーク出版  2008-05-23
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キャリアにまつわる本は数多くある。仕事に関しても、会社に関してもキャリアをどのようにして構築していくのかについて、私たちの世代のみならず働く人にとって考えるべきか大の一つとして挙げられる。
仕事において区切りをつけるのはなかなか難しいが、日本タリーズコーヒーの操業者である松田氏ははっきりと「5年」とつけている。ではなぜ「5年」と区切りをつけるのか、その5年の中でどのようにしてキャリア構築をしてくべ気なのか、著者の体験談を元にして書かれている。

1章「人生を切り拓く「目的」の見つけ方、「目標」の立て方」
「目標」の立て方にしても、「目的」の見つけ方にしても、それを行うことは大事であるが、いざやってみるとなかなか立てられず、立てたとしても「計画倒れ」や「設定倒れ」というような事を起こしてしまう。
本章では「目的」と「目標」の違いについて説明しながら、5年後との「大目標」の立て方、年に3回決める「目標」の立て方まである。「未来自分史」を作り、「死に方」まで立てるところが面白かった。
それと同時に私自身の考えと著者の考えに共通点を見つけた「5年」と言う区切りである。私は現在SEで会社員として働いているが、入社してから5年後、つまり2013年3月までにどのようなことを学ぶべきかと言う目標を立てている。
一つは「会社を辞めても生き残っていける力をつけること」、
一つは「社会人として一目置かれる振る舞いを身につけること」
一つは「次の5年後につながる事を見つけること」
会社を辞めるか、もしくは同じ会社で違う部署にいるか、はたまた同じ部署で働くかというのは抜きにしてこの目標を立てている。非常に抽象的であるが、どのようなものを身につけていけばいいのか、幅を利かせるためにわざと抽象的に掲げた。
節目まで残り3年、その中でどのようなものを身につけるべきか、行動しながら模索をしているところである。

2章「おぼれながら「金のワラ」をつかめ 失敗は成功の引き金」
もがき苦しみながら失敗を積み重ね、成功をつかみとった話が中心であるが、成功をし続けている人は、その数、またはそれ以上の数を失敗、あるいは挫折をしてきている。
失敗をおそれない人はごくわずかしかいない。むしろ失敗を怖れて、何もできない人が多い。確かに「失敗をしない」一番確実な方法は「何もしない」事である。
しかし、「失敗をしない」事ばかりでは人は大きな成長を望むことができない。失敗のイメージをしながらも飛び込むと言う重要性を本章では教えてくれる。

3章「「凡」に目を光らせろ、些事を磨けば本物の力がつく」
仕事は本来「単純」なものがほとんどである。その単調さから「つまらない」「つらい」というイメージが拭えず投げ出してしまう人もいる。しかしその「つらい」「つまらない」仕事をいかに「面白く」することができるのか考えたことがあるだろうか。
これは見習いで芸人としてスタートしたばかりの明石家さんまに、師匠である二代目笑福亭松之助が
つらい仕事をどのようにしたら面白いのか考えるということについて説いている。
つまらない仕事ほど、ゲーム感覚を取り入れたりするなどをして「楽しくする」事によって仕事の効率や生産性を上げるというのも一つの手段である。
そして仕事などで迷ったときは自らの原点に立ち戻ることについても本章で教えている。

4章「コンプレックスを掘って宝を出せ マイナー意識が道を拓く」
誰しもコンプレックスというのは存在する。ここでは身体におけるコンプレックスと言うよりも、どちらかというと企業と言った社会におけるコンプレックスをどのようにして武器にしていくのかについて日本マクドナルドの創業者である藤田田や日本ミスタードーナツについて例に挙げながら説明している。

5章「自分を伸ばし、人を育てる ノーファン・ノーゲインの心意気」
「楽しみなくして、得るものなし(p.130より)」
これはアメリカで有名な言葉を著者が言い換えたものである。「得る」方法については様々な方法があり、苦しみや辛さでしか得られないものもあれば、逆に楽しさから得られるものもある。

著者は本書が出版される1年前、つまり2007年にタリーズ・コーヒー・ジャパンの社長を退任し、次のステージに進んだ、著者の目的に向けて現在も粉骨砕身でありながらも、楽しく活動していると思う。
次の節目となる2012年にはどのような決断をするのだろうかみてみたい。

ネットワーク組織―社会ネットワーク論からの新たな組織像

ネットワーク組織―社会ネットワーク論からの新たな組織像 ネットワーク組織―社会ネットワーク論からの新たな組織像
若林 直樹

有斐閣  2009-10
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ネットワーク」という言葉を辞書で調べてみると、

(1)テレビ・ラジオで,番組を送り出す局を中心に,中継回線によって結ばれた,全国的な放送局の組織。放送網。ネット。
(2) 通信回線を利用して複数のコンピューターを接続したシステム。コンピューター資源の共同利用,データ処理の機能分散が実現される。⇒コンピューター-ネットワーク
(3)ある計画を遂行するために必要なすべての作業の相互関係を図式化したもの。コンピューターによる工程管理に利用される。網目状組織。
goo辞書より一部改変)

元々はコンピューターや通信といった所謂電気にまつわる分野から誕生をした。しかしそれがいつしか、人間を媒介とした組織がネットワークと呼ばれ、本書で紹介される「ネットワーク組織」と呼ばれるようになった。70年代以降、企業や社会における「組織」の在り方について活発に議論をされ、変革の目標として「ネットワーク」が誕生したとされている。それが現在になって現実になりだし、ネットワークの在り方から議論に入ることが多くなった。本書は社会における様々な「ネットワーク組織」の意味から、ネットワークの在り方について考察を行った一冊である。

第Ⅰ部「ネットワーク組織の意義」
組織における「ネットワーク化」と一言で言っても様々なものがある。同業他社とのコラボレーションによるものや、まったく違う業界の企業とコラボレーションをすることにより、新しい技術やノウハウを誕生することのできる「ネットワーク」も存在する。他にも同業他社でも国内と海外との企業と連携をすることで世界的に市場競争を有利にするというやり方も存在する。
他にも企業内における異なるプロジェクト同士の連携、さらには都道府県や市区町村といった地方公共団体に多いのだが、企業と地方行政との連携、さらには大学と企業との連携(産学連携)というのもある。

第Ⅱ部「組織原理と構造特性」
1970年代ごろから経済・経営・社会の学問においてネットワーク組織の有用性が認知され、実社会でもその重要性が認知され始めた。今となってはほぼあたりまえのように構築されているのだが、なぜ認知されるようになり、「ネットワーク組織」が浸透するようになったのだろうか。ヒントに「脱工業社会」というのがある。それは硬直化している組織、一企業としての競争しかなかったところから、様々な形で組織を組み、ネットワークの構築を行うことによって、何倍にも何十倍にも可能性を広げる経済や経営、社会を築くことができるという概念からその優位性について本章では考察を行っている。

第Ⅲ部「ネットワーク的な資源と組織能力」
「ネットワーク組織」として画期的なもののひとつに「Suica」や「PASMO」といったICカードがある。さらに今年の3月13日から九州圏との相互利用もスタートするなどSuicaを使用できる範囲が広がっており、九州圏のICカードも東京で使用できる場所も出てきた。ITのネットワークを駆使した「ネットワーク組織」と言える。
テーマパークやネットワークビジネスなど様々な場においてネットワーク組織の可能性は広がりに歯止めはかからない。
現在ではあたりまえにある「ネットワーク組織」は30年ほど前に認知され始めたことを考えると歴史はまだ浅い。その分、経済や社会における「広がり」の可能性はまだまだあり、これからの「ネットワーク組織」がどのようになるのか著者も期待しているという。

ビジネスパーソンのためのツイッター活用講座 感想

一昨日はファイナンシャルアカデミー主催の「ビジネスパーソンのためのツイッター活用講座」に参加いたしました。

twitterは昨年の7月から使い始めたのですが、なかなか慣れないもので、twitterを使いこなしている方々はどのような使われ方をしているのかというのを聞きたいため今回参加いたしました。

Ⅰ.藤田一(@chikapapa)(週刊ダイヤモンド 副編集長)

今年の1月23日号では「2010年ツイッターの旅」とありましたが、これを担当された方です。私も「週刊ダイヤモンド」は毎週読んでいますが、「2010年ツイッターの旅」は大人気で、週の中ごろには売り切れとなった店も続出するほどでした。

副編集長直伝のtwitterの特長、使い方、メディアへの影響についてでした。

Ⅱ.千葉智之@chibatomo

「出逢いの大学」の「ちばともさん」こと千葉智之さんの講演です。

ちばともさんもtwitterをかなり使いこなしている方です。twitterを使うことによって感じた凄さについて述べられていました。

そしてさらに前回の「出逢いの大学」で目標宣言していたことも挙げられていました。

Ⅲ.ウジトモコ@UJITOMO

ウジさんならではの「視覚マーケティング」からの視点でtwitterをどのように使うべきかということについての講演でした。

twitterとデザイン、一見縁がないように思えますが、デザインが最も表れるところ、「アイコン」があります。今回はこのアイコン戦略の重要性を知っただけではなく、どのようにデザインをしていけば良いのかについて学ぶことができたよい機会でした。

今回この会をご紹介くださった田島弓子さん(@Yumiko6588 )も参加されていましたが、4月8日に待望の2冊目「プレイングマネージャーの教科書」が発売されます。

今回この会を主催した、ファイナンシャルアカデミーの皆様、講師の藤田さん、千葉さん、ウジさん、この会を紹介してくださった田島さん、本当にありがとうございました!!

F1 マレーシアGP ヴェッテルが今季初優勝!! レッドブル1‐2フィニッシュ!!

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round3_final

「レースは最初の500メートルで決まった」とレッドブルのオーナーであるクリスチャン・ホーナーがレース後に発言していたのですが、まさにその通りとなってしまいました。

昨年のマレーシアではスコールにより途中で中断し、18年ぶりのハーフポイントレースとなりました。それもあって今回の決勝は開始時間を1時間繰り上げて開始されました。

1時間後にはスコールの予報もありましたが、今回は結局ドライコンディションのレースとなりました。

優勝争いではレッドブルの独擅場という他ありませんでした。競争力はあったのでこの1‐2は決して不自然なことではありませんでした。今回のレースはレッドブルの強さを見せつけるようでしたが、開幕戦・第2戦ではマシンの信頼性に泣きました。今回の1‐2はひときわの思いがあったのではないでしょうか。

予選は下位に沈んだフェラーリ・マクラーレン勢はオーバーテイクショーを見せてくれました。今回のマレーシアGPで面白かった所はむしろ中段~下位のオーバーテイクバトルであったと思います。終わってみればアロンソを除いてポイント獲得、アロンソはエンジンブローでリタイア、13位完走扱いに終わりました。

可夢偉、もといザウバー勢は信頼性に泣かされています。今回は可夢偉もデ・ラ・ロサもエンジントラブルでした。とりわけデ・ラ・ロサは決勝を出走すらできませんでした。

次戦は2週間後、中国・上海!!

F1 マレーシアGP 雨による第波乱の中、ウェーバーがPP獲得!! そして優勝予想

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round3_qualifer

今回の予選の天候は、現地の予報が外れ予選が進むにつれ、コンディションが悪化するという予選でした。

天気予報で判断し、ドライになるまで待機していた2チーム3台が揃ってQ1でノックアウトという結果となりました。戦略ミスとはいえ、雨の状況下での戦略構築の難しさ、さらには雨の波乱をまざまざと見せつけられた予選のように思えます(バトンもスピンのためQ2は走れませんでした)。

そんな中でも強かったのがレッドブル。ウェットコンディションの中で堅実な戦略を立てたことによってウェバーがPP獲得し、さらにヴェッテルも3番手と1-3の体制を築きました。

注目はフォースインディア勢、昨年の前半まではずっとQ1落ちの常連にいたのですが、今年はほぼ毎回のようにQ2やQ3に進出、そして今回は2台そろってQ3進出、さらにはスーティルが4番手と雨の強さを見せつけました。明日も雨の予報が出ている中、ダークホースという立場になるかもしれません。

さて優勝予想と行きましょう。

本命:ヴェッテル

対抗:ウェバー

要注意:スーティル、小林

今回はマクラーレン、フェラーリ勢が揃って中段~下位のポジションからのスタートということで、優勝が狙える可能性は低いとみてもいいかもしれません。

ライバルがいないということを考えると雨の中でも堅実な戦略を立てられるレッドブル勢の独擅場になる可能性が高いかもしれません。しかし雨に強いスーティルも油断できません。小林も、天候によっては優勝の可能性もあるので侮れません。

F1 マレーシアGP フリー走行3回目結果

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round3_free3

レッドブルのウェバーがトップタイムをマークしました。ドライコンディションでのトップタイムでしたが、フリー走行終盤間際に雲が広がり始めました。雨の予報が出ていたのでコンディションも含めて予測できなくなりました。

F1 マレーシアGP フリー走行1・2回目結果 そしてPP予想

波乱のオーストラリアGPから1週間、そうこうしている間にマレーシアGPがやってまいりました。前戦では雨とサーキット特有の滑りやすいコースのために大波乱のレースとなりました。

マレーシアも昨年はスコールに見舞われ、途中で赤旗となりレースが終了し、ポイント獲得も1991年以来のハーフポイントとなったことでも有名です。そうでなくとも赤道地帯であるだけに、暑さは半端ではなく、さらに昨年もあったようなスコールも起こるので油断ならないコースと言えます(今週末はスコールの予報も出ているほど)。

さてフリー走行1・2回目の結果を見てみましょう。(「F1通信」より)

1回目

Round3_free1

2回目

Round3_free2

ハミルトンが2回ともトップタイムをマークいたしました。今回はどちらもドライセッションであり、それほど暑くない(とはいっても午後は32℃にまでなっているので暑いと言えば暑いが)中での走行でした。

ハミルトンもさることながらメルセデスのロズベルグも1回目2位、2回目3位と好調です。

開幕2戦連続PPを獲得していながら、いまだに表彰台にすら立っていないヴェッテルは2回目2位。コチラも調子は上々です。ただチームメートのウェバーがトラブルにより途中でセッションが終わってしまったことを考えると、レッドブルは速さに強みはあるものの、信頼性がネックになっているようです。

さてPP予想と行きましょう!

本命:ヴェッテル

対抗:ハミルトン

要注意:ロズベルグ、バトン

なんだかんだいってもヴェッテルが3戦連続PPをやってのけるのではないかと思います。そしてフロントローにはハミルトン、その次にはバトンかロズベルグといった様相になるかもしれません。

しかしフリー走行で見たところでの予想です。雨の予報がある以上、波乱の予選・決勝になる可能性は大いにあります。

翻訳者はウソをつく!

翻訳者はウソをつく! (青春新書INTELLIGENCE 184) 翻訳者はウソをつく! (青春新書INTELLIGENCE 184)
福光 潤

青春出版社  2007-10-02
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株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。
世の中には様々な本が存在するが、日本語のみならず、外国語からの翻訳版も読む機会が多い。外国語が苦手な人が読む印象もあれば、原文がどのように翻訳されるのかをみたいと言う人もいる。
書籍に限らず様々なところで「翻訳」はされるのだが、だからといって外国語をそのまま「直訳」するわけではない。話し手、書き手の意図をくみ取り行間でもって意訳をすることも「翻訳」における役割の一つである。

Chapter.1「日本語はなんとなくウソをつく」
エジソンの言葉に「天才は99%の努力と1%の閃きである」という名言があるが、これは誤訳であるという。本当は「天才には閃きが必要条件、1%の閃きが無ければ、99%の努力は無駄である」という。
ではなぜこのような誤訳が罷り通っているのだろうか。元々当時エジソンをインタビューした時にこのような翻訳となったが、これは当時でも一般ウケが良いからということを後日語ったためである。しかしその記者はここまで浸透したとは予想したのだろうか、本人でないと分からない。
他にも「I love you」やハムレットの名台詞のことについても書かれている。

Chapter.2「英語は都合よくウソをつく」
「英語」と一括りで言ってもアメリカやイギリスで単語の意味が違う。例えばメジャーなものではイギリスではサッカーのことを「football」と言う。しかしこの単語をアメリカでは「アメリカン・フットボール」という。どちらにしても国民的なスポーツであることに変わりはない。
他にも外交の場においての英単語一つの行間によって正解が大きく左右されることもある。最も有名なもので言えば大東亜戦争、原爆投下や敗戦後のGHQによる検閲などは英語の「レトリック」を巧みに用いていたという話を聞いたことがある。

Chapter.3「翻訳タイトルはムチャクチャなウソをつく」
本章では冒頭で「風と共に去りぬ」について取り上げられていたが、もう少し遡って「駅馬車」についても本章と合致しているのでここで取り上げる。
「駅馬車」は1939年にアメリカで公開された西部劇映画であるが、元々翻訳では「地獄馬車」というタイトルにするはずだったのだが、当時東宝の宣伝部に勤務していた淀川長治が「駅馬車」で通したというのは有名な話である(ちなみに、宣伝部になって最初に担当した作品でもあった)。
映画のタイトルもさることながら、書籍のタイトルにも直訳ばかりではなく、意訳や誤訳によって親しまれているものも少なくない。英語のイロハが分からないとなかなか気付かないが、本章を見てみるとどのように意訳されていたりするのがわかるので面白い。

Chapter.4「カタカナ語はしたり顔でウソをつく」
ビジネスや経営、情報に限らず様々な場で「カタカナ語」を見たり聞いたりする機会が多い。私も職業柄カタカナ語に出会う機会が非常に多いため、新人の頃はそれを覚えるだけでも一苦労であったことは今でもはっきりと覚えている。
しかしこのようにカタカナ語が氾濫したのはなぜか。理由の一つとして雰囲気づくりというものがある。カタカナ語を連発することによって頭の良い印象を与えたり、「あなたとは違うのです(某元首相のことではない)」ということを植え付けさせたりすることができる一方で、相手をうんざりさせたりと言うこともある。しかし英語をそのままカタカナにしたものから、英単語を並べてそのままカタカナ語となったもの、日本オリジナルのカタカナ語と様々である。

Chapter.5「機械翻訳は永遠にウソをつく」
GoogleやYahooなど、サーチエンジンでの翻訳、無料サイトやフリーソフト、有料のパッケージソフトなど、機械翻訳と言うだけでもピンからキリまで存在する。私も分からない英語やドイツ語などがあったら藁にもすがる思いで機械翻訳をかけ、日本語としておかしい所については修正をするというようなことをやったことがある。
機械翻訳は単語や文法の意味から翻訳をするため、意訳など人間を介した翻訳がしにくいというリスクがある。

翻訳はなくてはならない存在である。しかし翻訳者はどこまで相手の意図をくみ取りながら約すことができるか、あるいはどのようにしたら相手にとって分かりやすく異なる言語との架け橋を築いていくかというのがある。本書はその架け橋としてどうなのかと言う所を指摘している。

【ひみつの学校】「ビジネス・フィットネスと広報ってなあに?」 感想

昨日は美崎栄一郎さん主催の「ひみつの学校」に参加いたしました。

今回のテーマは「フィットネス」と「広報」。

「フィットネス」については私自身、職業柄デスクワークがほとんどのため、椅子に座りながらストレッチやエクササイズを知りたかったのもありますし、「広報」についても、企業の広報の方々とお会いする機会は何度かあるため、「広報」の役割は知りたかったところでした。(ちなみに講師の名前はmixiネームです)

Ⅰ.TKフィットネス

フィットネスについての講演でした。

今回は時間の関係上TKフィットネスさん独自に編み出したスペシャル・ストレッチを学びました。

普段ストレッチを行う私でしたが、やっていくと首や肩、背中だけではなく、大胸筋や足の付け根のストレッチ法まで

Ⅱ.MELONPANDA

「広報」についての講演でした。

広報の役割ついてだけではなく、これからどのように振舞っていけばいいのかというのも理解できた講演でした。

「ひみつの学校」ということもあり、さすがに表沙汰には出せない内容でした。

今回この会を主催した美崎さん、講師のTKフィットネスさん、MELONPANDAさん、本当にありがとうございました!!

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