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精神科外来

精神科外来 (角川oneテーマ21) 精神科外来 (角川oneテーマ21)
大森 徹郎

角川書店  2005-02
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ちょっと前にもいったが21世紀は「心の世紀」である。
最近では「うつ病」などの精神的な病に冒される人が大変増えている。またこれに関する予備軍も多くいることから本書のタイトルにある「精神科外来」というのが急増することが予想される。しかしそれが急増されたからと言っても精神科医の人手不足になることは確実視されており、その人口を増やすべく大学ではそれに関する医学生の人員を増加させる。しかしそれが活躍の場に移されるのは数年後になる。人員的に解決できるとすればまだまだ先の話になることは間違いない。
本書は精神科外来にまつわり、どのようなものがあるのか、治療・もしくは予防方法、処方箋について網羅している。
1.「精神科外来は急増中」
精神科外来は急増しているというが、一手に「精神科外来」と言われても「精神科」や「神経科」「精神神経科」「心療内科」など多岐にわたる。しかしよく考えてみたら「精神」と「神経」であれば精神のみ影響を及ぼしているか精神によって肉体的な神経に影響を及ぼしているかというのがわかるが、「精神神経」や「心療」という所まで来るとその線引きもはっきりしなくなる。線引きははっきりさせたほうがいいと思ったのは私だけか。
精神科外来が急増したわけにはうつ病の増加もある。職場環境によるものが大多数であるが、メディアにも功罪はあると本章では断じている。「うつ」を取り上げることが多くなることによって「もしかしたら自分が鬱なのではないのか」と勘繰ってしまう、もしくはそう思わせてしまうということが要因である。
2.「精神科外来には、こんな人がやって来ます」
精神的に病んでいると言っても様々な種類がある。全部挙げると、
①眠れない
②元気が出ない
③食べられない
④「不安」がある
⑤わかってはいるが、やめられない
⑥世界が、ある日変わった感じ
⑦人間関係が保てない
⑧自殺未遂があった
軽い順になっているように見える。一番下にいったら重度と言っていいだろう。ただし①と③といった複合的なものもあるため一概に1つだけ該当するばかりではない。
3.「精神科外来は、こんなところです」
精神科外来の流れをここで説明している。普通の外来とほぼそっくりだろう。唯一違うという所は次で詳しく述べる診断方法や治療方法と言ったところだろう。
4.「精神科外来の診断と治療」
普通風邪などの病気の診断は、さまざまな道具を使って金があるのかを確認するということから始まる。ところが精神病であったらそうにはいかず、そう言った症状を図るためにある心理テストを行うことで病気を判明させるという方法を用いる。そしてそこから治療に入っていくわけだが、薬に関しては次で説明することにして、こう言ったものを両方するには音楽といった媒体での治療、もしくは医者と患者とのコニュミケーションのみでつかわす「カウンセリング」というのが主である。
5.「医者とくすりにできること」
治療方法の中にくすりを使うと書いたが向精神剤や抗うつ剤というように、精神的に打つを抑えるか、もしくは精神的不安定を和らげるような薬がある。
6.「家族にできること」
家族にできることは一つかもしれない。相手がうつだと思ったら病院に連れていくこと。ただそれだけなのかもしれない。病院大がもったいないからと言って自分の家で解決できると考えてしまうほど痛い目にあうものはない。
7.「これからの精神科外来」
これから精神的に病む人は急増の一途をたどるだろう。最近では子供の精神病も深刻になっている今、子ども、大人双方とも精神医学の研究が急務と言えるが、精神科に関する研究機関が少ないというのもまた困りものである(とりわけ大学病院ではわずかしかない)。精神にまつわる研究が進むと同時に精神病になった時の応急処置というものもでてき始めていいころであると思う。
最初にも言ったが21世紀は「心の世紀」、心的なものをいかにして解決すべきかによって日本の精神医療はリードできるのかもしれない。

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