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医者を信じると病気になる-「常識」破りの養生法

医者を信じると病気になる-「常識」破りの養生法 (講談社プラスアルファ新書) 医者を信じると病気になる-「常識」破りの養生法 (講談社プラスアルファ新書)
丁 宗鐵

講談社  2009-02-20
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今や「健康ブーム」とまではいかないものの「健康」に関することがもはや当たり前のようになってしまった。私はあまりいい気がしない。「健康のため」だからと言って自分の生活観が捻じ曲がってもいいのだろうか、長生きは良いことだろうかとつくづく考えてしまう。私自身、昨年の健康診断において、まだこの年なのに肝臓で引っかかってしまった。再検査の結果、異常はなかったものの油断は禁物と言われてしまった。自分の生活スタイルを壊さないようにいろいろと対策を模索している。
私事はこれまでにしておいて、本書は前述のような「健康」の在り方について、漢方医学の観点から疑問を呈し、批判をするというものである。
第1章「賢者は自分の体質タイプを知る」
例えば万人が万人健康になれる方法は存在しない。たとえそれを謳っていようとも、それが自分の体質に合わないことがある。逆に「これは健康に良くない」というものでも人によっては健康的に生活できるというモノ(もしくは方法)がある。健康法というのはまさに人によってあうものはそれぞれ違う。TVではよくなったという人がいるというからといって実践をしまくるというのは良くない…と言いたいところだが、試行錯誤を重ねて独自の方法を見つけるということを考えるとやりまくったほうがいいのかもしれない。ただし自分の体質を知ってからという大前提ではあるが。
さて「自分の体質」を知るというと、すべて知るのは難しい。本書では機転の利いた能動的なタイプの「実証」と、その逆である「虚証」のどちらに傾いているのかを知ることが可能である。
第2章「病気にならない年の取り方」
合わない健康法をしたら体が毒になるという。当然自分の体質は全部わからないので時として自分に気づかない健康法をズルズルと行い続けていることがあるがいかにしてその健康法を止めるべきか、そしていかに気づくかということも大事になる。
他にも「ストレス」「健康にいい靴」「照明」「酒の肴」などについて書かれている。
第3章「体にいいと思うものが危ない!」
ここでは野菜やお茶などの食べ物、飲み物の健康法批判が中心となっている。
「野菜は体にいい」ということなので野菜ジュースを飲むという傾向の人が多い。私もその一人である。特に仕事で疲れた時には野菜ジュースに酢を少しだけ入れたものを、ほぼ毎日飲んでいる。毎日仕事の疲れをとるのには格好のものであり、のちに書評を行うのに糖分が必要なのでこういった形となった。しかし本章の最初にはこの野菜ジュースはよくないと警鐘を鳴らしている。糖度が高いためであるという。さらに野菜ばかり食べている人は動物の例をとって太りやすいという。
またお茶の飲み方などが印象に残った。
第4章「ラクに生きるための体づくり」
食べ方、育て方、病気の治し方、それを総称して体づくりについて書かれている所である。特に後半は赤ちゃんの離乳の仕方について印象に残ったが、いかんせん結婚する、そして子供を授けるのは先の話になりそうなのでこれを印象付けられて身につけ、実践できるのはどれくらい先になるのだろうかと考えてしまう。
第5章「ガンを副作用なく治したい」
ガンは今となって、若い世代でも発症するようになったが、がんは温めて攻撃をし、漢方の力でもって壊すという方法がベストと著者は主張している。
私は健康法など、健康に関することはみだりに飛びつくことは嫌いであり、そこまでして健康になろうとは思っていない。さらに長生きしないと言われても平然とする自信はある。というのは限られた時間の中でことをなして死ねたのなら本望だからと悟ったのである。私はまだ人生はそれほど歩んでいないため人生論を言うのはおこがましいが、ただ長く生きているよりも、短くてもいいから自分の考えを表しながら、そして自分が納得のいくまで働き、生きていくという意味を知りながら死ぬというのが私にとっていい死に方である。
病気は確かに怖い、死も確かに怖い。しかしそれを乗り越えられるような思考を私はもちたいと思っている。

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