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2009年9月

環境を知るとはどういうことか

環境を知るとはどういうことか (PHPサイエンス・ワールド新書) 環境を知るとはどういうことか (PHPサイエンス・ワールド新書)
養老 孟司 岸 由二

PHP研究所  2009-09-19
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神奈川県三浦半島に存在する「小網代」。本書の著者(2人+α)は小網代の自然の中で何を得てきたのだろうか、両者は小網代を通じて何を考えさせられたのだろうかということについて虫取りを行いながら、対談を行った一冊である。

第1章「五月の小網代を歩く」
五月はちょうど梅雨に入る少し前、夏日になる日もあり、寝苦しくなりだす時でもある。
本章はこの「小網代の森」を探検しながら、様々な生物と出会うという所である。読みながらあたかも小網代の森を探検しているような錯覚に陥る。
ちなみに本章のも普通の新書と違い、様々な生物のカラー写真が掲載されている。そのためか新書を読みながらでも自然と戯れているような感じであった。

第2章「小網代はこうして考えられた」
著者の一人である岸由二氏は長年小網代の環境保全活動を続けてきている。それと同時に鶴見川の環境保全の活動も行っており、本章で岸氏はそれに対する思い入れをぶつけている。
もっとも岸氏は養老氏の前書きに記しているとおり、あまり著書が存在しない(とはいえど数冊は書かれている)。
岸氏は幼いころから鶴見川流域に暮らしているというから、それに対する思いは強いというのが窺える。

第3章「流域から考える」
本書は生物学と言うよりも「地学」の領域であり、社会系学問でも「地理学」と言うのが存在するが、それも少し触れられている。
本書の副題にある「流域思考」であるが、その中で「流域」とは一体何なのかと言うと、
「ある川が降水を集めている範囲。また、川の流れに沿った両岸の地域。(goo辞書より)」
と定義されている。海から枝葉のように川が分岐されるが、その本流に当たるか分から支流の末端までの面積のことを指している。面積の広さではアマゾン川流域が世界一であり、日本では利根川流域がトップである。
本流から枝葉のように分岐しながらも、様々な知識や考えを集め範囲を広げる思考のことを「流域思考」と言う。

第4章「日本人の流域思考」
前章で述べた流域思考のもとに日本はどうなのかについての対談である。日本の流域思考は「西高東低」の傾向にあるというがスケールの大きな考えができるかどうかという所からみているようだ。

第5章「流域思考が世界を救う」
「流域思考」というと「思考術」と考えの人もいるかもしれないが、本書ではあくまで「地理学的思考」と言う所で捉えているため、ビジネスにおける思考力ではないということは釘を刺さなければならない。
さて、本章のタイトルもスケールの大きなものであるが、流域単位で、経済や環境にまつわる対策を行えば世界は救われるという。
流域の如く、鶴見川の話から昔の河川や森に至る話まで枝葉に分かれているところを考えると、考え方も「流域」と言える(良くも悪くも)。

第6章「自然とは「解」である」
自然には様々な生物が存在する。その自然の中で人は何を見つけて行くのだろうかという研究も行われており、木々の成長、人の進化といったものは論理づけられながら考察を行ってきた。しかし養老氏はそうではなく、自然には育っていった「解」があるからでこそ、ありのままの自然に触れるからでこそ見えてくるものがあると主張している。

環境を知るのは一筋縄ではいかないように思える。文献でなければ分からないものもあれば、フィールドワークによってはじめてわかるものもある。今日の「環境」の知る難しさと同時に楽しさ、大切さを知ることのできる一冊であった。

Windowsの魅力

来月にWindows7が発売されるわけです。

今回はそれにちなんで、Windowsの魅力について言ってみろというのですが、

一概に言えません(笑)。

もはやスタンダードとなっていて、対応するソフトも多彩であること、使い慣れているので親近感があることが挙げられますね。

コネタマ参加中: あなたにとってWindowsの魅力ってなに?

会社でチャンスをつかむ人は皆やっている!一流の部下力

会社でチャンスをつかむ人は皆やっている!一流の部下力 会社でチャンスをつかむ人は皆やっている!一流の部下力
上村 光弼

ソフトバンククリエイティブ  2009-09-24
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株式会社オトバンク 上田渉様より献本御礼
会社員単位での仕事力、もしくは上司のための本といったものであれば山ほどあるが、こういった部下とはこうあるべきだという本はなかなかない。社会人として生きて行くに当たり、どのような部下であるべきかという道標を示してくれる一冊が本書である。

CHAPTER 1「一流の部下は「スタンス力」が一流!」
学校では「先生」と「生徒」と言う間からであるため「先生」から何でも教えていただける。しかし会社に入ればそうはいかない。「上司」と「部下」の関係になるだけではなく、部下は上司のことを教えてもらいながらも会社に対して対価を払う、それは「業績」や「実績」というものを与える側に回らなければならないため、上司はただ「対価」を払う必要性を教える存在でしかない。

CHAPTER 2「一流の部下は「印象力」が一流!」
印象とはいっても「恰好」ではない。見た目のみならず、声、仕草、言葉づかいなどビジネスにおけるマナーが備わっているかという所が「印象」と本書では定義されている。特に印象を鍛えるためには、世代の違った人たちとの交流や、様々な勉強、そして顔の印象を高めると……行きつくのは、おしゃれに金を駆ける暇があったら、自己投資を行え、に行きつく。

CHAPTER 3「一流の部下は「コミュニケーション力」が一流!」
「コミュニケーション力」と一概に言っても様々なものがある。会話力、傾聴力、質問力、レスポンス力…と多岐にわたる。
人と人との間には会話だけではなく、反応や印象も「コミュニケーション」の一つと考えると第2章の印象づくりも又、コミュニケーション力向上の一つと言える。
ここでは「論理的な会話」よりも「報連相」や質問、意見が中心にある。

CHAPTER 4「一流の部下は「信頼構築力」が一流!」
仕事や会社は人と人との信頼関係の上で成り立っている。この信頼は築きにくく、崩れやすい特質をもっているが築き続けることによって強固な関係を築くことが可能になり、場合によれば出世の道も開ける。ここでは、信頼関係の築いている上司・部下はどのようなものか、そうするにはどうしたらいいのかというのが掲載されている。
仕事のスキルばかりではなく「人間的な魅力」を持つことも大事であるという。

CHAPTER 5「一流の部下は「仕事力」が一流!」
ここでは「仕事術」ではなく、「仕事力」のことであるが、その違いとは一体何なのか、簡単に言えば、「ノウハウ」での「術」と「心構え」としての「力」という違いがある。
仕事においてあらゆるノウハウがあったとしても、「心構え」といったことを忘れては元も子もない。

CHAPTER 6「一流の部下は「成長力」が一流!」
成長をするためには、自分の力を疑い続けることが大切だとつくづく思う。先日9年連続200本安打を達成したイチローも868本塁打を放った王貞治も自分のバッティングに満足をせずに力を伸ばし続けて行った。自らのバッティング、力を疑い、悩み続けることによって力にしていった。
これは仕事の場においても通用するのではないのかとつくづく思う。自分はどのような力を備わっているのかというのは「ジョバリの窓」にある様にわずかしか理解できない。苦手なところでも、不器用でも自分なりに「続ける」こと。そしてその結果に満足せず改善点を見出して行くことで、「気づかぬうちに大きく成長する」ことができるようになる。

CHAPTER 7「一流の部下は「困った上司の対応力」が一流!」
上司もまた「人間」であるので、様々なタイプの「上司」が存在するが、本書では大きく、「デキル」「キレル」「タヨル」「トラブル」4つに分割している。全部カタカナの「ル」におくことができたのは偶然なのか、それとも意図的なのかは分からないが。

CHAPTER 8「一流の部下は「志力」が一流!」
おそらく、本書の中でも最も強調される所と言える「志力」。そう、自分の「意志」を持つことであるという。物事を成し遂げること、部下思いであること、上司の意見をくみ取りながらも懐に入っていけること、縁を持ち続けながら、様々な場で活かせること、そして何よりも「ビジョン」が明確であること。そのことによって、自分に磨きがかかり周りから「一流」と称賛される。

本書を読んで思ったことが一つある。CHAPTER6で少し触れたが、「一流」や「プロフェッショナル」というものは「意識」をして身につけるべきなのか、それとも「自分は一流だ」「自分はプロフェッショナルだ」という意識を持つべきなのか、である。
自分の考える最大限の仕事と本書で紹介されているように、他人のためにどのような価値をもたらすことできるのか、と言うのを鍛え続け、仕事を続けて行くことによって実感をするというよりもむしろ、そのことに一直線である。そしていつの間にか上記のように称賛されるのではないだろうかと考えさせられた一冊である。

人は勘定より感情で決める ~直感のワナを味方に変える行動経済学7つのフレームワーク

人は勘定より感情で決める ~直感のワナを味方に変える行動経済学7つのフレームワーク 人は勘定より感情で決める ~直感のワナを味方に変える行動経済学7つのフレームワーク
柏木 吉基

技術評論社  2009-06-06
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技術評論社 傳様より献本御礼
「勘定」と「感情」のかけ方がうまいとつい感じてしまった。ただ「経済は感情で動く」「世界は感情で動く」と言う本が出ている以上、「感情」なくして、物事を語ることができなくなったといってもいい。この「感情」を経済学として考察を行ったのがこの「行動経済学」である。
「行動経済学」はアダム・スミスの「国富論」において「合理性」と「心理面」の関係について述べていることから始まっているが、表舞台に出始めたのは割と最近になってからである。本書は感情における経済学のメカニズムを、7つの実例をもとに紐解いている一冊である。

第1章「なぜ、売上アップにつながらない販促が正当化されるのか」
販売促進というと、TVのCMやポスター、あるいはPOPといったものまであらゆるものが存在する。私は大学時代スーパーでアルバイトしていただけにスーパーのPOP広告の多さは何度も体験しているとともに、「本当に必要なのか」と毎日のように疑うこともあった。確かに安売りしているPOPがたくさんあれば、「安さ」を求めている人にとってはこれ以上うまい話はないのだが、店舗の景観として、そういった店が多いという悲しい現実がある。
ましてや現在、このPOP効果は果たして聞くのかという疑いさえある。しかしそれがなぜ改善されないのか、数字のレトリック(「ロジカル」ではなく)に飲み込まれているのだろうか。

第2章「S字の魔力がイエスマンを作りだす」
「イエスマン」というと、何かと忌み嫌われる対象となる風潮にある。確かに「自分の意見を言わない」「自分の考えを明らかにしない」などの点では、悪い印象なのかもしれない。しかし日本は協調社会といわれている中で、「イエスマン」は果たして悪者扱いされるべきなのかも疑わしい。
ここまでくると行動哲学や倫理学といった概念になってしまうためここまでにしておいて、「イエスマン」の作り出した環境には日本独特の労働システムが成り立っていた。簡単にいうと年功序列制度によって、ある程度働けばそれなりに稼げる、上司のごますり、もしくは茶坊主となれば出世の道は開けるというシステムの中でめざましい経済成長を遂げた。しかしそれが「失われた10年」の中で大きな足枷に変貌した。経済的な損得勘定が蔑ろにされ手いるようだが、見えない経済の呪縛に飲み込まれている(「価値関数」など)のではないかと感じた。

第3章「ネガティブをポジティブに変える法則」
「あと〜日しかない」
「あと〜日もある」
一言変えるだけでもネガティブがポジティブに変化する。こう考えると、「ネガティブ」と「ポジティブ」は紙一重といえる。しかし両者の言葉には言い方、もしくは言葉一つで、ある種の脅迫にもなる。
一つのことを伝えるのにも言い方一つ、見方一つで変わるというのが「フレーミング(効果)」という。本章はこの「フレーミング」について様々なことが書かれている。

第4章「愛着はムダ仕事の素?」
この題名をみて自分自身の胸にこの言葉がぐさりと突き刺さった。筆入れも時計も10年以上使っており、様々なものに愛着を持っている自分がいるからである。
本章では「サンクコスト」についてであるが、これは、過去に消費した費用の中で回収費用のものをいっている。
それに関連して「教育」という見えない費用をサンクコストに当てはめているところがあったのだが、セミナーや自己啓発書を読むことによって仕事に落とし込むこともまた「サンクコスト」となりうるのではと考えてしまう。

第5章「若者はなぜ3年で辞めるのか?」
城繁幸氏が出された本とどう妙のタイトルとなったのは意図的なのだろうか疑ってしまう。若者とベテランの意見がかみ合わないというところから嫌気がさし、早々と辞めてしまうということを表している。
日本に限らず、様々な労働の場において「経験」という言葉がものをいう。またそれに関しての「記憶」や「慣れ」というのがあり、仕事が円滑に進む、冷静に対処できる。というメリットがある。
ところが思わぬ落とし穴もある。それだけで思考停止され、幅の利いた対策ができなくなる。それが経験年数が長ければ長いほどとらわれてしまう。「ヒューリスティック」という言葉を中心に扱ったところであるが、効率よく意志決定できる反面、前述のようなリスクがある。効果的に使えばいいのだが、感情論からしてなかなかうまくいかないのが世の常なのかもしれない。

第6章「残業と先延ばしの経済学」
最近の職場では「ノー残業デー」が設けられているところや「残業をさせない」ことを奨励する企業が増加している。しかし悲しきかな日本人は、光いった制度になれてないのか、あわないのか、守れていないところが結構ある。
そういえば「国力会議」という本で前首相も麻生太郎氏が「古事記」を持ち出して日本人は働くことが「善」となる民族だからかもしれない。
経済学や心理学で一概に「先延ばし」についていえるのかというと難しいが、様々な角度から日本人が残業したがる傾向にある考察は行う必要があると思った。

第7章「「見た目が9割」で思考停止しないために」
これは人の第一印象に限らず様々なものやことに「第一印象」がつきまとうと主張しているところである。第一印象に惑わされず「疑う心をもて」と諭すところである。

感情や単純な数字、グラフによって振り回されている人もおり、私もその一人なのかもしれない。そのときこそ最後に書いてあるように「疑う」のも大切である。「懐疑哲学」で大成したルネ・デカルトの言葉、
「我思う、故に我あり」
という言葉を胸に据えながら生きていこう、そう思った一冊であった。

最新ケータイを支える技術 ~超薄型・高性能の裏側をのぞく

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西田 宗千佳

技術評論社  2009-09-05
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技術評論社 傳様より献本御礼
インターネット技術に匹敵、あるいはそれを上回るかのように携帯電話の進化も早い。アプリなどの技術のみならず形も薄型であり、性能も飛躍的に高まっている。技術で言ったら確実に世界でもトップクラスと言ってもいいが、なぜか海外進出は行っておらず、ノキアやLGといった外国企業がしのぎを削っている中、マーケティング的に「ガラパゴス化」している携帯電話業界の現状がある。
湿っぽい話はここまでにしておいて、マーケティングで劣勢であるものの技術では世界的にもトップクラスである携帯電話の技術。本書はその裏側について電化製品を追い続けてきたジャーナリストが迫っている。

1章「携帯電話はこうして作られる――商品企画から内部構造まで」
携帯電話は現在あるだけでも数えきれないほど、種類がある。どれも薄型であり、通話だけではなく、カメラやワンセグなど様々な用途で使うこともできる。もはや「携帯電話」から電話機能の域を超えた「ケータイ」へと進化をしていった。
それだけに携帯電話に組み込まれている機械・機能のレベルは高く、「職人芸」とも言われるほどである。また使われる材料の中に「レアメタル」も含まれており、材料の希少性からか、ほとんどの新品はかなりの額である。それについては5章で詳しく述べることにする。

2章「感性を揺さぶる「デザイン」と「機構」の秘密――こだわりと技術の狭間で」
日本の携帯電話の特徴の一つとして「デザイン」の独特さと、色のヴァリエーションが多様であるところにある。
デザインの中でも「薄型」は日本における携帯電話の魅力であるが、薄さとともに耐久性を求めなければならないため、本章の前半ではこれに関しての苦労について書かれている。
後半はカラーヴァリエーションだが、ソフトバンクで発売されている携帯の秘話が中心である。私はDocomoユーザーであるためソフトバンク携帯はあまりわからないのだが、本章で紹介されている携帯では10にも20にも及ぶカラーヴァリエーションがあると言うから驚きである。

3章「手の平に最先端を詰め込む技術――「省電力」と「高性能」のせめぎ合い」
「省電力」と「高性能」は相対する。省電力を意識したら、性能は上がらず、性能を上げるとなると、消費電力もそれだけかかる。それを両方行うのだからどのような試行錯誤であったのか知りたくなる。
日本で約1人1台所持していると言われており、もはや「当たり前」となっているものだけに、「当たり前」にさせるべく、液晶や異常な操作、さらにはカメラなど課題が山積かつ難題であったことが伺えるところである。
普段手のひら、もしくはポケットに当たり前のようにある携帯電話だが、その中身は世界最先端の技術の固まりである。中国では技術の進化に追いつき、追い越すために日本の携帯を分解しているというニュースもあるがそれ故なのかもしれない。

4章「ソフトウェアが全てを決める――「開発効率」と「新機能」の矛盾を超えて」
ハードの技術も速いテンポで進化を遂げているがそれ以上にソフトの技術もめざましい。特にインターネットが携帯電話から使えるようになってから技術は進化を遂げるとともに小回りの利くものにまでなった。それ故かSEではプログラム構築の後にバグ発見・回収のためにテストを行うわけであるがその量が膨大になったことも本章で言及している。技術的に繊細さを求められるようになった所以である。

5章「変化と成長を生み出すもの――ケータイの進化とグローバル化」
2009年の秋にiPhoneが日本で発売されてから携帯電話業界は大きな転機を迎えている。それはこれまで海外のことについて目を向けなかった業界に黒船がやってきたように、iPhoneの技術が携帯電話業界を食らいつくしていくのか、それともiPhoneを凌駕した技術が誕生するのかという分岐点にたっているからである。これまで世界最先端としてきた日本における携帯電話の技術であるが、それが足かせになり始めており、技術の停滞とともに、価格高騰が進んでいる。携帯電話の技術は最高であれど、世界に波及しない理由、それは「価格」も要因の一つなのかもしれない。

携帯電話の中身やそれを創る現場の声は、なかなか聞くことができない。めまぐるしく変わる中でどのような試行錯誤をこらしながら、進化を遂げていったのかがよくわかる一冊であった。

F1 シンガポールGP 完走14台、波乱のレースを制したのはハミルトン!!

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTime
1 L・ハミルトン マクラーレン 1:56:06.337
2 T・グロック トヨタ + 9.634
3 F・アロンソ ルノー + 16.624
4 S・ヴェッテル レッドブル + 20.261
5 J・バトン ブラウンGP + 30.015
6 R・バリチェロ ブラウンGP + 31.858
7 H・コヴァライネン マクラーレン + 36.157
8 R・クビサ BMW + 55.054
9 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 56.054
10 K・ライコネン フェラーリ + 58.892
11 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 59.777
12 J・トゥルーリ トヨタ + 1:13.009
13 G・フィジケラ フェラーリ + 1:19.890
14 V・リウッツィ フォースインディア + 1:33.502
Did not finish
15 J・アルグエルスアリ トロロッソ + 14 laps
16 S・ブエミ トロロッソ + 14 laps
17 M・ウェーバー レッドブル + 16 laps
18 A・スーティル フォースインディア + 38 laps
19 N・ハイドフェルド BMW + 42 laps
20 R・グロージャン ルノー + 58 laps

ハミルトンは様々なレースで強い力を発揮するのですが、とりわけこういった波乱のレースでポールをとり、荒れたレースを尻目に淡々とレースを制すということを考えると、荒れたレースであればある程、強さを発揮すると思います。

すでにチャンピオンの可能性はなくなりましたが、ディフェんデングチャンピオンの意地を見せた今季2勝目でした。

最近パッとした活躍がなかったトヨタ勢も、息を吹き返した表彰台獲得となりました。自薦はいよいよ日本グランプリ、凱旋レースを前にグロックが花を添えました。

前回覇者のアロンソも意地の表彰台獲得。タイトルスポンサーを失いましたがそれをもろともしない強さを見せつけました。

ブラウン勢はバトンが5位、バリチェロが6位フィニッシュ。ポイントランキングも、

1.  J・バトン 84
2.  R・バリチェロ 69
3.  S・ヴェッテル 59
4.  M・ウェーバー 51.5

と15点差に広がりました。単純に考えるとチャンピオンの可能性があるのは3位のヴェッテルまでチャンスがあるといいますが、ブラウンGP2人の戦いとなるでしょう。早ければ次戦日本GPでバトンがバリチェロに対し5ポイント以上つけたらチャンピオン確定となります。

日本GPでチャンピオン確定という様相ですが、私の勘ではブラジルまでもつれるのではないかと。2005年以降ずっとチャンピオンが決まったところですから(そんなこと言ってたら日本GPだって何度もチャンピオン確定となったレースがありましたって言われますね)。

中嶋はなかなか初ポイントに届きません。次戦は日本GP。ここでポイント獲得といきたいところですが…。

最後にもう一つ、BMWのハイドフェルドがリタイアに伴い、連続完走記録が41でストップしました。41戦リタイアすることなく完走をするのはミスをしない以外にも、マシンにも気を使わなければいけないためなかなか達成できない金字塔を打ち立てたといったもいいのではないでしょうか。

次戦は1週間後、日本・鈴鹿!!

F1 シンガポールGP 赤旗などの大波乱の中ハミルトンがPP! そして優勝予想

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)。

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTime
1 L・ハミルトン マクラーレン 1:47.891
2 S・ヴェッテル レッドブル 1:48.204
3 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:48.348
4 M・ウェーバー レッドブル 1:48.722
5 R・バリチェロ ブラウンGP 1:48.828
6 F・アロンソ ルノー 1:49.054
7 T・グロック トヨタ 1:49.180
8 N・ハイドフェルド BMW 1:49.307
9 R・クビサ BMW 1:49.514
10 H・コヴァライネン マクラーレン 1:49.778
11 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:47.013
12 J・バトン ブラウンGP 1:47.141
13 K・ライコネン フェラーリ 1:47.177
14 S・ブエミ トロロッソ 1:47.369
15 J・トゥルーリ トヨタ 1:47.413
16 A・スーティル フォースインディア 1:48.231
17 J・アルグエルスアリ トロロッソ 1:48.340
18 G・フィジケラ フェラーリ 1:48.350
19 R・グロージャン ルノー 1:48.544
20 V・リウッツィ フォースインディア 1:48.792

ハミルトンがPPとった以上に、ポイントリーダーのバトンがQ2でノックダウン。そのチームメートのバリチェロがQ3残り25秒で大クラッシュ。結果的には5番手ですが、ギアボックス交換のペナルティにより10番手からのスタートとなります。

チャンピオン争いの中心となるブラウンGPの2台が揃って中段からのスタートですが、どこまで順位をジャンプアップするのか…期待したいところです。

ブラウン勢を追うレッドブル勢はヴェッテルが2番手、ウェーバーが4番手と良いポジション。どちらもブラウン勢を追い詰める絶好のチャンス、決勝の結果次第でどこまで追い詰めるのかも注目の一つでしょう。

さて優勝予想と行きましょう。

本命:ヴェッテル

対抗:ハミルトン

要注意:ウェーバー、アロンソ

こんなもんじゃないかと。

F1 シンガポールGP フリー走行3回目結果

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)。

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTimeLaps
1 L・ハミルトン マクラーレン 1:47.632 15
2 S・ヴェッテル レッドブル 1:47.909 17
3 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:48.332 18
4 H・コヴァライネン マクラーレン 1:48.420 14
5 R・クビサ BMW 1:48.501 16
6 N・ハイドフェルド BMW 1:48.526 13
7 R・バリチェロ ブラウンGP 1:48.551 16
8 T・グロック トヨタ 1:48.673 17
9 S・ブエミ トロロッソ 1:48.754 17
10 J・トゥルーリ トヨタ 1:48.757 12
11 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:48.831 17
12 K・ライコネン フェラーリ 1:48.864 16
13 M・ウェーバー レッドブル 1:48.876 15
14 J・バトン ブラウンGP 1:48.921 17
15 F・アロンソ ルノー 1:49.032 15
16 V・リウッツィ フォースインディア 1:49.055 16
17 A・スーティル フォースインディア 1:49.122 17
18 J・アルグエルスアリ トロロッソ 1:49.399 17
19 R・グロージャン ルノー 1:49.641 16
20 G・フィジケラ フェラーリ 1:50.039 21

3回目はハミルトンがトップタイムでした。それにヴェッテルが追うという形です。一方フリー走行1回目トップのバトンは14番手。苦戦しているのか、それとも予選のために温存しているのかというのが気にかかるところです。

フェラーリ2戦目のフィジケラが最後尾。フェラーリに入ったばかりとはいえ、真価が問われる所。ここはベテランの意地を見せつけないと、パドエルと同じような過ちになりかねません。

さて予選はどうなるのか、注目しましょう。

F1 シンガポールGP フリー走行1・2回目結果 そしてPP予想

「クラッシュ・ゲート」一色に染まったような2週間でしたが、ストーブリーグも、そして今シーズンのタイトル争いも白熱化していく今日この頃です。

さて今回は「クラッシュ・ゲート」の舞台となった史上初「ナイトレース」の舞台となったシンガポールGPです。昨年はアロンソがシーズン初優勝を遂げました。

2年目の「ナイトレース」、はたしてどんなドラマが待っているのか…、

それを占うフリー走行の結果を見てみましょう(GPUpdate.netより)。

1回目

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTimeLaps
1 R・バリチェロ ブラウンGP 1:50.179 19
2 J・バトン ブラウンGP 1:50.356 22
3 M・ウェーバー レッドブル 1:50.416 21
4 F・アロンソ ルノー 1:50.567 16
5 S・ヴェッテル レッドブル 1:50.614 16
6 H・コヴァライネン マクラーレン 1:50.699 21
7 L・ハミルトン マクラーレン 1:50.715 17
8 R・クビサ BMW 1:50.815 15
9 K・ライコネン フェラーリ 1:50.865 19
10 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:51.089 25
11 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:51.427 23
12 A・スーティル フォースインディア 1:51.544 14
13 S・ブエミ トロロッソ 1:51.643 28
14 N・ハイドフェルド BMW 1:51.656 15
15 T・グロック トヨタ 1:52.083 20
16 J・トゥルーリ トヨタ 1:52.135 20
17 G・フィジケラ フェラーリ 1:52.390 24
18 V・リウッツィ フォースインディア 1:52.905 23
19 J・アルグエルスアリ トロロッソ 1:53.232 25
20 R・グロージャン ルノー 1:53.458 9

2回目

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTimeLaps
1 S・ヴェッテル レッドブル 1:48.650 31
2 F・アロンソ ルノー 1:48.924 27
3 H・コヴァライネン マクラーレン 1:48.952 30
4 N・ハイドフェルド BMW 1:49.098 31
5 J・バトン ブラウンGP 1:49.311 34
6 M・ウェーバー レッドブル 1:49.317 14
7 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:49.333 33
8 T・グロック トヨタ 1:49.342 30
9 L・ハミルトン マクラーレン 1:49.358 28
10 R・クビサ BMW 1:49.609 24
11 R・バリチェロ ブラウンGP 1:49.616 30
12 A・スーティル フォースインディア 1:49.710 31
13 J・トゥルーリ トヨタ 1:49.795 29
14 K・ライコネン フェラーリ 1:49.941 29
15 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:50.023 34
16 G・フィジケラ フェラーリ 1:50.253 31
17 S・ブエミ トロロッソ 1:50.527 29
18 V・リウッツィ フォースインディア 1:50.605 28
19 R・グロージャン ルノー 1:50.972 17
20 J・アルグエルスアリ トロロッソ 1:51.423 31

1回目はブラウンGPの1-2、2回目はヴェッテルがトップタイムと今季の上位勢がトップタイムの奪い合いの様相でした。ともに1・2回目もいいタイムで走行していたところをみると、また前半のようなブラウンGP対レッドブルの戦いに戻るのではと匂わせます。

昨年の覇者・アロンソも1回目4位、2回目2位と好タイム。昨年と同様に大暴れをするかどうか注目といったところです。

1回目の途中でアロンソのチームメート、グロージャンがクラッシュ・ゲートの舞台となったコーナーに激突したというのは何とも皮肉なことか…。

それはさておき、PP予想といきましょう。

本命:バトン

対抗:ヴェッテル

要注意:アロンソ、バリチェロ

久々にブラウンGP対レッドブルの戦いといったところ、そこにアロンソがどこまで割り込んでいけるのかという構図になりそうです。

究極のテレビを創れ! ~感動に挑む絵づくり職人たち

究極のテレビを創れ! ~感動に挑む絵づくり職人たち (テック・ライブ!) 究極のテレビを創れ! ~感動に挑む絵づくり職人たち (テック・ライブ!)
麻倉 怜士 A5

技術評論社  2009-09-05
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技術評論社 傳様より献本御礼
テレビの歴史は長く1911年、帝政ロシアの科学者、ボリス・ロージングによってブラウン管を使った通信技術、すなわちテレビシステムの特許を取り、初めて送信実験を公開した。そういえば地デジ完全移行が2011年7月24日である。公の場でTV電波の送受信が行われてからちょうど100年となる年に完全移行という因果があるとは、と驚きを隠せない。
1世紀にわたる間、TVは多くの進化を遂げ、ブラウン管から液晶へ、そしてプラズマTVや有機ELのTVまでになった。本書は進化を続けるTVをつくる、より高画質のTVをつくるため日夜挑んでいる職人たちの軌跡について書かれている。

1章「「人の思い」を形にする挑戦」
液晶テレビが誕生したのは90年代後半になってから、それまではブラウン管が主流であった。むしろ家庭ではブラウン管しかなかったといってもいいかもしれない。
それまでブラウン管に甘んじていたかというと、そうではなかった。ブラウン管に変わる技術を試行錯誤重ねたが実用化されることがなかったものもたくさんあった。
もっともブラウン管も、ノイズの除去や解像度の改善といった進化を遂げていた。

2章「液晶パネル高画質への挑戦」
液晶ディスプレイが販売され始めたのは1982年であるが、実用化されるまで時間を要した。ブラウン管であれば発行性を要するだけであったのだが、液晶パネルでは光(バックライト)を受け取って画像にさせる仕組みだったため、長時間着光に耐えられるものでなければ実用化が不可能であった。光に耐えられる液晶の開発を試行錯誤の上で行い、ついにTVの薄型化で大きな進化を遂げた。

3章「プラズマパネル超高画質への挑戦」
次なる進化は「プラズマ」への挑戦だった。液晶パネルが十分市場に出回り次ぎなる技術が必要だったからである。
本章では松下電器産業(現:パナソニック)の「パイオニア」というプラズマテレビの開発について迫っている。

4章「デジタルの力が起こした画質革命」
よくTVを宣伝するCMにおいて「ハイビジョン」や「高画質」という言葉が乱舞している。TVを創る人々は、ビット・コントラスト・色彩のこだわりが如実に表現される。5章も「絵づくり」に関してであるがそれの序章の感じをにおわせるところでもある。

5章「絵づくり職人が生み出す画質マジック」
もっともスペックといった話はパソコンなど「使う」機械によって言われるせいか、TVではそのような言葉はでてこない。むしろ4章で述べたように「画質」といった技術と言うよりも、画家のようなセンスが鍵を握っている。よりリアルに近づくために、日夜画質と戦っている。

6章「ニューデバイス「究極の高画質」への挑戦」
日夜画質と戦っている中で新たな形のTVも次々とでてきている。最近でいったら「有機EL」のTVがある。これは携帯電話のモニターで使われていることがほとんどであり、薄型でありながら自らも発光性を持つ。そのことにより液晶より画質がきれいでありながら省エネもでき一石二鳥といえる。しかし重大な欠点があるのは大型になるほど画像にムラができることにあった。「有機EL」のTVが開発され始めたのは98年頃、ちょうど携帯電話がポケベルやPHSに代わり隆盛し始める頃からであった。そのころから画面のムラをなくすなど進化を遂げ、ついに一昨年、世に出回り始めた。

7章「近未来のテレビテクノロジー」
これまで様々な形で画質とともにTVは進化してきた。これからはどのような進化を遂げるのか。2011年の地で次完全移行後のTVはどうなっていくのか、放送のスタイルとも合わせて興味深いところと言える。本章では近未来でありながらも実現の近い「4K×2K(4000×2000画素)」という高画質をはるかに凌駕するものから、3Dテレビなど昔「おとぎ話」や「夢のまた夢」と言われていたものについて取り上げられている。今の進化を見て行くとこれらの技術が現実のものとなるのは時間の問題かもしれない。

日々進化を続けるTV、その裏では「職人」の息吹が芽生えている。世界最先端と言われる日本の工業技術はいまだ衰えを知らない。本書を読んでそう思えた。

環境ビジネス革命

環境ビジネス革命 環境ビジネス革命
フレッド・クラップ ミリアム・ホーン 西田 美緒子

河出書房新社  2009-05-14
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環境問題が深刻化して久しいことだが、国単位での政策も推し進められており、与党はCO2を90年に比べて25%削減すると、昨日国連において表明をした。日本が温暖化対策のイニシアチブをとるのはいいが、CO2が温暖化の根源であるとは断定できない時期に…と考えてしまう。所詮環境問題も、政治的駆け引きの道具にすぎないと言うつもりなのだろうか。
それはさておき、温暖化論議も白熱していることだが、環境に優しいことはまず新しいエネルギーを作り出すという所からである。日本では全電力の34%が原子力でまかなわれており、原発問題もあとがたたない。それに代替するエネルギーはあるのかと問いかけたくなるのだが、ここはぐっとこらえることにする。
今や白熱している環境問題論議であるが、それをビジネスとして成り立たせようとしている人たちもいる。本書は新エネルギーを用いたビジネスを行っている巨大産業について迫っている。

第1章「新たなる産業革命」
これまで狩猟から農作、手工業から機械工業、そして情報科学と産業は多くの進化を遂げてきた。そしてこれから、環境対策という大きなテーマとなって「発電」そのものが進化を遂げるだろう。次章以下は、その可能性が秘められている新エネルギーの数々を紹介している。

第2章「太陽の力を活かす、その一――太陽光発電」
まずは太陽光発電である。おそらく最も効率的で郊外の出ない代表的な新エネルギー発電として、最もメジャーなものであるが、コストの高さから敬遠されてきた。その高さの原因は太陽電池用の「シリコン」の需要が高まったことによる。シリコン以外でも本章で紹介されたナノテクノロジーや、イリジウムなども挙げられている。事実上無限であるため、これからどこまで太陽光発電に切り替わるかという所と言える。

第3章「太陽の力を活かす、その二――太陽熱発電」
太陽光と同じく太陽をエネルギーを用いて発電するのが「太陽熱発電」である。アメリカやオーストラリアといった広大な土地を持つ地域であれば可能であるが、日本のように国土の狭い地域では力を発揮することができない欠点がある。追い打ちをかけるかのように、この発電事態あまり知られておらず、実験もほとんど行われていない。
石炭発電中心の中国では取り入れられる可能性があるのではと私は考える。国土も世界で5本指に入る面積を持っており、太陽光も熱も取り入れやすいためである(ただ黄砂が起こる地域があるのでその懸念もあるが)。

第4章「生きものから手に入れる燃料」
生きものから得られる燃料と言うととっさに「人力」と思ってしまうが、そうではない。
次章に跨るが「バイオ燃料」のことを言っている。「バイオ燃料」は家畜の粉乳から、稲藁や泥、廃材からとれるバイオマスから作られる燃料のことをいい、主にエタノールなどのアルコール類にするというものである。

第5章「バイオ燃料の新たな素材――セルロースと藻類」
このバイオ燃料の新たな素材として「セルロース」を「藻類」が挙げられている。「セルロース」はトウモロコシの皮や木の幹など、草の葉や茎の中から丈夫な繊維質をとりだしたものを総称して呼んでいる。サトウキビをバイオマスにするということは以前から聞いたことはあるが、トウモロコシや草の根や葉にまで裾は伸びたものの、大量生産を行わなくてはならないという課題は変わらない。
藻類も新たな発見であるが、課題は同じである。

第6章「海洋エネルギー」
海洋エネルギーも新エネルギーの一つとして挙げられているが、政府が指定している「新エネルギー」にはそれが掲載されていない。周りが海に囲まれた島国なのに、である。海洋エネルギーはどのようなものがあるかと言うと、潮の満ち引きによって発電される「潮力発電」、波の高さで発電する「波力発電」、海水の塩分濃度によって発電される「塩分濃度差発電」がある。
日本ではできるかと言うと、まず「潮力発電」は潮の満ち引きの激しい地域が限られているため国単位では難しく、「波力発電」は冬の日本海などではできそうだが、台風の影響がネックになる。
「塩分濃度差発電」はまだ認知されていないというのが現状としてある。

第7章「大地の力――地熱エネルギー」
おそらく日本で最も進んでいる発電の一つとして位置付けられているこの地熱発電、そうさせる理由には日本は活火山を多く抱えているからにある。火山の麓には地熱発電ばかりではなく温泉もあり、日本の文化の一つとして成り立っている。日本は火山を恐れながらも共生しながら文化を形成していった。そのことから国土は狭くとも、世界的にも発電量は上位に位置されている。
しかし住民の反対や法律の規制によって推進を行えども理解が得られないという現状がある。

第8章「石炭を見直す」
発電の中で石炭ほど最も非効率な発電はないはずだった。発電量はそこそこある一方で、CO2排出量が最も多いと言われており、需要の多い中国では様々な公害で悩まされている現状がある。
本章ではこの郊外の根源となるガスを分離して、二酸化炭素を極限まで抑えるという研究について取り上げられているが、ガスが大量なうえ希薄なため、実用化まで程遠い状態と言える。
しかしこれから、石油の残量も減少するため、石炭が表舞台に立つ日も近くなる。新エネルギーの発電が難しくなるといよいよ石炭を使わざるをえなくなるわけだが、上記の実験が実用化されるのが先か、新エネルギーが先か、もしくはそのまま石炭にとって代わられるのが先かという選択肢になる。

第9章「今すぐ使える解決策」
今すぐ使える解決策と言うことについて書かれている。主に会社などの団体単位において「使える解決策」を示しており、個人単位での解決策はこれと言ってなかった。

第10章「可能性を秘めた世界」
今まで様々な新エネルギーについて取り上げてきたが、本章では実用段階には至っていないものの、これから発電として実用化されるであろう物を取り上げている、原子力は「核分裂」によって発電されるが、それとは反対の「核融合」による発電技術、ウィルス電池などあまり聞き慣れないものばかりである。

人口が急激に増出して行く地球で最も深刻な問題になるのが、「食料問題」「水問題」があり、それに次いで深刻化するのは「発電エネルギー」と言われる。環境対策として個人単位でも限界があり、発展と中国やインドのような発展途上国ではこれから数多くの消費が見込まれる。その中で環境に関してどのような政策に講じていけばいいのかというのがネックになる。

白石真澄流すっぴんお仕事術

白石真澄流すっぴんお仕事術 白石真澄流すっぴんお仕事術
白石 真澄

明治書院  2008-06
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「すっぴん」と言うと女性でいう、「化粧をしない」と言う意味合いになる。これを仕事術に喩えるとするならば、
「化粧をしない」→「虚飾をしない」→「自然体でいる?」
というような形になるのではと考えてしまう。自分の欠点を補いながら、自己啓発の化粧をまぶして行くのではなく、あくまで自分自身の魅力を生かしながら仕事を進めてみてはどうかという一冊である。ちなみに本書は20代・30代女性を対象にしていることをあらかじめ記しておく。

第1章「仕事は自分自身の成長の糧」
まさにその通りといえるところであるが、私たちの周りにはこの「仕事」を苦痛だと思っている人もいる。
しかし会社にいる以上、社会人である以上、仕事は付いて回る。日本国憲法でも「勤労の義務」が定められているのだから。
ただし、以上のことから「〜ねばならない」の姿勢で仕事を行うのも困りものである。仕事をすることによってどのようなものを得るか、あるいは目標に向けてどう邁進していくかということをあらかじめたてていけば、どのような苦しい、難しい仕事でも愉しみに変わる。

第2章「八面六臂の人生はスリリング」
「八面六臂(はちめんろっぴ)」は一体どういう意味をあらわしているのかとある辞書で調べてみた。
(1)仏像などで、八つの顔と六本の腕を持っていること。
(2)多才で、一人で何人分もの活躍をするたとえ。
とある辞書より)
ここでは(2)を言っている。ひとりで何人分の仕事をこなす、ここでは「八面六臂の人生」なので家事や育児なども含まれる。それを含めてこなすというのだから、覚悟がなければ疲れ果てる、場合によっては過労を起こしてしまいかねないが、それをこなして行く仕事術を紹介している。
ただ本章を見ている限りでは「八面六臂」を象徴づけるような忙しさと言うのがあまり伝わらず、むしろ和やかさがあったように思える。

第3章「ワーク・ライフ・バランスの大切さ」
ワーク・ライフ・バランスは政府でも企業でも声高に叫ばれている言葉であるが、事実上これを達成している企業はなかなか存在しないという現状がある。日本の労働事情のせいなのか、はたまた忙しいを厭わない日本独特の文化なのかはわからない。
本章では著者自身の出産体験をもとに支えてくれる人たちのありがたさとワーク・ライフ・バランスの大切さを教えている。
日本の出生率は2006年以降上昇しているとはいえ1.37と水準は先進国に比べて低い。主な原因としては晩婚化や、育児休暇の行使ができない環境にある現状などがまだ残っている。出生率を上げながらも経済も活気づいていくという未来はまだ遠い。

第4章「楽しく働くためのシンプルかつ大切な習慣」
楽しく働くにはどうしたらいいのかというのは、ビジネス書でも山のようにある。人それぞれでありながらも、万人にとっては解決することの困難な、言わば「永遠の課題」の一つとしてもふさわしい課題である。女性の労働状況は改善されているとはいえ、依然厳しい状況が続いている。そのようなときに、様々な仕事を駆け持つ、選り好みをせずに「まず」やってみることを本章ではいっている。これは女性に限らず、男性にも同じことが言える。

第5章「自分を磨きましょう」
日経ビジネスAssocie」でもここ最近は「自己投資術」という特集が組まれたばかりである。最近では自己啓発本やセミナー、勉強会と参加する人が増加しており、セミナー自体も多様になった(むろん、私もセミナーにはよく参加するクチだが)。
自己投資法なのかと思ったが、ここでは生活やファッション、機転のきき方やオーラといった仕事に直結しないようだが仕事に直結する所の磨き方について書かれている。

第6章「「すっぴんお仕事美人」になるための50か条」
「お仕事美人」になるためのことを、あいうえお順に50か条まとめている。仕事、人間関係、金銭、生活、人生などありとあらゆる美人になる方法が目白押しである。

第7章「バリアフリー社会をめざして」
近年、障害者のために「バリアフリー」の建築や設備が急速に発展し、それに関しては世界でも群を抜くほどであるという。障害者に優しい社会と言うのが構築されている証拠と言えよう。しかしそれで満足するわけにはいかない。「勝って兜の緒を締めよ」とまではいかないものの、バリアフリー社会を発展させるのに歯止めをかけてはいけない。
しかしバリアフリーとはいえど、女性も働ける意味での「バリアフリー」は整っていない。「女性も働ける」と言うのは女性もそれなりの地位を与えられることも大切だが、男性も女性もそれぞれ育児休暇を使えるような職場づくりという意味のバリアフリー化を進める必要がある。

女性における働き方について書かれた一冊であるが、男性でも学べるところもある。そう思えるい一冊であった。

だから、新書を読みなさい

だから、新書を読みなさい だから、新書を読みなさい
奥野 宣之

サンマーク出版  2009-09-11
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株式会社オトバンク 上田渉様より献本御礼。
私が書評を始めたのは2007年4月である。前身の「蔵前トラック」の時からである。最初は小説や単行本などを取り上げていたが、いつしか新書ばかり取り上げるようになった。深い理由はないのだが、購入するにも荷物かかさばるばかりではなく、購入するにも高価なためである。その点新書であれば差はあるものの大体700円で収まりながらもありとあらゆる分野を網羅しているため、書評していくうちに様々なことを学ぶことができるので一石二鳥だと思い、新書中心になった。この「蔵前トラックⅡ」も行こう当初は新書ばかりであった。そのためか私の書評と新書は切っても切れないものである。
本書は「情報は1冊のノートにまとめなさい」の著者である奥野宣之氏が新書を読むにあたってのインプット法・アウトプット法についてを伝授した一冊である。

序章「ビジネスパーソンのための新書活用法」
新書の良さはページ数がそれほど多くなく、持ち運びやすく、廉価で、それでいながら分野の幅が広く、ほぼ全範囲の学問に及ぶ。ただしデメリットもあり、「広く浅く」の如く、一つ一つの学問に対して、あまり突っ込んだものがないというのが特徴である。
裾幅の広い新書をビジネスにおいてどのように使えばいいのかというのが本書の狙いであるが、主にテーマを絞りながら三冊まとめ買い、同時読みを行い、「逆張り」を行うということを繰り返すという。
これを「新書ザッピング術」と言うが、これは一体何なのかというのを次章以降追ってみよう。

第1章「だから、新書を読みなさい」
序章のところで「逆張り」という言葉が出たが、一体どういう意味なのかと疑るだろう。簡単に言えば、誰も読まないものを読む、誰も知らないことを知るというのが「逆張り」であるという。
さて本章の話に移る。
新書の良さは最初の部分と序章で書いたが、新書とはいっても「岩波」「文春」「集英社」「ベスト」「光文社」…と枚挙に暇がなく、毎月約80冊もの新刊が出る。内容もピンからキリまで存在しており、サブカルチャーの要素の強いものもあれば、中公新書のように学術的なお堅いものまで存在する。本書のようにビジネス書のスタンスを持つ新書も存在するため、あらゆるジャンルに精通しようと思えばまず新書がもってこいともいえる。ただし、新書も単行本と例外なく、駄本も存在する。その見分け方も新書を選ぶうえでの課題の一つとなってくる。

第2章「奥野式「新書ザッピング術」のすすめ」
いよいよザッピング術についてである。自分自身の周りで起こっているものや、自分自身の問題について書き出し、それを解決するためにはどのような本を読むべきかというのを親書リストを作り、その中から3冊を選び同時に買う。
しかし、選ぶ3冊にも1冊1冊、どのような本なのかという基準も設けてあるため、「選り好み」というわけではない。
選び方を含め全部で14のルールによって構成されており、一つの課題ごとに3冊の新書を相対・絶対的にメモを取り、それぞれの観点について新書ノートにまとめることで、一つのテーマにより様々な観点を見いだすことができる。
3冊なので約2100円で多面的に物事をとらえることができることを考えると、新書ほどおいしいツールはないといえる。

第3章「新書を制覇する17の技」
新書を選ぶといっても過去数十年にわたって刊行しているものもあり数千冊にも及ぶ。その中から自分の求めるテーマにあった本を探すとなると、選ぶだけでも時間をとられてしまう。しかし現在はウェブが進化しており、ウェブによる検索を利用することによって自分の求める新書を選ぶことが容易になってきた。さらに書評もウェブや活版問わず数多く存在しており、選ぶヒントとなるツールは幅広い。

私も書評を通じてかず多くの新書を読んだクチなので新書の可能性はいやと言うほど理解している。それだけに新書を使ったり、読んだりと様々なことができる。豊富にある新書を効率的に使い倒す、ビジネスのために使い倒すということを考えると本書のような方法もまた然りである。

SとMの恋愛法則

SとMの恋愛法則 SとMの恋愛法則
ひめまる

文芸社  2009-07-01
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株式会社オトバンク 上田渉様より献本御礼
恋愛は私自身、ほとんど経験のないことなので体験談はないため、恋愛についての本は避けてきたが、本書は「恋愛法則」なので、時分はどのような恋愛傾向にあるのかが一目でわかるようになる。またそれ以外の特性の人もどういった傾向にあるのかが楽しめる。
さて本書のタイトル「S」と「M」だが、これはどちらも作家の名前をとったものであり、「S(サディズム)」はフランスの作家「マルキ・ド・サド」からつけられたものであり、根源となった作品として「ソドム百二十日あるいは淫蕩学校」がある。一方「M(マゾヒズム)」はオーストリアの作家「ザッヘル・マゾッホ」からとられたものである。代表作は「毛皮を着たヴィーナス」であるが、これも「マゾヒズム」の起源として挙げられることが多い。
今回は「S」「M」を各4種類ずつ、計8種類のタイプに分かれている。章立てに入る前に、SM診断を行い、どのようなタイプなのかを見て、各タイプの傾向と相性について書かれている。細かいところについてはこれから紹介している。ちなみに私の診断結果については最後に書くことにする。

Step1 「出会い」
「出会う」ことは個人差はあるが必ずある。また恋人を探すという所からどのようなところを重視するのかというのをタイプ別に判断している。主に、「ルックス」「人との接し方」「相手を追うかどうか」「モテや肩書を重視するか」がある。
私の本心であるが、ルックスはあまり重視せず、人との接し方も気分や状況によって変わり、気になる相手にあまりアタックせず(奥手?)、肩書やモテに関しては全くと言ってもいいほど意識しない。
「草食系」と言ってしまえばそれまでだが、タイプ別に見てどれなのかはご想像にお任せする。

Step2 「アプローチ」
素敵な人に出会ったら、どのように告白するのか。それはものの購入でも、仕事や勉強に対しても言えることかもしれないが、本書はあくまで恋愛のことについてである。
ここでは「連絡手段」「会話」「誘い方」「性格」「上下関係」など人に関連することが取り上げられている。
ここでも「もし私だったら」であるが、「連絡手段」はほとんどメールだが電話でもOK、会話はあくまで「聞き役」に徹し、誘いはあまり積極的ではなく、性格は犬派で上下関係は気にしない。さて私はどのタイプだろうか。

Step3 「めんどくさい関係」
人と付き合う上で面倒なことはいくつかあるだろう。私はそういった経験がないので「面倒なことって何?」と訊きたくなってしまうのだが、本書では「浮気」「不可解な行動の理解」「プレゼント選び」「謝罪」などを挙げている。たしかに「めんどくさい」と言える。
では、私だったらどうか。そういった体験がないためあくまで想像と言うことで。「浮気」はするかもしれない(固執しないため)、不可解な行動はある程度理解できる、プレゼント選びは相手のためを思って…だが安価で終わってしまいそう。「謝罪」は誠意を持つタイプである。最初のタイプ診断と自分の考え方がだんだん違ってきたと感じたところである。

Step4 「自分って……」
タイプ別に自分という人間を主観的に捉えたところである。主観的に自分で自分のことを話しながらなので、とっつきやすい文章になっている。
8つのタイプごとにどのような恋愛をしていくのかというのが面白おかしく書かれており、自分のみならず友だち単位でどういうタイプなのかで一喜一憂できる。また自分の性格と言うのを理解できるのにも使える一冊であった。

さて私であるが、タイプ診断の結果「オレルールなエス」という結果であった。自己中心的と言ってしまえばそれまでであるが、ある時はエムになる(でもほとんどはエス)、当たっているとは一概に言えないものの、所々で「そうだな」と頷いてしまう一冊であった。

人生を変える!夢の設計図の描き方~1年後に「自分らしい生き方」ができる方

人生を変える!夢の設計図の描き方~1年後に「自分らしい生き方」ができる方法 人生を変える!夢の設計図の描き方~1年後に「自分らしい生き方」ができる方法
鶴岡 秀子

フォレスト出版  2009-07-22
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昨月のセミナーで講演された鶴岡秀子氏の一冊であるが、この方は2010年末に「止まることで世界に貢献できるというコンセプトのホテル」をオープンさせるべく奔走中の方である方であるが、そもそもホテルマンとしての経験もなく、ホテルに関する知識なしでホテルを創るという周りから「無謀」ともいわれる夢を実現させるべく動き、ついに実現するところまできたという方である。
本書はそれを実現する「夢」の描き方と言うことについて書かれた一冊である。

第1工程「『夢の設計図』の描き方」
「夢」と言うのはよほどではない限り誰にでも存在するものである。その「夢」に振り回される人もいれば、自分の地を行きながら、自ら立てた「夢」に向かってまい進している人もいる。本章は後者に当たる「夢」の描き方について書かれている。つまりは「自分はどのような人間なのか、どのような考えを持っているのか、どうなりたいのかということについて書かれている。
「自分軸を持つ」「B to F(Fun)」が印象的であるが、最も後者について書かれているところで「7つの教え」と言うのにも言及しているが、それについてのプレゼンをいかに掲載しておく。

「夢」が無限の可能性を与えてくれるというのを、思い知らされるプレゼンであった。

第2工程「設計図からはじめの一歩を踏み出そう」
設計図がいったんできたら一歩を踏み出す、すなわち行動を起こしてみようというのが本書の狙いである。夢を実現するためには「行動」はなくてはならないものであるのだから。
設計図と言うのだから「完璧」を求めてしまうものだが、本書では「完璧」を求めず、行動をすることによって軌道修正をする、つまり手直しできるか所をいくつか持つことによってカスタマイズしながら行動できるというわけである。
また行動をすることによって、様々な「成功」や「失敗」を得ることができるが、それをどのようにして起こさせ、積み重ねていけばいいのかについても言及している。

第3工程「夢を共有する仲間を集めよう」
夢を実現させるためには、まず1人ではできない。そのためには多くの人たちの助けが必要である。そのためには人を巻き込むこと、共有することが大切であるという。夢は大なれど小なれど、である。
「夢」は一概に言えないものの、やりようによっては人を引き付ける魔力を持っていることは確かである。その確固たる証拠に本書の著者が実行したことも挙げられる。
ただし、巻き込むのはいいことだが、礼を持って縁を持つこともやらなくてはいけない。人と出会うことによって思いもよらなかった考えや利益を得ることができ(出逢い(DEAI)→アイデア(IDEA)と言われているだけに)、夢への距離もぐっと縮まる。巻き込むことによって出会うこととなるが、巻き込んだことへの感謝と言うことで「礼を持って〜」と言うことを書いている。つまり「縁」を大切にするために礼を尽くせと言っているのである。

第4工程「夢の実現に向かって歩き続けよう」
ここでは夢に向かってまい進させるときについて書かれている。
夢に向かって突き進んでも、時として「果たして夢は達成できるのか」「自分はだめだ」と言うようなネガティブな思考に陥る時が必ずと言っても出てくる。それを解消させるためにはポジティブ思考でもってモチベーションを維持していくことが重要であるという(ただし、無鉄砲なポジティブ思考ばかりとらわれてもそれはそれで問題だが)。
小さなことから、様々な試練を乗り越えて行くことによって、夢はかなうのであるという。

「夢をかなえる」ことは生きていくうえでも大切なことであり、この上ない喜びである。それを達成するためにはどうしたらいいかというのを本書は教えてくれる。良く「夢をかなえる〜」というノウハウ本があるのだが、本書は夢そのものの叶え方と言うよりも、夢をどのようにして持てばいいのかということにフォーカスをしている。
たった一度しかない人生の中で誰しも一つや二つは「夢」を持つ。その夢を本書とともにかなえてみようか。

ルノー 2年間の執行猶予付き参戦禁止処分

ルノー 2年間の執行猶予付き参戦禁止処分

FIAは、パリで行われた世界モータースポーツ評議会の公聴会の後でクラッシュゲート騒動を起こしたルノーチームに対してチャンピオンシップ参戦資格剥奪の処分を下した。判決は2011年シーズン末までの2年間の執行猶予処分となっている(GPUpdate.netより一部抜粋)。

クラッシュ・ゲートについては当ブログで取り上げませんでしたが、これの経過についてはちょくちょくニュースで閲覧していたため、ある程度内容は把握しておりました。

ではこの「クラッシュ・ゲート」について簡単に説明しましょう。

事の発端は昨年のシンガポールGPでネルソン・ピケがこのレースの13周目にクラッシュしましたが、それがチームの指示によるものであるという疑惑が浮上しました。このGPではチームメートのアロンソが優勝したことから、FIAが調査に乗り出していました。

先週にはこのクラッシュ・ゲートで、ルノー側が謝罪することとなり、チーム代表のフラビオ・ブリアトーレ、エンジニアリングディレクターのパット・シモンズが離脱したことによって若干減刑されるのではということを考えておりましたが……、判決は非常に厳しいものとなりました。ただ認めなければ、「即時追放」という処分が確実視されていたためそれを考えれば、軽くなったと言えばそう言えますが。

これからルノーが、撤退をするのかどうかということが注目されると思いますが、これを受けて今シーズン限りで撤退をする可能性が強いでしょう。2年間参戦禁止となれば、チームとして参戦する意味がなくなりますからね。

アロンソのストーブリーグも過熱化しており、フェラーリ移籍の可能性も高まっていますし、ライコネンがマクラーレンに戻るかも、というニュースがあるのでシーズン後半になるにつれてストーブ・リーグも注目です。

(22:55 追記)

ブリアトーレは事実上のF1界永久追放、パット・シモンズはFIA運営イベントへの参加を5年間禁止する処分が課されました。

http://sports.yahoo.co.jp/f1/article?a=20090921-00000112-ism-moto

「教育七五三」の現場から-高校で7割・中学で5割・小学校で3割が落ちこぼれ

「教育七五三」の現場から-高校で7割・中学で5割・小学校で3割が落ちこぼれ (祥伝社新書) 「教育七五三」の現場から-高校で7割・中学で5割・小学校で3割が落ちこぼれ (祥伝社新書)
瀧井 宏臣

祥伝社  2008-06-26
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確か新人社会人の「七五三現象」というのがある。これは中卒・高卒・大卒の三年以内の離職率のことを表している。では「教育七五三」とはいったい何なのかというと本書の副題に書いてあるとおり「高校で7割、中学で5割、小学校で3割が落ちこぼれになる」ことを表している。PISAの学力調査でも、成績が軒並み落ち込んでおり、教育の在り方について問われているといっても過言ではない。本書はどのようにして学力低下の原因と処方箋について「陰山メソッド」を中心に考察を行っている。

第一章「子どもたちの異変」 子どもたちの異変は学力ばかりではない。もっと深刻なのは「体力の低下」にある。本書では体力調査として25m走やソフトボール投げの結果の変遷が取り上げられているが、記録が右肩下がりとなっているのが現状である。また免疫系に関しても「アレルギー」といったものが増えているが、これは「潔癖性」と密接な関係がある。

第二章「生活破壊の現状」 子どもの生活態度が崩れていることについて警鐘を鳴らしているところである。 子どもの夜更かしについては、子どもによってでてきた要因ばかりではなく、大人の夜更かしにつきあわされることによって崩れてしまう要因もある。 また、遊ばなくなりメディア漬けになる、TVといったメディアも面白くなくなってきたことによってインターネット漬けになるという状態となっている。 昔は子どもは外で遊べというようなことを言われており、実際に虫とりや鬼ごっこなど外で遊ぶ機会が多かったが、地域コミュニティが薄れてきたことや誘拐や通り魔など物騒なことが目立って報道されるようになって、外は危ないという親の認識が生まれ外に遊ばせないという親もいるという。

第三章「育ちそびれとライフハザード」 10数年前に話題となったものとして「学級崩壊」と言うのがある。これは90年代後半に多発したのだが、学級崩壊は学年差があるとはいえ、小学4~6年生が最も多く、女子の思春期と重なるため思春期での心の揺れによって引き起こされるのではないかと言われている(一概にそうは言えないが)。本章で中心に取り上げているのは「小1プロブレム」という聞き慣れない名前であるが、児童の奇怪な行動などにより学級崩壊を招くということから大阪で名付けられたという。 育ちそびれの象徴として中心に挙げられているが、親の躾不足や地域社会の希薄化ということから、人間関係の理解に疎くなってしまったことが要因として挙げられるという。

第四章「朝ごはんを食べると学力が上がるか」 「陰山メソッド」がここから紹介されるが、間違ってほしくないのは「百ます計算」のことに関して触れられていると思いであるが、これは一切触れておらず、メソッドの一つとして挙げられている朝ごはんを食べることについての考察を行っている。 これは実践によって証明されているが、これに関して批判的な論者は少なくない(因果関係が疑わしいという)。

第五章「学力は本当に低下しているのか」 2006年に行われたPISA学力テストの結果、日本の順位が低下したことにより「学力低下論争」と言うのが加速化し、結果として「ゆとり教育」の撤廃といったことが決まった。 しかしその要因についてはゆとり教育、詰め込み教育といった「教育システム」、親・子供の在り方など様々な議論がなされているようだが、効果的なものが出てこないでいるというのも現状である。また注目された「フィンランド式教育」も日本の国土からして、効果があるのかというのはまだまだ疑わしいところもある(そればかりではなく「フィンランド式教育」のデメリットを取り上げている文献が少ない)。

第六章「十歳の壁をどう克服するか」 十歳の伏線はどのようなことから生まれたのかというのが知りたくなる。本書では小学1・2年生では具体的に教えられていたのが、3年生になって教えて方がだんだん抽象的になり始める時期となり、学校の授業についていけなくなる時期のことを指している。本書のタイトルとなっている「七五三現象」を象徴させるようなところである。

第七章「生活改善と処方箋」 生活改善をするためには親から働きかけなくてはならない。親が子供に対して「大人の時間」や「大人の場所」などを自覚させるようなことを覚えさせることも大事であるが、できる限りで親とともに規則正しい生活改善を行うことも効果的な処方箋であろう。食生活についても然りである。 遊びについてであるが本書では、「プレーパーク」について取り上げられていたが、「ある程度の自由を与える」こと、つまりは子供を外で遊ばせる自由を作ることが子供の成長に大きく影響を及ぼす。大人たちは自由に遊んだのにもかかわらず、「危ない」「物騒だ」と言うような場合によって身勝手な理由から子供に対して自由を奪っていることを自覚することからではないかと私は考える。

教育問題は今に始まったことではないが、昔の教育問題と違う点は親ともに考えるよりも、親も直さなければならないということの方が多い。生活改善や学力改善などは、大人を蔑ろにさせて子供に無理強いさせるというのは本末転倒なのではないかと言うのが昨今の教育問題を見ていて私なりに考えたことである。本書はそれを象徴づける一冊だった。

自殺予防学

自殺予防学 (新潮選書) 自殺予防学 (新潮選書)
河西 千秋

新潮社  2009-06
売り上げランキング : 271001

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日本では毎年3万人もの人が自殺をしている。とりわけ多いのが借金での金銭問題、労働状況による過労自殺、人間関係の縺れからによる自殺が挙げられる。心的、金銭的、物的観点から、様々な理由から自殺をしていくためどのように対策を立てるべきなのかというのは一概に語ることは非常に難しい。本書のタイトルは『自殺予防学』であるが、あたかもそういった学問が存在するのかと考えてしまう自分がいる。一昔前からそういったことが社会問題と化しているだけに、である。本書は様々な観点からみた「自殺」についての考察を行い、それを踏まえたうえでどうしたらいいのかという提案を行った一冊である。

第1章「自殺とは何か」
本章の冒頭に書いてあるとおり、「自殺」の定義というのは難しい。
たとえばリストカットとしても不慮の事故により手首の動脈を切ってしまい死んだというケースも存在する。崖に落ちて死ぬというのもまた然りである。
自殺というと自ら望んで死ぬと言われているが、その中で遺書を遺しており、はっきりとした意志が明確となっていない場合「自殺」と「不慮の事故」という線引きは難しい。現に自殺者数はどのようにしてはかっているのかというのも考えるべき一つなのではないかと思う。

第2章「自殺の本質」
自殺における話というのはたくさん存在しており、中には「迷信」とも呼ばれる俗説も存在する。例えば、
「自殺は若い人が多い」
「自傷や自殺未遂は狂言みたいなものだ」
「自殺を止めることは不可能だ」
「自殺は予防することができない」(p.35より抜粋)
というのがある。「若い人が多い」というのは明らかな俗説であるが、40・50代の中年層がもっとも多く、19歳以下の若者がもっとも少ない。これは労働における過労自殺や、これから働く意味、生きていく意味を見いだせなくなり自殺に追い込まれる人が多くなったという表れといえる。

第3章「自殺問題の現状」
自殺が起こる要因というのは様々であるが前章で記述したこと以外にも、癌などの重病によりこれ以上長生きできないと言う絶望感を抱えての自殺というのもあるという。
ほかにも要因はあるものの、その根底にあるのは「心理」や「精神」が関連している。

第4章「自殺とマス・メディア」
「報道加害」という本が岩波新書であるのだが、過熱する報道、「メディア・スクラム」によって当事者自身が精神的な病に陥り自殺するケースというのがある。最近ではインターネットの普及に伴って、その被害というのは加速化して言っている(誹謗・中傷も存在する)。
TV局では自殺報道などを防ぐためにガイドラインをもうけているが、それが効果があるのかというのは疑わしい。
また報道に限らずドラマなど殺人や自殺と言ったものを取り上げているが、それは最後に語ることにする。

第5章「自殺と精神疾患」
精神的な病における自殺というのも最近多くなった。「21世紀は心の世紀」というが如く、うつにおける自殺や疾患というのは年々増加の一途をたどっている。精神科医の需要もそれにつれて増加しているが「医師不足」という現状からか追いついていない。

第6章「精神生物学からみた自殺行動」
ここでは自殺行動を「精神生物学」という危機なれない学問によって分析を行っている。「精神生物学」はどちらかというと「生物学」の傾向が強いように思える。

第7章「自殺予防の方法論」
さて、いよいよ自殺予防の方法についてとりあげる。自殺を予防するためには自殺を思いとどまらせることをしなくてはならない。本性で取り上げられている代表的なものとしては富士の樹海(「自殺の名所」として知られている)においてホットスポット対策、立看板を立てるというようなことを挙げている。心理学的、精神学的に、どのようにして思いとどまらせ、他人に悩みを打ち明けさせるのかというのが第一の課題とされており、試行錯誤を繰り返しながら様々な策を講じているところがよくわかるところである。

第8章「さまざまな自殺対策」
自殺を思いとどまらせるための対策は「カウンセリング」が主に挙げられるが、どのようにして「カウンセリング」をしていくのかというのもある。グループカウンセリングから、自殺予防のための対策、勉強会というのが本章で取り上げられている。

第9章「自殺に傾く人への対応」
自殺に傾きかけた人にはどうしたらいいのかというガイドラインが示されているが、これは抑うつの症状の人へのつきあい方に近い。相手に対しての接し方一つで快方に向かったり、自殺に追い込まれたりすることがあるため、普段のコミュニケーション以上に細心の注意を払う必要がある。

第10章「今後の課題、そして望まれること」
自殺対策は国単位で行われていないわけではないのだが、年金や景気と言った経済・福祉対策といったものが優先されており、二の次という位置づけになっている。労働対策や福祉対策に並んでとあれば最優先課題の一つとすることも可能であるが、今一つという印象が拭えないと言う現状もある。

第4章の最後にドラマなどにおける自殺について言及すると言ったが、これは昨年のドラマにおいて花嫁姿のまま自殺をするシーンがこの章で取り上げられていた。「自殺の美化」と主張しているが、そもそも戦前までは「切腹」など自ら自殺をすることによって禊ぎをするということがあった。ましてや自分の行った罪を死をもって贖うといった文化もあったことを考えると、「自殺の文化」というのも考察を行わなくてはならなくなる。
自殺を完全に予防をすることは不可能に近いが、最小限くい止めることは可能といえる。また「自殺」に関するメカニズムというのは解明されていないことが多く、多岐にわたった研究も必要であると本書を読んでそう思った。

<代表>と<統治>のアメリカ政治

<代表>と<統治>のアメリカ政治 (講談社選書メチエ) <代表>と<統治>のアメリカ政治 (講談社選書メチエ)
待鳥 聡史

講談社  2009-07-10
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今年の1月20日にオバマ大統領が誕生し、8年ぶりに政権交代を果たした。現在オバマ政権に対する支持率はハネムーン期間が終わったせいか急落の一途をたどり、対中性策、対日政策、経済政策といった様々な政策を打っている。
本書は前々のクリントン政権から、ブッシュ政権を元にアメリカ政治の歴史とその役割について論じた一冊である。

第一章「アメリカ政治にとって政党とは何か」
現在、アメリカでは「共和党」「民主党」の二大政党によって構成されている。この二大政党が互いに政権を奪ったり奪われたりという循環の中で、政策が大きく変遷していったことも事実としてあげられる。アメリカでは憲法上大統領の3選が禁じられており、長かれ短かれ頻繁に政権交代が行われている。

第二章「連邦議会における政党」
アメリカにおける国会、すなわち「連邦議会」は「上院」と「下院」で構成されている。
日本では衆議院はおおよそ4年の任期を持っており(解散があるため)、参議院では6年となっている。
アメリカでは下院が2年、上院は6年である。アメリカでは2年に一度議員選挙があり、下院は全員、上院は3分の1が改選される。上院の制度をみると3年に1度、半数が改選される参議院とよく似ている。

第三章「<代表の論理>の政党を目指してー多数党への軌跡」
ここでは共和党における代表の論理について説明されている。共和党というと歴任した大統領の中で最近のモノをあげるとジョージ・W・ブッシュである。ブッシュというと9.11から始まったアフガン侵攻、イラク戦争などの汚点が多かった大統領として有名である。共和党は保守色が強く、支持母体としてあげられるのが、大企業の社長など、財界で活躍する人もいれば、キリスト教の右派(宗教右派)があげられる。

第四章「二つの論理のはざまでークリントン政権期の対立と協調」
ここでは民主党についてあげられているが、クリントン政権下にあった94年の中間選挙までの約40年間、下院はずっと民主党が過半数を維持してきた。「下院は民主党の天下」といわれてもおかしくないほどであった。しかし94年の中間選挙は、上院・下院ともに共和党が過半数をとったため、大統領対議会という構図ができあがったと言われているが、実際は対決をするときは対決をし、協調するときは協調をするといったことが行われたという。(2006年にも)ブッシュ政権において議会民主党との対立があったのだが、このときも94年以後の体制と重ね合わせた人は少なからずいたのではないかと考える。

第五章「<統治の論理>の果てにーG.W.ブッシュ政権との関係」
2001年から8年もの間ブッシュ政権が続いたのだが、本章では、ブッシュ政権における功績ではなく、それぞれの出来事や政策に関して、支持率がどのように動き、どの程度選挙に影響が出たのかというのをみている。
当時は保守的な政治を求めていたせいか支持率は非常に高かったようだが、イラク戦争の泥沼下によって急速に支持率は降下した。一概にそういえ無いものの、イラク戦争における失敗から政権や共和党に歪みが生じたといえる。

第六章「アメリカ政治の展望」
「Yes We Can」を合い言葉に選挙戦を戦ってきたオバマ氏が勝利を収め1月20日に大統領となった。最初にも書いたが対アジア政策が鍵となっているだけに外交政策も重要な課題の一つとしてあげられる。リーマン・ショック以後、経済的にも弱体化され始めているためその解消もやらなければならない。課題山積のまま政権を譲られたものの、就任当初からみて支持率や政策ともにこれといったものがでていないというのが事実である。

日本でも、あたかもアメリカの後を追うかのように政権交代が為された。15年ぶりの政権交代であり、初めて民主党が政権与党となった。おそらく多くの課題で批判の的となっていくことだろう。アメリカも日本も課題山積という荒波の中をどのように立ち向かっていくのか、着目しよう。

ダンゼン得する 個人事業者のための会社のつくり方がよくわかる本

ダンゼン得する 個人事業者のための会社のつくり方がよくわかる本 ダンゼン得する 個人事業者のための会社のつくり方がよくわかる本
原 尚美

ソーテック社  2009-04-18
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著者の原様より献本御礼。
「不況」「不況」と言われている時代というと、新規事業を立ち上げ、会社を興すという所も多い。特に2000年の時は日本にも俗に言う「IT革命」というものが起こり、ITに関する会社が続々と誕生しては倒産していった。不況だからでこそ起業のチャンスと考えている人もいるが、企業をするにはどのような手続きを行えばいいのかということに疎い人も少なからずいる。本書は記号をするメリットから、どのような手続きが必要なのかについて細かく書かれており、さらに巻末には実践編も用意されているため、いざ起業しようというときには必需品となる一冊である。

第1章「会社をつくるメリットとデメリット」
会社を興すとなるとそのメリットとデメリットを上げるだけでも枚挙に暇がない。メリットとしては給与を支払う、社会保険を加入することができ、事業の承継や売却といったことが可能である。さらに倒産をしたとしても有限責任のため、個人資産が守られるというメリットがある。
それに対して、運営のコストが高く手続きも面倒である。

第2章「個人事業と会社組織はどっちが得?」
「個人事業」と「会社事業」に関してどちらが得かというのを全部で46種類のケースについて説明されている。第1章のように手続きから、税務、社会的貢献に至るまで個人事業にしたらどのようなメリットがあるのか、デメリットがあるのか、会社事業にしたらどうなのかというのが分かりやすく見てとれる。

第3章「事例に基づいて税金を計算してみよう」
こちらは個人事業、会社の税金のかかり方ということについて書かれている。
会社を設立した場合、「法人税」などの費用がかかることを考えると個人事業の方がいいのではないかと考えてしまう。しかし、それは大きな間違いであり、個人事業でも「事業税」がかかるだけではなく、事業主の所得税や法人税は会社設立よりも高く計上される。また消費税も別に経常費勢も計上される。それらを計算すると結局会社設立の方が節税のために良いという計算がなされるという。
会社設立のメリットが存分に表現できる結果となったのだが、反面個人事業で考えている人にとっては若干耳の痛い話であると同時に、このような税制になった経緯と言うのも知る必要があると本章を読んで思った。

第4章「会社について詳しくなろう」
会社と言ってもどのようなものがあるのかというと会社の種類から、株式上場、取締役などの機関設計の違いなど、多岐にわたる。

第5章「実践・会社のつくり方とはじめ方」
ここでは会社を起業するための準備と開業のための準備をまとめたものである。手続きが非常に多く、何も知らない場合それだけで時間に追われるという人も出てくるため、企業をしようと言う人であればぜひ読んでいくと良い。非常に分かりやすく書かれており、どのように行うべきなのかという手順も書かれている。

企業はメリットがあると同時に大きなリスクがはらんでいる。そのリスクに立ち向かい企業をするという人であれば手続きに関連することは本書を傍らに置くと良い。

最新 小さな会社の総務・経理の仕事がわかる本

最新 小さな会社の総務・経理の仕事がわかる本 最新 小さな会社の総務・経理の仕事がわかる本
原尚美 吉田秀子

ソーテック社  2008-03-01
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著者の原様より献本御礼。
会社には必ずと言ってもいいほど総務や経理といった方がいる。規模の大きい会社だと「総務部」や「経理部」といった部署によってまとめられることがある。実際にそこに携わっている人であればいいのだが、それに携わっている人ではなかった時、総務や経理はどのような仕事をしているのかと言うと。大まかなことであればわかるのだが、具体的な仕事についてはと言うと、良くわからないと答える人が多いだろう。本書は知られざる総務と経理の業務について解説をした一冊である。

<総務編>
第1章「総務の基本と日常業務」
総務の仕事は1年中ありとあらゆる仕事が存在するが、主に行事の運営や準備といったものが主である。また文書の管理・作成・回覧といったものがある。

第2章「雇用にかかわる仕事」
こちらは総務の中でも「人事」といったものである。「総務部」よりも「人事部」が行う業務としても扱われる事があるが、人事部や人事課というものがなかった場合は大概総務が行う。雇用にかかわる仕事と言えば、「採用」や「入社手続」、「福利厚生」、といった社員に直接かかわる仕事がほとんどである。

<経理編>
第1章「経理の基本と日常業務」
さて次は経理である。経理を行うことは会社内外での取引について仕訳を行い、そこから各帳簿に転機を行うことの連続である。いわゆる「簿記」の基礎編といったところが本章で紹介されているが、ここから日常業務に展開させていくという形を本書では取っている。

第2章「給与計算と源泉徴収事務」
社員は毎月のように「給与明細」、会社によっては現金で受け取る「給料」であるが基本給から住民税や保険料といったものが差し引かれ、残業代や交通費が加算されて支給される。
本章では所得税に当たる「源泉徴収」に関して最も詳しく書かれているが、所得をもとにどのようにして計算されていくのかというのが複雑であるが故なのかもしれない。

第3章「決算及び申告業務」
1年の総決算と言うべき「決算」であるが、会社によれば、「半期決算」、「四半期決算」といったものがある。簿記でも決算処理は重要な要素として位置付けられている。決算における繰越処理や棚卸、減価償却費の計算は簿記でも行われるが、法人税、消費税などの税務に関することは非常に細々としているためぜひ読むべきところである。

第4章「資金繰りと資金調達」
会社を運営していくに当たり資本金などの金銭は必要である。大金持ちであればある程度の資産は自分自身で賄えるものの、大概は銀行の融資によりお金を借りるということを行わなければ会社は成り立たない。融資を受けるために決算の明瞭かと資金繰りと言うのが大事になる。本書は資金繰り表や融資にまつわる書類から経営分析に至るまで紹介している。

第5章「各種税金と基礎知識」
経理業務の中で決算の次に複雑な業務なのが税金である。会社にまつわる税金でも「法人税」をはじめ、「前線徴収にかかわる所得税」、「消費税」「固定資産税」「住民税」「事業所税」「事業税」など多岐にわたる。それぞれに関して税金の計上方法や書類も違ってくるため注意が必要である。

第6章「会社の法務」
「法務」と言うと経理ではあまりピンとこない。実は「法務」という仕事は経理がやっているとは限らない。総務が行う所もあれば、「法務部」もしくは「法務課」で行うという会社もある。では「法務」とは何をするのだろうか。これは契約書に関する業務、企業をするにあたって創立や設立、建物の借用、不動産登記、株式会社としての登記を行うことに関しての業務を行う所が法務に当たる。

知られざる総務と経理の世界は、代わり続ける方の中でどのように会社を遂行していくのか老いう重要な役割を担っている。
もしも会社が一つの「家族」だとするならば、「営業」や「商品開発」、「企画」といったところが「父」、経理や総務が「母」の役割を担う。なぜかというと屋台骨を陰ながら支えているに他ならないからである。

視覚マーケティング実践講座 ブログデザインで自分ブランドを魅せる

視覚マーケティング実践講座 ブログデザインで自分ブランドを魅せる 視覚マーケティング実践講座 ブログデザインで自分ブランドを魅せる
ウジトモコ ブログデザイン勉強会参加ブロガー

インプレスジャパン  2009-09-10
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「シカマケ」こと「視覚マーケティングのススメ」のブログ実践版の一冊である本書は、今年の3〜4月に行われたブログデザイン勉強会の内容をもとに構成されたものであり、「ネタフル」で有名なアルファブロガーのコグレマサト氏や勉強会参加者とともにアツい勉強会となったというのが見て取れる。

Chapter 1「デザインリニューアルの第一歩は自己分析から」
ブログデザインをリニューアルするということは自分しかない「オンリーワン」のデザインを作るということ、ブログによって「ブランディング」をするという観点から、デザインを決めるコストは高いが、その分前述のようなリターンが返ってくる。「ハイコスト・ハイリターン」に近い位置にいるのではないだろうか。
さてここではだ一歩として自己分析ならぬ、ブログ自己分析を行っている。本書では「水戸黄門」と言うのがキーワードだが、「デザイン」と「水戸黄門」の関連性と言うのが不思議でありながら見事にあっているところが印象的であった。
自分はどのような人間なのか、どのようなブログを書いているのか、読者の印象はどうなのか、周辺のブログとの差は何なのかと言うのを行うなど、いわゆる「棚卸」をしている。

Chapter 2「自分を印象づけるためのデザイン戦略を立てる」
棚卸が終わったら今度はどのようなデザインをするのかという戦略を立案していく。自分のブログの色、曲といった「特徴」といったものを決めて行く。例えばブログタイトルのデザインはどうしていくのか、ブログの背景やヘッダーの色といったものの「基調」を決めるところである。
「曲」でふと思いついたのが、当ブログのテーマ曲。私自身はもともとサザンファン、とはいってもテーマになる曲はない。しかしF1好きと言うので考えてみると、
「TRUTH」/T-SQUARE

地上波のフジテレビではあまり使われなくなったが、それでもF1のテーマ曲として根強い。「スピード書評」と言われているから、ある種ぴったりのように思える。

Chapter 3「作って叩いて ラフデザインをブラッシュアップ」
いよいよ本格的にデザインに入っていくのがこの「ラフデザイン」である。スタンスと基調をまとめたらどのようなブログのデザインにしていくのかというのを考える。本源協会の中で最も激しく、熱かった所である。それを象徴するかのようにウジ氏のアドバイスの辛さと言うのがひしひしと伝わる。特にコラムでは「鬼コーチ」と呼ばれているところがそう思えた。
ウジ氏とは何度かお会いしているためそういった印象がなかった私にとっては、そのギャップに大きく驚嘆をした章であった。

Chapter 4「ゴールを目指してデザインを仕上げて行こう」
いよいよブログのデザインを行い、仕上げをするという所である。レイアウト、フォント、カラーに至るまでHTMLやCSSを駆使してどのようなデザインに仕上げていけばいいのかというのがよくわかる。さらにブログデザインを超えて、時分はどのように表現をしていきたいのかというのが見て取れたところであった。デザインを通じて何かを成すこと、デザインのみならずそのことも教えてくれる勉強会であったと私は本書を読んで思った。

ブログデザインをどのようにしたらいいのか分からなかった人たち12人が、ウジトモコ氏とともに学び、ともに叱咤激励しながらデザインをしていった姿がそこにはある。本書を読んでそう思えた。

視覚マーケティングのススメ

視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス) 視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス)
ウジ トモコ

クロスメディア・パブリッシング  2008-05-14
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これまで日本では、アニメや漫画といった「視覚」にまつわる文化が栄え、特に視覚にまつわる技術は世界的にも高い評価を受けている。独創的なものから親しみやすいものまで様々な視覚というものが日本人の目に入ってきている。
文化ではこれほどまでに発展しているのに対し、ではマーケティングはと言うと尊重はされているものの、それを強調、もしくは重視しているとは言えない状況である。
本書は少ない投資で大きくもうけるデザイン戦略として「視覚マーケティング」を提唱する一方、日本の強みともいえる「デザイン」をどのようにしてマーケティングとして発信させていけばいいのかという戦略性について伝授する一冊である。

第1部「少ない投資で大きくもうけるデザイン戦略」
モノやサービスなどの商品を見るにあたってあなたはどこを基準に見るか。
私だったら「質」や「機能性」と「答える」。「デザイン」の本なのにこんな答えになってしまったのだが、実を言うと「デザイン」と答えなくても、私たちの購買行動の中に必ずと言ってもいいほど、無意識のうちに「デザイン」と言うのを見て購買を行うことがある。「衝動買い」と言うのを体験した方もいるが、大概はこの「デザイン」によって購買したとされている。
「視覚」はアンケートという統計によって証明されずとも、無意識のうちにそういったことに結び付けられるため非常に大事な要素とも言われている。本書にも書かれているが「人は見た目が9割」と言う本があるくらいである。私はこの本に関してあまり評価しないが、「メラビアンの法則」と言うのがあり、人が他人に影響を及ぼすものとして「視覚」が55%と言われている。
本書はデザイン戦略と言うのを唱えているが、前述ことから非常に効果的であるというのが分かる。ここではデザイン戦略の「概論」、もしくは「総論」と言う所に当たる。

第2部「デザイン・センスを磨く5つのポイント」
ここでは「各論」として、文字やレイアウト、配色、トーン、コピーにといった所について紹介している。文字の大きさやフォントなどのレイアウトというと結構インパクトの違いが違ってくる。例えば太字にしても斜めにしても強調線を入れてみると、文字を書く上で大きなスパイスにもなり、文字でしかないものをフォントによって色をつけて行く。そのことによって価値は大きく変化するというわけである。色であれば落ち着いた感じにしたらいいのか、攻撃的にしたらいいのか、明るくしたらいいのかで色づかいも変わってくる。色やデザインとなると文章などの「ロジック」とは違った一つの「センス」と言うのが問われる。それだけに、奥深さと面白さがあると私は考える。

日本では独特の「視覚文化」が育まれたため、視覚に対する力と言うのが強く、それに対応したデザインは非常に独特なものがある。それが海外でも評価される所以である。この技術をマーケティングに結び付けさせ、「戦略」立てたデザインを施す方法と言うのを本書は教えてくれる。

アレクサンドル・プーシキン/バトゥーム

アレクサンドル・プーシキン/バトゥーム (群像社ライブラリー) アレクサンドル・プーシキン/バトゥーム (群像社ライブラリー)
ミハイル・アファナーシエヴィチ ブルガーコフ 石原 公道

群像社  2009-06
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おそらく戯曲を書評するのは初めてである。
戯曲自体は私自身読んだことがないわけではなく、大学4年生の時にグリーグの曲のモチーフとなったヘンリック・イプセンの「ペール・ギュント」以来である。そもそも戯曲と言うのを知らない人のために少し解説をするが、簡単に言うとドラマや演劇で使う「脚本」や「台本」という形式がそのまま本になっているものを指している。そのためか配役から舞台の設定、表情や表現の仕方まで事細かに書かれているため、あたかも自分がどのドラマや劇を見ているかのような錯覚に陥る。小説以上に感受性が強ければ強いほど舞台背景が見えやすいジャンルと言うのも「戯曲」の魅力の一つとして挙げられる。
さて本書に入る。本書の著者は小説「巨匠とマルガリータ」が代表作として挙げられており、戯曲を作る「劇作家」というよりも「小説家」としての位置付けで有名になった。しかし戯曲も数多く発表しており、本書はその中から2作「アレクサンドル・プーシキン」と「バトゥーム」を取り上げている。

「アレクサンドル・プーシキン」
アレクサンドル・プーシキンは実在した人物であり詩や小説で名声を得た。特に「ルスランとリュドミラ」は後に彼と親交のあるミハイル・グリンカの手によって歌劇として作曲された非常に有名な作品である。また「スペードの女王」もチャイコフスキーの手によって歌劇化されている。
ちなみに本作ではプーシキン自身は出てこないが、プーシキンの妻や姉といった周りの人物が登場する。彼女らのやり取りからプーシキンの知られざる姿と言うのが垣間見える作品である。

「バトゥーム」
ブルガーコフは当時のソ連に対する体制批判の作品を数多く発表したために、長きにわたり当局から弾圧をうけた。この「バトゥーム」もそれに代表される戯曲の一つである。
この戯曲の主人公があろうことか「スターリン」である。スターリンと言えば劣等感が強く、コンプレックスも強く感じる男であった。また権力欲持つ狭量であったため裏切り者や気に入らない者、意見が対立する者を続々と粛清したことでも知られている。「バトゥーム」は粛清とまではいかないものの、狭量やコンプレックスへの抵抗という点で忠実に描写されていた。
ロシアの戯曲と言うのは私自身あまり見たことがないが、チャイコフスキーやグリンカが歌劇化しているということを考えると、まだまだ有名な作品はあると考えられる。本書はその一部を紹介したまでなのかもしれない。

ピンチをチャンスに変える51の質問

ピンチをチャンスに変える51の質問 ピンチをチャンスに変える51の質問
本田 健

大和書房  2009-07-08
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「質問」と言うと理解できないことを理解する上で相手に訊き出すという役割を担っているが、本書ではそういった堅苦しいものではなく、もっと明るい感じを持った「質問力」を鍛える一冊と言える。「質問」とはいっても様々なものやTPOによって違っており、たとえばコンサルタントの立場では相手の意見をえぐり出す質問法、弁護士のように相手の嘘や虚を見破る、もしくは突くような質問法が存在する。しかし本書はと言うと少しスケールが広く「ピンチを乗り切る」「幸せになる」「人生を変える」と言うような質問とは何なのかというのを著者自身の体験談をもとにして51の質問を用意したものである。

第1章「ピンチを乗り切る10の質問」
人は誰しも「ピンチ」という時はある。そのピンチを抜け出すためにはどうしたらいいのかというビジネス書であればamazonで探してもゴロゴロと出てくる。そういった本でよく言われているのは、
「ピンチはチャンス」
ということであるが、現実として受け入れられる人はいるが、中にはそういった事実を受け入れられずにいる人もいる。本章では「人生最大のピンチとは?」「このピンチを違う点で見たらどうか?」という質問が用意されている。特に最初の最大のピンチは著者自身の体験談が交えられている。その体験談を見たら自分自身のピンチだというネガティブなものから考えが変わる、かもしれない。

第2章「心を軽くする10の質問」
「21世紀は心の世紀である」
もう何回言ったのだろうか。さすがに飽きてきた(笑)。
集団意識はある日本とはいえ、「困った時はお互いさま」という観念がなくなりつつあるというのも又特徴の一つとして挙げられる。そのことによって時分でしか切り開けない、もしくは解決できないと思いこんでしまい、心に大きな負荷を背負うこととなってしまう。
負担のかかってしまった心を軽くするにはどうしたらいいのかというのが本章である。自分の人生の「棚卸」という質問もあれば、「息抜き」「感謝」などの質問がここで挙げられている。

第3章「人生に変化を起こす10の質問」
人生において絶望感を感じたり、停滞感を感じるときは必ずある。私もそういったことは少なからずある。ではそこから脱出するためにはどうしたらいいのだろうか。そうさせている原因は何なのだろうか。幸せな人生はどのようなものだろうか。本章ではこのようなことを教えてくれる。

第4章「ライフワークを見つける10の質問」
ライフワークと言うと働いて、遊んで、食べて、寝て…といったことの繰り返しになることが多い。しかしそれだけで良いのだろうか。新たにチャレンジをする、もしくはその中で新しいものを見つけ充実したものにするためにはどうしたらいいのだろうか。大好きなこと、夢、やりたいこと、目標と人はそれを目指しながら生きている。「ただ生きる」ということも又一つの目標であるとするならば目標の無い人生というものはこの世に存在しない。
その目標をどこまで設定するのかはあなた次第。本章ではその目標あり方を問い質す質問が目白押しである

第5章「最高の自分を生きる10の質問」
「どのような人生を送りたいか?」と言うのは誰しも持っている「問い」である。自分の中で「理想の人生」を追い求めるためどのような人生でありたいか、逆にどのような人生ではいけないのかということ、感謝、喜びに至るまで人生を考える質問が10個用意されている。

さて5章合わせると全部で50個の質問が出てきた。どれも人生や生きる上で大きな糧となるものばかりである。50個の質問を本書を携帯しながらでもよし、それをリストアップして歩きながら考えるということもよしである。たった一度だけの人生である。成功の人生を目指す、ピンチを抜け出すにはもってこいの一冊である。
…だがちょっと待ってもらいたい。確か本書のタイトルは「ピンチをチャンスに変える51の質問」であった。そう考えると質問があと1つ足りない。ちなみにその質問は本書の根幹となる質問であるが、それがどこに隠されているのか、少なくとも上記の章の中には入っていないということだけは言える。知りたい方はぜひ買ってみてはどうか。

「R25」のつくりかた

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ) 「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)
藤井 大輔

日本経済新聞出版社  2009-02
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R25」と言えば私たちの世代の中ではもっとも読まれているフリーペーパーの一つである。ちなみにリクルートから刊行されているものであり、同様に読まれているものとして「ホットペッパー」という居酒屋やレストランの情報誌がある。ちなみに「R25」は2004年7月1日に創刊されてから今年で5年を迎える節目である。本書はこの「R25」の作り方の仕組みについて迫った一冊である。

第1章「少人数の組織で「業界常識」に立ち向かう」
リクルートと言えば新規事業開発を始め様々な情報を発信する企業として有名である。就職活動でも非常に人気の企業であり、常に上位に入る企業で、チャレンジングな社風が魅力的だと考え就職志望をする新卒学生も多い。
今もそうだが、創刊前後当時もまたインターネットの時代と言われており、紙媒体はそれほど注目されなくなった時代である。にもかかわらず、あえて時代を逆行すると言うような、「あえて「逆」を行く」と言う構想が実現しようとしていたと言うところについて書かれている。
活字を読まない年齢層に「あえて」活字を送り込む。一見無謀のように思えるが、そこには「競争」という名の「血」が消えた「ブルーオーシャン」がある。プロジェクトメンバーはそう考えたのかもしれない。

第2章「M1層はホンネで語ってくれない」
「M1層」はちょうど私の年齢前後に相当する(20〜34歳)。そのあたりの世代はあまり自分やその周り以外に関心が無く、新聞も読まず、TVもバラエティ番組しか見ないという、あまりにも短絡的な定説が罷り通っている悲しい現実がある。
著者らはM1層に対してどのような傾向にあるのかという事についてグループインタビューを行ったことについて書かれている。M1層は本音ではなしてくれなかった現実についてグループインタビューを通じて書かれていた。なぜそうさせてしまっているのかというのは、私自身教育の問題、「他人から評価される」事への恐怖感というのが強く気にしている世代なのかなと考える。

第3章「M1層にあわせた記事づくり&配布作戦」
M1層は自分や友人のことで忙しい世代であり、新聞などの情報収集をあまり行わない。行っていたとしても、インターネットを利用して収集しているというケースが多いような世代にどのようにしてフリーペーパーを読んでいただけるのか、というのが大きな課題として重くのしかかった。M1層のたまに情報はどのようにして流せばよいのか、形式や方法、文体やコンセプトに至るまで試行錯誤を繰り返しながら「R25」の色を形成していった。

第4章「世の中のちょっとだけ先を行く発想術」
こういう世代でありながら私は「R25」を1度も読んだことがない。情報収集はインターネットですませ、考察といったものは本ですませるため、「R25」を読む必要がなかったからであった。しかし本書を読んでいくうちに読んでいない私でも「R25」の知られざる魅力がよくわかるため是非1度、読んでみようとも思った。
特に理由が無くてもついつい手にとって読んでしまう「R25」。これで取り上げられたことによりブームになったものや事は少なくない。ここではこのコンテンツを生み出す会技術について取り上げられている。特にアイデアを出す会議といったものに当たるだろう。ブレーンストーミングなどの技術も提唱されており、最近ではそれに関する本も取り上げられているが、本章では心得といったところを中心にとらえられているように思える。

第5章「M1世代とM1商材を結びつける」
R25だからでこその人間とそれを対象にした商品といった「商材」を結びつけるためにはどうしたらいいのかというところが本章でいうところである。人とモノの架け橋として大きな役割を持つ「R25」だからでこそ持つ、永遠の課題といえる。

第6章「さらにビジネスを広げるために」
大きなセンセーショナルを巻き起こした「R25」を機軸に数多く野路業を広げていった。一番有名なものとしては「R25」の女性版「L25」が創刊され、「R25」自身も年に数回特別号を出すというようなことを行っている。さらにWeb事業にも乗り出しておりこれから、もう一つ旋風を巻き起こすような様相である。

「R25」に限らずブームを巻き起こした情報誌やモノは和夫奥の逆風に立ち向かいながら作られていったというのは紛れもない事実である。
「チャレンジをすること」
そのことを本書は教えてくれる。

会社の数字を読み解くルール

会社の数字を読み解くルール (アスカビジネス) 会社の数字を読み解くルール (アスカビジネス)
柳澤 義一

明日香出版社  2009-09-03
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明日香出版社様より献本御礼。
会社にいると業界を問わず「数字」と言うのがつきものである。たとえ数字とは無縁の職業だとしても「財務諸表」のように数字でなければ表現できないものと言うのは必ずある。すなわち「会計」であるが、この「会計」は結構複雑だと思う人もおり、特に数字が苦手な人については頭の痛いものであろう。本書は財務諸表など、俗に言う「決算書」をどのようにして読み解けばいいのかというルールを提唱している一冊である。

第1章「会社の数字=会計はこんなに役立つ」
「論理」や「証拠」といったものとして有力な材料として挙げられるのが「数字」である。数字を観ることによってどれほど進んだのか、どれほど伸びたのか、あるいは損逆というのが一目で理解できる。また分析の方法によっては傾向を知るということもできるため、数字ほど形の無いものを観るために便利なツールはないとつくづく思う。

第2章「会社の数字の基本を知ろう」
会社は財務諸表などを作る「会計」によって損益や財務状況を図ることができる。むしろそれを行わなければ会社のバロメーターと言うのが分からないので必要不可欠と言える。ここでは財務諸表を観るための「基礎の基礎」と言うべきところについて書かれている。

第3章「会社の数字の成り立ちを知ろう」
決算は大概、「英米式」という形式にて取り上げられており、一つ一つ「仕訳」の積み重ねによってお金の流れを把握させ、財務諸表に反映させる。
ここで「財務諸表」についてちょっと説明した方がいいだろう。
「財務諸表」は本書では「決算書」と呼ばれるものであり、主に「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュ・フロー計算書」などが含まれる。他にも細々とした票が含まれており、特に株式会社にとっては「株主総会」を行う上で重要な資料となり、また企業の財務状況や業績を観る者として非常に重要な役割を担っているものである。

第4章「30秒でつかめる決算書」
決算書とはいっても、先ほど定義したように何種類もあり、さらに勘定科目も会社によって差はあるものの細かく区切られていることが多い。会計の素人が見たら「何だこれは」と言うようかもしれないが、ここではどのように見たらいいのかというのをピンポイントで教えてくれる。

第5章「利益とお金の流れを理解する」
「利益」を見る、「お金の流れ」を見る財務諸表はそれぞれ違う。簡単に言うと「利益」は損益計算書、「お金の流れ」は「キャッシュ・フロー計算書」を見る。昨年か一昨年話題となった「黒字倒産」がなぜ起こるのかというのは財務諸表を見たら一発でわかる。それを知らなければ「利益が出ているのになんで?」という疑問だけで終わってしまう。なぜ黒字倒産となってしまうのかと言うと「売掛金」と言うのが大きなカギである。これ以上のことは財務諸表を見た方が納得いくだろう。

第6章「他人に差をつける財務分析力を持つ」
財務分析をするといっても「流動比率」や「自己資本比率」を求めるような計算めいたことは本書にはほとんど書かれていない。
むしろ勘定科目を見ることによって何が理解できるのかということについて書かれている。

第7章「会計力をビジネスの武器にしよう」
会計力はビジネスにとって大きな武器になると本章では言っている。どのような職業でもお金が動くものであり、それを適正に測ることによって会社の状態と言うのがはっきりと理解できる。会社の方向性や部課の目標を立てる上、もしくは仕事上の目標を立てる上で大事なものとなる。本章の最後には「内部統制」も書かれているが、むしろ次章に持ってきた方がいいだろう。

第8章「21世紀の会計を見てみよう」
会計の起源は今から1000年も前に遡るという。イギリスでは穀物の算出をイタリアでは貿易を行うために会計を行ったという記録があるという。それからというもの会計は形式など様々な点で変化を遂げ、現在でも法改正などによって大なり小なり絶えず変化をしている。
最近大きな変化となったのは「内部統制」ではなかろうか。内部統制については少し話が長くなってしまうのでwikipediaなどのツールを用いて調べた方がいいかもしれない。

第9章「あなたと会社の会計力を上げるには」
会計士としてどうあるべきか、そうではなくても会計を行っていくうえで大切なことについて書かれている。

会計はビジネスを行っていくうえで非常に大事な「ツール」である。ただし、鍵カッコでつけたように、会計はあくまでツールであり、それがすべてではない。数字ばかりに気を取られ過ぎてしまい、「人間性」というものをないがしろにしてしまい、やがて鬱になりやすい企業に陥る、俗に言う「ブラック企業」となり下がってしまう企業も少なくない。会社で言う数字はあくまでバロメーターでしかなく、本業をないがしろにしてはいけない。会計という数字を教えているが、それにのめり込むことがないようにあえて「あとがき」で喝を入れているという所が本書の魅力の一つと言える。

老い人の町

老い人の町 老い人の町

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日本ではもう20年以上も前から「高齢化社会」である。平均寿命が男女ともに世界一となっているだけあってその事実はもう覆すことができないほどにまでなった。
私がいつも思うのは「長寿」というのは果たして幸運なことなのかという疑問である。もちろん長生きだったらやりたいことがたくさんある人、もしくは現世を楽しみたい人にとってはこれ以上いい話はないし、「死ぬ」という悲しみもそれだけ引き延ばすことができる。しかし人はいつか死ぬ。それは人間、いや生物が生きている限り避けては通れないものである。しかも「長寿」であることは必ずといってもいいほどいいというわけではなく、「生き地獄」ともいわれるような状態になる人も少なからずいることも忘れてはならない。
私はこう問いたい。
「もし生きるとして選択肢があるとするならば、何もせずにぼうっとしたまま100歳まで生きるのか、あるいは自分のことを為して40歳までで死ぬか」
ただ長生きするよりも、自分がやるべき事をやり遂げてから死ぬことを考えている。何歳までとはいえ無いものの、どちらかというと後者の考えである。
余計な話になってしまったので戻すことにする。
本書は小樽を舞台とした老人の生活について欠かれた短編集である。小樽市は私が大学の時の4年間住んでいたため親近感がある。あとがきにも記してあるとおり小樽市はおおよそ4人に1人が60歳以上の高齢者に当たる。大学生活での体験であるが、たいてい朝や昼といった時間帯にスーパーに行くとたいがいご年輩の方々がほとんどであったことを思い出す。「ウィングベイ小樽」や「TSUTAYA」はこの限りではないが・・・。
小樽市での取材を通じて老人の現状と理想について非常によく書かれた一冊だと思う。それと同時に高齢化社会が社会問題かとなっている時期なだけに、高齢者としてのあり方について一石を投じながらも、温かみにあふれた生活増がありありと伝わってくる。高齢者としていかに生きるべきか、というのを小説という形で表した一冊をいえる。

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス) 「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)
美崎 栄一郎

ナナ・コーポレート・コミュニケーション  2009-09-11
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「UNDERGROUND」や「築地朝食会」など数多くの勉強会を主催するスーパーサラリーマン、美崎栄一郎氏が4月に「記録」について講演をおこなったのだが、そこでは何でも「記録」をすることについて熱くかたっていた。それから約半年、本書が発売された。本書は美崎氏が実践しているノート術を余すところ無く書き尽くしている。

第1章「ノートは仕事でどう使うのか?」
学生までのノートのとり方と社会人でのノートのとり方は全く違うといってもいい。しかしその前に仕事を行う上でノートは大事かということについて疑問がある人がいることだろう。私もその一人であったのだが、言われたことや学んだことについて「記録」をしていく上で書かせないものであることは身をもって知った。社会人1年目の時であるが、その時まではまだ「記録」する事によって「記憶」にとどめておくというような感覚でしかなかった。
しかし社会人における「ノートを取る」ことは「忘れること」にあるという。忘れることによって記憶にとどめておく付加を軽くし、新たな発想や考えを持つことが可能になるからである。
さて本章では肝となるノート術を紹介している「母艦ノート」「メモノート」「スケジュールノート」のあり方についてである。

第2章「仕事ノートの選び方・使い方」
ここでは「母艦ノート」の選び方から「使い方」について書かれている。
「使い方」という言葉に引っかかった人がいるかもしれないがこの「使い方」というのが肝心である。
ノートというと「記録をするために書くだけ」という固定観念を持っているからかもしれないが。
これは学生のノート術にしても社会人のノート術にしても同じことを言うのだが、ノートで記録を刷るというのは「書く」ことばかりではない。ポストイットやレジュメといったものを切り貼りをする。線を引く、絵を描くといったことで記録をすることを総称して「使う」といっているのである。

第3章「ノートを使った仕事術」
記録をするということは仕事を行う上でも大事なことであることは理解できた。ではノートのとり方を実際の仕事においてどのように役立てるのかということを理解する必要がある。本章ではアイデア出しやプロジェクトノート、会議ノート(議事録とも言う?)のとり方について紹介している。
私は仕事柄、アイデア出しはあまりない反面、レビューなどの「会議」が多いため「会議ノート」は非常に役に立つ。

第4章「ノートを使った時間管理術」
ここでは「スケジュールノート」のとり方を中心に紹介している。スケジュールを言うと一番多いのが「手帳」、続いてはGmailなどを利用してといった、インターネット上にある「スケジューラ」の使用といった順である。ちなみに私は「手帳」派である。
スケジュールノートの使い方以前に「スケジュールノートって何?」という人もいるため、本章では「スケジュールノートとは」についてから丁寧に書かれている。ノートは「忘れる」ために使うと最初に書いたのだが、スケジュールノートも例外ではない。

第5章「自己投資のためのノート術」
「自己投資」というとセミナーや資格取得というようなものまで存在する。本章では資格取得、読書、セミナーでのノート術について紹介している。

第6章「デジタルを使ったノート術」
これまではノートというハードディスクを記録しておく術について紹介されたのだが、ここでは記録した後、見返すといったことを行う術について書かれているが、ここではiPhoneやPCといったデジタルを利用して検索をする、見返すといったことを行っている。

第7章「仕事ノートに使うおすすめ文房具」
美崎氏が使用している文房具を一挙に紹介している。私も使いたいと思ったのはいくつかあるがその中でも最初にある「日付を打つスタンプ」は是非ほしいと思った。というのは日々記録をする、もしくは設計書などの紙媒体をもらう人にとって「いつもらったのか?」というのが大事になるためである。

「記録」をする事は仕事を行っていく上で切っても切れないものである。ありとあらゆるモノを記録をすることは大事であるが、なかなかそういうことは難しい。ましてやノートを取るという行為自体面倒と思っている方もいることだろう。本書ではノートの使い方だけではなく「文房具」も紹介しているため、ひと味違ったノートを取りたい型、文房具についてこだわってみたい方におすすめできる一冊である。

美崎栄一郎出版記念講演 感想

昨日は、9月11日に出版された「「結果を出す人」はノートに何を書いているのか」の出版記念講演会に参加いたしました。

美崎さん主催ではありませんでしたが、参加者の顔ぶれをみると見たことのある人がほとんど・・・。美崎さんの会と言ってもあまり変わらないと言ってもいいかもしれません。

しかもこの「出版記念講演会」は出版社のオフィシャルではないため、オフレコネタがたっぷりと・・・出ました。某書評家の話、某編集者の話などなど、決して公に出せないようなトーク炸裂でした。

そしてもう一つ、著者になったときに思う著者に至るまでの思い、著者になろうと思ったこと、なるまでのプロセスなど非常に為になる話もたくさんありました。

今回は講演会・サイン会のみで懇親会は参加せずに終了。

今回この会を主催したマレさん、美崎さん、そして今回参加なさった方々、本当にありがとうございました!!

F1 イタリアGP ファイナルラップでまさかの展開…ブラウンGPが1‐2フィニッシュ!!

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTime
1 R・バリチェロ ブラウンGP 1:00:.000
2 J・バトン ブラウンGP + 2.866
3 K・ライコネン フェラーリ + 30.664
4 A・スーティル フォースインディア + 31.131
5 F・アロンソ ルノー + 59.182
6 H・コヴァライネン マクラーレン + 1:00.693
7 N・ハイドフェルド BMW + 1:02.412
8 S・ヴェッテル レッドブル + 1:05.407
9 G・フィジケラ フェラーリ + 1:06.856
10 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 2:42.163
11 T・グロック トヨタ + 2:43.925
12 L・ハミルトン マクラーレン + 1 laps
13 S・ブエミ トロロッソ + 1 laps
14 J・トゥルーリ トヨタ + 1 laps
15 R・グロージャン ルノー + 1 laps
16 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 2 laps
Did not finish
17 V・リウッツィ フォースインディア + 31 laps
18 J・アルグエルスアリ トロロッソ + 34 laps
19 R・クビサ BMW + 38 laps
20 M・ウェーバー レッドブル + 53 laps

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090913-00000010-fliv-moto

「ブラウンGPの作戦勝ち」

そうとしか言えないようなGPでした。優勝したバリチェロは予選終了後ギアボックスに不安があり、交換をするのではという予測があったのですが、バリチェロはそれを拒否してのレースでした。レースではギアボックストラブルでリタイアという心配はありましたが、それをはねのけての優勝。鉄人の技を見せつけたレースと言えます。

2位にはバトン。久しぶりの表彰台でポイントランキングも若干有利となりました。ただ…「若干」ですがね。

そして最終周にはハミルトンが大クラッシュ!セーフティーカー導入のままレースは終了。

その影響からライコネンが3位表彰台。スーティルも4位フィニッシュというレースでした。

フォースインディアは2戦連続でポイント獲得でしたが、残念ながら2週連続表彰台はなりませんでした。ただ、予選の勢いそのままのレース展開でフェラーリを追い回していたというのはマシンの性能の良さの証拠と言えます。

気になったのはトヨタ勢。最終盤では中嶋とトゥルーリが接触し、トゥルーリが順位を落とす。今度はトヨタ同士のバトルで、トゥルーリがコースアウトといった散々な週末となってしまいました。これが火種にならなければいいのですが…。

中嶋はいまだにノーポイント。運の悪さやマシンの悪さとは言えないくらいまで危機的な状況に陥っているとしか言えないでしょう。次戦、もしくは日本GPでポイント獲得以上の結果を残さなければ来季のシート争いに悪影響を及ぼしかねません。

次戦は2週間後、シンガポール市街地!! 1年ぶりのナイトレースは誰が制するのか!!?

9.11は、本屋にどうでしょう? 感想

一昨日は「「結果を出す人」はノートに何を書いているのか」の発売日でした。それを記念して「本屋にどうでしょう?」が開催され、私も参加いたしました。

18時に秋葉原からスタートしましたが、仕事が少し残っていたため、3番目の「新橋」にて合流予定でした。

しかし・・・どこの書店にいるのかわからず、新橋では合流できず。次の田町でも合流できず結局次の大崎駅で合流。

実質的にゲームは目黒からスタートとなりました(大崎では出発前に合流したため)。

本家「水曜どうでしょう」でも、「本屋にどうでしょう?」のベースとなった山田真哉氏主催の「本屋でどうでしょう?」でも負けない人数。総勢約20名がどうでしょうしました。著者の方々も参加しており、

「本屋でどうでしょう?」にも参加した川上徹也さん。

美崎さんと同日に本を出版されたウジトモコさん。

HACKS!シリーズ、「シゴタノ!」でおなじみの大橋悦夫さんも参加されました。

続いては渋谷。渋谷は何と行っても書店の宝庫と言うべきかもしれません。

残念ながら時間も時間なため、今日は渋谷が終点となりましたが、書店が多いだけに渋谷では4店回るという事になりました。

ちなみにじゃんけんですが・・・渋谷の最初の地点で負け(ウジさんの本を購入)、そして最終地点では・・・やらかしました。

結論からいえば負けたのですが、1度負けて、敗者復活選を行いました。何とそこでも負ける始末(泣)。

何でしょうか、本家「どうでしょう」のミスター安田にとりつかれているとしか思えないくらいのミラクルといいざるを得ないこの有様(そのミスターが、今月本を出されました)。

結局美崎さんの本2冊購入して終了。

最後の最後でやらかしたと言うのがすべてだったと思います。

ちなみにこの「どうでしょう」は本日も行われるそうです。

今回この会を主催した美崎さん、そして参加したみなさま、本当にありがとうございました!!

F1 イタリアGP ハミルトンがPP、スーティルがフロントロー獲得! そして優勝予想

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTime
1 L・ハミルトン マクラーレン 1:24.066
2 A・スーティル フォースインディア 1:24.261
3 K・ライコネン フェラーリ 1:24.523
4 H・コヴァライネン マクラーレン 1:24.845
5 R・バリチェロ ブラウンGP 1:25.015
6 J・バトン ブラウンGP 1:25.030
7 V・リウッツィ フォースインディア 1:25.043
8 F・アロンソ ルノー 1:25.072
9 S・ヴェッテル レッドブル 1:25.180
10 M・ウェーバー レッドブル 1:25.314
11 J・トゥルーリ トヨタ 1:23.611
12 R・グロージャン ルノー 1:23.728
13 R・クビサ BMW 1:23.866
14 G・フィジケラ フェラーリ 1:23.901
15 N・ハイドフェルド BMW 1:24.275
16 T・グロック トヨタ 1:24.036
17 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:24.074
18 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:24.121
19 S・ブエミ トロロッソ 1:24.220
20 J・アルグエルスアリ トロロッソ 1:24.951

申し訳ありません!!こんな時間の追記となってしまいました!!(9/13 21:00追記)

昨日は休日出勤で、本日は朝から用事のため結局追記する暇がありませんでした…。

さて公式予選ですがマクラーレンとフォースインディアの競争力の強さが窺える予選となりました。ハミルトンは今季2回目のPP、フォースインディアのスーティルがフロントローにつけました。

ライコネンも3番手につけ、ハミルトンのチームメートであるコバライネンも4番手でした。

注目なのは、フィジケラに代わってフォースインディアのシートに就いたリウッツィが7番手であることです。

リウッツィはスピードカーで活躍していたのは耳にはさんだことはありましたが、久しぶりのF1、しかも1週間近く前に決まり、言わば急造を余儀なくされたレースでこの健闘はフォースインディアとして、台風の目となるかもしれません。

さて、優勝予想です。

本命:ハミルトン

対抗:ライコネン

要注意:スーティル、リウッツィ

こんなもんじゃないかと。

F1 イタリアGP フリー走行1・2回目結果 そしてPP予想

今シーズンのポスト・マッサ争いは、前戦でフォースインディア初ポイント・初表彰台をたたき出したフィジケラがつかみました。

フィジケラといえば雨にも強く全体的に安定感のあるドライバーなので優勝は難しいかもしれませんが、フェラーリの一員として勤めてくれるでしょう。

フォースインディアはリウッツィが新たに入り、2007年最終戦以来久しぶりにF1の舞台に帰ってきました。フォースインディアも今、波に乗っている状態なのでどこまで活躍できるか期待したいところです。

そんなこんなで結果を見てみましょう(GPUpdate.netより)。

1回目

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTimeLaps
1 L・ハミルトン マクラーレン 1:23.936 26
2 H・コヴァライネン マクラーレン 1:24.332 27
3 A・スーティル フォースインディア 1:24.471 24
4 F・アロンソ ルノー 1:24.477 21
5 N・ハイドフェルド BMW 1:24.683 25
6 S・ブエミ トロロッソ 1:24.703 35
7 J・バトン ブラウンGP 1:24.706 21
8 G・フィジケラ フェラーリ 1:24.732 24
9 M・ウェーバー レッドブル 1:24.759 19
10 K・ライコネン フェラーリ 1:24.761 26
11 R・クビサ BMW 1:24.813 20
12 R・バリチェロ ブラウンGP 1:24.826 24
13 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:24.927 29
14 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:25.150 28
15 R・グロージャン ルノー 1:25.612 18
16 V・リウッツィ フォースインディア 1:25.689 29
17 J・アルグエルスアリ トロロッソ 1:25.742 30
18 S・ヴェッテル レッドブル 1:25.951 8
19 J・トゥルーリ トヨタ 1:26.020 23
20 T・グロック トヨタ 1:26.325 17

2回目

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTimeLaps
1 A・スーティル フォースインディア 1:23.924 28
2 R・グロージャン ルノー 1:24.163 31
3 F・アロンソ ルノー 1:24.297 35
4 H・コヴァライネン マクラーレン 1:24.482 41
5 R・クビサ BMW 1:24.622 40
6 T・グロック トヨタ 1:24.634 36
7 N・ハイドフェルド BMW 1:24.693 34
8 K・ライコネン フェラーリ 1:24.796 39
9 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:24.799 36
10 S・ブエミ トロロッソ 1:24.884 44
11 L・ハミルトン マクラーレン 1:24.902 32
12 V・リウッツィ フォースインディア 1:24.921 39
13 J・トゥルーリ トヨタ 1:24.967 40
14 M・ウェーバー レッドブル 1:24.979 25
15 J・アルグエルスアリ トロロッソ 1:25.003 34
16 R・バリチェロ ブラウンGP 1:25.140 38
17 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:25.215 38
18 S・ヴェッテル レッドブル 1:25.386 27
19 J・バトン ブラウンGP 1:25.424 32
20 G・フィジケラ フェラーリ 1:25.543 36

1回目がマクラーレンの1-2、2回目はスーティルがトップタイムを出しました。

ちなみにスーティルは1回目もマクラーレンの後ろ、3番手だったので、今回はスーティルが台風の目になるのかもしれません。

アロンソも1回目は4番手、2回目は3番手といいポジションにいます。こちらもPPの可能性がありそうです。

さてPP予想といきましょう

本命:アロンソ

対抗;ハミルトン

要注意:スーティル、ヴェッテル

ざっとこんなもんじゃないかと。

星のひと

星のひと 星のひと
水森 サトリ

集英社  2008-04-25
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全てはある不幸(?)から始まった。主人公の同級生の家に隕石が落ちてきたことから始まった。
隕石が落ちることはほぼゼロに近く、「ラッキーだったね」とか「大金持ちだね」と嫉妬の目を向けられる同級生の草太がいる。常に特別な存在でいたい主人公と、隕石によって特別な存在になってしまった草太との両者とその周りの人たちの物語が本書であるが、どう見ても草太が主人公のようにしか思えなかった。
両者はまだ思春期を迎え出した中学生であるが、隕石のせいだろうか、特に草太は葛藤と言うのが強烈だったように思える。大人たちの身勝手な「都合」ばかりがまかりおってしまい、自分はどんな存在なのかと悩むのだが、それを隠しながらもけなげに生きているような描写がそこにはあった。
草太と主人公ばかりではない。草太の父親、草一郎もまた草太に近い、いやそれ以上のものが映し出されていた。家族がいながらも感じている孤独感がありありと見えた。
しかし草一郎はもともと近所の友達で初恋の人であったビビアンと再会し、そこから人間の絆というのを見出す。
フィクションのようであって、何か今の世の中を映し出しているような気がしてならない。元々日本では「地域」という枠でもって、親がいなくても子は育つようなコミュニティが存在していた。ところが「地域」のコミュニティが薄れ、プライバシーやセキュリティという言葉が罷り通った時、私たちは誰かと一緒にいながらも孤独感と言う感情に苛まれる。ひょんなこと、もしくはめったにできないことに遭遇したとしても羨望と嘲笑が周りから聞かれるようになり、自分自身が負の感情に陥ってしまう。今の社会の現状、そして日本のあるべき姿というものを「隕石が落ちてきた」というストーリーから紡ぎだしている。本書を読んでそう思った。

“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事

“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事 “想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事
小暮 真久

日本能率協会マネジメントセンター  2009-03-21
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皆さんはこの20円は何なのかというのを想像できるか。
この「20円」はアフリカの子どもに与えられる給食1食分に相当する額だという。想像できない額かもしれないが、地域によるがアフリカでは祈願苦しむ人たちは約10億人もいるのだという。地球の人口が約65億人と考えると6.5%、高い数字である。その飢餓を救うためにNPO法人「TABLE FOR TWO International(以下:TFT)」が設立された。本書の著者はその事務局長であり、TFTとは、世界の飢餓の実態について、そして著者の生い立ちについて書かれている。

第1章「TFTビジネスモデルと苦難の創業期」
食にまつわることについて両極端の問題を抱えている。
・先進国では深刻化する「肥満」について、日本では「メタボリックシンドローム」などと言われている
・発展途上国では「飢餓」、これにより毎年1500万人もの人が亡くなっている(国連食糧農業機関の統計(2008年)による)。
双方の食糧問題をいかにして解決すべきかということで立ち上がったのがTFTである。
TFTは豊かな国々で多少高価でも、ヘルシーでバランスのとれた食事をすることを行い、そこから20円寄付され、その20円でアフリカの子どもたちに栄養豊富な給食を与えるという仕組みである。
第2章でくわしく書かれるが、著者はNPO法人を設立する前はコンサルタントとして第一線で働いてきた経歴を持つ。

第2章「世界最高峰コンサル会社からNPOへの転身」
著者は世界的に有名なコンサル会社でコンサルタントとして働いた経歴を持ちながらも、なぜNPO法人を設立しようと思ったのか。
コンサル会社では「問題解決」ということを教え込まれ、NPO法人でもその力は活かされている。順風満帆に見えた社会人生活であったが、一つだけ不満があったのは、感性や直感といったものが評価されない世界であったことである。
コンサル会社退社後は、いくつかの企業に入るも、新しいことをやりたいといった思いが捨てきれず、かつ日本発の仕組みに共感し「TFT」の構想を実行するNPO法人を設立するにいたった。

第3章「社会企業にビジネススキルをいかす」
ビジネススキルと言うと企業が利益を生み出す、もしくは社会的に貢献をするための力のことであり、NPO法人といった社会貢献のみ行う所は通用しないと考えている人も多いようだが、社気貢献も立派なビジネスである。ただ利益が出るかどうかという話だけである。
企業が行う営業や戦略、広告といったものもNPOとしてのブランドイメージを向上させ、寄付を促すということもNPOも企業も何ら変わりがない。

現在数多くのNPO法人が資金繰りに喘いでいる現実がある。本書はそれを解消するためにどうすればいいのかというのを教えてくれる役割もあれば、TFTという言葉を広めるという役割もある。そう思えた一冊であった。

3年間は「言いなり」になりなさい

3年間は「言いなり」になりなさい 3年間は「言いなり」になりなさい
内田 雅章

サンマーク出版  2009-02-17
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私は社会人2年目である。1年目よりは右や左は分かるが上や下、斜めまでは分からないという時である。その中でどのような仕事をしたらいいのかというのは分かるが、いざ仕事をするとなるとその中で自分の仕事ができる範囲と言うのは限られてくる(職場環境にもよるが)。社会人としての前半戦をより楽しく、より多く学ぶにはどうしたらいいのか。本書では3年間「言いなり」になるということを推奨している。今や雇用が安定しない時代であり、「主張」する人が多くなり、それを進める本も数々出てきた中、「あえて「逆」を行く」ような、本はめったに見当たらない。「言いなり」と言うと「イエスマン」という古い風潮を思い出させるようだが、本書の言う「いいなり」はそうではなく、いいなりになりながらも自分の意見や考えを育ませる、型にはまりながら、その中で新しい方法を考える、というようなものを言っている。では本書の中身を見てみよう。

1章「相手のニーズを探る嗅覚を磨け」
本章では主に人脈術といったところであるが、その人脈を気付かせるための営業法・会話術といった所と言える。話をするにしても聞くにしても相手にとって得になるような情報を供給する。そのことが本章の狙いである。

2章「他人脳で発想するための目と耳の鍛え方」
3年間は技術や知識を得るとはいえまだ半人前…4分の1人前と言うべきか。年がたつにつれ技術や経験を積んでいくとはいえまだまだ限られる。そこで本章では「他人脳」を使えということである。
話は変わるが本章の最初にはパーティー事件のことが書かれていた。社会人2年目の若輩者である私だが、入社して配属で東京に引っ越した。22年もの間北海道に住んでいたためか、東京は別世界であった。ただ自分自身勉強したいという思いが強く、夏場からセミナーに参加するようになった。様々なセミナーに参加しては異業種の人たちと交流するようになった。自分自身まだ社会の海に旅立ったばかり、しかも友人もいない東京でどうしたらいいのか分からなくなった、という考えはあったモノの、むしろ開き直っていっそいろいろと言ってみようという気になった。今ではこんなになってしまったが。
本章では、コミュニケーションから叱られ上手まで書かれている。

3章「人間関係の九割は会話術」
そういえばどこかのセミナーか本で、「これからは、「人」持ちの時代である」と言っていた人がいた。「人」持ちとは召使いを持つとかではなく、人脈を持つということである。昨年は数多くの人脈本が発売され、ベストセラーになった物もある。精神的なものから、メールや手紙の出し方といった細かいものに至るまでピンからキリまで存在するのだが、どちらにせよ、人間関係の構築と言うのはこれから重宝される。
ではこの人間関係を構築するためにはどうするか、「会話」を磨くことである。つかみから謝り方に、聞き方に至るまで「会話」を磨くことによって、人間関係を構築させることができるという。
会話と言うのは非常に大事だなとつくづく思うのだが、これがなかなか曲者で、身につけにくいというデメリットがある。しかし根気よく磨いていけばやがて石が珠になる。珠になれば大きな武器となる。

4章「ストレスフリーな仕事術」
ようやく本書のタイトルにちなんだものが出てきた。仕事はいざやってみないと分からないものであり、さらに社会の中でどのようなポジションに就きたいのか、何をしていきたいのか早いうちに決めるべきだという意見も多い。しかし右も左もわからない時分は考えろといったって何をやっていけばいいのか分からないというのがオチである。まず3年間はいいなりとなって無我夢中でいろいろな仕事をやったらいいと著者は主張しているが、私もまさにその通りだと思う。

大学4年まで社会の「社」と言う字も知らなかった時分は何があるのだろうと夢と希望と不安を胸に膨らませながら「あれしたい」「これしたい」と言うのを考えてきただろう。しかしいざ社会に入ってみると、何をしたらいいのか分からなくなった人もいるだろう。事実、私も同じだった。そういったときはまず一通りどのような仕事があるのか、言われてそしてどのように役に立つのか、と言うのを実際に手を動かしながら考える。それの繰り返しによって基礎を築いていくことが大切なのだと私は考える。

営業は準備が9割!

営業は準備が9割! (マジビジS 01) 営業は準備が9割! (マジビジS 01)
小幡 英司

ディスカヴァー・トゥエンティワン  2008-05-02
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先週金曜日には「千葉チルドレン祭り」と言うのに参加した。本書の著者である小幡氏もトークショーのゲストの1人であった。小幡氏を知るためにも本書を購入しようと思ったのだが、どこの本にも置いていなかった。なんとか東品川にある書店で購入したのが、お恥ずかしながらイベント当日。ほぼ毎日のようにいろいろな書店を回ったのだが無かった。それだけ人気なのかと言うのを窺わせる一冊なのかもしれないと思った。
本書の話に移る。本書はビジネス入門としてシリーズ化した「マジビジ」の第1作目である。「営業は足で稼ぐ」と言われ、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」というようにやみくもに訪問を続け、やっとの思いで話や契約にこぎつけるというのが思い浮かぶ。私はSEという時分、営業畑ではないのであまりそれに関しては疎い。本書は研修やOJTではあまり教えてくれない営業の真髄を教えてくれるばかりではなく、これは営業のみならず、社会人1〜2年目であれば営業畑ではなくても読むことをお勧めする、ビジネスマナーなども書かれている。

MISSION 1 「まずは基礎知識を身につけろ!」
本書は各MISSION毎にチェックリストがあり、本書を読むだけではなく、実際にこう言った行動を行ったかというチェックが可能である。
ここでは仕事を行う上での心構え、営業とは何か、数字は何を意味しているのか、そして営業にまつわる「理論」について、ありとあらゆる角度から「基礎」が書かれている。主に営業に行くという行動よりも心構えとして最初にどうしたらいいのか、もしくは営業に行き詰った時の駆け込み寺の役割も担っているのが本章である。

MISSION 2 「営業は準備が9割!」
本書のタイトルとなった「準備が9割」のカラクリがここで解き明かされる。
門外不出のテクニックが出るのだろうと思いがちだが、本書は入門書である。営業に関して鞄の中身、第一印象、不足のトラブル、話し方と言う所についてである。

MISSION 3 「訪問営業 マナーとコツを学べ!」
ここでは訪問営業のやり方についてである。
こちらもまた、訪問営業をするにあたって、名刺の準備、業界のニーズをとらえるための勉強、電話でのアポイントメント、訪問でのアポイントメント、訪問営業をするにあたってのコミュ二ケーション、アイスブレイクに至るまで書かれている。
訪問営業が苦手な人であれば本章を丹念に読んでから思い切って望んでいくといいだろう。本書で読んだことが実践できたのか、反省点はというのは一目でわかるからである。

MISSION 4 「セールストークはこうして組み立てろ!」
セールストークが苦手、もしくはお役様が何を求めているのか、何を問題と思っているかというのをくみ取れないという営業マンもいることだろう。
営業はお客様とのやり取りによって、提案をすることにより、二人三脚で解決の道に導いていくというのが役目のように思える。
本章では相手の問題点をピックアップしていく、要求をフォーカスする、自社製品を売るためにはどうしたらいいのか、あくまで骨格について書かれている。

MISSION 5 「できる営業マンの新規開拓術」
新規開拓は非常に難しく、相手の要求や営業先のことについてはシビアに問われるところである。本章では新規開拓のパターンやキーマン、時間の使い方、組織図に至るまでのステップやタイプといった形式である。

MISSION 6 「できる営業マンの時間活用術」
時間の使い方は営業のみならずどの役職にいても同じ課題がある。そのため本書は営業を対象にしているがそれ以外の職種でも役に立つ。

何度も言うようだが、本書は営業のみならず、社会人経験が浅い人でもビジネスマナーとして一読の価値はある。社会人経験がそれなりにあったとしても技術畑から営業畑に移った人も営業とは何ぞやと初心に帰ってマナーも学びなおせる。営業術ではなく、社会人としてどうあるべきかというンを学べる一冊である。

あなたが一番好きなパンは?

コネタマ参加中: あなたが一番好きなパンは?

シャンパン

ほら、「パン」だから、

…ってそんなバカな話は置いといて、仕事をしたり、書評をするときに小腹がすくことはありますが、その時に食べるのは、大概「調理パン」ですね。特にたまごパンは好きです。

最近では「野沢菜」など野菜が入っているパンもあるようで、一見合わないように思えますが、結構いけます。

さすがに間食という位置づけなので1個でガマンですが…。

出会って4分でエコヒイキされる心理術 ~太鼓持ちの人脈スキル~

出会って4分でエコヒイキされる心理術 ~太鼓持ちの人脈スキル~ 出会って4分でエコヒイキされる心理術 ~太鼓持ちの人脈スキル~
内藤誼人

三才ブックス  2009-08-21
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株式会社オトバンク、上田渉様より献本御礼。
会社の中には誰か1人は「エコひいき」と呼ばれる人がいる。その人は一体どのような方法でそうなったのかというのは当人しかわからない。もしかしたら当人も分からないかもしれない。ただ、エコひいきされるには何かしらの「理由」があることには間違いない。本書はエコひいきされる心理的なカラクリを明かすとともに、どうしたら「エコひいき」されるのかという方法も伝授している。
(本当であれば「エコひいき」と書きたいところだが、本書では「エコヒイキ」と書かれているためここからは後者で統一)

第1章「「太鼓持ち」が「エコヒイキ」を引き寄せる」
エコヒイキになるためにはどうしたらいいのだろうか。それは「太鼓持ち」になることだと著者は主張している。太鼓持ちはもともと「幇間」とかき、「ほうかん」とも「たいこ」とよむ。主にお座敷といった宴席にて場を盛り上げる役割を担う立場のことを言っている。落語でも「幇間噺」で「愛宕山」や「鰻の幇間」と言うような演目がある。
簡単に言えば上司に対して尽くすといった人あたりの良さ、そして第一印象を決める4分間を大事にすることによって「エコヒイキ」になるかならないかの境界線が決まるとしている。

第2章「驚くほど「人脈」が広がる「太鼓持ち」の力」
人脈を広げるための手段にもこの、「太鼓持ち」というのが十分通用するという。
人脈術に関しての本はいくつも存在するが、必ずと言ってもいいほど「ギブ・アンド・ギブ」というのは言われている。魅力のある人は、誰に対しても笑顔で接し、恥ずかしい話も喜んでネタにする、言わば「恥」力がモノを言うという。「知力」ではない「「恥」力」である。

第3章「「エコヒイキ」を勝ち取る技術」
エコヒイキは生まれつきに得られるものではなく、勝ち取ることによって得られる技術である。つまりその技術が備わっているかによって「エコヒイキ」であるかどうかというのが見分けられるわけである。
その技術とは一体何なのか、いろいろあるのだが、相手を喜ばせる。誰に対しても「褒める」、すり寄ることにより、エコヒイキが備わってくる。八方美人を蔑まれても、徹底的に褒めまくれ、と言う所である。

第4章「「太鼓持ち」の発想力で「自己変革」」
太鼓持ちをすることにより、自己変革をするために何かつだけでもトレーニングをすることによって専門家になった方がいいという。私の考えは「笑顔」だが、鏡の前で笑顔を作るのではなく、毎日お笑い番組を見て、思いっきり笑うということ。面白い落語を聴く、漫才を観るだけでも十分笑顔のトレーニングにもなるし、場合によっては腹筋トレーニングにもなる。ただし、あまり笑いすぎるとのどを痛める、声がかれる、顎が外れる可能性があるので要注意。
他にも思いこみや褒め言葉、ご褒美や目標の細分化といったものまで、「太鼓持ち」になるための自己変革、発想法が目白押しである。

第5章「「太鼓持ちスキル」が、他人より秀でた人物へと押し上げる」
リーダーは、牽引力やカリスマ性と言われているが、実は部下を立てる太鼓持ちと言うのも要素と一つとして挙げられているという。
太鼓持ちリーダーとして生き抜くには、「能ある鷹は爪を隠す」が如く自分の力をセーブしながら、ナルシストで、豪快な笑いを持つことによって頼れるリーダーとしての強さを持ち、人脈を広げ、出世につながるのだという。

「太鼓持ち」は少なくとも江戸時代にまで遡るほどの歴史を持っており、日本の文化の一つとして挙げられている。現在はほとんどおらず絶滅寸前となっているようだが、独特に作り上げられた日本社会においてこの「太鼓持ち」と言う文化は今も息づいている。太鼓持ちならではの力と技術は社会に生きる今でも通用する。本書は社会の「太鼓持ち」を作る。そう発起させる一冊である。

資本主義のコスト

資本主義のコスト 資本主義のコスト
ロバート・J・バーバラ 菊地 正俊

洋泉社  2009-07-23
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洋泉社様より献本御礼。
2008年10月の「リーマン・ショック」により、経済は世界的に減衰してしまった。今は落ち着きを取り戻し、景気も上向きになりつつあるのだがまだまだ油断できない状況である。この急激な景気後退により、「資本主義の崩壊」といった「資本主義」に関する本が続々と出てきており、資本主義の在り方と言うのが問われたのもこの時期である。この資本主義という言葉が用いられ始めたのは19世紀のころであるが、仕組み自体はそれ以前から存在した。ではこの資本主義の在り方として、本書では過去25年にわたる資本主義の現状と、それによって引き起こされた大小とは一体何なのかというのを考察しながら、08以後の経済再構築の案を提唱している。

第1部「金融市場と金融政策の焦点」
今回の景気後退の要因となった一つに「サブプライムローン」と言うのがある。家に対するローンのことであるが、もとを辿れば「金融商品」ということに変わりはない。ましてや「リーマン・ブラザーズ」も証券や投資業務を行っていた会社であるので、「金融」にもかかわっている。
日本でも、今から12年前に北海道拓殖銀行が破綻し、その後山一証券が倒産した。経緯は違うとはいえ、景気後退の引き金となったのは何かしら似ているところがある。
アメリカの話に戻すが、「サブプライム」などの金融商品によって焦げ付くまで、しばらくの間は景気が急激に上昇していた。そう、日本で起こったバブル景気のように。
資本主義はサブプライムローンのように競争という名の軋轢や摩擦によって成長を促し、経済を格段に増大させる力を持つ。反面崩れる時の規模は甚大なものとなる。景気は増大するにつれその度合いによってリスクは大きくなる。日本もアメリカもそれを学んだのかどうかは定かではないが。

第2部「1985〜2002年の経済的な経験」
ここからは80年代の話に移る。80年代の前半には厳しい景気後退が起こった。ちょうど日本ではバブルに入る手前であった。その後アメリカはデフレから脱却し、緩やかな成長を遂げるはずだったが、日本の成長度はアメリカのそれをはるかに上回り、日本の企業がアメリカの資産を買い占めるという事態になった。「ジャパン・バッシング」が最も加熱したのもちょうどその時期である。
経済で印象が強いのは87年の「ブラック・マンデー」である。ダウ平均株価は約23%もの大暴落となり、それに追随するかのように日経平均も約4,000円安という過去最大規模の下落となった。ただし、このことが経済的な衰退には至らなかったため、景気減退の起点とはならなかった。むしろ起点となったのは日本での「バブル崩壊」である。バブル崩壊により、日本の経済は低成長の時代に入った(むしろマイナス成長と言うべきか)。一方のアメリカでは、「ITバブル」と言うのが生まれたが、90年代後半に崩壊し、2000年代前半は世界的に経済が閉塞した時代とも言える。

第3章「新たな現実2007〜2008年」
だんだん経済が回復し、前述のようにアメリカでは住宅バブルにより、「経済大国」という名をさらに大きくさせた。しかし2007年夏ごろから「焦げ付き」問題が深刻化し、ご存じのとおり経済は下降の一途をたどった。ちなみにこの時期の前後にFRB(連邦準備制度理事会)の議長が長らく、アラン・グリーンスパンだったのがベン・バーナンキに代わった。グリーンスパンが議長として推し進めて行ったものの一つとして「住宅ローン」の水準緩和と言うのがある。つまり「サブプライムローン」を生み出した親と言ってもいいかもしれない。これについてはグリーンスパン批判について現在も、そしてこれからも検証され本は出続けることだろうが、それについての真相はグリーンスパンの心の中という他ない。

第4部「21世紀の経済理論を再構築せよ」
リーマン・ショックにより資本主義経済の信頼性が揺らいでいる今、どのようなことを打ち出して行けばいいのかというのはまだまだ議論されているところである。方やケインズ政策、方や緊縮政策など様々な意見がある。本章でも意見の一つとして、「リアル・ビジネス・サイクル」というのを提唱している。「リアル・ビジネス・サイクル(理論)」とは、
「景気変動は、市場の失敗ではなく、実際のショックによって引き起こされると考える理論(p.189より)」
経済学で言う「神の見えざる手」ではなく、企業の倒産や事件といった「ショック」によって経済は動くという。ではこの理論で経済を回復させるためには、心肺停止の患者に電気ショックを与えるような「ショック療法」と言うような方法をとるのだろうか。

「資本主義」による、「コスト」と言う名のリスクは日本での「バブル景気」・「失われた10年」、アメリカでの「住宅バブル」・「リーマン・ショック」からみても分かる。経済のコストは減らすことはできるものの「ゼロ」にはできない。ではこの「コスト」を効率よくヘッジしていけばいいのか、これは経済学と言う学問、ひいては人間が経済を営む限り永遠の課題としてのしかかる。それを考えるために経済学と言うのはあるのではないだろうか。

現代オタク用語の基礎知識

現代オタク用語の基礎知識 現代オタク用語の基礎知識
藤原 実

ディスカヴァー・トゥエンティワン  2009-05-19
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オタクと言うと昔は差別用語としてとらえられていた時代があった。そう、88〜89年の「宮崎勤事件」である。それから約20年経つのだが、「ジャパン・クール」と言われ日本のオタク文化が世界的に有名になってから「オタク」という言葉はほとんど抵抗なく受け入れられてきた(まだ差別用語の名残は残っているようだが)。
湿っぽい話題は置いといて、本書はアニメやゲームのみならず、ネット、アイドル、「オカルト・占い」、鉄道、さらには「宝塚」までありとあらゆるオタク用語を掲載している。むしろ「掲載し尽くしている」と言うべきだろうか。

PART1 「ネット」
ネットはオタク世界の中ではホットな分野と言える。21世紀に入り2chが入り始めたあたりからネットおたくの潮流が流れ始め、mixi、YouTube、ニコニコ動画、そして今年にはTwitterが現れネット界は盛り上がっている。
本章ではネットでよく使われている用語を分かりやすく、時折「毒」を入れながら解説されている。
ネットのみならず、ネットにまつわる業界人も本章には入っている。

PART2 「アニメ」
アニメは今も昔もホットな分野である、とアニメ好きの私は考える。アニメとはいっても朝に放送されるアニメから、ゴールデンタイム前後に放送されるもの、そして深夜アニメ、アニメ映画などに分類される。特に深夜アニメは3カ月単位で数多くのアニメが改編される。
本章では今話題となっているアニメから、アニメにまつわる出来事、人物について書かれている。
特に注目なのが「永遠の17歳」である。子尾では声優・井上喜久子の自称であるが、アイドルにも通底するものがある。と言うのは今から38年前の話であるが、南沙織のヒット曲に「17才」と言うのがあるからである(ちなみに森高千里も1989年にカヴァーを出し大ヒットした、さらには2008年に銀杏BOYZもカヴァーしこちらもヒットした)。ちなみにあるアニメでも使われている(どことは言わないが)。

PART3 「ゲーム」
私は最近やらなくなったが、ゲームにはまった時期はあった。小学生・中学生のときで、主にドラクエやFFといったロールプレイングゲームにはまり、長い時には1日6時間以上やったこともあり、それで親に怒られた記憶がある。
最近はやらないためどのようなゲームがあるのか分からないが、ニンテンドーDSやWiiといった家庭用ゲーム、オンライン上でロールプレイングや対戦を行うオンラインゲーム、携帯のアプリ機能を使用することによって簡単なゲームができる携帯ゲーム、ゲームセンターのアーケードゲームなど様々なものがある。最も歴史が古いものと言うとアーケードであり、特に70年代にスペースインベーダーが流行した。
本章ではゲームと言うよりもゲームにまつわる人物が多い。

PART4 「アイドル」
私が生まれる前後の80年代には松田聖子中森明菜といったアイドルが登場した時代があった。また女性アイドルユニット「おニャン子クラブ」もヒットした。
それから20年以上たった今も「アイドル」の熱は冷めることがなかった。むしろネットがある今の方が強いような気がする。

PART5 「オカルト・占い」
オカルトや占いに関しては信じるクチではないのだが、オカルトにまつわる逸話や用語が掲載されている。
オカルトの中には「UFO」などの類もあるのだが…確か一昨年末に国会ではUFOにまつわる論議があったようだが、真相のほどは分からない。

PART6 「宝塚」
今年、宝塚歌劇団が初公演を行って95年を迎える(ちなみに結成されて96年経つ)。
約100年もの歴史のある宝塚歌劇団であるが、今もなお東京の宝塚劇場でも、本場・宝塚市の宝塚大劇場でも稼働率が100%を超えているという。これは私が見たままの話であるが、朝講演が行われる前の東京宝塚劇場はファン(多くは女性)が列をなしている。それほど宝塚は魅力があるのかと興味深く思えた。
本章で掲載されている用語を見ると、あまり「宝塚」についてよくわからない私でも、非常に興味がわくように書かれていたため、これから宝塚を見てみたいと思わせる章であった。

PART7 「鉄道」
鉄道アニメが最近流行してきたり、TV番組でも「タモリ倶楽部」だと、年に何度か鉄道特集が組まれ、まったく自然体でいるタモリもノリノリになるほどである。
鉄道は全国各地に存在しており、中には寝台特急といったものまで存在する。寝台特急の中には半年・1年先まで予約がいっぱいであるという。

オタクと言っても様々なオタクが存在する。本書はその中から代表的なものをピックアップしているのだが、一つ一つが非常に濃いものであった。オタクの世界の引き出しはたくさんあるが、その引き出し一つ一つがまるでパンドラの箱の如く詰まっている、本書はそのことを教えてくれる。

千葉チルドレンまつり 感想

昨日は美崎栄一郎さん主催の「千葉チルドレン祭り」に参加いたしました。

「千葉チルドレン祭り」と言ってもピンとこない人がいると思うので説明しますと、ビジネス書でいま最も波に乗っている出版社、ディスカヴァー・トゥエンティワンの敏腕編集長、千葉正幸氏と千葉氏が編集された本の著者のトークセッションという形でした。トークショーのゲストは以下の通りです。

この日は横田さんのテレビ取材もあったのでカメラも入ってのトークショーでしたが…、それもあってかトークショーのゲスト陣の撮影会ばかりではなく、カメラマンの「逆」撮影会も(笑)。

著者それぞれが出版に至るまでのプロセスと、その中で思い出に残ったモノといった様々な裏話が中心でした。特に藤原さんのは強烈でした(笑)。

横田さんに関しては昨年10月にも出版に至るまでの話があったのですが、そこでも語られていなかったものもありました。

そして千葉さん自身の編集への思い、そして著者を輝かせるためにどうしたらいいのかというのが伝わったトークショーだったと思います。

著書と言えば、美崎さんの本が来週金曜日に発売されます。美崎さんのデビュー作です。

これに関するイベントもたくさん予定されています。私もいくつか出没する予定です。

今回この会を主催した美崎さん、トークショーのゲストの皆様、本当にありがとうございました!!

たった1通で人を動かすメールの仕掛け

たった1通で人を動かすメールの仕掛け (青春新書PLAY BOOKS) たった1通で人を動かすメールの仕掛け (青春新書PLAY BOOKS)
浅野 ヨシオ

青春出版社  2009-08-25
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メールというと仕事における「ビジネスメール」から友達やインフォーマルの場における「プライベートメール」まで存在する。前者はビジネスにおいて重要な位置を占めることがあるせいか、ビジネス書でも「正しいメールの書き方」と銘打った本が多数ある。しかし、後者はどうだろうか。正しいメールではなくても、何か「グッ」とくるようなメールの書き方というのはなかなか無い。むしろ「ブルー・オーシャン」に近いモノがあるように思える。
本書はそういうご時世、まさに「出るべくして出た」一冊なのだと思う。著者自身の体験により形成されたメールの仕掛けがどのような効果をもたらすのか、そしてテクニックとはと言うのを余すところ無く書かれている一冊である。

Chapter 1「この「7つの仕掛け」でメールに罠をかけよ!」
次章から7つの仕掛けを紹介するための前段階について書かれている。
インフォーマルな場であれば、「メールを書く」為のルールというのは、フォーマルよりは緩く、ヴァリエーションや文章に関しても多彩な表現ができる。インパクトの強いメール、また「会いたい」と思わせるメールというのが自由に作れる格好の場であると思える。
余談だが、例に出てくる宛名が突っ込みどころ満載である。

Chapter 2「メールタイトルの「ずるい仕掛け」」
第一印象としてインパクトをつけるためには「タイトル」と言うのが肝心となるという。
メールとしての第一印象を強くさせるためには重要な要素であるが、反面タイトルによって迷惑メールになりかねないので要注意と言うべきか。

Chapter 3「メール文章の「うまい仕掛け」」
メールの文章を書くにあたっての「仕掛け」は何なのか、ほめ言葉であったり、「行間」、フォントなどを駆使しているようだった。

Chapter 4「自分を印象づける「さりげない仕掛け」」
さりげない仕掛けというのはいったい何なのか、宛名を強調したり、写真をメールの文章に添付するなどをするという。さりげないことがインパクトを強めるという。

Chapter 5「心の距離を一気に縮める「ゆさぶる仕掛け」」
今度は「心を揺さぶる」だが、ほめ言葉のほかにも「突っ込みどころ満載」と言うようなメールも印象づけられるという。

Chapter 6「人を思い通りに操る「禁断の仕掛け」」
「禁断の仕掛け」と言うとなにやら淫靡なものなのかと勘繰ってしまうのだが、そうではない。
本章では「メール」のテクニックであるが、禁断のテクニックと言うのが気になる。
自己開示をする、キーワードといった、文章でもって相手の気持ちにノックさせる、引っ張ってあげるというようなことを言っている。

Chapter 7「返信・お礼メールの「ニクい仕掛け」」
お礼メールや返信と言うと私はこういったメールは良く出すため、こういった所は特に読みたいところである。
本書では写真や手書きを利用することによって、「返信だけ」「お礼だけ」

Chapter 8「人脈が面白いように広がる「ワザありの仕掛け」」
人脈が面白く広がるユニークなメールの使い方として、こちらも画像を使うがここではさらに発展して様々なデコレーションをするというものである。
さらに文章でもメールネタを収集する方法も相手の心を引き寄せるツールとして紹介されている。

本書の帯氏に「それ反則っ!」とあったが、本書を読んでまさにその通りだなと思ったが、本書で紹介された方法は本当に「してやられた」と言う感があってならない。

いつでもどこでも「脳の集中モード」を高める シンプル・マッピング最強ノート術

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松宮 義仁

日本実業出版社  2009-08-04
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シンプル・マッピング事務局、さいとう様より献本御礼。
ノート術と言うと、代表格としてはトニー・プサンが考案した「マインドマップ」があり、それに関する講座や文献、ソフトに至るまで幅広く存在する。経済評論家の勝間和代氏をはじめ多くの方々が衝撃を受け、爆発的な広がりを見せた経緯がある。
そこから派生して様々なノート術が誕生していった。ビジネス書ブームとともにノートや会話に関して様々な方法が世に出てきたというわけである。
これはより合理的に、効率的に生産性を上げながら仕事を進めていくというものばかりではなく、仕事や勉強をより楽しくしながら効率的に上げるという考えから様々なノウハウが世に送り出されたと言ってもいいだろう。
本書は観たところ「マインドマップ」に似ているのだが、マインドマップはコツをつかまなければ慣れないデメリットがある。本書はそのデメリット補うことによって誰でもやりやすく、かつ効率的に集中力を高めさせるという、「シンプル・マッピング」というのを編み出したノート術である。

序章「成果を上げたいなら、「完璧主義」を捨てよう!」
成果を上げたいが、成果を上げるためには「完璧」にやらなければならないという、いわゆる「完璧主義」ということが罷り通っているように思える。

第1章「成果を上げ続けるシンプルなノート術「7つの秘密」」
シンプル・マッピングの要素として7つ挙げられている(p.25より)、
1.「簡単」
2.「気軽」
3.「携帯性」
4.「見開きサイズ」
5.「フォーカス」
6.「スピード」
7.「マッピング」
マインドマップよりもより単純でより簡単に書きたいという考えから、この「シンプル・マッピング」と言うのを考案したのだという。簡単に続けられ、自らの考えをまとめ、新たな発想に落とし込む、A6判ノートでも可能でいつでもどこでも書くことができる。
シンプル・マッピングの要素で最も際立っているのは1.と3.だと私は考える。A6判ノートと鉛筆一つで書くことができるのだから。

第2章「シンプル・マッピングを書いてみよう」
「シンプル・マッピング」の特徴の一つとして「スピード」と言うのがある。「マインドマップ」はどちらかと言うと「見栄え」も入ってくるが、「シンプル・マッピング」は見栄えはほとんど気にしない。しかも見せるものではないということを前提にあるという。

第3章「シンプル・マッピングで情報を整理する」
シンプル・マッピングではインプットをしながら、どのような情報を受け取り、選択していくのかというのをする助けにする。ビジネスにおける選択も数ある情報の中から最適なものを選ぶというわけであるから、インプットをどのようにしてマッピングしながら裁いていくのかというのがカギになるという。

第4章「「考える、考える、考える」ためのシンプル・マッピング」
思考を図式化し、新たな考え、つまり発想と言うのを捻出させる道具として「シンプル・マッピング」と言うのがあるという。嗜好を図式化することによって、何を考えているのかというのが明確になり、考えていることが線で結ばれ、新たなアイデアが出てくる。そこからまた考えるようになるという循環によって脳のエンジンがフル稼働し、集中モードが持続するというわけである。

第5章「シンプル・マッピング流「時間管理術」」
本書の最初のところでシンプル・マッピングを考案した経緯の中にマインドマップにはスケジュール管理に向いていないと著者は考えたというくだりがある。
「シンプル・マッピング」はそれを補う役割も担っているという。シンプル・マッピングでは長・中・短期の目標のみならず、様々な観点から解決策を枝葉のようなマップの形で表すことができる。その中でどのような対策を講じていけばいいのか、どのように行動をしていけばいいのかというのが明らかになる。
そのことで行動に対する説得力も力を増し、より明確な方法や対策に講じることが可能になる。

第6章「シンプル・マッピングをデジタル化して知的生産システムを完成させる」
シンプル・マッピングはノートでのマッピングにとどまらない。パソコンなどのデジタル媒体で保存することや、iPhone・オーディオブックと連動して使用するということも推奨している。

シンプル・マッピングは「簡単さ」「便利さ」「スピード」というのが非常に重要視されているメソッドである。A6判ノート1枚と鉛筆一つ、それだけで至高の世界が広がるというのだから侮れない。

どうする!依存大国ニッポン

どうする!依存大国ニッポン (ディスカヴァー携書) どうする!依存大国ニッポン (ディスカヴァー携書)
森川 友義

ディスカヴァー・トゥエンティワン  2009-07-07
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日本は何もかも依存してしまっている国と見られても仕方がない。すでにいくつかの本でも説明しているが日本の食料自給率は40%(カロリーベース)である。食糧のほとんどが輸入に頼っている現状がある。
それだけではない。原子力などのエネルギーや鉱物などの資源、さらに兵器に至るまで海外に依存してしまっている。
「島国」であること、国土が狭いこと、「敗戦国」であることと言うように理由づけであればいくらでもできる。では日本はこのままでいいのだろうかと言ったら当然いいはずがない。戦争や国際関係によって依存したくでもできなくなる時が必ずやってくるからである。
本書は日本における依存体質の現状と、はたして脱却できるのかについて書かれている。

第1章「20世紀型成長モデルに代わるものは? 世界における日本経済」
1945年、敗戦を喫した焼け野原の中から奇跡的な経済成長を遂げ、GDP(国内総生産)では世界2位にまで上り詰めることができた日本。この高度経済成長では輸入自由化による依存や安価な輸入と工業製品の輸出により助けられた。特に自動車は非常に手ごろでありながらも丈夫な作りをしていたため飛ぶように売れたという。それからというもの、日本はバブル景気に入り、崩壊し、失われた10年(15年と言う人もいる)に陥った。
20世紀における経済モデルと言うのが成り立たなくなり、日本は低成長の時代に入った。やがて中国やインドを中心とした「BRICs」の国々が急激な成長を遂げ日本と脅かしてくる。
個の経済問題が教育問題にも、雇用問題にも波及してきている現状もある。

第2章「ゼロベースで考える 日本国の防衛」
今日のTVではあまり語られることがなく、むしろ政治も及び腰となっている国防。特に核論議に至るとヒステリックになる団体や論者もいるから困りものである。日本では佐藤栄作内閣によって「非核三原則」というのが作られた。「つくらず・持たず・持ち込ませず」である。
しかし、いつのころからか「非核三原則」と言うのが名ばかりで、暗黙の了解に「非核四原則」と勝手に付け加えられているような感があってならない。そう、「議論せず」と言うのがなぜか入っているのだ。
別に国会やTVに老いて日本の核保持についての「議論」がやって国際関係が悪化するというようなことはない。むしろ核に関する議論は持つ・持たないに問わず議論すべきである。
後半は日本の自衛隊についてである。昨年の秋ごろには「田母神論文」を発端に、日本の歴史認識問題、国防についての議論が広がった。
しかし、本書でも有権者や政治家は国防や外交に関するリテラシーが極端に低いと主張したが、まさにその通りである。

第3章「まったなし! ツケを若者に回す財政赤字問題」
日本の借金は850兆円を超え、900兆に迫る勢いである。とりわけ膨れ上がりが顕著だったのは90年代後半にかけてである。とにもかくにも歯止めをかけなくてはいけないというのは明らかである。そのためにはどうすべきかと言うと、まず頭に浮かぶのが増税である。税収によって賄われているのだから多少国民を苦しめても国の借金を残すことのないようにということによる増税だが、もうすでにここまで膨れ上がっているのだがこれをいつまで耐えていけばいいのかというのが見えてこない。やがて国民は疲弊してしまうという論理になる。また増税によってヒステリックになる人もいるのだから困りものである。
また数年前には「埋蔵金」という言葉が出てきており、財政赤字問題解決の糸口と言うのはまだまだ見えてこない。

第4章「自給率40% 食糧依存の実態」
食糧自給率については最初に書いたように、カロリーベースで40%である。先進国の中では低い数字である。しかしこれについて原因があるとすると戦後日本では肉など脂質を伴った食品が食べられ始めた、簡単に言うと日本の食生活が変わり欧米化が進んだことによるところが大きい側面もある。
本書では農地の狭さや高齢化といったもの、外国に比べて単価が高いというのも挙げている。単価が高いが品質が良く一昨年には日本米が中国や台湾に輸出され、富裕層を中心に飛ぶように売れたというニュースもある。単価は高いが高級感やブランドの勝負では負けていないというのが日本農業であるが、「ドーハ・ラウンド」など外国との競争も考えると外交における農業と言うのも課題の一つとして挙げられる。

第5章「自給率わずか4%! 日本のエネルギー問題」
日本は原子力依存により電力がまかなわれている。「原子力」と言うと、日本ではもんじゅの事故や東海村臨界事故のような放射能における事故もあれば、広島・長崎で壊滅的な打撃を与えた原子爆弾もある。海外に行けば旧ソ連のチェルノブイリの事故があると原子力は危険だという意見も致し方ない。
しかし原子力に代わるエネルギーを迅速に準備し、稼働できるのかと言うとまず無理と言う他ない。ただし原子力に代わる新エネルギーの研究もすすめられているが、実用化までは程遠い。

第6章「結婚問題ととらえるべき 少子化問題」
日本の少子化は深刻であり、先進国の中でも非常に低いと位置付けられている。ただそれに似た国はいくつかある。ドイツとイタリアである。これはアメリカの研究でも明らかになっているが、この原因についてははっきりとつかめておらず、「日独伊三国軍事同盟の呪縛」なのではないかと言う推測もある。
少子化に伴って晩婚化と言うのも進んでいるが、これは若者の失業率や年収と言うのも原因の一つとして挙げられている。最近では「婚活」という言葉がよく言われるが、はたして少子化・晩婚化に歯止めがかかったのかというのはまだ分からない。

第7章「どうする!? 依存大国ニッポン」
日本は経済や食糧のみならず、エネルギー、軍事、人材に至るまで様々なところで「依存」を行っている社会である。これは日本における海外に対する脆弱性と言うのが表れているという。本書は政治や経済のことに関してあまりよくわからない私たち「若者」に対して分かりやすく説明されているだけではなく、では「若者」の私たちにできることは何なのかというのを提案と言う形で投げかけてくれる。

今月の半ばに初めて民主党の政権ができる。おそらく連立政権になることは間違いないだろうが、民主党が初めて与党となった時に外交や経済、政治や軍事に至るまで何をもたらしてくれるのだろうか、何を求めるのかというのを主張しながらも鑑みて行きたい。
私たちにできること、それは今の政治を「知る」こと。そして自分でこれから日本はどうあるべきか、というのを見出して行くことにあるのではないのだろうか。

海賊の掟

海賊の掟 (新潮新書) 海賊の掟 (新潮新書)
山田 吉彦

新潮社  2006-08-17
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昨年、ソマリア海賊船の対策として、政府が自衛隊派遣をしたというニュースがあった。その時には野党、特に社民・共産の両党は自衛隊のソマリア沖派遣反対を訴えるという騒ぎにまで発展した。
海賊がいるというのは現実にいたということは知らず、童話に出てくるような架空のもの、もしくは過去のものというイメージを持っている人は少なからずいたのかもしれない。私もそう考えていた。
だが、現にソマリア沖を牛耳っているだけではなく、世界中色々なところに海賊は存在しており、船で来た者たちに対して暴力・略奪を繰り返している。本書は海賊についての「世界史」である。

第一章「現代に生きる海賊」
現在における海賊で有名なもので言うと、本書のプロローグに書かれていたマラッカ海峡(マレーシア付近にある海峡)で日本のタグボート「韋駄天」が襲撃されたという事件が4年前に起こった。マラッカ海峡の海賊は現在TVで取り上げているところは少ないものの、世界的にも被害が大きいところで知られているが、スマトラ沖地震以降は激減している。津波による被害であるが、海賊もその被害に遭ったのとみている。
それに代わって最も注目されているのがソマリア沖である。90年代から起こっている「ソマリア内戦」により海賊行動を行う人たちが増え、2007年以降急速に増加し、国連では2008年に決議を採択したことによって多くの国々が海軍やそれに準ずる軍の派遣が相次いだ。

第二章「七つの海を股にかけた男たち」
ここでは「海賊の世界史」について書かれている。海賊の歴史は深くギリシャ神話にまで遡っている。中で最も注目され、かつ多かったのが中世〜近世ヨーロッパにかけて、当時は「大航海時代」ともいわれており、船を使い海を渡り、数々の島を開拓して言った歴史がある。その中で海賊との戦いに関するエピソードは歴史の教科書でも、小説でも、伝記でも枚挙にいとまがないほどである。
それが色濃いせいか、「海賊」と言うと中世〜近世のヨーロッパと言うのを思い浮かべてしまう要因となったのかもしれない。

第三章「日本の海賊」
では日本における海賊はどうだったのかと言うと、決していないわけではない。古くは平安時代、藤原家が支配していたころに藤原純友が海賊集団として瀬戸内海を中心に活動したことが始まりであった。
日本における海賊の全盛期は16世紀。ヨーロッパの時期と結構似ていることが分かる。様々な海で海賊は構成されていたが、とりわけ多かったのは瀬戸内海や九州といった所であったという。

「海賊」は今や歴史のみならず、小説や漫画・アニメに至るまで様々な所で活躍している。今私たちが見ている「海賊」と言うのは全体の1割にも満たない。では残りはと言うと本書がのその満たないところを補ってくれる。そう思える一冊であった。

投票行動研究のフロンティア

投票行動研究のフロンティア (おうふう政治ライブラリー) 投票行動研究のフロンティア (おうふう政治ライブラリー)
山田 真裕 飯田 健

おうふう  2009-05
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昨日衆議院総選挙が行われ、結果は言うまでもなく民主党の大勝で政権交代が行われることとなった。いよいよ民主党政権が始まるのだが、どのような政策を持ちだして、どのような政治を運営していくのかというのが期待とともに不安と言うのがある。どちらにせよ初めての政権であることに間違いはない。
さて、本書は「投票行動」に関する一冊であるが、投票行動というと政治学の観点で考察されることが多いのだが、本書は経済学など、様々な学問の観点から考察を行っている一冊である。

第一部「社会学的アプローチ」
社会学的観点から投票行動について考察を行っている。投票行動というと政治学的要素が強いのだが、政治的な事によって社会が動くとなると決して関連性がないとは言えない。
ここでは男女の投票行動の差や階級における投票行動の差について考察を行っている。
日本は戦前、女性の選挙権というのは認められていなかった。もう少し昔になると、税の納付額によって選挙権が認められた時代があったことを考えると、この考察は日本においても適用できる、と言うよりも興味深い考察になると私は思う。

第二部「社会心理学的アプローチ」
ここでは党派性や情報収集など有権者自身の心理において投票行動がどのように変化するのかという考察を行っている。
特に党派性は自らの党のイデオロギーに共感しているため、どのような状態にあろうともそのとうに投票する。簡単にいえばその党の党員や党によるしがらみのある団体や企業に属している人がこれに当たる。どれも属していなければ、俗に言う「無党派層」という括りに属される。
政治的情報の授受方法や内容によっても投票行動が大きくわかる。TVなどのメディアや最近ではYouTubeやニコニコ動画などの動画共有サイトにおいても政治的な情報が流れるようになった。また期日前投票が自由に行われるようになったことによって、投票もより自分の選択ができるようになり、情報によって大きく左右されるようにもなった。

第三部「経済学的アプローチ」
経済学的に投票行動はどのように動くのだろうか。おそらく福祉や減税、と言った経済政策の左右によって株価が上下したり、自らの生活と照らし会わせて投票を行うと言う人もいる。ここでは経済学的観点から考察を行っているため、経済学に関しての知識がなければ少し取っつきにくい所もあるが、生活と照らし会わせる有権者が多いことを考えると感化できない論題である。

第四部「新たな展開」
現在日本における選挙制度は、衆議院は「小選挙区・比例代表並立制」を採用しており、参議院は各都道府県の選挙区と、全国統一の比例代表制を採用している。
本性の冒頭で韓国の選挙制度について大統領が苦言を呈しているが、これは日本の「55年体制」の時代でも似ていることが起こっている。「一票の格差」である。
これについては衆議院では「55年体制」が崩壊されたときに改革されたが、これが完全に解決されたのかについては定かではない。
投票行動は様々な学問から影響を及ぼされているというのがよくわかった一冊であった。考察を行ってみれば様々なところで影響を及ぼされるのは理解できるが、私たちはそのことを意識しているのかというと必ずしもそうとは限らないと言うことは付け加えておかなくてはならない。

8.29(土)川上徹也、出版記念セミナー 感想

ダブルヘッダー2本目。

2本目は表参道で、川上徹也さんの出版記念セミナーに参加いたしました。

この本に関して、そして来月に出される本についても取り上げられました。内容については…秘密ということで。

Ⅰ.鶴岡秀子

鶴岡さんについてはブログ・メルマガ等で耳にはしておりましたが、「夢」の可能性と実現できるというのが、ひしひしと伝わる講演でした。

プレゼンは本当に感動しました。

Ⅱ.東大史

ecoコン、エコジョイなどエコに関して様々な活躍をされてきている東氏。東氏自身が活動したことによる「夢」と「ストーリー」が印象的でした。

Ⅲ.秋田英澪子

チャンス・コーディネーターとしても有名な秋田氏。今から半年前の出版記念セミナーではコーディネーターを務められた方です。それに関してある方の感想を読まれて、秋田さんのみならず、この後に出てくる方々のネタになった模様です。

Ⅳ.川上徹也

最初に書いたとおり、前作のみならず、次回作の内容も若干ありますのであえて触れないことにします。

非常に興味深い内容で、次回作を読む前に関連する本も読んでみたいという気持ちもあったり、なかったり。

他にもウジトモコさんもゲストとして参加されていました。

さらには、クロスメディア・パブリッシングの小早川社長も参加され、何と参加者全員にこれをプレゼントしてくださいました。

小早川社長!ありがとうございます!!

そして忘れてはいけないのが、主催者の美崎さんの処女作が今月11日に発売されます。

懇親会も盛り上がり、気がつけば終電でした。

主催の美崎さん、素晴らしい講演をしてくださった、鶴岡さん、東さん、秋田さん、川上さん、本を下さった小早川社長、そして名刺交換をしてくださった方々、本当にありがとうございました!!

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