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2010年1月

「勉強会まつり」 感想

昨日は「勉強会まつり」に参加いたしました。

嶋さんの新刊「勉強会へ行こう!」の出版記念として「主な勉強会」をとりあげるとともに、嶋さん+3名で「勉強会四天王」としてトークセッション+勉強会の紹介という形式でした。

Ⅰ.四天王トークセッション

四天王は・・・、

嶋ひろゆきさん

千葉智之さん

美崎栄一郎さん

大田“愛妻家”正文さん

の4人でのトークセッションでした。
それぞれ勉強会を主催しており、他の勉強会にも参加したことのある方々が勉強会についての見解を語りました。
・年齢
・性別
・開催曜日
・会費
・名刺交換
・懇親会
について、丁々発止、かつ大爆笑のトークセッションでした。

Ⅱ.勉強会ラインナップ

「勉強会へ行こう!」でも取り上げられた勉強会を中心に34個紹介するという形式でした。主に、

・会の名前
・人数
・頻度
・開催場所
・PR

の流れで話すものでした。この中で私が参加している勉強会を紹介すると、

「日経新聞を読む朝食会」 大田“愛妻家”正文さん主催
8月末に参加いたしました。日経新聞から話の種を築かせ、フリートークで花を開かせるのが魅力的でした。

「聞くが価値」 鹿田尚樹さん主催
一昨年の12月昨年の3月4月に参加いたしました。参加層は書評ブロガーが多かったような気がします。鹿田さんも元々書評ブロガーのため、同業者の横のつながりが強い(?)表れかもしれません。

「Reading-Lab」 加藤たけしさん主催
一昨年からその存在は知っていたのですが、今年の初めからようやく参加いたしました。(過去に1月9日17日の2回参加)来月も2つほど参加が決まっています。
リーラボは平日でも、休日でも東京を中心に様々な所で参加されています。月1~2回著者とのコラボを開催しています。

「ひみつの学校」 美崎栄一郎さん主催
一昨年は「山の手の会」、昨年は「UNDERGROUND」という形で行われてきた夜の勉強会。今年は「ひみつの学校」ということで著者も一般人も講師として様々なことを講演する会です。月4回開催で1回出ていても8,000円、4回出ていても8,000円という会です。
来月は9日、18日、26日、3月は11日の開催が決まっています。
私は現在いずれも参加する予定です。
申し込みはmixi、またはコチラから。

http://kokucheese.com/event/index/1328/

「ワクワークショップ」 竹原健一さん主催
昨年の2月から月1回開催で、ワークショップ形式で行われるセミナーです。
女性限定開催もいくつかあってか、女性の比率が高いセミナーです。
私は第1回第2回第6回第11回と参加いたしました。

「パワーディナー」 千葉智之さん主催
金曜日の夜にクラブを貸し切って、パーティーをする会です。1回で約200人参加されるビッグなパーティーでもあり、交流会でもあります。
参加者も多いため、常に新しい「出逢い」が欲しい人には適したパーティです。
過去に昨年の2月、11月と参加いたしました。

ちなみに紹介されていませんでしたが、同じ千葉智之さん主催で、

「出逢いの大学 特別講座」というのがあります。

こちらは講師をお呼びして講演を行う形式ですが、必ず千葉さんの出逢いに関連した講演もあります。そしてこの会、最大の催しは「懇親会」であることです。
過去に3回開催されましたが、3回とも参加いたしました(第1回第2回第3回)。

また2月13日に第4回が開催されます(私も参加いたします)。

勉強会四天王の、嶋さん、美崎さん、千葉さん、大田“愛妻家”さん、そして今回名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

悪女の仕事術

悪女の仕事術 悪女の仕事術
藤田 尚弓

ダイヤモンド社  2010-01-16
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「悪女」というと、日本の有名どころでは阿部定が挙げられ、海外でも様々な人がいる(例えば、中国で言うと「金瓶梅」の藩金蓮、韓国では文定皇后)。
皆さんは「悪女」と聞いて、どのようなものを想像するだろうか。「狡猾」「狡獪」「狷介」な知性と性格でもって相手を手込めにする計算高い女、という印象があると思うが、本書の言う「悪女」はそうではない。女性でありながら、いや「女性」であるからでこそ知性にあふれ、礼節をわきまえながら、凛と生きる姿を言っている。ギスギスとしている社会の中で「悪女」として仕事・プライベート双方を振る舞うことができるのか、「悪女学研究所」の主宰であるナオミちゃんベル氏こと藤田氏の仕事術を紹介している。

第1章「「いい人」という免罪符を捨てよう」
「いい人」というと響きがいいが、実際のところ「どうでも〜」や「いてもいなくても〜」と付け加えられる。さらに言うと「使い勝手の〜」と「自分にとって都合の〜」もある。
「いい人」はこう言った側面もある。
この「いい人」から脱出し、「悪女」となるためには、愛嬌や色気、ウィット感、エレガント、オーセンティックを持ちながらもチクリと刺すような棘をつくる。そして確固たる「自分」を持つことも大事とされる。
「悪女」としてもっとも印象的なのが「棘」を持つこと、その「棘」をつくるにも露骨ではなく気品を持ちながら持つというのが見事と思う。

第2章「素敵な「悪女」になる5つのステップ」
著者の悪女になったきっかけから始まる。著者はいわば「いい人」を振る舞い続け、数多くの辛酸を舐め続けた。その後先輩の助言から「考える」、そして「行動」をするとともに、「悪女」に開眼した。
さて、この「悪女」の根幹となっているのが、「考えること」と「戦略」にある。戦略を立てるために「考え」、そしてたてて、行動を起こすことにあるが、それ以前にやらなければならないことが「悪女」の意識を変えること。「いい人」をやめること、そして「敵を作ることを厭わない」ことにある。そして「戦略」をたてる為の「考える」ことにも「SWOT分析」などを行うことにより、思考を体系、もしくは図解化をする事も大事といえる。

第3章「努力最小、リターン最大の「悪女テクニック」」
最小の努力で最大のリターンを得ることができる。本田直之氏の「レバレッジ」の感がある。
さてそれを行うための46のステップを紹介している。いよいよ本書の根幹といえるテクニックがここにある。
ここでは印象に残ったものをいくつか挙げてみることとする。

・『恩買い作戦』
男性社会の中で男性のプライドや面子を保ちながらも「可愛げがある」として見方を手に入れるというものである。

・『御礼四回』
三国志に「三顧の礼」というのがあるがそれよりもう1回増えたのかと一見思ってしまった。しかし「三顧の礼」はお願いをすることであるに対し、時期に応じて4回御礼をすることにあるという。

ビジネスとして重要なことばかりでなく、女性の処世術、「まさに「悪女」!」とも呼べるようなテクニックまで満載である。

女性として男社会をどう歩くべきか、「悪女」になるべきかがここに詰まっている。もし、本書のようにできる人が増えたら、国の力を使わずとも、女性の地位向上は確証される。
ちなみに男性にとってもメリットがあり、ギスギスとした社会のなかでどのように「世渡り」をしたらよいのかのヒントもいくつかある。本書は「悪女」とあるのだが、女性にとっても、男性にとっても効果的な仕事術といっても過言ではない。

天才工場10周年記念「天才出版パーティー」 感想 + α

昨日は(株)天才工場主催の天才工場10周年パーティーに参加いたしました。

天才の社長と社員とは何度かお会いしている縁で参加いたしました。

参加者はなんと約300人!!

名刺交換に、親交のある人との談笑にとあっという間に2時間経過。著者志望、著者、編集者と様々な方々とお会いでき、かつこれからの大きな糧となりました。

ご挨拶でも有名著者の方々が壇上に立たれましたが…こだわり社長のご挨拶のインパクト(?)最強でした。

今回このパーティーを主催された、吉田社長をはじめ(株)天才工場の皆様、そして今回名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

-----------------------

パーティー終了後は美崎さんたちと書店営業でした。

書店営業のなかでも様々な学びがありましたが、あまり書きすぎると業界的にアレなので割愛(「アレ」については問われても答えませんよ)。

美崎さん、そして一緒に回った皆様、ありがとうございました!!

新車発表!!まずはフェラーリとメルセデス

2010年シーズン開幕もあと1カ月半と迫ってきました。

そんな中、チャンピオン候補である、フェラーリとメルセデスが新車発表が行われました。

まずはメルセデス。こちらは新車というよりも「新カラーリング」発表会でした。

マシンは昨年チャンピオンを獲得した「BGP001」です。

「メルセデス 新カラーリングを発表」

カラーリングはメルセデスの銀が映えていながらも、至ってシンプルなカラーリングだなという印象でした。

今シーズンは4シーズンぶりに復帰したミハエルと、昨シーズンはウィリアムズで走っていたロズベルグの2人が走ることとなっています。

マシンとしてはチャンピオン争いに立てるかどうかは昨年型なので若干難しいと思います。さらにドライバーもミハエルはブランクと年齢がネックになるかもしれません。

続いてはフェラーリ。

マシンは「F10」。従来では「F○○○○」と○に西暦が入る名前でしたが、今年は2010年にちなんで、名づけられたのでしょう。

今年からタイトルスポンサーとなる「サンタンデール」がリアウィングにくっきりと見えるのがわかります。

フェラーリ 新車F10を発表

ドライバーはアロンソとマッサ。ともにラテン系のコンビです。過去2度チャンピオンを獲得しているアロンソ、一昨年はあと一歩のところでチャンピオンを逃したマッサがこのフェラーリのドライバーとして走ります。

序盤は毎年のように新しいレギュレーションに振り回されることが続きました。今シーズンはレース中の給油が禁止されますが、はたして開幕戦やいかに、という感じです。

この後の続々と新車が出ると思います。2010年シーズンのスタートが待ち遠しいです。

シナプス2010 第一弾 サバイバルキャリア 感想(追記)

本日は小山龍介さん主催の「シナプス2010 第一弾 サバイバルキャリア」に参加いたしました。

セミナーのタイトルとなっている「シナプス」は一体何なのかと紐解いてみると、神経の細胞と細胞の間で情報や命令が伝達する部分のことを言っています。お互いの情報やノウハウを講演やトークセッションによって参加者たちも、そして講師も、主催者お互いに刺激が与えられる場、それが小山さんが主催される「シナプス」なのではないでしょうか。

元々六本木ライブラリーにて、クローズドで開催されていたのですが、今年からオープンで行われることになったそうです。

その第一弾として、小山さんとともに、数々の共著を生み出した原尻淳一さん。

まさに「HACKS!」に名の恥じない名コンビとともに「キャリア」をテーマに一部は原尻さんの講演、二部ではトークセッションが行われました。

Ⅰ.原尻淳一

原尻さんが提唱するキャリアは「スペシャリスト」。しかしただ「専門的」にやるだけではなく、専門的な見地から多岐にわたる活躍をする。「専門」を一つの「軸」として様々なもの・ことを発信し、かつ会社、もしくは部署単位では見につけられないことを得ることができる。

それがさらに専門性を深め、マルチに活用していくという内容でした。

最後にはMichel Jacksonの「Man in the Mirror」とともに、変わることの重要性についても語っていました。

Ⅱ.トークセッション

Ⅰの講演をもとに小山さんが原尻さんに質問をするという形式でした。

・「スペシャリスト」の定義の変化

・フィールドワーク

・アライアンス

・ローカルアダプテーション

・質問力

キャリアに関するトークセッションでは上記の5つについてでした。とりわけ最初の「スペシャリスト」と「質問力」については目からウロコでした。

今回講演された小山さん、原尻さん、そして名刺交換をしてくださった方々、本当にありがとうございました!!

『知の現場』の出版記念パーティ

昨日は「『知の現場』の出版記念パーティ」に参加いたしました。

今回はこの本に出てきた賢者たち、

山田真哉氏

小山龍介氏

原尻淳一氏

望月実氏

奥野宣之氏

望月照彦氏

野村正樹氏

田中靖浩氏

樋口裕一氏

そして本書には載っていませんでしたが、

美崎栄一郎氏

川上徹也氏

らが参加されました。

約2時間のパーティーでしたが、様々な人と交流ができて良かったです。

さて、この「知の現場」は梅棹忠夫氏が1969年に「知的生産の技術」という本が出されました。それから40年にもわたり「知の現場」で愛され続けてきました。その節目に当たる昨年の12月に21人の賢者を追った「知の現場」が出版されたというのが経緯です。

「知る」こと、知ることによってどのようなもの・ことを「アウトプット」をするのかは様々な本が出ているように確実に進化を遂げていますが、その走りとなったのがこの「知的生産の技術」なのではないでしょうか。

パーティーではそのことについても触れられていましたし、それが出た頃に第一線で活躍なさっていた方々もいました。そのためか、今回のパーティーではいつもは私とほぼ近い世代の人たちが集まるのに対し、老若男女幅広くいたため、名刺交換の時でも緊張しっぱなしでした。でもその出会いによって大きな経験になれればと思っております。

今回この会を主催された『知の現場』事務局様、そして名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

欠点を直さずに幸せに生きる方法

欠点を直さずに幸せに生きる方法 欠点を直さずに幸せに生きる方法
齊藤 正明

サンマーク出版  2009-11-24
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著者の斎藤様、及びサンマーク出版 小野様より献本御礼。
著者は「断れない」性格である。しかしその欠点が後に多くのことを気付かせ、独立の道を歩んで行くことができた。上司からのパワハラ、無理矢理マグロ船に乗せられたこと、鬱病、セミナーに莫大な金(約400万円)をかけたこと。その結果、会社において必要な知恵を得ることができ、学びに関しても、人生に関しても、あらゆるものを得ることができた。そしてそれが独立への原動力となったのは現在までの人生が証明している。本書は欠点を「補わない」生き方を、おもしろく、かつ波瀾万丈と言える著者自身の人生を基にして語っている。

その1「「欠点」はひっくり返せば長所になる」
最初にも書いたとおり著者は優柔不断、かつ断れない性格である。それが大きなネックとなり上司からの暴言やマグロ漁船へ強制的に乗せられた経験がある。著者自身も直そうと思ったそうだが、結局治らなかった。そのことによって「直すのはムダ」ということよりも「直さずに長所を伸ばそう」と思ったという。
職場や学校などで「強みを伸ばし欠点を減らそう」の大合唱である。私自身も色々な欠点がある「融通が利かない」「頑固」「落ち着きがない」と言われている。高校から大学の時は直そうと思ったのだが、今では直そうとは全く思わない。それよりも長所を伸ばすことに集中したいと考えている。数多くいる天才の多くは非凡な長所と致命的な欠点をもっているのだから。

その2「人生は「あきらめ」ればラクになる」
「あきらめない」という響きが良いせいなのか、「あきらめる」というのが忌み嫌われているのか分からないが、「あきらめる」という言葉に関して抵抗をもつ人も少なくない。私も「あきらめる」と聞いたり、言ったりすると自己嫌悪に陥ることがある。しかし本章では時には「あきらめる」こと、ネガティブになること、目標をもたないこともまた一つの方法である。本章は巷にあるビジネス書とは逆のことを言っているが、ビジネス書にはまってしまい、「目標をもたなければならない」「実践しなければならない」という「〜ねばならない」の呪縛にかかっている人たちに読ませたいところである。

その3「「思い込み」が足を引っ張る」
自分の限界や長所・短所が出てくることも実は「思い込み」の要素が多いという。他人からの評価も、他人からみた性格も結局は自分、もしくは他人の思い込みや偏見から作られた「虚像」であると考えると、「ほんとうの自分」はいったいどこにあるのだろうかという論題に行き着く。
哲学的な論考はここでは割愛することとして、欠点はなくさなくてはいけない。完璧にならなければいけないという「完璧主義者」は他人からの評価をいちいち気にしてしまい、ついには自分が何をしたいのかわからなくなる、鬱に陥ってしまうことになってしまいかねない。

その4「「運」と「時間」に頼ればうまくいく」
流行や時間に合わせろというような論調もあるが、著者は一番大事なものは「運」であるという。

本書は「成功をする」ための本ではない。「幸せに生きる」ための本である。勝間本とも違い、昨年ベストセラーとなった「しがみつかない生き方」とも違った、力まない、けれども飾らずありのままの自分を表しながら生きていく力を本書は映し出している。本書は著者の生き方そのものを良い方向に映し出しているように思えた。

“twitter” 使ってる?


ブログネタ: “twitter” 使ってる?参加数

ネタ書いたり、書評書いたりしている蔵前でございます。

今回は今や話題となっている「twitter」の話です。

私がtwitterを始めたのは昨年の夏に入ったころ。6月辺りでしょうか。入ろうと思ったきっかけと言ってもtwitterをやっている知り合いから招待を受けて入ったと。

あまり理由にもなっていませんが。

入った当時はtwitterの意味もわからず、誰もやっていないから全然つぶやきませんでした。

それから勝間和代氏と広瀬香美氏がtwitterを広めさせ、夏ごろからブームとなりました。周りの知り合いも徐々にtwitterをやりだし始め、ついに私もつぶやき始めました。

最初につぶやいたのは「たった今帰ってきました。

その時は本職の仕事が佳境に入り、毎日終電帰りだった時です。あまりブログでも書評できず、簡単なことを書いて終わりというような状態でした。ちなみにつぶやいた時が午前1時だったこともはっきりと覚えています(というより記録に残っていました)。

今はブログupが中心ですが、ブログにしてもtwitterにしても様々な事を発信していこうと思っています。

私のtwitterはこちらです。

http://twitter.com/kuramae

一流になるための人生の棚卸し術

一流になるための人生の棚卸し術 一流になるための人生の棚卸し術
藤巻 幸夫

ベストセラーズ  2009-04-25
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「棚卸し」というのは元々商品陳列に際し、帳簿上の数と実際にある数をあわせるために行われるものである。それによる損失や利益を簿記の勘定上で「棚卸減耗損(益)」と言われる。
キャリアアップにおいても、就職・転職においても「棚卸し」が重要視され、主に自分はこれまでどのようなことをやってきたのか、自分はどのような人間で、長所は、短所は何なのだろうかというのを見つめ直す機会としてある。
著者は開放区や福助の再建の陣頭指揮をした「伝説のカリスマバイヤー」といわれており、現在は「伝説のカリスマディーラー」と呼ばれる兄とともにコンサルティング会社の副社長を務めている。本書は棚卸しによって人生をいかにして「デザイン」をするのか、そしてプレゼン・コミュニケーション・人脈をどのようにつけていけば良いのかを伝授した一冊である。

第1章「すべてを【デザイン化】してみよう!」
現在では終身雇用制が崩壊したばかりではなく、こういうご時世であるためか明日働ける保証がない時代である。そのときにこそ、「夢」をデザインし、そのために出会いなどの「実行」を行うことが大切であるという。

第2章「【プレゼンテーション】自分をきちんと表現できているか?」
そもそも論かもしれないが、日本人は「プレゼン」の場に弱いという認識が海外ではびこっている。これは政治的な「演説」にも同じことが言えるが、プレゼンは何も会社の重要案件の紹介を行うばかりではない、1分間の自己紹介、1分間で皆の前で夢を語るというのも立派な「プレゼン」である。限られた時間の中でいかにコンパクトにはなし、いかに説得させるのかがカギとなる。:

第3章「【コミュニケーション】相手の心をえぐれているか?」
「コミュニケーション力」というとみなさんは何を想像するのだろうか。「話す力」だけだと考えている人が多い用に思える。確かに話し方も一つとしてあげられるが、それだけでは、コミュニケーションは成り立たない。相手の話を「聴く」力をもったり、相手の話を掘り下げるために「訊く」力をもったりすることも手段の一つとしてある。また本章では「ホスピタリティ」の重要性についても説いている。

第4章「【人脈】「未来人脈図」は描けているか?」
著者と言えば「デザイン」の他にも「人脈」という面が強い。財界人から芸能人に至るまで様々な人脈をもっている。さて本章では「人脈の広げ方」というようなノウハウではなく、「好奇心」といったどちらかというと精神的な要素が強い。

第5章「自分を【ブランド化】させよう!」
最近叫ばれている「ブランディング」について書かれているのが本章である。自分の嗜好、思考、志向がどうなのか、「棚卸し」がものをいう。「棚卸し」の本丸は次章に置いておくとして、ここでは自分が何をしたいのかの「志向」、何が好きなのかの「嗜好」を明確にして、「軸」を築かせることによって本物にしていく。

第6章「【棚卸し術】自分の「志」を確認しよう!!」
さて本書のタイトルである「棚卸し」である。今まで何をしたのか、自分の成果と目標を見比べて、これからどうしていけばいいのか、何をしたいのかを明確にする材料とする。

ブランディング、目標達成に向けるに行うべきものとして大きなものは「棚卸し」「ふりかえり」である。著者は「棚卸し」をすることにより、自分の強みを生かし、様々な功績を上げ、今でも第一線で活躍をしている。

デッドライン仕事術

デッドライン仕事術 (祥伝社新書) デッドライン仕事術 (祥伝社新書)
吉越 浩一郎

祥伝社  2007-12-15
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「残業ゼロの仕事術」「残業ゼロの人生術」で有名な元トリンプ社長の吉越浩一郎氏の仕事・人生術としてはじめて出された一冊である。
本書に限らず吉越氏の本は「スピード」や「即」という言葉に重きを置いている印象が強い。日々進化を遂げている会社であるだけに「スピード」はなくてはならない。それが社長などの上級職であればあるほどなおさらひつようとされる。本書はトリンプ時代に実行した仕事術を披露しながらもスピードの重要性を説いた一冊である。

第1章「仕事のスピードを3倍にする――まず、残業を止めてみる」
かつて日本の平均労働時間は世界で最も高い水準にあった。その中で日本独特の死の病である「過労死」が使われはじめ国際的にも「KARO-SHI」と認識されるほどである。年々労働状況の改善を国・企業単位で取り組みだし、平均労働時間も年が経つにつれ低下していき、アメリカとほぼ変わらなくなった。ところが「過労死」など労働状況はいっこうに改善されていない。それはなぜかというと、残業が多くなったからにある。「労政時報」調査記事によると年度別に時間外労働、つまり残業がどれだけ増減したかの図があるのだが、景気が回復するにつれ増加しているのがわかる。但し、付け加えなくてはいけないのが、当データは2004年度の物を参考にしているので、現在はどのように推移しているのかは不明である。
残業が蔓延る認識の一つとして「時間をかけないと、仕事の質は落ちる」というのが存在する。著者にそれは大嘘であり、即断即決の方が、質が高まるという。孫子の教えに「巧遅は拙速に如かず」というのがある。詳しく言うと孫子の作戦編にあり、戦が長引けば塀に疲弊が起こったり、財政が破たんしてしまう。多少の問題があろうとも素早く動けば、国に利益を生じることができる。完璧な作戦を立てようと長期化して、それが成功したというのは見たことがない、と孫子は言っている。

第2章「即断即決――どうすれば決断力がつくのか」
日本のサッカー界は「決定力がない」といわれたことがある(今も言われているかもしれないが)。これは日本の社会人において「決断力がない」人が多いというのと、同じことが言えるのではないかと思う。
ではその「決断力」を得るためにはどうしたらいいのか。それは「仕事のスピード」に起因しているという。そして「失敗」というネガティブなことにかられて即断できないと言う人も著者は「死にはしない」と切り捨てている。ただし、医療現場や航空現場など人の命と密接である場は話は別である。わずかな判断ミスで人命を失いかねないのである。それだけは付け加えておいておく。

第3章「キャリアアップできる人間の思考法――仕事はゲーム、技を盗め」
本来仕事は「楽しむべきもの」なのか「苦しんでやるべきもの」なのか、キャリアアップできるか否かの分かれ目となる。
そして仕事における技術を得るためにはどうしたらいいのかについても書かれているが、本章のタイトルの通り「盗む」ことである。これは日本独特の技術向上法といえ大工や板前と言った職人では手取り足取り教えてくれるのではなく、下働きをしながら他人の技をみよう見まねで覚えることにある。その現場には行った最初は「猿真似」ていどにしかならなかったものが、やがてやっていくうちに自分自身後肉となる。

第4章「「会議」と「デッドライン」で部下を動かす――簡単で効果抜群なマネジメント手法」
「会議」というだけでも様々な種類のものがある。ブレーンストーミングなどの「アイデア会議」、「進捗会議」「意思決定会議」など多岐にわたる。会議をやるのはいいが、ワンマンになったり、つるし上げの場になったり、口喧嘩の場になり、ダラダラと時間を浪費するようでは結局「無駄」に終わってしまう。
そこでこの会議にも「デッドライン」を設けて「決定」をするというのである。終わり時間を決めておけばそれまでに意思決定をするという覚悟を持つことができ、議論もスムーズに進むことができる。

当ブログでも「スピード」や「音速」といったことを前面に打ち出している。しかし私自身スピード第一主義ではなく、ただ単に好きなF1と書評をなぞらえて名付けたまでである。更新頻度の多さと即書評からかその名前が定着してしまった。
だが本書に出会ってスピードがいかに重要な要素なのかというのがよく理解できたとともに、「残業ゼロ」ではないのだが時間密度とスピードを速めていくことを再認識した一冊であった。

サラリーマンの僕が35歳で資産3億円つくった方法

サラリーマンの僕が35歳で資産3億円つくった方法 サラリーマンの僕が35歳で資産3億円つくった方法
島居 里至

大和書房  2009-12-19
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著者の鳥居様より献本御礼。
昨今のサラリーマンの労働状況、賃金状況は厳しくなっている。とりわけ賃金は「失われた10年」を脱した後もサラリーマンの平均給与は右肩下がりであり、一昨年の急激な景気減退がそれに拍車をかけている。そのときだからでこそできることといえば「副業」も一つにあげられている。というのは東芝などの大企業でも今まで就業規則で禁止になっていた副業を許可するようになった。企業も社員を養いきれなくなった現れであるとともに、サラリーマンでありながら、「私らしく生き」「私らしく稼ぐ」スタイルに変化していっている。本書は株に不動産に週末企業にと行ったサラリーマンが稼ぐ方法について書かれている。

「お金持ちしか知らないお金を引き寄せるルール」
金持ちと普通の人には「お金の使い方」の違いがあった。金持ちは「株」や「不動産」に「投資」を行い、金を出すことにより、金を働かせ、稼ぐ。しかし普通の人というとお金を稼ぐとなると「働いて稼ぐ」の他に「宝くじを買う」ことに走る。宝くじは1枚の値段が大体100〜300円とリーズナブルのように思え、かつ「夢」を買うということで「消費」という意識を生ませない。しかし数学的な期待値が競馬や株式投資よりもずっと低い。なぜかというとおそらく「依存性」もしくは「連続性」にあるのかもしれない。
競馬や投資は一度味をしめると連続的に馬券を買ったり投資をしたりすることが多く、それによって理性を失ってしまいとめどなく消費が増大してしまう。一方宝くじは季節的であり、かつ毎日何度もあるわけではなく、さらに当たるまで時間がかかることも挙げられるため、その分節度がきく。その要因から宝くじに走る人が多いのではないかと思う。
話がそれてしまったが、投資にしても「戦略的」に行えば「宝くじ」という運だめしに走らず確実に儲けることができる。頭を使うが「複利」の知識があれば福が来る。すなわち「福利」がくるわけである。

PART1「自分と同じ年収を稼ぐ、もう1人の自分を作る方法をお教えしましょう」
自分と同じ年収を「確実」につくるためにはどうしたらいいのかということであるが、ここでは「投資全体」についてを解説している。言わば「投資の総論」というべきだろう「投資」というとギャンブルだと思い込む人が多いのだが、本来の「投資」は雑務よりも単調でつまらないという。というのは「一獲千金」を目的とせず、種金を使って少しずつ稼ぐ、複利を使って稼ぐことが肝心であるという。
「1億円稼ぐ」ための必要な時間も年利率と投資額のマトリックスを引き合いに出して説明されているので自分なりの投資を考える一助になる。

PART2「株から、僕の投資ライフははじまった」
確実にもうかる株というのは本当にあるのだろうか。実はあるという。ヒントはIPOである。これ以上は言う必要ないだろう。
投資を億劫にさせるのは何も儲けるといったことばかりではない。最近でもあるのが投資の勧誘広告である。年○%は確実に儲けられるというのがあるのだが、但し書きの細かい字を見逃して損をしてしまうこともある。それを避けるためにある程度の知識と全て読む力を持っていればそれに越したことはない。

PART3「シマスエ流月70万円得られる不動産投資のやり方」
次は「不動産投資」である。金を稼ぐ、金持ちになるために「借金」をする。不動産投資をするためには種金が多く必要なため、いくらか借金をする必要があることが多い。「不動産投資」のプロフェッショナルである午堂登紀雄氏も3億円の資産を持つが2億円の借金はあるという。午堂氏は立地条件が重点的であるのだが、本章では「間取り」「築年数」など多岐にわたる。簡単に言うと、本書が提唱する不動産投資は「物件の質」が基軸にあるようだ。

PART4「サラリーマンだからこそできる“夕方から”飲食店経営」
「仕組み作り」「副業」として飲食店経営をする人は急激ではないものの増えている。飲食店の経営というと様々な面で億劫になりがちであるが、いったん稼ぐ仕組みが構築されると利回りもよく、チャレンジングな「投資」はない。ちなみに億劫な面もある程度学んだり、共有したりするために「週末飲食オーナー倶楽部」が誕生しているため、一人でやるよりもずっとやりやすくなった。ちなみに著者は「週末飲食オーナー倶楽部」の副代表を務めている。株式や不動産の投資以外で焦点を当てた所以がそこにあるのかもしれない。

PART5「シマスエ流お金の入り口がどんどん増える仕組み」
「収入の複線化」
これは昨年、「週末起業」でベストセラーとなった藤井孝一氏が「収入複線化マニュアル」を上梓したことを思い出す。よりお金を稼ぐ、お金持ちになるために「複線化」をするだけではない。明日会社にいられなくなる可能性が少なからずあるご時世に、複線化をすることで失業のリスクを低減させることも一役買うことができる。

著者は様々な収益の複線化をしたことにより、サラリーマンだけの年収の何倍もの収入を得ることができた。著者は先の見えない未来のなかで自分は何をできるだろうかは分からない。そのために「収入」よりも何でもやろうという気持ちが強いように思えた。決められたルート、例えば定年までずっとサラリーマン生活で、サラリーマンで働いた分だけしか稼がないのではなく、サラリーマンの身分でも何でもやろうということで拓ける道がある。本書はお金の稼ぎ方、収入の増やし方を前面に出しているが、サラリーマンでありながらも「観点の複線化」もできるということから「収入の複線化」はお金だけではなく様々なことを学ぶことができ、その人にしか得ることができない財産となって蓄積することができる。

血液型での性格診断、信じる? 信じない?


ブログネタ: 血液型での性格診断、信じる? 信じない?参加数

巷でよくある「血液型占い」。昨年・一昨年には「○型自分の説明書」といった本がベストセラーとなりました。

良くいわれる血液型別の性格傾向として、

A型は几帳面

B型はだらしない

O型はおおらか

AB型は変わりもの

とあります。これについて異論のある人、賛同する人はいるかもしれませんが…、

では、「血液型占い」はいつ頃からできたのでしょうか。歴史を紐解いてみると1910年にドイツ人の科学者エミール・フライヘル・フォン・デュンゲルンとルードビッヒ・ヒルシュフェルドが第四の血液型(AB型)を発見したのと同時に血液型による傾向について諸論を述べたことから始まりました。

しかしこの諸論は科学的な根拠が無いことから却下されましたが、日本でこの議論が本格的に論じられるようになりました。

1929年東京女子高等師範学校(現:お茶の水女子大学)の古川竹二が「血液型による気質の研究」の論文を発表し、注目が集まりました。

軍もその論文の影響を受け、血液型に分類して部隊の編成を検討しましたが、わずか2年でその計画を中止しました。

他にも影響はありましたが、後にこの学説は学会で否定され、「血液型」と「性格」の因果関係には科学的根拠はないと結論付けられました。

ところが戦後になって、その古川学説に大きく影響を受けた(正確には古川学説を学んだ姉から影響を受けた)能見正比古が「血液型でわかる相性」を出版。「血液型ブーム」が起こりました。1971年のことです。

以来約40年にわたり、この血液型と占い、性格といった科学的根拠はないが、ある種の「楽しみ(?)」として罷り通ったものとしてTVや本で言われ続けてきています。

科学的根拠もなく、当然因果関係がほとんどないと言われていますが(まったくないとは言えない)、「疑似科学」の部類に入る。しかしその「疑似科学」に親近感が沸くものであるとして、今日でも言われ続けています。

ちなみに私は血液型占いは信じません。血液型占いを見たら「楽しむ」だけであとは流す人なので。

それゆけ!おやじヘルパーズ

それゆけ! おやじヘルパーズ (介護ライブラリー) それゆけ! おやじヘルパーズ (介護ライブラリー)
東田 勉

講談社  2009-11-27
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昨今は「高齢化」と呼ばれて久しく、定年退職をしても「生きがい」「やりがい」を追い求めて、生涯学習やスポーツ、あるいは職場に復帰をする人と様々である。日本だからでこそ「老人が生き生きとする場」を作ることができる強みの一つなのかもしれない。
本書は「ヘルパー」として日々邁進しているおやじたちの物語である。

第1章「おやじたちはなぜ、介護の世界を目指したのか」
「おやじヘルパーズ」は元官僚、元会社員などすでにリタイアしたおやじたちのグループ5人組である。その男たちがなぜ「ヘルパー」を目指したのか、理由はそれぞれであるが、本章では「おやじヘルパーズ」の5人の紹介にあてられている。
特に蟻ベエのエピソードは印象的だった。

第2章「「ホームヘルパー二級講座」で会った五人の侍」
5人は「ホームヘルパー二級講座」で初めて出会った。
ホームヘルパー二級講座は主に介護とは何か、サービスの利用者やどのようなことをやるのかといった概要から、ヘルパーとして基礎的な介護技術を取得する、そして実際の場で短期間の実習を経て、晴れて資格を得ることができる。
おやじたちはこの講座で、介護の基礎について様々なことを学び、学んだ後の居酒屋で話し込むうちに5人の距離はだんだん近づいてきた。

第3章「当たって砕けろ!「アラウンド還暦」の就職活動」
一昨年の流行語として「アラサー」や「アラフォー」というのがあったが、本章の「アラウンド還暦」もその一つかもしれない。略して「アラカン」。しかし「アラカン」というと時代劇に詳しい人だと嵐寛壽郎を思い浮かべることだろう。
それはさておき、ヘルパーといっても様々な類があり、「ガイドヘルパー」や「ホームヘルパー」、「介護タクシー運転手」など枚挙に暇がない。本章ではおやじたちの就職までのプロセスについて書かれている。

第4章「体力の続く限り役立つおやじであり続けたい」
介護の現場は私自身、余りよくわからないのだが、大学の時TVでは「過酷」という印象を受けた。しかし現在私の住んでいるマンションの近くに老人ホームがあるのだが、入居者とヘルパーの様子を見ると、ヘルパーはやりがいを、入居者は幸せを見いだしている印象だった。
本章では、おやじたちは介護を通じて「やりがい」を見いだしているようだった。

第5章「男たちよ、書類を捨てよ! 介護現場へ出よう」
ヘルパーの勉強は「ヘルパー二級講座」で最初に学ぶのだが、これは基礎的なもの、あるいは理論的なものであり、実践的なものは実際に介護を行うことによって身につくものばかりではなく、講習会や勉強会で情報やノウハウを共有することによって、様々な知識や経験を得ていく。「おやじヘルパーズ」は様々な場で学びながらも結束を深めていった。

「団塊の世代」と呼ばれる世代のリタイアが相次いでいる。その中で「生き甲斐」や「働きがい」を求めて、生涯学習や生涯スポーツを楽しむだけではなく、働ける場に戻ることも少なくない。本書は、これからの介護現場、団塊の世代たちのこれからを写しだした一冊だと私は思った。

銀座ママ麗子のマーケティング事件簿

銀座ママ麗子のマーケティング事件簿 (宝島社新書) 銀座ママ麗子のマーケティング事件簿 (宝島社新書)
高橋朗

宝島社  2008-12-10
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マーケティングの世界はなかなか奥が深い。大学によってはマーケティングにまつわる研究も行っているのだが、机上の研究と、現場における実践にはいくらかの差異が生じることがある。とはいえ実際の企業をベースにして考えられた学問であるため、実学とも合わさっていることも多く、それらを教えている教授の中には一度でも社会に出て働いたことのある「実務家教員」と呼ばれる教員がいる。
大学におけるマーケティングの話はここまでにしておいて、本書に出てくる麗子は外資系コンサルティングファーム新居竹井県があるという噂があるという。彼女とあるプロジェクトとともに、「マーケティング」とは何かをひもといていくのが本書である。

第1章「相手のことを考える」
マーケティングの基本にはターゲットを絞る、もしくはどの欲求があるのか調べるために「リサーチ」をする。それをやることによってターゲットを絞り、商品開発、売り込みといったアプローチが行われる。その中にも「仮説を立てる」といったことがあり、ある種のラブレターや告白にも似ている。
本書は現場の他に銀座のクラブが舞台になっている。このクラブでもターゲットを絞ったり、コミュニケーションを行うにしてもアプローチが重要になってくるところを考えるとクラブもマーケティングが通じると言える。

第2章「相手に近づく」
本章の冒頭の「事実・真実・現実」にはやられた。しかし考えてみると、現場の真実や現実、事実を鑑みてそこからどうアプローチをしていくか、フォローをしていくかということを組み立てていく。仮説ばかりにとらわれず、そのターゲットがどのような状況なのかを「見る」ことにより、相手との距離を近づけていく。

第3章「相手と話す」
「人は勘定よりも感情で動く」という本がある。損得勘定や論理といったモノは確かに考える上で一助となるが、それだけでは成り立たない。結局人間は動物であり、感情がある。その感情を相手に言葉でもってぶつけ、対話することによって相手との距離を近づけさせ、相手の欲求を知る。そして応える。

第4章「相手の望みを予測する」
さてリサーチを終えたら、ターゲットなどを予測する。予測すると言ってもマーケティングの手法には「AIDMA」と呼ばれる用語がある。これは経営を行う上での要素の頭文字をとったものであり、

「Attention(注意)」
「Interest(興味)」
「Desire(欲求)」
「Memory(記憶)」
「Action(行動)」

に分けられる。しかし現在では「モノ」より「コト」にマーケティングはシフトしている。そのことから「M」や「A(Attention)」、「I」は「コト」ではないため、それに代わる新たなものができる。ことをシンパシーを得たり、同調したり、そして事を得ることによって「満足をする」。行動をすることよりも満足を得ることがサイクルの最後にくる。それらをまとめると、

「Sympathy(シンパシー)」
「Desire(欲求)」
「Agree(同意)」
「Action(行動)」
「Satisfaction(満足)」

の頭文字をとった「SDAAS」となる。「スダース」と読むことができる。

第5章「相手への愛を共感する」
「愛を共感する」とは一体どのようなことか。簡単に言うと「フィードバック」がそれに当たる。マーケティングに限らず様々な行動や活動には良かった点や改善点を得ることができる。その中で次のサイクルに向けてどのように生かすのか鍵となる。

第6章「相手に愛を伝える」
本書を通じてマーケティングとは何かというのを繰り返し語っているのが「愛」である。当然その愛のなかには様々なアプローチやリサーチといったものも存在するが、最終的に「愛」であるという。

マーケティングに関しての本はいくつか読んだことはあるのだが、本書は読みやすいというよりも作品に引き込まれていくようにマーケティングを学ぶことができる。物語の形で書かれており、かつ従来のこと・新しいことも書かれているため、すんなりと入っていける。

ひみつの学校「開講!希少動物と変わった生き物の話」 感想

昨日は美崎栄一郎さん主催の「ひみつの学校」に参加いたしました。
「ひみつの学校」については先週金曜日に行われた開講式にて書きましたので、ここでは省略。

今回は動物・昆虫についてでした。

セミナー開始前、講師の一人の方がもってきた虫と戯れて(?)いました。なんとその虫は「ゴキブリ」。

嫌いな人が多く、かつすばしっこくて飛ぶこともあるゴキブリですが、ここで用意されていたのはおとなしく、あまり飛ばないゴキブリでした(何て名前だったか忘れました)。

Ⅰ.中村浩二

すでに絶滅した動植物、あるいは絶滅の危機に瀕している動植物の標本についての講演でした。

標本というと博物館や大学などにあり、主に研究目的で使われているイメージですが、今回は「標本の美しさ」「興味のわく標本」が中心でした。

ちなみに標本を中心とした学問として「標本学」があることもここで初めて知りました。これについての文献も探してみたらここにありました(7年前に出されたものです)。

後半は絶滅、あるいは絶滅危惧種の動植物、そしてそのはく製や標本を紹介しながら見ていくものでしたが、「標本」の魅力にのみこまれてしまったような講演だったと思います。

Ⅱ.斎藤正明 むしハカセ

講演の冒頭からいきなりゴキブリを披露!会場は悲鳴と撮影の渦に。さらにナメクジ、カエル、ヒル、アメンボ…虫を上げるだけでも枚挙に暇がありません。

mixi上でも虫の紹介をされていたのですが、その中でも食べられる虫もあるそうです。ちなみに煮たり焼いたり、あげたりとヴァリエーションは豊富です。

虫嫌いの人にとってはちょっと(どころでもなく)苦痛のようでしたが、私は結構楽しめました。むしハカセの面白い解説もツボでした。

今回会を主催した美崎さん、講師の中村さん、むしハカセ、そして今回名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

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ひみつの学校は来月も行われ、2月は3回行われます(詳細は未定ですが…)。

mixi上にもブログ上にも告知をいたしますので、奮ってご参加ください。

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ぼくたちの女災社会

ぼくたちの女災社会 ぼくたちの女災社会
兵頭 新児

二見書房  2009-08-28
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著者の兵藤様より献本御礼。
最近、電車では「女性専用車両」が増加し、また痴漢撲滅に向けた啓発ポスターもたくさんある。当然「痴漢」はあってはならないことがあるが、それが「冤罪」になるケースも存在しており、「それでもボクはやっていない」という映画になったほどである。またこの「痴漢冤罪」を偽装し、グルになって金を巻き上げるようなケースも存在しているが、検挙率は芳しくないのが現状としてある。
そればかりではなく、ストーカーやハラスメントなど女性保護を訴えるものに関して枚挙に暇はないが、それらのことについて著者は「疑問視」をしている。

第1章「ぼくたちはいま「女災社会」を生きている」
占いでは「女難」というものがある。これは男性が女性関係のことに関して不幸が起こるということからそう呼ばれている。著者は「セクハラ」や「痴漢」など女性に関することについて「災害」としてとらえ、「女性災害」、略して「女災」と定義づけている。
女性が「ストーカー」や「痴漢」、「ハラスメント」によって訴える権利はあるが、それによる災害のことを言っている。また本章で著者は女尊男卑論者を徹底的に批判している。
本章で印象的だったのは「恋愛契約書」である。「セクハラ」や「ストーカー」を防止するために、自分と相手の女性が恋人であることを証明するものであるが、アメリカでは企業3,000社が採用されているという。しかしそれが「女災」防止への証明として広まると「文書主義」となり、「自由」とは名ばかりとなってしまうのではないかと思ってしまうのだが、「自由」にもたらされた弊害がなくなると言えばこれもまた一理なのかもしれない。

第2章「ぼくたちは「女災社会」をどう生きているのか」
本章では平均寿命など男女の健康に関してを照らし合わせながら、男性がどれだけひどい目に合っているのかということを知らしめているところである。ホームレスや自殺、過労に至るまで男性のウェイトは大きいという。
しかし本章はだから男性はひどい状況にあるのだというのには少しだけ無理がある。上記のようなことは決して女性が保護されている印象ではなく、男性のある「プライド」、例えば「一人で生きる」「無様な自分を見せたくない」「戦い抜く自分はカッコいい」というようなことも一つとして挙げられるのではないだろうかと考える。女性に対しては「草食的」であれど、労働や養うことに関してはある種「肉食的」なのかもしれない。
あと本章では強姦事件についても取り上げられているが、逆に女性が加害者になり、男性が被害者になる「逆レイプ」のようなことは現にあるのだが、それが取り上げられることはほとんどない。借りにそのようなことがあっても男性が「レイプ魔」呼ばわりにされてしまうということもあると考えると、「女尊男卑」も嘘ではないのかもしれない。

第3章「彼女たちは「女災社会」をどう生きているのか」
ではこの「女災」社会のなかで女性はどのように生きるのか。女性が求めている男性への理想が高まったこと、さらに女性の労働状況のこともあり非婚化・晩婚化・少子化のもとになっているという。さらには東大教授上野千鶴子氏が提唱する、晩年一人で迎える「おひとりさま」が増え、孤立化に拍車をかけている。
話は変わるが著者はもともとアキバ系のライターであるため、「萌え」や「ツンデレ」「やおい」のことについての言及もある。

第4章「ぼくたちはなぜ「女災社会」に生まれたのか」
「女災」がなぜ生まれたのか、本章は歴史背景も交えながら発生に至った経緯について書かれている。その一つとして「人権」が繰り返し言われるようになった。

「女災」はどれだけ広がるのかというのはまだまだ未知数と言えるが、これは男性の責任なのか、女性の責任なのか、あるいは社会の責任なのかというと答えられない。むしろすべてに責任があるという短絡的な答えに返ってしまう。では男性・女性とも「win-win」の関係を築かせることができるのか…、課題は山積しているのと同時に、男尊女卑、女尊男卑の論者がそれを妨害していることに気づかせることもまた一つの方法ともいえる。
本書は若干「男性」に偏重しすぎたように見えるが、「痴漢」や「ハラスメント」など女性にまつわる矛盾の本質をついているように思えた。

華より花

華より花 華より花
みな子

主婦と生活社  2009-03
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江戸における歓楽地の一つとして賑わっていた所には「吉原」という所があった。そこで遊郭が立ち並んでおり、女性による接待でもって武士や商人が愉しむ場としていた。しかしこの「吉原」は1966年に無くなったのだが、現在では日本最大のソープランド街として有名であることを考えると、「吉原」の名残は今も残っていると言っても良い。
ちなみにこの「吉原」は山手線では「鶯谷駅」、地下鉄では「入船駅」「三の輪駅」が最も近い。
さて本書で取り上げるのは「最後の吉原芸者」と言われるみな子の人生と無くなるまでの吉原についてである。それと同時に吉原のあった江戸・東京と今の東京の違いについても語られている。

一章「花の吉原仲ノ町」
みな子は北海道に生まれたが、7歳の時に東京に移り、芸者としての修行が始まった。東京に移ったものの、困窮により子供も奉公に行く時代であった。今となっては想像できないことであるのだが、当時はそれが当たり前であり、そのことにより十分な読み書きそろばんができなかった子供が多かった。みな子は7歳のころから吉原芸者として厳しい修行が続いた。その内容については次章に詳しく述べることとするが、今のようなソープランドのような下の世話のことを言っているのかと思いがちかもしれないが、実際はお座敷などで客に満足させるために芸を磨くことを言っている。

二章「張りと意気地の吉原」
みな子が一人前(吉原芸者ではこれを「一本」と呼んでいる)になってから「仲ノ町芸者」と呼ばれるようになった所までを綴っている。当然一人前から吉原では修行は続いた。吉原芸者の修行は多岐にわたっており、「舞踊」「唄(長唄や端唄など)」「和歌」「鼓」などが挙げられる。
みな子が一人前になり、有名になった時には昭和に入った時、ちょうど第二次世界大戦が始まる数年前であった。その時には「歌舞音曲」が禁止され、芸者にとって何もできなくなってしまった。後に大東亜戦争となり、激化、そして敗戦の時を迎える。

三章「吉原は夢のまた夢」
敗戦後の吉原は大きく変化をした。焼け野原からの復興した時にはすでに「赤線」が国策として出され、それを実行した地がこの吉原であった。かつては遊郭もさることながら「文化の発信地」と言われた所であったが、もうその面影はなくなっていた。間もなく1966年に「吉原」という地名が廃止され、現在では「東京都台東区千束四丁目(一部三丁目も入る)」となった。現在でも「お座敷」というと料亭という形であり、吉原の名残として落語や歌舞伎の形として残っている。そして吉原の芸者魂もみな子が後世に伝えんと日々邁進している。

みな子氏は現在89歳であるが、現在でも定期的にお座敷を開き、吉原の古き良き芸を披露している。私たちが忘れていたかつての「吉原」を残そうとしている。「吉原」を後世に知ってもらうため、そして「吉原の芸」を伸ばして行くために、日々邁進しているみな子氏の姿が、ここにあった。

「一点突破の人生プロデュース力」 感想

(前回からの続き)

昨日は株式会社ファイナンシャル・アカデミー主催のセミナー「一点突破の人生プロデュース力」に参加いたしました。

今回のセミナーの講師陣はどちらも昨年処女作を出版した方々です。その方々が出版に至った経緯と本では書かれなかったことを通じてどのような人生をプロデュースしていけばいいのかという内容でした。さて中身を見てみましょう。

Ⅰ.鹿田尚樹

トップバッターを飾ったのは「読むが価値」主宰の鹿田尚樹氏でした。

鹿田氏が「記録」に目覚めたきっかけ、読書カードを書くようになった経緯など「記録」の重要性について話されておりました。

その中でトーマス・フラーの名言について触れられていましたのでここで再掲いたします。

「頭脳は過去の記録の博物館でもなければ、現在のがらくた置き場でもない。
将来の問題についての研究所なのだ。」

昨年の4月に「記録」についてセミナーをしたときに書いた名言です。

Ⅱ.池田千恵

池田さんの今年の目標、そして「朝4時起き」を達成するまでの道のりと、「朝起き」の利点と活用法についての内容でした。

早起きの重要性は分かっているのだが、実践しても三日坊主で終わってしまうことは少なくありません。しかし今回は「楽しく」はやおきをする方法まで言及されていました。

Ⅲ.美崎栄一郎

美崎さんは昨年「ノート術」を上梓され、今年の月末にはセミナーについての本を上梓されます。

しかし、今回の内容は「人生を一点突破をするルール」を10個あげて、美崎氏自身のエピソードを交えながら、ユーモアたっぷりに話されていました。

Ⅳ.田島弓子+講師陣のパネルディスカッション

ここでは講師の3人と田島弓子さんと交えて、予めtwitterでつぶやかれた質問に応える形でした(勉子さんネタが多かったようですが…)。人付き合い、体力マネジメント、それぞれのミッションに至るまで広がりました。

今回この会を主催された株式会社ファイナンシャル・アカデミー様、講師の鹿田さん、池田さん、美崎さん、田島さん、そして今回名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

リーラボ2周年記念企画 in 明治神宮前 感想

本日は加藤たけしさん主催の「リーラボ2周年記念企画 in 明治神宮前」に参加いたしました。

「Reading-Lab(以下:リーラボ)」は一昨年の1月21日にとある高級マンションで今まで読んだ本を持ち寄り、紹介したことから始まりました。

本の紹介と少しのフリートークにより、会の運営と読書のつながりの魅力により、今や首都圏の至る場所で「リーラボ」が開催されるに至っております。

実際の2周年は1月21日ですが、前もって2周年記念イベントとして今回開催された。

参加者数は何と80名にのぼりました。

今回は通常のリーラボを2回行うスタイルでした。

1回目のグループではこの本が紹介されました。

私はこの本を紹介しました。

前回は新しいものを紹介しましたが、あまりまとめられなかったので、あらかじめ書評している本を紹介しました。

2回目のグループではこの本が紹介されました。

私はこの本を紹介しました。

こちらも1回目と同様の理由です。

感想はというと「やっぱりリーラボは凄かった」という他ありません。リーラボを通じて読書からアウトプットを重ね、リーラボを通じて更なる読書の糧としていきます。

今回この会を主催された加藤たけしさん、スタッフの方々、私と同席された皆様、名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

(本日はダブルヘッダーなので後半へ続く)

ひみつの学校開校式 感想

昨日は美崎栄一郎さん主催の新セミナー「ひみつの学校」に参加いたしました。

「ひみつの学校」についてちょっと紹介いたします。

一昨年は「山の手の会」、昨年は「UNDERGROUND」と脱皮して新たに2010年に開校された学校です。

「ひみつの学校」ということなので、ブログやTwitter上では書くことができないような内容もあります。私もいくつか参加し、ブログに感想をUpいたしますが、ひみつの内容は触れないことにいたします。

さて、今回は「ひみつの学校」開校企画ということで2人の方が講演してくださいました。

Ⅰ.加藤たけし

日本最大の読書朝食会「Reading-Lab(以下:リーラボ)」主宰の加藤たけしさんです。

リーラボは先週の土曜日に初めて参加したのですが、本の紹介を通じて様々な学びを得ることができました。インプットばかりではなく、本の紹介ということなのでアウトプットにも役立てられる会でした。

ちなみに明日も参加いたします。2周年記念の会です。

加藤さんの生い立ち、そしてリーラボのことについてみっちり語られました。

Ⅱ.ゴリクン。

書評ブロガー仲間のゴリクン。さんですが、今回の内容はブログとは違うものですが、

「ひみつの学校」の名のとおり、「ブログやTwitterでは決して言えない」内容でした。

加藤さんとはまた違った面白くもあり、またためになる内容でした。

(個人的にはこういった面白さの方が好きですが)

今回この会を主催した美崎さん、そして講師の加藤さん、ゴリクン。さん、そして名刺交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

さて、「ひみつの学校」は1月19日(火)にも開催されます。さらに来月も3回開催することが決まっております。

お暇がありましたら、是非ご参加ください。

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目のつけどころ

目のつけどころ 目のつけどころ
山田 真哉

サンマーク出版  2010-01-06
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「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」で有名な山田真哉氏の最新刊であるが、本書はビジネスにおけるコミュニケーション、アイデア、分析にしても「目のつけどころ」が大事であると説いている。漢字三文字で言うと「着眼点」がそれに当たるのだろう。書評をする人にとっても様々な観点を持ちながら分析を行うことによって本の特性や善し悪しを書くところで「目のつけどころ」は必要である。

序の部「目のつけどころとは何か」
では「目のつけどころ」、いわゆる「着眼点」というのは何なのかという考えに入っていく。「目のつ けどころ」というのは「パターン」を知ることであったり、それによって思考やコミュニケーションを深めるところにあるという。本章では「紳竜の研究」という有名なDVDや島田紳助のことについても挙げられている。島田氏はお笑いを始めるに当たり「教科書を作る」とあったが、それに関連することとして、今までにない笑いをつくるために、上岡龍太郎から今まであったお笑いのパターンを学んだことを聞いたことがある。そのことも「目のつけどころ」を育てた一つではなかろうか。

1の部「分析で視点を増やす」
まずは「視点」を増やすところから始まる。その方法として「分析」が挙げられている。ではどこを分析するのかというと、モノサシとして「ネーミング」・「身体感覚」・「対義語」など全部で6個挙げられている。

2の部「視点をアイデアに変換する」
様々な視点を持つことによってアイデアを出すことができるという。そしてそのアイデアをどのように落とし込むのか。著者は「黒十字アイデア法」や「マトリックス」でもってアイデアを出したり、落とし込んだりすることができるという。そう言えば、山田氏のセミナーで本のタイトルを決めるにもこの「黒十字アイデア」を使っていたことを明かしていた。著者は本のタイトルに限らず、長年この方法などでもって様々なアイデアを捻出し、そして形にして表わしてきた。

3の部「説得は掛け算」
相手を説得させるとなると「感情」「論理」など様々な力を駆使するが、本章では、
「説得力」=「目のつけどころ」×「手段」×「権力」
と表わしている。最初の「目のつけどころ」「手段」は分かるのだが、説得のスパイスとして「権力」を駆使している所が印象強い。但し「権力」というと人と違う位置、人と高い位置にいるということで「格差」がある。つまり「権力」での差別化をつくることができる。他との違いを見出すことによって説得力の一助にできるという。

4の部「3秒で目をつける」
3秒で目をつける方法、単純に目をつけるにはどうしたらいいのかについて書かれている。
著者は20年にもわたって「目のつけどころ」について考えたという。

着眼点は人の数ほどあるのだが、どのような特長があるのか、どのように着眼点を増やしたらよいのかのコツについての集大成がここにあると言っても過言ではない。本書は「目のつけどころ」を鍛えるため、増やすための一冊であり、それをもとにして、様々な考え方を身につけて行けば、考えること、学ぶことが楽しくなる。本書はそのスタート地点に位置づけられているのではないかと私は思う。

受験シーズン、あなたの“げんかつぎ”を教えて!


ブログネタ: 受験シーズン、あなたの“げんかつぎ”を教えて!参加数

明日から大学入試センター試験が始まります。

受験生はこの日を迎えるにあたって様々な勉強をしていることでしょう。私もその一人ですが、高校が商業高校だったため、ブランクがありました。でもそのブランクがあったからでこそ、大学に受かって、今に至ることができたと思っています。

さて、ブログネタのタイトルとなっている“げんかつぎ”ですが……、

受験シーズンに限らず、様々な資格試験を受けていた高校時代から行っていたことですが、「試験前日に散髪する」事をしていました。

一昨日まで必死に勉強したのですから、当日までにモチベーションを上げるために、邪魔な髪の毛を切ることによって、自分の負荷を断ち切る、プレッシャーを断ち切るという考えから理髪店に行きました。

そうしたことによって、資格試験でも、大学受験でもいい成績が取れたことを思い出し、今では、「ココ一番!」というときに散髪をすることを心がけています。

皆さんはどのような“げんかつぎ”をなさっているのでしょうか?

人生の醍醐味を落語で味わう

人生の醍醐味を落語で味わう (PHP新書) 人生の醍醐味を落語で味わう (PHP新書)
童門 冬二

PHP研究所  2009-09-16
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「落語」は江戸時代に能・狂言から派生してできたとされている。言葉と扇子・手拭いでもって人間味や情緒、滑稽さを言葉を使って表現するのだから日本語の可能性を見いだすことができ、なによりも面白い(泣きも笑いも含めて)。落語は言葉ばかりではなく、人生において大切なことがぎっしりと詰まっており、噺の数だけ面白さのパターンがある。本書の著者である童門冬二氏もまた落語に魅せられた一人であり、これまでも落語にまつわる本を数冊上梓している。
本書は人のつきあい方、家族といった「人」というところに重きを置き、人間の温かみ、人生の尊さを噺を通じて、さらに著者自身の生い立ちも交えて説いた一冊である。

第一章「困った人付き合いに効く落語の一言」
社会人・学生に限らず、「人付き合い」というのはつきものである。とりわけ社会人は付き合いたくない人、上下関係にある人などの付き合いが多い。本章では「理不尽な上司」「リーダー」「嫌いなものを押しつける人」の付き合い方について落語の演目の解説を交えながら紹介をしている。人付き合いを円滑にするだけではなく、江戸落語独特の「粋」を相手に植え付けさせることにも一助があるのかもしれない。

第二章「イヤな仕事に楽しむ落語に知恵」
イヤな仕事と落語の関係は結構ある。前座の前に楽屋入りする前として「見習い」の仕事がある。師匠の家で雑用をこなしながら、礼儀を知る修行である。それを知った上で晴れて楽屋入り、落語家としてのキャリアがスタートされる。
世の中雑用と呼ばれる仕事など自分でも嫌になる仕事が多い。川上氏の本にTVで大人気の明石家さんまの師匠である、二代目笑福亭松之助師匠の話が書かれているが、つらい仕事をどのようにしたら面白いのか考えるということについて説いている。
本章では「ストレス解消法」などの処方箋噺が挙げられている。

第三章「家族の人情を描く落語の名場面」
落語は常に「笑える」噺ばかりではない。時には「泣ける」噺もあれば、「恐怖」を味わえる噺も存在する。「泣ける噺」というと専ら人情噺、「恐怖」と言えば怪談噺がある。本章ではとりわけ「人情噺」をピックアップしている。人情噺というと昨年亡くなられた五代目三遊亭円楽を思い出す。師匠が若いころ滑稽噺を得意としていたが、晩年は人情噺中心となり、とりわけ「浜野矩随」は絶品だったことを思い出す。

第四章「憧れる? 呆れ返る? 落語的生き方のすすめ」
人は生きる上で、「こんな人になりたい」「こんな大人になりたい」という人を見ることが1度か2度はあるだろう。本章ではまさに「落語」と呼ばれるほど、滑稽な人たちがたくさん登場する。「普通」と呼ばれる生き方を改め、こういった生き方をしてみてはどうかという示し(?)になる章である。

本書を読んでいくと、どのような悩みを抱えていて、それにまつわる処方箋の話を教えている、あたかも「落語のソムリエ」といった役割を本書は果たしているように思えてならない。それなりに知っていても、なかなか踏み込むことのできない所まで著者は何度も聴いていることによって為せる技であり、それを為し得るのが著者と言えよう。

やればできる まわりの人と夢をかなえあう4つの力

やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力 やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力
勝間 和代

ダイヤモンド社  2009-12-04
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本書は香山リカの「しがみつかない生き方」の反論本と言う位置づけであると著者は言う。反論と言うよりもむしろ勝間氏の生き方・力と言うのをまんべんなく教える一冊といえる。

プロローグ「「やればできる」、本当の自己啓発は助け合いにあった!」
昨年の夏ごろに精神科医の香山リカが「しがみつかない生き方」を上梓され、ベストセラーになった。しかし本書は反論というよりもむしろ勝間氏のやればできる事について説いた一冊である。

第1章「「しなやか力」――まわりに貢献できるような自分の"長所の種"を見つける」
まずは「長所」を見つける力である、人の長所は自分のなかでも見つかるものもあれば、他人から見た長所もある。ジョバリの窓のように様々な視点で見つけることができる。その長所の見つけ方については

・「ストレングス・ファインダー」
・「MBTI」

といったテスト。さらには、

・「自分史」

を作ることによって、自分にはどれが向いているのかというのがより深く理解できる。

第2章「「したたか力」――自分の長所を伸ばすことにひたすら集中する」
次は見つけた「長所」を伸ばす。本書にもあるとおりその「長所」を強くする。したたかを漢字で書くと「強か」と書くために、そのような内容になっている。
本章では「マタイ効果」という言葉があるのだが、キリスト教に出てくる十二教徒の一人の「マタイ」からきている。マタイと言えば「マタイによる福音書」があり新約聖書の最初を飾っている。
「マタイ」にあるとおりちょっと優れていた所を伸ばすという力を「したたか力」として位置付けられている。
また本章では「1万時間の法則」についても挙げられている。

第3章「「へんか力」――絶え間なく変わり続ける」
人は絶えず変化をしていかなければ成長していかない。ウォルト・ディズニーは「現状維持では後退する」という名言を残している。様々な変化をするとはいっても、自分ひとりというわけではなく、身なりや人との出会いによって化学反応を起こし、そこで変化をすることもまた一つの方法である。勝間氏はコメンテーターでの経験、さらに手帳での変化などを交えて「へんか」をすることを実践している。

第4章「「とんがり力」――自分が力の中心になる世界に行く」
「とんがり」というと先代の林家正蔵(「彦六の正蔵」と呼ばれた)の性格(かなり短気だった)からこう呼ばれており、昭和の恐慌の時に「とんがり会」と言うのを開いたと言う話がある。
「とんがり」といっても能力的に「突出した」状態のことを言っている。長所を見つけ、それを伸ばす、伸ばすことによって様々な変化をする。そしてそれが突出したものになり自分、そして周りの環境が確実に変化していることに気づく。

本書は「しがみつかない生き方」への反論書という位置付けを著者はしているが、エピローグの最初にしかなかった。それ以上にどのように反論しているのかが見えてこなかった。反論にもなっていなかったように思える。ちなみに勝間 Vs 香山は今年の初めに激論という形の対談本が上梓されており、TVでも激論が展開された。
勝間氏を見て思うのだが、本を出して行くたびに批判の的にさらされている。出し始めたころ「インディ」が出た頃はそれなりに称賛されていたのだが、徐々に疑い始めてきたと言われてもいいかもしれない。おそらく、勝間氏は逆風にさらされている。勝間氏の真価が試されている時期に来たのではないだろうか、と私は考える。

ひらめき脳養成講座

ひらめき脳養成講座 ひらめき脳養成講座
小川 浩彰

PHP研究所  2009-01-31
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株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。
皆さんは「アイデア」や「ひらめき」はどこからくると思うのだろうか。
これがどこだか特定できれば考えを絞り出す苦労はしない。しかし実際のところ「わからない」という他ない。突拍子もないところから「ひらめき」は出てくる。ではこの「ひらめき」をただ出さずに、様々な場で生かせる方法はないか、さらに言うと本書のことを行うことによってさらなる「アイデア」を生み出すこともできる。

第1章「マンネリ思考から脱出する方法」
「自分にはアイデア力がない」「自分のアイデアは面白くない」というネガティブな考え方を持ち、可能性を閉ざしてしまっている。しかしそれであきらめてしまっていてはもったいない。本章では思い込みを無くさずに、人の行動を読むことによって観察力を見つけ、新たなアイデアを出すというトレーニングについて書かれている。
「観察力」は人間観察によって、その人の行動を其の心理を読むことにより自分の行動や思考を学びなおすことができる。「人のふりを見て我がふり直せ」という言葉が適当かもしれない。

第2章「日常生活でアイデアセンスを上げる方法」
アイデアは0の状態から1を生み出すことではない。簡単に言えば、何もない所からアイデアは出ない。会議室に無理やり集められてそこで無理やりアイデアを出す。それでダメ出しを受け自身を失くす。
アイデアはどう出てくるのか、これは普段あるものを色々と気付かせながら、新しい組み合わせを見出すことによってアイデアを出すことによって、様々な化学反応を起こし、「ひらめき脳」「アイデア脳」を目覚めさせる。
本章以降では気づきをアイデアに変えるステップを4つのステップに分けて紹介している。

第3章「気づきをアイデアに変える4つのステップ 【ステップ1】発見する・気づく」
まずは「発見・気づき」である。本章では特に重きを置いているのが「観察」である。おそらく本書は「観察」によって、「ひらめき」や「アイデア」を生み出すことができるという。観察をすることによって、自分で気付かなかった所を気付くことができ、「アイデア」となって出てくるのである。

第4章「気づきをアイデアに変える4つのステップ 【ステップ2】裏のストーリーを作る」
気づくことによって、その人はどのような心理状態なのか、そして次の行動はどのようになるのか、という「裏ストーリー」をつくる。色々な推測を行うことにより、アイデアを膨らませることができる。

第5章「気づきをアイデアに変える4つのステップ 【ステップ3】行動ネタシートを作る」
様々なパターンの「裏ストーリー」を描くことができたら今度は「行動ネタシート」を作る。様々なパターンを応用して、実際にどのように行動をしたらいいのかをリストアップすることによって、アイデアの幅が広がっていく。
しかしただ単にリストアップをするのではなく「PREP法」を用いてよりアイデアを具体化させている。「PREP法」はこちらで紹介したものであるが、論理的に表現をする方法の一つとして存在する。アイデアというと数多く出すや「連結する」といったイメージが多い中、そういった考えも一つの方法として役立つことができる。

第6章「気づきをアイデアに変える4つのステップ 【ステップ4】ひらめきシートを作る」
本書の出す「ひらめき」や「アイデア」は他のアイデア本と結構違う。その「違い」というのは、よく言われる「アイデア本」はすでにあるものを羅列をする、もしくは手当たり次第だして、あとでまとめて行くというスタイルであるが、本書は観察で得たことを早い形でまとめる。つまりアイデアを出すよりも「纏まったアイデアを出す」というスタンスであろう。

第7章「今日からできる「ひらめきデータバンク」の作り方」
「アイデア」を出すにしても当然「ネタ」は探す必要はある。それはどの方法でも同じことであるが、第3章にある「観察」を様々な角度からネタを拾い、ストーリー化し、纏めることによってアイデアは広く深めていき、そして「アイデアマン」と言われるようになる。

本書は「アイデア」の出し方、ばかりではなくアイデアの「詰め方」「纏め方」を重視したものになっている。確かに「ブレスト」よりは具体的であり、ストーリーや「PREP法」を加えることによって具体性が増している。本書は「纏まったアイデアを出す」にはもってこいの一冊と言える。

セミナー告知 テーマは「はちあわせ」!!?

普段は右にある「セミナー&イベント出没情報」で密かに告知をしているのですが、今回は投稿でもって告知をしてみようと思います。

まず1つ目ははスーパーサラリーマンの美崎栄一郎さん主催の新セミナー「ひみつの学校」の紹介です。

1月15日(金)に、「ひみつの学校」が開校いたします。

講師は読書朝食会「Reading-Lab」主宰の加藤たけしさん。

巨大コミュニティを作っておられる加藤さんですが、
普段は何をやっているか、
仕事も、プライベートも、秘密だらけですが、

この「ひみつの学校」でついに明かしてしまいます!

さらにはあの有名書評ブロガーが講師に!!

皆さんが知らない世界…。

リサイクルの現場で、型落ちした携帯などから、
新しいプロダクトを生み出したりしている

秘密のリサイクル請負人!

この両者がブログ上では絶対に書くことのできない「ひみつ」を暴露しちゃいます!

ちなみにこの「ひみつの学校」は月4回開催予定です。

ちなみに参加料がパケット定額制で、月額8,000円(当日払い)です。

月1回参加しても8,000円。
月2回参加しても8,000円。
月3回参加しても8,000円。
月4回参加しても8,000円。

つまり1カ月4回フル参加で2,000円!!


──────────────────────────

開催日時 :日時:1月15日(金)19:30~21:30(19:00開場)
         (遅刻OKです!!)

場所   :大井町きゅりあん、第2会議室
      [アクセスマップ]

お申し込みはコチラから。
mixiアカウントお持ちの方はコチラから。

──────────────────────────


もう一つは贔屓にしている竹原健一さん主催のセミナーを紹介します。

竹原さんと言えば「ワクワークショップ」

新年最初の「ワクワークショップ」はこちらです!!

(以下、こちらより転載)

今回のワクワークショップ講師は、
「怪獣の名前はなぜガギグゲゴなのか」「なぜ、人は7年で飽きるのか」などで知られる感性研究の第一人者、黒川伊保子氏の愛弟子である
手塚美幸氏にご教示いただきます。

テーマは、「感性トレンド」

2013年には、時代は感性の大きな分岐点=パラダイムシフトを迎えるとのこと。
時代の風向きを知って、ご一緒に新時代へのアドバンテージを手にしましょう!

未来予測は数あれど、大衆感性の周期変化に着目している
「感性トレンド」による未来予測は要チェックです。

2010年の年頭を飾るのにふさわしいかと^^)

大衆は7年で気分を変えながら、7×4=28年のアナログ気分と、
28年のデジタル気分を繰り返します

この”ブレインサイクル”の年表を見て、解説を聴いているだけで
ワクワクしてきます。

勿論、学んだことをその場のワークで楽しみながら
身につけますよぉ

みなさんには、ぜひ年頭にこのワクワクを味わっていただき、
これからの活動に活かして頂きたい。

今回のワクワークショップが、非連続の時代を生き抜く
みなさまの一助になれば幸せです。

(以上、転載終了)

日時・場所は以下の通りです。

──────────────────────────
開催日時 :日時:1/15(金)19:00~21:00(18:30開場)

会場   :大井町(品川の隣)きゅりあん5階第4講習室
      (大井町駅から徒歩1分で隣接しております)
      東京都品川区東大井5-18-1
      [アクセスマップ]

講師   :手塚 美幸(てつか みゆき)

受講料  :5,000円(事前の銀行振込)

定員   :30名様

お申し込みはコチラから

──────────────────────────

ここまで見たら分かると思いますが、何と「同じ日」に「同じ会場」で、ほぼ「同じ時間」にセミナーをやるそうです

どちらも知り合いのセミナーということで、テーマは「はちあわせ」(笑)。

しかし、どちらも必見のセミナーですよ!

七田式 大人の日本語ドリル

七田式 大人の日本語ドリル (PLAYBOOKS青春新書) 七田式 大人の日本語ドリル (PLAYBOOKS青春新書)
七田 厚

青春出版社  2009-04-25
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株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。
「日本語が乱れている」「日本語が退化している」と叫ばれて久しいが、こういうことを主張しているのは、今に始まったことではなく、昔から同じことの繰り返しの中進化をしているにすぎない。
話は変わるが日本語ほど単語のレパートリーが多く、表現を微細なところまで言葉を用いることのできるツールは存在しない。そう考えると日本語を学ぶことにより、言葉の表現をコントロールすることができ、かつ私が気づかなかった日本語を発見することができる。
本書は「右脳」の研究の先駆けと知られている七田真氏のご子息である七田厚氏が脳のための日本語ドリルとして書かれているが、日本語の新たな発見を見いだせるという観点から本書は「脳にいい」と言える。

1章「イメージ脳を刺激する「美しい日本語ドリル」」
日本語には叙情的な表現が数多くある。しかし、それを駆使できるかというと私でも首を傾げてしまう。そこで本章では叙情的な表現、言葉で頭を想像できるような問題が21問用意されている。

2章「感動脳を高める「名文・名句の日本語ドリル」」
名文や名句はスピーチなど、様々な場において役に立つものである。そう考えると、心に残る名句でもある程度知っておく必要がある。本章では俳句・川柳・短歌をはじめ、文芸作品の名文などが出題されている。

3章「論理脳に訴える「読み間違いやすい漢字ドリル」」
読み間違いやすい漢字というのは、いろいろと書く私でもある。しかも「消耗」のように本来は読み間違っているが、一般的に罷り通っているような漢字も存在する(ちなみに今の漢字の本来の読み方は「しょうこう」である)。本章では読み間違いやすい漢字が出題されている。

4章「記憶脳に働く「書き間違いやすい漢字ドリル」」
「読みは得意だけど、書くのは苦手」という人は多い。しかし、漢字の「書き」は結構「記憶力」を頼りにすることが多い。本章では漢字の書きの問題を挙げているが、連結する漢字など様々な組み合わせがあるのかなど、漢字を知るだけではなく、漢字そのもののを「楽しむ」魅力が本章にはある。

5章「バランス脳を磨く「敬語・慣用句の日本語ドリル」」
外国語にも「敬称」など様々な「敬語」があるが、日本語ほど敬語のヴァリエーションが多い言葉はない。また慣用句も多いことも日本語の魅力の一つである。しかし余りにヴァリエーションが多いために使い間違いによって、かえって礼を失することもある。本章ではそうならないように、TPOを交えた敬語の問題や慣用句の問題を取り揃えている。

6章「情緒脳がよみがえる「伝統・しきたりの日本語ドリル」」
日本の伝統・しきたりからも漢字を学ぶことができる。例えば十二支にしても、長寿の節目にしても漢字を用いることが多い。常用漢字だけでも1985字はあるのだが、それ以外の漢字と範囲を広げると数千にも、万にもなる。
本章では漢字ばかりではなく、伝統・しきたりを学ぶことができるため「一石二鳥」とも言える。

7章「知識脳をくすぐる「名前に関する日本語ドリル」」
ここでは日本の地名や外国の国名が出題されている。特に外国の地名はかなり興味深い問題ばかりである。

日本語を学ぶことにより、日本語独特の表現そのものを学ぶことができる。本書は単に退化している日本語力の向上ではなく、日本語の可能性を見出すことにより、脳にとって良く、かつ表現を広げさせるように作られている。私も前章といてみたが、なかなか解けなかったが解いてみるうちに日本語の愉しさを知ることができる。本書は日本語の可能性を見いだせる一冊と言える。

宇宙とつながる働き方 経済を回復させるたった一つの方法

宇宙とつながる働き方 経済を回復させるたった一つの方法 宇宙とつながる働き方 経済を回復させるたった一つの方法
天野 敦之

総合法令出版  2009-08-25
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「働き方」と考えると、そのスタイルは「働く人の数」ほどある。私たちは学校を卒業してから、スタイルは違えど働き続けることになるのだが、昨今ではネガティブなニュースが続き、日本人が疲弊しだしていると言っても過言ではない。本書は新しいスタイルの働き方として「脱・奪い合いビジネス」、「つながり」と言うことを念頭に置いたビジネススタイル、働き方について紹介されている。

1章「「私たちの思いこみ」が引き起こした経済危機」
昨今では「不況」と言われて久しく、それだけではなく、海外との諸問題も政治・経済問わずして起こっている。その根幹となる原因、それは「奪い合い」の考え方、さらには「思いこみ」によって、メディアという名の拡声器が使われたことにより、私たち国民が不安に煽られ、政治も、経済も、社会も、そして私たちも疲弊したり、ギスギスとした空気となってしまった。また前述にもあるのだが、目先の「利益」も奪い合いによって得られる形が作られてしまったことも著者は指摘している。これは資本主義そのものの仕組みについての議論が必要であるため、難しいものであるのだが、まさにその通りとも言える。

2章「宇宙とつながる働き方とは」
本書のタイトルを見ての通り、スケールはとても大きい。本書が提唱する「働き方」、それは「つながる」と言うことである。その「つながる」が無限であること、そしてそれが、人と人の「つながり」から始まり、企業、社会、国、そして惑星へと大きくなっていく。最終的には「宇宙」にまで「つながる」働き方、ではその働き方とはいったい何なのだろうか。それは現実として見えている「勘定」や「業績」と言ったものではなく、「感情」や「愛」「自己実現」など、どちらかというと「見えない」ところを強くすることによって「つながる」という。

3章「つながりを分断するビジネスとつながりを取り戻すビジネス」
さて、この「つながり」を持つビジネスとはいったい何なのか、あるいはその逆で、「分断する」ビジネスとはいったい何なのかと言うところに本章は入っていく。それを本章の最初で16個に分けている。その16個は、

①「ビジネスの目的」
②「経営理念」
③「利益」
④「価値」
⑤「責任を負う相手」
⑥「時間軸」
⑦「人間観」
⑧「社員」
⑨「お客様」
⑩「同業他社」
⑪「仕入先」
⑫「思考法」
⑬「会議の進め方」
⑭「働き方」
⑮「リーダーシップ」
⑯「人事評価」

が挙げられている。要は「人間性」と言うのを重視している。人間の持っている「感情」や「愛」を再痔亜現に利用して、自分・他人ともに「win-win」の価値をつくる。そしてその積み重ねが大きな「つながり」となり、ひいては経済を活性化していくという。

4章「一人ひとりがつながりを取り戻す」
「つながり」をつくる第一歩として、自分はどうすべきか、ということについて書かれている。「何のためにいきるのか」「自分はどうありたいか」と言った「心構え」と言うところに重きを置いている。

「ビジネスは冷徹だ」「ビジネスに愛はいらない」と言った声を聞くことがある。しかし、それは「奪い合い」によって他人を貶め、自分だけが利益を得るようでは、必ず自分も貶められる。理想論に近いかもしれないが、自分も他人も、他社も自社もともにライバルでありながらもともに「つながる」ことによって互いの利益を生む、「共存」や「愛」がこれからの時代におけるビジネスの進化を見ているのかもしれない。

Reading-Lab 【1/9(土)著者コラボ企画】「頭のいい人脈の作り方」×「アーキテクト」@汐留 感想

昨日は加藤たけしさん主催の「Reading-Lab(通称:リーラボ)」に参加いたしました。

「Reading-Lab」を主催されている方には何度かお会いしたことはありますが、実際に参加をしたのは今回が初めてでした。読書会、そしてミニセミナーという形で行われました。

私がいた机ではこんな本が紹介されました。

※今回紹介された「「マイルス・ライビス」自叙伝」はハードカバーですが、画像がなかったため、文庫版を紹介しております。

ちなみに私が紹介したのは

でした。1分半のプレゼンとフリートークが行われましたが・・・初めてのせいか、結果はグダグダでした。しかし1分半のスピーチは紹介も含めてこれから様々な機会があると思うので、「Reading-Lab」を通じて鍛えるようにします。

さて、ミニセミナーですが、「頭のいい人脈の作り方」で有名な立石剛さんでした。

今回のセミナーは本書に沿いながらも「ワークショップ」形式で、自分の強み・価値に至るまで「自分ブランディング」を基礎づくりとなれるセミナーでした。

初めて参加したのですが、これほど多くの方が参加されるというのは「リーラボ」のブランドがこれほどまでに延びたこと、さらに継続できたことだと主催の加藤さんがおっしゃっておりました。

この「Reading-Lab」は1月22日で2周年を迎え、それにあたり、1月17日に2周年記念のイベントを開催するそうです。私も参加します。

今回この会を主催した加藤さん、講師の立石さん、本紹介をしてくださった方々、そして名刺交換をしてくださったみなさま、本当にありがとうございました!!

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最後に告知ですが、1月15日金曜日に、美崎さん主催で、「ひみつの学校」が開校されます。

その第1回目の講師がなんと、加藤たけしさんです。

ブログやtwitterでは書けない、アンナコトやコンナコト色々学ぶことができる場です。ぜひぜひご参加ください。私も参加いたします。

図解 次世代エネルギーの基本からカラクリまでわかる本

図解 次世代エネルギーの基本からカラクリまでわかる本 (洋泉社MOOK) 図解 次世代エネルギーの基本からカラクリまでわかる本 (洋泉社MOOK)
漆原 次郎

洋泉社  2009-12-19
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洋泉社依田様より献本御礼。
日本で賄われている発電エネルギーは主に「火力」と「原子力」である。しかし、「火力」では原油資源の減少にみまわれ、「原子力」は安全性・環境面の観点から廃止すべきだという声が後を絶たない。その中で注目されるのが、太陽光などの「新エネルギー」であるが、課題が山積していることは言うまでもない。しかしそれらは実現化に向けて動き題していることは確かであり、今後の発電などのエネルギー形態を大きく変えることになるのかもしれない。
本書は次世代エネルギーとは何なのか、そしてどのような役割を担うのかについて紹介するとともに、次世代エネルギーがどれだけ者期に有益なことかを主張した一冊である。

PART0「エネルギーの基本を理解する」
エネルギーの基礎として、発電エネルギー、消費エネルギーの違い、エネルギーの変換、エネルギーの単位について書かれている。理科、とりわけ物理学が苦手な方、全く知らない方にとっては本章から読み始めた方がよいが、物理学についてある程度知っている人であれば読みとばしてもかまわない。

PART1「次世代エネルギーの技術を把握する」
次世代エネルギーを挙げるだけでも枚挙に暇がないほどである。本章で挙げているものでは「太陽光」「バイオマス」「雪氷熱」「風力」「地熱」「潮力」「波力」「海洋」「振動」など多岐にわたる。ちなみに「雪氷熱」は発電ではなく、雪が多い、北海道や東北の地域では暑い夏を雪や氷を用いて、クーラーや扇風機を使わずに涼しくすることができる技術であり、電力の生産と言うよりも、電力消費の抑制と言う役割を担っている。さらに「振動」は現在、東京駅などで試験的に行われており、通勤ラッシュを利用した発電エネルギーとして注目を集めている。
後半ではエコカーに関する市場の動き、さらに新しい技術の動きについて書かれている。

PART2「次世代エネルギーの政治を読み解く」
政府は地球温暖化に対する政策として二酸化炭素を90年比で25%削減することを掲げた。温暖化に関する議論は活発であり、地球温暖化そのものに疑問を持つ論者もいる。またこの温暖化も人為的なものか、自然のもの(いわゆる「ガイアの呼吸」)という説もある。さらに言うと「環境問題」を騒ぐことによってビジネスにしている人たちもいる。そのことを考えると「環境問題」を解決に向けて動いているようでいながらも、政治的、もしくは経済的な競争のダシにしているといっても過言ではない。どちらにせよ、技術の進歩は必要であり、これからは自然を壊すのではなく、自然と共存する技術の構築が大きな課題として挙げられており、PART1にある次世代エネルギーは大きな一助となる。

次世代エネルギーは従来の発電からどのように変わるのかは、まだ未知数と言っても良いのかもしれない。私たち、そしてその下の勢代、そのまた下の世代に残すべく、技術は進化している。本書はその道標と言うべきなのかもしれない。

坂本龍馬と幕末

坂本龍馬と幕末 (博学検定シリーズ) 坂本龍馬と幕末 (博学検定シリーズ)
オフィス大地

技術評論社  2009-12-24
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株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。
今年のNHK大河ドラマは「龍馬伝」であるが、主演もさることながら、「龍馬」ブームが再燃化している昨今である。歴史・文化に関する検定はいくつもあるのだが、坂本龍馬に関する検定も存在しており、「坂本龍馬 幕末歴史検定」というのがある。第1回は一昨年の11月に開催された。なお第2回は今年の3月21日に行われるという。今年は大河ドラマもあって受験者数も増えることだろう。
さて本書は正式に行われている検定ではなく、「博学検定シリーズ」のなかでの坂本龍馬と幕末に関連した問題集である。さて本書の中身とともに、坂本龍馬と幕末の時代のことについて見てみよう。

其の一「「龍馬暗殺の謎」編」
龍馬が暗殺されたのは「近江屋事件」と言われているが、あくまで諸説の一つとして挙げられているだけである。本章では龍馬が暗殺された日・場所・刺客についての問題が10問用意されている。

其の二「「立志の時代」編」
龍馬は19歳の時に剣術を磨くために江戸へ遊学した。その後26歳の時にも同じ目的で、再度江戸へ遊学しているが、最初の遊学の時に勝海舟との出会い、さらに佐久間象山の下で「海防」を学んだという。そこから「海防」の重要性を知り、将軍に直談判をして神戸に海軍の操練所を築き、海援隊の前身である「亀山杜中」を結成した。

其の三「「度重なる遭難&大願成就」編」
ここでは「寺田屋事件」を中心にして書かれている。ちなみにこの「寺田屋事件」は2つあり、一つは薩摩藩主島津久光による粛清、もう一つは伏見奉行による坂本龍馬襲撃事件のことを言っているが、言うまでもないが本章では後者のことを言っている。

其の四「「龍馬の素顔&家族」編」
ここでは坂本龍馬の生い立ちを中心に書かれている。18歳で遊学のために江戸を渡るまでずっと土佐に住んでいた。その中での家族模様と龍馬の身辺についての問題を出している。

其の五「「恋愛&結婚」編」
龍馬は短い間であるが、恋をした時期が何度かあった。江戸に遊学をした時も、後の妻となる「お龍」との出会いもあった。

其の六「「幕末の時代背景」編」
坂本龍馬の生涯はまさに「幕末」であり、龍馬もまた幕末の象徴の一人と言える。幕末と言えば「新撰組」をはじめ、数々の志士の活躍、そして数多もの事件、そして何よりも外国船の襲来というのもある。

坂本龍馬は、大河ドラマの助けもあってかブームの波に乗っていると言える。しかし、ブームだから坂本龍馬を学ぶのではなく、坂本龍馬の活躍と私たちが今何をすることが必要なのかということを学ぶことが先決なのではと思う。先人の足跡を見て私たちはいろいろなことを見直す。そういう人が増えればと思っている。

ココ・シャネルという生き方

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山口 路子

新人物往来社  2009-08-07
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もうすでに代表ブランドとして有名な「シャネル」。それを作ったのがガブリエル・ボヌール・シャネル、通称「ココ・シャネル」である。シャネルのことについて書かれている本は、ブランド、シャネル自身の生涯、シャネルの深層を暴くものなど数多くあげられる。またシャネルに関する映画は一昨年でアメリカが、昨年ではフランス・ロシアで公開された。また演劇でも昨年大地真央が主役となって演じたものがある。1910年にパリのカンボン通りに「シャネル・モード」の帽子専門店が開店した。これが「シャネル」のブランドが誕生したと言われており、昨年100周年という節目を迎えることとなる。映画や演劇など数多く公開される理由はそこにあるのだろう。
本書はシャネルの生涯を「女性としての生き方」「女性としての在り方」をとらえながら、シャネルからのメッセージを基に紐解いていく一冊である。

第1章「自分が何者なのか決意しなさい」
自分は自分自身の人生が気に入らない、だから自分で人生を作り上げていこうと思った少女時代。そして傲慢になったという。

第2章「自分の実力は自分で決めなさい」
シャネルがブランドの原点となった帽子のアトリエを開いた。1908年の話である。そのときシャネルは自分に言われたことを信じようとせず、自分自身の目・手・足で確認をしなければ納得をしない性格であった。

第3章「女の才能を伸ばす男を選びなさい」
シャネルは26歳の時、最愛の男性との出会いによって、ブランドの根幹を築き上げた。それと同時に「愛」を学んだ。

第4章「髪を切りなさい」
最愛の男が別の女性と結婚すると告げられた時、シャネルは髪をばっさりと切った。「女性が髪をばっさりと切る」時は、知っている限りで言うと、大失恋など様々な理由により、「気持ちを変える」という考えから出てくるのかもしれない。

第5章「女友達と喧嘩しなさい」
最愛の男性の死後、最悪の状態にあったシャネルを救ったのは女友達の喧嘩であったという。

第6章「香水をつけなさい」
シャネルは香水でも成功したことは有名であるが、とりわけ「No.5」は革命的と言われてるものであり、マリリン・モンローをはじめとした女性有名人の多くに愛される存在にまでなった。

第7章「お金を使いながら裕福になりなさい」
「お金はツール」ということをいったことがある。本章ではシャネルが数々の芸術家に対して経済的な援助を行った話などがある。

第8章「真似されたら喜びなさい」
誰しも仕事や芸は「学ぶ」ことから始まることはすくなく、「真似る」を加えて「まねぶ」ことが多い。
さて、自分の仕事・行動が人から真似をされたらあなたはどう受け止めるだろうか。私は本章と同じく喜びとし、誇りに思う。

第9章「ノンと言いなさい」
確か、日本人は「イエスマン」と呼ばれていることをある本で読んだことがある。相手がこうだと言うが、自分は「ノー」と言ったらはじめて「友達」という言葉を使ったのだという。
本章を読んでそのことを思い出さずにはいられなかった。

第10章「官能に従いなさい」
シャネルは50歳になって、またも恋人ができ、情熱かつ官能的な関係にあったという。女性は何十からという言葉があったのだが、まさにそうだなと思わせる章であった。

第11章「沈黙して時を待ちなさい」
ここではまさに「激動」と呼ばれるような日々であった、恋人の死、社員のストライキ、そして第二次世界大戦と短い章であるが数十ページを読んだような感覚であった。

第12章「退屈より大失敗を選びなさい」
シャネルは70歳を超えて再び現役にカムバックした。しかしコレクションは大失敗し、非難の嵐に見舞われたという。しかしシャネルはその中でもがき苦しみながら、学びを得ていた。

第13章「嫌悪の精神を持ちなさい」
シャネルは自分自身のスタイルを持っており、気に入らないものは激しく嫌悪したという。

第14章「愛されなさい」
シャネルは70歳でカムバックをしてから亡くなるまで現役を続け、がむしゃらに働いたという。散々たる酷評の中でもがきながらも愛され続けた存在は、現在もブランドとして愛されている。

シャネルの印象を本章で読んだ限りで言うと、我儘でこだわりが強いが、自分のスタイルを築くためにひたむきにもがき、そして愛し、愛される存在であった。そして第14章にも書かれているがこれからも彼女の名前とブランドは愛され続けている。そう、自分のこだわりと、スタイルと、男性を愛したように…。

新年早々「ああ、大失敗…」な体験


ブログネタ: 新年早々「ああ、大失敗…」な体験を教えて!参加数

新年早々の大失敗というと…「正月太り」ですかね。

実家に帰省した時にはおせちやらお雑煮やら食べすぎて、もう●Kg太ってしまいました。

仕事はじめから色々とやることも多いのでそれで痩せればいいのですが…。

禁煙にすればするほど煙たくなるニッポン

禁煙にすればするほど煙たくなるニッポン (扶桑社新書) 禁煙にすればするほど煙たくなるニッポン (扶桑社新書)
山本 直治

扶桑社  2008-11-27
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JR東日本では昨年の4月1日より首都圏の駅構内全面禁煙を実施した。今ではその範囲を広げている。ほかの場所でも全面禁煙を実施しているところが増えてきており、すでにTVCMでの広告が全面禁止され、さらには煙草税の増税も検討しているところにある。
禁煙の風潮が高まりつつあるがそれとともに、煙草を大麻や阿片と同じく所持も禁止にすべきというような極論を振りかざす人もでてきており、「喫煙=悪」という風潮を作り出そうとしている。
確かに煙草は健康上良くないと言うことは実証済みであるが、煙草好きの人に対して禁煙を強制するようではストレスによりもっと良くないと思わないかといってみたくなるほどである。煙草は「嗜好品」であり、人それぞれ吸いたい・吸いたくないと言う人がいるのだから、自由に吸える空間を持つべきだと私は考える。私自身、煙草は吸えないが煙草自体嫌いではないし、吸っている人がいてもいやな感じはしない。
本書は禁煙化に向かっている風潮に疑問を持ち、文炎の秩序とはいったい何なのかについての道筋について主張した一冊である。

第一章「まず、社会におけるたばこの在り方を考える」
禁煙化の進んでいる日本の中で煙草はどの様な位置づけなのだろうか。嫌煙論者には「麻薬」や「覚せい剤」のように毒性の強いものであると喧伝する人もいる。しかし煙草は本当に麻薬よりも毒性が強いのか、健康上悪いものであるというのは医学的観点で立証されているが、果たして禁止すべきなのだろうかというとこれもまた疑問点が多い。

第二章「「分煙が危ない」狂騒曲――各業界の思惑」
最近では「分煙」から「完全僅煙」の傾向が強まっている。喫煙者と禁煙者の差別という新たな「差別」というのもでてくるのかもしれない。

第三章「「たばこ追放」――禁煙社会が混煙を招く」
最近では駅に限らず、オフィスの場でも分煙化、さらには外に隔離、もっと言うと仕事上完全禁煙と言うのもでてくる。つまり「オフィスビル内完全禁煙」という風潮が強まった。さらに言うと場所では、歩き煙草・ポイ捨てならともかく、完全禁煙を行う所もあるため、喫煙者は路頭に迷ってしまう。

第四章「究極の分煙とは――混煙から僅煙へ」
分煙は進んでいるものの、嫌煙者にとっては煙たくなり、「完全禁煙」という形になってしまっている。さて、「分煙」というと「喫煙」と「禁煙」を完全に分けるということを言っている。例えば、東京駅にある様に、ガラス張りの所を喫煙ルームにするというのも「完全分煙」であるが、第五章にも書かれているが喫茶店などの「飲食店」では分煙はなってはいるものの、禁煙と喫煙が混ざってしまう「混煙」という減少に陥っている店が多い。

第五章「日本の分煙難民事情――飲食店避煙放浪術」
よく広告やCMでは「喫煙マナー」というのが言われているが、本章では「混煙マナー」について書かれている。嫌煙者もさることながら、禁煙者に対して喫煙者は結構気を使うことが多い。さらに言うと、タバコを吸わないので「禁煙席でお願いします」という人も少なくない。
私としては本章で「禁煙者」が「喫煙者」に対してどのように気を使うべきか、ということについて書かれているが、本章こそ、「禁煙者」が行うべきマナーと言える。
「禁煙者」が大きな顔をして、「喫煙者」が「禁煙者」の顔を窺うのではなく、お互いに気持ち良くいられるような気配りが大切であるということを示している。

第六章「ハード分煙とソフト分煙」
様々な分煙方法について紹介されている。これは個人・団体・店単位で行える術を用意している。

喫煙についての論議は後を絶たない。最近では「たばこ税」の増税、完全禁煙の拡大などが挙げられており、喫煙者は肩身狭い思いをしている。本書は「禁煙者」「喫煙者」が共存できる社会、禁煙化傾向にある国々に抗して日本はこういうスタンスで行く、という立場の明確化を持った方がいいのではないかと本書を読んで思った。

マダム由美子の凛とした生き方

マダム由美子の凛とした生き方 マダム由美子の凛とした生き方
マダム 由美子

PHP研究所  2009-11-17
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みなさんは「マナー」についてどれだけ挙げることができるだろうか。社会人であれば、新人の時に「ビジネスマナー」を学ぶ機会が必ずと言ってもいいほどある。
本書はバレエを基に「凛とした」人になるためにはどのようなたち振る舞いを行えばよいのかについて伝授している。昨年のセミナーにて、女性は「マリー・アントワネット」、男性は「ルイ14世」を例に挙げている。
ルイ14世と言えば、フランスを強国にした立役者の一人であるが、妻がイタリアからバレエを取り入れたことにより、彼もバレエを学んだ一人と言われている。ルイ14世がフランス王に即位する前、アンリ2世の時に、王妃からバレエが持ち込まれた。ルイ14世即位時には5時間に及ぶバレエが催された。ルイ14世もバレエに魅せられた一人であり、「王立舞踏アカデミー」というバレエなどのダンスを学ぶ学校を創立した。余談であるが、ルイ14世の異名「太陽王」はバレエから名付けられた。またハイヒールもルイ14世は好み、奨励したとしている。現在では女性の靴として挙げられているが、当時は男女問わず履かれていた。
話は変わるが著者のマダム由美子氏はこれまで女性の振る舞いに関して書かれている本が中心である。本書も女性中心に書かれているが、男性にとっても前述の「ルイ14世」のような振る舞いを想像して「凛」とした生き方について学べる一冊である。

PART1「外見を磨く〜外見美の3つの大原則」
まずは「外見」である。この外見美をつくるためには3つの原則があるという。挙げてみると
・「軸」
・「対称」
・「バランス・ライン」
がある。座り方から立ち振る舞い、ものの持ち方、手や足の動かし方に至るまで、「凛」とした動きについて学べる。毎日一つ一つ、マスターしていけるよう、PARTの最後には発見リストもついている。

PART2「内面を磨く〜内面美の3つの大原則」
内面は自分自身で磨きやすくても、どこが美しいのかなかなか見えにくい。ここでも3つの原則がある。
・「思いこみ」
・「心地よさ」
・「審美」
がキーワードとなる。内面を磨きたいと考えると、「コンプレックス」を直す、「正直」になる、というのが挙げられる。

PART3「ライフスタイルを磨く〜美生活の3つの大原則」
いよいよ最後はライフサイクルである。ここでは、
・「幸せ」
・「快適」
・「楽しみ」
が原則として挙げられている。通勤や食事、休憩時間の使い方、芸術から行事に至るまで日々の生活をより「美しく」なることによって、「内面」・「外面」ともに磨いていった「美」や「凛」を増幅することができる。

最初にも書いたが本書は女性をターゲットにした一冊であるが、「ルイ14世」のような振る舞いがしたいという方にも本書はおススメである。立ち振る舞い一つだけでも紳士的な所作を身につけることによって外見や内面もワンランク上になるので、そういった場に多く出られる方にもおススメと言えよう。

誰もが無理なく夢を引き寄せる365の法則

誰もが無理なく夢を引き寄せる365の法則(気づき) 誰もが無理なく夢を引き寄せる365の法則(気づき)
水野俊哉

きこ書房  2009-12-22
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世の中には様々な「法則」が存在する。本書は「夢」の叶え方を数多くあるビジネス所を分析し、365の気づきを法則にしてまとめたものであるが、当ブログでは印象に残ったものをピックアップして自らの所感について書くこととする。

PART1「絶対成功法則 001〜080」
「お金は「足りない」より「ない」方がマシだ。
 お金がないと自覚すれば、それだけで心が豊かになる可能性が高くなる。(法則004)」
「儲けたい」「お金がほしい」という願望が多いように思える。しかし、その「お金」をどの様に使うのか、そして、自分自身の「幸せ」とは何なのかと言うことを考えていない、もしくはお金に執着し過ぎると、「足りない」という感情ばかりが募ってしまう。さらに「幸せ」と感じられなくなる。

PART2「絶対成功法則 081〜148」
「もう限界だと思っても、それは気のせいかもしれない。
 冬の東京は寒いけど、マイナス30℃の北海道やロシアから来た人にはすごく温かく感じる。
 もうダメだと思っても、もしかすると、なんてことはないのかもしれない。(法則098)」
喩え話にすごく共感をした。というのは現在は川崎にすんでいるのだが、もとは北海道出身であり、生まれてから22年間北海道に住んでいだ身である。
またそれを実感するエピソードとして大学3年の就職活動時に体感したことだが、北海道では雪のシーズンであったが、東京へ行ったとき、冬であったのだがそれほど寒くなった体験がある。
これに限らず、過去のきつい体験から比較をして考えると、つらい体験もなんてことはないという意味にもなる。

PART3「絶対成功法則 149〜220」
「オファーがこないと曲を書かないミュージシャンはいない。
 まずは先にアウトプットする。
 これはすべての表現活動に共通して言えることだ。(法則162)」
作家にしても、ミュージシャンにしてもオファーがあるので「書く」というと、プロ意識というよりも「傲慢」と言う言葉が先行し、ニセモノともいわれる。自分が書きたいもの、自分が思ったものは何日・何時にでてくるのかは書く人自身もわからない。さらにいうと表現はコツをつかむことは簡単でも、「書き続ける」ことにより、自分自身のキャラクター、感情、ポリシーをありのままに表現することが難しくなる。
「思いついたことを書くこと」「書き続けること」そして努力・運によって成功するかどうかが分かれる。
PART4「絶対成功法則 221〜289」

「音楽家やスポーツ選手、学者にドライバー
 プロに共通するのは「死線」を越えた瞬間だ。
 死にものぐるいで努力が続けられれば誰でも能力の沸騰点を超えられる。(法則271)」
時として「自分の限界」を忘れ、時として死に物狂いとなって研鑽をする。そのことによって自分がよそうもしなかったエネルギーを発することができ、「これができて今の自分がいる」と言えるようになる。確か証券アナリストは非常に激務であり、「1度か2度血ヘドを吐かないと一人前になれない」と言われている。死に物狂いの努力を行った結果、自分が想像できなかった「ステージ」に立てる、つまり「死線」を越えたところにいると言うことである。

PART5「絶対成功法則 290〜365」
「大切なものは感謝の心。
 どうしても感謝できない人とは距離を置くことも大事である。(358)」
ビジネスに限らず様々な場で「感謝」と言う気持ちを忘れてはならない・・・しかし傲慢になってしまう人、弱さを見せたくない人は執着しすぎにより「感謝」のことを忘れてしまう。相手に感謝をすることによって、少なくとも悪い気はしない。感謝をすることで不快に思った人は一握り、もしくはひとつまみであろう。
しかし残念ながら、どうしても感謝できないような人はいる。無理をして感謝をしても、している人にとっては大きなストレスになってしまう。そういうときは距離を置くことも大切であるという。「誰とも仲良く」という美辞麗句に惑わされないことも大切であろう。

本書は数多ものビジネスの考えが1年間365日一つ一つに詰まっている。それを1日1気づき実践をすると、自分が想像できなかった結果、幸運、人脈、仕事を得ることができる。
そうでなくても、本当の「真理」が本書にはたくさん詰まっている。200ページの本であるが1000ページの本を読んでいるような内容の濃さの一冊と言える。

人生が変わる!「夢・実現力」

人生が変わる!「夢・実現力」 人生が変わる!「夢・実現力」
早川 周作

インフォトップ出版  2009-12
売り上げランキング : 272510

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皆さんは「夢」について、どのように考えているのだろうか。「実現できるもの」、「所詮叶わぬもの」など様々な意見があることだろう。本来「夢」は自分がかなえるべき「願望」であり、大いなる「目標」である。「夢うつつ」のごとく「夢」を見るだけなのか、その「夢」を目標にして日々邁進するのかというのは心がけ次第といえる。
本書は幾多もの挫折を繰り返しながら、数々の夢を叶えてきた方が「夢」とは何なのか、その「夢」を実現するためにはどの様にしたらよいのかと言うことを「アツく」語っている。日本人が見るべきことを忘れた「夢」、それを取り戻すバイブルといえる。

序章「僕の履歴書」
著者の人生はまさしく「波乱」に満ちたものであった。今となっては考え難い「高校浪人」を経験したり、18歳で父親が蒸発し、夜間大学の傍ら企業を行い、元首相に弟子入りしたり、衆院選に出馬した。その中で著者はかけがえのないものを学んでいった。それは「夢」の可能性。その「夢」に向かってただひたすらに邁進していく。そう、「一念通天(いちねんてんにつうず)」と言う言葉がもっとも似合う人は日本中探してもいないと言うほどである。

第1章「志・夢・情熱の実現力」
最近のノウハウ本では「夢」を叶えるために「計画」や「PDCAサイクル」が必要だとか主張する本が多い。それはそれで良いのだが、あくまで「方法論」である。しかし本書はそういった「方法論」はわずかしか書かれておらず、むしろ「夢」を叶えるためには「情熱」「根性」が必要であるという「精神論」の傾向が強い。「夢」を叶えるためにはそれを行う最初、そして最後に輝くのは精神的な要素が強いことを考えると、本書は精神的な位置づけが強い。

第2章「夢・実現を加速する人脈術」
第1章にある情熱を生かし、人脈を形成する。思いに共鳴し、支えられている人を見つける。人脈形成というと肩書きや会社名で萎縮せず、分け隔てなく人脈を形成すること、良い人脈、良いビジネスチャンスを拾いながら、自分を成長する。そしてその成長を相手に恩返しをするかのごとく化学反応を起こすという。

第3章「夢の実現に向けた備え」
夢を叶える準備として、学生時代から様々なことを行うことを奨励している。特に「学生にしかできないこと」、例えば学生のみ参加できるイベントに積極的に参加をすることだけでも、いろいろなものを得ることができる。
社会人になっても、会社に勤めながら、副業をしたり、会社とは何も関係のない交流会に参加をし、社外にも目を向けてみる。
「人と違ったことを体験してみる」ことによって人と違ったものを得ることができる。常に人が通ったレールを通るよりも、誰も通らないあぜ道・けもの道を通る。そのことで新たな発見・経験を得ることができる。ひいては「夢」を叶えることができる。

「夢は見るものではない。
 叶えるものである。」

誰もが「知っている」ことだが、実際に「している」人は少ない。本書は著者自身の人生を交えて、「夢」の重要性、「夢」を叶える重要性というのを説いた一冊である。

お金の才能

「節約は貧乏への最短コース」という帯紙、およびまえがきに書かれている。「節約」は確かに行うべきことであるが、それをやりすぎることによって吝嗇化(ケチになること)し、心も吝嗇化してしまう。
そうでなくても、お金の使い方というと「節約」といってことだけに走ってしまう人が多い。また資産運用に関しても「株」や「投資」ばかりに目がいってしまうという人も多いようである。
本書はお金の稼ぎ方、ではなく本当の「使い方」について書かれた一冊である。

第1章「お金を貯める才能」
お金を貯めるというとみなさんはどのようなことを想像するのだろうか。恐らく「使わない」や「節約する」ことに走る。しかし、それだけではお金を貯めることができない。まず自分の働いている時給を知り、生活をできる限り押さえることにあるが、著者は「極貧生活」を経験することが大事であるという。
これに関しては私自身大きく同感と感じており、同時に大学時代の極貧生活も体験していたため、現在の生活もそれに合わせている。「大学時代の極貧生活」とはいっても主食活動中の時であり、そのときは電車・飛行機などの交通費を捻出するために食費をぎりぎりまで抑えた。
生活費は「変動費」になり、抑えやすいのだが、「住居費」などの費用は「固定費」となる。もっとも良い「節約」、それは「固定費」をいかに抑えるのかにかかっている。

第2章「情報を読み説きお金をコントロールする才能」
お金を使う、貯める、増やす為には様々な情報が必要である。その情報を自分自身で解釈をし、それを利用して、お金を「コントロール」をする。本章では「仮説を立てる」「10手先を読む」というようなことがかかれているが、これは総合をすると、お金の「大局観」を持つことが大事といえる。
将棋や囲碁の棋士はあらかじめ得た定跡や定石、棋譜をもとに仮説や戦略を立てる。これに関しては何もないところから解釈をすることはできないので、日頃から問題意識を持ったりすることによって鍛えるしかない。

第3章「お金を上手に増やす才能」
お金を増やす方法は様々なものがある。しかし多くの人は、給料を増やすということばかり考えているかもしれないが、本章では「収入の複線(分散)化」「不労所得」などが挙げられるが、本章では「株式」「不動産」などが挙げられる。特に後者はこの本からわかるとおり、著者のテリトリーといえる。

第4章「お金をかしこく使う才能」
お金はツールであるが、このツールは使い方を間違えると、「お金に振り回される」ことになりかねない。節約をした金はどのように使うべきかということについて書かれている。
主に「自己投資」についてであるが、本を読む、セミナーに行くばかりではなく、ワンランク上の体験をする、旅をするなどがある。
また他人のためにお金を使うことも挙げられている。

第5章「お金をたくさん稼ぐ才能」
日本はまさに「不況」をも呼ばれているが、それ以上に好況に向けてどれだけ力を付けられるかということが肝心である。そして自分自身の考える力によって所得を得ることのできる時代がくると著者は主張している。「考える力」がお金になるというと、文章や会話といったものがあげられている。

「お金を使う」勉強はそれほど多くない。しかしお金は稼いでも自分の質を高めるために、そして他人を幸せにするために使わなければ、お金のファンクションは成り立たない。本書は「お金」はどうすべきかを導いてくれる道標の一つである。

日本人のしきたり―正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心

新年あけましておめでとうござます。

本年もよろしくお願いいたします。

2010年最初の書評は、正月や節分など様々な行事がなぜ行われているのか、日本独特のしきたりとはいったい何なのかについてです。

正月、節分、ひな祭り、端午の節句、お盆、お彼岸・・・
行事を挙げるだけでも枚挙に暇がない。さらに地域ごとの行事を足すと、何倍にも何十倍にもなるだろう。しかし日本人はそういった「しきたり」と言うのを大事にしているというあらわれかもしれない。本書は日本人のしきたりや行事を様々な角度から解き明かした一冊である。

第一章「正月行事のしきたり」
本書の紹介が元旦であるため、本章は重点的にみてみる。
正月の行事には様々な行事があり、大晦日から「除夜の鐘」、元旦からは「初詣」「初日の出」「初夢」など挙げられており、いかに1月1日が重要な位置にいるのかというのが窺える。"一年の計は元旦にあり"という言葉があることもその一因である。
さらに行事ごとに一つ一つみてみる。

「初日の出」
元旦の日の出をみることにより、一年間健康でいられると言われている。別名「ご来光」と呼ばれているが、これは日の出とともに年神が現れることに由来しており、その御利益として前述のようなことがあるという。

「初詣」
元旦のニュースでは主要神社の初詣のニュースが流れるが、本来は1年のけじめとして家長(主に父親)が大晦日の夜から元旦にかけて地域にいる氏神様にお参りをすると言われていた。また恵方の神社に出かけることも「初詣」の習わしの一つとして挙げられていたが、いつの頃からか言われなくなった。

「門松」
門松と言えば両側に立てられている。これには「雄」と「雌」とそれぞれ立てられていると言うが、夫婦の神、もしくは対照的な御利益を持つ神が両方いることにより、1年の門出・門入りを迎えると言うのだろうか。

「初夢」
初夢でよく言われるのが「一富士、二鷹、三茄子」である。今は言われなくなったがほかにも「四扇、五煙草、六座頭」がある。これは駿河の名物であり、かつ徳川家康が、正月にそれを見たことにより戦に勝ったという言い伝えがある。そこから初夢に縁起の良いものとして代表されるものとなった。

第二章「年中行事のしきたり」
「正月」は1月1日だけではない、1月15日も「小正月」と言うのがあり、どんど焼(左義長)などが行われる。
ここでは正月以外の年中行事について書かれている。

第三章「結婚のしきたり」
日本にまつわる結婚のしきたりについて書かれているが、本書に書かれていないもので紹介すると、欧米の迷信として「ジューン・ブライド」がある。これは6月の英語表記(June)がローマ神話の女神に由来しており、その女神は婚姻にまつわる女神と言われていることから縁起担ぎとして今日まで言い伝えられている(ちなみにギリシャ神話上はヘラが婚姻の女神とされている。しかし恐妻として有名であるためそんな感じがしないが)。

第四章「懐妊・出産のしきたり」
へその緒や赤飯などが挙げられているが、ほかにも懐妊や誕生に関するしきたりの中でも余りよく分からないモノもあった。

第五章「祝い事のしきたり」
出産や結婚以外での祝い事、たとえば七五三・成人・還暦についても挙げられる。本章ではそのことについて書かれている。

第六章「贈答のしきたり」
贈答というとピンと思いつくのが、この時期では「お歳暮」、そして夏の「お中元」などが挙げられている。また慶事や弔事に関してもどのようなものも本章で取り上げられている。

第七章「手紙のしきたり」
手紙にも「拝啓、敬具」「謹啓、草々」など決まり文句が存在する。手紙は形式や決まり文句などたくさんあるのだが、それ以上に手書きに込められた思いと言うのが日本人独特である。正月と考えると手紙と言うより、年賀状がある。

第八章「葬式のしきたり」
この時期にあまりよろしくないのだが、葬式に関してもしきたりが存在するが、日本は仏教の信仰している国であり、死者を手厚く供養をする習慣がある。

第九章「縁起のしきたり」
日本の暦に「大安」「友引」「仏滅」などの「六曜」、おみくじの「吉」「凶」、御輿、だるま、七福神など宗教的な「縁起物」が多い。こちらはどちらかというと「神道」に関係するのが多い。

日本には数多くのしきたりが存在するが、特に正月には数多く存在する。新年を迎えることに当たって、スタートダッシュをすると言う意味からか、そういった習わしが多い。しかしこれらのしきたりをマスターすることにより、今年も良い一年になる、はずである。

そんな感じで、今年も「蔵前トラックⅡ」をよろしくお願い申しあげます。

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