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民主党―野望と野合のメカニズム

民主党―野望と野合のメカニズム (新潮新書) 民主党―野望と野合のメカニズム (新潮新書)
伊藤 惇夫

新潮社  2008-11
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今年は衆議院解散総選挙が行われるが、その中で最も注目されるのが、民主党による政権交代であろう。早くも小沢代表の資質などの批判も絶えない。正直言って私も民主党は頼りない部分が色濃く出ているが、16年ぶりとなる政権交代がおこることを考えると民主党をいったん支持して政権交代をして政権を担当させてみたらいいのではと思う。それはさておき本書は1996年に民主党が結党した前後から今に至るまでの党の中枢と内情について事細かく書かれている。
Ⅰ.「野望と野合の10年――結成前夜から小沢時代まで」
民主党は自民、公明、社民などの幅広い政党から集まった党であるが、これだけ思想的に混在する政党は存在しない。もっとも自民党も派閥内、もしくは派閥外で意見が割れることが度々ある。そのことから意見が割れることにより、政党としての意見を進化することができる側面と党内がバラバラとなる側面が出てくる(後者のほうが色濃く出ているが)。著者によればこの10年を大きく分けると「旧・新・現」の3つに分かれるという。「旧」と言われるのは結成した96年9月から98年4月に民政党などの党が合流するまで。「新」はここから自由党が合流するまでのことをいう。今の民主党は小沢一郎中心にできていることは紛れもない事実であるがその色になり始めたのはごく最近になってからである。
Ⅱ.「なぜ代表がすぐクビになるのか――代表交代劇と人事抗争」
民主党ほど自民に匹敵するほどトップが変わる党はない。だが代表交代劇は96年から2004年に岡田克也が代表になるまでは菅直人か鳩山由紀夫が代表になるという体制だった(党結成当時は2人が共同で代表を務めた)。岡田克也が代表になっても衆議院総選挙で最初の敗北を引責に辞任、その後の前原はいわゆる「堀江メール問題」で永田博康議員を擁護したことによる引責で辞任(永田元議員は1月3日に飛び降り自殺をした)。その後は小沢代表体制となったがここ最近の代表選は無投票で代表選出されている。反小沢のグループもいるのだからせめて代表選でも盛り上げる気はないのかという考えさえ起る。
Ⅲ.「「5勝1敗2分」の通信簿――選挙」
章のタイトルの通り選挙の通信簿である。見るからにも高勝率ではあるがほとんどが自民党不振のおこぼれと言ってもいいかもしれない。それを言ってしまっては身も蓋もないので、ここでは民主党に肩を持つように書くが、こういった勝利の背景に与党の不振はある、その不振があるからでこそ民主党には政権をとってほしいという願いもあるのではと見ている。唯一の敗北は分かっている人も多いが、小泉旋風が最高潮に達した2005年の衆議院解散総選挙。通称「郵政選挙」の時である。このときも民主党は有利という見方が強かった。ところが蓋を開けてみたら
Ⅳ.「「寄り合い所帯」を解剖する――主要人物・グループ図鑑」
自民党には町村派(清和会)、古賀派(宏池会)、津島派(平成研)と言った派閥が存在する。民主党にも「グループ」という形で存在する。ここでは主要の3グループのみ取り上げる。
小沢グループ(一新会)
鳩山グループ(政権交代を実現する会)
菅グループ(国のかたち研究会)
Ⅰ.でも書いたとおり上記では右派が多いように思えるが実は社会党から民主党に移った人も多く右派と左派があたかも呉越同舟のように混在している。
Ⅴ.「バックにいるのは誰か――機構・地方組織・資金力」
バックにいるのは、機構で言えば大きなところで言えば自治労であろう。次いで立正佼成会と言ったところ。資金力では本書によると96%が税金で賄われているという。
Ⅵ.「あらためて理念と政策を検証する――公約・マニフェスト」
個人的に最も良かったマニフェストは小泉劇場で大敗した2005年のものである。理由は簡単で、これだけの政策を起こすにあたってのリスクまできちんと明記しているところにある。例えば社会保障を行うがその分を消費税3%上げるというものである。一般消費者であればまた搾取するのかと肝癪を起すだろう。だが、社会保障を行うにも当然資金が必要である。公共投資などの削減と言ったことは毎年のように行われており(圧力により行われていないところもあるが)、景気によるところが非常に多いので安定しないところもある。これを言ったら失礼をこうむるかもしれないが政策をやるにあたって何かを犠牲にしなくてはいけない。国民のために福祉をやるのであってもその跳ね返りが増税に来るのは至極当然である。そう言ったことを念頭に置かなければ国民の声によって国家が滅びるという事態になってしまいかねない。マニフェストは国民にどのようなことをするのかというのも大事だが、それ以上にそれをやるにあたってのリスクを明記しなければ、少なくとも私は納得できない。
本書は民主党のありとあらゆるところについて説明しているに過ぎない。だが民主党がどのような正当化ということについて政権交代が近い時期だからでこそ理解する必要がある。本書は民主党の基本的なところを理解するのにはもってこいの1冊である。
今年は衆議院解散総選挙がおこなわれる。政権交代は同時に「ねじれ」を断ち切る大きな機会と言えよう。

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