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アイヌの歴史―海と宝のノマド

アイヌの歴史 海と宝のノマド (講談社選書メチエ 401) アイヌの歴史 海と宝のノマド (講談社選書メチエ 401)
瀬川 拓郎

講談社  2007-11-09
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11月12日号の「SAPIO」の「ゴーマニズム宣言(以下、ゴー宣)」や「わしズム(後日書評予定)」においてアイヌ問題について取り上げられていた。実際アイヌのことについてはなけなしではあるが知識はある。北海道出身であること、小学校時代アイヌの歴史について数多く授業で扱われたために知識を得ることができた。しかし大学に入ってからアイヌの歴史や文化についてそれほど勉強していなかったためアイヌについての突っ込んだ内容まで言及した「ゴー宣」のなかで初めて聞いたものもある。そしてもう一つは「ウタリ協会」(来年4月から「北海道アイヌ協会」)の存在である。ウタリ協会の存在とは一体何なのか協会が訴える「権利」というのは何なのかというのが知りたくなる。
冗長的になってしまったが小林氏の問題提起によって自分の中にある北海道人としての血が騒いだ。もっと北海道を知りたい。そのためにはアイヌとは一体何なのかを解明する必要がある。その理由から本書を手に取った。
本書は表題のとおりアイヌの歴史について書かれている。アイヌがなぜ誕生したのか、アイヌの生活はどのようなものなのか、和民とアイヌとの戦い(シャクシャインの戦いなど)についても取り上げられている。さらに環境問題も叫ばれている中、自然と共生を目指しているアイヌの生活が注目を集めている。本書の第7章にてモデルを2つ紹介している。
第1章「アイヌ文化のなりたち」
アイヌ文化が成り立ったのは1100年代とありちょうど本州では平安時代後期にあたる。それ以前も北海道では沖縄と同じくして独自の時代を築いていった。特に縄文時代が道南では700年まであり、その後は「擦文時代」があり、さらに道東では「鈴谷文化」「オホーツク文化」「トビニタイ文化」と言った文化が形成された。ちなみに最近モデルとなってきているエコとしてのアイヌ文化は「擦文時代」の後期9世紀から10世紀にかけて成立したものと言われている。
第2章「格差社会の誕生」
まず驚いたのはアイヌの人たちにとって「貧乏=悪」という文化が根付いていたことである。今の日本社会においてもそれと似たようなことが起こっているが、もしかしたら昨今の「格差社会」の形成はそれがルーツになっている可能性も捨てきれない。
第3章「「サケの民」の成立」
北海道の名物の一つに「ちゃんちゃん焼き」というのがある。「ちゃんちゃん焼き」とは北海道の名物料理であり、鮭と野菜を味噌を鉄板で焼いた料理である。それだけではなくサケを使った料理は北海道料理では欠かせない食材である。当然アイヌの生活においても欠かせない食材であり、生産地としても有名である。本書でも書かれているが、石狩川や忠別川の扇状地はサケが遡上するところでも有名である。その酒を食べるだけではなく交易品として、そして飾りとして使われたことは言うまでもないだろう。
第4章「ワシ羽をもとめる人びと」
アイヌ人と羽というのは切っても切れないものである。羽根をまとうことや狩猟をするために羽根を使うことが多いという。とりわけワシ羽は多く使われたということはなかなか面白い。
第5章「侵略する北の狩猟集民」
第6章「境界をみる」
第7章「アイヌ・エコシステムの世界」
ここでは上川アイヌの自然の暮らしと縄文エコシステムなどについて取り上げられている。
最後になるが北海道ではアイヌのことを授業で取り扱っているくだりはあるが、最近北海道のTV番組でもアイヌ民族を取り上げられることはそれほど多くない。ましてや北海道でアイヌが住んでいたということを知っている人はいても、アイヌの生活はどうであるのかというのを知っている人は少ない。ウタリ協会やアイヌ民族の人たちは権利を訴えるよりも先に北海道の人たち、あるいは全国の人たちにアイヌのことを知ってもらうという啓もう活動を積極的に取り組むべきである。学校の授業で取り上げろということだけでも違うはずである。そうすれば民族の権利を訴える人も多くなり、そしてアイヌ民族の関心も増えるのではないだろうか。
ただ、一つ疑問に思うのはウタリ協会やアイヌを伝える人が権利と訴えるのだが、アイヌ民族の人権を訴えたいのか、政治にかかわる権利を持ちたいのか、民族として憲法で担保される権利を持ちたいのか、そしてどこまで権利を持てばウタリ協会として、アイヌ民族として満足なのかというのが疑いをもつ。そして文化遺産となるような啓蒙活動をしていくということも大事になる。それによって権利や認識がつくのではないかと考える。そのことからウタリ協会は始めるべきではないだろうか。

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