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民主党の研究

民主党の研究 (平凡社新書) 民主党の研究 (平凡社新書)
塩田潮

平凡社  2007-12-11
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福田首相が退陣を表明し、解散総選挙の流れが加速しそうな様相である。今月には民主党の代表選があるがそこで民主党がどのような変遷をたどっていったのかというのを簡単におさらいする。
民主党は1996年に菅直人・鳩山由紀夫の両代表によって立ちあがった。そう考えるとすでに12年も経過したと思うが、それでも12年しかないかという感じもする。結成からなんと9年もの間菅か鳩山が代表という時代だった。ほかに代表として有能な人材がいなかったのか両者が互いに権力をとりたがっていたのかというのは不明である。それが崩れたのが2005年に岡田克也が代表になった時であるが、2005年の解散総選挙で大敗しその責任を負って辞任をした。私自身、このときの民主党のマニフェストはもっともよかったように思える。というのは施策と「リスク」を同時に公開していた。特に社会保障をする代わりに社会保障税目的で消費税を3%上げるということである。国民にとって利益となる政策は確かに多いがそれに関してある程度リスクを背負う必要がある。それを明確にしたということから評価できる。しかし郵政民営化ばかりが見えてばかりで結局具体的なマニフェストが雲隠れしたことにより大敗を喫してしまったのではないかと私は思う。そのあと前原政治が代表となったが永田元議員の偽メール問題により引責辞任。小沢が代表となり現在にいたる。もうそろそろ民主党代表選の告示日だが小沢氏の無投票での3選がほぼ確実の様相である。
民主党は野党第1党として先の参議院選挙で第一党となりねじれ国会の最大の役割を担った。暫定税率問題などで自民党に揺さぶりをかけながら政権奪取に向けて躍起になっている…と言いたいところだがここ最近ではその勢いが失っている気がする。現に小沢代表自身が政権奪取したいのかという疑問もある。もしくは大連立構想によるドタバタ劇を見ると「壊し屋」の本領が民主党に災いをもたらしたといっても仕方がない。おそらく来年1月に解散総選挙の様相であるが果たして民主党は政権奪取できるのかという試金石となる。自民党も福田首相の退陣劇により総裁選が22日に行われる。麻生氏が最有力である。そう考えると早期解散を求めると3分の2は割れるものの政権奪取ができるほどの議席は難しいように思える。民主党はもっと腰を据えたマニフェストの構築に時間をかけたほうがいいのではと思う。

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