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空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法

空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business) 空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)
小飼 弾

イースト・プレス  2009-10-22
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本書を手に取って一言。
「小飼さん、ついに出しましたか!!」
と言わんばかりの一冊である。というのも小飼氏のブログ「404 Blog Not Found」による献本が後を絶たず、年間だけで1万冊にも及ぶほどであるという。ウィキペディアにも記載されているが、1時間に10冊もの本を読むことができ、知り合いの会では献本してわずか5分で読破・書評を行ったというほどである。数多くの読書を行ってきた賜物と言える。私には足物にも及ばない。
さて小飼氏の読書術は速読以上に謎に包まれており、本書は小飼氏の読書メカニズムに触れる初めての機会と言える。小飼氏がこれまでどのような読書を重ね、どのような方法、思想を持ったのかというのがぎっしりと詰まった一冊である。

第1章「本を読め。人生は変わる」
私は本を毎月50〜70冊読んでいる。読書と入ってもビジネスに直結するものもあれば、個人的に楽しみたいからという形で読んでいるものもある。
読書は知識や教養を与えると言われるが、それ以上に読んだことによってどう思ったのかというのも考える機会にもなる。
最新の情報を得るために新聞を読むのもあるが、それ以上に識者の考えを見てみることのできる本は費用対効果が高いといえる証拠である。

第2章「本を読め。答えは見つかる」
ドイツの宰相ビスマルクの名言に「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という言葉がある。
本には他人の知識や経験がたくさん詰まっており、他者の経験が自らの経験に落とし込むことができる(これを「疑似体験」と言う)。疑似体験をすることによって他人よりも一歩抜き出る、またはより自分に磨きをかけると言うところで差が出る。
本は答えを見つけることもあり、かつその答えのなかで考える力を身につける最高の道具となる。

第3章「「手」で読め。そして「脳」で読め」
「本を読む」と言うと大概は「1字1句」一つも漏らさず読むと言うのを想像する。「速読」と言う類も「目」で読むと言うことに他ならない。しかし小飼氏は違う。小飼氏は「目」ではなく「手」で読むという。驚きつつも5分で1冊読むとしたら確かにそうせざるを得ないかもしれない。

第4章「本を読んだら、「自分」を読め」
「本を読んだら」と言うのも重要な要素である。小飼氏は素早いインプットばかりでなく、ブログ上のアウトプットも有名である。むしろ後者の方で知名度を上げている。小飼さんの本業はプログラマーであるが、それ以上に「書評」という形のアウトプットで稼いでいる。
数多くの本を読んでいくうちに「クソ本」、つまり「駄本」というあまり内容がよろしくない本も出てくる。読書家であれば避けたい人も出てくるがあえてそれを「青汁」として味わい、そして良本につなげていくという意気込みがあるといいかもしれない。

第5章「本は安く買え。そして高く飛べ」
本の値段は結構差がある。お手頃なものでは古本屋で100円の本でも古典から、少し古い本、過去の話など宝庫である。当ブログでは新着の物よりもむしろ一昔前であり、隅っこにあるような1冊を取り上げている。そのためにはほぼ必ずと言ってもいいほど古本屋に足を運ぶ。心観でも学ぶこととは違った「学び」と「刺激」というのが味わえる。

第6章「エロ本も読め。創造力を養え」
「今日から小飼弾さんは、dankogaiさんに改名いたします」
本章を読んでそう言いたくなった。
女性の方々がこの章を見たらどう反応するかと言うのを見てみたいものだが・・・。
エロ本は、男性だと誰でも1度は見て興奮したことがあるだろう。自らエロの世界には言ったという幻想に性的な興奮を持ったことだろう。
本章ではこの「創造」をすると言うところにある。一般所であればともかく、頭のなかでイメージを創ることで自らの頭を活性化するという。

第7章「マンガを読めば「世界」が変わる」
漫画に関する本の書評で書いたのだが、私は活字ばかりではなく漫画もよく読む。ジャンルは様々なものを読んでいる。漫画のいい所は本書にも書いてある通り、あらかじめ画が描かれているため容易に想像をすることができ、印象にも残りやすい。しかし、これは幅広く読まないと、価値観が偏向してしまう恐れがある。

本書を読んだとき、小飼氏は「本に愛されてここまで来ているのか」と感じずにはいられなかった。小さいころから本に親しみ、今では書評によって本業よりも稼いでいるのだから。小飼氏がこれから5年・10年とどのように本を愉しんでいくのかというのも見てみたいものである。

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