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新しい太陽系―新書で入門

新しい太陽系―新書で入門 (新潮新書) 新しい太陽系―新書で入門 (新潮新書)
渡部 潤一

新潮社  2007-11
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2006年夏に冥王星が「準惑星」に格下げされたことで「太陽系」というところから外れた。私の世代では太陽系を覚えるにあたっては「水金地火木土天海冥(すいきんちかもくどってんかいめい)」と教わっていた。余談であるが親の世代は「水金地火木土天冥海」と教わっていたというが、このときは周机上太陽からの距離が冥王星と海王星で逆転していたことからである。さらに音楽になるとグスターヴ・ホルストの組曲「惑星」に「冥王星つき」というものも数多く世に出たときでもある。しかしこの「冥王星」はホルスト自身は作曲しておらず2000年にホルスト協会の理事であったコリン・マシューズが作曲したものである(内容は「惑星」の最終楽章「海王星」の終結部を少し書き変えたものである)。ちなみにこの「惑星」の中で皆が特に聞きなれているのは第四主題の「木星」であろう。平原綾香の「Jupiter」もこの曲を広く認知させた立役者の一つであろう。
それはさておき、本書はこの新しい太陽系を一つ一つ見ていくといういわゆる太陽系に関する「入門書」として位置づけられている1冊である。
<太陽>
太陽系の親玉と言われている。第二章にあたるがこの題目に「大家族の中心にある“ストーブ”」と言われているがここで思い当たる節が一つ。今年の春までずっと北海道に住んでいたが(むしろ北海道で生まれ育った)秋ごろにはよくストーブのCMが流れている。中でも「コロナの石油ストーブ」が私の中でも印象に残っている。この「コロナ」というのが太陽周りを取り巻く薄くて非常に熱いガスである。なんと表面の温度が大体6000〜8000度であるのに対し、コロナは約100万度もする。なぜ100万度にできるのかは科学的にも、宇宙学的にもまだ解明されていない謎の一つである。題目の「ストーブ」と来るとこういうのをネタにしたい私。渡部潤一氏のネーミングにはある意味でやられたものである。
<地球>
地球は人間が生き永らえる唯一の惑星である。それは酸素と水である。これがどのようにしてできたのかというのも38億年前の生命の誕生が起源となる。それがどんどん蓄積されてきたことにより現在の地球になったが、これが天動説なのか地動説なのかという論議も昔はあった。「天動説」は地球を中心にした説であり、「地動説」は太陽を中心に地球は回っているという説である。この地動説を提唱し、宗教裁判にかけられたガリレオ・ガリレイの名言「それでも地球は回っている」がこの地動説を表している。
<月>
1961年アポロ11号が月面に着陸し、その中で月面の調査を行い、さらに月の石を持って帰ってきた。ちなみにこれは1970年の大阪万博で展示されたというのは有名な話である。
<火星>
地球から少し離れた惑星であるが、この火星に生命の根跡があるとかないとかという議論が今も絶えない。ただもしこの火星に生命の根跡があるようだったら、数10年後宇宙開発が進歩され、火星がもう一つの地球になるのかもしれない。それまでに私が生きていればの話であるが…。
ここで紹介しているのはごく一部である。ほかの惑星については興味がないとはいわないが、悲しきかな私の知識が薄弱なだけに語れるものではない。ただ太陽については知識をひけらかすよりもネタになってしまった(すべてはあの題目のせいと言いたいが)。しかし太陽系に限らず宇宙はまだまだ謎が多い。すでに解明されたとしても「Newton」誌など最新の宇宙理論で変わることだってある。相関がると宇宙というのは本当に「わからない」。「わからない」からでこそもっと知りたくなるというのが私の性なのかもしれない。

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