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遺伝子学者と脳科学者の往復書簡 いま、子どもたちの遺伝子と脳に何が起きているのか

遺伝子学者と脳科学者の往復書簡 いま、子どもたちの遺伝子と脳に何が起きているのか 遺伝子学者と脳科学者の往復書簡 いま、子どもたちの遺伝子と脳に何が起きているのか
村上和雄 川島隆太

くもん出版  2010-02-03
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株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。
「遺伝子学者」と「脳科学者」
まさに「異色」の往復書簡である。本書の冒頭に川島教授がネタばらししているが、郵便やメールでの「往復書簡」ではなく、あくまで専門的な所を分かりやすく説明する形で、対談の話を膨らませたものである。それを「往復書簡」という形にして出している。
しかし、ネタばらしをしてわかったのだが、それを知らなければ「便箋」で長文の文通をしているような錯覚を覚えてしまうほどまとまってできている。
本書は専門の畑違いの2人が教育、子供のことについて「往復書簡」という形にしたものである。

一通目「遺伝子や脳に込められた力」
「遺伝子」と「脳」。それぞれに込められた力は異なる物もあれば、通じるものもある。それぞれで見ていこう。

「遺伝子」
「火事場のバカ力」や生体学で言う「反射」にあたるのかもしれない。瞬発的に発揮する力のことを言うが、その力は「潜在能力」をいう。ちなみに本章以降、遺伝子における潜在能力が発揮される時を「ON」、発揮されない時を「OFF」と言う。
「脳」
通じるところでは「潜在能力」が引き出されるところにある。しかし「遺伝子」と異なる点では「鍛えられて」発揮するところにある。
とはいえど一概に「鍛える」とはいっても様々な物があるが、同じ物を行うよりも様々な物にふれあうことにより、広く鍛えることを言っている。
「潜在能力」を引き出すという点では、双方同じであるが、それをどのように引き出すかで違いがあることがわかる。

二通目「我々を取り巻く環境はどう変化しているのか」
私たちが取り巻かれている環境の変化というよりも「現状」にフォーカスをしている。

「遺伝子」
仕事においても、学習の場においても「手取り足取り」教えている。それはそれでいいのだが、そこから自分の技術に落とし込むことができない。簡単に言うと「猿真似」で終わりというような状態に陥っているという。そしてそれを繰り返していくうちに「そこで詳しく教えてくれるから考えたりする必要がない」と思ってしまい、「思考停止」を起こしてしまう。現代の環境はそのような「生ぬるい」ものに成り下がっている。
「脳」
「遺伝子」とほぼ似ているといった方がよいかもしれないが、切り口が若干違ってくる。仕事にすると「指示待ち」や「評価への恐怖」により、様々な仕事を「自分の足」で行うことをやらなくなってしまった。「自分の足」とは自分で仕事を探したり、仕事について人に聞くことを指している。後者では「インターネット」の普及による「功罪」がそうさせていると川島氏は分析をしている。
どちらも「思考停止」ということを言っているが、「手取り足取り」している先輩の要因か、「指示待ち」をしている自分が原因かという違いにある。

三通目「遺伝子と脳は、どこをめざしているのか」
「生きる意味」となるとスケールが大きすぎるが、「社会の中で生きていく」としたら本章はしっくりとくる。

「遺伝子」
「考える」はさることながら「感じる」ことを重要視している。
「脳」
「遺伝子」における「感受性」についてもっと掘り下げたものとなっている。思考の幅を広げるには様々なものとふれあう。たとえば昆虫などの自然にふれることを重要視している。そういえば解剖学者の養老孟司氏の長年の趣味が「昆虫採集」である。昆虫をみることにより、人間の思考などを俯瞰して、「バカの壁」といった作品を出しているのかもしれない。
また、川島氏は「コミュニケーション」も重要なようその一つであるが、決して「人対人」だけではないと言うことを考えると、前述の自然や昆虫との対話も立派なコミュニケーションとなり得る。

四通目「今、子どもたちにしてあげるべきこと」
ではこれからを担う子どもたちに対して「遺伝子」と「脳」のスペシャリストは何を子どもたちに伝えていきたいのか。

「遺伝子」
前章と同じになってしまうが「感じること」と「考えること」にある。そのほかで最も重要なことが「笑う」ことと「笑顔」である。「ギスギスとした職場」のように「笑わず」「不機嫌」な人々には利益も幸せも訪れない。遺伝子学者として一大研究を行っているのが「笑い」との関連性についてである。村上氏は「笑い」の可能性を子どもたちに伝えようとしている。
「脳」
潜在能力を引き出せなくなった理由、それは学習塾や友達づきあいなど「忙しくなってしまった」ことが要因であるという。ゲームや人付き合いをいったんやめ、退屈になったとき、新しい遊びや考え方を身につけることができ、脳が活性化するという。外にでて遊べと言わず、家に入れなくなる要因をつくること、ひいては思考の壁を取っ払うことこそが、能力を発揮する上で重要な要素となる。

本書は「往復書簡」という形式になっているのだが、その一つ一つが長い「対談」となっているような感じがした。そして「遺伝子」と「脳」が学問の垣根を越えた理解、化学反応を生んでいるような気がした一冊であった。

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