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麻薬とは何か―「禁断の果実」五千年史

麻薬とは何か―「禁断の果実」五千年史 (新潮選書) 麻薬とは何か―「禁断の果実」五千年史 (新潮選書)
佐藤 哲彦 吉永 嘉明 清野 栄一

新潮社  2009-05
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また大麻所持事件が起こった
大麻に関する事件は去年・今年だけでもTVやインターネットニュースにおいてみない日と言うのが珍しいくらいにまでなった。大麻については覚せい剤と同じく精神に異常をきたす「ドラッグ」として扱われ、法律では「大麻取締法(正式には「麻薬及び向精神薬取締法」)」が制定されており、厳しく問いしまっているのが現状である。学術的な研究でも毒性や精神依存性について強く、生活に支障をきたすという意見が大多数であるが、最新の研究では毒性はタバコよりも低いという結果も出てきており、これから議論の的となるだろう。さらに言うと欧米では大麻の取り締まりを緩和しており、事実上合法化しているところも出てきており、これから大麻の毒性に関する再研究と、法整備の見直しというのが見込まれる。
では麻薬、およびドラッグはいつ頃から流通したのだろうか、いつ頃誕生したのだろうかという考えも起きてくる。そこで本書である。本書は麻薬における歴史・文化について様々な角度から考察を行っている。

序章「麻薬――精神に作用するクスリとは?」
麻薬と言ってもいろいろな種類がある、覚せい剤をはじめ第二章で書くコカインやヘロイン、ケシ坊主から作られるアヘン、そこから単離され、がんの痛みを和らげることで知られるモルヒネ、身近なものではニコチンやカフェインもその一種とされている。

第一章「麻薬・文明・万能薬――薬物の原初的使用とその伝播」
麻薬は非常に古く、紀元前にまで遡る。古代文明において麻薬と言うと「アヘン」であった。それはトロイや戦争をめぐる物語として知られる「イリアス」にはケシを言及した描写があることからこれが麻薬のはじまりではないかというのもある(「オデュッセイア」にもそれに似た記述が存在する)。
時代は進んで中世ヨーロッパ時代に入ってのことである。
その時には生活から医学に至るまでの発展の中で麻薬の効果も広がり始めた。

第二章「コカインとヘロイン――十九世紀欧州の発明」
十九世紀のイギリスについて着目を行う。というのは十九世紀の中ごろに麻薬について代表的な戦争があったことにある。それについては後ほど語ることにしておく。
十九世紀のイギリスでは産業革命の真っ只中であり、機械化・工業化によって生産も拡大をした。それと同時に植民地政策も盛んに行っている時代であった。
その時に「コカイン」と「ヘロイン」が誕生し、アヘンと同じく大量生産を行った。そのアヘンが生産飽和になるやいなや当時の清に対してお茶を購入するとともにアヘンをおしつけようとした。しかし清はこの事態を受けて「アヘンを持ち込まない」と発表し、イギリス商人からアヘンを没収し焼却処分とした。イギリスはこれに怒り、1839年の11月に戦争を行った。これが有名な「阿片戦争」である。
結果はイギリスが勝利し、アヘンの輸入を許可するだけではなく、香港の割譲などの不平等条約を締結させた。

第三章「ドラッグのアメリカ――“理想の国家”と麻薬の犯罪化」
アメリカとドラッグの関係というのは私には分からないが、闇社会、いわゆるマフィアとの関連性から考えると分からないでもない。アメリカにアヘンが登場したのはイギリスなどの列強の民が雨利ありか大陸にわたってきた時が適当であろう。その後中国などの様々な移民を受け入れるといち早く取り締まるようになってきた。
しかし、アメリカ・マフィアと言った闇社会では今も流通していることからアメリカとドラッグは切っても切れないものと言える。

第四章「覚せい剤と日本――もうひとつの戦後史」
ドラッグと日本の関係は結構深く、特に戦前・戦後の時が色濃く出ている。その時には「ヒロポン」というものが登場し、忙しい人たちを中心に飛ぶように売れたという。睡魔や倦怠の除去のために使われていた。それが取り締まりだされるようになってから(「覚せい剤取締法」が制定)、ヒロポン常習による病気、たとえば中風などを患う人が増えていった。

第五章「LSDとヒッピー、エクスタシーとレイヴ」
いよいよ現代に入る。ここではLSDヒッピーについて書かれているが、1960年代〜70年代のアメリカにまつわるドラッグについてであるので第三章に近いものがある。

終章「麻薬と人類の未来」
これまで麻薬の歴史について考察をしてきている。本章では総まとめといたところであるが、現在麻薬を処罰の量は多かれ少なかれ取り締まっている国はほとんどと言ってもいいだろう。しかしその麻薬であるが、闇社会を中心に流通をしている現状があり、インターネットにおいても闇サイトで出回っているのは周知のとおりである。法律で取り締まっているとはいえ一般人の手にも簡単に手に入ってしまうという所が現在の恐ろしさと言える。
麻薬に関しては日本も歴史があり第四章では戦前・戦後について取り上げられていたが、本書でも日中戦争〜終戦に至るまでのことについて書かれている。しかし、NHKや「阿片王」の文献の実から推測しているというのはいささか疑問がある(NHKの取り上げ方が偏向的だという声が強いが「阿片」に関するものもその一つと言える)。

麻薬はこれからも取り締まりは厳しく行われる一方で、闇社会をどのように排除していくのかというイタチゴッコがおこなわれることであろう。
本書とともに最近の事件を見て思うことは一つ、麻薬のことについて歴史や科学とともに面と向かって考察をする時期が来たのではないかというのが私の意見である。

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