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2008年6月

あなたは人にどう見られているか

あなたは人にどう見られているか (文春新書) あなたは人にどう見られているか (文春新書)
松本 聡子

文藝春秋  2007-10
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自分がどのように見られているのか、顔や人柄などの第一印象からコミュニケーションまで様々な角度から問い詰められている1冊。私自身大学や新人研修でさんざんコミュニケーションについて勉強してきたのでこの手の内容は手に取るようにわかる。
第1章は前述の典型的なものであったが、第2章はなかなかに面白かった。何せ「顔の形態」や頭蓋骨で人柄がよくわかるし、好かれる顔から嫌われる顔まで網羅されている。私は好かれる顔なのか見てみたいものだ。さらに色については興味深いものの、何かスピリチュアル的になっているのではないだろうか。そういうことだとすればちょっと疑いの念をかけなければならない。第3章は脳での印象の影響についてであるが、「血液型性格分類」のなぜ、錯視についてが面白かった。なかでも錯視は、最後のほうの3つの動く策士があるがとくに3つ目の錯視についてはとりこになってしまった。「視る」という世界についてまた一つの不思議が生まれたような気がした。
前半はあまりパッとしないように思えたが、後半は読めば読むほど面白くなる1冊であった。

森林バイオマス最前線

森林バイオマス最前線 (林業改良普及双書 (No.149)) 森林バイオマス最前線 (林業改良普及双書 (No.149))
大場 龍夫

全国林業改良普及協会  2005-03
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本書は森林バイオマスにまつわる技術の最前線を描き、そしてその重要性を訴えている。そもそも「バイオマスとは一体何なのかというと「太陽エネルギーを起源とする生物由来の資源」を指している。つまり森林の資源を利用して様々なことに役立てる。そしてそれが地球温暖化防止にもつながるというのが本書の主張であろう。
本書ではこのバイオマス利用取り組みと方法をはじめ、現在実践されている事例も数多く載せられている。第2章についてはメカニズムが大体わかったのだが第3章の事例については専門的な用語も多くわかりにくいところが多々あった。最後のところでは(資料編に入る前)では詩形式で書かれていたところも印象的であった。
私はこの事業については賛成であるし、日本の森林はもっと活用しなければならない。昨今の環境問題対策の中にはおかしいと思う節があり、例えば植林活動を行うことは悪いことではないのだが、それを利用する(伐採して役立てる)ことは、「逆に環境に悪い」と文句を言う。こういう風潮が続くとたちまち「環境ファシズム」のようになってしまう。森林を植えることは環境を良くするのには良いことであるし、むしろ日本は本書でも書かれていたが森林が育つ、植物が育つには最高の環境を持っている。私は現在騒がれている環境問題には否定的な立場をとっているが本書のように森林バイオマスがビジネス化して成り立っていけば、日本の経済はまだまだ成長できると思う。

勘定奉行 荻原重秀の生涯

勘定奉行 荻原重秀の生涯 ―新井白石が嫉妬した天才経済官僚 (集英社新書) 勘定奉行 荻原重秀の生涯 ―新井白石が嫉妬した天才経済官僚 (集英社新書)
村井 淳志

集英社  2007-03-16
売り上げランキング : 75124

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学校の歴史の教科書では「新井白石」という人物は少なからず聞いたことはあるだろう。多岐にわたる学者として数多くの政策を提案をしてきた重要人物である。しかしその人物はある男を追い落として活躍したのはあまり知られていない。
その追い落とされた男が名勘定奉行である荻原重秀である。
荻原重秀については文献があまり残っておらず彼自身も文献を残していないのでそれにまつわる情報はこれが初めてであることを考えると重要な文献となる。
第1章以降彼の生涯について書かれているが、これが確かなものであるとは文献がなさすぎることから何とも言えない。私がレビューとしての評価を見るのは序章が一番いいかもしれない。それを選んだ理由は障害としての評価を見るよりも荻原重秀に関しての評価が賛否両論というところが面白い、かつ興味深いと思ったからである。新井白石は当然のごとく酷評をやっているのは当然と言えよう、作家の中では評価してる人も多く荻原の財務官僚としてよりも財政政策としての異才ぶりが評価されている格好となっている。
もっとも日本の経済状況もさることながら江戸幕府でも財政問題は重要問題の一つとして挙がっていたのであろう。それに関して抜本的な改革を行おうという人物は荻原重秀のほかに誰がいたのであろうか。私はいないはずと答えるだろう。それほど大胆な政策を行ったのであるから。

核爆発災害

核爆発災害―そのとき何が起こるのか (中公新書) 核爆発災害―そのとき何が起こるのか (中公新書)
高田 純

中央公論新社  2007-04
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最近ではそれほど騒がれてはいないものの、昨年(一昨年?)の7月に北朝鮮が核実験を行ったという報道があった。失敗したという説が有力である。
さて、本書では核爆弾の恐ろしさについて、広島・長崎に投下された原爆による被害、そして第五福竜丸が「死の灰」によって被害にあったビキニ島の核水爆実験を中心に科学的見地から書かれている。第三章までは科学的な事柄が多いので雑学的に見ていけばいいかもしれないが、重要になるべきなのは第四章と第五章である。第四章では日本ではNPTに加盟していること、そして世界で唯一核爆弾の被害に遭っていることを念頭に核についての議論が忌み嫌われている。非核三原則では「つくらず・持たず・持ち込ませず」というのではあるが暗黙の+αとして「議論せず」というのが盛り込まれているように思えてならない。核のリスクと惨状を踏まえた上での保持の議論は私は行うべきである。
第五章ではもしも核の被害に遭ったらという被害のシミュレーションと対策に関して書かれているが、これこそ核に関する文献の中で出てほしかったものである。多くの文献では核の恐ろしさや科学的構造についてしか書かれていないものが多かったが本書が最もいい要素はここではないだろうか。

ゴーマニズム宣言 パール真論

ゴーマニズム宣言SPECIAL パール真論 ゴーマニズム宣言SPECIAL パール真論
小林 よしのり

小学館  2008-06-23
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本書は私も以前レビューをした北海道大学准教授が書かれた中島岳志の「パール判事―東京裁判批判と絶対平和主義」を批判し、パールは東京裁判を通じて何を伝えたかったのかを説いた1冊である。
本書の約大半は中島氏の批判であったが、よく的を射ている。パールの判決文(要約ではあるが)をすべて読んだがパールが日本を完全無罪にしようと思ったわけではないというくだりも事実無根であり、パールが護憲であること、カンジーイズムであることについても触れられていない。むしろ東京裁判において思想を書いていないのに、中島氏の解釈によりいかにしてこんな歪曲な文章になったのか疑問に思っていた。本書では「正論」での論文2部と、「SAPIO」での連載をまとめたものであるが、その中で中島氏を批判したことにより、昨年末から長きにわたって論争を繰り広げた。私はそれの連載は論戦については全く読んでいなかったのでわからないが、マンガの中でどのように批判しているのかというのも非常によくわかった。
パール判事が東京裁判を通じて何を伝えたかったのか、パールの思想とはというのは、中島氏のより正確、かつ内容も吸収しやすく書かれていたので楽しく啓蒙することができた1冊である。

老いてゆくアジア

老いてゆくアジア―繁栄の構図が変わるとき (中公新書 1914) 老いてゆくアジア―繁栄の構図が変わるとき (中公新書 1914)
大泉 啓一郎

中央公論新社  2007-09
売り上げランキング : 15011

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最近報道でアジアの経済成長のニュースが飛び交っている。とりわけ中国の経済成長には目覚ましいものがあり、都市部では近代化が進み、資産も潤沢になっている。またASEAN諸国でも経済発展はめざましくこちらも国民単位での所得も右肩上がりとなっている……ところがそれに水を差すような本が出てきた。
それが本書である。本書では一連のアジア諸国の経済成長は一種のボーナス(本書では「人口ボーナス」の一時的効果)によってなされているものであり、それらは人口減少に伴って減速の一途をたどるという衝撃的な内容となっている。
これは本当か?と思ったのだが、実はこれを証明するであろう一つの事例が中国にある。中国では総合的な人口増加は進んでおり、経済成長も目覚ましいと言われている。特に香港などでは経済的にも潤沢ではあるものの、最近アメリカでおこったサブプライムローン問題を機に減速し始めているのである。中国では人口が増加しているとあるがこれは西部など貧困地域が人口増加を助けており、香港などの都市部では出生率が日本より低いという都市がいくつかある。そこでは経済的に減速し始めているという声も上がっている。それを考えると本書の警告は非常に役立っているというのが証明されているのではないだろうか。アジア経済を楽観視している方にはぜひ本書を読み目を覚ましていただきたいものである。

「箱根駅伝」不可能に挑んだ男たち

「箱根駅伝」―不可能に挑んだ男たち 「箱根駅伝」―不可能に挑んだ男たち
原島 由美子

ヴィレッジブックス  2007-12
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今や正月の風物詩とも言われている「箱根駅伝」。毎年学連選抜を含んだ20チームが鎬を削り、そして各校の思いを寄せたタスキリレーは非常に楽しみである。私もその箱根駅伝ファンの一人である。
本書はその箱根駅伝の生放送に挑んだ者たちの熱き物語である。今となっては箱根駅伝の生放送は当たり前のことであるが、生放送開始の時は非常に過酷な条件の中生放送ができるのかという疑問の声を反対の声が強かった。当然本書でもそのようなくだりはある。しかしそれをやってのけたときの各局の反応は凄いものであることも本書を見ればよくわかる。前に生放送は当たり前のことであると言ったが、毎年のことながら生放送の裏側をTVで見たことはあるが非常に過酷である生中継を行っているアナウンサーは箱根駅伝放送中はトイレにすらいけないという状況であるという。それを考えるとTV番組というのはまだまだ捨てたものではないなという感じも起きる。

江戸の躾と子育て

江戸の躾と子育て (祥伝社新書) 江戸の躾と子育て (祥伝社新書)
中江 克己

祥伝社  2007-04
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江戸時代においてどのように子育てを行ったのかという一冊である。本書にも書かれているが、江戸時代には子育ての本が多く出版された。生まれた子供へのしつけも熱心であったが、江戸の人々は「子は宝」といわれ、親だけではなく地域ぐるみで育てていたという。これを考えると今の日本の世間では地域ぐるみで子を育てるという風潮は少なくなっているように思える。さらに江戸時代の子供は遊びの天才といわれ、この時にはベーゴマや羽つきなど多くの遊びができたという。これも現在の日本に対して学ぶべき文言かもしれない。
江戸時代ということなので難しい言い回しや表現が用いられるかと思いきや、割と読みやすく江戸時代の生活の一部がいともたやすくわかる1冊であった。

江戸の教育力

江戸の教育力 (ちくま新書) 江戸の教育力 (ちくま新書)
高橋 敏

筑摩書房  2007-12
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江戸時代の教育として非常に有名なものといえば「寺子屋」である。その中では読み書きが中心に行われていたが、その中身は現在の教育問題に大きなカンフル剤となろうことがたくさん詰まっていた。まずは儒教の教えである、これは学校教育では、国語・古典としてそれに関する読解や意味くらいを教えておけばいいという感覚になっているが、寺子屋では四書五経の教育もさることながら、それについての解釈について寺子屋外でも議論していたというのには驚きであった。それだけではなく、しつけに関する教育も厳しく行われていた、戦前の「修身」の教育もあったがそれの比ではない。むしろ戦後の教育の中でそのようなしつけの教育もだんだん薄れていって、形骸化している。元々「教育」というのは共同体精神を身につけることや勉強をすることだけではなく躾を身につけ世間に対して一般的なマナー・モラルを身につけるところである。もっと言えば、学校というのは学校単位で教育できるわけではなく家族・地域が三位一体となって子供を一人前に育て上げる役目の「一つ」である。しかし学校は全部やってくれるという幻想を一部の大人は持っており、それがクレーマーとなって教育機関を圧迫していることも事実である。そういう人たちには本書を読んで本来の教育の在り方を見つめなおしていただくことをお勧めする。

日本の刑罰は重いか軽いか

日本の刑罰は重いか軽いか (集英社新書) 日本の刑罰は重いか軽いか (集英社新書)
王雲海

集英社  2008-04-17
売り上げランキング : 109709

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本書は日本の刑罰と中国の刑罰を比較して、日本の刑罰の実情について書かれている。本書を読んでみると中国の刑罰は非常に狭いことには驚いた。しかし逮捕されると厳罰が待っている、つまり中国の刑罰は非常に狭いが死刑にかかわる罪が非常に多く毎年1000人以上死刑執行されていることも明らかになっている。
では日本は一体どうなのか。日本は中国と逆で逮捕される罪の範囲が非常に広いが刑罰自体はそのほとんどが軽い。しかも死刑に問われる罪は殺人など人殺しに関する者しかないのも実情である(反面中国では賄賂や通貨偽造なども死刑である)。これを考えると日本の刑罰はいかに軽いかということがわかる。日本もあまりよろしくはない者の中国を見習うべき…と言いたいところだが刑務所事情を語るとそうは言えないというのも事実である。ついこの間宮崎勤元死刑囚をはじめ3人の死刑執行が行われたという報道があったが、今年の執行数は累計でも10人いるかいないかである。中国では毎日何人かの死刑がいまでも執行されている計算になる。話をもどすが、現在日本の刑務所事情は非常に困窮している、犯罪者の増加が背景にあるのだが、受刑者の収容数が軒並み100%を超えており新たな受刑者の受け皿がだんだんと少なくなっているのも現状にある。厳罰化はやるべきではあるものの、それに対する刑務所の受け皿をどのように増やすべきか、そして再犯をどのように防止するのかという課題がまだたくさん残っているのも現状である。

江戸城・大奥の秘密

江戸城・大奥の秘密 (文春新書) 江戸城・大奥の秘密 (文春新書)
安藤 優一郎

文藝春秋  2007-06
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TVドラマや映画において「大奥」は多く放映、もしくは上映され社会現象にまでなったことは記憶に新しい。しかし、あれだけ多く放送されていたのにもかかわらず大奥に関する実情というのはいまだに多くの謎に包まれていることも事実である。放映に乗じて大奥に関する文献が多く出ててもである。しかしそれもそのはずである。本書の前書きでも書かれているが多くの真では男人禁制のイメージは強いが、将軍をはじめ多くの重臣が出入りすることはできたがその代わり「他言禁止」という誓約書を書かなければいけない掟があった。大奥の間で勤めたり、出入りした人は数知れずではあるがそれを日記に書くことも許されていないことを考えるとそれに関する情報が少ないというのはしょうがないかもしれない。
TVドラマでも多くの恐ろしさと大奥の間が伏魔殿であったことが刻銘に伝えられていたが、本書でもそれが如実に書かれていたので、本書を読んでいる間は戦慄が走った。またタイムリーなものといえば現在NHKで「篤姫」が放送されているが、本書でも第6章にてわずかながら取り扱われている。本書は昨年発売されたものであるが、1年たった今でも(むしろ今の方が)タイムリーな感じがするのは私だけだろうか。

アラビアンナイト

アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語 (岩波新書) アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語 (岩波新書)
西尾 哲夫

岩波書店  2007-04-20
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子供のころから童話や映画で見たアラジンなどのアラビアンナイト(千一夜物語)作品。しかしこの作品の舞台は一体どこなのか、中東のどこかであるのか、アフリカ大陸なのか、ある番組を見てイラクが舞台なのかなと思った。
さて本書を読むとアラビアンナイトのルーツがわかるが、これが非常に衝撃的である。まず前半ではアラジンの翻訳の変遷が書かれているが、非常に雑学的な内容だったので読みごたえはあったが非常に興味深い内容であった。そもそも原典はアラビア語であるが、それがどのように解釈されていったのかがわかるが、さすがに内容が濃かっただけにあまりよくわからなかった。もう少し注意深く読むべきだったか。
後編では作品の舞台となった中東情勢(歴史も含む)とアラビアンナイト、そして日本人における中東情報の変遷と幻想について書かれている。ここでは日本における中東への視線がなかなかに面白い。特に英語に対する翻訳が盛んであった明治時代には様々な翻訳がなされているが、日本におけるアラビアンナイトの関心についてはもう少し突っ込んでほしかった。とりわけ江戸時代後期や明治時代には様々な文化が入っているのでそこでのアラビアンナイトの扱われ方については非常に興味がある。

サザンオールスターズ!!!

クワタを聴け! (集英社新書) クワタを聴け! (集英社新書)
中山 康樹

集英社  2007-02-16
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さすがに今日はこういう日なので、タイムリーな本をということで。
本書はサザンをはじめ桑田慶介が歌った曲を著者なりの視点で評価をしている。評価自体は私はどうでもいいが、曲のルーツや著者なりの視点での面白さも書かれているところかな。これの感想は人それぞれであるかもしれないが、私自身素直な感想としてはここまでやっていたのかという桑田慶介への畏敬の念がさらに芽生えた。
さて、今日はサザンに酔いましれますか。

性表現規制の限界

性表現規制の限界―「わいせつ」概念とその規制根拠 性表現規制の限界―「わいせつ」概念とその規制根拠
加藤 隆之

ミネルヴァ書房  2008-04
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1999年に制定された「児童ポルノ法(通称:児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律)」、2004年に改正されているが、単純所持禁止は盛り込まれてはいない。その単純禁止についてはアニメ・漫画・ゲームも盛り込むべきだという人もおり、単純所持禁止の意義が問われている。
そこで本書である。本書は表題のとおり性表現規制の限界をアメリカ・日本の判例を交えながら言及している。
アメリカの判例で非常に興味深かったのはGinzburg判決とMirror判決である。簡単に言えばGinzburg判決はアダルト産業にかかわる規制を容認した画期的な判決であったこと、Mirror判決ではわいせつ概念の補完的役割を果たしたことである。
日本では刑法によりわいせつなものは禁じられており、罰則も付いている。この判例については1957年の「チャタレー夫人の恋人」事件が非常に有名であろう。争点の詳細については本書を読んでいただきたいのだが判決から言うと最高裁で有罪が確定した。つまり翻訳において性的な表現が現れたことについてわいせつと認めたということである。しかしこれは学説において批判的であった。解釈の世界によるものであるからそこにどこがわいせつであり、どこがわいせつではなかったのかというのが人によって分かれるというのである。これは現在論議されている児童ポルノ法の改正の争点とよく似ている(というより同じかもしれない)。ちなみに性表現規制の定義が明確化できていない点として、
「歴史・文化により性表現に対する評価が異なるうえに、人によって性に対する感覚が異なり、わいせつか否かの判断が分かれることに起因する(p.80より)」と述べている。人それぞれであるからでこそ児童ポルノ法も、チャタレー夫人の判例も意見が二分してしまうことになる。
性表現に関しては非常に昔から世界各地で法律での明文化や判例が出てきてはいるものの、それは書物や映画など限られたコンテンツであった。しかし昨今の世の中インターネットなどの技術革新により性表現が昔以上に増えたというところは否定できない。当然今では性表現が用いているものは割と手軽に手に入れることができるというのも事実である。児童ポルノ法については規制の強化自体は技術革新や表現の多様化の観点からすべきことかもしれないが、ゆるやかにやるべきだと私は考える。まず規制をかけるとするならば、コンビニでは売らずにそういった専門店だけに売るべきである。そうなれば性表現=悪というのは若干収まると考える。そしてアニメ・漫画・ゲームのポルノ法規制はするべきではない。過去にそういうことによる影響で殺人や強姦など起こった例は全くない。ではいくつかの女児殺害事件についてはどうかといわれるが、上記の理由にあたることはなく、むしろそれをコントロールできなかった自己責任によるものではなかろうか。そして「世界の潮流による」という理由での規制だがこれこそ間違っている。確かに欧州各地では単純所持禁止がなされているがデンマークだけは許可制によって容認している。そういうところも加味するべきではなかろうか。
15.「中国の経済発展と格差―産業構造および地域特性に基づく研究」金湛/晃洋書房
現在中国では経済成長が著しいがその反面、地域格差などの格差問題も日本以上にひどいものである。その格差の窮状を統計学的に解明しているのが本書である。しかし統計学的に具体的になっているとはいえ改善策は少し書かれているがありきたりとしか言いようがない。

医療の限界

医療の限界 (新潮新書) 医療の限界 (新潮新書)
小松 秀樹

新潮社  2007-06
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本書は昨年あたりに1度読んだことがあるが、その時は医療に関する知識は微々たるものであったのであまりよく理解ができなかった。したがって本書を読むのは2回目ということになる。それまでで一応いくつかの文献を読んできたし、TV番組でも新しい知識を蓄えてきたので今回は非常に読みやすかったし、またいくつかの文献に関連付けられるくだりもあったので興味深い内容であった。
本書で糾弾している中で印象的だったのが医療事故(とそれにおける裁判)とクレーマーである。クレーマーに関しては医療に限らず学校や会社でも最近急増し、社会問題となっている。なかでも医療の現場では「モンスター・ペイシェント」が深刻な問題となっており、患者の権利(医師は患者に暴力等で抑止することをやむを得ない理由でない限り禁じられている)によって医者のストレスが増す一方であるということをTVで見たことがある。
そして本書で一番多く書かれていたのは「医療事故」である。これも最近医療ミスによる民事訴訟(時には刑事訴訟)が頻繁に起きている。ここで私も著者も言っているが「医者は神ではない、超人ではない」ということ。すなわち100%医者に行けば病気やけがが治るわけではないし、手術でも「猿も木から落ちる」のごとく、絶対にミスをしないということは限らないということである。それを大前提にして、予防のために何をすればいいか、もし起きてしまったらどうすればよいのかを東京の虎の門病院の取り組みを基にして説明している。
最も医療事故というのは「世論」によって、もっと言えばメディアによってつくられていると言っても過言ではないということもよくわかる。

分裂にっぽん 中流層はどこへ

分裂にっぽん 中流層はどこへ 分裂にっぽん 中流層はどこへ
朝日新聞「分裂にっぽん」取材班

朝日新聞社  2007-09-07
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かつては「1億総中流時代」と呼ばれていた。しかしバブル崩壊以後景気が後退し、失業者が増加した。景気が戻ってきた2000年代前半では「格差」が顕著なものとなり、貧富の差が年々激しさを増していった。本書はその格差問題を広範囲にわたる取材でその格差に苦しんでいる人たちのルポも兼ねている1冊である。
格差問題というのは非常に深刻ではあるが、これに関しては両端の側面がある。一つは「自己責任論」もう一つはいくら頑張ってもそれに見合う対価が支払われていない「他己責任論」とわかれる。後者のほうからみると、今の非正規雇用の人口の比率、数ともに右肩上がりであることが要因である。反面正社員の数も減ってきている。しかし正社員も福利厚生こそなされてはいるものの2000年に比べて給料が減っているのも実情として挙げられる。それでいて物価上昇。現在正社員でもそのワーキングプアの波が押し寄せているというのも現状である。非正規雇用に関しては人件費削減というのがよくわかる。では両方で削減した人件費はというと、ほとんどが純利益として計上され、株主配当や役員賞与に回っているという実情である。前者はニートの中には働きたくないという考えの人もおり、そういう人たちの視点も本書は描くべきではなかろうか。
最後になるが、弱者救済は行うべきではあるが、弱者には最低限生活できるような雇用やアドバイスや給料がなされるべきである。

反貧困―「すべり台社会」からの脱出

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書) 反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)
湯浅 誠

岩波書店  2008-04-22
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貧困に対して様々なことを糾弾している。著者は今の世の中を「すべり台社会」と言っている。「すべり台社会」とはいったん足を滑らせたらどん底に転げ落ちてしまうことである。格差社会についての本は今までに読んできたものの、本書はちょっと違った手について言及している。「生活保護」と「貧困ビジネス」である。生活保護についてはいかに厳しいのかという体験談をもとにして書かれている、現在日本政府は生活保護の水準を厳しくし、生活保護の額も減らそうとしている。さらに消費税増税などの論議もあり貧困に対して厳しい社会になっている。さらに貧困ビジネスは日雇い派遣の実情とまさに芳崖といわれるような扱いには驚いた。
「貧困は自己責任」という主張も退ける内容はあり、共感できる部分はあったものの意見が非常に偏っているように思えた。確かに東洋経済でのインタビューにおいて奥谷禮子氏の発言は暴論としか言いようがないが、自分に対する向上心がないという絶望感があるからでこそ貧困や格差が増えているのではないかということさえ思ってしまう(それがあっても下流に落ちてしまう人は現にいるが)。

F1 フランスGP マッサが今季3勝目!!トヨタは2年ぶりの表彰台!!

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)。

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTime
1 F・マッサ フェラーリ 1:31:50.245
2 K・ライコネン フェラーリ + 17.984
3 J・トゥルーリ トヨタ + 28.250
4 H・コヴァライネン マクラーレン + 28.929
5 R・クビサ BMW + 30.512
6 M・ウェーバー レッドブル + 40.304
7 N・ピケ・ジュニア ルノー + 41.033
8 F・アロンソ ルノー + 43.372
9 D・クルサード レッドブル + 51.072
10 L・ハミルトン マクラーレン + 54.521
11 T・グロック トヨタ + 57.738
12 S・ヴェッテル トロロッソ + 58.011
13 N・ハイドフェルド BMW + 1:02.013
14 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
15 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 1 laps
16 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps
17 S・ボーデ トロロッソ + 1 laps
18 G・フィジケラ フォースインディア + 1 laps
19 A・スーティル フォースインディア + 1 laps
Did not finish
20 J・バトン ホンダ + 52 laps

マッサが今シーズン3勝目でついに初のポイントリーダーですよ。ライコネンは2位でしたがエキゾーストと損傷具合から、残念というよりは見事に完走したことには驚きでした。

もっと驚きだったのがトゥルーリ。トヨタは一昨年のオーストラリアGP以来、トゥルーリ自身も2005年のスペインGP以来の表彰台。最後の最後までコバライネンを抑えきった所は見事です。そして亡くなったトヨタF1の創始者の1人でもあるオペ・アンダーソンに最高のプレゼントを与えたと思います。

ハミルトンはオーバーテイクショーを見せるも10位フィニッシュ。ポイントランキングでもかなり不利な状況に立たされています。次戦では活躍できるか?

中嶋は結局15位フィニッシュ。もっと頑張ってほしかったですが、チームメイトのロズベルグの16位フィニッシュを考えるとウィリアムズはこのサーキットは苦手ということかな?

次は2週間後、イギリス・シルバーストーン!!

過剰と破壊の経済学

過剰と破壊の経済学 「ムーアの法則」で何が変わるのか? (アスキー新書 042) 過剰と破壊の経済学 「ムーアの法則」で何が変わるのか? (アスキー新書 042)
池田 信夫

アスキー  2007-12-10
売り上げランキング : 42442

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本書は「ムーアの法則」がいかに経済に破壊をもたらすのかを説いた1冊である。ムーアの法則とは一体何なのか。定義としては「半導体の集積度は18ヶ月で倍になる」という法則である。さてこれが何十年も続いている世の中。一体この先どのようなことが起こりうるのかというのもムーアの法則にのっとり予知している。
このムーアの法則に最も近いものといえば日本におけるブロードバンドの増加にあるだろう。実際本書でもこれを紹介している。ここ最近インターネットというのは急速に普及してきた。それに以前はワープロやファックスなどの電子機器で文書を書いたり文書を送ったりしていたがこれ自体パソコンでできるようになってきた。ということを考えると本書での「業界の境界がなくなる」ということの証明に一歩近づく。ただし「通信・放送はIPで融合する」は経済学上では合理的に見えるものの、業界の体質上非常に難しい。これはこのブログでも紹介した「電波利権(新潮新書)」を見ればわかる。そして「パラダイス鎖国」については非常に興味深かった。実際言語の壁があることにも事実ではあるものの、日本企業は非常に良い技術力を持っているにもかかわらずそれを世界に向けて広げていない業界があるということ。それが顕著であるのは携帯電話メーカーがあげられる。実際に世界的シェアで見てみたら大きく水をあけられていることが一目でわかる。
ムーアの法則は最初は私にはあまりよくわからなかったが、本書を読んで非常に興味を持つことができた。ムーアの法則というのはいかに身近であるか、非常によくわかった。

F1 フランスGP ライコネンが4戦ぶりにPP そして優勝予想

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)。

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTime
1 K・ライコネン フェラーリ 1:16.449
2 F・マッサ フェラーリ 1:16.490
3 L・ハミルトン マクラーレン 1:16.693
4 F・アロンソ ルノー 1:16.840
5 J・トゥルーリ トヨタ 1:16.840
6 H・コヴァライネン マクラーレン 1:16.944
7 R・クビサ BMW 1:17.037
8 M・ウェーバー レッドブル 1:17.233
9 D・クルサード レッドブル 1:17.426
10 T・グロック トヨタ 1:17.596
11 N・ピケ・ジュニア ルノー 1:15.770
12 N・ハイドフェルド BMW 1:15.786
13 S・ヴェッテル トロロッソ 1:15.816
14 S・ボーデ トロロッソ 1:16.045
15 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:16.235
16 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:16.243
17 J・バトン ホンダ 1:16.306
18 R・バリチェロ ホンダ 1:16.330
19 G・フィジケラ フォースインディア 1:16.971
20 A・スーティル フォースインディア 1:17.053

まぁ見ての通りですが、フェラーリが1-2。ほとんど予想通りといった感じですかね。ウィリアムズ勢が不調ですねぇ。一応中嶋はチームメイトの10番グリッド降格により15番手からスタートとなりそうです。中段は降格が2つあるのでかなり入れ替わるでしょう。わかっているのだけでは、

ハミルトン 3番手→13番手

コバライネン 6番手→11番手

したがってこんな風になっているそうです。

ではこれも交えて優勝予想と行きましょうか。

本命:ライコネン

対抗:マッサ、アロンソ

要注意:クビサ、トゥルーリ、ハミルトン

アロンソが優勝する可能性はほとんどないですがあわよくばといった感じでしょうかね。ライコネンかマッサが優勝するかと。アクシデントがなければの話ですが。

ハミルトンの優勝は難しいでしょう。よくて表彰台が関の山。

F1 フランスGP PP予想

今日も時間がないのでちゃっちゃと行きます。

本命:マッサ

対抗:ライコネン、ハミルトン

要注意:アロンソ、クビサ、ハイドフェルド

こんな感じですかね。

創氏改名

創氏改名―日本の朝鮮支配の中で (岩波新書 新赤版 1118) 創氏改名―日本の朝鮮支配の中で (岩波新書 新赤版 1118)
水野 直樹

岩波書店  2008-03-19
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「創氏改名」は歴史の教科書ではそれほど出ておらずあまり詳細に書かれてはいなかったものの、日本の植民地教育の象徴的政策の一つとして挙げられている。しかしそこでも歴史認識問題がうごめいているのも事実である。強制的に解明させられたという声もあれば、麻生氏が発言した「強制的ではなく自発的なものであった」という見解に分かれている。さて創氏改名は一体どのように生まれどのように息づいてきていたのか。
「創氏改名」は昭和十四年に2回発令されており、一つは強制(徴令十九号)、もう一つは任意(徴令二十号)であるので、強制的に行われたという意見もあり、自らの遺志で行われたのも一つの意見であろう。大義名分で言えば植民地化による同化政策といわれるかもしれないが、実際は同化政策ではなく「差異化」にあったのだという。これは非常に衝撃的であり、いかに創氏改名が「差別」という力を生じたのかを本書が証明されている。
植民地支配については非常に多くの文献はあるが「創氏改名」に関する文献はそれほど多くない。そういう意味では本書はいかに重要な1冊であるのかがわかった。

西南戦争

西南戦争―戦争の大義と動員される民衆 (歴史文化ライブラリー) 西南戦争―戦争の大義と動員される民衆 (歴史文化ライブラリー)
猪飼 隆明

吉川弘文館  2008-03
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西南戦争といえば明治時代の士族反乱の中で最大のものと位置づけられている。この西南戦争は他にも「丁丑(ひのとうし)の乱」とも呼ばれている。簡単に解説するが1876年に明治政府は廃刀令など士族たちの特権を奪い精神的なダメージを負わせた。それに強い不満と怒りをもった西郷隆盛らが蜂起して起こったのがこの反乱である。結果的に言えば官軍によって鎮圧されたが長きにわたる間多くのドラマを生んだのもこの戦争である。本書ではこの西南戦争の大義とその地域にいた民衆の動きについて詳細に書かれている。結論から言うに士族たちが起こしたというだけではなくそれに指示する民衆もこれに加担していることに大きな大義があるように思えた。薩摩・阿蘇などその地域に生きる人たちがいかなる考えを持っていたかというとやはりその人土地度地の思いがあふれていたに違いない。本書を読んでそう思えた。

女王陛下の外交戦略

女王陛下の外交戦略─エリザベス二世と「三つのサークル」 女王陛下の外交戦略─エリザベス二世と「三つのサークル」
君塚 直隆

講談社  2008-03-22
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イギリスの女王エリザベス二世が女王に即位してから今年で50周年を迎える。本書はちょうどその時期に上梓された。
本書は女王陛下の外交戦略から、あまり知られていない「コモンウェルス」、イギリス王室を支える支柱やジョージ七世といった内容である。
女王陛下の外交戦略には非常に舌を巻いた。あれだけ首脳が変わっているのにもかかわらず変わりない外交で関係を維持し続けられる女王陛下の対アメリカ外交、さらには多くの国々の首脳をも動かしてしまう優しさ、そして高潔さのあふれる外交、おそらく日本ではとてもではないができないような外交を女王陛下はやっていらしている凄さがここにあった。
コモンウェルスは私自身初めて聞くものだが、日本語で言えば「イギリス連邦(決してイギリスの国名ではありません)」、簡単に言えばイギリスと、元イギリスの植民地であった独立国からなる連合である。女王陛下のコモンウェルスに属している国々との外交も非常に印象的であった。とくに90年代のアパルトヘイト廃止前後は注目である。
第3・4章では知られざるイギリス王室事情が語られている。ここではあまり感想は言わないが、イギリス特有の行為の問題も見え隠れしているために興味深い内容であった。
そして最後は日本の皇室外交について書かれているが、ご提言となられるものがほとんどなかった、今の現状について書かれているくらいでしかなかったのが残念だった。ここまでイギリス王室のことについて書かれたのだから、責めて比較だけはしてほしかったという心残りはあった。

ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力

勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
勝間 和代

ディスカヴァー・トゥエンティワン  2008-06-15
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経済評論家・公認会計士で有名な勝間和代氏の新刊。
まずこのフレームワーク力は働く上での力としては非常に大切なことが書かれている。しかしどの本にも書かれているかというとそうではない。勝間氏ならではの思考回路の構成の方法が事細かに書かれている。7つのフレームワークということなので、以前から提唱していた論理思考力・水平思考力のほかに、資格化力、数学力、言語力、知的体力、偶然力が加わった。さまざまな問いやレイがあり体系的に覚えられる1冊ではあった。
ただ一つだけ苦言を呈するのであれば、「羽生名人」というくだりがあったことである。今は名人に復位して永世名人になったとはいえ、本書が発売されたときはまだ「(名人戦の)挑戦者」であったのでちょっとここだけは違和感があったように思えた。

グーグル

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501) グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)
佐々木 俊尚

文藝春秋  2006-04
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グーグルというのは検索エンジンである。という人が多いが実はそうではない。それではグーグル自体が成り立たないからである。ではこのグーグルは何によって成り立っているのかというと、検索結果の右端にある広告、もしくはスポンサーサイト。これの「広告収入」が収益の大多数を占めているのである。つまりグーグルは広告戦略の根底を覆したビジネスであった。
しかしこのグーグルは破壊したビジネスはそれだけではない。マイクロソフトをはじめ多くの既存ビジネスを破壊し莫大な権力と利益を上げたのである。しかしそんなグーグルにも闇の部分が存在している。代表的な例の一つとして「グーグル八分」があげられる。それから強大化したことによりユーザーに対して非常に強権的になったことも本書で明らかにしている。またグローバル化に対して政治的なことも絡んできている。例えば中国政府の検閲の容認もその1つの例として挙げられる。
グーグルの神格化は言い過ぎではあるが、グーグルに関するビジネスはビジネスの教科書の一つの例として未来永劫挙げられてもいいだろう。

「名誉毀損」ではないでしょ

安倍氏発言は「名誉棄損」=撤回、謝罪を要求-自民・山崎氏

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080619-00000090-jij-pol

 自民党の山崎拓前副総裁は19日昼の山崎派総会で、超党派議員団の訪朝を目指す自身の動きを安倍晋三前首相が「利権」絡みと批判したことについて、「わたしは利権政治家ではなく、いわんや北朝鮮利権と全く関係ない。誹謗(ひぼう)中傷する政治家の人格を疑いたい」と強く非難した。山崎氏はこの後、記者団に「(安倍氏の発言は)名誉棄損に相当する。取り消しと謝罪を求める」と述べ、撤回と謝罪を要求した。
 同日の総会では「首相経験者が何の根拠もないことを言うのは理解不能だ」「名誉棄損で告発すべきだ」など安倍氏に対する批判が相次いだ。

14戦目!!

昨日の安倍前首相の発言について山崎前副総裁が「撤回と謝罪」を要求したとのことです。

実際に訪朝して対話して解決するほど北朝鮮はヤワなものではありません。小泉元総理から続いている北朝鮮に対する経済制裁も一部解除されることを聞いて非常に訝しいと思ったのも事実ですし(しかもその引き換えが拉致被害者の情報というだけだという)、強硬路線を続け、戦略を練らないことには解決の糸口すら見えないのに、対話で解決できるということはあるのでしょうか。それこそ北朝鮮の思うつぼでしょう。

私自身の意見としては、安倍前首相は撤回する必要は全くありません。むしろ対北朝鮮強硬路線の利点を主張すべきだと私は思います。

かけがえのない人間

かけがえのない人間 (講談社現代新書) かけがえのない人間 (講談社現代新書)
上田 紀行

講談社  2008-03-19
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「人を愛せよ」
本書はそう思える1冊であった。しかし「愛」というとこれ自体も漠然としており、恋人同士の愛であり、家族愛であり、愛国心であり、郷土愛であり、隣人愛であり……と愛というのには様々なことがある。しかもそれは学校で100点取ればできるのかというと全くそうではない。むしろテスト形式で完璧にできるほど「愛」を教える、学ぶというのは単純なものではない。それに「愛」を学ぶ・考えることは人生とは何かを考えることと同じく一生考えるべき課題の一つといえよう。
本書では様々な名言をもとに、そして著者自身の人生経験をもとに人間とは何か、愛とは何かについて語っている。著者はかけがえのない人に出会いその「愛」を手に入れたのだという。
実際本書を読んで「愛」とは何か「人生」とは何かという答えを求める1部となればいいと私は思っている。しかし答えがないかもしれないし、複数あるかもしれない。本当の答えは何なのかというのはだれも分からないし、私も例外ではない。考える過程での一つの調味料として本書に出会うこともいいだろう。

アメリカの世界戦略

アメリカの世界戦略―戦争はどう利用されるのか (中公新書) アメリカの世界戦略―戦争はどう利用されるのか (中公新書)
菅 英輝

中央公論新社  2008-03
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アメリカの世界戦略を語るに避けて通れないのが「戦争」である。第二次世界大戦後アメリカはいくつかの戦争を行ってきた。有名なものでは、ベトナム戦争や湾岸戦争、最近ではイラク戦争も挙げられる。戦後のアメリカを見ると民主主義というよりも帝国主義に傾倒しているように思える、それを維持していくためには日米関係はもちろんのこと欧州との協調関係も保たなくてはならないというジレンマも見えてくる。
アメリカ外交は非常に戦争と絡んでいるが第二次世界大戦後戦争によってよい方向に導かれた例はほとんどない、むしろ全くないと言ってもいい。ベトナム戦争では泥沼化し結局サイゴンが陥落しベトナムが独立され、イラク戦争では終結後泥沼化が続いており、明るくなる兆しは見えていない。
話は変わるが、アメリカの外交戦略について今年は大きく変わる節目になるかもしれない。わかると思うが今年の11月にアメリカ大統領選が行われる。民主党はバラク・オバマの指名が確定し、共和党はジョン・マケインの指名が確定した。これから11月に向けて選挙戦が行われるが本書の書評を行っている現在ではオバマが若干のリードを奪っている模様である。もしオバマが大統領になればアメリカの世界戦略は大転換を迎えるかもしれない。マケインは…、ブッシュの築いてきた路線を維持するはずだろう。

え゛っ!!?

<食中毒>品川プリンスで弁当食べた95人が症状

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080618-00000127-mai-soci

 東京都福祉保健局は18日、品川プリンスホテル(東京都港区)で12、13日に開かれた美容院業界の研修会で昼食の弁当を食べた95人が下痢や腹痛などの食中毒症状を訴え、うち男性5人が病院で治療を受けたと発表した。全員軽症で快方に向かっている。みなと保健所はウェルシュ菌による食中毒とみて、弁当を作った同ホテルの「和食宴会厨房(ちゅうぼう)」を17日から6日間の営業停止処分とした。

13戦目です。実はこの前品川プリンスへいったんです。用事で行ったので弁当は食べてはこなかったのですが…。しかも13日にです。これにはびっくりしました。

「サザエさん」的コミュニティの法則

「サザエさん」的コミュニティの法則 (生活人新書) 「サザエさん」的コミュニティの法則 (生活人新書)
鳥越 皓之

日本放送出版協会  2008-02
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昔から愛されているアニメ「サザエさん」。そのアニメの中には理想の家族像やコミュニティにかかわるメッセージがあるように見えると著者は言う。
日本古来の家族像、日本の共同体とは一体何なのか。日本の民俗性をサザエさんの作品から見て何が欠けているのかというのを解き明かしているが、非常に面白いところを突いていた。とりわけカツオのことについては非常に褒め称えているところが印象的であった。結構ネタになっているがね…。

ネコを撮る

ネコを撮る (朝日新書 33) ネコを撮る (朝日新書 33)
岩合 光昭

朝日新聞社  2007-03-13
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猫という生き物は実に不思議な生き物である。私が前に住んでいた小樽ではたくさん猫を見ることができたが、こういうエピソードがあった。昨年末には学校へ行く途中の空き地に猫のたまり場ができた。しかし今年の初めに見に行ったら猫は1匹もいなかった。さらに言えば数年前の話、大学生の時に講義棟の前で寝ていたこともあった。翌日には警備室の前、さらに翌日には学生会館の前で寝ていた。しかも近づいても寝ていて、危害を加えない限りそこを動かないという特異な猫だった。
本書はこの猫を取ったということ。ただそれだけのように思えるが、猫をこれほどまで表情を撮ったというのは驚嘆に値する。

大学はなぜ必要か

大学はなぜ必要か 大学はなぜ必要か
学術研究フォーラム

NTT出版  2008-03
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大学全入時代に入っている時代、大学とは一体何のために学ぶのか、何を学ばせる場なのかというのが問われていると言ってもいい。大学のというのは日本の最高学習機関でありその中には修士・博士を育成する大学院も存在する。少子化に見舞われている中、大学の数は右肩上がりとなっている現状。それぞれ個性をもった大学が増えており、その大学特色の教育をうたっているところもある。日本の大学は多様化しつつある。しかし大学とは何かを問い詰める分岐点にあることは間違いのない事実である。
本書では第1章に大学、そしてそこで学ぶ「学術」とは一体なのかを歴史を基として説明している。そして第2章ではデータをもとに日本の大学の現状について語っている。ここで思うのが日本人の学習意欲、向上心のなさというのが露呈されていること、そして大学に行くにあたっての私費が他の国に比べて高いことである。後者は税に連結している点もあるので何とも言えないものの、前者は深刻な問題である。なにも意味なしで学校で学ぶことよりも目標、とりわけ将来の大きな目標に向かって何を学ぶべきなのかを考えている人と比べて意欲が全く違う。これも一つの要因といえるだろう(また本書ではもう一つ深刻なものとして「博士余り」も挙げられている)。
第3章以降は大学のこれからについて論じている。大学は学術を培うだけではなく研究機関でもある。日々様々な研究が出てきており、それが社会のために息づいているものもあれば、学会で発表したっきり終わりというものまである。とりわけ大学では基礎研究が研究の中心となっている。それを社会のためにどのように還元していくのかというのも一つの役割といってもいいに違いない。特に最近では企業や官公庁と連携して(産学連携)研究を進めている大学も増えている。また大学が研究した成果を企業に売り込む、いわゆるTLO(Technology Licensing Organization:技術移転機関)を介して積極的に民間企業に売り込むということも増えている。
大学から助成金をもらって研究していることも明らかになっているのだからそれが増えていき人々の生活もより明るく、かつ豊かになっていくのであれば大学の風当たりも良くなっていくのではないだろうか。でも、「大学は学問を育む場」であることは前提にしないといけないが。

「占い」は信じるな!

「占い」は信じるな! (講談社プラスアルファ新書) 「占い」は信じるな! (講談社プラスアルファ新書)
佐藤 六龍

講談社  2008-04-18
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本書は様々な占いについて根底から批判している。とはいえ著者も「五術占い全書」など多数の戦術化を育てるなど占いに携わっていると言っていい。その立場から言っているのであろう。
私自身も占いというのは信じないが、楽しみ程度に「今日の占い」というのを見ることがある。しかしそれも必要ないと著者は言っている。これは人それぞれ好き好きはあるのでこれについては批判しようがない。楽しみ程度であれば私はいいと思っている。また占いだけではなく心霊現象や霊視、心霊現象等についても批判している。これも私は信じないが、これは前のところでも書いている(おそらく前身のブログにて)が、これ自体は昔はお笑い程度の感覚であった。ある人が言っていたが昼のワイドショーにてイタコが依頼主少年の父親を憑依して感動的なストーリーとなると思いきや、「うちの屋号は何?」と少年が問うたら、イタコが慌てふためいたというエピソードもある。面白半分であれば無害であるが夜にやっているからでこそ人々に恐怖を与えてしまっている。そして占いもそれを真に受けてしまい、高額の商品を買わせるという事態になっている。そういうこともあるので楽しみ、お笑い程度であれば見てもいいかもしれないが、真に受けてはいけないことも本書が警鐘を鳴らしている一つではなかろうか。

2人の軋轢

F1界のボス「F1の分裂もありうる」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000113-ism-moto

 FOM(フォーミュラワン・マネージメント)会長のバーニー・エクレストン氏が、現在のF1界を考慮して「F1の分裂もありうる」と語った。現地時間(以下、現地時間)16日、イギリスの新聞『タイムズ』紙が伝えている。

 今年3月末、FIA(国際自動車連盟)会長のマックス・モズレー氏の性的スキャンダルが報道された。このためM.モズレー氏の辞職を求める声が相次いだが、6月3日、フランス・パリで開かれたFIA総会の臨時会議で信任投票が行なわれた結果、M.モズレー会長が信任を勝ち取り、2009年10月の任期まで現職に留まる見通しとなっている。

 投票直前にM.モズレー会長の辞職を公に要求していたB.エクレストン氏は、投票の結果を受け、「私としてはこれはいつもと同じ、ビジネスなのだ。今回のことが、スポンサーや自動車メーカーの動揺を招いていないことを願う」と今後について懸念をのぞかせていた。そして今回、「チームは自分たちの好きなようにできる。現時点では、スポンサーを満足させることを優先しているので、分裂はない。しかし将来、そうなる可能性はある。チームとFIAの間には合意はないんだ。商業面での合意は、FOMと各チームが結んでいるので、チームは自由に振る舞える」と、FOMが現在のF1から離脱し、新シリーズを立ち上げる可能性もあるとコメント。

 さらに、「マックスは財政面に一切関わりがない。FIAは、自らがこのスポーツにおける取締役であるという極めて明確な契約を欧州委員会との間に結んでいるが、金銭面には何の権利もないんだ。もしマックスが復活して、チームにもっと配当金を増やすべきだと言おうものなら、でしゃばるなと返答するだろうね」と強硬な態度を見せると、「私には株主、チーム、メーカーといった巨額を投資する人々への責任がある。マックスは投資家に対する責任はなく、FIAにも投資金は入らない。彼らが得る金額は、すべてF1からのものだ。もしF1が消滅すれば、FIAは深刻な危機に直面するだろう」と警告している。

何やら最悪な場面に直面しそうな様相です。

前にそういう噂があったのですがエクレストンが否定したが、一転否定しない発言をしたばかりでしたが…、渦中の一人(というより張本人)のモズレーがそういう発言しましたかぁ。

ちょっと説明しますがモズレーは91年に会長に就いてからもうすでに5期目になります。今年で通算18年目かな。もうそろそろ辞め時なのにいまだに辞めないんですからねぇ…、権力にしがみつきたいのか、FIAに代わりとなる人物がいないのか、どっちにしても深刻な状況ですなぁ。

モズレーが辞任してしっかりとした人が会長になればいい話なのですが…、そうにはいかないかもしれません。

日本の愛国心

日本の愛国心―序説的考察 日本の愛国心―序説的考察
佐伯 啓思

エヌティティ出版  2008-02-29
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「愛国心(パトリオティズム)」といわれると、日本の戦争的象徴として忌み嫌うものもいれば、どこの国にある当たり前なものと思う人がいる。私は後者に当たるが全くそうとは言い切れない。愛国心を国語的に解体したら単純に「国を愛する心」となる。ではどのようなものが愛国心であるのか、日本人にとって愛国心とは一体何なのか。著者はそれを「序説的考察」にて解き明かしている。とはいえ著者自身もこの愛国心を語るのは難しいとしている。ただ単純に国を愛する心といえば簡単であるが、本書でも記されているが「ナショナリズム」という概念も孕んでいるのも一節として挙げられる。実際私自身「愛国心」を持っているとはあまり言わない。というのはこれが一因にあるからである。いまではこれと混同されることが多いが愛国心はナショナリズムよりも遥か昔から存在するので意味としては別個であることも忘れてはならない。私自身は「愛国心」を言うよりもむしろ「郷土愛」と言っている。これについては後で語る。
本書の後半では三島由紀夫や吉田満をはじめ多くの論客や思想家が愛国心について歴史館なども盛り込みながら切り込んでいる。おそらく本書の核となる部分であろう。そもそも日本というのは何の教育も施されることもなく愛国心を持っていた。しかし戦後の敗戦により従来の教育が解体され、自虐史観という教育が埋め込まれたことにより愛国心とは何なのかという定義が混沌としてしまい、しまいには「ナショナリズム」や「軍国の象徴」という的外れなものが理由づけられ愛国心=悪と形成づけられてしまったと言いようがない。
歴史観というと少し外れるがアメリカの歴史観についても本書では書かれている。ここではイラク戦争に踏み切ったネオコンの歴史観について非常に興味深かった。
さて私が「愛国心」ではなく「郷土愛」という理由だが、私自身も「愛国心」を持っているが、実は自分の生まれ育った地を非常によく愛していることが理由である。私が生まれ育ったのは北海道、しかし先月末に仕事の関係で神奈川に移った。当然悔しかったものの得るものを得て北海道に戻るというきっかけをつくったと言ってもいい。だから北海道のためにいま私は何ができるのかということを私は模索している。まだ見つからないけれども必ず見つけてみせる。少し話がずれたのでここで話を戻す。もう一つは自分の生まれ育った地、もしくは自分の住んでいる土地の歴史や文化をすべて愛さない限り国を愛することができるのかという疑念から愛国心というよりも郷土愛と呼んでいるのである。
愛国心というのは国を愛せばいいというのは単純であるが、「愛国心」に疑念が生じているからでこそこういう本が出てくるので愛国心というのは何なのかを知るきっかけにもなる1冊ではなかろうか。

人はなぜ危険に近づくのか

人はなぜ危険に近づくのか (講談社+α新書) 人はなぜ危険に近づくのか (講談社+α新書)
広瀬 弘忠

講談社  2006-10-21
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人はなぜ危険に近づくのかという好奇心を心理的に分析しているのが本書である。特に注目すべきなのは後半、男性は危険を愛好する人が多く、女性は危険に関して回避している人が多かったというところ。私自身も危険な場をTVを介してみたときに、危ないから近づくなと言われても「近づきたい」という好奇心がわいてしまう。またリスクが大きいときも、そのリスクについついよってしまうということが多い。これは「獲得したい」という心理によるものであると著者は明言している。逆にリスクを回避したいという女性は「失いたくない」という心理によるものであると。詳細は本書を見ればよくわかるがこの差というのは非常に面白いものであった、またそれが平均寿命に出てきているというのも理由の1つになったところも非常に興味深かった。

副都心線に関して思うこともろもろ

初めてのラッシュで不手際、副都心線で最大35分遅れ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080616-00000020-yom-soci

 14日に開業した地下鉄・東京メトロ副都心線(和光市-渋谷駅)で、初めての平日の通勤時間帯となった16日朝、運行管理にミスがあり、上り線に最大35分の遅れが生じた。

 東京メトロによると、小竹向原駅で、西武線から乗り入れてくる上り電車と和光市方面から直通する上り電車との出発を調整するのに手間取り、午前7時半ごろから遅れ始めた。

 本来は片方の電車の到着が遅れた場合、所定の運行ダイヤを変更して、もう片方の電車を先に出発させるなどの措置を取らなければならないが、指令所からの指示がうまくいかなかったという。

 東京メトロは「他社路線の乗り入れも想定してダイヤを組んでいたが、初めてのラッシュ時間帯で不手際があった。ご迷惑をおかけして申し訳ない」としている。

11戦目です。開通したばかりの副都心線で運行管理ミスにより最大35分も遅れが生じたそうです。ちなみに私が岐路についている18時現在でもまだ遅れが生じているそうで。

最初なので一応大目に見ますが…明日も同じ状況だったら…おそらく怒り爆発でしょうな。

副都心線に関して同期の人が開通初日に埼玉に行くために副都心線を使おうとしたら、ホームが大混雑していたそうです。なぜかというと…いたるところみんなカメラ持っている。撮りテツばかりだったそうです。まぁ新しい路線が開通したってことでの記念ででしょうかね…。

女たちの会津戦争

女たちの会津戦争 (平凡社新書) 女たちの会津戦争 (平凡社新書)
星 亮一

平凡社  2006-07-11
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会津戦争といえば会津藩の「白虎隊」の物語が非常に有名である。年端もいかない少年たち(それでも15歳を過ぎたので立派な成人とされていた)が戊辰戦争に巻き込まれその会津の地で新政府軍との壮絶な死闘の末、全員が自決を遂げた……と言いたいところだが正確には20名が自答し19名が死亡している。もっと言えば8割以上は自決もしていないことも明らかになった。
さて本書ではその会津戦争の中で女たちはどのようであったのかというのが書かれている。率直に言うとドラマで見た「白虎隊」と引けを取らないほど壮絶であった。事実新政府軍(官軍)たちにいけどりするよりも女性たちは自決していた。さらに城へ籠城しても、家事を行いながら戦い続けたというとことも非常に印象に残った。
「白虎隊」以上に壮絶な物語がここにあったといってもいい、非常に面白い1冊であった。

世界が認めた和食の知恵

世界が認めた和食の知恵―マクロビオティック物語 (新潮新書) 世界が認めた和食の知恵―マクロビオティック物語 (新潮新書)
持田 鋼一郎

新潮社  2005-02
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日本の食文化には古来玄米を主食にし、野菜やその漬物などを副食に添えていた時期があった。とりわけ米を主食にした日本の食文化では、現在でいうメタボリックシンドロームである人が非常に少なかったという。こうした日本古来における雑穀や玄米を中心にした食文化を「マクロビオティック」と呼ばれており健康ブームでの中心に立っている。海外でも人気を博しており、トム・クルーズやマドンナがやっていることでも有名である。本書はそのマクロビオティックを考案し、世界に広めた桜沢如一とその弟子である久司道夫の物語である。マクロビオティックは今や世界に認知され非常によく受け止められているが、それを広め始めた当時はそのような食文化は逆に受け入れられず現地の学者には門前払いがあったり根も葉もない批判があったりとしていた。しかし桜沢氏の絶え間ない研究とゆるぎない主張があいまって徐々に世界的に浸透し始めたという。本書では桜沢氏の思想や師弟の思いなど非常に深く掘り下げられている。マクロビオティックについてもっと詳しく知りたい方には非常に良い1冊である。

中東 迷走の百年史

中東 迷走の百年史 (新潮新書) 中東 迷走の百年史 (新潮新書)
宮田 律

新潮社  2004-06
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中東諸国はオイルマネーにより資産が潤沢になる一方でイラク戦争等によりいまだに混乱状態に陥っていることも事実である。本書ではそのイラク戦争からアフガニスタン、そして今も緊張状態が続いているイスラエル・パレスチナ問題などなど百年の歴史をもとにして「なぜそうなったのか」という視点を書かれている。これについて半分以上がアメリカ・ロシア(旧:ソ連)など強国がらみが多かったということである。中東諸国は地下資源が非常に豊富であるので争奪戦となっているという背景になっているのではないだろうかと思う。

森林からのニッポン再生

森林からのニッポン再生 (平凡社新書) 森林からのニッポン再生 (平凡社新書)
田中 淳夫

平凡社  2007-06
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日本では森林に関する問題は昨今の地球温暖化に比べるとさほど話題になってはいないようだが、それでも森林の保護というのは地球環境保全のための一つであるとされている。私も信じたいところだが本書を読んでこの考えが覆された。
まず日本の森林はいつごろできただろうか。特に山の森林はいつごろできただろうか。古代からあるのではと考えるかもしれないが江戸時代は禿山が多かったという衝撃な事実がある。その証拠として安藤広重の浮世絵「東海道五十三次」の山の絵、特に山頂にかけての山が禿山であることがわかる。すなわちそのころの山には木がなかったということだ。さらに現在の日本の森林の多くは人の手によってつくられたことも本書で明らかになっている。詳細は本書を手に取って読んでいただきたい。

テレビ政治

テレビ政治―国会報道からTVタックルまで (朝日選書) テレビ政治―国会報道からTVタックルまで (朝日選書)
星 浩 逢坂 巌

朝日新聞社  2006-06
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今日の政治は「ワイドショー政治」と言われている。本書を読んでもそう言っているし実際国会をTVで見ている私もそう思えてならない。ではテレビ政治はいかに始まりいかに効果があったのだろうかという検証をしているのが本書である。
テレビに関してはねつ造というのが出てきたとはいえ新聞みたいに文脈を変えることもできない。失言で揚げ足を取るとはいえ、まだありのままのことを映しだしているほうである。そういう理由もあったかなかったか定かではないものの戦後最も長く首相の座についた佐藤栄作は退陣会見の時に記者団全員を締め出して一人テレビカメラの前で退陣の弁を語ったというのは有名な話である(もともと佐藤栄作は新聞記者を信頼しておらず偏向的に文脈を変えられるのではないかと思っていたほどである)。このことを機に政治は当然TVを使って国民に政策を突いて説かなければいけなくなった。TVは当然政治的関心を広めるためにワイドショーなど報道バラエティーを増やしていった。
現在ではインターネットが急速に普及しブログや動画サイトなどコンテンツも増加したことにより政治的関心の変容が起こっているのも事実である。しかし動画等については公職選挙法で未だにできないところが多いのでこれはこれからそうなるということの推測でしかない。
今やインターネット技術の進化によりTV離れは進んではいるものの、まだまだTVの影響力は大きい。しかし主要キー局の報道(バラエディー含む)は「政治部」があることにより政治がらみにまつわる偏向報道が多いというのも事実として挙げられる。前述のようであるならばもっと国民にありのままの報道がなされるべきではないのだろうか。

さすがに

忙しくて、というよりはパソコンが何かフリーズしてて更新できませんでした。

売れないのは誰のせい?

売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門 (新潮新書) 売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門 (新潮新書)
山本 直人

新潮社  2007-06
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本書は現在の購買志向と現状にについて書かれている。日本の購買志向というのはここ10年で驚くべき変化を見せたと言っても過言ではない。大安売りして、売り子が高らかに叫んでも売れないところもあるし、非常に高価な店であっても飛ぶように売れるところがある。また広告効果もまたしかりである。教科書に載っているような内容や、周りから非常にぐっと来るような広告であっても売れないことがあるし、逆に「なんだこれ」というような広告で大成功を収めたところもある。
マーケティングというのは教科書による机上の空論では語れないほど難しく、かつ奥深いということを本書を読んで証明できたと私は考える。

人権?

差別表現 ブロガーも問われる責任と人権感覚

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080609-00000054-zdn_n-sci

11戦目!!今回はブロガーの人権感覚について語ります。

このような記事であったり、光市母子殺害事件の「人権」感覚であったり、本当の「人権」とは一体何なのかというのが疑わしくなってきました。

当然憲法上「基本的人権の尊重」は明記されております。当然人権がないと殺人起こし放題であり、人間が「もの」として扱われてしまう風潮になってしまうので必要です。

しかし、今の世の中「人権」ということが乱用しているようにしか思えません。少し見てみましょう。

>出版やテレビ業界は、差別表現について、1960年代から人権団体の激しい糾弾を受けてきた。

当時こういうことが起こっていたそうです。これは絶対違うと言い切れません。「テレビ離れ」が進んでいるとはいえTVというのは非常に強い力を持っています。だからでこそTVは表現の仕方には考えなければいけませんし、慎重に行わなければなりません。

ネットにも通じて言えることかもしれませんが、ネットには見る、見ないという「自由」が生じます。TVにも同じ自由があるのではないだろうかというかもしれませんが、少し違います。単独世帯であればその自由が通じますが、配偶者や被扶養者など2人以上の家族となると話が変わります。見たい番組を必ずしも見るわけではないということです。これがネットとTVの違いです。

ネットにも自主規制は設けております。当然2chにもガイドラインがあるので(守られていないところもあるのですが…)、そういう差別や侮蔑表現はある程度シャットアウトされています。

しかしまだ「ある程度」というのが現状ですのでこれについての規制はモラルの向上は必須でしょう。

だが、「人権」という名のもとにそういうことを上げ足を取ってネットを「悪」としている者たちにも問題があります。

なぜかというとそれを「悪」と取り上げられているのはTVメディアや人権関連団体。TVメディアは視聴率を稼ぎ広告収入を維持するための、そして人権関連団体は慈善という名のエゴであると考えてしまうのです。

本当の「人権」とは一体何なのか、憲法の解釈も含め根本的から見直さなければいけない時期に入っているのではないでしょうか。

F1 カナダGP 不死鳥クビサが昨年大事故を起こした地で初優勝!!

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)。

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTime
1 R・クビサ BMW 1:36:24.447
2 N・ハイドフェルド BMW + 16.495
3 D・クルサード レッドブル + 23.352
4 T・グロック トヨタ + 42.627
5 F・マッサ フェラーリ + 43.934
6 J・トゥルーリ トヨタ + 47.775
7 R・バリチェロ ホンダ + 53.597
8 S・ヴェッテル トロロッソ + 54.120
9 H・コヴァライネン マクラーレン + 54.433
10 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 57.749
11 J・バトン ホンダ + 1:17.540
12 M・ウェーバー レッドブル + 1:21.229
13 S・ボーデ トロロッソ + 1 laps
Did not finish
14 G・フィジケラ フォースインディア + 17 laps
15 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 23 laps
16 F・アロンソ ルノー + 25 laps
17 N・ピケ・ジュニア ルノー + 29 laps
18 K・ライコネン フェラーリ + 50 laps
19 L・ハミルトン マクラーレン + 50 laps
20 A・スーティル フォースインディア + 56 laps

いやぁ、今年のGPは面白いところだらけですなぁ。淡々としたGPがほとんどないですから。それにしても今シーズンのBMWの初優勝は予想していましたが、ハンガロリンクだろうと考えていましたがまさかモントリオールだったとは…。しかも昨年大クラッシュを喫した地でしっかりと初優勝をもぎ取ったクビサもすごい。これはもう「見事」というほかないです。

2位にハイドフェルドということでBMWとしては初優勝だけではなく初1-2も獲得。しかもクビサに至っては安定した成績の甲斐あってポーランド人史上初・BMW史上初のポイントリーダーですよ。初物尽くしですねぇ。

3位にはクルサード。一昨年のモナコ以来です。彼は今シーズン1ポイントも獲得していなかったので今年になりようやく初ポイントとなりました。これから少しずつでも安定してポイントを稼げばいいのですが…。

4位にはこちらも初ポイントのグロック。第3代のGP2王者なのですがロズベルグやハミルトンと違いこちらは前戦までほとんど活躍できませんでした。ようやく初ポイントであるのでここで弾みをつけてもらいたいものです。

5位はマッサ、何とか追い上げたのですが…、またイタリア紙にたたかれるなぁ…。

6位はトゥルーリ、7位は2戦連続ポイント獲得のバリチェロ。

8位も2戦連続ポイント獲得のヴェッテル。

中嶋はバトンとの接触でリタイアでした。一時は2位を走っていただけに…残念です。

そしてもっと大きなリタイアといえばハミルトンとライコネン。ハミルトンが追突したことにより次戦は10番グリッド降格が決まりました。しかもハミルトンはこのリタイアでポイントランキングを一気に2つも順位を下げましたからこういう状態でのグリッド降格はさぞかし痛いでしょうな。ライコネンもポディウムを獲得し、連覇に向けてポイントリーダーにと思った矢先にこれですから残念でならないでしょう。

さて次戦は2週間後、フランス・マニクール!!

絶対許せない事件

死者7人に…加藤容疑者に薬物反応なし 秋葉原通り魔

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080608-00000934-san-soci

 東京・秋葉原の電気街で8日午後、赤信号を無視して突っ込んできたトラックに横断者がはねられ、降りてきた運転手に通行人がサバイバルナイフで次々と刺された事件で、新たに33歳の男性の死亡が確認された。事件による死者は計7人となった。

 これまでの調べでは、殺人未遂の現行犯で逮捕された加藤智大容疑者(25)は8日朝、住んでいる静岡県裾野市をレンタカーで出発して秋葉原に来たという。取り調べに「世の中がいやになった。人を殺すために秋葉原に来た。だれでもよかった」などと供述。薬物反応などは出ていないという。

10戦目です。今回の事件については私自身も自分の不満をぶつける道具としか見ていない犯人には同情の余地は全くありません。自分のエゴのために罪のない人たち7人を殺めるということは絶対許されません。当然裁判員であったならば確実に「死刑」を望むでしょう。

最後になりますが亡くなられた方々7名の皆様には謹んでご冥福をお祈りいたします。

F1 カナダGP ハミルトンが開幕戦以来のPP!! そして優勝予想

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)。

Pos.ドライバーコンストラクターズTyresTime
1 L・ハミルトン マクラーレン 1:17.886
2 R・クビサ BMW 1:18.498
3 K・ライコネン フェラーリ 1:18.735
4 F・アロンソ ルノー 1:18.746
5 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:18.844
6 F・マッサ フェラーリ 1:19.048
7 H・コヴァライネン マクラーレン 1:19.089
8 N・ハイドフェルド BMW 1:19.633
9 R・バリチェロ ホンダ 1:20.848
10 M・ウェーバー レッドブル no time
11 T・グロック トヨタ 1:18.031
12 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:18.062
13 D・クルサード レッドブル 1:18.238
14 J・トゥルーリ トヨタ 1:18.327
15 N・ピケ・ジュニア ルノー 1:18.393
16 S・ボーデ トロロッソ 1:18.916
17 A・スーティル フォースインディア 1:19.108
18 G・フィジケラ フォースインディア 1:19.165
19 J・バトン ホンダ 1:23.565
20 S・ヴェッテル トロロッソ no time

まず結果について先だって言いたいのは会社員にとってこういう時間は非常に酷だということ。しかも決勝の次の日は普通に仕事なので果たして決勝を夜更かししてみるか、それとも早く寝て起きて見るということもあるからなぁ…。しかもこれだけのことじゃないんだなぁ。最終戦も同じことをやらないかんからなぁ。

それは置いといて…、ハミルトンはやっぱりカナダ強いですねぇ。そしてフロントローには絶好調であると同時に、昨年大クラッシュを喫したカナダでやってのけたクビサ。見事です。フェラーリはこのコース弱いのでしょうかね。今回の予選では散々でしたねぇ…。決勝で巻き返すことができるのか注目です。

中嶋は12番手。まぁそんなところでしょうか。ただチームメイト(ロズベルグ)が5番手と考えるとそろそろQ3の常連になる必要がありますなぁ。決勝でポイント獲得に貢献するしかないですね。

さて優勝予想です。

本命:ハミルトン

対抗:クビサ、ライコネン

要注意:マッサ、ロズベルグ、コバライネン

ハミルトンのカナダ2連覇は鉄板??クビサも捨てきれないですねぇ。フェラーリの2台がポディウムに上がるのは…5分5分といったところでしょうか。

F1 カナダGP PP予想

時間がないので今回は簡単に…、

本命:ライコネン

対抗:ハミルトン、クビサ

要注意:コバライネン、マッサ、ハイドフェルド

まぁこんなもんでしょ。

飲みましたですよーーーーだ

久々に上司以外での交流でかなり飲んでしまった…。

さすがにやばいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。

来週には先輩と会うこと確実だからなぁ。

顔と名前は一致しなくてはならない。インパクトは与えて頂かねれば・・・。

今回の飲み会は「ありがとうございます!!!!!!!!!」だな。

これで顔と名前が覚えてれば…。なんてことはないのだが……。

女はなぜ土俵にあがれないのか

女はなぜ土俵にあがれないのか (幻冬舎新書) 女はなぜ土俵にあがれないのか (幻冬舎新書)
内館 牧子

幻冬舎  2006-11
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横綱朝青龍の天敵(?)である横綱審議委員会委員の内館氏が上梓した作品である。女性が土俵に上がれないということについて歴史事実をもとに非常によく考察されている作品である。ちなみに本書が上梓されたのは一昨年の11月、実はこの翌年の9月の名古屋場所で女性が土俵に乱入し騒動となったことを皆様はご存じだろうか。当時のニュースによると女性はビラ100枚を持ち、奇声を発していたという。また、2003年の大阪場所(春場所)では当時の太田知事が土俵でトロフィーを渡すことができず、代役の男性がトロフィーを渡すということでも話題となった。また、本書にも書かれていたが1978年に当時、労務省婦人少年局長であった森山真弓氏が相撲協会の2人の理事に「女性が土俵に上がれないのか」ということでニュースとなった。しかしなぜ女性は土俵に上がれないのか。
著者によれば、これは神事にかかわることである、しかし抗議している側からは「日本で一番最初に入ったのは女性である、なので女性が上がれないのはおかしい」と反論しているが、これもしっかりとした形で返しているところは著者のすごい所である。詳しくは本書に書いてあるのでぜひ読んでいただきたい。また土俵がどのようにしてできたのか、今の土俵はどのように作られているのか豆知識的なことも事細かに書かれているので、相撲ファンの方々には必見!の一冊である。

「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか

「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか (角川oneテーマ21) 「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか (角川oneテーマ21)
大塚 英志 大澤 信亮

角川書店  2005-11-10
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わかっての通り「ジャパニメーション」というのは「ジャパン」と「アニメーション」を合わさった日本アニメの造語である。漫画原作者であり、サブカルチャー評論家の大塚英志氏は日本アニメは破れていると主張している。
本書に詳しく書かれているが、まずは「東京国際アニメフェア」などのアニメの国策化をはじめ、宮崎アニメでの海外でのヒットに関する批判やアニメ産業の構造改革や、ハリウッド化など様々な事柄について批判を行っている。「左翼」的観点からというのはちょっと語弊があるかもしれない、アニメ批判に関しては楽観・悲観的批判説いたほうが良いのではないかと私は思ったのだが。ただアニメ批判であると同時に国策化の批判が少し色濃かったので「左翼」的観点と言ってもいいかもしれない。
さて、日本はアニメの国策化に向けて積極的に動き出している。現に前述のアニメフェアなど多くのイベントが執り行われていることも事実である。しかしそれを税金で使っているのかといわれるとそれはわからない。使っているとはいえど、それにより世界中に認知され多くの利潤があると考えればプーチン政権化で行われた資源(原油・天然ガス等)の活用による成長政策と通程するものがあるのではなかろうか。日本のアニメは技術、面白さともに世界のトップクラスを走っているのだからそれを有効活用して何が発展だ、という人もいる。私もそれには同感する。
さて、現在日本アニメ界では2つの大きな悩みを抱えているのはご存じだろうか。一つは下請け構造によるアニメーター格差の激化、そしてもう一つがアニメのハリウッド化である。まず一つ目はアニメーター格差であるがこれは日本が抱えているワーキングプアなどの所得格差はアニメーターでは深刻な問題となっている。アニメを制作するにしてもそれを制作するに当たり2次請け3次請けを行わなければ成り立たないというところが現実としてあげられる。私なりの考えだが、それの原因として起因しているのはアニメーション技術の向上化によるものではないだろうか。技術を向上することによってそれだけの人員と工数がかかるのは明白である。しかし、それを開発を値切ることにより、下請け・孫請け以下の企業は苦しい経営を余儀なくされるのと同時に1日中数時間以上の労働時間でもそれほどの給料しかもらえない。システム開発企業と似ている(そっくり?)構造である。それともう一つは深夜アニメに関すること。深夜アニメの収入源は広告収入だけではなくDVD(OVAと呼ばれる)が主な収入源となっている。本来であればあまり批判したくはないがあえて言いたいのが、最近の深夜アニメはインパクト重視の傾向にあると思う。特にパンチラや「萌え」を重視したアニメが多いように思える。それも一つだという意見もあるようだがよく考えてほしい。現在ではCGのよさやこういったことが受けるようになっているのでその傾向も仕方のないことだが、それと反比例して内容自体がチープなものとなってしまっていることに問題がある。しかし深夜アニメは視聴者自体が少ないせいもある(というより特定視聴者向け)のも一因であるのではないか。だが内容のいい作品もあるのでその作品に対しては夕方(もしくは夜)に再放送したらどうだろうか。
2つ目についてはこれが最近多くなってきている。有名なところで言うとトランスフォーマーがハリウッド映画化された。これからハリウッドが日本のアニメに目をつけ映画化し、貴重なアニメという資源をむしばんでいく。当然その映画の制作会社が大多数のもうけを持って行き日本に流れてくるもうけはわずかなもの。どうせやるのであれば、日本で作ったアニメなのだから日本で製作すればもうけも増えるのではないだろうか(私の勝手な推測ですが…)。
著者が言う日本のサブカルチャーとしての敗北については認めざるを得ない。サブカルチャーというのは文化から逸脱した文化事象のことを言い、つまりは日本の文化の傍流にそのアニメなどのカルチャーがあることをいう。しかし世界的にも日本のアニメが認知されている今、サブカルチャーとしての定義を逸脱してしまった。だからと言ってメインカルチャーなのかというとそうではない。だから今のアニメは「ポップ・カルチャー」なのではないかと思う。サブカルチャーでありながらそれとは逸脱した人気を誇っているのだから。だからでこそ日本のアニメ界は世界に対して売り込みをかけるべきだ。しかし今のままではそのうちアニメ業界の構造が崩れかねないということも肝に銘じておくべきであろう。
…長々とそして雑然とした文章ですいません。

信任になったけどね

M.モズレーFIA会長、過半数の信任を勝ち取る

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080603-00000115-ism-moto

 FIA(国際自動車連盟)のマックス・モズレー会長の信任投票が、現地時間(以下、現地時間)3日にフランス・パリで行なわれ、M.モズレー会長は過半数の信任を勝ち取った。『ロイター』通信が伝えている。

 この日、パリで開かれたFIA総会の臨時会議でM.モズレー会長の信任投票が行なわれたが、AAA(アメリカ自動車協会)のロバート・ダーベルネット会長が報道陣に対して明らかにしたところでは、M.モズレー会長は信任103票、不信任55票の大差で勝利した。

 今年3月末に性的スキャンダルが報道され、辞職の危機にさらされていたM.モズレー会長だが、この信任投票の結果、会長職に留まることが認められたことになる。

不信任という意見が濃厚だったのですが、結局信任になったそうです。とはいえ今の状態では来年の会長選で再任ということは非常に難しいので後1年強をどのように活躍するかがカギとなるでしょう。

あとそれともうひとつ、独裁独裁といわれているものの私自身モズレーは独裁の中でもまだましなほうだと思いますよ。もっとひどかったのが前の会長、ジャン=マリー・バレストルでしたから。大活躍だったホンダを侮辱したり、プロスト贔屓だったし…。

書評再開の目処は…

これまで引っ越しの準備とかで書評がおろそかになってしまいました。実際ものすごく忙しくて本を読む暇すらなかったくらいですからねぇ。

また新しく引っ越した先でもどこで本を買ったら(もしくは借りたら)いいのかというので四苦八苦しましたが、ようやくその目処が立って書評もやれるようになりました。しかしペースは以前いたときよりも落ちるか、それとも早くなるのかはわかりません。

でも書評はやり続ける所存ですのでどうかよろしくお願いいたします。

どっちがい~い?

神奈川から東京へという通勤状態になっている。実際定期ももうそろそろ欲しいところだが、それだけではなくバスやほかの電車も利用するためPASMOにしようかSuicaにしようか迷っている。実際どっち使っても同じという声もあるかもしれないがな。

まぁ明日にでも決めておきますよ

片付中だが

昨日の朝に東京(というか住むのは神奈川)に引っ越してきました。

土曜は値上げを前にGSがどこも大行列だったという印象かな。そして新しい土地なので歩きながら覚えてたし。まぁ24時間営業のスーパーがあっただけでもよしとするか。駅からはかなり遠いが…。それに霧雨だったし、気温は北海道とそんなに大差なかったのですんなり住めるなぁと思ったなぁ。

しかし日曜(今日)はかなり朝早かった。まさか5時に起きるとは思わなかったもん。一応勤め先までの通勤経路の確認。ところが駅の出口間違えるわ、とたんに道がわからなくなるわで結局3~4時間時間を要してしまった。まぁ暇だったからいいか。

昼にはようやく引っ越しの荷物が届いたが、おれの考えが甘かったことに気付く。札幌で暮らしてたものを全部運んできた、住むところはそれほど変わらないだろうと思ったが、収納スペースが大きく変わっているので段ボールから荷物を出すのは大体終わっているので、どうやって収納を考えようかというので四苦八苦になりそう…。しかも今日は暑かったなぁ。

まぁそんなこんなで東京、もとい神奈川ライフをこれから楽しみますよ。でも明日からまた仕事ですがね。

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