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強者のしくみ 論理的思考と全体最適を徹底する会社

強者のしくみ 論理的思考と全体最適を徹底する会社 強者のしくみ 論理的思考と全体最適を徹底する会社
磯部 洋

ダイヤモンド社  2005-03-11
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2009年はまさに「仕組み」の年である(これは以前にも同じことを言ったのだが、この際だから今年は「仕組み本」を書評するたびにこれを言おうと思う、ただ飽きるかどうか心配)。
さて本書は仕組みの作り方とはちょっと違い、セブン・イレブンしまむらと言った経済的にも強者と呼ばれる「仕組み」についてピックアップするというものである。ノウハウ本というよりもむしろ、経営学における「仕組み」について本書では迫っている。しかし「仕組みづくり」において役立つことには変わりはないだろう。
第1章「セブン・イレブンとしまむらは他の日本企業とどこが異なるのか」
「セブン・イレブン」はアメリカから入ってきたがそれを日本独自の経営スタイルを確立して急速に店舗数を増やしていった。90年代には親会社であったサウスランド社を経営危機からわずか2年で黒字転換させる異常を成し遂げる原動力となったことでも知られている(現在は完全子会社化)。一方「しまむら」も「ファーストリテイリング」と双璧を為す衣料品チェーンストアとして有名であり、「しまラー」と呼ばれるほど定着しているチェーン店である。それと日本企業とどこが違うのか。
「仕組み」が確立されていることである。
「仕組み」というとあまりいい気がしない人もいる。「仕組み」というとコントロールをするということが必要になる時が多いので、ある意味で「独裁」や「独断専行」があるというような考える人もいるという。しかし自動的に利益を生み出すものがなければ会社というのが成り立たなくなる時代だからでこそこういった「仕組み」というのが必要となったのではなかろうか。
第2章「セブン・イレブンとしまむらの似ている所と違っている所」
両社の共通点というとまず「トップ」。両方とも中途入社で今の位置に上った。しかも畑の違う所から転身したというのだから、異業種からの角度ではいった業界を見る力というのが強い要因であったように思える。
経営に関する考え方についても比較されていた。セブン・イレブンでは「変化対応」「経験」「朝令暮改」「発注」「システム」などを、しまむらは「経営技術」「しくみ」などについて独特の意味を定義している。本書はそこから経営やビジネススタイルの比較を行っている。
第3章「強者のしくみ」
さて強者としてのしくみの構図がついに明かされる。ここでは「セブン・イレブン」のしくみにページ数が多く割かれている。ただセブン・イレブンの流通の仕組みについては「プロジェクトX」でも取り上げられているため本書ではほとんど扱われていない。では何を扱っているのかというと「FC」、つまりチェーン展開について、ロジスティックスの効率化など、FC業界についてスタンダードのはるか上を行くモデルが成り立っている。
一方しまむらの「仕組み」はというとコンピュータ中心であるという。コンピュータによってさまざまな情報を一元的に管理するばかりではなく、割引などの融通も聞きやすくなっているのがしまむら流「仕組み」の特徴であるという。
どちらも「コントロール」という共通点があるが、本書では大東亜戦争の「バターン死の行進」を例にとったコントロール論について展開している所が気になった。これ自体は現地をマネジメントできなかったばかりではなく、中枢が捕虜の人数を予想しきれず、迅速に指揮を行えなかった。さらに部下の暴走により虐待沙汰にまで発展したという点でコントロールの面で大きな欠陥があったと指摘している。当時の日本にはこういった統率力や戦略を持っていなかったわけではないが、それをうまく利用できなかったという一面もあったのは事実であろう。
第4章「両社のベンチマーキングから導き出されること」
両社のベンチマーキングから導き出されるもの、著者は「論理性」を挙げている。経営形態、そして利益を生み出す仕組みには必ずと言ってもいいほど「機能」で構成されており、それぞれの役割というのが確立されている。ほかにも顧客主義や仕組みを持っていることが挙げられている。
本章で私が興味を持った所というと、実はここではなくそう言った「論理性」と対極をなす「情緒性」の欠点として日本の歴史の非論理性をついている所である。とりわけ第二次世界大戦や大東亜戦争を例に出している。確かに大東亜戦争は「とりあえず」という要素もあったのだが、正確に言うと「ハル・ノート」によりにっちもさっちもいかなくなったこと、さらに国内世論の大多数が開戦論であったこともまた要因である。さらに日本と西欧の文化にもその理由付けを広げているが、あくまで私的な観点であるが「仕組み」や「機能」を語るにあたり、日本のあり方そのものを否定しているように見て取れたのは私だけであろうかさえ思った。
強者と呼ばれる企業は必ずと言ってもいいほど、利益を生み出す、組織を円滑化する「仕組み」を持っている。しかし他の大多数の企業はその仕組みの利点に気付いていないのがほとんどであろう。本書は強者である、もしくはなれる要因を見つけるのには格好の1冊であろう。

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