3年で辞めた若者はどこへ行ったのか
| 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708)) 著者:城 繁幸 | |
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「若者はなぜ3年で辞めるのか?」の続編。
本書では3年で辞めた若者の行き先……ではなく団塊の世代を中心とした「昭和的価値観」と我々のような今の若者の「平成的価値観」の違いについて考察している。
昭和からバブル時代にかけては日本では「終身雇用」であり、会社のために働くという風潮が長く続いた。それによる影響もあるせいかその中で急激に経済が成長し、GDPでは世界第2位にまで上昇した起爆剤となった一因がある。しかしバブルが崩壊し人々の価値観が変わりだしたころに終身雇用の風潮は崩壊した。それを崩壊させた張本人の1人であるのがカルロス・ゴーンである。ゴーンは社長に就任するやいなや大量リストラを敢行した。それに続いて多くの企業で大量リストラを出し失業率は増加の一途をたどった。さらに2000年代に入ると就職超氷河期時代となり、大学に卒業していても就職先が見つからずに結局非正規雇用にありつくかニートになるかという道しか残っていなかったということにまでなってしまった。
この時代にさらされてきたからでこそ「平成的価値観」が形成されたと言える。「平静的価値観」というのはご存じのとおり成果主義であり自分のために仕事を行い、自分は仕事のために生きているのではないという価値観である。最近ではそういった価値観を持つ企業は増加しているものの、相変わらず昭和的価値観に縛り続けている企業もある。
非常によく分析はされているが、それによって仕事に関してどのような影響を及ぼすのかについてはもう少し書いてほしかったことが心残りだった。
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