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日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書) 日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)
飯尾 潤

中央公論新社  2007-07
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昨日の午後に民主党代表選が行われ鳩山由紀夫が代表に選ばれ、6年半ぶりに代表職に就くこととなった。民主党にしてみれば新しい船出といったところであろうが、私から見たら96年の民主党結党から約8年間続いた「菅・鳩山」体制に逆戻りしたのではないかと邪推してしまう。今の鳩山由紀夫が頼りがいがあるのか、それとも旧態依然の体質に戻りたいのか民主党議員たちの心情は闇の中である。
ともあれ、民主党は新たな船出となったが遅くとも9月には衆議院解散が待っている、10月までには総選挙がおこなわれるというから各党ともに公約を練っていかなければいけない。とりわけ民主党は政権交代の期待を背負っているだけに負担は大きいだろう。
その時期だからでこそ本書は役に立つ。本書は現在の日本における政治構造を開設している一冊である。中公新書というと非常に学術的で、一般の人は読みにくい印象がある。しかし本書は非常によく噛み砕かれており、それでいながら深いところまで突っ込んでいるので読みやすくもあり、政治についてより深いところまで学ぶことができるので良書というほかない。

第1章「官僚内閣制」
日本政治の根幹は「議院内閣制」とされているが、官僚によって支配されている、政治家の大方は官僚出身から「官僚内閣制」と揶揄することができる。

第2章「省庁代表制」
本書では「各省庁が官僚によって運営されている実態(「はじめに」より)」と書かれている。省庁は大臣と官僚によって構成されているのだから間違いではない。

第3章「政府・与党二元体制」
よくニュースでは「政府・与党」という言葉をよく使う。「与党」はなぜそう呼ばれているかというと「政治に与している」「関与している」という意味合いから「与党」と名付けられたのではと私は考える。ここでは与党(最近では野党)の族議員と派閥の実態について迫っているところである。

第4章「政権交代なき政党政治」
55年体制が築かれてから38年もの間、政権交代は行われなかった。自民党が政権を取っていなかったのは93年の細川内閣、94年の羽田内閣の時だけであり、次の村山内閣では「自社さ連立政権」により与党に返り咲いた。それから約15年自民党が政権を握ったままとなっているが今年、民主党が政権交代できるのかというのが注目される。

第5章「統治機構の比較――議院内閣制と大統領制」
「議院内閣制」と「大統領制」の比較について書かれている、日本やイギリスの「議院内閣制」、アメリカの「大統領制」のほかにもフランスの「半大統領制」についても紹介されているので、各々のメリット・デメリットを鑑みることができる。

第6章「議院内閣制の確立」
「議院内閣制」は戦前のころから確立されてきたわけだが、この時は「衆議院」と「貴族院」によって構成され、選挙では「衆議院」しか選ぶことができなかった。戦後では「貴族院」に代わって「参議院」が誕生し、両院とも選挙で選ぶことができるようになった。参議院は俗に「良識の府」と呼ばれており、当初は無所属議員がほとんどであった。しかし今では政党色が強くなり、「良識の府」としての機能がしなくなっているのではという声もある。そのことから「参議院不要論」というの声が後を絶たない。

第7章「政党政治の限界と意義」
しかし今日の国会は「ねじれ国会」と呼ばれており、衆議院で可決された法案が参議院で否決、衆議院に戻り再可決して成立となった法律がいくつか存在する(ほとんどが重要法案)。
そのことから「参議院なんかいらない」の著者の一人であり、日本共産党の最高幹部の一人であった筆坂秀世氏は意見を覆し、「参議院は必要」ととある討論番組で発言していた。上記の本は衆議院の「カーボン・コピー」の役割ばかりで何の役にも立っていない程であった。
参議院の話はここまでにするが、政党の役割というのが最近見えなくなってしまっている気がする。自民党は保守政党であるが、その中でも「チャイナ・ロビー」といわれる議員や憲法改正反対とするような、いわば「左派」に属する議員がいたり、中道左派の民主党でさえ、憲法改正に積極的でいわゆる「右派」と呼ばれる議員が存在する。多数だから、与党だから、野党だからという意味合いでその党の議員としてやっていっているような気がして、政党の色が見えなくなってきている。

日本の政治構造は一体どうなのかという中公新書としては珍しい入門書らしい難易度であった。政治は深ければ深いほど難しく、一般には手の出せないような内容になってくるのだが、本書は政治のことについてあまりよくわからない、ワイドショーでしか知らないという人にはもってこいの本である。同時に今年は必ず総選挙がおこなわれる。その準備として日本の政治形態を学びなおせる絶好の年である。そのために本書を用意して読んでおくというのも民主主義国民としてやっておくべきことである。

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